JP2000223248A - 電気発熱体 - Google Patents

電気発熱体

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JP2000223248A
JP2000223248A JP11018223A JP1822399A JP2000223248A JP 2000223248 A JP2000223248 A JP 2000223248A JP 11018223 A JP11018223 A JP 11018223A JP 1822399 A JP1822399 A JP 1822399A JP 2000223248 A JP2000223248 A JP 2000223248A
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Japan
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heating element
electric heating
cord
heater
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JP11018223A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yoshimura
宏 吉村
Takashi Ikehara
隆志 池原
Taiji Oshiro
泰治 大城
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 頂点付近を除く前記周辺張り付け部ではコー
ド状発熱体(コードヒータ)の長さが余り、上記周辺張
り付け部に電気発熱体が添いにくくなり、張り付け作業
性に劣り、また、上記張り付け部の曲面の曲率半径が小
さい場合、その曲面の頂点を除く周辺張り付け部に完全
には電気発熱体が密着せず熱伝導性が悪化し、電気発熱
体の加熱効率が低下するという課題がある。 【解決手段】 可撓性および熱伝導性をもつ薄板状体2
とコード状の発熱体からなるコードヒータ1とで構成さ
れた電気発熱体7において、上記コードヒータ1の配列
を所定の位置で互いに近づけてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫等に装着さ
れる電気発熱体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電気発熱体は、実開昭6
3−82187号公報に開示されているように、最外か
くに熱融着性被覆体を設けたコード状発熱体(コードヒ
ータ)を、熱融着性薄状体を有する金属性薄板状体に、
前記金属性薄板状体の両端近くに反転部をもつ互いに略
平行な状態で配設してなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記、実開昭63−8
2187号公報に開示されている電気発熱体では、くの
字に曲がった管の軸線方向にコード状発熱体(コードヒ
ータ)の配列を平行になるように上記電気発熱体を張り
付けるとき、上記曲がったくの字の管の頂点付近に上記
電気発熱体を張り付け、その後、その周辺全体に上記電
気発熱体を張り付けると、上記頂点付近を除く前記周辺
張り付け部ではコード状発熱体(コードヒータ)の長さ
が余り、上記周辺張り付け部に電気発熱体が添いにくく
なり、張り付け作業性に劣り、また、上記張り付け部の
曲面の曲率半径が小さい場合、その曲面の頂点を除く周
辺張り付け部に完全には電気発熱体が密着せず熱伝導性
が悪化し、電気発熱体の加熱効率が低下するという課題
がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の電気発熱体は上
記のような課題を解決したもので、請求項1記載の発明
は、可撓性および熱伝導性をもつ薄板状体とコード状の
発熱体からなるコードヒータとで構成された電気発熱体
において、上記コードヒータの配列を所定の位置で互い
に近づけたことを特徴とするものであり、この構成によ
り、くの字に曲がった管の軸線方向に上記コードヒータ
の配列の大部分が平行になるように上記電気発熱体を張
り付けた場合、コードヒータの互いに近づけた位置を上
記曲がったくの字の頂点付近に張り付け、その後、その
周辺を張り付けると、上記管のくの字の頂点付近にコー
ドヒータが集中し、上記の周辺張り付け部にはコードヒ
ータが少なくなり、コードヒータのない部分の上記薄板
