JP2000227230A - 空気調和機用熱交換コイル - Google Patents
空気調和機用熱交換コイルInfo
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- JP2000227230A JP2000227230A JP11024702A JP2470299A JP2000227230A JP 2000227230 A JP2000227230 A JP 2000227230A JP 11024702 A JP11024702 A JP 11024702A JP 2470299 A JP2470299 A JP 2470299A JP 2000227230 A JP2000227230 A JP 2000227230A
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- Japan
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- heat transfer
- divided
- heat
- heat exchange
- transfer pipe
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱交換効率を最大限に引き出すことができ、
配管及び組立が容易な熱交換コイルを得る。 【構成】 フィン群を半周にて分割し、その一方の分割
間隙部と他方の分割間隙部に夫々ヘッダ3を1本ずつ対
向状に設ける。一対の分割フィン群1、1に別個に伝熱
管2を挿着し、両ヘッダ3、3と各伝熱管2を並列状に
連通連結して熱媒が分流するように構成する。
配管及び組立が容易な熱交換コイルを得る。 【構成】 フィン群を半周にて分割し、その一方の分割
間隙部と他方の分割間隙部に夫々ヘッダ3を1本ずつ対
向状に設ける。一対の分割フィン群1、1に別個に伝熱
管2を挿着し、両ヘッダ3、3と各伝熱管2を並列状に
連通連結して熱媒が分流するように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機用熱交換コ
イルに関するものである。
イルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】四方向吹出形ファンコイルユニットなど
の空気調和機用熱交換コイルは、従来、図5に示すよう
に、コイル全体が環状で、熱媒がコイル全体を一周する
ように伝熱管を設けていた。
の空気調和機用熱交換コイルは、従来、図5に示すよう
に、コイル全体が環状で、熱媒がコイル全体を一周する
ように伝熱管を設けていた。
【0003】ところが、このような構造では熱媒流路が
長くなり、コイルの熱交換効率が悪く、伝熱管有効長や
熱媒流速、フロー数の選択肢が限られて、コイルの熱交
換効率を最大限に引き出すことができず、無駄が多かっ
た。
長くなり、コイルの熱交換効率が悪く、伝熱管有効長や
熱媒流速、フロー数の選択肢が限られて、コイルの熱交
換効率を最大限に引き出すことができず、無駄が多かっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで上記問題を解決す
るために、本発明は、全体が略環状を成す熱交換コイル
であって、フィン群を半周にて分割し、その一方の分割
間隙部と他方の分割間隙部に夫々ヘッダを1本ずつ対向
状に設けると共に一対の分割フィン群に別個に伝熱管を
挿着し、上記両ヘッダと上記各伝熱管を並列状に連通連
結して熱媒が分流するように構成した。さらに、伝熱管
を楕円管とした。
るために、本発明は、全体が略環状を成す熱交換コイル
であって、フィン群を半周にて分割し、その一方の分割
間隙部と他方の分割間隙部に夫々ヘッダを1本ずつ対向
状に設けると共に一対の分割フィン群に別個に伝熱管を
挿着し、上記両ヘッダと上記各伝熱管を並列状に連通連
結して熱媒が分流するように構成した。さらに、伝熱管
を楕円管とした。
【0005】
【実施例】図1は、本発明の空気調和機用熱交換コイル
を例示し、この熱交換コイルは、全体が略環状を成すも
のであって、フィン群を半周にて分割し、その一方の分
割間隙部と他方の分割間隙部に夫々ヘッダ3を1本ずつ
対向状に設けると共に一対の分割フィン群1、1に別個
に伝熱管2を挿着し、上記両ヘッダ3、3と上記各伝熱
管2を並列状に連通連結して熱媒が分流するように構成
する。図3と図4は本発明の熱交換コイルを用いた空調
機を例示している。
を例示し、この熱交換コイルは、全体が略環状を成すも
のであって、フィン群を半周にて分割し、その一方の分
割間隙部と他方の分割間隙部に夫々ヘッダ3を1本ずつ
対向状に設けると共に一対の分割フィン群1、1に別個
に伝熱管2を挿着し、上記両ヘッダ3、3と上記各伝熱
管2を並列状に連通連結して熱媒が分流するように構成
する。図3と図4は本発明の熱交換コイルを用いた空調
機を例示している。
【0006】図1のように、分割フィン群1は、多数の
プレートフィン4,4…を並設して成る。伝熱管2は、
複数列であって列方向(通風方向A)に蛇行させてカウ
