JP2001135532A - マルチチャンネル・ユニフォーム出力型トランス - Google Patents

マルチチャンネル・ユニフォーム出力型トランス

Info

Publication number
JP2001135532A
JP2001135532A JP2000136988A JP2000136988A JP2001135532A JP 2001135532 A JP2001135532 A JP 2001135532A JP 2000136988 A JP2000136988 A JP 2000136988A JP 2000136988 A JP2000136988 A JP 2000136988A JP 2001135532 A JP2001135532 A JP 2001135532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
flat cable
substrate
sheet coil
type transformer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000136988A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3654816B2 (ja
Inventor
Fumiaki Nakao
文昭 中尾
Tomotsugu Ota
智嗣 大田
Mikio Kitaoka
幹雄 北岡
Katsuo Yamada
克夫 山田
Hiroshi Sakamoto
浩 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FDK Corp filed Critical FDK Corp
Priority to JP2000136988A priority Critical patent/JP3654816B2/ja
Priority to US09/639,214 priority patent/US6556117B1/en
Publication of JP2001135532A publication Critical patent/JP2001135532A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3654816B2 publication Critical patent/JP3654816B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/40Structural association with built-in electric component, e.g. fuse
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2804Printed windings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各チャンネルの出力バランスが均一な多チャ
ンネル出力型トランスを提供する。 【解決手段】 2次巻線が出力チャンネル数分の被膜導
線を平行に並べてなるフラットケーブル帯であって、当
該フラットケーブル帯を適宜に折り曲げて平面ループ体
を形成し、この平面ループ体を前記コアの巻軸にほぼ直
交して配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば電気自動
車の電池群を充電するためのスイッチング電源装置に応
用されるトランスに関し、とくに、多数の2次巻線から
同一レベルの出力を得るためのマルチチャンネル・ユニ
フォーム出力型トランスに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば電気自動車では200個以上もの
2次電池を直列接続したものを駆動電源としている。こ
れら多数の電池を均一に能率よく充電することは簡単で
はなく、充電方式に関して様々な技術開発が進められて
いる。その一つに図11に示すような充電方式が提案さ
れている。
【0003】この方式は、マルチチャンネル・ユニフォ
ーム出力型トランス1を充電装置に用いるものであり、
そのトランスの各チャンネル出力31を直列電池20の
各電池21に並列接続して各電池21を個別に充電する
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、電気
自動車用の駆動電源は2次電池を200個以上直列した
ものである。そのため、各電池21の個体差やパック電
池20内の温度分布などによって各素電池21に容量差
があると、容量の少ない電池の電力が各電池の電力とな
ってしまい、電池の寿命が短くなる。すなわち、各電池
間の容量が僅かな差であっても、全体的には大きな電力
損失につながる。したがって、マルチチャンネル・ユニ
フォーム出力型トランスにおいて、各チャンネルの出力
電圧を極めて高い精度で均一にすることが重要である。
また、上述の出力電圧を均一にするという問題に加え、
2次巻線に使用する導線を出力チャンネル数分巻回しな
くてはならないという製造上の問題もある。すなわち、
200本もの導線をコアに一斉に巻回すれば、各導線の
巻はじめと巻終わりとがわかりづらくなり、一本の導線
における一対の出力端を対応づけることが困難になる。
さらに、各導線の始端と終端とには通常リードピンを接
続するため、その工程に費やすコストが高くなる。
【0005】したがって本発明は、各チャンネルの出力
バランスを極めて均一にするとともに、巻線工程を簡略
化してコストダウンにも寄与できるマルチチャンネル・
ユニフォーム出力型トランスを提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はマルチチャンネ
ル・ユニフォーム出力型トランスであって、その第1の
発明は、2次巻線が出力チャンネル数分の被膜導線を平
行に並べてなるフラットケーブル帯であって、当該フラ
ットケーブル帯を適宜に折り曲げて平面ループ体を形成
し、この平面ループ体を前記コアの巻軸にほぼ直交して
配置している。
【0007】第2の発明は、前記フラットケーブル帯を
奇数回折り曲げて前記平面ループ体を形成することとし
た。そして、この第2の発明において、前記フラットケ
ーブル帯が含む各導線の巻始めと巻終わりの端部がそれ
ぞれ隣り合わせとなるように両端部を重ねて前記平面ル