状体が張り付け面に添って張り付けられたとき、余って
くる部分を容易に折り曲げて重ね合わせながら張り付け
ることができ、その張り付け面に薄板状体が添って熱伝
導性も維持でき、くの字に曲がった管にも張り付けやす
い伝熱効率の低下の少ない加熱効率のあまり下がらない
電気発熱体が得られる。
【0005】また、請求項2記載の発明は、可撓性およ
び熱伝導性をもつ薄板状体とコード状の発熱体からなる
コードヒータとで構成された電気発熱体において、所定
の位置で上記コードヒータの通過する数が減少している
ことを特徴とするものであり、この構成により、くの字
に曲がった管に上記電気発熱体を上記同様に張り付けた
場合、コードヒータ数が減少している部分の上記コード
ヒータ部を曲がったくの字の頂点付近になるように張り
付け、その後、その周辺を張り付けると、上記管のくの
字の頂点付近にコードヒータが集中し、上記の周辺張り
付け部にはコードヒータが少なくなり、コードヒータの
ない部分の上記薄板状体が上記張り付け部に添って張り
付けられたとき、余ってくる部分を容易に折り曲げて重
ね合わせながら張り付けることができ、その張り付け面
に薄板状体が添って熱伝導性も維持でき、くの字に曲が
った管にも張り付けやすい伝熱効率の低下のない加熱効
率のあまり下がらない電気発熱体が得られる。
【0006】そして、請求項3記載の発明は、可撓性お
よび熱伝導性をもつ薄板状体とコード状の発熱体からな
るコードヒータとで構成された電気発熱体において、コ
ードヒータの配列に対し所定の位置で略直角に曲げたこ
とを特徴とするものであり、この構成により、くの字に
曲がった管に上記電気発熱体を上記同様に張り付けた場
合、コードヒータの主な配列に対し略直角になる部分の
上記コードヒータ付近を曲がったくの字の頂点近くにな
るように張り付け、その後、その周辺を張り付けると、
上記管のくの字の頂点付近にある上記略直角になった部
分のコードヒータは管の円周方向に巻き付けられるため
容易に巻き付けられ、コードヒータのない部分の上記薄
板状体が上記頂点付近の周辺張り付け部に添って張り付
けられたとき、余ってくる部分を容易に折り曲げて重ね
合わせながら張り付けることができ、その張り付け面に
コードヒータや薄板状体が添って熱伝導性も維持でき、
くの字に曲がった管にも張り付けやすい伝熱効率の低下
のない加熱効率のあまり下がらない電気発熱体が得られ
る。
【0007】そしてまた、請求項4記載の発明は、上記
コードヒータの配列は所定の位置で反転部を互いに近づ
けたことを特徴とするものであり、この構成により、く
の字に曲がった管に上記電気発熱体を上記同様に張り付
けた場合、コードヒータの反転部が互いに近づいた部分
を曲がったくの字の頂点付近に張り付け、その後、その
周辺を張り付けると、上記管のくの字の頂点付近にコー
ドヒータが集中し、上記の周辺張り付け部にはコードヒ
ータが少なくなり、コードヒータのない部分の上記薄板
状体が上記張り付け部に添って張り付けられたとき、余
ってくる部分を容易に折り曲げて重ね合わせながら張り
付けることができ、かつ、上記くの字の頂点付近から上
記コードヒータが略放射状に張り付けられるため、いっ
そう容易に確実にその張り付け面に薄板状体が添い、コ
ードヒータの分布もより均一にできるため熱伝導量が維
持でき、くの字に曲がった管にも張り付けやすい伝熱効
率の低下のない加熱効率の良い電気発熱体が得られる。
【0008】さらに、請求項5記載の発明は、上記薄板
状体である熱伝導板の一部に取り付けられ、上記熱伝導
板の巾より広い巾をもつ上記薄板状体であるカバーを上
記コードヒータを覆うように設けたことを特徴とするも
のであり、この構成により、上記カバーにより熱伝導性
が向上するばかりでなく、くの字に曲がった管に上記電
気発熱体を上記同様に張り付けた場合、上記管のくの字
の頂点付近に上記電気発熱体のコードヒータが集中する
位置を張り付けると、上記くの字の頂点の周辺張り付け
部にはコードヒータが少なくなり、コードヒータのない
部分の熱伝導板やカバーが上記周辺張り付け部の張り付
け面に添って張り付けられたとき、余ってくる部分の熱
伝導板とカバーが一体でないため剛性が少なくなるばか
りでなく、余ってくる部分の熱伝導板とカバーを個々に
自由にシワ状となるように折り曲げながら容易に張り付
けることができ、くの字に曲がった管にも張り付けやす
い伝熱効率のさらに向上した、加熱効率のいっそう良好
な電気発熱体が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気発熱体の実施
