JP2000223324A - コンバータトランスおよびそれを用いた電子機器 - Google Patents

コンバータトランスおよびそれを用いた電子機器

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JP2000223324A JP11021868A JP2186899A JP2000223324A JP 2000223324 A JP2000223324 A JP 2000223324A JP 11021868 A JP11021868 A JP 11021868A JP 2186899 A JP2186899 A JP 2186899A JP 2000223324 A JP2000223324 A JP 2000223324A
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亘 田畑
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耕治 大野
Kazuhiko Yamagami
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型・軽量・高効率であるとともに低ノイ
ズ、高結合による出力電圧特性の良化および低温度上昇
の高性能で低価格なコンバータトランスを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 コイルボビン16に一次主巻線11を分
割巻線11a,11b,11c,11dとして巻溝19
a,19c,19e,19gに巻装して分割巻線11a
と11bを直列に、分割巻線11cと11dも直列に接
続し、さらに直列に接続した分割巻線11a−11bと
11c−11dを並列に接続し、二次主巻線13を分割
巻線13a,13b,13c,13dとして巻溝19
b,19c,19d,19fに巻装して分割巻線13a
と13bを直列に、分割巻線13cと13dも直列に接
続し、さらに直列に接続した分割巻線13a−13bと
13c−13dを並列に接続し、磁芯17のギャップ2
0に相対する巻溝19cには一次主巻線11の分割巻線
11bと二次主巻線13の分割巻線13bを配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器に使用
されるコンバータトランスおよびそれを用いた電子機器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器に組み込まれるスイ
ッチング電源は、小型・軽量・高効率であるとともに、
ノイズ特性が良く、高結合で出力電圧特性が良く、温度
上昇が低く、高性能で安価であることが課題となってお
り、これらの課題を解決するコンバータトランスの技術
が非常に重要であるとされている。
【0003】以下に従来のコンバータトランスの一例を
図19および図20を用いて説明する。図19はコンバ
ータトランスの断面構造図を示すものであり、図20は
巻線の結線図を示すものである。図19および図20に
おいて、1は一次側電源の入力巻線である一次主巻線
で、1aおよび1bは一次主巻線1の分割巻線、3は二
次側負荷に大電力を供給する主の二次巻線である二次主
巻線で、4,5は二次側負荷に小電力を供給する二次補
助巻線である。また、2は一次側の制御ICの電源に電
力を供給する制御回路電源巻線となる一次補助巻線、6
はコイルボビン、7は磁芯、8は各巻線間の絶縁材料で
ある。
【0004】この種のコンバータトランスは、コイルボ
ビン6に一次主巻線1の分割巻線1a、二次主巻線3の
分割巻線3aおよび二次補助巻線4,5、一次主巻線1
の分割巻線1b、二次主巻線3の分割巻線3b、一次補
助巻線2の順に各巻線間に厚さが25μmまたは50μ
mのポリエチレンテレフタレート粘着テープからなる絶
縁材料8を巻装して絶縁し、磁芯7を組み込んで形成さ
れている。この場合、二次主巻線3および二次補助巻線
4,5は、一次主巻線1の分割巻線1aと1bの間に巻
装され、一次主巻線1の分割巻線1aと1bは直列に接
続されるのが一般的である。
【0005】以下に従来のコンバータトランスの他の例
を図21および図22を用いて説明する。なお、上述の
従来例と同一部分には、同一番号を付与して説明する。
図21はコンバータトランスの断面図を示すものであ
り、図22は巻線の結線図を示すものである。
【0006】図21および図22において、1は一次側
電源の入力巻線としての一次主巻線で3は主の二次巻線
としての二次主巻線、4,5は二次補助巻線である。ま
た、2は一次側の制御ICの電源に電力を供給する制御
回路駆動用巻線としての一次補助巻線、6aはコイルボ
ビン、7は磁芯である。
【0007】この種のコンバータトランスは、複数の巻
溝9a,9b,9c,9dを有するコイルボビン6aに
一次主巻線1と一次補助巻線2をコイルボビン6aのほ
ぼ中央の巻溝9bに巻装し、二次主巻線3を二つの分割
巻線3a,3bとして巻溝9a,9bに巻装して並列に
接続し、二次補助巻線4,5をさらに外側の巻溝9dに
巻装し、磁芯7を組み込んで形成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図19および図20に
示すようなコンバータトランスの構成では、各巻線の巻
幅寸法を大きくできるため、一次主巻線1と二次主巻線
