JP2000223112A - 負極とリチウム2次電池及びその製造方法 - Google Patents

負極とリチウム2次電池及びその製造方法

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JP2000223112A
JP2000223112A JP11024703A JP2470399A JP2000223112A JP 2000223112 A JP2000223112 A JP 2000223112A JP 11024703 A JP11024703 A JP 11024703A JP 2470399 A JP2470399 A JP 2470399A JP 2000223112 A JP2000223112 A JP 2000223112A
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monovalent hydrocarbon
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Kazuchiyo Takaoka
和千代 高岡
Masataka Wakihara
将孝 脇原
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、大きな容量を持ち、優れた繰
り返し特性を有するリチウム2次電池用の負極とこれを
用いたリチウム2次電池、及びその製造方法を提供する
ことにある。 【解決手段】少なくとも、LixSi(但し、xは0か
ら4の値)及び3次元架橋型高分子で構成されているこ
とを特徴とする負極及びこれを用いたリチウム2次電
池。少なくとも、LixSi(但し、xは0から4の
値)及び3次元架橋性高分子を混合し、熱又は光により
該架橋性高分子を3次元架橋して負極成形した後に電池
とすることを特徴とするリチウム2次電池の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リチウム2次電
池用の負極、これを用いたリチウム2次電池、及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】リチウム2次電池は理論エネルギー密度
が高く、携帯電話、ノートパソコンなどのポータブル電
子機器電源をはじめ、電気自動車、電力貯蔵用電源等そ
の応用範囲は広い。現在、リチウム2次電池用負極活物
質として、主に、炭素質材料が用いられている。しか
し、炭素質材料は、充放電容量が理論的に372mAh
/g前後と小さくという問題あった。
【0003】また、プロシーディング オブ ザ シン
ポジウム オン リチャージアブルリチウム アンド
リチウムイオン バッテリー(p158, 1995
年)やソリッド ステート イオニクス(vol.7
4、p249、1994年)では、炭素材料の改良とし
て炭素材料に珪素を添加することが提案されている。し
かし、この場合でもその充放電量は500mAh/g程
度で、充分改良されているとはいえなかった。
【0004】これらの試みに対し、特開平10−255
768号公報ではLixSiを提案し、その充放電容量
が従来の炭素材料系に対し、10倍程度の3000mA
h/g以上となることを見いだした。しかし、このよう
な大きな充放電容量を有する材料では電極内で、リチウ
ムイオンの吸蔵放出を行う過程で、その容量変化が大き
く、繰り返し使用中に電極が崩れたりして、2次電池と
して使用するには問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、大き
な容量を持ち、優れた繰り返し特性を有するリチウム2
次電池用の負極とその製造方法、及びこれを用いたリチ
ウム2次電池を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】少なくとも、LixSi
(但し、xは0から4の値)及び3次元架橋型高分子で
構成されていることを特徴とする負極。
【0007】少なくとも、LixSi(但し、xは0か
ら4の値)及び3次元架橋型高分子で構成されているこ
とを特徴とする負極を用いたリチウム2次電池。
【0008】少なくとも、LixSi(但し、xは0か
ら4の値)及び3次元架橋性高分子を混合し、熱又は光
により該架橋性高分子を3次元架橋して、負極を成形
し、電池とすることを特徴とするリチウム2次電池の製
造方法によって上記問題を解決した。
【0009】また、少なくとも、LixSi(但し、x
は0から4の値)及び化合物(1−1)で示されるポリ
シロキサンと、化合物(2−1)で示されるポリアルキ
レンオキサイド、及び化合物(3−1)で示される多官
能性化合物を反応して得られる架橋構造体を含有するこ
