JP2000226183A - ハイブリッド式作業車両 - Google Patents

ハイブリッド式作業車両

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JP2000226183A
JP2000226183A JP11027502A JP2750299A JP2000226183A JP 2000226183 A JP2000226183 A JP 2000226183A JP 11027502 A JP11027502 A JP 11027502A JP 2750299 A JP2750299 A JP 2750299A JP 2000226183 A JP2000226183 A JP 2000226183A
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idle
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Nobuaki Murakami
暢章 村上
Koichiro Ito
光一郎 伊藤
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音を充分に低減できる作業車両を提供す
る。 【解決手段】 エンジン1と、エンジン1の回転動力に
より駆動される作業機用油圧ポンプと、作業機用油圧ポ
ンプからの吐出油により駆動される作業機を備えた作業
車両において、エンジン1に連結した発電機4と、発電
機4の出力交流電圧を直流電圧に変換するバッテリチャ
ージャ6と、変換された直流電圧のラインに接続された
バッテリ8と、直流電圧ラインに接続され、この直流電
圧をモータ駆動電圧に変換するモータ駆動装置と、モー
タ駆動装置により回転駆動され、作業機用油圧ポンプを
駆動する電動モータ16と、騒音レベルに応じた作業機
駆動モードを切り替える騒音レベル切替手段13と、騒
音レベル切替手段13からのモード信号に基づいて、バ
ッテリ駆動又はエンジン駆動に切り替え、あるいはエン
ジン回転数を切り替えて、作業機用油圧ポンプの駆動モ
ードを制御するコントローラ10とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン及びバッ
テリーの両方又はいずれか一方により走行及び作業機の
駆動を行えるハイブリッド式作業車両に関し、特には車
両停止中の作業時の低騒音化が可能なハイブリッド式作
業車両に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、都市部での道路工事や建設工
事などの作業を行う油圧掘削機や移動式クレーン車等の
作業車両は、周囲の住民に対する環境向上のために、作
業中の騒音や振動を極力低減することが要望されてい
る。そして、最近では、都市部での騒音規制が強化され
つつあり、低騒音化されてない油圧掘削機や移動式クレ
ーン等は使用されなくなって来ている。このために、作
業車両の低騒音化を実現する技術として、騒音発生部
(エンジンルーム等)を遮音材を取り付けたカバーで囲
み込んだり、騒音発生部の振動を弾性部材により除去す
る方法等が多く実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のような遮音材や弾性部材を用いて低騒音化を行うに
は、騒音低減量に限界がある。そのため、都市部での厳
しい騒音規制を満足できる作業車両が強く要望されてい
る。
【0004】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、騒音を充分に低減できる作業車両を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1の発明は、エンジン1と、エ
ンジン1の回転動力により駆動される作業機用油圧ポン
プと、作業機用油圧ポンプからの吐出油により駆動され
る作業機を備えた作業車両において、エンジン1に連結
した発電機4と、発電機4の出力した交流電圧を直流電
圧に変換して出力するバッテリチャージャ6と、バッテ
リチャージャ6の直流電圧出力ラインに接続されたバッ
テリ8と、バッテリチャージャ6の直流電圧出力ライン
に接続され、この直流電圧をモータ駆動電圧に変換する
モータ駆動装置7と、モータ駆動装置7により回転駆動
され、作業機用油圧ポンプを駆動する電動モータ16
と、騒音レベルに応じた作業機駆動モードを切り替える
騒音レベル切替手段13と、騒音レベル切替手段13か
らのモード信号に基づいて、バッテリ駆動又はエンジン
駆動に切り替え、あるいはエンジン回転数を切り替え
て、作業機用油圧ポンプの駆動モードを制御するコント
ローラ10とを備えた構成としている。
【0006】第1の発明によると、騒音レベル切替手段
により作業時の騒音レベルを選択可能とし、選択された
騒音レベルに応じた作業機駆動モードに切り替えて作業
機用油圧ポンプを駆動するようにしている。すなわち、
作業機駆動モードに基づいて、バッテリ駆動か又はエン
ジン駆動か、あるいはエンジン駆動時のエンジン回転数
を切り替えることにより、作業中の騒音レベルを切り替
えることが可能となる。したがって、作業現場の周囲環
境に要求される騒音レベルに応じて、バッテリ駆動によ
る超低騒音作業から通常のエンジン駆動による低騒音作
業まで段階的に選択されるので、都市部での騒音規制の
厳しい現場で作業ができ、しかも現場で許容される騒音
レベルで最大限の作業機能力で能率的に作業できる。
【0007】第2の発明は、第1の発明において、騒音
レベル切替手段13は、エンジン停止の状態でバッテリ
8のみにより作業機用油圧ポンプを駆動するバッテリ駆
動モード、エンジン1をローアイドルで回転させて作業
機用油圧ポンプを駆動する第1アイドル駆動モード、及
びエンジン1をローアイドルからハイアイドルの間の所
定回転数で回転させて作業機用油圧ポンプを駆動する第
2アイドル駆動モードの内の少なくともいずれかと、通
常のエンジン1のみによるエンジン駆動モードとを切り
替えるモード切替スイッチ13であることを特徴とす
る。
【0008】第2の発明によると、騒音レベル切替手段
により、停止の状態でバッテリのみにより油圧ポンプを
駆動するバッテリ駆動モード、エンジンをローアイドル
で回転させる第1アイドル駆動モード、及びエンジンを
ローアイドルからハイアイドルの間の所定回転数で回転
させる第2アイドル駆動モードの内の少なくともいずれ
かと、通常のエンジン駆動モードとを切り替えて作業が
行える。したがって、作業中の騒音レベルを切り替える
ことが可能となり、作業現場の周囲環境に要求される騒
音レベルに応じて、バッテリ駆動モードでの超低騒音作
業から通常のエンジン駆動モードでの低騒音作業まで段
階的に選択可能となる。これにより、都市部での騒音規
制の厳しい現場で作業ができ、しかも現場で許容される
騒音レベルで最大限の作業機能力で能率的に作業でき
る。
【0009】第3の発明は、第1の発明において、騒音
レベル切替手段13は、少なくとも、エンジン1をロー
アイドルからハイアイドルの間の所定最高回転数で回転
させて作業機用油圧ポンプを駆動する第2アイドル駆動
モードを選択可能であり、コントローラ10は、この第
2アイドル駆動モードを選択しているときは、アクセル
ペダル11によるエンジン回転数指令が大きくなって
も、予め設定された所定最高回転数以上にはエンジン回
転数を上げないようにした構成としている。
【0010】第3の発明によると、騒音レベル切替手段
により第2アイドル駆動モードが選択されると、エンジ
ンはローアイドルからハイアイドルの間の所定最高回転
数で回転するが、アクセルペダル11からのエンジン回
転数指令に拘わらず、エンジン回転数は予め設定された
