JP2000225715A - インクジェットプリンタ及びそれを用いた印刷システム - Google Patents

インクジェットプリンタ及びそれを用いた印刷システム

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JP2000225715A
JP2000225715A JP2116899A JP2116899A JP2000225715A JP 2000225715 A JP2000225715 A JP 2000225715A JP 2116899 A JP2116899 A JP 2116899A JP 2116899 A JP2116899 A JP 2116899A JP 2000225715 A JP2000225715 A JP 2000225715A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットノズルのクリーニングで消費
するインクの量を極力減らす。 【解決手段】 クリーニングでノズルのインク吸引を行
うとき、インクジェット印刷ヘッド9に、独立してイン
ク吸引ができる複数の吸引部屋45をもったゴムキャッ
プ41を被せ、ヘッド9上のノズルのうち目詰まりして
いるノズルに当たる部屋だけを選択的に吸引ポンプ49
に繋げて吸引する。前もって目詰まりノズルの個数や場
所を調べ、それに基づいてノズル目詰まりの原因を分析
し、原因に応じて、上記の選択的な吸引を行うか、全ノ
ズルを纏めて吸引するかを判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、インクジェットプリンタ
のヘッドクリーニングのための構造及びそれを駆動制御
する装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、インクタン
クから印刷ヘッドへ液体インクを供給して、その液体イ
ンクの滴をヘッド上のインクジェットノズルから用紙へ
向けて噴射する。インクタンクからインクジェットノズ
ルまでのインク経路に気泡などが詰まってインクジェッ
トが噴射できなくなることが時々ある。そこで、インク
ジェットプリンタは、ユーザに目詰まりノズルを発見さ
せるために全ノズルを使って所定のチェックパターンを
印刷する「目詰まりチェックパターン印刷」機能と、ノ
ズルからインクを外部へ吸い出すことにより目詰まりを
解消する「クリーニング」機能とを有している。
【0003】多くのインクジェットプリンタは、白黒及
びカラー印刷を可能とするために黒(K)、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色、又は
それ以上の色数のインクを使用しており、各色毎に、独
立したインクタンク及び64個や128個といった多数
のノズルのセットを有している。例えば1色当たりの6
4個のノズルを有するプリンタは、4色合計で256個
という多数のノズルを有している。
【0004】目詰まりチェックパターンを印刷すると、
そのパターンのどの箇所が印刷されていないかを調べる
ことで、多数のノズルの内のどのノズルが詰まっいるか
が判明する。その結果もし1つ以上のノズルが詰まって
いれば、ユーザはプリンタにクリーニングを行うよう命
じる。クリーニングは通常、ノズルを駆動してインクを
吐き出させる「フラッシング」、ノズル表面からインク
を拭き取る「ワイピング」、及び外部からの負圧でノズ
ルからインクを吸い出す「吸引」などの複数種類の動作
の複雑な組み合わせにより構成される。このうち、「吸
引」は、ヘッドをホームポジションに移動させ、ヘッド
の印刷面全体にゴムキャップをかぶせ、このゴムキャッ
プ内で全ノズルからインクを吸い出すことにより行われ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、目詰まりチェッ
クを行うと詰まっているノズルが個別に判明するにも拘
わらず、クリーニングは全ノズルに対して行われる。そ
の理由は幾つかあるが、その内の一つは、目詰まりの原
因は複雑であるため、詰まっているノズルのみから吸引
しても必ずしも目詰まりが解消できるわけではなく、全
ノズルから吸引する方が効果が得られる可能性が高いか
らである。しかし、全ノズルに対して吸引を行うとかな
りの量のインクが失われ、そのコストはユーザが負担し
なければならない。
【0006】ところで、インクタンクからインクジェッ
トノズルに至るインク流路には、気泡が特に滞留し易い
場所というものが幾つかある。その一つは、インクタン
クの直ぐ下流側に存在するフィルタ室である。インクタ
ンクが交換可能やカートリッジの場合、フィルタ室はニ
ードル管を有し、インクタンクが装着されると、このニ
ードル管がインクタンクに刺さる。このとき、インクタ
ンクとニードル管とのシリンダーピストン作用により、
フィルタ室内に気泡が入ってしまう。
【0007】通常、1つのインクタンクから多数のイン
クジェットノズルへインクを供給するために、インク供
給路はフィルタ室の下流部分で複数の分岐路に分かれて
いる。ところが、分岐することでインク供給路の断面積
が大きくなるため、個々の分岐路でのインク流速が低下
し、よってフィルタ室に入った気泡を外部へ排出する機
能が弱いという問題がある。
【0008】従って、本発明の一つの目的は、インクヘ
ットノズルのクリーニングで消費するインクの量を極力
減らすことにある。
【0009】本発明の別の目的は、フィルタ室内の気泡
を分岐したインク供給管を通じて効果的に外部へ排出で
きるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面に従
うインクジェットプリンタは、複数のインクジェットノ
ズルを有し少なくとも1つのインク室に接続される印刷
ヘッドと、印刷ヘッドを駆動して印刷を行わせる印刷制
御部と、インクジェットノズルを覆うためのキャッピン
グ装置とを備える。キャッピング装置は、上記複数のイ
ンクジェットノズルを1インク室毎に各々2以上のノズ
ルグループに分けた上で、少なくとも1インク室に対応
する全てのインクジェットノズルをノズルグループ単位
でそれぞれキャップするための複数の部屋を有するキャ
ップコンポーネントを有する。このキャップコンポーネ
ントの各部屋には、各部屋に負圧を供給するための配管
がそれぞれ接続されている。さらに、各部屋への各配管
を通じての負圧の供給を制御する吸引制御部が設けら
れ、この吸引制御部は、キャップコンポーネントの各部
屋によりインクジェットノズルグループをキャップする
ことにより、1ノズルグループ単位で個別にインク吸引
をする。
【0011】好適な実施形態では、吸引制御部は、任意
の部屋に負圧を供給することで1ノズルグループ単位で
個別にインク吸引をし、その際はインク室を共通として
