JP2000223771A - InP系分布帰還型半導体レーザの製造方法 - Google Patents

InP系分布帰還型半導体レーザの製造方法

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JP2000223771A
JP2000223771A JP11021227A JP2122799A JP2000223771A JP 2000223771 A JP2000223771 A JP 2000223771A JP 11021227 A JP11021227 A JP 11021227A JP 2122799 A JP2122799 A JP 2122799A JP 2000223771 A JP2000223771 A JP 2000223771A
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Yasumasa Kajima
保昌 鹿島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 n−InP基板の表面の回折格子の形状を保
存すること。 【解決手段】 成長室RにH2 (不活性ガスでも良い。
あるいはH2 と不活性ガスとの混合ガスでも良い。)を
供給すると共に、この成長室Rを加熱して熱変形防止層
20の生成温度範囲内の温度である350℃まで昇温す
る。そして、この成長室Rの室温をそのまま350℃に
安定させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、InP系分布帰
還型半導体レーザの製造方法、特にPを含む下地の回折
格子の表面上に熱変形防止層を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、分布帰還型半導体レーザ(以下、
DFBレーザと称する。)は、主に光ファイバー通信の
分野で使用されている。このDFBレーザにおいて、レ
ーザ光の発振波長を1.0〜1.7μm帯とする場合、
InP系のDFBレーザが用いられる。このInP系の
DFBレーザには、たとえばInGaAsP/InP系
またはInGaAlAs/InP系のDFBレーザがあ
る。このInGaAsP/InP系のDFBレーザと
は、活性層または光ガイド層の何れかが、或いは活性層
と光ガイド層とが共にInGaAsPで構成されるレー
ザである。また、このInGaAlAs/InP系のD
FBレーザとは、活性層または光ガイド層の何れかが、
或いは活性層と光ガイド層とが共にInGaAlAsで
構成されるレーザである。
【0003】そこで、図7を参照して、このInGaA
sP/InP系のDFBレーザの一例の構造につき説明
する。
【0004】図7は、このInGaAsP/InP系の
DFBレーザの一例を示す断面図である。この図7に示
されるInGaAsP/InP系のDFBレーザは、P
を含む下地としてのn−InP基板10、n−InGa
AsPガイド層12、ノンドープInGaAsP活性層
14、p−InPクラッド層16およびp−InGaA
sPコンタクト層18の順に積層されている構造を具え
る。このn−InP基板10とn−InGaAsPガイ
ド層12との境界面、すなわち下地の表面BSは、回折
格子となっている。この境界面BSを回折格子とするこ
とにより、n−InGaAsPガイド層12中を伝搬す
る光のうち特定波長λ=2nΛ/mの光だけが、この回
折格子状の境界面BS上で選択的に反射される。この反
射はブラック反射である。ただし、n、Λおよびmは、
それぞれ、等価屈折率、回折格子の周期および回折次数
を表す。したがって、上述の特定波長λ=2nΛ/mの
光だけがこのn−InGaAsPガイド層12からレー
ザ発振される。
【0005】このInGaAsP/InP系のDFBレ
ーザは、約600℃の温度条件下において、n−InP
基板10をベースとして上述の各層12、14、16お
よび18が順次積層されることにより、製作される。し
かしながら、このn−InP基板10の回折格子状の境
界面BS上に直にn−InGaAsPガイド層12を成
膜すると、この境界面BSの回折格子構造が崩れてしま
う。なぜならば、n−InGaAsPガイド層12を境
界面BS上に成膜するときの温度である600℃までn
−InP基板10を昇温させる過程で、このn−InP
基板10の境界面BS上のPが活発に蒸発してしまうか
らである。これは、V族原子(たとえば、PまたはAs
等)の蒸気圧が著しく大きいためである。このV族原子
であるPの蒸発により、III 族原子であるInが回折格
子の凹部に移動(マイグレーション)する。このPの蒸
発とこのInのマイグレーションとの過程で、この回折