ープ体を形成したマルチチャンネル・ユニフォーム出力
型トランスを第3の発明としている。
【0008】さらに第4の発明は、複数の前記フラット
ケーブル帯によって複数の前記平面ループ体を形成し、
各平面ループ体を前記巻軸にほぼ直交する同一平面上に
ほぼ同心円状となるように配置したマルチチャンネル・
ユニフォーム出力型トランスとした。また、複数の前記
フラットケーブル帯によって複数のほぼ同一の前記平面
ループ体を形成し、各平面ループ体を前記巻軸および1
次巻線によって前記コアの誘起された鎖交磁界ループの
それぞれにほぼ直交する方向に互いに平行にずらして配
置したマルチチャンネル・ユニフォーム出力型トランス
を第5の発明としている。
【0009】第6の発明は、前記フラットケーブル帯を
前記コアのギャップから最も離れた位置に軸支したマル
チチャンネル・ユニフォーム出力型トランスとしてい
る。
【0010】第7の発明は、一括圧接式のフラットケー
ブル用コネクタが基板上に固定されており、前記フラッ
トケーブル帯の少なくとも一方の端部を当該コネクタに
接続したマルチチャンネル・ユニフォーム出力型トラン
スとしている。
【0011】そして、第8の発明は、出力系統数と同数
のアキシャル型ダイオードを基板上にほぼ垂直に立設・
固定し、当該ダイオードのカソード側あるいはアノード
側の一方のリードピンを前記基板に植設し、他方のリー
ドピンを前記フラットケーブル帯の一方の端部の各導線
に接続したマルチチャンネル・ユニフォーム出力型トラ
ンスであり、この第7の発明において、前記出力系統数
と同数のダイオードを適宜な個数のダイオード毎に直線
状に一体化して複数のダイオード列に区分し、各ダイオ
ード列を前記基板上で適宜な間隔をもって互いに平行に
立設し、前記フラットケーブル帯の一方の端部を適宜に
裁断して前記各導線を適宜な前記ダイオード列の所定の
ダイオードに接続したマルチチャンネル・ユニフォーム
出力型トランスを第8の発明としている。
【0012】前記第7〜第9の発明のいずれかにおい
て、前記基板をプリント配線基板とし、当該配線基板が
前記コアの巻軸部に軸支され、前記平面ループ帯がこの
配線基板面に配置されたマルチチャンネル・ユニフォー
ム出力型トランスを第10の発明とした。
【0013】また、1次巻線と2次巻線をシートコイル
としたマルチチャンネル・ユニフォーム出力型トランス
を第11の発明としている。この第11の発明におい
て、1次巻線は、基板上にループ状あるいは螺旋状に形
成された一本のプリント配線からなる1次シートコイル
であり、前記2次巻線は、出力チャンネル数分のプリン
ト配線を折り返したパターンに相当する折り返しプリン
ト配線を前記基板の表裏に交互に形成するとともに、前
記折り返しプリント配線を出力チャンネルごとにスルー
ホールを介して連続的に接続してなる2次シートコイル
であり、これら各シートコイルを前記コアの巻軸にほぼ
直交して積層配置することとしている。
【0014】また、前記2次シートコイルを多層基板に
よって形成したマルチチャンネル・ユニフォーム出力型
トランスを第12の発明としている。具体的には、前記
2次巻線が出力チャンネル数分のプリント配線を多層基
板の各層で折り返しパターンに形成しながらスルーホー
ルを介して連続的に接続してなる積層基板型2次シート
コイルにしたマルチチャンネル・ユニフォーム出力型ト
ランスとしている。
【0015】第11または第12の発明において、前記
2次シートコイルは、基板のある面に形成されたプリン
ト配線を他の面に形成された前記折り返しパターンのプ
リント配線に接続するときに曲折回数としてカウント
し、その曲折回数を奇数回にしたマルチチャンネル・ユ
ニフォーム出力型トランスを第13の発明としている。
【0016】第14の発明は、第11〜13の発明のい
ずれかにおいて、前記2次シートコイルのプリント配線
のパターンを一方の基板面から透視して見たときに線対
称図形になっているマルチチャンネル・ユニフォーム出
力型トランスとした。第15の発明は、第11〜第14
の発明いずれかにおいて、前記1次シートコイルを2つ
の前記2次シートコイルによって狭持するとともに、各
シートコイル間の距離を一定にしてなるマルチチャンネ
ル・ユニフォーム出力型トランスである。
【0017】この第15の発明において、前記1次シー
トコイルを前記コアのギャップ位置に一致させて配置し
たマルチチャンネル・ユニフォーム出力型トランスを第
16の発明としている。
【0018】そして、第15または第16の発明におい
て、前記1次シートコイルを狭持する2つの前記2次シ
ートコイルのプリント配線のパターンが前記1次シート
コイルに対して互いに面対称であるマルチチャンネル・
ユニフォーム出力型トランスを第17の発明としてい
る。
【0019】第18の発明は、第15〜第17の発明の
いずれかにおいて、前記1次シートコイルの基板両面に
リードピンを立設するとともに、当該リードピンを前記
2つの2次シートコイルの基板に穿設した位置決め用穴
部に挿通してこれを固定することで、各シートコイル間
を前記一定の距離に保持したマルチチャンネル・ユニフ
ォーム出力型トランスである。
【0020】第19の発明は、第11〜第18の発明の
いずれかにおいて、出力系統数と同数の面実装型ダイオ
ードを前記2次シートコイルの基板の一方の面に実装す
るとともに、当該ダイオードのカソード側またはアノー
ド側の一方のリード端子をこの実装面にある2次巻線の
端部に相当するプリント配線部分に接続したマルチチャ
ンネル・ユニフォーム出力型トランスとしている。
【0021】そして、この第19の発明において、前記
2次シートコイルにおける前記曲折回数が奇数回である
場合など、前記2次巻線の巻きはじめの末端と巻終わり
の末端とが前記基板の表面と裏面とに分けて形成される
場合がある。そこで、前記ダイオードのアノードとカソ
ードの2つのリード端子をそれぞれ隣接する系統の2次
巻線の前記巻きはじめ端部と前記巻終わりの端部に相当
するプリント配線部に前記基板に形成したスルーホール
を介して接続したマルチチャンネル・ユニフォーム出力
型トランスを第20の発明としている。
【0022】
【発明の実施の形態】===第1の実施例(フラットケ
ーブル帯タイプ)=== <トランスの概略構造>図1は本発明の実施例における
マルチチャンネル・ユニフォーム出力型トランス(以
下、トランス)の外観を前上方からの斜視図として示し