いる他の部屋を全て密閉する(例えば、配管のバルブを
閉める、又は軽い負圧をかけるなど)。
【0012】また、好適な実施形態では、吸引制御部
は、1インク室に対応する全ての部屋に一斉に負圧を供
給する。
【0013】また、好適な実施形態では、複数のインク
室が用意され、キャップコンポーネントは全てのインク
室に接続されている全てのインクジェットノズルを覆う
だけの大きさ及び部屋数を有する。
【0014】また、好適な実施形態では、キャップコン
ポーネントは、各インク室毎に別体、又は合わせて一体
になっている。
【0015】また、好適な実施形態では、複数のインク
室が用意され、キャップコンポーネントは全てのインク
室に接続されている全てのインクジェットノズルを覆う
だけの大きさ及び部屋数を有していないが、それとは別
に全てのインクジェットノズルをまとめて覆える第2の
キャップコンポーネントが備えられる。
【0016】また、好適な実施形態では、複数のノズル
グループは、記録媒体搬送方向に並んで複数存在する。
【0017】また、好適な実施形態では、吸引制御部
が、印刷ヘッドのインクジェットノズルの中でインクジ
ェットを正常に噴射できない目詰まりノズルを特定した
目詰まりノズル情報を受け、この目詰まりノズル情報に
基づいて負圧の供給を制御する。
【0018】また、好適な実施形態では、上記目詰まり
ノズル情報が、目詰まりノズルが接続されているインク
室を特定した情報、目詰まりノズルの個数、及び目詰ま
りノズルの印刷ヘッド上での位置を含む。
【0019】また、好適な実施形態では、吸引制御部
が、目詰まりノズル情報のヴァリエーションに対応した
複数の制御ガイダンスを示した選択テーブルを有し、受
けた目詰まり情報に対応した特定の制御ガイダンスを選
択テーブルから選び、この選んだ特定の制御ガイダンス
に従って負圧の供給を制御する。
【0020】また、好適な実施形態では、吸引制御部
が、受けた目詰まりノズル情報に基づいて選択吸引モー
ドと全吸引モードのいすれかを選択する。選択吸引モー
ドを選択した場合には、複数のノズルグループの中から
選択した少なくとも1つの選択ノズルグループのみから
インクを吸引するように負圧の供給を制御する。また、
全吸引モードを選択した場合には、全ての前記ノズルグ
ループから同時にインクを吸引するように負圧の供給を
制御する。
【0021】また、好適な実施形態では、印刷制御部
が、印刷ヘッドを駆動して、目詰まりノズルの検出に使
用する所定の目詰まりチェックパターンを印刷させるチ
ェックパターン印刷部を有する。
【0022】また、好適な実施形態では、インクジェッ
トプリンタは、印刷された目詰まりチェックパターンを
読み取り、目詰まりノズル情報を吸引制御部に与えるパ
ターン読取装置を更に備える。
【0023】また、好適な実施形態では、インクジェッ
トプリンタは、ユーザが目詰まりノズル情報を入力する
ための入力装置を更に備える。
【0024】また、好適な実施形態では、インクジェッ
トプリンタは外部のホスト制御装置と接続され、ホスト
装置から上記目詰まりノズル情報を受ける。
【0025】また、好適な実施形態では、吸引制御部
が、特定のノズルグループ又は特定の部屋を指定した指
定情報を受け、その指定情報に基づいて、指定された特
定のノズルグループに対応する部屋へ、又は指定された
特定の部屋へ負圧を供給する。
【0026】また、好適な実施形態では、インクジェッ
トプリンタは外部のホスト装置と接続され、このホスト
装置から上記指定情報を受ける。
【0027】本発明の第2の観点に従う印刷システム
は、インクジェットプリンタと、このプリンタを制御す
るホスト装置とを備える。インクジェットプリンタは上
述したような構成を有し、印刷ヘッドから各ノズルグル
ープ毎に別々にインクを吸引することができる。また、
ホスト装置は、インクを吸引すべきノズルグループを選
択するために必要な選択情報をインクジェットプリンタ
に提供することができる。
【0028】好適な実施形態では、ホスト装置が、所定
の目詰まりチェックパターンの印刷をインクジェットプ
リンタに命じるチェックパターン命令部と、インクジェ
ットを正常に噴射できない目詰まりノズルを特定したユ
ーザ入力情報をユーザから入力するためのユーザ入力部
と、ユーザ入力部からのユーザ入力情報に基づいて前記
選択情報を生成しインクジェットプリンタに提供する選
択情報生成部とを備える。
【0029】また、好適な実施形態では、ユーザ入力部
が、ホスト装置のユーザインタフェース画面に目詰まり
チェックパターンの画像を表示し、この表示された目詰
まりチェックパターンの画像の中から目詰まりノズルに
対応する個所をユーザに指し示させることにより上記ユ
ーザ入力情報を入力する。
【0030】本発明の第3の観点に従うコンピュータ読
取可能な記録媒体は、プリンタがもつ多数のドット形成
素子の中から障害のあるドット形成素子を特定する方法
をコンピュータに実行させるためのプログラムを担持し
たものであり、上記方法は、所定のチェックパターンの
印刷をプリンタに命じるステップと、コンピュータのユ
ーザインタフェース画面にチェックパターンの画像を表
示するステップと、画面上の目詰まりチェックパターン
の画像の中から障害のあるドット形成素子に対応する個
所をユーザに指し示させることにより障害のあるドット
形成素子を特定するステップとを有する。
【0031】本発明の第4の観点に従うコンピュータ読
取可能な記録媒体は、多数のインクジェットノズルをも
ったインクジェットプリンタに対してインクジェットノ
ズルのクリーニングを命じる方法をコンピュータに実行
させるためのプログラムを担持した記録媒体である。こ
こで、インクジェットプリンタは、節約モードでのクリ
ーニングと、通常モードでのクリーニングとを選択的に
実行可能であり、節約モードでのクリーニングでは、イ
ンクジェットノズルの内から選択した1個以上の選択ノ
ズルのみからインクを吸引する選択吸引動作を場合によ
って実行し、一方、通常モードでのクリーニングでは、
全てのインクジェットノズルから同時にインクを吸引す
る全吸引動作をどんな場合にも実行する。そして、上記
方法は、コンピュータのユーザインタフェース画面に節
約モードと通常モードをユーザが選択するための画像を
表示するステップと、その表示された画像上でユーザが
節約モードか又は通常モードを選択したとき、選択され
た節約モード又は通常モードでのクリーニングをインク
ジェットプリンタに命じるステップとを有する。
【0032】本発明の第5の観点に従うインクジェット
プリンタの制御方法は、複数のノズルグループに分類さ
れた多数のインクジェットノズルをもった印刷ヘッド
と、この印刷ヘッドの各ノズルグループをキャップして
各ノズルグループから選択的にインクを吸引することが