格子が崩れてしまう。
【0006】そこで、このn−InP基板10の境界面
BS上のPの蒸発を防ぐために、この境界面BS上に熱
変形防止層を成膜する工程を含むInGaAsP/In
P系のDFBレーザの製造方法が、文献(特開平3−1
79731)に開示されている。この熱変形防止層を構
成するV族原子であるAsの蒸気圧は、n−InP基板
10を構成するV族原子であるPの蒸気圧より2桁以上
小さい。換言すれば、AsはPより蒸発しにくい。よっ
て、n−InP基板10を熱変形防止層で成膜すること
により、このn−InP基板10のPの蒸発を防ぐこと
ができる。したがって、このn−InP基板10の境界
面BSの回折格子の形状を保持することができる。
【0007】以下に、この文献に開示されている、この
熱変形防止層をn−InP基板10の境界面BS上に成
膜するまでの工程につき概略的に説明する。
【0008】まず、境界面BSが回折格子構造となって
いるn−InP基板10を、この回折格子を上向きにし
て真空状態にある成長室内に用意する。
【0009】次に、この成長室にPH3 (フォスフィ
ン)を供給すると共に、この成長室を加熱して熱変形防
止層の生成温度範囲内の温度である400℃まで昇温す
る。そして、この成長室の室温をそのまま400℃に安
定させる。
【0010】次に、PH3 の供給を停止すると同時に、
有機金属化合物の(C253 Ga(トリエチルガリ
ウム)とAsH3 (アルシン)とを成長室にそれぞれ供
給することにより、上述の回折格子構造の表面BSに熱
変形防止層を成膜させる。
【0011】次に、この熱変形防止層上に、n−InG
aAsPガイド層12、ノンドープInGaAsP活性
層14、p−InPクラッド層16およびp−InGa
AsPコンタクト層18を順次形成することにより、I
nGaAsP/InP系のDFBレーザが完成する。
【0012】なお、上述の熱変形防止層の製作工程は、
たとえばInGaAlAs/InP系のDFBレーザに
対しても全く同様である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
成長室を400℃まで昇温させる過程で、この成長室に
供給されたPH3 の一部が熱分解される。この400℃
の温度条件下でも、PH3 の熱分解により生じたPの分
子(たとえば、P2 )が、n−InP基板10を構成し
ているPの蒸発を誘発してしまう。つまり、このPH3
の供給のためにn−InP基板10を構成しているPの
蒸発が活発になるから、このn−InP基板10の境界
面BSの回折格子構造が却って崩れてしまう。
【0014】そこで、熱変形防止層の生成温度範囲内の
温度までn−InP基板を加熱させる過程において、こ
のn−InP基板を構成するPの蒸発を防止する、In
P系分布帰還型半導体レーザ、たとえばInGaAsP
/InP系またはInGaAlAs/InP系分布帰還
型半導体レーザの製造方法が求められていた。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、Pを含む下地の回折格子の表面上に、熱変形防止層
を有機金属気相成長法によって成長させて、この熱変形
防止層の表面上に上側層を成長させることにより、In
P系分布帰還型半導体レーザを製造するに当たり、水素
雰囲気中または不活性ガス雰囲気中で、下地の温度を熱
変形防止層の生成温度まで上昇させ、然る後、この熱変
形防止層の原料であるGaの有機金属化合物およびAs
3 を回折格子の表面上にそれぞれ同時に供給する。
【0016】この発明のInP系分布帰還型半導体レー
ザの製造方法の実施に当たり、好ましくは、下地をIn
P基板とし、かつ上側層を光ガイド層(たとえば、In
GaAsPまたはInGaAlAs)とするのが良い
(以下、第1の製造方法という。)。
【0017】また、上述の発明のInP系分布帰還型半
導体レーザの製造方法の実施に当たり、好ましくは、下
地を光ガイド層(たとえば、InGaAsP)とし、か
つ上側層をInPクラッド層とするのが良い(以下、第
2の製造方法という。)。
【0018】これらの第1または第2の製造方法の実施
に当たり、好ましくは、有機金属化合物を、(C2
53 Gaまたは(CH33 Gaとするのが良い。
【0019】このような方法によれば、InP基板の境
界面の回折格子上に、またはPを含む光ガイド層の回折
格子上に、熱変形防止層をそれぞれ形成することができ
る。
【0020】また、上述の第1または第2の製造方法の
実施に当たり、好ましくは、上述の回折格子の周期およ
び深さをそれぞれ240nmおよび60nmとする場
合、有機金属化合物を(C253 Gaとする。ま