とを特徴とする負極。
【0010】
【化22】
【0011】式中、R1は互いに独立して脂肪族不飽和
を含まない一価の炭化水素基を示し、m1は0から50
0までの整数を示す。
【0012】
【化23】
【0013】式中、R21は末端二重結合を有する一価の
炭化水素基を示し、aは2から4の整数を示し、n21
1以上の整数を示す。
【0014】
【化24】
【0015】式中、R31は水素原子或いはアルキル基を
示し、R32は二価の有機基又は直接結合を示す。l3
2以上の整数であり、Z31は炭素または窒素を含む置換
基であってl3と同じ数の価数を持つ基である。
【0016】少なくとも、LixSi(但し、xは0か
ら4の値)及び化合物(1−1)で示されるポリシロキ
サンと、化合物(2−1)で示されるポリアルキレンオ
キサイド、及び化合物(3−1)で示される多官能性化
合物を反応して得られる架橋構造体を含有することを特
徴とする負極を用いたリチウム2次電池。
【0017】
【化25】
【0018】式中、R1は互いに独立して脂肪族不飽和
を含まない一価の炭化水素基を示し、m1は0から50
0までの整数を示す。
【0019】
【化26】
【0020】式中、R21は末端二重結合を有する一価の
炭化水素基を示し、aは2から4の整数を示し、n21
1以上の整数を示す。
【0021】
【化27】
【0022】式中、R31は水素原子或いはアルキル基を
示し、R32は二価の有機基又は直接結合を示す。l3
2以上の整数であり、Z31は炭素または窒素を含む置換
基であってl3と同じ数の価数を持つ基である。
【0023】少なくとも、LixSi(但し、xは0か
ら4の値)及び化合物(1−1)で示されるポリシロキ
サンと、化合物(2−1)で示されるポリアルキレンオ
キサイド、及び化合物(3−1)で示される多官能性化
合物を混合し、電極として加熱成形した後に、電池とす
ることを特徴とするリチウム2次電池の製造方法。
【0024】
【化28】
【0025】式中、R1は互いに独立して脂肪族不飽和
を含まない一価の炭化水素基を示し、m1は0から50
0までの整数を示す。
【0026】
【化29】
【0027】式中、R21は末端二重結合を有する一価の
炭化水素基を示し、aは2から4の整数を示し、n21
1以上の整数を示す。
【0028】
【化30】
【0029】式中、R31は水素原子或いはアルキル基を
示し、R32は二価の有機基又は直接結合を示す。l3
2以上の整数であり、Z31は炭素または窒素を含む置換
基であってl3と同じ数の価数を持つ基である。
【0030】更に、少なくとも、LixSi(但し、x
は0から4の値)及び三つ以上のSi−H基を有するポ
リシロキサンとポリアルキレンオキサイド化合物(2−
1)又は(2−2)、及び化合物(3−1)を反応して
得られる架橋構造体を含有することを特徴とする電極。
【0031】
【化31】
【0032】式中、R1は互いに独立して脂肪族不飽和
を含まない一価の炭化水素基を示し、m1は0から50
0までの整数を示す。
【0033】
【化32】
【0034】式中、R21は末端二重結合を有する一価の
炭化水素基を示し、aは2から4の整数を示し、n21
1以上の整数を示す。
【0035】
【化33】
【0036】式中、R22は末端二重結合を有する一価の
炭化水素基を示し、R23は水素原子、一価の飽和炭化水
素基またはアシル基を示し、bは2から4の整数を示
し、n22は1以上の整数を示す。
【0037】
【化34】
【0038】式中、R31は水素原子或いはアルキル基を
示し、R32は二価の有機基又は直接接合を示す。l3
2以上の整数であり、Z31は炭素または窒素を含む置換
基であってl3と同じ価数を持つ基である。
【0039】少なくとも、LixSi(但し、xは0か
ら4の値)及び三つ以上のSi−H基を有するポリシロ
キサンとポリアルキレンオキサイド化合物(2−1)又
は(2−2)、及び化合物(3−1)を反応して得られ
る架橋構造体を含有することを特徴とする電極を用いた
リチウム2次電池。
【0040】
【化35】
【0041】式中、R1は互いに独立して脂肪族不飽和
を含まない一価の炭化水素基を示し、m1は0から50
0までの整数を示す。
【0042】
【化36】
【0043】式中、R21は末端二重結合を有する一価の
炭化水素基を示し、aは2から4の整数を示し、n21
1以上の整数を示す。
【0044】
【化37】
【0045】式中、R22は末端二重結合を有する一価の
炭化水素基を示し、R23は水素原子、一価の飽和炭化水
素基またはアシル基を示し、bは2から4の整数を示
し、n22は1以上の整数を示す。
【0046】
【化38】
【0047】式中、R31は水素原子或いはアルキル基を
示し、R32は二価の有機基又は直接接合を示す。l3
