JP2000226705A - 男性用小用自立ズボン - Google Patents
男性用小用自立ズボンInfo
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- JP2000226705A JP2000226705A JP11028318A JP2831899A JP2000226705A JP 2000226705 A JP2000226705 A JP 2000226705A JP 11028318 A JP11028318 A JP 11028318A JP 2831899 A JP2831899 A JP 2831899A JP 2000226705 A JP2000226705 A JP 2000226705A
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Abstract
せられるように工夫したズボンを提供する。 【解決手段】 ズボンの前側股上線20で左右に分断さ
れた左右の前あき部21、22のうち例えば前あき部2
1における股ぐり部(20の位置)に、他側の前あき部
22に重ねて他側の前腰部を二重に覆うことができるよ
うに合わせ部4を取り付けたことを特徴とする男性用小
用自立ズボン。
Description
る男性が小用を自力で済ませられるように工夫したズボ
ンに関する。
るズボンとしては、一般のズボンや、介護用のズボン等
が利用されており、身体の不自由度に応じた専用のズボ
ンはほとんどない状況にある。介護用のズボンとして
は、ズボンの両脇にウエストから足元に至るファスナー
を設けた両脇ファスナータイプのズボンや、このファス
ナーの代わりにマジックテープ(登録商標)を用いた両
脇マジックテープタイプのズボン、あるいは、ズボンの
股下の股下線(内股部分)に逆U字型にファスナーを設
けた股下ファスナータイプのズボンなどが知られてい
る。
性が小用を自力で行おうとする場合、一般のズボンでは
開口部のあきが狭く、小用の際、手の器用さが要求され
る。介護用のズボンは、介護者が使いやすいように介護
者向きに作ってあり、杖等で立位のとれる身体不自由者
にとっては自立して小用をするときは使いずらい。介護
用のズボンの大半は、着用者から言わせれば、デザイン
が悪く、室内用としても外出用としても不向きである。
であり、身体に不自由がある男性が小用を自力で済ませ
られるように工夫したズボンの提供を目的とする。
に本発明のズボンは以下の構成としてある。
トまで少なくとも分断して形成される小用開口部の一側
の縁に、他側の腰部を覆うことができるように合わせ部
を取り付けたことを特徴とする男性用小用自立ズボン。
断された左右の前あき部のうち何れか一側における股ぐ
り部に、他側の前あき部に重ねて他側の前腰部を二重に
覆うことができるように合わせ部を取り付けたことを特
徴とする男性用小用自立ズボン。
脚部の股下線に縫い合わせるための縫い合わせ部を設
け、この縫い合わせ部を他側の脚部の股下線に縫い合わ
せたことを特徴とする構成2記載の男性用小用自立ズボ
ン。
って、合わせ部及び合わせ部を取り付けた前あき部を除
く部分に、リング状の弾性ベルト又はベルトを取り付け
たことを特徴とする構成2又は3記載の男性用小用自立
ズボン。
及び合わせ部におけるウエストに当たる部分に、弾性ベ
ルト又はベルトを取り付けたことを特徴とする構成2乃
至4記載の男性用小用自立ズボン。
き部の対応する部分にマジックテープを取り付けたこと
を特徴とする構成2乃至5記載の男性用小用自立ズボ
ン。
閉するための取手を設けたことを特徴とする構成2乃至
6記載の男性用小用自立ズボン。
す)と前が大きく開き小用がしやすくなる。また、合わ
せ部を片手で開閉して小用が可能である。片手で開閉可
能であると、他側の手で杖あるいは手すりを持ち立位を
とることができる。本発明のズボンによれば、特に、手
の機能が十分でない男性がトイレ等で手すりや杖につか
まりながら小用をすませるとき、片手を脇(体側)から
正面にかけて動かせる程度の機能があれば、介護を受け
ずに自立して用をすませることが可能となる。また、小
用に尿瓶等を使用するケースにおいても本発明のズボン
は有用である。なお、通常のズボンの小用開口部はファ