所定最高回転数に制限される。これにより、作業内容に
適合させた所定のエンジン回転数で最低騒音レベルで作
業できる。
【0011】第4の発明は、第1〜第3の発明におい
て、コントローラ10は、所定の設定時間以上作業機レ
バー12が操作されないで、かつバッテリ8が満充電の
ときには、エンジン1を停止させるようにしている。
【0012】第4の発明によると、エンジン起動中でも
所定の設定時間以上作業機が駆動されないで、かつバッ
テリが満充電のときにはエンジンを停止させるので、必
要以上のエンジン回転がなくなって騒音低減及び燃費改
善を図ることができる。
【0013】第5の発明は、第1〜第4の発明におい
て、エンジン1から所定距離離れた位置に騒音センサを
設定し、コントローラ10は、騒音センサからの騒音レ
ベル信号に基づいて、騒音レベルが所定値以下になるよ
うにエンジン回転数を制御する構成としている。
【0014】第5の発明によると、騒音センサにより実
際の騒音レベルをフィードバックし、常時騒音レベルが
所定値以下になるように精度良くエンジン回転数が制御
される。したがって、作業現場で厳密に騒音レベルが規
定される場合に、その規定騒音レベル以内で正確に作業
できるので、様々な騒音レベルの要求の現場で作業でき
る。
【0015】第6の発明は、第1の発明において、電動
モータ16により駆動される作業機用油圧ポンプの各作
業機に対応させて、エンジン1で直接駆動される作業機
用油圧ポンプを備え、各作業機毎に両方の作業機用油圧
ポンプの吐出油を合流させた構成としている。
【0016】第6の発明によると、エンジンで直接駆動
される作業機用油圧ポンプ回路と、電動モータにより駆
動される作業機用油圧ポンプ回路とを各作業機毎にパラ
レルに構成してそれらの吐出油を合流させるので、一般
的に使用されている、エンジンで直接駆動される作業機
用油圧ポンプ回路を有する作業車両に対して、電動モー
タにより駆動される作業機用油圧ポンプ回路をアドオン
的に装着することが容易である。したがって、既存の作
業車両を低騒音車に改造する際に、改造量が少なく、改
造コストが安い。
【0017】第7の発明は、第1の発明において、作業
機用油圧ポンプは、電動モータ16のみにより駆動され
る構成としている。
【0018】第7の発明によると、作業機用油圧ポンプ
は電動モータのみにより駆動されるので、エンジンによ
り直接駆動される作業機用油圧ポンプの回路部が無くな
る分だけシンプルで、部品点数が少なくなり配管が楽
で、メンテナンス性が良く、コスト的にも安価となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る実施形態を
図面を参照して詳細に説明する。作業車両が作業中に出
す騒音の中で最も大きいのはエンジン音であることか
ら、本発明では、通常はバッテリ駆動により作業機を駆
動するようにし、走行時等の大きなパワーを必要とする
とき、あるいはバッテリ容量が少なくなったときには、
エンジンでバッテリ8を充電しながら走行や作業機を駆
動するようにしたハイブリッド式作業車両が提案されて
いる。ハイブリッド式作業車両には、パラレルハイブリ
ッド駆動方式(PHV)とシリーズハイブリッド駆動方
式(SHV)とがあり、以下各ハイブリッド駆動方式毎
に説明する。
【0020】先ず、第1実施形態としてパラレルハイブ
リッド駆動方式の場合に説明する。パラレルハイブリッ
ド駆動方式(PHV)は、エンジンの動力で直接駆動す
る複数の油圧ポンプからの吐出油と、エンジンにより発
電してバッテリ8を充電すると共に、この発電エネルギ
及びバッテリエネルギにより電動モータ16を介して駆
動する複数の油圧ポンプからの吐出油とを、それぞれの
作業機毎に合流して作業機を駆動する油圧回路を有する
方式である。
【0021】図1は、パラレルハイブリッド駆動方式の
ハード構成ブロック図である。同図において、エンジン
1はギアトレーン2を介して、走行駆動装置にエンジン
動力を伝達するパワートレーン3、作業機用等の各種ポ
ンプ及び発電機4を駆動している。油圧ポンプとして
は、ステアリング、エアコン及びアウトリガ(作業車両
の作業時車体支持手段)用ポンプ21、車体上部の旋回
用ポンプ22a及びトランスミッション用ポンプ23が
ある。また、クラッチ20を介してウィンチ用ポンプ2
4a、ブーム用ポンプ25a及びパイロット用ポンプ2
6aの各油圧ポンプが駆動される。発電機4は所定電圧
の3相交流を発電し、その出力回線は過電流保護用のサ
ーマル5を介してバッテリチャージャ6に接続されてい
る。バッテリチャージャ6は交流入力電圧を受けて直流
電圧に変換して出力しており、例えば整流器とコンデン
サとを有している。バッテリチャージャ6の出力線はイ
ンバータ7、電圧測定器9、及びヒューズを介してバッ
テリ8に並列に接続されている。これにより、バッテリ
8を充電するようになっている。電圧測定器9はバッテ
リ8の端子電圧を測定し、測定電圧値をバッテリ充電量
信号としてコントローラ10に出力する。
【0022】インバータ7はモータ駆動装置の一例であ
り、入力する直流電圧を後述のコントローラ10からの
回転数指令信号に応じた周波数の3相のモータ駆動電圧
指令に変換し、このモータ駆動電圧指令を誘導モータか
らなるポンプ駆動用電動モータ16(以後、電動モータ
16と呼ぶ)に出力している。電動モータ16はウィン
チ用ポンプ24、ブーム用ポンプ25、パイロット用ポ
ンプ26及び旋回用ポンプ22の各種作業機用油圧ポン
プを駆動しており、これらのウィンチ用ポンプ24、ブ
ーム用ポンプ25、パイロット用ポンプ26及び旋回用
ポンプ22の吐出油は、前記エンジン1により直接駆動
され、かつ各作業機に対応した作業機用油圧ポンプ24
a,25a,26a,22aからの吐出油と合流される
ように回路が構成されている。また、エンジン1のスロ
ットルレバー1aにはエンジン回転数制御装置18が例
えばロッド等で接続されている。エンジン回転数制御装
置18はコントローラ10からのエンジン回転数指令を
入力し、同回転数指令の大きさに応じてスロットルレバ
ー1aの回動量を制御してエンジン回転数を制御してい
る。
【0023】また、アクセルペダル11は、オペレータ
の踏み込み量に応じたエンジン回転数指令をコントロー
ラ10に出力する。この踏み込み量は、例えばアクセル
ペダル11の回動角としてポテンショメータにより検出
される。さらに、各作業機を操作するそれぞれの作業機
レバー12の操作量信号が、コントローラ10に入力さ
れる。また、ハンドスロットル15(レバー)はその操
作量に応じた油圧ポンプの回転数指令を出力するもので
あり、そのポンプ回転数指令をコントローラ10に出力
する。騒音レベル切替手段13は騒音レベルに応じた作
業機駆動モードを切り替えるものであり、本実施形態で
は作業機駆動モードを切り替えるモード切替スイッチ
(以後、モード切替スイッチ13と呼ぶ)により構成さ
れ、この作業機駆動モードのそれぞれのモードに対応す
る各モード信号をコントローラ10に出力する。本実施
形態では、作業機駆動モードとして、バッテリ8のみで
作業機用油圧ポンプを駆動するバッテリ駆動モードと、
エンジン1を予め設定された所定のローアイドルで回転
させ、かつバッテリ8で補助して駆動する第1アイドル
駆動モードと、エンジン1をローアイドルからハイアイ
ドルの範囲の任意の回転数で回転させ、かつバッテリ8
で補助して駆動する第2アイドル駆動モードと、エンジ
ン1のみで駆動するエンジン駆動モードとが選択可能と
なっている。なお、第2アイドル駆動モードにおけるロ
ーアイドルからハイアイドルの範囲の任意の回転数は、
作業現場の周囲環境に応じて所定の騒音レベルになるよ
うに、予め所定回転数に設定可能となっている。また、