ている。2次巻線は出力系統分の被膜導線を含んだフラ
ットケーブル帯4であり、このフラットケーブル帯4が
EI型のコア2a、2bの巻軸部3に1ターン分巻回さ
れてフラットループ体5を形成している。この、フラッ
トループ体5はフラットケーブル帯4を同じ方向に複数
回折り曲げることで巻軸部3との直交面に平行するプリ
ント配線基板6上に平面状に配置される。なお、2次巻
線の巻数は1ターン分に限らず、出力電圧に応じて適宜
に変更することができる。
【0023】そして、フラットケーブル帯4の端部は、
プリント配線基板6上に固定されたフラットケーブル用
コネクタ8によって一括圧接されて、各導線がコネクタ
8のリードピン9に接続される。さらに、1次巻線が基
板6で巻軸部3に巻回されており、その始端と終端が基
板6に植接された端子ピン10に接続されている。
【0024】本実施例ではフラットケーブル帯4を3回
曲折することで、ケーブル帯端部で各導線が同じ順序で
並ぶようにしている。さらに、フラットケーブル帯4の
両端部を重ねている。これは、通常、トランス1におけ
る各導線の始端と終端との間にコンデンサが挿入される
ことに対応して、各導線の始端と終端とが基板6上で他
の導線を跨ぐことなく直線上に配置されてジャンパー線
を用いずにコンデンサが接続できるようにしている。
【0025】図2は本実施例における磁束の流れとギャ
ップ位置との関係をトランス1の前面図として示してい
る。各導線に鎖交する磁束のバランスを取るために、コ
ア2a、2bの巻軸部3おけるフラットループ体5の配
置位置をギャップ11から最も遠い位置としている。こ
の図において、フラットケーブル帯4の各導線が磁束
(矢印)に鎖交する部分Aが最良であることがわかる。
もちろん、トランス1の用途などによって、フラットル
ープ体4の配置位置は適宜に変更されるものである。
【0026】<2次巻線の巻回方法>図3(A)〜
(C)はフラットケーブル帯の曲折方法をフラットルー
プ体の平面図として示している。フラットケーブル帯は
適宜に折り曲げることで各導線の長さが一致し、線抵抗
を均一にすることができる(A)。さらに、折り曲げ回
数を奇数回とすると、2次巻線の各導線と、各1次巻線
によって励磁された磁束とが鎖交する面積が等しくなり
さらに出力電圧を均等にできる(B)。また、上述のよ
うに各導線の配置順序を巻はじめと巻終わりとで同じに
することもできる。
【0027】さらに、複数のフラットケーブル帯を個別
に曲折して複数の平面ループ体を形成する例(C)
(D)も想定できる。(C)は、その複数の平面ループ
体を同心円状に配置した例であり、(D)は、ほぼ同一
形状の複数の平面ループ体を互いに平行にずらして並べ
て配置した例である。この巻回方法(C)(D)は、フ
ラットケーブル帯における中央の導線部分から誘起され
る誘導起電力の大きさが減少してしまうことに対応して
いる。例えば、1次巻線と2次巻線が完全に同じ位置に
オーバーラップしたときなど、左右のバランスがとれて
2次巻線の領域内に磁束密度の極大値ができるとこの現
象が発生する。そこで、(C)(D)では、端点におい
て中央にあった導線についても、ループの内側の経路を
通るようにして、その経路を通して鎖交する磁束の数が
極大値を挟んで増減するようにしている。なお、(C)
の場合、複数のフラットケーブル帯は1つのフラットケ
ーブル帯の中間部分を導線方向に裂いて形成してもよい
し、複数組のフラットケーブル帯の端部をまとめること
で形成してもよい。また、(D)のようにすれば、巻線
の長さをほぼ同一にすることができるし、フラットケー
ブル帯を奇数回折り曲げて平面ループ体を形成すれば両
端における導線の配列順を同じにすることができる。
【0028】<素子の実装方法>図11に示した回路図
のように、トランス1は1次巻線や2次巻線に加え、コ
ンデンサ15やダイオード14が適宜な回路位置に接続
されて構成されている場合がある。図4はダイオード1
4を含んだトランス1における素子の実装方法の概略図
を基板面に配置されたフラットループ体の斜視図として
示している。ダイオードに端子が直線上に植設されたア
キシャル型ダイオード14を使用し、そのダイオード1
4をカソード側のリードピン17を下にしてプリント配
線基板6上に垂直に立てて実装している。そして、フラ
ットケーブル帯4の一方の端部における各導線をダイオ
ード14のアノード側(上側)リードピン16に接続
し、カソード側リードピン17をそのまま、トランス1
の出力端子としている(A)。また、導線の数が多いと
き、導線の個数分のダイオード14を基板6上に並べて
実装するとその実装幅がフラットケーブル帯4の幅に対
して広くなり、実装効率が低下する。そこで、(B)に
示すように、フラットケーブル帯4の端部延長方向に2
列のダイオード列(アレイ)18a、18bを前後に配
置/実装するとともに、フラットケーブル帯4の端部を
互い違いに長短に裁断して、前列のダイオード列18a
における各ダイオード14aの間に後列18bの各ダイ
オード14bに対応する導線を案内して通せば、効率的
な実装が可能となる。
【0029】 ===第2の実施例(シートコイルタイプ)=== <トランスの概略構造>図5(A)(B)は本発明にお
ける第2の実施例としてシートコイルを使用したマルチ
チャンネル・ユニフォーム出力型トランス1bの概略構
造図を示している。(A)にこのトランス1bの外観を
前上方からの斜視図として示し、(B)に(A)におけ
る一点鎖線aを切断線とした前方からの断面図を示し
た。
【0030】このトランス1bは、1次巻線と2次巻線
とがともに基板上に形成されたプリント配線によってコ
イルを形成してなるシートコイルとなっており、各シー
トコイルをコアの巻軸にほぼ直交して積層配置してなっ
ている。図示した例では、1つの1次シートコイル40
の上下に1つずつ2次シートコイル50a、50bを積
層し、各シートコイル40、50a、50bをEE型コ
ア2c、2dの巻軸部3にほぼ直交させて配置してなっ
ている。それによって、1次と2次のシートコイルを一
つずつ使用したマルチチャンネル・ユニフォーム出力型
トランスに対し、コイルの平面積を同じとしながら2倍
の出力系統を設けることができるようになっている。
【0031】また、各シートコイルの位置関係は、1次
シートコイル40と各2次シートコイル50a、50b
間の距離が同じくtとなっている。さらに、1次シート