3および二次補助巻線4,5の対向面積も大きくでき、
また各巻線間の絶縁を薄いフィルムで構成できるため一
次主巻線1と二次主巻線3および二次補助巻線4,5の
対向距離も小さくでき、それぞれの結合を非常に密にで
きることにより、変換効率が良く、かつ温度上昇の低い
コンバータトランスが得られる。
【0009】その反面、各巻線間を絶縁するための絶縁
材料8を使用するため材料費や工数費がアップし、また
二次主巻線3が供給している主の出力負荷が変動した場
合、二次補助巻線4,5は一次主巻線1との結合が密の
ため出力電圧の変動が大きくなる。
【0010】さらに、巻線の位置が変化しやすい構造で
あり、かつ結合も非常に密のため巻線の位置が少し変化
するだけでも結合が大きく変化し、出力電圧も変化す
る。
【0011】例えば、一次補助巻線2の出力に過電圧検
出等の保護回路を有していた場合は、上述の結合の変化
により、この保護回路が誤動作してしまうという問題が
発生することがある。
【0012】また、一次主巻線1と二次主巻線3、二次
補助巻線4,5間の浮遊容量が大きく、インピーダンス
も小さくなるため、高周波のノイズ成分が伝達しやすく
ノイズ性能が悪い。
【0013】一方、図21および図22に示すようなコ
ンバータトランスの構成では、複数の巻溝9a,9b,
9c,9dを有するコイルボビン6aに、一次主巻線1
と一次補助巻線2をコイルボビン6aのほぼ中央の巻溝
9bに巻装し、二次主巻線3を二つの分割巻線3a,3
bとして巻溝9a,9cに巻装して並列に接続し、二次
補助巻線4,5をさらに外側の巻溝9dに巻装するよう
に構成しているため、一次主巻線1と二次補助巻線4,
5の対向距離が大きくなり、かつ対向面積も小さくなる
ことで結合を疎にすることができるため、二次主巻線3
が供給している主の出力負荷が変動した場合でも、二次
補助巻線4,5の出力電圧の変動が小さくできる。
【0014】さらに、巻線の位置が変化しにくい構造の
ため結合の変化が小さく、出力電圧の変化も小さい。従
って、一次補助巻線2の出力に過電圧検出等の保護回路
を有していた場合でも、結合の変化による出力電圧の変
化が小さいため、この保護回路が誤動作してしまうとい
う問題は発生しにくい。
【0015】また、一次主巻線1と二次主巻線3、二次
補助巻線4,5間の浮遊容量が小さくなるため、インピ
ーダンスを大きくでき、高周波のノイズ成分が伝達しに
くく性能を良くできる。
【0016】その反面、一次主巻線1と二次主巻線3の
結合が疎になるため、コンバータトランスの変換効率が
悪くなり、かつ温度上昇も高くなる。
【0017】本発明は上記課題を解決するもので、小型
・軽量・高効率でノイズ性能が良く、高結合で出力電圧
性能が良く、温度上昇が低く、高性能で安価なコンバー
タトランスを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のコンバータトランスは、複数の巻溝を有する
コイルボビンに一次巻線と複数の二次巻線を巻装し、磁
芯を組み込んだ構造のコンバータトランスにおいて、複
数の並列および直列の分割巻線とした一次主巻線および
二次主巻線を交互に巻装し、かつ磁芯のギャップ位置に
相対する同巻溝に一次主巻線と二次主巻線を巻装した構
成にしたものである。
【0019】上記構成により、一次主巻線と二次主巻線
との対向面積を大きくすることで、一次主巻線と二次主
巻線との結合を密にすることができ、コンバータトラン
スの変換効率を上げることにより温度上昇を低くするこ
とができ、かつ出力電圧特性を安定し、ノイズ性能も良
くすることができるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数個の巻溝を有するコイルボビンと、複数の分割
巻線で構成されその分割巻線を直列に接続したものに他
の分割巻線を並列に接続した一次主巻線と、複数の分割
巻線で構成されその分割巻線を直列に接続したものを並
列に接続した二次主巻線と、上記巻線を施したコイルボ
ビンに組込まれるギャップを有する磁芯から構成され、
この磁芯のギャップに対応するコイルボビンの巻溝に一
次主巻線と二次主巻線の分割巻線の1つが積層巻きさ
れ、他のコイルボビンの巻溝に上記一次主巻線と二次主
巻線の分割巻線を交互に巻装して構成したものであり、
結合が密で変換効率に優れ温度上昇を抑制できるものと
なる。
【0021】請求項2に記載の発明は、磁芯のギャップ
に対応するコイルボビンの巻溝に巻装される一次主巻線
と二次主巻線の分割巻線のうちいずれか一方の分割巻線
として多層の絶縁皮膜を有する導線で構成したものであ
り、安全規格上の安全距離が不要となり、巻線スペース
の有効活用と小型化が図れることになる。
【0022】請求項3に記載の発明は、磁芯のギャップ
に対応しないコイルボビンの巻溝の1つに一次主巻線と
二次主巻線の分割巻線の1つを積層巻きしたものであ
り、さらに結合を高め、変換効率の一層の向上と温度上
昇の抑制が図れることになる。
【0023】請求項4に記載の発明は、磁芯のギャップ
に対応しないコイルボビンの巻溝の1つに巻装される一
次主巻線と二次主巻線の分割巻線のうちいずれか一方の
分割巻線を多層の絶縁皮膜を有する導線で構成したもの
であり、巻線スペースの有効活用と小型化が図れること
になる。
【0024】請求項5に記載の発明は、磁芯のギャップ