警告手段14はバッテリ空状態をオペレータに警告する
ものであり、警告用のブザー、ホーン又は音声発生装置
等の警報手段と、パトライトやエラー表示器等の警告表
示手段との少なくともいずれかを有している。
【0024】コントローラ10はマイクロコンピュータ
や高速演算装置等の演算処理装置を有しており、本発明
に係る所定の制御処理を実行する。すなわち、コントロ
ーラ10は、前記エンジン回転数指令、作業機操作量指
令、ポンプ回転数指令、各作業機駆動モード信号及びバ
ッテリ充電量信号に基づいて後述の演算処理を行い、そ
の処理結果に応じてインバータ7により電動モータ16
の起動又は停止、及び回転数を制御すると共に、充電開
閉器17によりバッテリ8の充電及び充電停止を制御
し、さらにバッテリ8空時の警告指令を警告手段14に
出力するようにしている。
【0025】図2は、本発明に係るハイブリッド式作業
車両としてラフテレンクレーン又は油圧ショベル等に適
用する場合の作業機駆動モード切替処理に関するフロー
チャート例である。なお、以下の処理ステップ番号はS
を付して表す。S1では作業を行うか否か、すなわち作
業モードか否かを判断し、作業モードのときには、S2
においてモード切替スイッチ13によりバッテリ駆動モ
ード、第1アイドル駆動モード、第2アイドル駆動モー
ド及びエンジン駆動モードのいずれかを選択する。作業
モードでないときには、S3において走行モードが選択
されたと判定し、エンジン駆動のみで走行モータ(図示
せず)を駆動する。このように、作業機モードのときに
は、いくつかの作業機駆動モードの中から作業内容に応
じてそれぞれのモードが選択される。
【0026】次に、パラレルハイブリッド駆動方式の各
作業機駆動モード毎の制御処理手順をそれぞれ図3〜8
に基づいて説明する。
【0027】図3は、ラフテレンクレーンの場合のコン
トローラ10のバッテリ駆動モードの処理手順を表す。
先ず、電圧測定器9からバッテリ充電量信号(つまり、
バッテリ8端子電圧)を入力してバッテリ充電量を演算
し、このバッテリ充電量に基づいてバッテリ8が空か否
かを判断し(S10)、バッテリ8が空のときはバッテ
リ空の警告指令を警告手段14に出力すると共に、電動
モータ16の停止指令を出力する(S17)。S10で
バッテリ8が空でないときは、電動モータ16を予め設
定した最低回転数(例えば、エンジン1のローアイドル
出力相当)で回転するようにインバータ7に回転数指令
を出力する(S11)。つぎに、所定の設定時間以内に
作業機レバー12の操作量信号が入力されたか否かを判
断し(S12)、入力されたときは作業機を駆動し(S
13)、この後、アクセルペダル11からのエンジン回
転数指令を入力したか否かを判断し(S14)、入力し
てないときはS11に戻って以上の処理を繰り返す。ま
た、入力したときはアクセルペダル11のエンジン回転
数指令に応じて電動モータ16の回転数を制御する(S
17)。そして、再びバッテリ8が空か否かを判断し
(S16)、空でないときはS14に戻って以上の処理
を繰り返し、空のときは前記S17に処理を移行する。
さらに、S12で、所定の設定時間以内に作業機レバー
12の操作量信号が入力されてないときは、電動モータ
16を停止し(S18)、この後、作業機レバー12の
操作量信号が入力されたか否かを判断し(S19)、入
力されてないときはS18に戻って入力されるまで処理
を繰り返して待機し、入力したときはS11に戻って処
理を繰り返す。
【0028】つぎに、図4により油圧ショベルの場合の
コントローラ10のバッテリ駆動モードの処理手順を説
明する。先ず、電圧測定器9からバッテリ充電量信号
(つまり、バッテリ8端子電圧)を入力してバッテリ充
電量を演算し、このバッテリ充電量に基づいてバッテリ
8が空か否かを判断し(S20)、バッテリ8が空のと
きはバッテリ空の警告指令を警告手段14に出力すると
共に、電動モータ16の停止指令を出力する(S2
5)。S20でバッテリ8が空でないときは、電動モー
タ16がハンドスロットル15により設定したポンプ回
転数で回転するように回転数指令を出力する(S2
1)。つぎに、所定の設定時間以内に作業機レバー12
の操作量信号が入力されたか否かを判断し(S22)、
入力されたときは作業機を駆動し(S23)、この後、
再びバッテリ8が空か否かを判断し(S24)、空でな
いときはS21に戻って以上の処理を繰り返し、空のと
きは前記S25に処理を移行する。さらに、S22で、
所定の設定時間以内に作業機レバー12の操作量信号が
入力されてないときは、電動モータ16を停止し(S2
6)、この後、作業機レバー12の操作量信号が入力さ
れたか否かを判断し(S27)、入力されてないときは
S26に戻って入力されるまで処理を繰り返して待機
し、入力したときはS21に戻って処理を繰り返す。
【0029】つぎに、図5により、ラフテレンクレーン
の場合のコントローラ10の第1アイドル駆動モードの
処理手順を説明する。先ず、エンジン1をエンジン回転
数制御装置18によりローアイドルで回転させると共
に、電動モータ16を停止させる(S30)。つぎに、
所定の設定時間以内に作業機レバー12の操作量信号が
入力されたか否かを判断し(S31)、入力されたとき
は、エンジン1をローアイドルで回転させ、かつ電動モ
ータ16を停止させた状態で、操作量信号に応じて作業
機を駆動する(S32)。そして、アクセルペダル11
からのエンジン回転数指令を入力したか否かを判断し
(S33)、入力してないときはS30に戻って以上の
処理を繰り返す。また、アクセルペダル11からのエン
ジン回転数指令を入力したときは、つぎに電圧測定器9
からバッテリ充電量信号(つまり、バッテリ8端子電圧
値)を入力してバッテリ充電量を演算し、このバッテリ
充電量に基づいてバッテリ8が空か否かを判断する(S
34)。バッテリ8が空のときは、バッテリ空の警告指
令を警告手段14に出力(S37)した後に、S30に
戻って最初から処理を繰り返す。また、S34でバッテ
リ8が空でないときは、エンジン1をローアイドルで回
転させると共に、アクセルペダル11のエンジン回転数
指令に比例して電動モータ16が回転するようにインバ
ータ7により回転数制御を行う(S35)。この後、バ
ッテリ8が空か否かを判断し(S36)、空のときは前
記S37に処理を移行してバッテリ空の警告指令を警告
手段14に出力し、空でないときはS33に戻って以上
の処理を繰り返す。
【0030】S31において所定の設定時間以内に作業
機レバー12の操作量信号が入力されないときは、バッ
テリ8が満充電か否か判断し(S38)、満充電のとき
はエンジン1を停止し(S39)、そして作業機レバー
12の操作量信号が入力されるか否かチェックする(S
40)。操作量信号が入力されるまでS39,S40の
処理を繰り返し、入力されたときは、エンジン1をロー
アイドルで回転させると共に、電動モータ16を停止さ
せた状態で、操作量信号に応じてエンジン1のみで作業
機を駆動する(S41)。この後、S33に処理を移行
して、以上の処理を繰り返す。S38でバッテリ8が満
充電でないときは、発電機4によりバッテリ8を充電し
(S42)、再びS31に戻って以上の処理を繰り返
す。
【0031】また、図6により、油圧ショベルの場合の
コントローラ10の第1アイドル駆動モードの処理手順
を説明する。先ず、エンジン1をエンジン回転数制御装
置18によりローアイドルで回転数を固定すると共に、
ハンドスロットル15で設定したポンプ出力となるよう
に、必要に応じてエンジン駆動のみのポンプ出力で不足
する分を、電動モータ16を一定回転数で駆動して補助
する(S50)。つぎに、電動モータ16を駆動中か否
かをチェックし(S51)、駆動中のときは、所定の設