た、熱変形防止層の生成温度を350℃とする。そし
て、上述のAsH3 とこの(C253 GaとのV/
III比を200〜250の範囲内の値としながら、この
(C253 GaおよびこのAsH3 の混合気体を1
00sccmで20秒間回折格子の表面上に供給するこ
とにより、上述の熱変形防止層の膜厚を3〜4nmとす
る。
【0021】このような方法によれば、InP基板の境
界面の回折格子上に、熱変形防止層を形成することがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、この発明の
実施の形態につき説明する。なお、図中、各構成成分の
大きさ、形状および配置関係は、この発明が理解できる
程度に概略的に示してあるにすぎず、したがって、この
発明は、図示例に限定されるものではない。
【0023】「第1の実施の形態」図1(A)〜(D)
および図2を参照して、この発明のInP系分布帰還型
半導体レーザの製造方法につき説明する。ここでは、こ
の製造方法として、上述の第1の製造方法、すなわちn
−InP基板10を下地として各種の薄膜を順次成膜す
る方法とする。すなわち、この下地であるn−InP基
板10の表面上に熱変形防止層20を形成する。この熱
変形防止層20の表面上に形成する上側層を、具体的に
はn−InGaAsP光ガイド層12とする。
【0024】このInP系分布帰還型半導体レーザとし
て、このレーザの発振波長が1.55μmとなるよう
に、InGaAsP/InP系分布帰還型半導体レーザ
を製作する。この1.55μmの波長は、たとえば光フ
ァイバー通信で使用される光の波長である。
【0025】図1(A)〜(D)は、InGaAsP/
InP系の熱変形防止層20の製造工程図である。各図
は、製造の主要段階で得られている素子構造体の概略的
な断面図としてそれぞれ示してある。
【0026】また、図2は、n−InP基板10の温度
変化を示すグラフである。縦軸および横軸は、それぞれ
温度および時間である。実線C1は、この発明の実施に
基づく温度変化曲線である。また、点線C2は、従来技
術に基づく温度変化曲線である。
【0027】まず、図1(A)に示すように、表面BS
が回折格子構造となっているn−InP基板10を、真
空状態にある成長室R内に設置する。このとき、成長室
R内の温度は、室温である(図2の点(A))。具体的
には、n−InP基板10を直径2インチおよび厚さ3
50ミクロンの円形基板とする。このn−InP基板1
0は、InGaAsP/InP系分布帰還型半導体レー
ザ用の基板として市販されている。このn−InP基板
10の回折格子の周期および深さをそれぞれ240nm
および60nmとしてある。この回折格子の周期を24
0nmと設定したのは、このInGaAsP/InP系
分布帰還型半導体レーザから発振されるレーザ光の発振
波長を1.55μmにするためである。なお、このn−
InP基板10のドーパントは、たとえばSnである。
【0028】この成長室R内には、n−InP基板10
を設置するためのウェハキャリア(図1で省略。)があ
る。このウェハキャリア上に、表面BSを上側にして、
n−InP基板10を載せて設置する。なお、後述の過
程において、このn−InP基板10を抵抗加熱法によ
り加熱する。この加熱の間、このウェハキャリアを一定
速度で回転させる。よって、このウェハキャリア上に設
置されたn−InP基板10も同じく一定速度で回転す
る。したがって、後述のように、熱変形防止層の原料で
ある(C253 GaおよびAsH3 は、n−InP
基板10の表面BSに万遍なくそれぞれ散布されるの
で、この表面BSに形成される熱変形防止層の膜厚は、
実質的に均一となる。
【0029】次に、図1(B)に示すように、この成長
室RにH2 (不活性ガスでも良い。あるいはH2 と不活
性ガスとの混合ガスでも良い。)を供給すると共に、こ
のn−InP基板10を加熱して熱変形防止層20の生
成温度範囲内の温度である350℃まで昇温する(図2
の点(B))。そして、このn−InP基板10の温度
をそのまま350℃に安定させる。
【0030】一方、従来技術では、このH2 の代わりに
PH3 を供給しており、かつこのPH3 を供給している
間、n−InP基板10の温度を400℃まで上昇させ
ている(図2の点線C2)。このn−InP基板10を
400℃まで昇温させる過程で、この成長室に供給され
たPH3 の一部は熱分解され、このPH3 の熱分解によ
って生じたPの分子が、このn−InP基板10を構成
しているPの蒸発を誘発してしまう。その結果、このn
−InP基板10の境界面BSの回折格子構造が却って
崩れてしまう。
【0031】この発明では、従来技術のPH3 の代わり