コイル40の位置をコアのギャップ位置11に一致させ
ている。それによって、1次シートコイル40にて発生
した磁束が2つの2次シートコイル50a、50bの基
板面を均等に貫通するようにしている。
【0032】<シートコイルの構造>図6(A)〜
(D)は、上述のシートコイルを用いたマルチチャンネ
ル・ユニフォーム出力型トランスにおけるシートコイル
の実施例の概略構造図を示している。(A)は、1次巻
線のシートコイル(1次シートコイル)40におけるプ
リント配線のパターンを示している。また、(B)に2
次巻線のシートコイル(2次シートコイル)50におけ
るプリント配線のパターンを基板51の表面からみた平
面図として示し、(C)に2次シートコイル50におけ
る基板51裏面のプリント配線のパターンを基板51表
面からの透視図として示した。(D)は、(B)と
(C)を重ね合わせた図であり、2次シートコイル50
の基板51両面におけるプリント配線52a、52bの
パターンを示している。
【0033】1次シートコイル40は基板41の表面に
螺旋状のプリント配線42を形成してなっており、基板
41の中央にはコアの巻軸が貫通する開口43を有して
いる。2次巻線のシートコイル(2次シートコイル)5
0は同じくコアの巻軸が貫通する開口54を有する基板
51の表裏両面にほぼ平行に並べて形成された複数本の
プリント配線52a、52bをトランスの出力系統ごと
にスルーホール53を介して接続してなっている。
【0034】2次シートコイル50におけるプリント配
線52a、52bは、基板の表裏でそのパターンが交互
に折り返すように形成されている。この図ではプリント
配線52a、52bの折り返し箇所は3カ所であり、上
述の平面ループ体における3回の曲折に相当する。ま
た、プリント配線52a、52bにおけるコイルの巻き
はじめあるいは巻き終わりに相当する部分は外部回路と
接続されるドーナツ状のパターン部(末端部)55が形
成されている。
【0035】この実施例において、プリント配線52
a、52bのパターンは、コアの巻軸部が挿入される開
口54の中心(実質的にコイルの巻軸)を通る線56に
対して線対称図形となっている。これは、各出力系統に
対応するプリント配線52a、52bと磁束とがこの中
心線56の左右でバランスよく鎖交するようにするため
である。
【0036】なお、図5に示したトランス1bにおい
て、上下の2次シートコイル50a、50bの配線パタ
ーン(実質的に磁束が鎖交する配線部分のパターン)を
1次シートコイルの基板面に対して面対称とすれば、各
出力系統のプリント配線が均一に磁束と鎖交する。
【0037】図7(A)(B)は、曲折回数が1回の2
次シートコイルの例を示している。板51表面における
プリント配線52aのパターン(A)と、基板51裏面
におけるプリント配線52bのパターン(基板表面から
の透視図B)とをそれぞれ示した。
【0038】<シートコイルの位置調整と固定>図8
(A)(B)は、図5に示したトランス1bにおけるシ
ートコイル40、50a、50bを所定の位置関係で精
度良く調整/固定するための実施例を示している。各シ
ートコイル40、50a、50bの基板41、51a、
51bの中央にはコアの巻軸部に挿入される穴43、5
4の他に位置決め用の穴が適宜な位置に穿設されてい
る。(A)は互いに積層される各シートコイルの平面図
を示しており、(B)は各シートコイルの積層状態の側
面図を示している。1次シートコイル40の上層に配置
される2次シートコイル50aの基板51aの四隅には
それぞれ位置決め穴56a〜56cが穿設されている。
この四隅の位置決め孔56a〜56cのうち、位置決め
穴56bは基板51aの表面に形成されているプリント
配線の末端部55aを兼ねている。また、位置決め穴5
6cは基板51aの裏面に形成されている末端部55a
を兼ねている。そして、末端部55a(位置決め孔56
b、56cを含む)にはリードピン60が、位置決め孔
56aにはリードピン61がそれぞれ植設されている。
なお、リードピン61は基板51a上に形成されている
プリント配線とは絶縁されている。
【0039】1次シートコイル40の基板41の四隅に
は位置決め用穴44a〜44cが穿設されている。これ
ら位置決め用穴44a〜44cの中にはコイルの巻きは
じめや巻終わりの末端部45a、45bに電気的に接続
されているもの44a、44bがある。螺旋状プリント
配線42における外側の末端45aには位置決め穴44
aが形成されて電気的にプリント配線42と接続されて
いる。また、内側の末端45bは基板41の裏面に配設
されたプリント配線によって所定の位置決め穴44bに
接続されている。そして、位置決め孔44a、44bの
位置にはリードピン61が挿通されるとともに末端部4
5a、45bと電気的に接続される。
【0040】さらに、この1次シートコイル40におい
て、この上に積層される2次シートコイル50aの末端
部55aに重複する基板位置に2次シートコイル50a
に植設されるリードピン60の貫通孔46も穿設されて
おり、この例では、貫通孔46と位置決め孔44cにリ
ードピン60が挿通される。なお、リードピン60とそ
れが貫通する孔44c、46とは電気的に絶縁されてい
る。
【0041】下層の2次シートコイル50bの基板51
bの四隅には位置決め穴57が穿設されいる。また、1
次シートコイルと同様に上層の2次シートコイル50a
の末端部55aに重複する基板位置には上層の2次シー
トコイルのリードピン60の貫通孔58が穿設されてい
る。この貫通孔58もリードピン60と絶縁されてい
る。なお、このシートコイル50bの末端部55bには
リードピン62が電気的に接続されて植設されている。
【0042】そして、あるシートコイルに植設されてい
るリードピンを他のシートコイルの適宜な位置決め穴に
挿通し、基板間の距離を調整した後、リートピンとシー
トコイルとを接着などによって適宜に固定する。それに
よって、各リードピン60〜62がシートコイル間の距
離を調整するためのガイドピンとして機能するととも
に、所定のシートコイルの所定のプリント配線を所定の
外部回路に接続するための端子としても機能する。
【0043】<素子の実装>図9(A)(B)はダイオ
ードを実装した2次シートコイルの実施例を示してい
る。(A)と(B)は基板51の表面および裏面におけ
るプリント配線パターンの平面図と、基板51の裏面に