できるキャッピング装置とを備えたインクジェットプリ
ンタに適用される制御方法であって、印刷ヘッドを駆動
して所定の目詰まりチェックパターンを印刷するとによ
り、目詰まりノズルをユーザに発見させるステップと、
目詰まりチェックパターンの画像をユーザに対して表示
するステップと、表示した目詰まりチェックパターンの
画像の中から、発見された目詰まりノズルに対応する個
所をユーザに指し示させることにより、目詰まりノズル
を特定する情報を得るステップと、その情報に基づいて
複数のノズルグループの中から少なくとも1つのノズル
グループを選択するステップと、選択したノズルグルー
プからインクを吸引するステップとを有する。
【0033】なお、本発明を実施するためのコンピュー
タプログラムは、周知のように、ディスク型ストレージ
や半導体メモリや通信回線などの種々の媒体を通じてコ
ンピュータにインストール又はロードすることができ
る。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態にか
かるプリントシステムの全体を示す。
【0035】ホストコンピュータ1に、ローカルプリン
タケーブル又は通信ネットワークを介して、インクジェ
ットプリンタ3が接続されている。ホストコンピュータ
1には、プリンタ3に対して印刷やクリーニングを実行
させるためのコマンドを送るソフトウェアであるプリン
タドライバ5が搭載されている。プリンタ3には、プリ
ンタドライバ5からのコマンドを解釈して以下の各部を
駆動し制御するコントローラ7、多数のインクジェット
ノズルを有した印刷ヘッド9、印刷ヘッド9に搭載され
るか又は別置きされたインクタンク11、ヘッド9に被
せるゴムキャップやヘッド9からインクを吸い出すポン
プなどを含んだキャッピング装置13、ヘッド9を走行
させるためのキャリッジ15、印刷用紙を搬送するため
の用紙搬送機構17などが含まれている。
【0036】本発明の主題であるクリーニングに関して
は、プリンタドライバ5は、ヘッド9のノズルの目詰ま
りを調べるための所定の「目詰まりパターン」を印刷す
るためのコマンドをプリンタ3へ送る機能、目詰まりパ
ターンの印刷結果に基づいてクリーニングを行うべきヘ
ッド9上のノズルグループを選択する機能、選択したノ
ズルグループについてクリーニングを行うことを命じる
コマンドをプリンタ3へ送る機能などを有している。ま
た、プリンタ3のキャッピング装置13は、クリーニン
グのうち特に「吸引」に関して、ヘッド9上の多数のノ
ズルを幾つかのグループに分け、各ノズルグループ単位
で吸引する機能、及び全ノズルを纏めて吸引する機能を
有している。プリンタ3のコントローラ7は、プリンタ
ドライバ5から目詰まりパターンの印刷コマンドを受け
ると、ヘッド9、キャリッジ機構15及び用紙搬送機構
17を駆動して目詰まりパターンを用紙上に印刷させる
機能、及び、プリンタドライバ5からクリーニングのコ
マンドを受けると、ヘッド9、キャリッジ機構15及び
キャッピング装置13を駆動して、要求されたクリーニ
ングを実行させる機能などを有している。
【0037】図2は、印刷ヘッド9の印刷面(用紙に向
かう面)の概略的な構成例を示す。図示のように、ヘッ
ド9の印刷面は例えば1枚のヘッドプレート21で構成
され、このヘッドプレート21上に、K,C,M,Yの
4色のインクをそれぞれ噴射する4つの大ノズル群23
K,23C,23M,23Yが配置されている。1色当
たりの大ノズル群23は、図3に示すように例えば16
個のノズル25からなり、これら16個のノズル25は
例えば4列のノズルアレイ(ノズルグループ)27-1〜
27-4に別れて配置されている。なお、実際のプリンタ
で採用されているヘッドの構成やノズルの配置形態には
種々のバリエーションがあり、また、近年の機種では色
数が6色や7色あったり、1色当たりのノズル個数も3
2個、64個、128個などと非常に多くなったりして
いる。しかし、本発明の説明をいたずらに複雑化しない
ために、この実施形態では図2、3に例示したヘッド構
成及びノズル配置を前提として説明する。
【0038】図4は、1色当たりのインクタンク11か
らヘッド9へ至るインクの流路を示す断面図である。
【0039】インクタンク11にニードル管31が差し
込まれており、このニードル管31から送り管35を通
ってヘッド9内へインクが送り込まれる。ニードル管3
1の根元部分には、ニードル管31をインクタンク11
に刺したときに入った気泡やゴミなどを除去するための
フィルター33がある。ヘッド9内では、インクはリザ
ーバ37に一旦蓄積され、このリザーバ37から個々の
ノズル25毎のキャビティ39へ送られ、ピエゾ素子に
よるキャビティ39の膨張収縮運動によってノズル25
から外部へ噴射される。
【0040】ノズル25の目詰まりの原因は、主とし
て、上記インク流路に気泡が溜まってインクが流れない
又は流れにくくなることと考えられる。流路内で気泡の
溜まり易いと思われる個所は、フィルター33と、送り
管35と、個々のキャビティ39である。フィルター3
3や送り管35に気泡が溜まると、複数のノズルからイ
ンクが出なくなる可能性があり、特に、流路抵抗の比較
的大きいノズル(典型的には、リザーバ37と送り管3
5の接続個所から遠い場所、例えばノズルアレイの端の
方、にあるノズル)からインクが出なくなると考えられ
る。この原因による目詰まりについては、全ノズルから
インクを吸引する(クリーニングする)ことが有効と考
えられる。一方、特定のキャビティ39内に気泡が溜ま
った場合には、その特定のキャビティ39のノズル25
だけが目詰まりを起こすことになる。この場合には、そ
の目詰まりを起こしたノズル25だけからインクを吸引
すれば、その目詰まりを解消することができる。
【0041】図5は、キャッピング装置13の、特に
「吸引」のための構造を示すもので、図3のA−A線で
見た断面図である。
【0042】キャッピング装置13は、ゴムキャップ4
1を有しており、このゴムキャップ41は、ヘッド9が
ホームポジションに在る時にヘッド2の印刷面に被せら
れる。このゴムキャップ41は、ヘッド9に被せられ吸
引ポンプ49から若干の負圧がかけられると、その縁が
印刷面に密着して印刷面を外気から遮断して、普段はノ
ズル25の乾燥を防ぐと共に、クリーニングの吸引時に
は吸引ポンプ49から大きな負圧をかけられてノズル2
5からインクを吸い出す役目を果たす。
【0043】このゴムキャップ41の内側には、3本の
ゴムの間仕切り43が立っており、それによりゴムキャ
ップ41の内側空間は4つの部屋45に別れている。こ
の4つの部屋45は、正面から見ると細長くて、それぞ
れ図3に示した4本のノズルアレイ27-1〜27-4の各
々をちょうどカバーする。このゴムキャップ41がヘッ
ド9に被せられて若干の負圧がかけられると、間仕切り