の形態を冷蔵庫に実施した場合について図面とともに説
明する。
【0010】図1は本発明によるコードヒータの配列を
所定の位置で互いに近づけたときの電気発熱体の正面
図、図2は図1に示す電気発熱体のA−A線の要部断面
図、図3は本発明による電気発熱体の他の実施例を示
し、コードヒータの所定の位置で通過する数を減少させ
略直角に折り曲げたときの電気発熱体の正面図、図4は
本発明による電気発熱体の他の実施例を示し、所定の位
置でコードヒータの反転部を互いに近づけたときの電気
発熱体の正面図、図5は図4の電気発熱体をくの字に曲
がった管に張り付けたときの図である。
【0011】なお、上記の電気発熱体は、例えば冷蔵庫
の自動製氷機の製氷皿へ水を供給するための給水パイプ
の外面に巻き付けコードヒータ1に通電することによ
り、給水パイプ内の水の凍結によるパイプ詰まりを防止
するのに役立つ。
【0012】図1において、1は熱融着性被覆体を表面
にもつコード状の発熱体であるコードヒータで、2は熱
融着性被覆体を表面にもつ熱伝導性のよい物質(例えば
アルミニュウム)からなる可撓性をもつ屈曲自在なフィ
ルム状(例えば板厚=50ミクロン)の薄板状体である
熱伝導板で、3は熱伝導板2とほぼ同様の特性をもつフ
ィルム状の薄板状体のカバーである。また、4はリード
線5の導体とコードヒータ1の導体を電気的・機械的に
接続した後、その接続部を保護するための保護チューブ
である。
【0013】そして、上記リード線5の導体とコードヒ
ータ1の導体を電気的・機械的に接続した後,その接続
部に保護チューブ4をかぶせてコードヒータ組品6とし
たものを、熱伝導板2の熱融着性被覆体をもつ側の表面
上に所定の形状に引き回し、その状態で熱プレス等をす
ることにより、コードヒータ1を熱伝導板2上に取り付
ける。
【0014】その後、カバー3を、コードヒータ1を取
り付けてある側と同じ側の熱伝導板2上の所定の位置
に、カバー3の熱融着性被覆体を表面にもつ側を熱伝導
板2に向けて置き、熱伝導板2とカバー3の一部を熱プ
レスすることにより、カバー3を熱伝導板2上に取り付
け本発明の電気発熱体7となる。
【0015】なお、8はカバー3を熱伝導板2上に熱プ
レスにて取り付けた取り付け部である。また、上記コー
ドヒータ1は所定の位置で上記電気発熱体7の中央部に
向かって互いに近づけ配列されている。
【0016】そして、くの字に曲がった管の軸線方向に
コードヒータ1の配列の大部分が平行になるように電気
発熱体7を張り付ける場合、コードヒータ1の互いに近
づけた位置を上記曲がったくの字の頂点付近に張り付
け、その後、その周辺を張り付ける。
【0017】そのため、上記管のくの字の頂点付近にコ
ードヒータ1が集中し、上記の周辺張り付け部にはコー
ドヒータ1が少なくなり、コードヒータ1のない部分の
熱伝導板2やカバー3が張り付け面に添って張り付けら
れたとき余ってくる部分を容易に折り曲げて重ね合わせ
ながら張り付けることができる。
【0018】したがって、上記管のくの字の頂点付近や
その周辺の張り付け面に熱伝導板2やカバー3が良好に
添い熱伝導性が維持でき、くの字に曲がった管にも張り
付けやすい伝熱効率のあまり下がらない電気発熱体7が
得られる。
【0019】また、コードヒータ1、熱伝導板2、カバ
ー3の各々の取り付けは熱融着性被覆体を表面にもたせ
熱プレス等にておこなうのみでなく、その各々の表面に
接着剤の塗布や粘着性テープの張り付け等により取り付
ける方法を用いてもよい。
【0020】図2においては、電気発熱体7は、カバー
3のコードヒータ1を覆う巾を、コードヒータ1の引き
回し領域を覆うカバー3の熱伝導板2に対して垂直方向
からみた巾より長い所定の長さ(例えば熱伝導板2の巾
(長さ)=35ミリメートルのとき、カバー3の巾(長
さ)=45ミリメートル)にした電気発熱体にしてあ
る。
【0021】なお、上記コードヒータ1は芯材周囲に電
気ヒータを巻き付けヒータ組品1aとし、その周囲に耐
熱絶縁体1bで覆い、その後熱融着性被覆体1cを最外
かくに設け可撓性や屈曲性をもたせてある。
【0022】このため、例えば、くの字に曲がった外径
10ミリメートルの管の軸線方向にコードヒータ1の配
列の大部分が平行になるように上記電気発熱体7を張り
付けるとき、コードヒータ1の互いに近づけた位置を上
記曲がったくの字の頂点付近に張り付け、巾35ミリメ
ートルの上記熱伝導板2の巾方向を外径10ミリメート
ルの管表面の円周方向に巻き付けても無理なく巻き付け