おけるプリント配線パターンの基板表面からの透視図を
それぞれ示している。この2次シートコイル50cは、
パターンの曲折回数が3回でコイルの末端部55c、5
5dが基板51の表面と裏面とに別れて形成されてお
り、基板51の裏面における各出力系統の末端部55c
には面実装型のダイオード14の一方のリード端子(カ
ソードあるいはアノード)16bが接続されている。
【0044】ここで、一方の面に形成されているプリン
ト配線と、他方の面に形成されているプリント配線との
位置関係に着目すると、基板51の表裏でプリント配線
の一部が重複していることがわかる。すなわち、基板5
1表面のプリント配線52a上に裏面のプリント配線部
52bの末端部55dが重なっている。さらに、基板5
1表面のある出力系統の末端部59aに注目すると、そ
の末端部59aにプリント配線70によって接続する裏
面にあるもう一方の末端部59bは、隣接する出力系統
のプリント配線71の位置と基板の表裏で重複してい
る。そして、プリント配線70における基板51裏面に
おける末端部59bに面実装型ダイオード14の一方の
リード端子16bが接続され、他方のリード端子17b
がスルーホール53bを介して表面のプリント配線71
の末端部59cに接続されている。このようなプリント
配線構造とすることで、図11に示した回路を構成する
場合に、隣接する出力系統の巻線の巻きはじめ部分と巻
終わり部分との間に挿入されるダイオード14が2次シ
ートコイル50cの基板上で直接接続することができる
のである。
【0045】なお、ある出力系統の末端部が隣接する系
統のプリント配線に基板の表裏で重複する必要はなく、
ダイオードの一方のリード端子が基板の表面のリード端
子部に接続され、他方のリード端子部がスルーホールを
介して基板裏面の所定のリード配線部に接続されていれ
ばよい。
【0046】<多層基板型シートコイル>2次シートコ
イルとしては、上述の基板両面を使用したタイプに加
え、多層基板を用いたタイプも考えられる。すなわち、
複数の基板を積層して各層の基板表面にプリント配線を
形成し、各層間でプリント配線をスルーホールを介して
接続することで2次シートコイルを形成するのである。
図10に4層の多層基板を使用した2次シートコイルの
例を層ごとに分解した図として示した。この2次シート
コイル50dは、曲折回数が3回の2次シートコイルで
あって、4層の基板51c〜51fのそれぞれに形成さ
れたプリント配線52c〜52fが下層に向かって順次
折り返しパターンとなるように形成されている。なお、
このような積層基板型の2次シートコイルは、上下の基
板間が絶縁されているのでコイルの巻き数を2ターン以
上とすることも可能である。もちろん、プリント配線
は、各層の基板の両面に形成することもできる。
【0047】さらに、1つの1次シートコイルと多層基
板による2次シートコイルとを個別にコアの巻軸に積層
配置してトランスにしてもよいが、1次と2次のシート
コイルを全て多層基板に一体的に形成することとしても
よい。
【0048】===本発明のトランスの性能=== 本発明のマルチチャンネル・ユニフォーム出力型トラン
スの性能を入力電圧に対する各チャンネルからの出力電
圧のばらつきとして評価し、以下の表1および表2にそ
の結果をまとめた。
【0049】表1と表2は、それぞれ出力チャンネル数
が12のトランスに50.4vの電圧を入力したとき
と、出力チャンネル数が16のトランスに25vの電圧
を入力したときの性能評価を示している。なお、表中の
各サンプルA〜Cは、フラットケーブルを折り返さない
で、同心円上にコアに巻回したトランス(従来例:サン
プルA)、フラットケーブルを3回曲折した平面ループ
体を使用したトランス(本発明における第1の実施例
1:サンプルB)、曲折回数が1回の2次シートコイル
を使用したトランス(同第2の実施例:サンプルC)で
ある。
【0050】
【表1】
【表2】 表1および表2より、本発明のトランスが従来のトラン
スに較べて各チャンネル間における出力電圧のばらつき
が少ないことがわかる。
【0051】
【発明の効果】本発明のマルチチャンネル・ユニフォー
ム出力型トランスは、フラットケーブル帯を折り曲げな
がらコアに巻回して2次巻線としている。そのため、出
力チャンネル数が多くても導線の巻回工程が簡略化でき
るし、各導線の両端の識別も容易となる。したがって、
トランスの製造コストを抑えることができる。
【0052】また、フラットケーブル帯を折り曲げるこ
とで各導線の長さが一定となり各導線の線抵抗を同じに
することができる。その結果、各チャンネルにおける出
力電圧のばらつきを抑えることができる。さらに、フラ
ットケーブル帯の曲折回数を奇数回とすることで磁束と
鎖交する面積も各導線で同じとなり、出力電圧をより均
一にすることができる。
【0053】フラットケーブル帯を奇数回折り曲げる
と、フラットケーブル帯の両端における導線の並び方が
同じとなる。そのため、導線の識別がさらに分かり易く
なる。そして、フラットケーブル帯の両端を重ねること
で、ジャンパ線を用いずに各導線間にコンデンサを挿入
することができ、コンデンサの実装工程が簡略化され
る。これも、コストダウンに寄与する。
【0054】複数のフラットケーブル帯を個別に折り曲
げて複数のフラットループ体を形成するともに、各ルー
プ体を同心円状に配置すれば、フラットケーブル帯の端
部で中央に配置された導線もその巻回途中でフラットケ
ーブル帯の内側の経路を通ることができる。そのため、
フラットケーブル帯において中央部で鎖交磁束の数がピ
ーク値を取り、その両側で減少する場合に対応すること
ができる。また、平面ループ体を複数使用するととも
に、各平面ループ体を互いに平行にずらして平行に並べ
て配置すれば上述の鎖交磁束の数の問題に対応できると
ともに、各導線の長さをほぼ一定にできる。フラットケ
ーブル帯を奇数階折り曲げて形成したときは導線の巻始
めと巻終わりの両端部でその配列順番を同じにすること
もできる。
【0055】フラットループ体をコアの巻軸部でギャッ
プから最も遠い位置に配置すれば、2次巻線の各導線の
左右でバランス良く磁束に鎖交し、各チャンネルの出力
特性を均一にすることができる。
【0056】市販の一括圧接式のフラットケーブル用コ
ネクタを端部に適用することができる。トランスの出力
経路と外部回路との接続が容易となるとともに、各導線
の接続状態も均一にすることができる。そのため、製造