にH2 を供給しているため、Pの蒸発を抑制することが
できる。したがって、このn−InP基板10の境界面
BSの回折格子構造は、実質的に保持される。
【0032】なお、以下に示す工程において、従来技術
に基づく工程も、この発明に基づく工程も互いに全く同
様であるから、温度変化曲線C1およびC2も互いに全
く同様である。したがって、図2で従来技術に基づく温
度変化曲線C2は、省略している。
【0033】次に、図1(C)に示すように、このH2
の供給を停止すると同時に、熱変形防止層20を形成す
るための原料である有機金属化合物の(C253
aとAsH3 との混合気体を、たとえば100sccm
(sccm:標準状態における分当たりの流量(c
c))で20秒間、成長室Rに供給することにより、上
述の回折格子構造の表面BSに熱変形防止層20を形成
させる(図2の点(C))。ただし、AsH3 および
(C253 Gaの供給比を、220としてある。こ
の混合気体の供給割合、供給時間および供給比は、それ
ぞれ回折格子の形状(特に深さ)に応じて決定される値
であって、かつ実験等の結果に基づいて最適化された値
である。
【0034】なお、熱変形防止層20の膜厚が薄すぎる
場合、n−InP基板10の表面BSを熱変形防止層2
0の膜厚で覆うことができない。よって、むき出しの状
態にある表面BSからPが蒸発し、結晶欠陥が生じる。
この結果、表面BSの回折格子の形状が崩れてしまう。
また、熱変形防止層20の膜厚が厚すぎる場合、n−I
nP基板10と熱変形防止層20との格子定数差に起因
するミスフィット転位が、n−InP基板10と熱変形
防止層20との界面に生じる。
【0035】したがって、この熱変形防止層20の膜厚
は、回折格子の形状を保存する上で重要である。具体的
には、後述のように、この熱変形防止層20の膜厚を3
〜4nmとしてある。この3〜4nmの膜厚は、厚すぎ
ることもなく、かつ薄すぎることもなく、よって最も望
ましい膜厚である。
【0036】また、上述の(C253 Gaのキャリ
アガスとして、H2 を用いている。このキャリアガスの
流量は、25slm(slm:標準状態における分当た
りの流量(l))としている。このH2 でこの(C2
53 Gaをバブリングして、この(C253 Ga
を成長室Rに供給する。
【0037】次に、図1(D)に示すように、AsH3
を依然として供給したまま、(C253 Gaのみの
供給を停止することにより、熱変形防止層20の成長を
停止させる。このとき、熱変形防止層20の膜厚は、上
述のように、3〜4nmとなる。
【0038】以上の工程を以って、n−InP基板10
の回折格子状の境界面BS上への熱変形防止層20の形
成工程は終了する。
【0039】次に、図3(A)〜(C)を参照して、こ
の熱変形防止層20の回折格子状の境界面GS上に順次
累積形成される各種の薄膜の形成方法につき説明する。
ただし、この形成方法は公知であるから、概略的に説明
する。
【0040】図3(A)〜(C)は、n−InP基板1
0上に形成された熱変形防止層20をベースとして、順
次それぞれ形成される各種の薄膜の製造工程図である。
これらの各種の薄膜を、上述の熱変形防止層20の形成
法と同じく、有機金属気相成長法によって形成する。
【0041】まず、図3(A)に示すように、上述のよ
うにこの成長室RにAsH3 を依然として供給したま
ま、この成長室Rを600℃まで昇温させた後(図2の
点(D))、そのまま600℃に安定させる。この60
0℃は、熱変形防止層20上に形成される各種の薄膜
(後述)の成長温度として望ましい温度である。
【0042】なお、上述のようにAsH3 を成長室Rに
供給しながら、n−InP基板10およびこのn−In
P基板10上に形成されている熱変形防止層20を加熱
するのは、この加熱によって熱変形防止層20を構成す
るAsの蒸発を抑制するためである。
【0043】次に、図3(B)に示すように、600℃
の温度条件下で、AsH3 の供給を停止すると同時に、
AsH3 、(CH33 In(トリメチルインジウ
ム)、(C253 GaおよびPH3 の混合ガスを成
長室Rに適時に適量だけそれぞれ供給することにより、
n−InGaAsP光ガイド層12、ノンドープInG
aAsP多重量子井戸層22、ノンドープInGaAs
P光ガイド層24、p−InPクラッド層16およびp
−Inコンタクト層18(またはp−InGaAsPコ
ンタクト層18でも良い。)をそれぞれ順次成膜して形
成する。
【0044】ただし、具体的には、V族元素を有する化
合物(AsH3 およびPH3 )とIII 族元素を有する化
合物((CH33 Inおよび(C253 Ga)と
のV/III 比を、200〜250の範囲内の値としてあ