スナーを介して合わさる重なり部分があるが、本発明で
は重なり部分を無くすことができ、さらには他側の縁を
切り欠き小用開口部を広くすることも可能である。もち
ろん、小用開口部の広さは犠牲になるが重なり部分を設
けることも可能である。
加え、他側の前あき部に重ねて他側の前腰部を二重に覆
うことができるように合わせ部を取り付けてあるので、
合わせ部がタイトスカートと同様に収まりよく巻き付き
着心地がよく、すきま風を通さない。合わせ部によって
小用開口部が外から見えることもなくなる。なお、合わ
せ部をポケットに似せたデザインとすることで、外見上
普通のズボンのように見え、布地を選ぶことで室内用と
しても外出用としても着用可能となる。合わせ部は上着
の裾で隠すこともできる。
側の脚部の股下線に縫い合わせるための縫い合わせ部を
設け、この縫い合わせ部を他側の脚部の股下線に縫い合
わせることで、この縫い合わせ部が合わせ部の開閉の基
点(線)となり、合わせ部の開閉や合わせ具合が良くな
り、片手で取手を引くだけで方向が定まり所定の位置に
収まる。また、この縫い合わせ部を設けることで、縫い
合わせ部を設けない場合に比べこの部分からの風の侵入
を防ぐことができる。さらに、この縫い合わせ部を設け
ることで、合わせ部をポケットに似せたデザインとする
ことができ見栄えがよい。
ト部分であって、合わせ部及び合わせ部を取り付けた前
あき部を除く部分に、リング状の弾性ベルトを取り付け
てあるので、合わせ部を開いたときに他側の前あき部が
ずれ落ちたり開いたりせず、この部分を手で押さえる必
要がない。したがって、片手で容易に小用をすませやす
くなる。
た前あき部及び合わせ部におけるウエストに当たる部分
に、弾性ベルトを取り付けてあるので、合わせ部及び前
あき部の開閉(脱着)が容易になるとともに、ズボンを
履いたときの違和感がなくなる。
他側の前あき部の対応する部分にマジックテープを取り
付けてあるので、合わせ部の開閉(脱着)が片手で容易
に行いやすくなる。
わせ部を開閉するための取手を設けてあるので、合わせ
部及び前あき部の開閉(脱着)が片手で容易に行いやす
くなる。
る左手使用者用のズボンの縫製前の状態(型紙の状態)
を示す平面図、図2は縫製後の状態を示す正面図、図3
は同じく側面図、図4は同じく平面図、図5は合わせ部
を閉じた状態を前側から見た斜視図、図6は合わせ部を
開いた状態を前側から見た斜視図、図7は股下部分を前
側から見た斜視図、図8及び図9は着用の様子を示す斜
視図である。
意する。図1から図9に示すように、右前3の股ぐり
(股のくり)7と左前上(合わせ部)4の股ぐり8を縫
い合わせてつなげる。左前下5の股ぐり部分6は縁かが
りなどの独立した仕上げとする。左前上4の脇12と裾
13も縁かがりなどの独立した仕上げとする。左前上4
の股下部(縫い合わせ部)9と左前下5の股下10にお
ける対応する部分とを重ねて左後2の股下11と縫い合
わせる。右後1と左後2の股ぐりの部分を縫い合わせ
る。左右の脇、右後1と右前3股下を縫い合わせ、裾を
あげズボンの形に仕上げる。
スト部分には、ゴム状のベルト17を取り付ける。その
際、ウエスト寸法の約1.5倍の長さのゴム状のベルト
17を用意し、その1/6の長さのベルト部分aは、左
前下5の股ぐり6のウエスト部分と右前3の脇14のウ
エスト部分とをつなぐだけ、つまりa部分の両端部以外
はどこにも縫い付けることなく独立とする。縫い付け
は、aの部分を余らせた状態で、右前下5のウエスト部
分にベルト部分b、左後2のウエスト部分にベルト部分
c、右後1のウエスト部分にベルト部分d、右前3のウ
エスト部分にベルト部分e、左前上4のウエスト部分に
ベルト部分f、をそれぞれ縫い付け、最後にベルト部分
aの端部を右前3の脇14のウエスト部分とをつなぐ。
リング状のウエストベルトa〜d(特にa)によって、
左前上(合わせ部)4を開いたときに右前下5の前あき
部22がずれ落ちたり開いたりせず、この部分を手で押
さえる必要がない。また、ベルト部分e及びfがゴムベ
ルトである点、及びマジックベルトを採用する点によっ
て、左前上(合わせ部)4及び右前3の前あき部の開閉
(脱着)が容易になるとともに、ズボンを履いたときの
違和感がなくなる。