コストを低下させるとともに信頼性が向上し、各チャン
ネルの特性も均一になる。
【0057】また、各導線にダイオードを接続する場
合、アキシャル型ダイオードを使用すれば、ダイオード
のリードピンをそのままトランスの出力端子とすること
ができる。チャンネル数が多い場合にダイオードを複数
列に分けて実装すれば、ダイオードが実装される幅を狭
くすることができ、トランスの小型化に寄与する。
【0058】コネクタや各種素子を実装する基板をプリ
ント配線基板として、この基板面にフラットループ体も
配置すれば、2次巻線をコアの巻軸部の所定位置でその
直交面に容易に固定できる。また、各素子の実装も容易
となる。さらに、1次巻線を基板で受けてその端子をプ
リント配線基板状に植設することもできる。
【0059】コイルの巻線をシートコイルとすれば、1
次巻線と2次巻線の配線形状を精度よく形成できるとと
もに、コアに対する配置関係や巻線間の位置関係を正確
に調整することができる。そのため、さらに出力電圧を
均一にすることができる。
【0060】このシートコイルの場合も、フラットケー
ブル帯と同様に曲折回数を奇数回とすることで、各出力
系統の識別を容易にできる。
【0061】また、1つの1次シートコイルの上下に1
つずつ2次シートコイルを積層することで、基板面積を
大きくすることなく出力チャンネル数を2倍にすること
ができる。このとき、1次シートコイルをコアのギャッ
プ位置に配置したり、1次シートコイルと各2次シート
コイル間の距離を同じとしたり、さらには、2次シート
コイルのプリント配線のパターンを1次シートコイルに
対して面対称にしたりするなど2つの2次シートコイル
における各巻線のプリント配線に均一に磁束を鎖交させ
るための種々の条件を採用することができる。もちろ
ん、これらの条件を適宜に組み合わせれば各出力チャン
ネルにおける電圧を極めて均一にすることができる。
【0062】また、1次巻線と2次巻線がシートコイル
であることを活用して、ある基板のプリント配線に接続
されたリードピンを他の基板に貫通させてリードピンを
基板間の距離やコアへの配設位置を精度良く調整するた
めのガイドピンとしたり、基板の一方の面に面実装型の
ダイオードを実装したりすることができる。基板の表裏
や多層基板の基板間でプリント配線の末端部の位置を適
宜に調整すれば、ある出力チャンネルの末端にダイオー
ドの一方のリード端子を接続してもう一方のリード端子
を隣接する出力チャンネルの末端に直接接続することが
可能となる。それによって、ジャンパピンや配線の引き
回しが不要となり、実装に掛かる製造コストを抑えると
ともに、トランスの小型化にも寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるトランスの斜視
図である。
【図2】上記第1の実施例の前面図であり、磁束の流れ
とギャップ位置との関係を示している。
【図3】上記第1の実施例におけるフラットループ体の
形状例を平面図として示した。(A)〜(D)はフラッ
トケーブル帯を偶数回曲折した形状例、同奇数回曲折し
た例、複数の平面ループ体を同心円状に配置した例、複
数の平面ループ体を平行にずらして並置した例をそれぞ
れ示している。
【図4】上記第1の実施例におけるダイオードの実装例
を基板面に配置されたフラットループ体の斜視図によっ
て示している。(A)はダイオードを1列に並べて実装
した場合であり、(B)は2列に並べて実装した場合を
示している。
【図5】本発明の第2の実施例におけるトランスの概略
構造図である。(A)はその斜視図であり、(B)はそ
の断面図である。
【図6】上記第2の実施例におけるシートコイルの概略
構造図を示している。(A)は1次シートコイルにおけ
るプリント配線のパターンを示している。(B)に2次
シートコイルにおけるプリント配線のパターンを基板表
面からの平面図として示し、(C)に2次シートコイル
における基板裏面のプリント配線のパターンを基板表面
からの透視図として示した。(D)は、(B)と(C)
に示した配線パターンを重ね合わせた図である。
【図7】上記2次シートコイルの変形例のプリント配線
図を示している。(A)は基板表面の平面図であり、
(B)は基板表面からの透視図である。
【図8】上記第2の実施例におけるシートコイルの固定
方法を具対的に示すための概略構造図である。(A)は
互いに積層される各シートコイルの平面図を示してお
り、(B)は各シートコイルの積層状態の側面図を示し
ている。
【図9】上記第2の実施例において、ダイオードを実装
した2次シートコイルの概略構造図を示している。
(A)は基板表面におけるプリント配線パターンの平面
図であり、(B)は基板裏面におけるプリント配線のパ
ターンを基板表面からの透視図として示している。
【図10】上記第2の実施例の変形例である多層基板を
使用した2次シートコイルのプリント配線パターンを層
ごとの分解図として示した。
【図11】上記各実施例のトランスを直列2次電池の充
電に使用したときの回路図を示している。
【符号の説明】
1、1b トランス 2a〜2d コア 3 巻軸部 4、4a、4b フラットケーブル帯 5 フラットループ体 6 プリント配線基板 40 1次シートコイル 50、50a〜50d 2次シートコイル 52a〜52f プリント配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 27/30 H02M 3/28 Y 30/00 H01F 31/04 H02M 3/28 31/00 K D (72)発明者 北岡 幹雄 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 (72)発明者 山田 克夫 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 (72)発明者 坂本 浩 熊本県熊本市坪井6丁目388番3号 Fターム(参考) 5E043 AA06 AA08 AA09 AB05 AB09 BA01 EA01 EB02 EB03 FA05 5E070 AA11 AB03 AB10 BA08 CA04 CA13 CA15 CA16 CB12 CB13 CB17 CB18 CB20 DB02 DB08 EA08 EB01 5H730 AA15 AS17 BB43 BB57 DD02 EE02 EE07 EE73 ZZ05 ZZ11 ZZ16