に対応し一次主巻線と二次主巻線の分割巻線の1つを積
層巻きしたコイルボビンの巻溝の両隣の巻溝に二次主巻
線の分割巻線を巻装した構成であり、さらに結合を密に
でき、変換効率の向上が図れることになる。
【0025】請求項6に記載の発明は、磁芯のギャップ
に対応し一次主巻線と二次主巻線の分割巻線の1つを積
層巻きしたコイルボビンの巻溝の両隣の巻溝に二次主巻
線の分割巻線と二次補助巻線を巻装した構成であり、両
巻線の結合が向上しレギュレーション特性が向上するこ
とになる。
【0026】請求項7に記載の発明は、コイルボビンの
磁芯に対応する巻溝およびその両隣の巻溝以外の巻溝の
少なくとも1つに一次主巻線と一次補助巻線を巻装した
構成であり、入力電圧が変動したとき、一次主巻線の電
圧変動に応じて一次補助巻線も変動し、制御ICに安定
した電圧を供給できることになる請求項8に記載の発明
は、磁芯のギャップに対応し一次主巻線と二次主巻線を
積層巻きした巻溝に、さらに一次補助巻線を巻装した構
成であり、二次主巻線が基準電圧で一次補助巻線が二次
主巻線と同極性出力の場合に一次補助巻線の出力電圧特
性を向上させることができる。
【0027】請求項9に記載の発明は、一次補助巻線を
分割巻線とした構成であり、一次補助巻線の出力電圧特
性の向上を図ることができる。
【0028】請求項10に記載の発明は、一次補助巻線
をコイルボビンの単独の巻溝に巻装した構成であり、干
渉を防ぎ、一次補助巻線の電圧変動を小さくでき、出力
電圧特性の向上を図ることができる。
【0029】請求項11に記載の発明は、コイルボビン
の磁芯のギャップに対応する巻溝およびその両隣の巻溝
以外の巻溝の端部の巻溝に一次主巻線と二次補助巻線を
巻装した構成であり、両巻線の結合を高めレギュレーシ
ョンを高めることができる。
【0030】請求項12に記載の発明は、二次補助巻線
を2つ有する構成であり、二次補助巻線の出力電圧に特
性を向上させることができる。
【0031】請求項13に記載の発明は、2つの補助巻
線のうち少なくとも1つの二次補助巻線を分割巻線とし
たものであり、二次補助巻線の出力電圧特性の更なる向
上が図れることになる。
【0032】請求項14に記載の発明は、二次補助巻線
をコイルボビンの単独の巻溝に巻装したものであり、二
次補助巻線の負荷変動による二次主巻線および他の二次
補助巻線への干渉を防ぎ、電圧変動を小さくすることが
できる。
【0033】請求項15に記載の発明は、磁芯のギャッ
プに対応するコイルボビンの巻溝を他の巻溝より幅広に
構成したものであり、磁芯のギャップからの漏れ磁束を
大きく吸収することができる。
【0034】請求項16に記載の発明は、請求項1〜1
5のいずれか1つに記載のコンバータトランスを電源用
として用いた電子機器に関するものであり、電子機器と
して高性能な電源を備えたものとすることができる。
【0035】以下本発明の実施の形態について図面を用
いて説明する。
【0036】(実施の形態1)以下本発明のコンバータ
トランスの実施の形態1を図1および図2を用いて説明
する。七つの巻溝19a〜19gを有するコイルボビン
16に一次主巻線11を四つの分割巻線11a,11
b,11c,11dとして巻溝19a,19c,19
e,19gに巻装して分割巻線11aと11bを直列
に、分割巻線11cと11dも直列に接続し、さらに直
列に接続した分割巻線11a−11bと11c−11d
を並列に接続し、主の出力負荷に供給する二次主巻線1
3を四つの分割巻線13a,13b,13c,13dと
して巻溝19b,19c,19d,19fに巻装して分
割巻線13aと13bを直列に、分割巻線13cと13
dも直列に接続し、さらに直列に接続した分割巻線13
a−13bと13c−13dを並列に接続する。
【0037】磁芯17のギャップ20に相対する巻溝1
9cには一次主巻線11を四つに分割した分割巻線11
bと二次主巻線13を四つに分割した分割巻線13bが
配置されることになり、一次主巻線11の分割巻線11
bと二次主巻線13の分割巻線13bの間には絶縁材料
18を挿入する。また補助の出力負荷に供給する二次補
助巻線14は巻溝19bに巻装し、もう一方の二次補助
巻線15は巻溝19dに巻装して、最後に磁芯17を組
み込んで形成されている。なお、一次補助巻線12は一
次主巻線11の分割巻線11aを巻装している巻溝19
aに巻装されている。
【0038】この実施の形態1によれば、一次主巻線1
1の分割巻線11a,11b,11c,11dと二次主
巻線13の分割巻線13a,13c,13dが交互に構
成され、さらに巻溝19cには一次主巻線11の分割巻
線11bと二次主巻線13の分割巻線13bが巻装され
ているため、図21のコイルボビンの構造と比較して以
下の性能改善が可能となる。
【0039】一次主巻線11の分割巻線11a,11
b,11c,11dと二次主巻線13の分割巻線13
a,13b,13c,13dとの対向距離を小さくで
き、かつ対向面積を大きくできることによって結合が非
常に密になり、コンバータトランスの変換効率を高くで
き、温度上昇を低くできる。
【0040】特に磁芯17のギャップ20に相対する位
置に主巻線である一次主巻線11の分割巻線11bと二
次主巻線13の分割巻線13bを配置することにより、
磁芯17のギャップ20から発生する漏れ磁束21を一
次主巻線11と二次主巻線13で吸収させることによ