43も印刷面に密着するので、各部屋45は互いに独立
したものとなる。各部屋45は、個別の吸引管53を通
じて吸引ポンプ49に接続されている。各吸引管53に
は、個別に開閉できるバルブ55が設けられている。ク
リーニングの吸引時にこの4つのバルブ55の内の任意
のものを開き他を閉じることにより、4本のノズルアレ
イ27-1〜27-4の内の任意のアレイを選択的に吸引す
ることができる。勿論、4つのバルブ55の全部を開け
ば、全部のノズル25の吸引もできる。各部屋45に
は、ノズル25から出たインクを吸い取るためのスポン
ジ47が詰められている。
【0044】図5に示したゴムキャップ41はヘッド9
の1色分の大ノズル群に対するものであり、実際には4
色分の大ノズル群に対して同様のゴムキャップ41が4
個設けられる。この4個のゴムキャップは互いに分離し
ていても一体的に繋がっていてもよく、また、吸引ポン
プ49は全ゴムキャップに共通して1個あればよい。
【0045】図6は、キャッピング装置13の変形例を
示すものである。すなわち、図5に示したノズルアレイ
単位の吸引ができる1色分のゴムキャッ41の他に、4
色分全部のノズルをまとめて覆って吸引できる従来型の
ゴムキャップ61も用意されている。この2つのゴムキ
ャップ41、61は、ヘッド9の走行方向に沿って並べ
られているので、ヘッド9を移動させることで、いずれ
かのゴムキャップを選択的にヘッド9に被せることがで
きる。この2つのゴムキャップ41、61はそれぞれの
吸引管51、63を通じて吸引ポンプ49に接続され、
各吸引管51、63には個別に開閉できるバルブ65、
67が設けられている。例えば、乾燥防止のためのキャ
ッピングや全ノズルの吸引はゴムキャップ61を用いて
行い、ノズルアレイ単位の吸引はノズルキャップ41を
用いる。ノズルキャップ41は1色分の大ノズル群しか
覆えないので、ノズルアレイ単位の吸引は複数色ノズル
を同時に行うことはできないが、通常、複数色に亘って
ノズルが詰まることは少なく、ある1色の1個か2個の
ノズルが詰まるケースが多いので、実用上問題はない。
【0046】図7は、プリンタドライバ5が行うクリー
ニング処理の流れを示す。なお、以下の説明では、クリ
ーニングの動作に関しては「吸引」のみに言及し、他の
「フラッシング」及び「ワイピング」などについては説
明を省略する。
【0047】この処理では、最初に、目詰まりチェック
を行うか否かをユーザに問い(ステップS1)、ユーザ
がチェックを行わないと答えた場合は、ステップS5へ
進んで全ノズルを吸引する従来型のクリーニングを行う
ためのコマンドをプリンタ3に送る。すると、プリンタ
3では、ヘッド9をホームポジションに移動させて、そ
こで図5に示すようにヘッド9にゴムキャップ41を被
せ、4つのバルブ55をすべて開きポンプ49を駆動し
て、全ノズル25の吸引を行う。
【0048】一方、ステップS1で、目詰まりチェック
を行うとユーザが答えた場合は、目詰まりパターンを印
刷するためのコマンドをプリンタ3へ送る。するとプリ
ンタ3は、目詰まりパターンの印刷を行う。目詰まりパ
ターンは、例えば図3に示したノズルアレイ27間のピ
ッチd(数ミリメートル程度)だけヘッド9を走行させ
ながら、その間にヘッド9上の全てのノズル25からイ
ンクを噴射させることによって印刷されるものである。
この目詰りパターンは、1色につき図8(A)に示すよ
うなパターンが4個、それぞれK,C,M,Yの色で、
横並びに印刷されたものである。そして、図8(A)に
示す1色分のパターンでは、そこに描かれた16本の横
線71の各々が、図3に示した1色分の16個のノズル
25の各々によって印刷されたものである。もし、その
ノズル群に詰っているノズル25があると、図8(B)
に示すように、詰ったノズル25に対応した箇所73が
横線を印刷されずに空白となる。
【0049】このような目詰りパターンの印刷をプリン
タ3に命じた後、プリンタドライバ5は、図9に示すよ
うな目詰りチェック結果入力画面をディスプレイに表示
して、ユーザに目詰りパターンの印刷結果を入力させる
(S3)。すなわち、図9の入力画面には、目詰りパタ
ーンの絵81が表示されており、この絵81の中の横線
をユーザがマウスクリックすると、その横線が消えるか
又は別の色で表示され、そして、そのクリックされた横
線の番号が目詰りノズルの番号としてプリンタドライバ
5に記憶される。ユーザは、印刷した目詰りパターンを
見て、その中で空白個所と同じ横線をこの入力画面上の
絵81の中でマウスクリックし、それにより、どれが目
詰まりノズルであるかをプリンタドライバ5に教える。
全ての空白個所の横線をマウスクリックした後、ユーザ
は「OK」ボタン83をマウスクリックする。
【0050】なお、ユーザは、上記の入力操作が面倒で
あれば、単純に「全ノズル吸引」ボタン85をマウスク
リックしてもよい。また、目詰まりノズルが1つも無い
場合には、「キャンセル」ボタン87をクリックしても
よい。
【0051】「OK」ボタン83、「全ノズル吸引」ボ
タン85又は「キャンセル」ボタン87がクリックされ
ると、プリンタドライバ5は、その入力結果に基づいて
クリーニングを行うか否か、及び行う場合にはクリーニ
ングの種類を決定する(S4)。クリーニングの種類に
は、全ノズルを纏めて吸引する従来型のものと、特定の
ノズルアレイだけを選んで吸引する選択型のものとがあ
る。図9の画面上で、「キャンセル」ボタン87がクリ
ックされた場合は、クリーニングを行わないこととして
この処理を終了する。また、「全ノズル吸引」ボタン8
5がクリックされた場合には、従来型のクリーニングを
行うこととしてステップS5へ進む。
【0052】一方、「OK」ボタン83がクリックされ
た場合は、記憶してある目詰りノズルの番号に基づいて
従来型のクリーニングを行うか選択型のクリーニングを
行うかを決定する。このときの決定のロジックは、例え
ば図10に示すようなものである。すなわち、1色の大
ノズル群(つまり、共通のインクタンクに繋がっている
大ノズル群)中に、目詰まりノズルが1個しかない場
合、又は2個あるがその内少なくとも1個がその大ノズ
ル群中の比較的中央寄りに位置している(つまり、図4
に示す送り管35とリザーバ37との接続箇所に比較的
近くて、流路抵抗が比較的に小さい)場合には、その目
詰まりノズルの属する特定のノズルアレイだけを吸引す
る選択型のクリーニングを行うこととし、ステップS6
へ進む。その理由は、この場合には目詰まりノズルのキ
ャビティ39に気泡が溜まっていることが目詰まりの原
因である可能性が高いからである。一方、それ以外の場
合、すなわち、同一色の大ノズル群中に目詰まりノズル
が3個以上ある場合、又は2個あってその2個共がその
大ノズル群中の比較的端寄りに位置している(つまり、