られる。
【0023】その後、カバー3をコードヒータ1や熱伝
導板2に押し付けその形状に添わせることにより、コー
ドヒータ1は熱伝導板2とカバー3とで挟まれ、コード
ヒータ1の発熱した熱が効率よく張り付けた曲面に伝わ
り、さらに、熱伝導性に優れた電気発熱体が得られる。
【0024】すなわち、上記管のくの字の頂点付近に、
管の軸線方向にコードヒータ1の配列の大部分が平行に
なるように、上記電気発熱体7のコードヒータ1が集中
する部分を張り付けると、上記くの字の頂点以外の周辺
張り付け部にはコードヒータ1が少なくなり、コードヒ
ータ1のない部分の熱伝導板2やカバー3が張り付け面
に添って張り付けられるとき、余ってくる部分の熱伝導
板2とカバー3が一体でないため、その熱伝導板2やカ
バー3を個々に自由にシワ状となるように折り曲げなが
ら容易に張り付けることができ、くの字に曲がった管に
も張り付けやすい伝熱効率のさらに良い電気発熱体が得
られる。
【0025】なお、取り付け部8以外のところは熱伝導
板2とカバー3が一体でないため剛性が一体であるとき
より少なくなり加工性が向上することは明白である。ま
た、上記取り付け部8は上記電気発熱体7の可撓性をさ
らによくするため、その取り付け巾を狭くするか、連続
した帯状とせずに所どころ途切れた部分的な取り付けと
してもよい。
【0026】上記カバー3の巾は、その張り付け曲面に
あわせてコードヒータ1や熱伝導板2を覆うのに必要な
長さにしておくとよい。さらに、熱伝導板2のコードヒ
ータ1を取り付けた側と反対側の張り付け面には張り付
け用の粘着剤を塗布し、その上に剥がし易いシート状の
セパレータを貼っておくと運搬や張り付け作業上便利で
ある。
【0027】なお、本図において、肉厚の薄い部分の断
面に対するハッチングは省略している。
【0028】図3において、コードヒータ1は所定の位
置で通過する数が減少して電気発熱体7aに配列されて
いる。さらに、上記電気発熱体7aの数が減少して通過
するコードヒータ1付近のコードヒータ1dは他のコー
ドヒータ1の配列に対し直角になるよう曲げられ引き回
されている。くの字に曲がった管の軸線方向にコードヒ
ータ1の配列の大部分が平行になるように上記電気発熱
体7aを張り付けるとき、コードヒータ1の数が減少し
た位置を上記曲がったくの字の頂点付近に張り付け、そ
の後その周辺を張り付ける。
【0029】そのため、上記管のくの字の頂点付近にコ
ードヒータ1が集中し、上記の周辺張り付け部にはコー
ドヒータ1が少なくなり、また、上記管のくの字の頂点
付近にある上記略直角になった部分のコードヒータ1d
は管の表面を円周方向に巻き付けられるため、張り付け
面の長さの変化に関係せず容易に巻き付けらる。
【0030】さらに、コードヒータ1のない部分の熱伝
導板2やカバー3が張り付け面に添って張り付けられた
とき、余ってくる部分を容易に折り曲げて重ね合わせな
がら張り付けることができ、上記管のくの字の頂点付近
やその周辺の張り付け面に熱伝導板2やカバー3が良好
に添い熱伝導性が維持でき、くの字に曲がった管にも張
り付けやすい伝熱効率のあまり下がらない電気発熱体7
aが得られる。
【0031】また、本図のように上記電気発熱体7aの
コードヒータ1の数が減少して一本になった位置付近
で、コードヒータ1からの距離がほぼ等しい熱伝導板2
側の位置2a付近を、くの字に曲がった管の頂点付近に
張り付けた場合、その管の頂点付近でコードヒータ1間
の表面上の距離が上記管側と上記熱伝導板2側でほぼ等
しいとき(管の頂点付近の曲率半径が前記距離に比べ大
きい場合に有り得る。)は、上記管の頂点にシワも少な
く容易に張り付けられる。
【0032】図4において、コードヒータ1の配列は所
定の位置で反転部を互いに近づけ配列されている。くの
字に曲がった管の軸線方向にコードヒータ1の配列の大
部分が平行になるように電気発熱体7bを張り付ける場
合、コードヒータ1の反転部を互いに近づけた熱伝導板
2側の中央位置2bを上記曲がったくの字の頂点付近に
張り付け、その後、その周辺を張り付ける。
【0033】これにより、上記管のくの字の頂点付近に
コードヒータ1が集中し、上記の周辺張り付け部にはコ
ードヒータ1が少なくなり、また、上記くの字の頂点付
近から上記コードヒータ1が略放射状に熱伝導板2に張
り付けられているため、コードヒータ1のない部分の熱
伝導板2やカバー3が張り付け面に添って張り付けられ
たとき、余ってくる部分をより容易に折り曲げて重ね合