定時間以内に作業機レバー12の操作量信号が入力され
たか否かを判断する(S52)。そして、操作量信号が
入力されたときは操作量信号に応じて作業機を駆動する
(S53)。このとき、電動モータ16が停止していれ
ば、電動モータ16を前記一定回転数で駆動し、エンジ
ン1と電動モータ16により作業機を駆動する。この
後、電圧測定器9からのバッテリ充電量信号に基づいて
バッテリ充電量を演算し、このバッテリ充電量に基づい
てバッテリ8が空か否かを判断する(S54)。そし
て、バッテリ8が空のときは、バッテリ空の警告指令を
警告手段14に出力する(S55)と共に、電動モータ
16を停止してエンジン1のローアイドルでのみ油圧ポ
ンプを駆動し(S56)、この後S52に戻って以上の
処理を繰り返す。また、S54でバッテリ8が空でない
とき、S52に戻って以上の処理を繰り返す。
【0032】S52において設定時間以内に作業機レバ
ー12の操作量信号が入力されないときは、電動モータ
16を停止し(S57)、バッテリ8が満充電されてい
るか否かをチェックする(S58)。満充電のときは、
エンジン1を停止し(S59)、そして作業機レバー1
2の操作量信号が入力されているかチェックし(S6
0)、操作量信号が入力されるまでS59,S60の処
理を繰り返して待つ。操作量信号が入力されたときは、
エンジン1を始動してローアイドルで回転させると共
に、ハンドスロットル15で設定したポンプ出力となる
ように、必要に応じてエンジン駆動のみのポンプ出力で
不足する分を、電動モータ16を一定回転数で駆動し
(S61)、S53に処理を移行して作業機を駆動す
る。また、S58においてバッテリ満充電でないとき
は、発電機4によりバッテリ8を充電し(S62)、こ
の後S52に戻って以上の処理を繰り返す。
【0033】S51において電動モータ16を駆動中で
ないときは、所定の設定時間以内に作業機レバー12の
操作量信号が入力されたか否かを判断し(S65)、入
力されたときは操作量信号に応じて作業機を駆動し(S
64)、この後S65に戻って処理を繰り返す。入力さ
れないときは電圧測定器9からのバッテリ充電量信号に
基づいてバッテリ8が満充電か否かをチェックし(S6
6)、満充電でないときは発電機4によりバッテリ8を
充電して(S63)、S65に処理が戻る。満充電のと
きは、エンジン1を停止し(S67)、この後作業機レ
バー12の操作量信号が入力されたか否かをチェックし
(S68)、入力されないときは入力されるまでS6
7,S68の処理を繰り返し、入力されたときはエンジ
ン1をローアイドルで始動し(S69)、そしてS64
に戻って作業機を操作量信号に応じて駆動する。
【0034】つぎに、図7により、ラフテレンクレーン
の場合のコントローラ10の第2アイドル駆動モードの
処理手順を説明する。先ず、エンジン1をエンジン回転
数制御装置18によりローアイドルで回転させると共
に、電動モータ16を停止させる(S70)。つぎに、
所定の設定時間以内に作業機レバー12の操作量信号が
入力されたか否かを判断し(S71)、入力されたとき
は、エンジン1をローアイドルで回転させ、かつ電動モ
ータ16を停止させた状態で、操作量信号に応じて作業
機を駆動する(S72)。そして、アクセルペダル11
からのエンジン回転数指令を入力したか否かを判断し
(S73)、入力してないときはS70に戻って以上の
処理を繰り返す。アクセルペダル11からのエンジン回
転数指令を入力したときは、電動モータ16の停止のま
ま、第2アイドル駆動モードに対応して予め設定された
ローアイドル〜ハイアイドルの間の所定の最高回転数ま
では、アクセルペダル11のエンジン回転数指令入力に
比例してエンジン回転数をエンジン回転数制御装置18
を介して制御する(S74)。そして、エンジン回転数
がこの所定の最高回転数に達したかをチェックし(S7
5)、達してないときはS73に戻って以上の処理を繰
り返す。また、最高回転数に達したときは、電圧測定器
9からのバッテリ充電量信号に基づいてバッテリ8が空
か否かを判断する(S76)。バッテリ8が空のとき
は、バッテリ空の警告指令を警告手段14に出力(S7
8)した後に、S73に戻って以上の処理を繰り返す。
また、S76でバッテリ8が空でないときは、エンジン
1を前記最高回転数に固定して回転させると共に、それ
以上のアクセルペダル11のエンジン回転数指令が入力
された場合にはそれ以上の入力エンジン回転数指令に比
例して電動モータ16が回転するようにインバータ7に
より回転数制御を行う(S77)。この後、S73に戻
って以上の処理を繰り返す。
【0035】S71において所定の設定時間以内に作業
機レバー12の操作量信号が入力されないときは、バッ
テリ8が満充電か否か判断し(S79)、満充電のとき
はエンジン1を停止し(S80)、そして作業機レバー
12の操作量信号が入力されるか否かチェックする(S
81)。操作量信号が入力されるまでS80,S81の
処理を繰り返し、入力されたときは、エンジン1をロー
アイドルで回転させると共に、電動モータ16を停止さ
せた状態で、操作量信号に応じてエンジン1のみで作業
機を駆動する(S82)。この後、S73に処理を移行
して、以上の処理を繰り返す。S79でバッテリ8が満
充電でないときは、発電機4によりバッテリ8を充電し
(S83)、再びS71に戻って以上の処理を繰り返
す。
【0036】つぎに、図8により、油圧ショベルの場合
のコントローラ10の第2アイドル駆動モードの処理手
順を説明する。先ず、エンジン1をエンジン回転数制御
装置18によりローアイドル〜ハイアイドルの間で予め
設定された所定の回転数に固定して回転させると共に、
ハンドスロットル15で設定したポンプ出力となるよう
に、必要に応じてエンジン駆動のみのポンプ出力で不足
する分を、電動モータ16を一定回転数で駆動して補助
する(S90)。つぎに、電動モータ16を駆動中か否
かをチェックし(S91)、駆動中のときは、所定の設
定時間以内に作業機レバー12の操作量信号が入力され
たか否かを判断する(S92)。そして、操作量信号が
入力されたときは、操作量信号に応じて作業機を駆動す
る(S93)。このとき、電動モータ16が停止してい
れば、電動モータ16を前記一定回転数で駆動し、エン
ジン1と電動モータ16により作業機を駆動する。この
後、電圧測定器9からのバッテリ充電量信号に基づいて
バッテリ8が空か否かを判断する(S94)。そして、
バッテリ8が空のときは、バッテリ空の警告指令を警告
手段14に出力する(S95)と共に、電動モータ16
を停止してエンジン1をローアイドル〜ハイアイドルの
間の所定回転数に固定して回転させ(S96)、この後
S92に戻って以上の処理を繰り返す。また、S94で
バッテリ8が空でないとき、S92に戻って以上の処理
を繰り返す。
【0037】S92において設定時間以内に作業機レバ
ー12の操作量信号が入力されないときは、電動モータ
16を停止し(S97)、バッテリ8が満充電されてい
るか否かをチェックする(S98)。満充電のときは、
エンジン1を停止し(S99)、そして作業機レバー1
2の操作量信号が入力されているかチェックし(S10
0)、操作量信号が入力されるまでS99,S100の
処理を繰り返して待つ。操作量信号が入力されたとき
は、エンジン1を始動してローアイドル〜ハイアイドル
の間の所定回転数で回転させると共に、ハンドスロット
ル15で設定したポンプ出力となるように、必要に応じ
てエンジン駆動のみのポンプ出力で不足する分を、電動
モータ16を一定回転数で駆動し(S101)、S93
に処理を移行して操作量信号に応じて作業機を駆動す
る。また、S98においてバッテリ満充電でないとき
は、発電機4によりバッテリ8を充電し(S102)、