り、コンバータトランスの外部に漏れる磁束21は低減
でき輻射ノイズ性能も良くなり、かつ漏れ磁束21を熱
に変換することにより、他の巻線の発熱を抑えることが
できる。
【0041】さらに、一次主巻線11の分割巻線11b
と二次主巻線13の分割巻線13bを同巻溝に巻装した
巻溝19cの巻幅を他の巻溝の巻幅より広く形成するこ
とにより、漏れ磁束21の吸収を多くでき、よりコンバ
ータトランスの外部に漏れる量を低減でき、かつ漏れ磁
束21を熱に変換する量も増えるため、さらに他の巻線
の発熱を抑えることができる。
【0042】この効果により、一般的に一次主巻線11
と二次主巻線13には大電流が流れるため巻装する銅線
の線径を太くしなければならないが、一次主巻線11の
分割巻線11bと二次主巻線13の分割巻線13b以外
の銅線は発熱が抑えられるため、線径が細くできて材料
費の削減という効果も得られる。
【0043】また、磁芯17のギャップ20に相対する
巻溝19cに巻装された一次主巻線11の分割巻線11
bと二次主巻線13の分割巻線13bの両サイドの巻溝
19b,19dに二次主巻線13の分割巻線13aを巻
溝19bに、分割巻線13cを巻溝19dに巻装し、ま
た二次補助巻線14は巻溝19bに、二次補助巻線15
は巻溝19dに巻装することで、一次主巻線11と二次
主巻線13の結合が密になることに加え、二次補助巻線
14,15が二次主巻線13と上下と左右にわたり結合
することにより、二次補助巻線14,15の出力電圧特
性も向上することができる。
【0044】さらに、巻線の位置が変化しにくい構造の
ため、結合の変化が小さく、出力電圧の変化も小さい。
従って、一次補助巻線12の出力に過電圧検出等の保護
回路を有していた場合でも、結合の変化による電圧の変
化が小さいため、この保護回路が誤動作してしまうとい
う問題は発生しにくいという効果が得られる。
【0045】また、一次主巻線11と全二次巻線13〜
15間の浮遊容量をさらに小さくできるため、インピー
ダンスを大きくでき、高周波のノイズ成分が伝達しにく
くノイズ性能も良くできる。
【0046】(実施の形態2)以下本発明のコンバータ
トランスの実施の形態2を図3および図4を用いて説明
する。七つの巻溝39a〜39gを有するコイルボビン
36に一次主巻線31を四つの分割巻線31a,31
b,31c,31dとして巻溝39a,39c,39
e,39gに巻装して分割巻線31aと31bを直列
に、分割巻線31cと31dも直列に接続し、さらに直
列に接続した分割巻線31a−31bと31c−31d
を並列に接続し、主の出力負荷に供給する二次主巻線3
3を四つの分割巻線33a,33b,33c,33dと
して巻溝39b,39c,39d,39fに巻装して分
割巻線33aと33bを直列に、分割巻線33cと33
dのそれぞれを直列に接続し、さらに直列に接続した分
割巻線33a−33bと33c−33dを並列に接続す
る。
【0047】磁芯37のギャップ40に相対する巻溝3
9cには一次主巻線31を四つに分割した分割巻線31
bと二次主巻線33を四つに分割した分割巻線33bが
配置されることになり、一次主巻線31の分割巻線31
bと二次主巻線33の分割巻線33bの間には絶縁材料
38を挿入する。また補助の出力負荷に供給する二次補
助巻線34は巻溝39bに巻装し、もう一方の二次補助
巻線35は巻溝39dに巻装して、最後に磁芯37を組
み込んで形成されている。なお、一次補助巻線32は一
次主巻線31の分割巻線31aを巻装している巻溝39
aに巻装されている。
【0048】このとき、巻溝39cに巻装する一次主巻
線31の分割巻線39bまたは二次主巻線33の分割巻
線33bの少なくともいずれか一方が多層の絶縁物から
なる銅線を巻装している。
【0049】この実施の形態2によれば、巻溝39cに
巻装される一次主巻線31の分割巻線39bまたは二次
主巻線33の分割巻線33bとの間に安全規格上要求さ
れる安全距離が不要となるため、巻溝39cの巻線スペ
ースの有効活用により小型化ができ、また一次主巻線3
1の分割巻線31bと二次主巻線33の分割巻線33b
の巻線幅を同一にすることができるため、さらに結合が
密になり、コンバータトランスの変換効率も高くするこ
とができる。
【0050】(実施の形態3)以下本発明のコンバータ
トランスの実施の形態3を図5および図6を用いて説明
する。六つの巻溝49a〜49fを有するコイルボビン
46に一次主巻線41を四つの分割巻線41a,41
b,41c,41dとして巻溝49a,49c,49
e,49fに巻装して分割巻線41aと41bを直列
に、分割巻線41cと41dも直列に接続し、さらに直
列に接続した分割巻線41a−41bと41c−41d
を並列に接続し、主の出力負荷に供給する二次主巻線4
3を四つの分割巻線43a,43b,43c,43dと
して巻溝49b,49c,49d,49fに巻装して分
割巻線43aと43bを直列に、分割巻線43cと43
dも直列に接続し、さらに直列に接続した分割巻線43
a−43bと43c−43dを並列に接続する。
【0051】磁芯47のギャップ50に相対する巻溝4
9cには一次主巻線41を四つに分割した分割巻線41
bと二次主巻線43を四つに分割した分割巻線43bが
配置されることになり、一次主巻線41の分割巻線41
bと二次主巻線43の分割巻線43bの間には絶縁材料
48を挿入する。