わせながら張り付けることができる。
【0034】したがって、上記管のくの字の頂点付近や
その周辺の張り付け面に、熱伝導板2やカバー3がさら
に良好に添い、また、コードヒータ1の分布状態も均一
に近づくため、熱伝導量が良好に維持でき、くの字に曲
がった管にも張り付けやすい伝熱効率の良い電気発熱体
7bが得られる。
【0035】図5において、管9のくの字に曲がった頂
点付近に管9の軸線方向にコードヒータ1の配列の大部
分が平行になるように電気発熱体7bの熱伝導板2側の
中心位置2bを張り付け、その後、その周辺を張り付け
ると、上記管9のくの字の頂点付近にコードヒータ1が
集中し、上記の周辺張り付け部にはコードヒータ1が少
なくなる。
【0036】また、上記くの字の頂点付近から上記コー
ドヒータ1が略放射状に熱伝導板2に張り付けられてい
るため、コードヒータ1のない部分の熱伝導板2やカバ
ー3が張り付け面に添って張り付けられたとき、余って
くる部分をより容易に折り曲げて重ね合わせながら張り
付けることができ、さらに、コードヒータの分布も均一
にできる。なお、10は余ってきたカバー3の部分を折
り曲げて重ね合わせたために生じたシワである。
【0037】なお、熱伝導板2にコードヒータ1を設け
ただけの電気発熱体についても上記同様の張り付け易さ
の効果が得られ、また、熱伝導板2とケース3との間に
コードヒータ1を設け熱プレス等により一体にした電気
発熱体についてもある程度は張り付け易さの効果が得ら
れることは明白である。
【0038】
【発明の効果】本発明の電気発熱体は上記のような構成
であるから、請求項1に記載された発明によれば、くの
字に曲がった管の軸線方向にコードヒータの配列の大部
分が平行になるように電気発熱体を張り付けた場合、コ
ードヒータの互いに近づけた位置を上記曲がったくの字
の頂点付近に張り付け、その後、その周辺を張り付ける
と、上記管のくの字の頂点付近にコードヒータが集中
し、上記の周辺張り付け部にはコードヒータが少なくな
り、コードヒータのない部分の薄板状体が張り付け面に
添って張り付けられたとき、余ってくる部分を容易に折
り曲げて重ね合わせながら張り付けることができ、その
張り付け面に薄板状体が添って熱伝導性も維持でき、く
の字に曲がった管にも張り付けやすい伝熱効率の低下の
少ない加熱効率のあまり下がらない電気発熱体が得られ
る。
【0039】また、請求項2に記載された発明によれ
ば、くの字に曲がった管に電気発熱体を上記同様に張り
付けた場合、コードヒータ数が減少している部分のコー
ドヒータ部を曲がったくの字の頂点付近になるように張
り付け、その後、その周辺を張り付けると、上記管のく
の字の頂点付近にコードヒータが集中し、上記の周辺張
り付け部にはコードヒータが少なくなり、コードヒータ
のない部分の薄板状体が上記張り付け部に添って張り付
けられたとき、余ってくる部分を容易に折り曲げて重ね
合わせながら張り付けることができ、その張り付け面に
薄板状体が添って熱伝導性も維持でき、くの字に曲がっ
た管にも張り付けやすい伝熱効率の低下のない加熱効率
のあまり下がらない電気発熱体が得られる。
【0040】そして、請求項3に記載された発明によれ
ば、くの字に曲がった管に電気発熱体を上記同様に張り
付けた場合、コードヒータの主な配列に対し略直角にな
る部分のコードヒータ付近を曲がったくの字の頂点近く
になるように張り付け、その後、その周辺を張り付ける
と、上記管のくの字の頂点付近にある上記略直角になっ
た部分のコードヒータは管の円周方向に巻き付けられる
ため容易に巻き付けられ、コードヒータのない部分の薄
板状体が上記頂点付近の周辺張り付け部に添って張り付
けられたとき、余ってくる部分を容易に折り曲げて重ね
合わせながら張り付けることができ、その張り付け面に
コードヒータや薄板状体が添って熱伝導性も維持でき、
くの字に曲がった管にも張り付けやすい伝熱効率の低下
のない加熱効率のあまり下がらない電気発熱体が得られ
る。
【0041】そしてまた、請求項4に記載された発明に
よれば、くの字に曲がった管に電気発熱体を上記同様に
張り付けた場合、コードヒータの反転部が互いに近づい
た部分を曲がったくの字の頂点付近に張り付け、その
後、その周辺を張り付けると、上記管のくの字の頂点付
近にコードヒータが集中し、上記の周辺張り付け部には
コードヒータが少なくなり、コードヒータのない部分の
薄板状体が上記張り付け部に添って張り付けられたと
き、余ってくる部分を容易に折り曲げて重ね合わせなが
ら張り付けることができ、かつ、上記くの字の頂点付近