この後S92に戻って以上の処理を繰り返す。
【0038】S91において電動モータ16を駆動中で
ないときは、所定の設定時間以内に作業機レバー12の
操作量信号が入力されたか否かを判断し(S105)、
入力されたときは操作量信号に応じて作業機を駆動し
(S104)、この後S105に戻って処理を繰り返
す。入力されないときは電圧測定器9からのバッテリ充
電量信号に基づいてバッテリ8が満充電か否かをチェッ
クし(S106)、満充電でないときは発電機4により
バッテリ8を充電して(S103)、S105に処理が
戻る。S106において満充電のときは、エンジン1を
停止し(S107)、この後作業機レバー12の操作量
信号が入力されたか否かをチェックし(S108)、入
力されないときは入力されるまでS107,S108の
処理を繰り返し、入力されたときはエンジン1を始動し
てローアイドル〜ハイアイドルの間の所定回転数で回転
させ(S109)、そしてS104に戻って作業機を操
作量信号に応じて駆動し、以後以上の処理を繰り返す。
【0039】また、上記の各作業機駆動モードにおい
て、エンジンルームから所定距離離れた位置に騒音セン
サを設置し、この騒音センサからの騒音信号をコントロ
ーラに入力し、この騒音信号に基づいてエンジン回転数
を制御するようにしてもよい。すなわち、各作業機駆動
モードにおける許容騒音レベルを予め設定しておき、こ
の許容騒音レベルと騒音センサからの騒音信号のフィー
ドバック値との偏差値が小さくなるようにエンジン回転
数を制御することにより、精度良く騒音レベルを制御で
きる。これにより、騒音規制値が厳密に規定されている
ような作業現場においても、その規制値を正確に満たす
ようにバッテリ駆動に切り替えたり、エンジン回転を精
度良く制御できるので、様々な騒音環境条件に対応して
低騒音での作業ができる。
【0040】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、騒音レベル切替手段13(モード切替スイッチ等)
により騒音レベルに応じた作業機駆動モードに切り替え
られるので、作業現場での周囲環境により要求される騒
音規制値(騒音レベル)に適合した作業時の作業機駆動
モードを選択できる。したがって、周囲環境に合わせて
低騒音で、しかも最大限の作業機能力で能率的に作業が
できる。このとき、作業機駆動モードとしては、バッテ
リ駆動、第1アイドル駆動モード、第2アイドル駆動モ
ード及びエンジン駆動モード等の騒音レベルに応じた駆
動方式が設定されている。これにより、エンジン音が全
くしないバッテリ駆動による超低騒音駆動から、所定の
エンジンアイドル回転数での通常の低騒音駆動まで幅広
い騒音レベルの選択範囲がとれる。したがって、作業現
場でのそれぞれの周囲環境毎に異なる騒音レベルに適合
した作業機駆動ができ、低騒音でかつ能率的に作業がで
きる。
【0041】第2アイドル駆動モードでは、エンジン回
転数が予め設定された所定の最高回転数に制限されるの
で、作業内容及び周囲環境に適合させて許容される最低
のエンジン回転数以下で作業可能となり、よって最低騒
音レベルで作業できる。また、所定の設定時間以上作業
機が駆動されず、かつバッテリ8が満充電状態のときに
は、エンジン1を停止させている。これにより、エンジ
ン1を無駄に回転させておくことがなく、必要な時のみ
回転させるので、全体としてエンジン回転時間が少なく
なり、騒音を低減でき、かつ燃費を改善できる。
【0042】さらに、騒音センサによりエンジン1の周
囲の騒音レベルをフィードバックすることにより、騒音
レベルを精度良く制御可能となる。したがって、作業現
場において厳密な騒音レベルの規定がある場合でも、正
確な騒音レベル制御ができるので、様々な騒音レベルの
要求の現場で作業できる。
【0043】本実施形態では、エンジン1で直接駆動さ
れる作業機用油圧ポンプ回路と、電動モータ16により
駆動される作業機用油圧ポンプ回路とを各作業機毎にパ
ラレルに構成してそれらの吐出油を合流させている。し
たがって、一般的に使用されているような、エンジン1
で直接駆動される作業機用油圧ポンプ回路を有する作業
車両に対して、電動モータ16により駆動される作業機
用油圧ポンプ回路をアドオン的に装着することが容易で
ある。したがって、既存の作業車両を低騒音車に改造す
る際に、改造量が少なく、改造コストが安い。
【0044】つぎに、第2実施形態としてシリーズハイ
ブリッド駆動方式について、図面を参照して説明する。
シリーズハイブリッド駆動方式は、作業機用油圧ポンプ
が、エンジンにより駆動される発電機による発電とバッ
テリ放電とにより動力を供給される電動モータで駆動さ
れるようになっている。
【0045】図9は、シリーズハイブリッド駆動方式の
ハード構成ブロック図である。なお、同図では図2に示
した構成要素と同一の構成要素には同一符号を付して以
下での説明を省く。エンジン1はギアトレーン2を介し
て、走行駆動装置にエンジン動力を伝達するパワートレ
ーン3と、ステアリング、エアコン及びアウトリガ用ポ
ンプ21と、トランスミッション用ポンプ23と、発電
機4とを駆動している。発電機4は所定電圧の3相交流
を発電し、その出力回線は過電流保護用のサーマル5を
介してバッテリチャージャ6に接続されている。バッテ
リチャージャ6の出力線はインバータ7及び充電開閉器
17の入力部に並列に接続されている。また、充電開閉
器17の出力部はヒューズを介してバッテリ8に接続さ
れており、これによりバッテリ8を充電するようになっ
ている。充電開閉器17はバッテリ8の充電及び充電停
止の切替制御を行うものであり、コントローラ10から
の充電指令により開閉される。また、充電開閉器17の
出力部(バッテリ8端子と同電位)は電圧測定器9に接
続されている。電圧測定器9はバッテリ8の端子電圧を
測定し、測定電圧値をバッテリ充電量信号としてコント
ローラ10に出力する。
【0046】インバータ7はモータ駆動装置の一例であ
り、入力する直流電圧を後述のコントローラ10からの
回転数指令信号に応じた周波数の3相のモータ駆動電圧
指令に変換し、このモータ駆動電圧指令を電動モータ1
6に出力している。電動モータ16はウィンチ用ポンプ
24、ブーム用ポンプ25、パイロット用ポンプ26及
び旋回用ポンプ22の各種作業機用油圧ポンプを駆動し
ている。また、エンジン回転数制御装置18はコントロ
ーラ10からのエンジン回転数指令に基づいてエンジン
1のスロットルレバー1aの回動量を制御してエンジン
回転数を制御している。
【0047】前実施形態と同様に、コントローラ10に
は、アクセルペダル11からのエンジン回転数、作業機
レバー12からの作業機操作量指令、ハンドスロットル
15からのポンプ回転数指令、モード切替スイッチ13
からの各作業機駆動モード信号、及び電圧測定器9から
のバッテリ充電量信号等が入力される。そして、コント
ローラ10はこれらの入力信号に基づいて後述の演算処
理を行い、その処理結果に応じてインバータ7により電
動モータ16の起動又は停止、及び回転数を制御すると
共に、充電開閉器17によりバッテリ8の充電及び充電
停止を制御し、さらにバッテリ空時の警告指令を警告手
段14に出力するようにしている。
【0048】また、本実施形態のシリーズハイブリッド
駆動方式における作業機駆動モード切替処理に関するフ
ローチャートは前実施形態の図2に示したものと同様で
あり、ここでの説明は省く。さらに、ラフテレンクレー
ンの場合のコントローラ10のバッテリ駆動モードの処
理手順は図3と同様に表されるので、ここでは説明を省
く。
【0049】図10は油圧ショベルの場合のコントロー
ラ10のバッテリ駆動モードの処理手順を示しており、
同図により説明する。先ず、電圧測定器9からバッテリ