【0052】さらに巻溝49fにも一次主巻線41を四
つに分割した分割巻線41dと二次主巻線43を四つに
分割した分割巻線43dが配置されることになり、一次
主巻線41の分割巻線41dと二次主巻線43の分割巻
線43dの間にも絶縁材料48を挿入する。また、補助
の出力負荷に供給する二次補助巻線44は巻溝49bに
巻装し、もう一方の二次補助巻線45は巻溝49dに巻
装して、最後に磁芯47を組み込んで形成されている。
なお、一次補助巻線42は一次主巻線41の分割巻線4
1aを巻装している巻溝49aに巻装されている。
【0053】この実施の形態3によれば、一次主巻線4
1の分割巻線41a,41b,41c,と二次主巻線4
3の分割巻線43a,43c,43dが交互に構成さ
れ、さらに巻溝49cには一次主巻線41の分割巻線4
1bと二次主巻線43の分割巻線43bが巻装されてお
り、また巻溝49fには二次主巻線43の分割巻線43
dと一次主巻線41の分割巻線41dが巻装されている
ため、結合をさらに密にすることができ、変換効率の一
層の向上が図れ、より温度上昇を低くできる。
【0054】また二次補助巻線44,45の巻線高さと
一次主巻線41の分割巻線41dとの巻線高さが近くな
ることと、また二次主巻線43の分割巻線43bとの巻
線高さも含めて、さらに二次補助巻線44,45との結
合が密になり、二次補助巻線の出力電圧特性もさらに向
上する。
【0055】(実施の形態4)以下本発明のコンバータ
トランスの実施の形態4を図7および図8を用いて説明
する。六つの巻溝59a〜59fを有するコイルボビン
56に一次主巻線51を四つの分割巻線51a,51
b,51c,51dとして巻溝59a,59c,59
e,59fに巻装して分割巻線51aと51bを直列
に、分割巻線51cと51dも直列に接続し、さらに直
列に接続した分割巻線51a−51bと51c−51d
を並列に接続し、主の出力負荷に供給する二次主巻線5
3を四つの分割巻線53a,53b,53c,53dと
して巻溝59b,59c,59d,59fに巻装して分
割巻線53aと53bを直列に、分割巻線53cと53
dも直列に接続し、さらに直列に接続した分割巻線53
a−53bと53c−53dを並列に接続する。
【0056】磁芯57のギャップ60に相対する巻溝5
9cには一次主巻線51を四つに分割した分割巻線51
bと二次主巻線53を四つに分割した分割巻線53bが
配置されることになり、一次主巻線51の分割巻線51
dと二次主巻線53の分割巻線53dの間には絶縁材料
58を挿入する。
【0057】さらに巻溝59fにも一次主巻線51を四
つに分割した分割巻線51dと二次主巻線53を四つに
分割した分割巻線53dが配置されることになり、一次
主巻線51の分割巻線51dと二次主巻線53の分割巻
線53dの間にも絶縁材料58を挿入する。
【0058】また、補助の出力負荷に供給する二次補助
巻線54は巻溝59bに巻装し、もう一方の二次補助巻
線55は巻溝59dに巻装して、最後に磁芯57を組み
込んで形成されている。なお、一次補助巻線52は一次
主巻線51の分割巻線51aを巻装している巻溝59a
に巻装されている。
【0059】このとき、巻溝59fに巻装する一次主巻
線51の分割巻線59dまたは二次主巻線53の分割巻
線53dの少なくともいずれか一方が多層の絶縁物から
なる銅線を巻装している。
【0060】この実施の形態4によれば、巻溝59fに
巻装される一次主巻線51の分割巻線51dまたは二次
主巻線53の分割巻線53dとの間に安全規格上要求さ
れる安全距離が不要となるため、巻溝59fの巻線スペ
ースの有効活用により小型化ができ、一次主巻線51の
分割巻線51dと二次主巻線53の分割巻線53dの巻
線幅を同一にすることができるため、巻溝59cに巻装
されている一次主巻線51の分割巻線51bと二次主巻
線53の分割巻線53bの結合が密になることに加え、
さらなる結合の向上が図れ、コンバータトランスの変換
効率もさらに高くすることができ、より一層温度上昇を
低くすることができる。
【0061】(実施の形態5)以下本発明のコンバータ
トランスの実施の形態5を図9および図10を用いて説
明する。七つの巻溝69a〜69gを有するコイルボビ
ン66に一次主巻線61を四つの分割巻線61a,61
b,61c,61dとして巻溝69a,69c,69
e,69gに巻装して分割巻線61aと61bを直列
に、分割巻線61cと61dも直列に接続し、さらに直
列に接続した分割巻線61a−61bと61c−61d
を並列に接続し、主の出力負荷に供給する二次主巻線6
3を四つの分割巻線63a,63b,63c,63dと
して巻溝69b,69c,69d,69fに巻装して分
割巻線63aと63bを直列に、分割巻線63cと63
dも直列に接続し、さらに直列に接続した分割巻線63
a−63bと63c−63dを並列に接続する。
【0062】磁芯67のギャップ70に相対する巻溝6
9cには一次主巻線61を四つに分割した分割巻線61
bと二次主巻線63を四つに分割した分割巻線63bが
配置されることになり、一次主巻線61の分割巻線61
dと二次主巻線63の分割巻線63bの間にも絶縁材料
68を挿入する。
【0063】また、補助の出力負荷に供給する二次補助
巻線64は巻溝69bに巻装し、もう一方の二次補助巻
線65は巻溝69dに巻装して、最後に磁芯67を組み
込んで形成されている。そして一次補助巻線62は一次