から上記コードヒータが略放射状に張り付けられるた
め、いっそう容易に確実にその張り付け面に薄板状体が
添い、コードヒータの分布もより均一にできるため熱伝
導量が維持でき、くの字に曲がった管にも張り付けやす
い伝熱効率の低下のない加熱効率の良い電気発熱体が得
られる。
【0042】さらに、請求項5に記載された発明によれ
ば、カバーにより熱伝導性が向上するばかりでなく、く
の字に曲がった管に上記電気発熱体を上記同様に張り付
けた場合、上記管のくの字の頂点付近に上記電気発熱体
のコードヒータが集中する位置を張り付けると、上記く
の字の頂点の周辺張り付け部にはコードヒータが少なく
なり、コードヒータのない部分の熱伝導板やカバーが上
記周辺張り付け部の張り付け面に添って張り付けられた
とき、余ってくる部分の熱伝導板とカバーが一体でない
ため剛性が少なくなるばかりでなく、余ってくる部分の
熱伝導板とカバーを個々に自由にシワ状となるように折
り曲げながら容易に張り付けることができ、くの字に曲
がった管にも張り付けやすい伝熱効率のさらに向上し
た、加熱効率のいっそう良好な電気発熱体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気発熱体の実施の形態を示すコード
ヒータの配列を所定の位置で互いに近づけたときの正面
図である。
【図2】図1の電気発熱体のA−A線の要部断面図であ
る。
【図3】本発明の電気発熱体の実施の形態を示すコード
ヒータを所定の位置で通過する数を減少させたときの正
面図である。
【図4】本発明の電気発熱体の実施の形態を示す所定の
位置でコードヒータの反転部を互いに近づけたときの正
面図である。
【図5】図4の電気発熱体をくの字に曲がった管に張り
付けたときの説明図である。
【符号の説明】
1 コードヒータ 2 熱伝導板(薄板状体) 3 カバー(薄板状体) 7 電気発熱体 7a 電気発熱体 7b 電気発熱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大城 泰治 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3K034 AA02 AA06 AA13 AA15 AA22 AA38 BA08 BA12 BA20 BB02 BB13 BC03 BC12 BC28 FA13 GA02 HA01 JA01 JA09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性および熱伝導性をもつ薄板状体と
    コード状の発熱体からなるコードヒータとで構成された
    電気発熱体において、上記コードヒータの配列を所定の
    位置で互いに近づけたことを特徴とする電気発熱体。
  2. 【請求項2】 可撓性および熱伝導性をもつ薄板状体と
    コード状の発熱体からなるコードヒータとで構成された
    電気発熱体において、所定の位置で上記コードヒータの
    通過する数が減少していることを特徴とする電気発熱
    体。
  3. 【請求項3】 可撓性および熱伝導性をもつ薄板状体と
    コード状の発熱体からなるコードヒータとで構成された
    電気発熱体において、コードヒータの配列に対し所定の
    位置で略直角に曲げたことを特徴とする電気発熱体。
  4. 【請求項4】 上記コードヒータの配列は所定の位置で
    反転部を互いに近づけたことを特徴とする請求項2若し
    くは請求項3記載の電気発熱体。
  5. 【請求項5】 上記薄板状体である熱伝導板の一部に取
    り付けられ、上記熱伝導板の巾より広い巾をもつ上記薄
    板状体であるカバーを上記コードヒータを覆うように設
    けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の何れ
    か一つの電気発熱体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114222887A (zh) * 2019-07-30 2022-03-22 皇家飞利浦有限公司 具有蒸汽室和布置在蒸汽室后部附近的配量孔的蒸汽发生器
CN114222887B (zh) * 2019-07-30 2024-04-19 范颂尼控股有限公司 具有蒸汽室和布置在蒸汽室后部附近的配量孔的蒸汽发生器

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