る。V/III 比とは、V族とIII 族とのモル比である。
また、これらの各種の薄膜12、16、18、22およ
び24の成長速度を、何れも0.8μm/時間の一定値
としてある。また、上述の各薄膜12、16、18、2
2および24および20の膜厚を、それぞれ90nm、
90nm、50nm、102nmおよび50nmとして
ある。
【0045】また、具体的には、このInGaAsP多
重量子井戸層22は、7井戸構造、すなわち、7つの井
戸層と、これらの7つの井戸層を隔てる6つの障壁層と
を具える。このInGaAsP多重量子井戸層22は、
上述のInGaAsP活性層に相当する。すなわち、こ
のInGaAsP多重量子井戸層22は、1.55μm
の光を生み出すための層である。この井戸層の、n−I
nP基板10に対する歪量を0.5%としている。ま
た、この障壁層のバンドギャップ組成の波長λgは1.
2μmとなる。さらに、これらの井戸層および障壁層の
膜厚を、それぞれ6nmおよび10nmとしている。
【0046】なお、具体的には、n−InGaAsP光
ガイド層12の形成時に、たとえばSi26 (ジシラ
ン)を混ぜている。成長室R内でこのSi26 から熱
分解されたSiが、n−InGaAsP光ガイド層12
のドーパントとなる。また、p−InPクラッド層16
およびp−Inコンタクト層18のそれぞれの形成時
に、たとえば(CH32 Zn(ジメチル亜鉛)を混ぜ
ている。成長室R内でこの(CH32 Znから熱分解
されたZnが、p−InPクラッド層16およびp−I
nコンタクト層18のドーパントとなる。
【0047】次に、図3(C)に示すように、このp−
Inコンタクト層18(またはp−InGaAsPコン
タクト層18)が所定の膜厚になった後、(CH33
In(トリメチルインジウム)、(C253 Gaお
よびAsH3 の供給を停止することにより、このp−I
nコンタクト層18の成長を停止させる。そして、PH
3 の雰囲気中で成長室Rの温度を低下させる(図2の点
(E))。
【0048】最後に、このn−InP基板10およびp
−Inコンタクト層18に、たとえばAuGeNi電極
およびAuZ電極をそれぞれ接着して、InGaAsP
/InP系のDFBレーザが完成される。
【0049】図4は、上述の方法によって作製したIn
GaAsP/InP系のDFBレーザの断面の模写図で
ある。この図は、n−InP基板10と光ガイド層12
との境界面領域を、断面透過顕微鏡(以下、TEMとい
う。)によって撮影して得た顕微鏡写真の模写図であ
る。この実験で使用したTEMの倍率は、300,00
0倍である。
【0050】この模写図によれば、表面BSにおけるn
−InP基板10と熱変形防止層20(太線)との転位
結晶、および表面GSにおける熱変形防止層20(太
線)とInGaAsP光ガイド層12との転位結晶は認
められない。よって、n−InP基板10と熱変形防止
層20、および熱変形防止層20とInGaAsP光ガ
イド層12は、それぞれ界面BSおよびGSにおいて格
子整合している。したがって、界面BSおよびGSにお
ける回折格子の形状が良好に保存されている。
【0051】図5は、この第1の製造方法により得られ
たInGaAsP/InP系のDFBレーザの発振スペ
クトルを示す図である。縦軸はおよび横軸は、それぞれ
発振スペクトル(単位:dBm)および発振波長(単
位:nm)である。図5によれば、単一モードが観測さ
れ、この単一モードの発振波長は、1539.14nm
(すなわち、1.53914μm)である。また、この
単一モードのサイドモード抑制比は、40dB以上であ
る。したがって、この発明のInGaAsP/InP系
分布帰還型半導体レーザの製造方法によって製造された
当該半導体レーザの発振特性は、実用上十分である。
【0052】「第2の実施の形態」次に、このInGa
AsP/InP系分布帰還型半導体レーザを製造する第
2の製造方法につき説明する。この第2の製造方法は、
回折格子の表面を有する光ガイド層を下地として、当該
半導体レーザを製造する方法である。ここでは、この下
地である光ガイド層を、InGaAsP光ガイド層とす
る。この第2の製造方法の成膜形成順序は、第1の製造
方法とは全く逆である。
【0053】そこで、図6(A)〜(D)を参照して、
この第2の製造方法に基づくInGaAsP/InP系
分布帰還型半導体レーザの製作工程につき説明する。
【0054】図6(A)〜(D)は、この第2の製造方
法に基づくInGaAsP/InP系分布帰還型半導体
レーザの製作工程図である。
【0055】まず、成長室R内で、p−InGaAsP
コンタクト層18をベースとして、このp−InGaA