主巻線61の分割巻線61bと二次主巻線63の分割巻
線63bを巻装している巻溝69cに巻装されている。
【0064】この実施の形態5によれば、一次主巻線6
1の分割巻線61bと二次主巻線63の分割巻線63b
が巻装されている巻溝69cに、一次補助巻線62を二
次主巻線63の分割巻線63bと相対する位置に巻装す
ることにより、二次主巻線63との結合が密になるた
め、二次主巻線63が基準電圧で一次補助巻線62が二
次主巻線63と同極性出力の場合、一次補助巻線62の
出力電圧特性を向上することができる。
【0065】また、一次補助巻線62が基準電圧となる
場合、磁芯67のギャップ70に相対する位置に一次補
助巻線62が配置されているため、一次補助巻線62自
身の結合向上により出力電圧が安定し、二次主巻線63
および二次補助巻線64,65の出力電圧も安定させる
ことができる。
【0066】(実施の形態6)以下本発明のコンバータ
トランスの実施の形態6を図11および図12を用いて
説明する。七つの巻溝79a〜79gを有するコイルボ
ビン76に一次主巻線71を四つの分割巻線71a,7
1b,71c,71dとして巻溝79a,79c,79
e,79gに巻装して分割巻線71aと71bを直列
に、分割巻線71cと71dも直列に接続し、さらに直
列に接続した分割巻線71a−71bと71c−71d
を並列に接続し、主の出力負荷に供給する二次主巻線7
3を四つの分割巻線73a,73b,73c,73dと
して巻溝79b,79c,79d,79fに巻装して分
割巻線73aと73bを直列に、分割巻線73cと73
dも直列に接続し、さらに直列に接続した分割巻線73
a−73bと73c−73dを並列に接続する。
【0067】磁芯77のギャップ80に相対する巻溝7
9cには一次主巻線71を四つに分割した分割巻線71
bと二次主巻線73を四つに分割した分割巻線73bが
配置されることになり、一次主巻線71の分割巻線71
bと二次主巻線73の分割巻線73bの間には絶縁材料
78を挿入する。
【0068】また、補助の出力負荷に供給する二次補助
巻線74は巻溝79bに巻装し、もう一方の二次補助巻
線75は巻溝79dに巻装して、最後に磁芯77を組み
込んで形成されている。そして一次補助巻線72は一次
主巻線71の分割巻線71aを巻装している巻溝79a
と一次主巻線71の分割巻線71dを巻装している巻溝
79gとに並列に巻装されている。
【0069】この実施の形態6によれば、一次補助巻線
72を複数に分けることにより、一次主巻線71および
二次主巻線73との対向距離が小さくなり、かつ対向面
積を大きくすることにより、結合をさらに密にすること
ができ、一次補助巻線72の出力電圧特性を向上するこ
とができる。特に、一次主巻線71と一次補助巻線72
が同極性出力の場合、一次主巻線の電圧変動に対し、一
次補助巻線の出力電圧も変動幅に応じて可変させること
もできる。
【0070】(実施の形態7)以下本発明のコンバータ
トランスの実施の形態7を図13および図14を用いて
説明する。七つの巻溝89a〜89gを有するコイルボ
ビン86に一次主巻線81を四つの分割巻線81a,8
1b,81c,81dとして巻溝89a,89c,89
e,89gに巻装して分割巻線81aと81bを直列
に、分割巻線81cと81dも直列に接続し、さらに直
列に接続した分割巻線81a−81bと81c−81d
を並列に接続し、主の出力負荷に供給する二次主巻線8
3を四つの分割巻線83a,83b,83c,83dと
して巻溝89b,89c,89d,89fに巻装して分
割巻線83aと83bを直列に、分割巻線83cと83
dも直列に接続し、さらに直列に接続した分割巻線83
a−83bと83c−83dを並列に接続する。
【0071】磁芯87のギャップ90に相対する巻溝8
9cには一次主巻線81を四つに分割した分割巻線81
bと二次主巻線83を四つに分割した分割巻線83bが
配置されることになり、一次主巻線81の分割巻線81
bと二次主巻線83の分割巻線83bの間には絶縁材料
88を挿入する。そして、補助の出力負荷に供給する二
次補助巻線85は巻溝89dに巻装し、もう一方の二次
補助巻線84は二次主巻線83の分割巻線83aを巻装
している巻溝89と二次主巻線83の分割巻線83dを
巻装している巻溝89fに並列に巻装して、最後に磁芯
87を組み込んで形成されている。そして一次補助巻線
72は一次主巻線81の分割巻線81aを巻装している
巻溝89aが巻装されている。
【0072】この実施の形態7によれば、二次補助巻線
84を複数に分けることにより、二次主巻線83および
一次主巻線81との対向距離が小さくなり、かつ対向面
積を大きくすることにより、結合をさらに密にすること
ができ、二次補助巻線84の出力電圧特性を向上するこ
とができる。
【0073】(実施の形態8)以下本発明のコンバータ
トランスの実施の形態8を図15および図16を用いて
説明する。七つの巻溝99a〜99gを有するコイルボ
ビン96に一次主巻線91を三つの分割巻線91a,9
1b,91cとして巻溝99a,99c,99eに巻装
して分割巻線91aと91bを直列に、さらに分割巻線
91cを分割巻線91aに対し並列に接続し、主の出力
負荷に供給する二次主巻線93を四つの分割巻線93
a,93b,93c,93dとして巻溝99b,99
c,99d,99fに巻装して分割巻線93aと93b