充電量信号を入力してバッテリ充電量を演算し、このバ
ッテリ充電量に基づいてバッテリ8が空か否かを判断し
(S110)、バッテリ8が空のときはバッテリ空の警
告指令を警告手段14に出力すると共に、電動モータ1
6の停止指令を出力する(S115)。S110でバッ
テリ8が空でないときは、電動モータ16がハンドスロ
ットル15により設定したポンプ回転数で回転するよう
に回転数指令を出力する(S111)。つぎに、所定の
設定時間以内に作業機レバー12の操作量信号が入力さ
れたか否かを判断し(S112)、入力されたときは作
業機を駆動し(S113)、この後、再びバッテリ8が
空か否かを判断し(S114)、空でないときはS11
1に戻って以上の処理を繰り返し、空のときは前記S1
15に処理を移行する。さらに、S112で、所定の設
定時間以内に作業機レバー12の操作量信号が入力され
てないときは、電動モータ16を停止し(S116)、
この後、作業機レバー12の操作量信号が入力されたか
否かを判断し(S117)、入力されてないときはS1
16に戻って入力されるまで処理を繰り返して待機し、
入力したときはS111に戻って処理を繰り返す。
【0050】つぎに、図11により、ラフテレンクレー
ンの場合のコントローラ10の第1アイドル駆動モード
の処理手順を説明する。先ず、エンジン1をエンジン回
転数制御装置18によりローアイドルで回転させ、発電
機4により発電して電動モータ16を駆動する(S12
0)。つぎに、所定の設定時間以内に作業機レバー12
の操作量信号が入力されたか否かを判断し(S12
1)、入力されたときは、エンジン1をローアイドルで
回転させて発電機4により発電し、かつ電動モータ16
を駆動した状態で、操作量信号に応じて作業機を駆動す
る(S122)。そして、アクセルペダル11からのエ
ンジン回転数指令を入力したか否かを判断し(S12
3)、入力してないときはS120に戻って以上の処理
を繰り返す。また、アクセルペダル11からのエンジン
回転数指令を入力したときは、つぎに電圧測定器9から
バッテリ充電量信号を入力してバッテリ充電量を演算
し、このバッテリ充電量に基づいてバッテリ8が空か否
かを判断する(S124)。バッテリ8が空のときは、
バッテリ空の警告指令を警告手段14に出力(S12
7)した後に、S120に戻って最初から処理を繰り返
す。また、S124でバッテリ8が空でないときは、エ
ンジン1をローアイドルで回転させて発電機4により発
電すると共に、バッテリ8からの放電電流によりインバ
ータ7を駆動し、アクセルペダル11のエンジン回転数
指令に比例して電動モータ16が回転するようにインバ
ータ7により回転数制御を行う(S125)。この後、
バッテリ8が空か否かを判断し(S126)、空のとき
は前記S127に処理を移行してバッテリ空の警告指令
を警告手段14に出力し、空でないときはS123に戻
って以上の処理を繰り返す。
【0051】S121において所定の設定時間以内に作
業機レバー12の操作量信号が入力されないときは、バ
ッテリ8が満充電か否か判断し(S128)、満充電の
ときはエンジン1を停止し(S129)、そして作業機
レバー12の操作量信号が入力されるか否かチェックす
る(S130)。操作量信号が入力されるまでS12
9,S130の処理を繰り返し、入力されたときは、エ
ンジン1をローアイドルで回転させると共に発電機4の
発電により、電動モータ16を駆動させ、操作量信号に
応じて作業機を駆動する(S131)。この後、S12
3に処理を移行して、以上の処理を繰り返す。S128
でバッテリ8が満充電でないときは、発電機4によりバ
ッテリ8を充電し(S132)、再びS121に戻って
以上の処理を繰り返す。
【0052】また、図12により、油圧ショベルの場合
のコントローラ10の第1アイドル駆動モードの処理手
順を説明する。先ず、エンジン1をエンジン回転数制御
装置18によりローアイドルで回転させて発電機4によ
り発電すると共に、ハンドスロットル15で設定したポ
ンプ出力となるように、必要に応じて発電による駆動の
みのポンプ出力で不足する分をバッテリ8から放電し、
電動モータ16を一定回転数で駆動して補助する(S1
40)。つぎに、バッテリ放電があるか否かをチェック
し(S141)、放電中のときは、所定の設定時間以内
に作業機レバー12の操作量信号が入力されたか否かを
判断する(S142)。そして、操作量信号が入力され
たときは操作量信号に応じて作業機を駆動する(S14
3)。この後、電圧測定器9からのバッテリ充電量信号
に基づいてバッテリ充電量を演算し、このバッテリ充電
量に基づいてバッテリ8が空か否かを判断する(S14
4)。そして、バッテリ8が空のときは、バッテリ空の
警告指令を警告手段14に出力する(S145)と共
に、バッテリ放電を停止してエンジン1のローアイドル
発電のみで油圧ポンプを駆動し(S146)、この後S
142に戻って以上の処理を繰り返す。また、S144
でバッテリ8が空でないとき、S142に戻って以上の
処理を繰り返す。
【0053】S142において設定時間以内に作業機レ
バー12の操作量信号が入力されないときは、バッテリ
放電を停止してエンジン1のローアイドル発電のみで油
圧ポンプを駆動し(S147)、バッテリ8が満充電さ
れているか否かをチェックする(S148)。満充電の
ときは、エンジン1を停止し(S149)、そして作業
機レバー12の操作量信号が入力されているかチェック
し(S150)、操作量信号が入力されるまでS14
9,S150の処理を繰り返して待つ。操作量信号が入
力されたときは、エンジン1をローアイドルで回転させ
て発電し(S151)、S143に処理を移行して作業
機を駆動する。また、S148においてバッテリ満充電
でないときは、発電機4によりバッテリ8を充電し(S
152)、この後S142に戻って以上の処理を繰り返
す。
【0054】S141においてバッテリ放電中でないと
きは、所定の設定時間以内に作業機レバー12の操作量
信号が入力されたか否かを判断し(S155)、入力さ
れたときは操作量信号に応じて作業機を駆動し(S15
4)、この後S155に戻って処理を繰り返す。入力さ
れないときは電圧測定器9からのバッテリ充電量信号に
基づいてバッテリ8が満充電か否かをチェックし(S1
56)、満充電でないときは発電機4によりバッテリ8
を充電して(S153)、S155に処理が戻る。満充
電のときは、エンジン1を停止し(S157)、この後
作業機レバー12の操作量信号が入力されたか否かをチ
ェックし(S158)、入力されないときは入力される
までS157,S158の処理を繰り返し、入力された
ときはエンジン1をローアイドルで回転させて発電し
(S159)、そしてS154に戻って作業機を操作量
信号に応じて駆動する。
【0055】つぎに、図13により、ラフテレンクレー
ンの場合のコントローラ10の第2アイドル駆動モード
の処理手順を説明する。先ず、エンジン1をエンジン回
転数制御装置18によりローアイドルで回転させ、発電
機4により発電すると共に、電動モータ16を駆動する
(S160)。つぎに、所定の設定時間以内に作業機レ
バー12の操作量信号が入力されたか否かを判断し(S
161)、入力されたときは、エンジン1をローアイド
ルで回転させ、かつ電動モータ16を駆動して、操作量
信号に応じて作業機を駆動する(S162)。そして、
アクセルペダル11からのエンジン回転数指令を入力し
たか否かを判断し(S163)、入力してないときはS
160に戻って以上の処理を繰り返す。アクセルペダル
11からのエンジン回転数指令を入力したときは、充電
開閉器17を遮断してバッテリ放電を停止したまま、第
2アイドル駆動モードに対応して予め設定されたローア