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアの巻軸部に1次巻線と2次巻線とを
    巻回してなるトランスにおいて、多数系統の出力チャン
    ネルのそれぞれから同一レベルの電圧を出力するマルチ
    チャンネル・ユニフォーム出力型トランスであって、前
    記2次巻線は、出力チャンネル数分の被膜導線を平行に
    並べてなるフラットケーブル帯であり、当該フラットケ
    ーブル帯を適宜に折り曲げて平面ループ体を形成し、こ
    の平面ループ体を前記コアの巻軸にほぼ直交して配置し
    たことを特徴とするマルチチャンネル・ユニフォーム出
    力型トランス。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記フラットケーブ
    ル帯を奇数回折り曲げて前記平面ループ体を形成したこ
    とを特徴とするマルチチャンネル・ユニフォーム出力型
    トランス。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記フラットケーブ
    ル帯が含む各導線の巻始めと巻終わりの端部がそれぞれ
    隣り合わせとなるように両端部を重ねて前記平面ループ
    体を形成してなることを特徴とするマルチチャンネル・
    ユニフォーム出力型トランス。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、複数の前記
    フラットケーブル帯によって複数の前記平面ループ体を
    形成し、各平面ループ体を前記巻軸にほぼ直交する同一
    平面上にほぼ同心円状となるように配置したことを特徴
    とするマルチチャンネル・ユニフォーム出力型トラン
    ス。
  5. 【請求項5】 請求項1または2において、複数の前記
    フラットケーブル帯によって複数のほぼ同一の前記平面
    ループ体を形成し、各平面ループ体を前記巻軸および1
    次巻線によって前記コアの誘起された鎖交磁界ループの
    それぞれにほぼ直交する方向に互いに平行にずらして配
    置することを特徴とするマルチチャンネル・ユニフォー
    ム出力型トランス。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、平面
    ループ体を前記コアのギャップから最も離れた位置に配
    置したことを特徴とするマルチチャンネル・ユニフォー
    ム出力型トランス。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、一括
    圧接式のフラットケーブル用コネクタが基板上に固定さ
    れており、前記フラットケーブル帯の少なくとも一方の
    端部が当該コネクタに接続されてなることを特徴とする
    マルチチャンネル・ユニフォーム出力型トランス。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかにおいて、出力
    系統数と同数のアキシャル型ダイオードを基板上にほぼ
    垂直に立設・固定し、当該ダイオードのカソード側また
    はアノード側の一方のリードピンを前記基板に植設し、
    他方のリードピンを前記フラットケーブル帯の一方の端
    部の各導線に接続したことを特徴とするマルチチャンネ
    ル・ユニフォーム出力型トランス。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記出力系統数と同
    数のダイオードを適宜な個数のダイオード毎に直線状に
    一体化して複数のダイオード列に区分し、各ダイオード
    列を前記基板上で適宜な間隔をもって互いに平行に立設
    し、前記フラットケーブル帯の一方の端部を適宜に裁断
    して前記各導線を適宜な前記ダイオード列の所定のダイ
    オードに接続したことを特徴とするマルチチャンネル・
    ユニフォーム出力型トランス。
  10. 【請求項10】 請求項7〜9のいずれかにおいて、前
    記基板はプリント配線基板であって、当該配線基板は前
    記コアの巻軸部に軸支され、前記平面ループ帯をこの配
    線基板面に配置したことを特徴とするマルチチャンネル
    ・ユニフォーム出力型トランス。
  11. 【請求項11】 コアの巻軸部に1次巻線と2次巻線と
    を巻回してなるトランスにおいて、多数系統の出力チャ
    ンネルのそれぞれから同一レベルの電圧を出力するマル
    チチャンネル・ユニフォーム出力型トランスであって、
    前記1次巻線は、基板上にループ状あるいは螺旋状に形
    成された一本のプリント配線からなる1次シートコイル
    であり、前記2次巻線は、出力チャンネル数分のプリン
    ト配線を折り返したパターンに相当する折り返しプリン
    ト配線を前記基板の表裏に交互に形成するとともに、前
    記折り返しプリント配線を出力チャンネルごとにスルー
    ホールを介して連続的に接続してなる2次シートコイル
    であり、前記1次シートコイルと当該2次シートコイル
    とを前記コアの巻軸にほぼ直交して積層配置したことを
    特徴とするマルチチャンネル・ユニフォーム出力型トラ
    ンス。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記2次巻線を
    出力チャンネル数分のプリント配線が多層基板の各層で
    折り返しパターンを形成しながらスルーホールを介して
    連続的に接続されてなる2次シートコイルとしたことを
    特徴とする。
  13. 【請求項13】 請求項11または12において、前記
    2次シートコイルは、基板のある面に形成されたプリン
    ト配線を他の面に形成された前記折り返しパターンのプ
    リント配線に接続するときに曲折回数としてカウント
    し、その曲折回数が奇数回であることを特徴とするマル
    チチャンネル・ユニフォーム出力型トランス。
  14. 【請求項14】 請求項11〜13のいずれかにおい
    て、前記2次シートコイルのプリント配線のパターンを
    一方の基板面から透視して見たときに線対称図形となる
    ことを特徴とするマルチチャンネル・ユニフォーム出力
    型トランス。
  15. 【請求項15】 請求項11〜14のいずれかにおい
    て、前記1次シートコイルを2つの前記2次シートコイ
    ルによって狭持するとともに、各シートコイル間の距離
    を一定にしてなることを特徴とするマルチチャンネル・
    ユニフォーム出力型トランス。
  16. 【請求項16】 請求項15において、前記1次シート
    コイルを前記コアのギャップ位置に一致させて配置する
    ことを特徴とするマルチチャンネル・ユニフォーム出力
    型トランス。
  17. 【請求項17】 請求項15または16において、前記
    1次シートコイルを狭持する2つの前記2次シートコイ
    ルのプリント配線のパターンは前記1次シートコイルに
    対して互いに面対称であることを特徴とするマルチチャ
    ンネル・ユニフォーム出力型トランス。
  18. 【請求項18】 請求項15または16において、前記
    1次シートコイルおよび前記2つの2次シートコイルの
    プリント配線の末端部にそれぞれ立設されたリードピン
    が他のシートコイルの基板面をほぼ垂直に貫通するとと
    もに、その貫通位置にてリードピンと基板とを適宜に固
    定することで前記シートコイル間の距離を一定に保持す
    ることを特徴とするマルチチャンネル・ユニフォーム出
    力型トランス。
  19. 【請求項19】 請求項11〜18のいずれかにおい
    て、出力系統数と同数の面実装型ダイオードを前記2次
    シートコイルの基板の一方の面に実装するとともに、当
    該ダイオードのカソード側またはアノード側の一方のリ
    ード端子をこの実装面にある2次巻線の末端に相当する
    部分に接続したことを特徴とするマルチチャンネル・ユ
    ニフォーム出力型トランス。
  20. 【請求項20】 請求項19において、各前記ダイオー
    ドのアノードとカソードのリード端子を隣接する出力系
    統の2次巻線の前記巻きはじめの前記末端と前記巻終わ
    りの末端とにスルーホールを介して接続することを特徴
    とするマルチチャンネル・ユニフォーム出力型トラン
    ス。
JP2000136988A 1999-08-26 2000-05-10 マルチチャンネル・ユニフォーム出力型トランス Expired - Fee Related JP3654816B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000136988A JP3654816B2 (ja) 1999-08-26 2000-05-10 マルチチャンネル・ユニフォーム出力型トランス
US09/639,214 US6556117B1 (en) 1999-08-26 2000-08-15 Multi-channel uniform output type transformer