流路抵抗が大きい)場合には、図4に示したフィルター
33や送り管35に気泡が溜まっていることが目詰まり
原因である可能性があるため、全ノズルを吸引する従来
型のクリーニングを行うこととしてステップS5へ進
む。
【0053】ステップS5へ進むと、既に説明した通
り、従来型のクリーニングのためのコマンドをプリンタ
へ送り、プリンタは従来型のクリーニングを実行する。
ステップS6へ進んだ場合は、目詰まりノズルの属する
ノズルアレイ27を吸引対象に指定した選択型クリーニ
ングのためのコマンドをプリンタ3へ送る。すると、プ
リンタ3はヘッド9をホームポジションに移動させ、そ
こで図5に示したゴムキャップ41をヘッド41に被
せ、吸引対象に指定されたノズルアレイ27(1本のと
きも2本以上のときもある)に対するバルブ55だけを
開き、他のノズルアレイバル27に対するバルブ55は
閉じて、その対象のノズルアレイ27だけを吸引する。
なお、対象ノズルを吸引したときに、対象以外のノズル
から気泡が進入しないようにするために、対象以外のバ
ルブを単に閉じておくのではなく、対象バルブを開いて
から適度な時間差をおいて対象以外のバルブを開くよう
にしてもよい。
【0054】以上のようにして従来型又は選択型のクリ
ーニングを実行した後、プリンタドライバ5は、目詰ま
りチェックを再度行うか否かユーザに問い(S7)、再
チェックを行うとユーザが答えればステップS2へ戻っ
て再び目詰まりパターンの印刷をプリンタ3に命じる。
この場合、次にステップS3へ進んで図9の結果入力画
面を表示するのであるが、別法として、再チェックの目
詰まりパターン印刷後は図11に示すような画面を表示
して単純にクリーニングを再度行うか否かだけをユーザ
に質問してもよい。そのようにした場合には、図11の
質問画面上の「YES」ボタン91をユーザがクリック
すればステップS5へ進んで従来型のクリーニングを再
び行い、「NO」ボタン93をクリックすればこの処理
を終了する。
【0055】本発明は、上記した具体的構成及び処理と
は異なる別の種々の形態でも実施することができる。
【0056】例えば、上記実施形態ではヘッド9の印刷
面は図2に示したように1枚のヘッドプレート21で構
成されているが、その他にも、例えば図12(A)に示
すように黒インク用のヘッドプレート91とカラーイン
ク用のヘッドプレート93とに分れていたり、図12
(B)に示すように各色毎のヘッドプレート95〜10
1に分かれているものなど、さまざまな形態の印刷ヘッ
ドがあるが、本発明はどの形態のヘッドにも適用するこ
とができる。
【0057】また、上記実施形態では、ヘッド上の大ノ
ズル群を、図3に示すように互いにヘッド走行方向へ並
んだ複数のノズルアレイ27-1〜27-2に分けて、各ノ
ズルアレイ27単位で選択型のクリーニングを行うよう
にしているが、その他に、例えば図13に示すように、
ヘッド上の大ノズル群を、互いに用紙搬送方向に並んだ
幾つかのノズルグループ103-1〜103-4に分け、そ
の各ノズルグループ103単位で選択型クリーニングを
行うようにしてもよい。あるいは、もっと大雑把に、各
色大ノズル群単位で選択型のクリーニングを行うように
してもよい。
【0058】さらに、図21(A)に示すように、ヘッド
プレート95〜101の数に従って複数のキャッピング
ラバー103〜106をもったキャッピング装置がプリ
ンタに用意されてもよい。図21(A)では、4個のキャ
ッピングラバー103〜106が4枚のヘッドプレート
95〜101をそれぞれキャップする。キャッピングラ
バー103〜106の各々は、各ヘッドプレート上のノ
ズル(図示省略)を4グループに分けて個別に覆うため
に4つの部屋を有している。一方、図21(B)に示す
ように、上記の4個のキャッピングラバー103〜10
6をまとめて一体化した1つのキャッピングラバー10
7を有する1つのキャッピング装置がプリンタに用意さ
れてもよい。図21(B)では、キャッピングラバー10
7が4枚のヘッドプレート95〜101をまとめてキャ
ップし、各ヘッドプレート上のノズル(図示省略)を4
グループに分けて個別に覆うために16個の部屋を有し
ている。
【0059】また、図7ステップ4の選択型クリーニン
グの決定ロジックにもさまざまな変形が考えられ、例え
ば、目詰まりノズルの場所や個数がどうであっても、そ
の目詰まりノズルの属するブロックの全部について部分
吸引を行うという単純なものであってもよい。
【0060】また、1つ1つのノズルをゴムキャップの
独立した部屋で覆って1ノズル単位で吸引を行えるよう
にし、目詰まりに関連するノズルだけを選択的に吸引す
るように構成することもでき、それによりインクの浪費
が最小限に抑えられる。
【0061】図14は、本発明の別の実施形態にかかる
インクジェットプリンタの全体を示す。
【0062】キャリッジ201の上部には、着脱可能な
インクタンク(インクカートリッジ)202が装着され
る。キャリッジ201の下部には、インクジェット式印
刷ヘツド203が固定されている。キャリッジ201
は、ベルト204を介してモータ205に接続され、ガ
イドレール206に沿ってプラテン207の軸方向に往
復走行する。
【0063】図15は、印刷ヘツド203とインクタン
ク202のキャリッジ201への取付け構造を示す。
【0064】インクタンク202をホールドするための
ホルダ208が、キャリッジ201に固定されている、
ホルダ208の底壁には、その下面に印刷ヘツド203
が、その上面にニードル管209が固定されている。印
刷ヘツド203とニードル管209とはインク供給路2
10で接続されている。ニードル管209とインク供給
路210との間にフィルタ室211がある。ニードル管
209は、インクタンク202は、ホルダ208内側の
タンク収容室212に装填される。ニードル管209
は、タンク収容室212にインクタンク202が装填さ
れたときに、インクタンク202のインク供給口213
に刺し入って、インクタンク202内のインク室214
とインク供給路210とを連通させる。
【0065】再び図14を参照する。キャリッジ201
の走行経路の末端にあるホームポジションには、印刷ヘ
ツド203の印刷面をカバーし密閉するためのキャッピ
ング装置15が配置されている。キャッピング装置15
は、印刷ヘッド203のヘッドインクジェットノズルの
乾燥を防止する機能、フラッシングを行うときに排出さ
れたインクを吸収する機能、及び吸引ポンプ216から
の負圧をインクジェットノズルに作用させてインクジェ
ットノズルからインクを強制的に排出させる機能を備え
ている。
【0066】図16は、キャッピング装置215の一例
を示す。図17は、このキャッピン号装置215が適用
される印刷ヘッド203の印刷面を示す。