イドル〜ハイアイドルの間の所定の最高回転数までは、
アクセルペダル11のエンジン回転数指令入力に比例し
てエンジン回転数を制御する(S164)。そして、エ
ンジン回転数がこの所定の最高回転数に達したかをチェ
ックし(S165)、達してないときはS163に戻っ
て以上の処理を繰り返す。また、最高回転数に達したと
きは、電圧測定器9からのバッテリ充電量信号に基づい
てバッテリ8が空か否かを判断する(S166)。バッ
テリ8が空のときは、バッテリ空の警告指令を警告手段
14に出力すると共に、エンジン1を前記最高回転数で
回転した状態で発電機4により発電し、電動モータ16
を駆動(S168)すると共に、充電開閉器17により
充電を開始する。この後に、S163に戻って以上の処
理を繰り返す。また、S166でバッテリ8が空でない
ときは、エンジン1を前記所定の最高回転数に固定して
回転させると共に、それ以上のアクセルペダル11のエ
ンジン回転数指令が入力された場合には、エンジン1に
よる発電とバッテリ放電とによりインバータ7を介して
電動モータ16の回転数制御を行う(S167)。この
後、S163に戻って以上の処理を繰り返す。
【0056】S161において所定の設定時間以内に作
業機レバー12の操作量信号が入力されないときは、バ
ッテリ8が満充電か否か判断し(S169)、満充電の
ときはエンジン1を停止し(S170)、そして再度作
業機レバー12の操作量信号が入力されるか否かチェッ
クする(S171)。操作量信号が入力されるまでS1
70,S171の処理を繰り返し、入力されたときは、
エンジン1をローアイドルで回転させて発電機4により
発電すると共に、電動モータ16を駆動し、操作量信号
に応じてエンジン1のみで作業機を駆動する(S17
2)。この後、S163に処理を移行して、以上の処理
を繰り返す。S169でバッテリ8が満充電でないとき
は、発電機4により発電して充電開閉器17を介してバ
ッテリ8を充電し(S173)、再びS161に戻って
以上の処理を繰り返す。
【0057】つぎに、図14により、油圧ショベルの場
合のコントローラ10の第2アイドル駆動モードの処理
手順を説明する。先ず、エンジン1をエンジン回転数制
御装置18によりローアイドル〜ハイアイドルの間で予
め設定された前記最高回転数に固定して回転させ、発電
機4により発電すると共に、ハンドスロットル15で設
定したポンプ出力となるように、必要に応じて発電によ
るポンプ駆動で不足する分を、充電開閉器17を介して
バッテリ8からの放電電流により電動モータ16を一定
回転数で駆動して補助する(S180)。つぎに、バッ
テリ8の放電中か否かを判断し(S181)、放電中の
ときは、所定の設定時間以内に作業機レバー12の操作
量信号が入力されたか否かを判断する(S182)。そ
して、操作量信号が入力されたときは、操作量信号に応
じて作業機を駆動する(S183)。この後、電圧測定
器9からのバッテリ充電量信号に基づいてバッテリ8が
空か否かを判断する(S184)。そして、バッテリ8
が空のときは、バッテリ空の警告指令を警告手段14に
出力する(S185)と共に、充電開閉器17を介する
バッテリ放電を停止し、さらにエンジン1をローアイド
ル〜ハイアイドルの間の所定最高回転数に固定して回転
させて発電のみにより作業機を駆動し、バッテリ8を充
電する(S186)。この後、S182に戻って以上の
処理を繰り返す。また、S184でバッテリ8が空でな
いとき、S182に戻って以上の処理を繰り返す。
【0058】S182において設定時間以内に作業機レ
バー12の操作量信号が入力されないときは、バッテリ
放電を停止し(S187)、バッテリ8が満充電されて
いるか否かをチェックする(S188)。満充電のとき
は、エンジン1をローアイドルで回転させて発電機4に
より発電し(S189)、再度設定時間以内に作業機レ
バー12の操作量信号が入力されるか否かを判断する
(S190)。設定時間以内に作業機レバー12の操作
量信号が入力されたときは、S183に戻って操作量信
号に応じて作業機を駆動し、以上の処理を繰り返し、入
力されないときはエンジン1を停止させる(S19
1)。そして、さらに作業機レバー12の操作量信号が
入力されているかチェックし(S192)、操作量信号
が入力されるまでS191,S192の処理を繰り返し
て待つ。操作量信号が入力されたときは、エンジン1を
始動してローアイドル〜ハイアイドルの間の前記最高回
転数で回転させて発電すると共に、ハンドスロットル1
5で設定したポンプ出力となるように、必要に応じて発
電によるポンプ駆動で不足する分を、バッテリ8からの
放電電流により補助し、電動モータ16を一定回転数で
駆動し(S193)、S183に処理を移行して操作量
信号に応じて作業機を駆動する。また、S188におい
てバッテリ満充電でないときは、発電機4によりバッテ
リ8を充電し(S194)、この後S182に戻って以
上の処理を繰り返す。
【0059】S181において電動モータ16を駆動中
でないときは、所定の設定時間以内に作業機レバー12
の操作量信号が入力されたか否かを判断し(S19
7)、入力されたときは操作量信号に応じて作業機を駆
動し(S196)、この後S197に戻って処理を繰り
返す。入力されないときは電圧測定器9からのバッテリ
充電量信号に基づいてバッテリ8が満充電か否かをチェ
ックし(S198)、満充電でないときは発電機4によ
り充電開閉器17を介してバッテリ8を充電して(S1
95)、S197に処理が戻る。S198において満充
電のときは、エンジン1を停止し(S199)、この後
作業機レバー12の操作量信号が入力されたか否かをチ
ェックし(S200)、入力されないときは入力される
までS199,S200の処理を繰り返し、入力された
ときはエンジン1をローアイドル〜ハイアイドルの間の
所定最高回転数で始動して発電し(S201)、そして
S196に戻って作業機を操作量信号に応じて駆動す
る。以後、以上の処理を繰り返す。
【0060】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、騒音レベル切替手段13(モード切替スイッチ等)
により騒音レベルに応じた作業機駆動モードに切り替え
られるので、作業現場での周囲環境により要求される騒
音規制値(騒音レベル)に適合した作業時の作業機駆動
モードを選択できる。したがって、周囲環境に合わせて
低騒音で、しかも最大限の作業機能力で能率的に作業が
できる。このとき、作業機駆動モードとしては、バッテ
リ駆動、第1アイドル駆動モード、第2アイドル駆動モ
ード及びエンジン駆動モード等の騒音レベルに応じた駆
動方式が設定されている。これにより、エンジン音が全
くしないバッテリ駆動による超低騒音駆動から、所定の
エンジンアイドル回転数での通常の低騒音駆動まで幅広
い騒音レベルの選択範囲がとれる。したがって、作業現
場でのそれぞれの周囲環境毎に異なる騒音レベルに適合
した作業機駆動ができ、低騒音でかつ能率的に作業がで
きる。
【0061】第2アイドル駆動モードでは、エンジン回
転数が予め設定された所定の最高回転数に制限されるの
で、作業内容及び周囲環境に適合させて許容される最低
のエンジン回転数以下で作業可能となり、よって最低騒
音レベルで作業できる。また、所定の設定時間以上作業
機が駆動されず、かつバッテリ8が満充電状態のときに
は、エンジン1を停止させている。これにより、エンジ
ン1を無駄に回転させておくことがなく、必要な時のみ
回転させるので、全体としてエンジン回転時間が少なく
なり、騒音を低減でき、かつ燃費を改善できる。
【0062】さらに、騒音センサによりエンジン1の周
囲の騒音レベルをフィードバックすることにより、騒音
レベルを精度良く制御可能となる。したがって、作業現