部分に、左前上(合わせ部)4の開閉、脱着を容易にす
るための取手18をつける。
の脇15の表側の、それぞれウエスト部分の対応する部
分にマジックテープ19をつける。これにより左前上
(合わせ部)4及び右前3の前あき部21の開閉(脱
着)が容易になる。
合わせ部を開ける(外す)と前が大きく開き小用がしや
すくなる(図9参照)。また、合わせ部を片手で開閉し
て小用が可能である(図8参照)。実際に、着用テスト
を行ったところ、身体不自由者(身体麻痺、立位不安
定、杖使用者など)においても、片手を脇(体側)から
正面にかけて動かせる程度の機能があれば、開口部の広
いパンツと併用して短時間で自力で小用がすませられる
ようになった。小用に介助者がいらなくなり、失敗無く
自立できた。
に記載した順序に限定されず、任意の順序で縫製でき
る。例えば、ウエスト寸法の約1.5倍の長さのゴム状
のベルトを用意し、f→e→d→c→b→aの順に縫い
付けることもできる。
宜変形して実施できる。
a及び右側前あき部22にゴムバンドgを斜めに付ける
ことで、座った際に右側前あき部22が、たわみにくく
なるようにすることができる。ゴムバンドgの代わりに
この部分に三角形等の布地をあてることもできる。
せ部)4の股下9が無い態様、あるいは股下9の長さが
短い又は長い態様とすることもできる。
けて右手使用用とすることももちろん可能である。
れることもある。ズボンには、長ズボン、半ズボンなど
脚部の丈は自由である。本発明は、つなぎタイプの衣服
にも応用可能である。布地としては、天然繊維、合成繊
維、形状記憶やしわになりにくいなどの機能性繊維、防
水加工や抗菌加工などの加工繊維、ビニール、皮革など
公知の布地を使用できる。
自立ズボンによれば、合わせ部を開ける(外す)と前が
大きく開き小用がしやすくなる。また、合わせ部を片手
で開閉して小用が可能である。片手で開閉可能である
と、他側の手で杖あるいは手すりを持ち立位をとること
ができる。本発明のズボンによれば、特に、手の機能が
十分でない男性がトイレ等で手すりや杖につかまりなが
ら小用をすませるとき、片手を脇(体側)から正面にか
けて動かせる程度の機能があれば、介護を受けずに自立
して用をすませることが可能となる。また、小用に尿瓶
等を使用するケースにおいても本発明のズボンは有用で
ある。
は、他側の前あき部に重ねて他側の前腰部を二重に覆う
ことができるように合わせ部を取り付けることによっ
て、合わせ部がタイトスカートと同様に収まりよく巻き
付き着心地がよく、すきま風を通さない。
は、合わせ部の一部に他側の脚部の股下線に縫い合わせ
るための縫い合わせ部を設け、この縫い合わせ部を他側
の脚部の股下線に縫い合わせることによって、この縫い
合わせ部が合わせ部の開閉の基点(線)となり、合わせ
部の開閉や合わせ具合が良くなり、片手で取手を引くだ
けで方向が定まり所定の位置に収まる。また、この縫い
合わせ部を設けることで、縫い合わせ部を設けない場合
に比べこの部分からの風の侵入を防ぐことができる。さ
らに、この縫い合わせ部を設けることで、合わせ部をポ
ケットに似せたデザインとすることができ見栄えがよ
い。
は、ズボンのウエスト部分であって、合わせ部及び合わ
せ部を取り付けた前あき部を除く部分に、リング状の弾
性ベルトを取り付けることによって、合わせ部を開いた
ときに他側の前あき部がずれ落ちたり開いたりせず、こ
の部分を手で押さえる必要がない。したがって、片手で
容易に小用をすませやすくなる。
は、合わせ部を取り付けた前あき部及び合わせ部におけ
るウエストに当たる部分に、弾性ベルトを取り付けるこ
とによって、合わせ部及び前あき部の開閉(脱着)が容
易になるとともに、ズボンを履いたときの違和感がなく
なる。
は、合わせ部、及び他側の前あき部の対応する部分にマ
ジックテープを取り付けることによって、合わせ部の開
閉(脱着)が片手で容易に行いやすくなる。
は、合わせ部に、合わせ部を開閉するための取手を設け
ることによって、合わせ部及び前あき部の開閉(脱着)
が片手で容易に行いやすくなる。
ボンの縫製前の状態(型紙の状態)を示す平面図であ
る。
ボンの縫製後の状態を示す正面図である。
側から見た斜視図である。
側から見た斜視図である。
視図である。
ある。
ある。
のズボンの縫製後の状態を示す正面図である。
用者用のズボンの縫製後の状態を示す正面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 ズボンの前側を股下からウエストまで少
なくとも分断して形成される小用開口部の一側の縁に、
他側の腰部を覆うことができるように合わせ部を取り付
けたことを特徴とする男性用小用自立ズボン。 - 【請求項2】 ズボンの前側股上線で左右に分断された
左右の前あき部のうち何れか一側における股ぐり部に、
他側の前あき部に重ねて他側の前腰部を二重に覆うこと
ができるように合わせ部を取り付けたことを特徴とする
男性用小用自立ズボン。 - 【請求項3】 前記合わせ部の一部に、他側の脚部の股
下線に縫い合わせるための縫い合わせ部を設け、この縫
い合わせ部を他側の脚部の股下線に縫い合わせたことを
特徴とする請求項2記載の男性用小用自立ズボン。 - 【請求項4】 前記ズボンのウエスト部分であって、合
わせ部及び合わせ部を取り付けた前あき部を除く部分
に、リング状の弾性ベルト又はベルトを取り付けたこと
を特徴とする請求項2又は3記載の男性用小用自立ズボ
ン。 - 【請求項5】 合わせ部を取り付けた前あき部及び合わ
せ部におけるウエストに当たる部分に、弾性ベルト又は
ベルトを取り付けたことを特徴とする請求項2乃至4記
載の男性用小用自立ズボン。 - 【請求項6】 前記合わせ部、及び他側の前あき部の対
応する部分にマジックテープを取り付けたことを特徴と
する請求項2乃至5記載の男性用小用自立ズボン。 - 【請求項7】 前記合わせ部に、合わせ部を開閉するた
めの取手を設けたことを特徴とする請求項2乃至6記載
の男性用小用自立ズボン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02831899A JP4098911B2 (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 男性用小用自立ズボン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02831899A JP4098911B2 (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 男性用小用自立ズボン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000226705A true JP2000226705A (ja) | 2000-08-15 |
JP4098911B2 JP4098911B2 (ja) | 2008-06-11 |
Family
ID=12245274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02831899A Expired - Lifetime JP4098911B2 (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 男性用小用自立ズボン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4098911B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017206779A (ja) * | 2016-05-16 | 2017-11-24 | 佑悠合同会社 | 被介護者用ズボン |
-
1999
- 1999-02-05 JP JP02831899A patent/JP4098911B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017206779A (ja) * | 2016-05-16 | 2017-11-24 | 佑悠合同会社 | 被介護者用ズボン |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4098911B2 (ja) | 2008-06-11 |
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