sPコンタクト層18上に、p−InPクラッド層1
6、ノンドープInGaAsP光ガイド層24、ノンド
ープInGaAsP多重量子井戸層22、n−InGa
AsP光ガイド層12を順次成膜する。第2の実施の形
態において、このn−InGaAsP光ガイド層12
が、熱変形防止層20を形成するための下地となる。な
お、これらの各層12、16、18、22および24の
生成条件は、上述の第1の製造方法の条件(温度、およ
び成長室Rに供給される気体等)と全く同様である。
【0056】次に、この素子構造体を成長室Rから取り
出す。そして、このn−InGaAsP光ガイド層12
の表面GSを、フォトエッチング技術によって回折格子
状にする。このフォトエッチング技術は公知であるか
ら、その説明を省略する。
【0057】次に、この素子構造体を、表面GSを上側
にして再び成長室R内に戻す。そして、この成長室R内
にAsH3 を供給しながら、この素子構造体の温度を3
50℃まで昇温させて、そのまま室温を350℃に安定
させる(図6(A))。
【0058】次に、このAsH3 の供給を停止すると同
時に、(C253 GaとAsH3 との混合気体を1
00sccmで20秒間、成長室R内に供給する(図6
(B))。これらの(C253 GaとAsH3 との
供給比を、200〜250の範囲内の値とする。これに
より、n−InGaAsP光ガイド層12の回折格子状
の表面GSに、膜厚が3〜4nmの熱変形防止層が形成
される。
【0059】次に、これらの(C253 GaとAs
3 との混合気体の供給を停止すると同時に、たとえば
(CH33 InおよびPH3 との混合気体をこの成長
室R内に供給することにより、回折格子状の表面GS上
に、n−InPクラッド層26を形成する(図6
(C))。この第2の実施の形態において、上側層はこ
のn−InPクラッド層26である。
【0060】次に、(CH33 Inを成長室R内に供
給するのを停止することにより、n−InPクラッド層
26の成長を停止させる(図6(D))。そして、PH
3 の雰囲気中で成長室Rの温度を低下させる。
【0061】以上の工程を以って、このInGaAsP
/InP系分布帰還型半導体レーザの製造は終了する。
【0062】なお、この第2の実施の形態で製造された
半導体レーザは、上述の第1の実施の形態で製造された
半導体レーザと等しい。
【0063】「変形例の説明」この発明は、上述の実施
の形態にのみ限定されるものではなく、設計に応じて種
々の変更を加えることができる。
【0064】たとえば、上述の第1の製造方法では、I
nGaAsP/InP系の分布帰還型半導体レーザにつ
き説明しているが、このInGaAsP/InP系の分
布帰還型半導体レーザの代わりに、たとえばInGaA
lAs/InP系の分布帰還型半導体レーザを用いても
良い。すなわち、下地であるn−InP基板10の表面
上に成長・成膜させる上側層を、n−InGaAsP光
ガイド層12の代わりにn−InGaAlAs光ガイド
層とする。
【0065】このn−InGaAlAs光ガイド層を構
成するAlの供給分子として、(CH33 Al(トリ
メチルアルミニウム)を用いている。n−InP基板の
回折格子の表面上への熱変形防止層の成膜条件は、上述
の実施の形態と全く同じである。ただし、この熱変形防
止層上に形成される各種の薄膜の成長温度および成長速
度は、それぞれ750℃および0.9μm/時とする。
また、V族元素を有する化合物(AsH3 )とIII 族元
素を有する化合物((CH33 In、(C253
Gaおよび(CH33 Al)との比を、80の範囲内
の値とする。
【0066】また、たとえば、上述の第1および2の製
造方法では、熱変形防止膜20を形成するときに有機金
属化合物として(C253 Gaを用いているが、こ
の(C253 Gaの代わりに、(CH33 Ga
(トリメチルガリウム)を用いても良い。
【0067】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、この発
明のInP系分布帰還型半導体レーザの製造方法によれ
ば、H2 雰囲気中または不活性ガス雰囲気中で、Pを含
む下地(たとえば、InP基板またはInGaAsP光
ガイド層等)を熱変形防止層の生成温度まで加熱して
も、この下地の表面の回折格子の形状は良好に保存され
る。
【0068】したがって、この発明のInP系分布帰還
型半導体レーザに用いられる回折格子の形状の製造方法
によって作製された当該半導体レーザの発振特性は、実
用上十分である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における熱変形防止層の製造
工程図である。