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-239852 1999-08-26
JP23985299 1999-08-26
JP2000136988A JP3654816B2 (ja) 1999-08-26 2000-05-10 マルチチャンネル・ユニフォーム出力型トランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001135532A true JP2001135532A (ja) 2001-05-18
JP3654816B2 JP3654816B2 (ja) 2005-06-02

Family

ID=26534453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000136988A Expired - Fee Related JP3654816B2 (ja) 1999-08-26 2000-05-10 マルチチャンネル・ユニフォーム出力型トランス

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6556117B1 (ja)
JP (1) JP3654816B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010525600A (ja) * 2007-04-26 2010-07-22 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 基板を有する平面変換器
WO2012127936A1 (ja) * 2011-03-22 2012-09-27 パナソニック 株式会社 コイルモジュール、およびこれを備える非接触式給電装置の受電装置、およびこれを備える非接触式給電装置
WO2012127953A1 (ja) * 2011-03-22 2012-09-27 パナソニック 株式会社 コイルモジュール、およびこれを備える非接触式給電装置の受電装置、およびこれを備える非接触式給電装置

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7932801B2 (en) * 2005-05-03 2011-04-26 Koninklijke Philips Electronics N.V. Winding arrangement for planar transformer and inductor
US8692515B2 (en) * 2006-06-22 2014-04-08 Fdk Corporation Series-connected rechargeable cells, series-connected rechargeable cell device, voltage-balance correcting circuit for series-connected cells
US7791900B2 (en) * 2006-08-28 2010-09-07 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Galvanic isolator
US20080278275A1 (en) * 2007-05-10 2008-11-13 Fouquet Julie E Miniature Transformers Adapted for use in Galvanic Isolators and the Like
US8385043B2 (en) 2006-08-28 2013-02-26 Avago Technologies ECBU IP (Singapoare) Pte. Ltd. Galvanic isolator
US8427844B2 (en) * 2006-08-28 2013-04-23 Avago Technologies Ecbu Ip (Singapore) Pte. Ltd. Widebody coil isolators
US9105391B2 (en) 2006-08-28 2015-08-11 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. High voltage hold-off coil transducer
US9019057B2 (en) * 2006-08-28 2015-04-28 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Galvanic isolators and coil transducers
CN101071676B (zh) * 2007-03-23 2011-06-29 深圳市浦天利光电技术有限公司 一种变压器
TWI347619B (en) * 2007-08-15 2011-08-21 Delta Electronics Inc Conductive winding structure and transforner using same
US8258911B2 (en) * 2008-03-31 2012-09-04 Avago Technologies ECBU IP (Singapor) Pte. Ltd. Compact power transformer components, devices, systems and methods
TWI362799B (en) * 2008-06-20 2012-04-21 Au Optronics Corp Flexible signal transmission module and manufacture method thereof
US10249430B2 (en) * 2016-07-05 2019-04-02 Tamura Corporation Transformer and switched-mode power supply apparatus
US10262789B2 (en) * 2016-07-05 2019-04-16 Tamura Corporation Transformer and switched-mode power supply apparatus
EP3267445B1 (en) * 2016-07-06 2020-06-03 Tamura Corporation Transformer and switched-mode power supply apparatus
EP3267444A1 (en) * 2016-07-06 2018-01-10 Tamura Corporation Transformer and switched-mode power supply apparatus
CN105978132B (zh) * 2016-07-20 2018-07-06 合肥联信电源有限公司 一种应急电源机柜防尘与散热相互切换装置
US10742123B1 (en) * 2019-03-05 2020-08-11 Astec International Limited Low common mode noise transformers and switch-mode DC-DC power converters

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2943124A1 (de) * 1979-10-25 1981-05-07 Teldix Gmbh, 6900 Heidelberg Elektrische wicklung fuer einen transformator, eine drosselspule o.dgl.
JPH09213530A (ja) * 1996-01-30 1997-08-15 Alps Electric Co Ltd 平面トランス
US5781093A (en) * 1996-08-05 1998-07-14 International Power Devices, Inc. Planar transformer
JP3147826B2 (ja) 1997-08-20 2001-03-19 エフ・ディ−・ケイ株式会社 高周波シート型トランス
JP3267221B2 (ja) 1997-12-16 2002-03-18 エフ・ディ−・ケイ株式会社 パック電池
US6087992A (en) * 1999-03-22 2000-07-11 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Acoustically driven plasma antenna

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010525600A (ja) * 2007-04-26 2010-07-22 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 基板を有する平面変換器
JP4885306B2 (ja) * 2007-04-26 2012-02-29 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 基板を有する平面変換器
WO2012127936A1 (ja) * 2011-03-22 2012-09-27 パナソニック 株式会社 コイルモジュール、およびこれを備える非接触式給電装置の受電装置、およびこれを備える非接触式給電装置
WO2012127953A1 (ja) * 2011-03-22 2012-09-27 パナソニック 株式会社 コイルモジュール、およびこれを備える非接触式給電装置の受電装置、およびこれを備える非接触式給電装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3654816B2 (ja) 2005-06-02
US6556117B1 (en) 2003-04-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001135532A (ja) マルチチャンネル・ユニフォーム出力型トランス
JP7028796B2 (ja) 変圧器および誘導子用巻線を形成する組み重ね式平形巻線コイル
US5952909A (en) Multi-layered printed-coil substrate, printed-coil substrates and printed-coil components
US20130113591A1 (en) Magnetic electrical device
EP2154768A2 (en) A stator and method of making the same
JP4845199B2 (ja) トランス
US7948350B2 (en) Coil component
JPH06302437A (ja) 電力用コイル部品
JPH11307367A (ja) 薄型トランス
EP3576115A1 (en) Electronic component
JPH056829A (ja) 薄型トランス
US20040075525A1 (en) Inductive components
JPH04196507A (ja) 薄型トランス
JPH06325952A (ja) 基板実装用小型変成器
JPH05291062A (ja) 薄型トランス及びその組み立て方法
JPH05243057A (ja) トランス、コイル体及びコイル体半製品
US11756721B2 (en) Planar transformer
JP2971943B2 (ja) 薄型トランス
JPH06215962A (ja) トランス
JP2009302492A (ja) 電磁誘導器
KR101009650B1 (ko) 집약형 평면 트랜스포머
JPH11307366A (ja) 薄型トランス用コイル
WO2024034455A1 (ja) インダクタ部品およびインダクタ部品内蔵基板
JP2522263Y2 (ja) 薄型トランス
JP2005026268A (ja) 積層コモンモードフィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3654816

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080311

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090311

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090311

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100311

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110311

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110311

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120311

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120311

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130311

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130311

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140311

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees