JP2000225852A - 防振支持機構を有する建設機械 - Google Patents

防振支持機構を有する建設機械

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JP2000225852A
JP2000225852A JP11027079A JP2707999A JP2000225852A JP 2000225852 A JP2000225852 A JP 2000225852A JP 11027079 A JP11027079 A JP 11027079A JP 2707999 A JP2707999 A JP 2707999A JP 2000225852 A JP2000225852 A JP 2000225852A
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JP
Japan
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construction machine
support mechanism
vibration
engine
bolt
Prior art date
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Application number
JP11027079A
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English (en)
Inventor
Takanobu Igari
孝信 井刈
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クレーン等の補助機械を用いずに防振支持機
構の交換を可能とする。 【解決手段】 建設機械本体10との間に防振支持機構
4を挟んで機器1が取り付けられる建設機械において、
機器1は、防振支持機構4の一端が着脱可能に連結され
る連結部3と、ボルト23が螺合貫通するねじ孔が穿設
されたねじ部3とを有し、建設機械本体10は、防振支
持機構4の他端が着脱可能に連結される連結部11,1
2と、上記ねじ孔を貫通したボルト23の先端を受ける
受け部15とを有する。ボルト23の螺進により機器1
を建設機械本体10に対して移動させて両連結部3,1
1(12)の間隔を拡張させると、防振駆動機構4の取
り外しが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばエンジンや
運転室などの機器を防振支持機構を介して本体に取り付
けるようにした建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等の建設機械では、エンジ
ンや運転室などの機器を建設機械本体に取り付ける際、
間に防振ゴムなどの防振支持機構を介在させることで機
器の振動を防止している。図6〜図8は従来のエンジン
取付構造の一例を示すもので、1はエンジン、2はエン
ジン1に取り付けられた油圧ポンプを示している。エン
ジン1の一端側にはブラケット3が取り付けられ、図7
の如くブラケット3の2箇所が防振支持機構4を挟んで
ボルトにより建設機械本体のフレーム10に連結され
る。また、図8の如く油圧ポンプ2の2箇所も防振支持
機構4を挟んでボルトによりフレーム10に連結され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】防振支持機構4が劣化
してその交換を強いられた場合、従来はボルトを全て取
り外した後、ロープRPを用いてエンジン1を不図示の
クレーンにて吊り上げ、防振支持機構4を新品と交換し
てからエンジンを元の位置に戻してボルトにて締結する
ようにしている。このように従来の構成では、防振支持
機構4の交換作業にクレーンが必須となり手間がかか
る。
【0004】本発明の目的は、クレーン等の補助機械を
用いずに防振支持機構の交換が可能な建設機械を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図3
に対応づけて説明すると、本発明は、建設機械本体10
との間に防振支持機構4を挟んで機器1が取り付けられ
る建設機械に適用される。機器1は、防振支持機構4の
一端が着脱可能に連結される連結部3と、ボルト23が
螺合貫通するねじ孔が穿設されたねじ部3とを有し、建
設機械本体10は、防振支持機構4の他端が着脱可能に
連結される連結部11,12と、上記ねじ孔を貫通した
ボルト23の先端を受ける受け部15とを有し、ボルト
23の螺進により機器1を建設機械本体10に対して移
動させて両連結部3,11(12)の間隔を拡張可能に
構成し、これにより上記問題点を解決する。
【0006】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の一実施の
形態を説明する。図1〜図5は本実施の形態における建
設機械のエンジン取付構造を示しており、図6〜図8と
同様の構成要素には同一の符号を付してある。建設機械
のフレーム10には、4箇所にエンジン装着部11,1
2,13,14が設けられ、これらの装着部11〜14
を介してエンジン1がフレーム10に取り付けられる。
一端側の取付部を示す図3において、エンジン1とエン
ジン装着部11,12との間に介在される一対の防振支
持機構4は、上面が取付ボルト21によりブラケット3
に螺着されるとともに、下面が取付ボルト22によりエ
ンジン装着部11,12に螺着される。ブラケット3に
は、一対の持ち上げボルト23が螺合貫通するねじ孔が
形成される一方、フレーム10にはねじ孔を貫通するボ
ルト23の先端を受ける受け部15が形成されている。
持ち上げボルト23の作用については後述する。
【0008】エンジン1の他端側に装着される油圧ポン
プ2には、予め取付用の張り出し部2A(図4,図5)
が両側に形成され、ここに防振支持機構4の上面が螺着
されるとともに、防振支持機構4の下面が取付ボルト2
2によりエンジン装着部13,14に螺着される。油圧
ポンプ2の両側面に取り付けられた板状のブラケット3
1には、持ち上げボルト23が螺合貫通するねじ孔がそ
れぞれ形成される一方、フレーム10にはねじ孔を貫通
するボルト23の先端を受ける受け部16が形成されて
いる。
【0009】持ち上げボルト23は通常時は取り外され
ており、防振支持機構4の交換時にのみ使用される。交
換にあたり、まずフレーム10およびエンジン1と防振
支持機構4とを連結する取付ボルト21,22を外し、
次いでブラケット3,張り出し部2Aのねじ孔に持ち上
げボルト23を上方から螺合する。持ち上げボルト23
は、当初はフレーム10に対して下方に螺進するが、先
端がフレーム10の受け部15,16に当接するとフレ
ーム10に対する移動が阻止され、それ以降はブラケッ
ト3,張り出し部2Aを介してエンジン1がフレーム1
0に対して上昇することになる。
【0010】エンジン1の上昇によって防振支持機構4
の上面とブラケット3,張り出し部2Aとの間に隙間が
できるので、防振支持機構4をブラケット3とエンジン
装着部11,12との間、あるいは張り出し部2Aとエ
ンジン装着部13,14との間から容易に取り外すこと
ができる。その後、新しい防振支持機構4を挿入し、取
付ボルト22によってエンジン装着部11〜14に螺着
する。持ち上げボルト23を上述とは逆方向に回転させ
ることによりエンジン1を元の位置まで下降させ、防振
支持機構4を取付ボルト21によりブラケット3,張り
出し部2Aに螺着する。次いで持ち上げボルト23を取
り外せば交換作業は終了する。
【0011】なお、防振支持機構4の交換に際しては、
防振支持機構4の上面とブラケット3(張り出し部2
A)との間にごく僅かな隙間さえ形成されれば取り外し
および挿入が可能なので、いずれか1個の防振機構4の
みの交換を行う場合には、それに対応する持ち上げボル
ト22のみを螺合すればよい。
【0012】このように本実施の形態では、持ち上げボ
ルト23を用いてエンジン1を若干浮かせることにより
防振支持機構4の交換を可能としたので、従来のように
クレーン等の補助機械を用いることなく交換作業が行え
る。特に交換する必要のない防振機構4に対しては、取
付ボルト21,22の取り外しを行う必要がないので、
作業効率の大幅な向上が図れる。
【0013】以上の実施の形態において、エンジン1が
機器を、ブラケット3および張り出し部2Aが機器側の
連結部を、エンジン装着部11〜14が建設機械本体側
の連結部を、ブラケット3,31がねじ部をそれぞれ構
成する。
【0014】なお以上では、エンジン1と油圧ポンプ2
とを建設機械本体(フレーム10)に取り付ける構造を
示したが、エンジン単体で取り付ける場合も本発明を適
用できる。またエンジン以外の機器、例えばキャブ(運
転室)やラジエータ等の取付構造に対しても本発明を同
様に適用できる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、建設機械本体に防振支
持機構を介して機器を取り付ける構造において、ボルト
とねじ孔によるねじ作用を利用して機器を移動させるこ
とにより防振支持機構の交換を可能としたので、従来の
ようにクレーンを用いる場合と比べて交換作業効率が大
幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に一実施の形態におけるエンジンの取付
構造を示す斜視図。
【図2】図1のII方向から見た図。
【図3】図2のIII−III線から見た図。
【図4】図2のIV−IV線から見た図。
【図5】図2の部分拡大図。
【図6】従来のエンジン取付構造を示す図。
【図7】図6の左側面図。
【図8】図6の右側面図。
【符号の説明】
1 エンジン 2 油圧ポンプ 2A 張り出し部 3 ブラケット 4 防振支持機構 10 フレーム 11〜14 エンジン装着部 15,16 受け部 21,22 取付ボルト 23 持ち上げボルト 31 ブラケット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械本体との間に防振支持機構を挟
    んで機器が取り付けられる建設機械において、 前記機器は、前記防振支持機構の一端が着脱可能に連結
    される連結部と、ボルトが螺合貫通するねじ孔が穿設さ
    れたねじ部とを有し、前記建設機械本体は、前記防振支
    持機構の他端が着脱可能に連結される連結部と、前記ね
    じ孔を貫通したボルトの先端を受ける受け部とを有し、 前記ボルトの螺進により前記機器を前記建設機械本体に
    対して移動させて前記両連結部の間隔を拡張可能に構成
    したことを特徴とする防振支持機構を有する建設機械。
JP11027079A 1999-02-04 1999-02-04 防振支持機構を有する建設機械 Pending JP2000225852A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002138512A (ja) * 2000-11-01 2002-05-14 Komatsu Ltd 建設車両の運転室支持装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002138512A (ja) * 2000-11-01 2002-05-14 Komatsu Ltd 建設車両の運転室支持装置

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