場において厳密な騒音レベルの規定がある場合でも、正
確な騒音レベル制御ができるので、様々な騒音レベルの
要求の現場で作業できる。また、本実施形態では作業機
用油圧ポンプは電動モータのみにより駆動されるので、
エンジンにより直接駆動される作業機用油圧ポンプの回
路部が無くなる分だけシンプルで、部品点数が少なくな
り配管が楽で、メンテナンス性が良く、コスト的にも安
価となる。
【0063】なお、上記実施形態では、電動モータ16
が誘導モータにより構成され、よってモータ駆動装置と
してインバータ7を使用しているが、本発明はこれに限
定されず、例えば直流サーボモータや交流サーボモータ
でもよい。この場合、モータ駆動装置としては、各サー
ボモータを駆動するサーボアンプ装置が使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のパラレルハイブリッド駆動方式
のハード構成ブロック図である。
【図2】本発明に係るハイブリッド式作業車両の作業機
駆動モード切替処理のフローチャート例である。
【図3】ラフテレンクレーンの場合のバッテリ駆動モー
ドの処理手順である。
【図4】油圧ショベルの場合のバッテリ駆動モードの処
理手順である。
【図5】ラフテレンクレーンの場合の第1アイドル駆動
モードの処理手順である。
【図6】油圧ショベルの場合の第1アイドル駆動モード
の処理手順である。
【図7】ラフテレンクレーンの場合の第2アイドル駆動
モードの処理手順である。
【図8】油圧ショベルの場合の第2アイドル駆動モード
の処理手順である。
【図9】第2実施形態のシリーズハイブリッド駆動方式
のハード構成ブロック図である。
【図10】油圧ショベルの場合のバッテリ駆動モードの
処理手順である。
【図11】ラフテレンクレーンの場合の第1アイドル駆
動モードの処理手順である。
【図12】油圧ショベルの場合の第1アイドル駆動モー
ドの処理手順である。
【図13】ラフテレンクレーンの場合の第2アイドル駆
動モードの処理手順である。
【図14】油圧ショベルの場合の第2アイドル駆動モー
ドの処理手順である。
【符号の説明】
1…エンジン、2…ギアトレーン、3…パワートレー
ン、4…発電機、6…バッテリチャージャ、7…インバ
ータ、8…バッテリ、9…電圧測定器、10…コントロ
ーラ、11…アクセルペダル、12…作業機レバー、1
3…騒音レベル切替手段(モード切替スイッチ)、14
…警告手段、15…ハンドスロットル、16…電動モー
タ、17…充電開閉器、18…エンジン回転数制御装
置、20…クラッチ、21…22,22a…旋回用ポン
プ、24,24a…ウィンチ用ポンプ、25,25a…
ブーム用ポンプ、26,26a…パイロット用ポンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E02F 9/20 H02J 7/00 P F02D 29/04 B60K 9/00 Z F15B 11/00 F15B 11/00 E H02J 7/00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(1)と、エンジン(1)の回転動力
    により駆動される作業機用油圧ポンプと、作業機用油圧
    ポンプからの吐出油により駆動される作業機を備えた作
    業車両において、 エンジン(1)に連結した発電機(4)と、 発電機(4)の出力した交流電圧を直流電圧に変換して出
    力するバッテリチャージャ(6)と、 バッテリチャージャ(6)の直流電圧出力ラインに接続さ
    れたバッテリ(8)と、 バッテリチャージャ(6)の直流電圧出力ラインに接続さ
    れ、この直流電圧をモータ駆動電圧に変換するモータ駆
    動装置(7)と、 モータ駆動装置(7)により回転駆動され、作業機用油圧
    ポンプを駆動する電動モータ(16)と、 騒音レベルに応じた作業機駆動モードを切り替える騒音
    レベル切替手段(13)と、 騒音レベル切替手段(13)からのモード信号に基づいて、
    バッテリ駆動又はエンジン駆動に切り替え、あるいはエ
    ンジン回転数を切り替えて、作業機用油圧ポンプの駆動
    モードを制御するコントローラ(10)とを備えたことを特
    徴とするハイブリッド式作業車両。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のハイブリッド式作業車両
    において、 騒音レベル切替手段(13)は、エンジン停止の状態でバッ
    テリ(8)のみにより作業機用油圧ポンプを駆動するバッ
    テリ駆動モード、エンジン(1)をローアイドルで回転さ
    せて作業機用油圧ポンプを駆動する第1アイドル駆動モ
    ード、及びエンジン(1)をローアイドルからハイアイド
    ルの間の所定回転数で回転させて作業機用油圧ポンプを
    駆動する第2アイドル駆動モードの内の少なくともいず
    れかと、通常のエンジン(1)のみによるエンジン駆動モ
    ードとを切り替えるモード切替スイッチ(13)であること
    を特徴とするハイブリッド式作業車両。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のハイブリッド式作業車両
    において、 騒音レベル切替手段(13)は、少なくとも、エンジン(1)
    をローアイドルからハイアイドルの間の所定最高回転数
    で回転させて作業機用油圧ポンプを駆動する第2アイド
    ル駆動モードを選択可能であり、 コントローラ(10)は、この第2アイドル駆動モードを選
    択しているときは、アクセルペダル(11)によるエンジン
    回転数指令が大きくなっても、予め設定された所定最高
    回転数以上にはエンジン回転数を上げないようにしたこ
    とを特徴とするハイブリッド式作業車両。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3記載のハイブリッド式作業
    車両において、 コントローラ(10)は、所定の設定時間以上作業機レバー
    (12)が操作されないで、かつバッテリ(8)が満充電のと
    きには、エンジン(1)を停止させることを特徴とするハ
    イブリッド式作業車両。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4記載のハイブリッド式作業
    車両において、 エンジン(1)から所定距離離れた位置に騒音センサを設
    定し、 コントローラ(10)は、騒音センサからの騒音レベル信号
    に基づいて、騒音レベルが所定値以下になるようにエン
    ジン回転数を制御することを特徴とするハイブリッド式
    作業車両。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のハイブリッド式作業車両
    において、 電動モータ(16)により駆動される作業機用油圧ポンプの
    各作業機に対応させて、エンジン(1)で直接駆動される
    作業機用油圧ポンプを備え、各作業機毎に両方の作業機
    用油圧ポンプの吐出油を合流させたことを特徴とするハ
    イブリッド式作業車両。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のハイブリッド式作業車両
    において、 作業機用油圧ポンプは、電動モータ(16)のみにより駆動
    されることを特徴とするハイブリッド式作業車両。こと
    を特徴とするハイブリッド式作業車両。
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