【図2】成長室内の温度変化を示すグラフである。
【図3】第1の実施の形態における各種の薄膜の製造工
程図である。
【図4】InGaAsP/InP系DFBレーザの断面
の顕微鏡写真の模写図である。
【図5】InGaAsP/InP系DFBレーザ発振ス
ペクトルを示す図である。
【図6】第2の実施の形態における熱変形防止層の製造
工程図である。
【図7】InGaAsP/InP系DFBレーザの一例
を示す断面図である。
【符号の説明】
10:n−InP基板 12:n−InGaAsP光ガイド層 14:ノンドープInGaAsP活性層 16:p−InPクラッド層 18:p−InGaAsPコンタクト層 20:熱変形防止層 22:ノンドープInGaAsP多重量子井戸層 24:ノンドープInGaAsP光ガイド層 26:n−InPクラッド層 BS:n−InP基板の回折格子状の表面 C1:この発明における温度変化曲線 C2:従来構成における温度変化曲線 GS:熱変形防止層の表面 R:成長室

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Pを含む下地の回折格子の表面上に、熱
    変形防止層を有機金属気相成長法によって成長させて、
    該熱変形防止層の表面上に上側層を成長させることによ
    り、InP系分布帰還型半導体レーザを製造するに当た
    り、 水素雰囲気中または不活性ガス雰囲気中で、前記下地の
    温度を前記熱変形防止層の生成温度まで上昇させ、然る
    後、該熱変形防止層の原料であるGaの有機金属化合物
    およびAsH3 を前記回折格子の表面上にそれぞれ同時
    に供給することを特徴とするInP系分布帰還型半導体
    レーザの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のInP系分布帰還型半
    導体レーザの製造方法において、 前記下地をInP基板とし、かつ前記上側層を光ガイド
    層とすることを特徴とするInP系分布帰還型半導体レ
    ーザの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のInP系分布帰還型半
    導体レーザの製造方法において、 前記下地を光ガイド層とし、かつ前記上側層をInPク
    ラッド層とすることを特徴とするInP系分布帰還型半
    導体レーザの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のInP系分布帰還型半
    導体レーザの製造方法において、 前記有機金属化合物を(C253 Gaとすることを
    特徴とするInP系分布帰還型半導体レーザの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のInP系分布帰還型半
    導体レーザの製造方法において、 前記有機金属化合物を(CH33 Gaとすることを特
    徴とするInP系分布帰還型半導体レーザの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載のInP系分布帰還型半
    導体レーザの製造方法において、 前記光ガイド層をInGaAsPまたはInGaAlA
    sとすることを特徴とするInP系分布帰還型半導体レ
    ーザの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載のInP系分布帰還型半
    導体レーザの製造方法において、 前記光ガイド層をInGaAsPとすることを特徴とす
    るInP系分布帰還型半導体レーザの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載のInP系分布
    帰還型半導体レーザの製造方法において、 前記回折格子の周期および深さをそれぞれ240nmお
    よび60nmとする場合、 前記有機金属化合物を(C253 Gaとし、 前記熱変形防止層の前記生成温度を350℃とし、およ
    び前記AsH3 と該(C253 とのV/III 比を2
    00〜250の範囲内の値としながら、該(C25
    3 Gaおよび該AsH3 の混合気体を、100sccm
    で20秒間、前記回折格子の表面上に供給することによ
    り、 前記熱変形防止層の膜厚を3〜4nmにすることを特徴
    とするInP系分布帰還型半導体レーザの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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