【0067】印刷ヘツド203は4列のノズルアレイN
1〜N4を有し、それらは隣り合う2列のノズルアレイ
を1組とする2組のノズルグループG1、G2に分類さ
れる。この2組のノズルグループに1本のニードル管2
09からインクを供給するために、フィルタ室211の
下流のインク供給路210は、フィルタ室211を分岐
点として2本のインク供給分岐路210a、210bに
分岐している。フィルタ室211内にはフィルタFがあ
る。
【0068】キャッピング装置215は、印刷ヘッド2
03の印刷面をカバーして密閉するためのゴムキャップ
230を有している。このゴムキャップ230の内側
は、中央の仕切板215aにより2つの独立した部屋2
17、218に分離され、この2つの部屋217、21
8は、2本のインク供給分岐路210a、210bに個
別に接続された2つのノズルグループG1、G2とをそ
れぞれ独立して密閉することができる。各部屋217、
218は独立したインク吸引口217a、218aを有
している。各部屋217、218内には、多孔質材から
なるインク吸収体23が詰められている。
【0069】図18は、キャッピング装置215の別の
例を示す。図19は、このキャッピン号装置215が適
用される印刷ヘッド203の印刷面を示す。
【0070】印刷へッド203は8列のノズルアレイN
1〜N8を有しており、それらは隣り合う2列を1組と
する4租のノズルグループG1〜G4に分類されてい
る。それら4租のノズルグループG1〜G4に1本のニ
ードル管209からインクを供給するために、フィルタ
室211の下流のインク供給路210は、フィルタ室2
11を分岐点とした4本のインク供給分岐路210a〜
210dに分岐している。フィルタ室211内にはフィ
ルタFがある。
【0071】キヤッピング装置215はゴムキャップ2
33を有している。このゴムキャップ233の内部は、
仕切板215a、215b、215c、215dにより
4つの独立した部屋219〜222に分離されている。
これら4つの部屋219〜222は、4本のインク供給
分岐路210a〜210dに個別に接続された4つのノ
ズルグループG1〜G4をそれぞれ独立して密閉するこ
とができる。各部屋219〜222は独立したインク吸
引ロ219a〜221aを有している。各部屋219〜
222内には、多孔質材からなるインク吸収体23が詰
められている。
【0072】図20は、図18に示したキャッピング装
置215の動作を示している。以下に、このキャッピン
グ装置215の動作を説明する。
【0073】インクタンク202を最初に装着したり交
換したりした場合には、インクタンク202のインク供
給口213とニードル管209とのシリンダ−ピストン
作用により、ニードル管209内に空気が押し込められ
る。この空気を排除するために、キャッピング装置21
5のゴムキャップ233が印刷ヘツド203の印刷面に
被せられ、そして、最初に4つの部屋219〜222の
うち一端の部屋219にのみインク吸引口219aを通
じて負圧が供給されて、第1のノズルグループG1の吸
引を開始する。すると、図20Aに示すように、フィル
タ室211内のインクがインク供給分岐路210aに流
れ込んで、フィルタ室211内のインク供給分岐路21
0aに近い場所に存在していた気泡B1が印刷ヘツド2
03へ送られる。印刷へッド203に流れ込んだ気泡
は、ノズルグループいG1からインクと共にゴムキャッ
プ233の部屋219内へ排出される。
【0074】ノズルグループG1の吸引が所定時間行わ
れた後、部屋219への負圧の供給が停止され、次に、
隣の部屋220へ負圧が供給されて、第2のノズルグル
ープG2の吸引が開始される。すると、図20Bに示す
ように、フィルタ室211内のインクが第2のインク供
給分岐路210bに流れ込むから、フィルタ室211内
の第2のインク供給分岐路210bに近い位置に停滞し
ていた気泡B2がインク供給分岐路210bに流れ込み
印刷ヘッド203を経由してゴムキャップ233内に排
出される。
【0075】ノズルグループG2の吸引が終わると、次
に、第3のノズルグループG3の吸引が行われ(図示省
略)、その後に第4のノズルグループG4の吸引が行わ
れる。この最後の吸引では、図20Cに示すように、ゴ
ムキャップ233の第4の部屋222にだけ負圧が供給
され、フィルタ室211内のインクが第4のインク供給
分岐路210dに流れ込む。よって、フィルタ室211
内の第4のインク供給分岐路222に近い位置に停留し
ていた気泡B3がインク供給分岐路210dに流れ込
み、印刷へッド203を経由して排出される。
【0076】以上のように、キャッピング装置が持って
いる複数の部屋の各々に逐次に負圧を供給することによ
り、各インク供給分岐路の各々に逐次に速いインクの流
れを生じさせて、各インク供給分岐路の近くに停滞して
いる気泡を個別的及び逐次的に排出させることができ、
結果として、フィルタ室211全体の気泡を排除するこ
とができる。
【0077】以上、本発明の幾つかの好適な実施形態を
説明したが、上記実施形態はあくまでも説明のための例
示であり、本発明の範囲を上記実施形態にのみ限定する
趣旨ではない。本発明は、上記した具体的構成及び処理
とは異なる別の種々の形態でも実施することができる。
【0078】例えば、チェックパターンを印刷して目詰
まりノズルを発見し、ホストコンピュータに表示された
チェックパターンの画像上で、発見した目詰まりノズル
をユーザが指定するという方法は、インクジェットプリ
ンタだけでなく、ワイヤインパクトドットプリンタや熱
転写プリンタなどのシリアルプリンタにおいて障害のあ
るドット形成素子を調べる用途にも利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるプリントシステム
の全体構成を示すブロック図。
【図2】印刷ヘッド9の印刷面(用紙に向かう面)の概
略的な構成例を示す正面図。
【図3】1色当たりのノズルの配置例を示す正面図。
【図4】インクタンク11からヘッド9へ至るインクの
流路を示す断面図。
【図5】キャッピング装置13の構造を示す、図3のA
−A線で見た断面図。
【図6】キャッピング装置13の変形例を示す図。
【図7】プリンタドライバ5が行うクリーニング処理の
流れを示すフローチャート。
【図8】1色についての目詰まりパターンを示す図で、
(A)は完全なパターンを、(B)は目詰まりノズルが
ある場合のパターン例を示す。
【図9】目詰まりチェック結果入力画面を示す図。
【図10】クリーニングの種類を決定するロジックを示
す図。
【図11】図9の画面とは別のユーザ入力画面例を示す
図。
【図12】ヘッド構造のバリエーションを示す図。
【図13】ノズルの別のグループ分けの例を示す図。
【図14】本発明の別の実施形態にかかるインクジェッ
トプリンタの全体を示す斜視図。