ンターフローとなるように形成すると共に、図1と図2
のように伝熱管2は複数段設け、各分割フィン群1の各
段の伝熱管風下側開口端部同士を熱媒入口側ヘッダ3に
接続しかつ各分割フィン群1の各段の伝熱管風上側開口
端部同士を熱媒出口側ヘッダ3に接続し、熱交換効率を
最良にする。熱媒は、ヘッダ3、3の一方から入って他
方へ出るが、その間に伝熱管2の内部を通り、この伝熱
管2及び分割フィン群1を介して、コイル通風空気が、
熱媒の熱と熱交換されて、冷風又は暖風となる。符号A
で示す矢印は図示省略の送風機による通風方向を示して
いる。
プレートフィン4,4…を並設して成る。伝熱管2は、
複数列であって列方向(通風方向A)に蛇行させてカウ
ンターフローとなるように形成すると共に、図1と図2
のように伝熱管2は複数段設け、各分割フィン群1の各
段の伝熱管風下側開口端部同士を熱媒入口側ヘッダ3に
接続しかつ各分割フィン群1の各段の伝熱管風上側開口
端部同士を熱媒出口側ヘッダ3に接続し、熱交換効率を
最良にする。熱媒は、ヘッダ3、3の一方から入って他
方へ出るが、その間に伝熱管2の内部を通り、この伝熱
管2及び分割フィン群1を介して、コイル通風空気が、
熱媒の熱と熱交換されて、冷風又は暖風となる。符号A
で示す矢印は図示省略の送風機による通風方向を示して
いる。
【0007】図2に示すように、伝熱管2は、径方向切
断面が楕円形の楕円管に形成し、この伝熱管2の楕円長
軸を通風方向Aと略平行にする。このように伝熱管2の
断面を形状抗力の小さい楕円形にしてあるので、円形伝
熱管の場合よりも、通風抵抗が小さくて圧力損失が減少
し、伝熱管2における空気流との接触面積(伝熱面積)
が増加し、加えて、カウンターフローとすることによ
り、伝熱量・交換熱量がアップする。本発明において、
楕円長軸とは楕円の長径の両端点(頂点)を通る直線を
いう。
断面が楕円形の楕円管に形成し、この伝熱管2の楕円長
軸を通風方向Aと略平行にする。このように伝熱管2の
断面を形状抗力の小さい楕円形にしてあるので、円形伝
熱管の場合よりも、通風抵抗が小さくて圧力損失が減少
し、伝熱管2における空気流との接触面積(伝熱面積)
が増加し、加えて、カウンターフローとすることによ
り、伝熱量・交換熱量がアップする。本発明において、
楕円長軸とは楕円の長径の両端点(頂点)を通る直線を
いう。
【0008】なお、図1における一点鎖線の矢印は熱媒
の流れる方向を示しているが、熱媒流通方向の変更は自
由である。また、伝熱管2の段数や列数の増減、あるい
はシングルやダブルなどフロー数の変更は自由で、コイ
ル全体が略角環状となっているがこれ以外であってもよ
い。
の流れる方向を示しているが、熱媒流通方向の変更は自
由である。また、伝熱管2の段数や列数の増減、あるい
はシングルやダブルなどフロー数の変更は自由で、コイ
ル全体が略角環状となっているがこれ以外であってもよ
い。
【0009】
【発明の効果】請求項1の発明では、従来と同列数の熱
交換コイルと比べて、伝熱管有効長や熱媒流速、フロー
数の選択の幅が広がり、コイルの熱交換効率を無駄なく
最大限に引き出すことができる。例えば、コイル全体の
熱媒流量が従来と同一の場合にはコイル能力がアップ
し、従来と同一能力の場合にはコイルのコンパクト化が
可能になり、ポンプのランニングコストを低減できる。
局部的な熱交換ムラがなくなり、コイル全体で均一に熱
交換できる。ヘッダ3が2本で別々の所にあるので、設
置スペースが広くて配管及び組立が容易であり、コスト
削減を図れ、コイルの大型化を防止できる。請求項2の
発明では、圧力損失が減少し伝熱量・交換熱量が向上す
る。
交換コイルと比べて、伝熱管有効長や熱媒流速、フロー
数の選択の幅が広がり、コイルの熱交換効率を無駄なく
最大限に引き出すことができる。例えば、コイル全体の
熱媒流量が従来と同一の場合にはコイル能力がアップ
し、従来と同一能力の場合にはコイルのコンパクト化が
可能になり、ポンプのランニングコストを低減できる。
局部的な熱交換ムラがなくなり、コイル全体で均一に熱
交換できる。ヘッダ3が2本で別々の所にあるので、設
置スペースが広くて配管及び組立が容易であり、コスト
削減を図れ、コイルの大型化を防止できる。請求項2の
発明では、圧力損失が減少し伝熱量・交換熱量が向上す
る。
【図1】本発明の熱交換コイルの一実施例を示す簡略平
面図である。
面図である。
【図2】図1のX−X線の断面図である。
【図3】本発明を用いた空調機の斜視図である。
【図4】図3の断面図である。
【図5】従来例を示す簡略平面図である。
1 分割フィン群 2 伝熱管 3 ヘッダ A 通風方向
Claims (2)
- 【請求項1】 全体が略環状を成す熱交換コイルであっ
て、フィン群を半周にて分割し、その一方の分割間隙部
と他方の分割間隙部に夫々ヘッダ3を1本ずつ対向状に
設けると共に一対の分割フィン群1、1に別個に伝熱管
2を挿着し、上記両ヘッダ3、3と上記各伝熱管2を並
列状に連通連結して熱媒が分流するように構成したこと
を特徴とする空気調和機用熱交換コイル。 - 【請求項2】 伝熱管2を楕円管とした請求項1記載の
空気調和機用熱交換コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11024702A JP3003859B1 (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | 空気調和機用熱交換コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11024702A JP3003859B1 (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | 空気調和機用熱交換コイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3003859B1 JP3003859B1 (ja) | 2000-01-31 |
JP2000227230A true JP2000227230A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12145523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11024702A Expired - Fee Related JP3003859B1 (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | 空気調和機用熱交換コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3003859B1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010078287A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機 |
WO2010146852A1 (ja) * | 2009-06-19 | 2010-12-23 | ダイキン工業株式会社 | 天井設置型空気調和装置 |
JP2017526893A (ja) * | 2014-07-01 | 2017-09-14 | シンジン エナーテック カンパニー リミテッド | 複合熱源を利用したヒートポンプ冷暖房システムおよびその制御方法 |
JP2019158286A (ja) * | 2018-03-15 | 2019-09-19 | 三菱電機株式会社 | 熱交換器および空気調和機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108443962B (zh) * | 2018-02-09 | 2024-02-23 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 用于环形空调室内机的换热器及环形空调室内机 |
-
1999
- 1999-02-02 JP JP11024702A patent/JP3003859B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010078287A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機 |
WO2010146852A1 (ja) * | 2009-06-19 | 2010-12-23 | ダイキン工業株式会社 | 天井設置型空気調和装置 |
CN102460026A (zh) * | 2009-06-19 | 2012-05-16 | 大金工业株式会社 | 天花板嵌入式空调装置 |
JP5423792B2 (ja) * | 2009-06-19 | 2014-02-19 | ダイキン工業株式会社 | 天井設置型空気調和装置 |
CN102460026B (zh) * | 2009-06-19 | 2014-05-07 | 大金工业株式会社 | 天花板嵌入式空调装置 |
US9528769B2 (en) | 2009-06-19 | 2016-12-27 | Daikin Industries, Ltd. | Ceiling-mounted air conditioning unit |
JP2017526893A (ja) * | 2014-07-01 | 2017-09-14 | シンジン エナーテック カンパニー リミテッド | 複合熱源を利用したヒートポンプ冷暖房システムおよびその制御方法 |
JP2019158286A (ja) * | 2018-03-15 | 2019-09-19 | 三菱電機株式会社 | 熱交換器および空気調和機 |
JP7050538B2 (ja) | 2018-03-15 | 2022-04-08 | 三菱電機株式会社 | 熱交換器および空気調和機 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3003859B1 (ja) | 2000-01-31 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |