JP2000226160A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000226160A
JP2000226160A JP11029143A JP2914399A JP2000226160A JP 2000226160 A JP2000226160 A JP 2000226160A JP 11029143 A JP11029143 A JP 11029143A JP 2914399 A JP2914399 A JP 2914399A JP 2000226160 A JP2000226160 A JP 2000226160A
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Hideki Fujita
秀樹 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間収納手段に残存するシートの除去の煩雑
さを低減するとともに、残存シートを有効に利用するこ
とのできる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 片面に画像が形成された後、画像形成部
204に再給送されるシートを中間収容手段110に一
時的に所定枚数収納する。そして、装置本体200が停
止動作以外で停止した後、次の画像形成動作に先立ち、
制御手段は、中間収容手段110に収納されているシー
トを検知する検知手段Q27からの検知信号に基づいて
再給送手段122及び排出手段222を制御し、シート
を装置本体200の外部へ排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、プロッタ等の画像形成装置に関し、
特に、シート状の転写材、トランスパレンシー(オーバ
ーヘッドプロジェクタ等用の透明シート)等のシートの
両面、又は同一面に複数回の画像形成を行うことができ
る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1枚のシートであるシート状の転
写材の両面に画像形成する両面モード、あるいは同一面
に複数の画像を重ねて形成する多重モードを備えた画像
形成装置は、中間収容手段たる中間トレーの有無により
2種類に大別される。
【0003】図11は中間トレーを備えていない画像形
成装置の一例であるデジタル複写装置の概略を示す断面
図であり、この種類の画像形成装置では、画像形成部1
00において第1面に画像が形成された転写材の第2面
に画像を形成する場合、定着装置101を通過した転写
材を、まずフラッパ部材114によって両面経路PR1
に導くようにしている。
【0004】次に、この両面経路PR1に設けられた反
転経路102において転写材を反転させた後、給送部1
03に送り、さらにこの後、この給送部103により画
像形成部100に再度給送するようにしている。なお、
同図において、150は転写材Sを収納する複数のカセ
ット151を備えたカセット給紙部、152はペーパー
デッキである。
【0005】ここで、本デジタル複写装置は、自動原稿
送り装置105と不図示の画像記憶部とを備えており、
第1面に記録すべき原稿の画像は、原稿を自動原稿送り
装置105によりプラテンガラス106に載置した後、
読取手段107によって読み取り、画像記憶部に記憶す
るようにしている。
【0006】また、第2面に記録すべき原稿は、第1面
の画像を担持した転写材が再び給送部103に戻ってく
る前に、原稿搬送装置102によりプラテンガラス10
6上に載置される。そして、第2面には、プラテンガラ
ス上の原稿の画像を読取手段107によって直接読み込
んで画像形成を行うようにしている。
【0007】次のサイクルからは、これを繰り返すこと
により行う。即ち、第1面は不図示の画像記憶部の画像
情報を用いて画像形成を行い、第2面は、プラテンガラ
ス上の原稿を直接読み込んで画像形成を行う。
【0008】この方法は、デジタル複写装置に画像記憶
部を設けたときの特有の方法であり、中間トレーが不要
になると言う利点がある。また、定着装置101から給
送部103まで、両面画像形成の為に第1面を画像形成
した転写材を戻す速度を、複写装置内の転写材搬送速度
より十分速くする事により、両面画像形成のセットを1
部だけ得る時は最も高速にできると言う利点もある。
【0009】一方、図12は中間トレーを備えた画像形
成装置の一例であるデジタル複写装置の概略を示す断面
図であり、N枚を出力する両面モードあるいは多重モー
ドが選択された際、第1面に画像形成された転写材S
を、フラッパ部材114、両面経路PR1を経由し、中
間トレー110に積載・収納するようにしている。そし
て、転写材SがN枚収納されると、転写材Sは再給送装
置122によって画像形成部100に再給送され、両面
モードの場合は第2面に、多重モードの場合は第1面に
画像がそれぞれ形成されて排出される。
【0010】そして、この方式では、既述した中間トレ
ーを備えていない画像形成装置と比べて、例えば2部以
上の両面プリントセットを短時間で得ることができると
いう利点がある。
【0011】なお、上記2つ方式の画像形成装置におい
ては、搬送路における転写材Sの搬送状況を監視すべ
く、例えば図13に示すようにレバーを含む機械式また
は光学式のセンサQが複数個配設されている。そして、
種々の原因(搬送装置の汚れ、摩耗等)により転写材S
が滞留・早着・遅延など所定のタイミングで搬送されな
くなった場合には、制御装置は、各センサQからの信号
に基づきジャムが発生したものと判断し、画像形成装置
を保護するため装置を停止(異常停止)する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな中間トレイを備えた従来の画像形成装置において、
ジャムが発生したり、又は誤って電源スイッチをオフに
する、電源プラグがコンセントからはずれる若しくは停
電することにより、たとえジャムに至らない場合でもジ
ョブ(一組の画像形成命令:例えば、「下段のカセット
に収納されているA5サイズの転写材の両面に、文字写
真混在の片面原稿を141%の画像版200部画像形成
し、長辺側の2個所にステープルソートする。画像濃度
はやや薄目、綴じ代は10mm設ける。」)が完了しな
いでジョブが中断されてしまうことは避けられない。
【0013】ここで、上記のような理由によりジョブが
中断された場合、搬送路に転写材が残るようになる。そ
して、このように搬送途中に残存した転写材は、ユーザ
ー自らが除去するが、除去作業を終えて画像形成動作を
再開しようとしたときに、中断された直前のジョブに係
る転写材Sが中間トレー110に残存していることがあ
る。
【0014】この場合、残存転写材を取り出すには、中
間トレーを引き出す必要があるが、この中間トレー11
0の引き出しには、図14に示すように画像形成装置1
00Aの前方のカバー112を完全に(約90度)開か
ねばならず、空間的に余裕のない事務所などでは容易で
はない。
【0015】また、中間トレー110を引き出すのは、
高齢者、女性等の非力なユーザーにとって力仕事であ
り、それ以外のユーザーにとっても、一般的に飛散トナ
ー等により汚れた中間トレー110に触れねばならない
ため敬遠されがちであったのみならず、これらの作業
は、複雑な機械に不慣れなユーザーにとって時間の浪費
につながっていることは否めない。
【0016】また、この場合除去された転写材は、し
わ、折れ、破れがないにもかかわらず捨てられてしまう
場合が多い。例えば1部50枚(100頁)の両面出力
を行う場合、第1面の画像形成が完了し、第2面の最初
の画像形成の途中で異常停止したとすれば、中間トレー
に残存した49枚もの転写材が無駄になってしまうわけ
である。
【0017】そこで、本発明は、このような現状に鑑み
てなされたものであり、中間トレー(中間収容手段)に
残存する転写材(シート)の除去の煩雑さを低減すると
ともに、残存転写材を有効に利用することのできる画像
形成装置を提供することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、片面に画像が
形成されたシートを画像形成部に再給送して前記シート
の片面又は両面に画像を形成する画像形成装置におい
て、前記片面に画像が形成された後、前記画像形成部に
再給送されるシートを一時的に所定枚数収納する中間収
容手段を備え、装置本体が停止動作以外で停止した後、
次の画像形成動作に先立ち前記中間収容手段に収納され
ているシートを該中間収容手段の外部へ排出することを
特徴とするものである。
【0019】また本発明は、前記中間収容手段に収納さ
れているシートを前記画像形成部に再給送する再給送手
段と、前記画像形成部に再給送された後、前記片面又は
両面に画像が形成されたシートを排出する排出手段と、
前記中間収容手段に収納されているシートを検知する検
知手段と、前記次の画像形成動作に先立ち前記検知手段
からの検知信号に基づいて前記中間収容手段に収納され
ているシートを順次前記装置本体外に排出するよう前記
再給送手段及び排出手段を制御する制御手段と、を備え
たことを特徴とするものである。
【0020】また本発明は、前記中間収容手段から排出
されたシートを収納する残存シート収納手段と、前記中
間収容手段に収納されているシートを前記画像形成部に
再給送、或は前記残存シート収納手段に選択的に給送す
る再給送手段と、前記画像形成部に再給送された後、前
記片面又は両面に画像が形成されたシートを排出する排
出手段と、前記中間収容手段に収納されているシートを
検知する検知手段と、前記次の画像形成動作に先立ち前
記検知手段からの検知信号に基づいて前記中間収容手段
に収納されているシートを順次前記残存シート収納手段
に排出し、該残存シート収納手段に収納された残存シー
トが所定枚数を越えると、該残存シートを順次前記装置
本体外に排出するよう前記再給送手段及び排出手段を制
御する制御手段と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0021】また本発明は、前記制御手段は、前記シー
トを装置本体外に排出する際、該シートにべた黒画像を
形成するよう前記画像形成部を制御することを特徴とす
るものである。
【0022】また本発明は、前記中間収容手段から排出
されたシートを裁断する裁断手段と、前記中間収容手段
に収納されているシートを前記裁断手段に給送する給送
手段と、前記中間収容手段に収納されているシートを検
知する検知手段と、前記次の画像形成動作に先立ち前記
検知手段からの検知信号に基づいて前記中間収容手段に
収納されているシートを順次前記裁断手段に排出するよ
う前記給送手段を制御する制御手段と、を備えたことを
特徴とするものである。
【0023】また本発明のように、片面に画像が形成さ
れた後、画像形成部に再給送されるシートを中間収容手
段に一時的に所定枚数収納する。そして、装置本体が停
止動作以外で停止した後、次の画像形成動作に先立ち、
制御手段は、中間収容手段に収納されているシートを検
知する検知手段からの検知信号に基づいて再給送手段及
び排出手段を制御し、シートを装置本体の外部へ排出す
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0025】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
画像形成装置の構成を示す図である。同図において、2
00は画像形成装置本体(以下、装置本体という)であ
り、この装置本体200には、原稿載置台201、光学
読み取り装置202、給紙部203、画像形成部204
等が配置されている。また、この装置本体200の上部
には循環式自動原稿供給装置(RDF)300が配され
ている。
【0026】ここで、画像形成部204には、感光体2
05、トナーを内蔵した現像器206、転写帯電器20
7、分離帯電器208、クリーナ209、一次帯電器2
10等がそれぞれ配設されている。さらに、この画像形
成部204の下流側には、搬送手段220、定着装置2
21、排出手段である排出ローラ222等が配設されて
いる。また、給紙部203は、カセット給紙部230
と、ペーパーデッキ231とを有している。
【0027】そして、この画像形成装置では、装置本体
200に設けられている後述する図2に示す制御装置5
0から給紙信号が出力されると、カセット給紙部230
の給紙トレイ232、或はペーパーデッキ231に収納
された転写材Sが給紙される。
【0028】一方、原稿載置台201に載置されている
不図示の原稿は光学読み取り装置202により読み取ら
れた後、感光体205に集光される。ここで、この感光
体205は、予め一次帯電器210により帯電されてお
り、原稿からの反射光により静電潜像が形成され、次い
で現像器206によりトナー像が形成される。
【0029】またこの後、給紙部203から給紙された
転写材Sは、レジストローラ224で斜行が補正され、
さらにタイミングが合わされて画像形成部204へと送
られる。またさらに、画像形成部204では、転写帯電
器207により、この送られてきた転写材Sに感光体2
05上のトナー像が転写され、その転写された転写材S
は、分離帯電器208によって転写帯電器207と逆極
性に帯電されて感光体205から分離される。
【0030】そして、分離された転写材Sは、搬送手段
220により定着装置221に搬送され、この定着装置
221により未定着転写画像が永久定着される。なお、
このように画像が定着された転写材Sは、片面複写の場
合には、排出手段である排出ローラ222により装置本
体200の外へ排出される。
【0031】一方、両面複写、あるいは多重複写の場合
には、片面に複写された転写材Sは、フラッパ部材11
4、両面経路PR1を経由し、中間収納手段である中間
トレー110に積載・収納される。そして、中間トレー
110に転写材Sが所定枚数(N枚)収納されると、再
給送手段である再給送装置122によって画像形成部2
04に再給送され、両面モードの場合は第2面に、多重
モードの場合は第1面に画像形成されて装置本体200
の外へ排出される。
【0032】一方、同図において、Q27は中間トレー
101の転写材の有無を検知する検知手段である中間ト
レーセンサであり、この中間トレーセンサQ27は中間
トレー上の転写材Sを検知すると、検知信号を図2に示
す制御装置50に入力するようにしている。
【0033】ところで、この制御装置50は、例えばジ
ャムが発生し、既述した図13に示す各センサQのうち
のいずれかからのジャム検知信号により装置本体200
を異常停止するが、ユーザーによるジャム転写材除去
後、主電源51がオフされ、ついで主電源51がオンさ
れたことを検知すると、次の画像形成動作の制御を行う
ようになっている。
【0034】ところが、このように主電源51がオンさ
れたとき中間トレーセンサQ27からの検知信号が入力
されると、中間トレー101を用いる次の画像形成動作
に先立ち、再給送装置122、レジストローラ224、
搬送手段220、定着装置221、排出ローラ222を
駆動して転写材Sを装置本体200の外へ排出するよう
にしている。
【0035】そして、このようにジャム、或は既述した
ように誤った電源スイッチのオフや停電等により装置本
体200が異常停止した後、次の画像形成を開始する前
に中間トレー上の転写紙を検知すると、転写紙を装置本
体200の外へ排出することにより、残存転写材除去の
煩雑さを低減することができる。
【0036】ただし、ユーザーがジャムした転写材を除
去する際、この転写材をちぎってしまい、その破片が残
存しやすい。かかる場合は、強制排出動作を行わずに、
再度ユーザーに対して、残存転写材の除去を促すように
する。これは、このような場合においても転写材の強制
排出動作を行うと、画像形成装置の故障、ひいては火災
などの事態を招来しかねないからである。
【0037】ところで、これまでの説明においては、中
間トレー110に残存している転写材を単に装置本体外
に排出する場合について述べてきたが、本発明はこれに
限らず、残存転写材を単に排出するのではなく、排出す
る際、残存転写材を他の目的で使用することもできる。
【0038】次に、このような本発明の第2の実施の形
態について説明する。
【0039】図3は、本実施の形態に係る画像形成装置
の構成を示す図であり、同図において、図1と同一符号
は、同一又は相当部分を示している。
【0040】同図において、108は中間トレー110
の下方に設けられた残存シート収納手段である廃プリン
ト(=残存転写材)収容部であり、111は再給送装置
122により廃プリント収容部108に給送される廃プ
リントを廃プリント収容部108に搬入する搬送ローラ
である。なお、この搬送ローラ111は、廃プリント収
容部108に収納した廃プリントを再給送装置122に
搬送することができるよう正逆転可能となっている。
【0041】また、図4に示すように、この搬送ローラ
111は、制御装置50により駆動制御されるようにな
っている。そして、この制御装置50は、既述したよう
にジャムが発生し、ユーザーによるジャム転写材除去
後、主電源51がオフされ、ついで主電源51がオンさ
れたとき、中間トレーセンサQ27からの検知信号が入
力されると、再給送装置122及び搬送ローラ111を
駆動してまず、廃プリントを廃プリント収容部108に
搬入するようにしている。
【0042】ここで、本実施の形態において、この廃プ
リント収容部108には、最大A3(JIS(日本工業
規格による転写材の大きさ))、最小A5の転写材を所
定枚数(約100枚)収納可能である。そして、廃プリ
ント検知手段Q28により、廃プリント収容部108に
収納された廃プリントが所定枚数を越えたことを検知す
ると、制御装置50は廃プリントの収容を中止する。な
お、A5未満の大きさの転写材については、収容を行わ
ない。
【0043】次に、制御装置50は、再給送装置12
2、レジストローラ224、搬送手段220、定着装置
221、排出ローラ222を駆動して装置本体200の
外へ排出する。
【0044】ところで、本実施の形態においては、この
ように廃プリントを装置本体200の外へ排出する際、
画像濃度の向上及び感光体上の転写残トナーを除去する
ためのクリーナ209の清掃能力補助の目的で、制御装
置50は画像形成部204を制御し、廃プリントに「べ
た黒画像」を形成して排出するようにしている。
【0045】ここで、まず、べた黒画像を形成すること
がなぜ画像濃度向上につながるのかについて説明する。
【0046】一般に電子写真装置等の画像形成装置にお
いては、画像を形成するために、絶縁性の粉体トナーを
用いるが、このトナーの粒径は一定ではなく例えば図5
に示すように必ず分布を有する。
【0047】そして、現像工程においては、トナーの比
帯電量等の関係から、かかる粒径分布の全てのトナーが
使用されるわけではなく「現像されやすい」粒径を有す
るトナーが先に使用されてしまうため、長期使用後には
「現像されにくい」粒径を有するトナーが現像装置内に
蓄積してしまい、画像濃度の低下を招来する。
【0048】そこで、強い電界を印加することにより、
かかる「現像されにくい」粒径を有するトナーを感光体
205へ強制的に転移させる、即ちべた黒トナー像を形
成することにより図6に示すように画像濃度の向上、回
復が図られるわけである。
【0049】次に、べた黒画像を形成することがなぜク
リーナ209の能力補助につながるのかについて説明す
る。
【0050】前述の電子写真装置等の画像成装置のクリ
ーナ209としては、図7に示すようにウレタンゴム等
の弾性材からなるブレード状部材209aを使用した構
成が一般的である。
【0051】そして、この構成は簡易かつ小型であり、
しかも残留トナーの除去機能もすぐれているので従来か
ら広く用いられているが、画像比率の低い、即ち白地の
多いプリントを多数枚連続した場合等にブレード状部材
209aのめくれ等が発生することがある。
【0052】このため、感光体上の非画像領域でトナー
を付着させ、クリーナ209でそのトナーを除去するこ
とで、トナーの潤滑性によりブレード状部材209aの
めくれ等を防止したり、感光体205への付着物をトナ
ーと一緒に除去したりすることが可能になるわけであ
る。これが、クリーナ209の能力補助機能である。
【0053】ただし、クリーナ209の能力補助に必要
なトナーの量は、画像濃度回復に必要なトナーの量より
はるかに少なく、クリーナ209の能力補助に必要なト
ナーがすべて転写されずに、クリーナ209へ送り込ま
れることは、多くの場合クリーナ209の除去能力を越
えるのみならず、廃トナー搬送・収容部への負担も増加
するため、トナーを転写材に転写して、即ちプリントと
して画像形成装置外へ排出することが望ましいわけであ
る。
【0054】なお、べた黒画像形成の間隔及びべた黒画
像形成一回あたりのトナー消費量は、それぞれ図8に示
す表1及び表2の通りである。
【0055】ところで、このべた黒画像形成の方法は、
図9に示す現像コントラストVcont(現像ローラ2
06aの電位Vdrと感光体電位Vpsdの差)を大き
くすることにより行う。
【0056】本実施の形態では、通常の画像形成におい
て最高濃度部で約230VのVcont(Vdr=28
0,Vpsd=50)としているが、べた黒画像形成に
おいてはVcontを390V(Vdr=400,Vp
sd=10)とする。
【0057】さらに、通常の画像形成においては、現像
バイアスは交流成分を含むが、べた黒画像形成において
は交流成分を含まないこととする。これは、現像間隙で
の現像バイアスのリークを防ぐためである。
【0058】なお、本実施の形態に係る装置で用いる感
光体205は、外径108mmのドラム形状を呈し、ア
ルミニウムなどからなる導電性支持体と、導電性支持体
の表面上に順次堆積された感光層(電荷注入阻止層及び
光導電性を示す光導電層)と表面層とからなる。
【0059】ここで、電荷注入阻止層は導電性支持体か
ら光導電層への電荷の注入を阻止するためのものであ
り、必要に応じて設けられる。光導電層は少なくとも珪
素原子を含む非晶質材料で構成され、光導電性を示すも
のである。さらに、表面層は珪素原子と炭素原子(さら
に、必要により水素原子あるいはハロゲン族原子または
その両方の原子)を含む。
【0060】より低速度で低価格を志向する画像形成装
置においては、感光体205として有機感光層を含むも
のを使用でき、画像形成部の空間的配置の自由度を高め
る目的では、フレキシブルベルト状の感光体を使用でき
る。
【0061】また、例えばべた黒画像形成の頻度や、べ
た黒画像に使用すべきトナー量については、トナーの物
性、感光体の回転速度や表面性、感光体清掃ブレードの
物性等に応じて最適化すべきであるし、出力モード、環
境温度・湿度又はシート状の転写材の種類等に応じて制
御を行うようにすることも可能である。
【0062】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。
【0063】図10は、本実施の形態に係る画像形成装
置の構成を示す図であり、同図において、図3と同一符
号は、同一又は相当部分を示している。
【0064】同図において、80は公知の構成の裁断装
置であり、この裁断装置80はA4サイズ換算で廃プリ
ント約500枚分を処理可能である。
【0065】そして、既述したようにジャムが発生し、
ユーザーによるジャム転写材除去後、主電源51がオフ
され、ついで主電源51がオンされたとき、中間トレー
センサQ27からの検知信号が入力されると、制御装置
50(図2参照)は、再給送装置122を駆動して廃プ
リントを裁断装置80に搬入するようにしている。
【0066】このように、装置本体200が停止動作以
外で停止した後、次の画像形成動作に先立ち、廃プリン
トを裁断処理することにより、廃プリントの廃棄処理を
容易にすることができると共に、廃プリントに記録され
た情報の機密保持にも資するところ大である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、装
置本体が停止動作以外で停止した後、次の画像形成動作
に先立ち、中間収容手段に収納されているシートを中間
収容手段の外部へ排出することにより、中間トレーに残
存する転写材の除去の煩雑さを低減することができる。
さらに、この排出の際、残存転写材にべた黒画像を形成
することにより、画像濃度の向上及びクリーナの清掃能
力を向上させることができ、残存転写材を有効に利用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の構成を示す図。
【図2】上記画像形成装置の制御ブロックを示す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置
の構成を示す図。
【図4】上記画像形成装置の制御ブロックを示す図。
【図5】トナーの粒径分布を示す図。
【図6】べた黒画像形成の効果を示す図。
【図7】上記画像形成装置のクリーナ近傍の拡大断面
図。
【図8】上記べた黒画像形成の頻度及びべた黒画像形成
一回あたりのトナー消費量を示す表図。
【図9】上記画像形成装置の現像器近傍の拡大断面図。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装
置の構成を示す図。
【図11】従来の、中間トレイを備えていない画像形成
装置の構成を示す図。
【図12】従来、中間トレイを備えている画像形成装置
の構成を示す図。
【図13】上記従来の画像形成装置のジャム検知用のセ
ンサの位置を示す図。
【図14】上記従来の画像形成装置における残存転写材
の取り出しを示す平面図。
【符号の説明】
50 制御装置 80 裁断装置 108 廃プリント収容部 110 中間トレー 122 再給送装置 200 装置本体 204 画像形成部 205 感光体 206 現像器 209 クリーナ 220 搬送手段 221 定着装置 222 排出ローラ Q27 中間トレーセンサ S 転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/00 534 G03G 15/00 534 21/00 378 21/00 378 Fターム(参考) 2H027 DC07 EA18 ED16 ED29 EF06 EK10 FA13 FA21 FA25 FB07 HA10 ZA07 2H028 BA14 BB02 2H072 GA03 3F054 AA01 AC02 AC05 BJ04 DA02 3F100 AA04 BA06 BA07 BA15 DA01 DA02 DA03 EA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に画像が形成されたシートを画像形
    成部に再給送して前記シートの片面又は両面に画像を形
    成する画像形成装置において、 前記片面に画像が形成された後、前記画像形成部に再給
    送されるシートを一時的に所定枚数収納する中間収容手
    段を備え、 装置本体が停止動作以外で停止した後、次の画像形成動
    作に先立ち前記中間収容手段に収納されているシートを
    該中間収容手段の外部へ排出することを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 前記中間収容手段に収納されているシー
    トを前記画像形成部に再給送する再給送手段と、 前記画像形成部に再給送された後、前記片面又は両面に
    画像が形成されたシートを排出する排出手段と、 前記中間収容手段に収納されているシートを検知する検
    知手段と、 前記次の画像形成動作に先立ち前記検知手段からの検知
    信号に基づいて前記中間収容手段に収納されているシー
    トを順次前記装置本体外に排出するよう前記再給送手段
    及び排出手段を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記中間収容手段から排出されたシート
    を収納する残存シート収納手段と、 前記中間収容手段に収納されているシートを前記画像形
    成部に再給送、或は前記残存シート収納手段に選択的に
    給送する再給送手段と、 前記画像形成部に再給送された後、前記片面又は両面に
    画像が形成されたシートを排出する排出手段と、 前記中間収容手段に収納されているシートを検知する検
    知手段と、 前記次の画像形成動作に先立ち前記検知手段からの検知
    信号に基づいて前記中間収容手段に収納されているシー
    トを順次前記残存シート収納手段に排出し、該残存シー
    ト収納手段に収納された残存シートが所定枚数を越える
    と、該残存シートを順次前記装置本体外に排出するよう
    前記再給送手段及び排出手段を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記シートを装置本体
    外に排出する際、該シートにべた黒画像を形成するよう
    前記画像形成部を制御することを特徴とする請求項3記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記中間収容手段から排出されたシート
    を裁断する裁断手段と、 前記中間収容手段に収納されているシートを前記裁断手
    段に給送する給送手段と、 前記中間収容手段に収納されているシートを検知する検
    知手段と、 前記次の画像形成動作に先立ち前記検知手段からの検知
    信号に基づいて前記中間収容手段に収納されているシー
    トを順次前記裁断手段に排出するよう前記給送手段を制
    御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015040089A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム、画像形成装置及び後処理装置並びに画像形成システムの制御方法

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