【図15】図14の実施形態における印刷ヘツドとイン
クタンクのキャリッジヘの取付け構造を示す断面図。
【図16】キャッピング装置の一例を示す断面図。
【図17】図16のキャッピング装置が適用される印刷
ヘッドの印刷面を示す斜視図。
【図18】キャッピング装置の別の例を示す断面図。
【図19】図18のキャッピング装置が適用される印刷
ヘッドの印刷面を示す斜視図。
【図20】図18のキャッピング装置の動作を示す断面
図。
【図21】キャッピング装置の別の例を示す図。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 3 プリンタ 5 プリンタドライバ 7 コントローラ 9、203 印刷ヘッド 11、202 インクタンク 13、215 キャッピング装置 21、91、93、95、97、99、101 ヘッド
プレート 25 ノズル 27 ノズルアレイ 41、61、230、233 ゴムキャップ 49 吸引ポンプ
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA15 EA25 EB27 EB40 EC24 EC26 EC57 FA10 JA01 JA13 JA14 JA17 JC05 JC20 KB26 KD02 KD10

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のインクジェットノズルを有し、少
    なくとも1つのインク室に接続される印刷ヘッドと、 前記印刷ヘッドを駆動して印刷を行わせる印刷制御部
    と、 前記インクジェットノズルを覆うためのキャッピング装
    置とを備えたインクジェットプリンタであって、 前記キャッピング装置が、 前記複数のインクジェットノズルを1インク室毎に各々
    2以上のノズルグループに分けた上で、少なくとも1イ
    ンク室に対応する全てのインクジェットノズルを各々前
    記ノズルグループ単位でキャップするための複数の部屋
    を有するキャップコンポーネントと、 前記キャップコンポーネントの各部屋にそれぞれ接続さ
    れ、各部屋に負圧を供給するための配管と、 前記各部屋への各配管を通じての前記負圧の供給を制御
    する吸引制御部とを有し、 前記吸引制御部は、前記キャップコンポーネントの各部
    屋により前記インクジェットノズルグループをキャップ
    することにより、前記1ノズルグループ単位で個別にイ
    ンク吸引するインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記吸引制御部は、任意の前記部屋に負
    圧を供給することで前記1ノズルグループ単位で個別に
    インク吸引し、その際はインク室を共通としている他の
    部屋を全て密閉する請求項1記載のインクジェットプリ
    ンタ。
  3. 【請求項3】 前記吸引制御部は、1インク室に対応す
    る全ての前記部屋に一斉に負圧を供給する請求項1記載
    のインクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 複数のインク室が用意され、前記キャッ
    プコンポーネントは全ての前記インク室に接続されてい
    る全てのインクジェットノズルを覆うだけの大きさ及び
    部屋数を有する請求項1記載のインクジェットプリン
    タ。
  5. 【請求項5】 前記キャップコンポーネントは、各イン
    ク室毎に別体、又は合わせて一体になっている請求項4
    記載のインクジェットプリンタ。
  6. 【請求項6】 複数のインク室が用意され、前記キャッ
    プコンポーネントは全ての前記インク室に接続されてい
    る全てのインクジェットノズルを覆うだけの大きさ及び
    部屋数を有しておらず、それとは別に全てのインクジェ
    ットノズルをまとめて覆える第2のキャップコンポーネ
    ントを有する請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記複数のノズルグループは、記録媒体
    搬送方向に並んで複数存在する請求項1記載のインクジ
    ェットプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記吸引制御部が、 前記印刷ヘッドのインクジェットノズルの中でインクジ
    ェットを正常に噴射できない目詰まりノズルを特定した
    目詰まりノズル情報を受け、 この目詰まりノズル情報に基づいて前記負圧の供給を制
    御する請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  9. 【請求項9】 前記目詰まりノズル情報が、前記目詰ま
    りノズルが接続されているインク室を特定した情報、前
    記目詰まりノズルの個数、及び前記目詰まりノズルの前
    記印刷ヘッド上での位置を含む請求項8記載のインクジ
    ェットプリンタ。
  10. 【請求項10】 前記吸引制御部が、 前記目詰まりノズル情報のヴァリエーションに対応した
    複数の制御ガイダンスを示した選択テーブルを有し、 受けた前記目詰まり情報に対応した特定の前記制御ガイ
    ダンスを前記選択テーブルから選び、この選んだ特定の
    制御ガイダンスに従って前記負圧の供給を制御する請求
    項8記載のインクジェットプリンタ。
  11. 【請求項11】 前記吸引制御部が、 受けた前記目詰まりノズル情報に基づいて選択吸引モー
    ドと全吸引モードのいすれかを選択し、 前記選択吸引モードを選択した場合、複数の前記ノズル
    グループの中から選択した少なくとも1つの選択ノズル
    グループのみからインクを吸引するように前記負圧の供
    給を制御し、 前記全吸引モードを選択した場合、全ての前記ノズルグ
    ループから同時にインクを吸引するように前記負圧の供
    給を制御する請求項8記載のインクジェットプリンタ。
  12. 【請求項12】 前記印刷制御部が、 前記印刷ヘッドを駆動して、前記目詰まりノズルの検出
    に使用する所定の目詰まりチェックパターンを印刷させ
    るチェックパターン印刷部を有する請求項8記載のイン
    クジェットプリンタ。
  13. 【請求項13】 印刷された前記目詰まりチェックパタ
    ーンを読み取り、前記目詰まりノズル情報を前記吸引制
    御部に与えるパターン読取装置を更に備えた請求項12
    記載のインクジェットプリンタ。
  14. 【請求項14】 ユーザが前記目詰まりノズル情報を入
    力するための入力装置を更に備えた請求項8記載のイン
    クジェットプリンタ。
  15. 【請求項15】 外部のホスト制御装置と接続され、 前記吸引制御部は、前記ホスト装置から前記目詰まりノ
    ズル情報を受ける請求項8記載のインクジェットプリン
    タ。
  16. 【請求項16】 前記吸引制御部が、 特定のノズルグループ又は特定の部屋を指定した指定情
    報を受け、 前記指定情報に基づいて、指定された前記特定のノズル
    グループに対応する部屋へ、又は指定された前記特定の
    部屋へ前記負圧を供給する請求項1記載のインクジェッ
    トプリンタ。
  17. 【請求項17】 外部のホスト装置と接続され、 前記吸引制御部は、前記ホスト装置から前記指定情報を
    受ける請求項16記載のインクジェットプリンタ。
  18. 【請求項18】 インクジェットプリンタと、このプリ
    ンタを制御するホスト装置とを備えた印刷システムであ
    って、(1) 前記インクジェットプリンタは、 複数のインクジェットノズルを有し、少なくとも1つの
    インク室に接続される印刷ヘッドと、 前記印刷ヘッドを駆動して印刷を行わせる印刷制御部
    と、 前記インクジェットノズルを覆うためのキャッピング装
    置とを備え、 前記キャッピング装置が、 前記複数のインクジェットノズルを1インク室毎に各々
    2以上のノズルグループに分けた上で、少なくとも1イ
    ンク室に対応する全てのインクジェットノズルを各々前
    記ノズルグループ単位でキャップするための複数の部屋
    を有するキャップコンポーネントと、 前記キャップコンポーネントの各部屋にそれぞれ接続さ
    れ、各部屋に負圧を供給するための配管と、 前記各部屋への各配管を通じての前記負圧の供給を制御
    する吸引制御部とを有し、 前記吸引制御部は、前記キャップコンポーネントの各部
    屋により前記インクジェットノズルグループをキャップ
    することにより、前記1ノズルグループ単位で個別にイ
    ンク吸引し、(2) 前記ホスト装置は、インクを吸引
    すべき前記ノズルグループを選択するために必要な選択
    情報を前記インクジェットプリンタに提供する、印刷シ
    ステム。
  19. 【請求項19】 前記ホスト装置が、 所定の目詰まりチェックパターンの印刷を前記インクジ
    ェットプリンタに命じるチェックパターン命令部と、 インクジェットを正常に噴射できない目詰まりノズルを
    特定したユーザ入力情報をユーザから入力するためのユ
    ーザ入力部と、 前記ユーザ入力部からの前記ユーザ入力情報に基づいて
    前記選択情報を生成し前記インクジェットプリンタに提
    供する選択情報生成部とを備えた請求項18記載の印刷
    システム。
  20. 【請求項20】 前記ユーザ入力部が、 前記ホスト装置のユーザインタフェース画面に、前記目
    詰まりチェックパターンの画像を表示し、 前記画面上の前記目詰まりチェックパターンの画像の中
    から前記目詰まりノズルに対応する個所をユーザに指し
    示させることにより、前記ユーザ入力情報を入力する、
    請求項19記載の印刷システム。
  21. 【請求項21】 プリンタがもつ多数のドット形成素子
    の中から障害のあるドット形成素子を特定する方法をコ
    ンピュータに実行させるためのプログラムを担持したコ
    ンピュータ読取可能な記録媒体において、 前記方法が、 所定のチェックパターンの印刷を前記プリンタに命じる
    ステップと、 前記コンピュータのユーザインタフェース画面に、前記
    チェックパターンの画像を表示するステップと、 前記画面上の前記目詰まりチェックパターンの画像の中
    から前記障害のあるドット形成素子に対応する個所をユ
    ーザに指し示させることにより、前記障害のあるドット
    形成素子を特定するステップと、を有する記録媒体。
  22. 【請求項22】 多数のインクジェットノズルをもった
    インクジェットプリンタに対して前記インクジェットノ
    ズルのクリーニングを命じる方法をコンピュータに実行
    させるためのプログラムを担持したコンピュータ読取可
    能な記録媒体において、 前記インクジェットプリンタが、節約モードでのクリー
    ニングと、通常モードでのクリーニングとを選択的に実
    行可能であり、 前記節約モードでのクリーニングでは、前記インクジェ
    ットノズルの内から選択した1個以上の選択ノズルのみ
    からインクを吸引する選択吸引動作を場合によって実行
    し、 前記通常モードでのクリーニングでは、全ての前記イン
    クジェットノズルから同時にインクを吸引する全吸引動
    作をどんな場合にも実行し、 前記方法が、 前記コンピュータのユーザインタフェース画面に、前記
    節約モードと前記通常モードをユーザが選択するための
    画像を表示するステップと、 前記画面上の前記画像上で前記ユーザが前記節約モード
    を選択したとき、前記節約モードでのクリーニングを前
    記インクジェットプリンタに命じるステップと、 前記画面上の前記画像上で前記ユーザが前記通常モード
    を選択したとき、前記通常モードでのクリーニングを前
    記インクジェットプリンタに命じるステップとを有する
    記録媒体。
  23. 【請求項23】 複数のノズルグループに分類された多
    数のインクジェットノズルをもった印刷ヘッドと、前記
    印刷ヘッドの各ノズルグループをキャップして前記各ノ
    ズルグループから選択的にインクを吸引することができ
    るキャッピング装置とを備えたインクジェットプリンタ
    に適用される制御方法であって、 前記印刷ヘッドを駆動して所定の目詰まりチェックパタ
    ーンを印刷するとにより、目詰まりノズルをユーザに発
    見させるステップと、 前記目詰まりチェックパターンの画像をユーザに対して
    表示するステップと、 表示した前記目詰まりチェックパターンの画像の中か
    ら、発見された前記目詰まりノズルに対応する個所をユ
    ーザに指し示させることにより、前記目詰まりノズルを
    特定する情報を得るステップと、 前記目詰まりノズルを特定した情報に基づいて、複数の
    前記ノズルグループの中から少なくとも1つのノズルグ
    ループを選択するステップと、 選択した前記ノズルグループからインクを吸引するステ
    ップとを有する制御方法。
JP2116899A 1998-01-30 1999-01-29 インクジェットプリンタ Expired - Fee Related JP4167769B2 (ja)

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