を直列に、分割巻線93cと93dも直列に接続し、さ
らに直列に接続した分割巻線93a−93bと93c−
93dを並列に接続する。
【0074】磁芯97のギャップ100に相対する巻溝
99cには一次主巻線91を三つに分割した分割巻線9
1bと二次主巻線93を四つに分割した分割巻線93b
が配置されることになり、また一次主巻線91の分割巻
線91bと二次主巻線93の分割巻線93bの間には絶
縁材料98を挿入する。また補助の出力負荷に供給する
二次補助巻線94は巻溝99bに巻装し、もう一方の二
次補助巻線95は巻溝99dに巻装して、最後に磁芯9
7を組み込んで形成されている。そして一次補助巻線9
2は一次主巻線91を巻装している巻溝および二次主巻
線93を巻装している巻溝とは別の巻溝99gに単独で
巻装されている。
【0075】この実施の形態8によると、一次補助巻線
92を一次主巻線91および二次主巻線93とは単独の
別巻溝99gに配置することにより、二次主巻線93が
基準電圧で一次補助巻線92が二次主巻線93と同極性
出力の場合、一次主巻線91との対向距離が大きくなる
ことにより、一次主巻線91の干渉を防ぎ、一次主巻線
91の電圧変動による一次補助巻線92の電圧変動を少
なくすることができ、一次補助巻線92の出力電圧特性
を向上することができる。
【0076】さらに、一次補助巻線92を巻溝99gに
巻装することにより、隣の巻溝99fには二次主巻線9
3の分割巻線93dが巻装されているため、一次補助巻
線92と二次主巻線93との対向距離が小さくなり、か
つ対向面積を大きくすることにより、結合を密にするこ
とができ、一次補助巻線92の出力電圧特性のより一層
の向上ができる。
【0077】(実施の形態9)以下本発明のコンバータ
トランスの実施の形態9を図17および図18を用いて
説明する。七つの巻溝109a〜109gを有するコイ
ルボビン106に一次主巻線101を三つの分割巻線1
01a,101b,101cとして巻溝109a,10
9c,109eに巻装して分割巻線101aと101b
を直列に、さらに分割巻線101cを分割巻線101a
に対し並列に接続し、主の出力負荷に供給する二次主巻
線103を四つの分割巻線103a,103b,103
c,103dとして巻溝109b,109c,109
d,109fに巻装して分割巻線103aと103bを
直列に、分割巻線103cと103dも直列に接続し、
さらに直列に接続した分割巻線103a−103bと1
03c−103dを並列に接続する。
【0078】磁芯107のギャップ110に相対する巻
溝109cには一次主巻線101を三つに分割した分割
巻線101bと二次主巻線103を四つに分割した分割
巻線103bが配置されることになり、また一次主巻線
101の分割巻線101bと二次主巻線103の分割巻
線103bの間には絶縁材料108を挿入する。また補
助の出力負荷に供給する二次補助巻線105は二次主巻
線103の分割巻線103cと同じ巻溝109dに巻装
するが、もう一方の二次補助巻線104は二次主巻線1
03とは別の巻溝109gに巻装して、最後に磁芯10
7を組み込んで形成されている。そして一次補助巻線1
02は一次主巻線101の分割巻線101aを巻装して
いる巻溝109aに巻装されている。
【0079】この実施の形態9によると、二次主巻線1
04を二次主巻線103とは単独の別巻溝109gに巻
装することにより、二次主巻線103および二次補助巻
線105と二次補助巻線104との結合を疎にすること
により、二次補助巻線104の負荷変動に対する二次主
巻線103およびもう一方の二次補助巻線105の電圧
変動を抑えることができる。
【0080】
【発明の効果】以上のように本発明のコンバータトラン
スは多大な効果が得られ、小型・軽量・高効率でノイズ
性能が良く、高結合で出力電圧特性が良く、温度上昇が
低い高性能でかつコストの安価なコンバータトランスを
提供でき、また本発明のコンバータトランスを使用する
電子機器用電源においても、低ロス、高性能および低価
格な工業的価値の大きな電源となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示すコンバータトラン
スの主要部の断面構造図
【図2】同巻線の結線を示す結線図
【図3】本発明の実施の形態2を示すコンバータトラン
スの主要部の断面構造図
【図4】同巻線の結線を示す結線図
【図5】本発明の実施の形態3を示すコンバータトラン
スの主要部の断面構造図
【図6】同巻線の結線を示す結線図
【図7】本発明の実施の形態4を示すコンバータトラン
スの主要部の断面構造図
【図8】同巻線の結線を示す結線図
【図9】本発明の実施の形態5を示すコンバータトラン
スの主要部の断面構造図
【図10】同巻線の結線を示す結線図
【図11】本発明の実施の形態6を示すコンバータトラ
ンスの主要部の断面構造図
【図12】同巻線の結線を示す結線図
【図13】本発明の実施の形態7を示すコンバータトラ
ンスの主要部の断面構造図
【図14】同巻線の結線を示す結線図
【図15】本発明の実施の形態8を示すコンバータトラ
ンスの主要部の断面構造図
【図16】同巻線の結線を示す結線図
【図17】本発明の実施の形態9を示すコンバータトラ
ンスの主要部の断面構造図
【図18】同巻線の結線を示す結線図
【図19】従来のコンバータトランスの主要部の断面構
造図
【図20】同巻線の結線を示す結線図
【図21】従来のコンバータトランスの主要部の断面構
造図
【図22】同巻線の結線を示す結線図
【符号の説明】
11 一次主巻線 11a 一次主巻線の分割巻線 11b 一次主巻線の分割巻線 11c 一次主巻線の分割巻線 11d 一次主巻線の分割巻線 12 一次補助巻線 13 二次主巻線 13a 二次主巻線の分割巻線 13b 二次主巻線の分割巻線 13c 二次主巻線の分割巻線 13d 二次主巻線の分割巻線 14 二次補助巻線 15 二次補助巻線 16 コイルボビン 17 磁芯 18 絶縁材料 19a 巻溝 19b 巻溝 19c 巻溝 19d 巻溝 19e 巻溝 19f 巻溝 19g 巻溝 20 磁芯のギャップ 21 漏れ磁束
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 31/00 E (72)発明者 大野 耕治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山上 一彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E043 AA01 BA02 5E044 BA01 BB02 BB03 BB07 BC02 5H006 CC02 HA05 HA08 HA09

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の巻溝を有するコイルボビンと、
    複数の分割巻線で構成されその分割巻線を直列に接続し
    たものに他の分割巻線を並列に接続した一次主巻線と、
    複数の分割巻線で構成されその分割巻線を直列に接続し
    たものを並列に接続した二次主巻線と、上記巻線を施し
    たコイルボビンに組込まれるギャップを有する磁芯から
    構成され、この磁芯のギャップに対応するコイルボビン
    の巻溝に一次主巻線と二次主巻線の分割巻線の1つが積
    層巻きされ、他のコイルボビンの巻溝に上記一次主巻線
    と二次主巻線の分割巻線を交互に巻装してなるコンバー
    タトランス。
  2. 【請求項2】 磁芯のギャップに対応するコイルボビン
    の巻溝に巻装される一次主巻線と二次主巻線の分割巻線
    のうちいずれか一方の分割巻線として多層の絶縁皮膜を
    有する導線で構成した請求項1に記載のコンバータトラ
    ンス。
  3. 【請求項3】 磁芯のギャップに対応しないコイルボビ
    ンの巻溝の1つに一次主巻線と二次主巻線の分割巻線の
    1つを積層巻きした請求項1に記載のコンバータトラン
    ス。
  4. 【請求項4】 磁芯のギャップに対応しないコイルボビ
    ンの巻溝の1つに巻装される一次主巻線と二次主巻線の
    分割巻線のうちいずれか一方の分割巻線を多層の絶縁皮
    膜を有する導線で構成した請求項3に記載のコンバータ
    トランス。
  5. 【請求項5】 磁芯のギャップに対応し一次主巻線と二
    次主巻線の分割巻線の1つを積層巻きしたコイルボビン
    の巻溝の両隣の巻溝に二次主巻線の分割巻線を巻装した
    請求項1に記載のコンバータトランス。
  6. 【請求項6】 磁芯のギャップに対応し一次主巻線と二
    次主巻線の分割巻線の1つを積層巻きしたコイルボビン
    の巻溝の両隣の巻溝に二次主巻線の分割巻線と二次補助
    巻線を巻装した請求項1に記載のコンバータトランス。
  7. 【請求項7】 コイルボビンの磁芯に対応する巻溝およ
    びその両隣の巻溝以外の巻溝の少なくとも1つに一次主
    巻線と一次補助巻線を巻装した請求項1に記載のコンバ
    ータトランス。
  8. 【請求項8】 磁芯のギャップに対応し一次主巻線と二
    次主巻線を積層巻きした巻溝に、さらに一次補助巻線を
    巻装した請求項1に記載のコンバータトランス。
  9. 【請求項9】 一次補助巻線を分割巻線とした請求項7
    に記載のコンバータトランス。
  10. 【請求項10】 一次補助巻線をコイルボビンの単独の
    巻溝に巻装した請求項1に記載のコンバータトランス。
  11. 【請求項11】 コイルボビンの磁芯のギャップに対応
    する巻溝およびその両隣の巻溝以外の巻溝の端部の巻溝
    に一次主巻線と二次補助巻線を巻装した請求項3に記載
    のコンバータトランス。
  12. 【請求項12】 二次補助巻線を2つ有する請求項1に
    記載のコンバータトランス。
  13. 【請求項13】 2つの補助巻線のうち少なくとも1つ
    の二次補助巻線を分割巻線とした請求項12に記載のコ
    ンバータトランス。
  14. 【請求項14】 二次補助巻線をコイルボビンの単独の
    巻溝に巻装した請求項1に記載のコンバータトランス。
  15. 【請求項15】 磁芯のギャップに対応するコイルボビ
    ンの巻溝を他の巻溝より幅広に構成した請求項1に記載
    のコンバータトランス。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれか1つに記載
    のコンバータトランスを電源用として用いた電子機器。
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