2以上の整数であり、Z31は炭素または窒素を含む置換
基であってl3と同じ価数を持つ基である。
【0048】少なくとも、LixSi(但し、xは0か
ら4の値)及び三つ以上のSi−H基を有するポリシロ
キサンとポリアルキレンオキサイド化合物(2−1)又
は(2−2)、及び化合物(3−1)を反応して得られ
る架橋構造体を混合し、電極として加熱成形した後、電
池とすることを特徴とするリチウム2次電池の製造方
法。
【0049】
【化39】
【0050】式中、R1は互いに独立して脂肪族不飽和
を含まない一価の炭化水素基を示し、m1は0から50
0までの整数を示す。
【0051】
【化40】
【0052】式中、R21は末端二重結合を有する一価の
炭化水素基を示し、aは2から4の整数を示し、n21
1以上の整数を示す。
【0053】
【化41】
【0054】式中、R22は末端二重結合を有する一価の
炭化水素基を示し、R23は水素原子、一価の飽和炭化水
素基またはアシル基を示し、bは2から4の整数を示
し、n22は1以上の整数を示す。
【0055】
【化42】
【0056】式中、R31は水素原子或いはアルキル基を
示し、R32は二価の有機基又は直接接合を示す。l3
2以上の整数であり、Z31は炭素または窒素を含む置換
基であってl3と同じ価数を持つ基である。
【0057】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明のリチウム2次電池用負極はLixSi(xは0
から4、特に0から2、更には0から1)が電極体積あ
たり15容量%以上、更に好ましくは20容量%以上の
割合で含有され、更に少なくとも導電剤及び3次元架橋
型高分子で構成される。
【0058】上記LixSiは結晶構造を有していても
よいし、非晶質でもよく、更にはこれらを混合して用い
ても構わない。LixSiと併用して用いることのでき
る負極活物質としては、リチウム金属、リチウム合金、
リチウムを吸蔵放出できる焼成炭素質化合物などが挙げ
られる。尚、リチウム金属やリチウム合金の使用目的
は、上記LixSiで表される物質にリチウムを電池内
で挿入させるためのものである。電池反応としてリチウ
ム金属などの溶解析出反応を利用するのではない。
【0059】導電剤としては、構成された電池におい
て、分解や変質を起こさない電子伝導性の材料であれば
よい。具体的には、天然黒鉛や合成黒鉛などの黒鉛、カ
ーボンブラック、アセチレンブラック、炭素繊維、金属
粉末、金属繊維、或いは特開昭59−20971号公報
に記載されているようなポリフェニレン誘導体の中から
選ばれる一種又は二種以上の混合物、その他ポリアニリ
ン、ポリチオフェンのような導電性ポリマーが用いられ
る。中でも、アセチレンブラックを用いるのが好まし
い。
【0060】また、負極にはフィラーを用いることもで
きる。フィラーは構成された電池において化学変化を起
こさない繊維状の材料であれば良い。具体的には、ポリ
プロピレン、ポリエチレン等のオレフィン系ポリマー、
或いはガラス繊維などが用いられる。
【0061】本発明に於ける3次元架橋型高分子とは、
熱或いは光で反応し、3次元架橋を構成することのでき
る3次元架橋性高分子(前駆体)よりなり、負極を形成
した後や、電池を形成した後に3次元架橋し、Lix
iと導電剤等を電極内に保持する。負極内では、リチウ
ムイオンの吸蔵放出が行われるので、この3次元架橋型
高分子は、リチウムイオンに充分な親和性があるのが好
ましい。
【0062】このような3次元架橋型高分子としては、
イソシアネート基やエポキシ基等の反応性官能基を有す
る3次元架橋型ポリアルキレンオキサイドゲル系や、ポ
リアルキレンオキサイドを構造部分に持ち、ビニル・ア
クリルポリマーゲル系(特開平9−151259号公
報、米国特許第4798773号明細書)、ポリフォス
ファゼンゲル系、ポリシロキサンゲル系(特公平8−2
1389号公報)等が好ましい。
【0063】特に特願平10−331521号に記載さ
れているポリシロキサン系の3次元架橋型高分子は、リ
チウム電池に使用される電解質等との相溶性が非常に高
く、またゲル強度も高く、その粘弾性も簡便にコントロ
ールでき、更にヒドロシリル化反応によって、熱により
容易にゲル化するので、特に優れた材料である。ヒドロ
シリル化反応とはアリル、ビニル等のアルケニル基とS
i−H基との付加反応であって、その触媒としては白
金、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、
イリジウム等の化合物が知られている。しかし、迅速に
反応が進行し、反応が完了するための高い活性を有する
こと、反応生成物と2次反応を起こさないこと、電池特
性に影響を与えないこと等の条件が必要で、特に白金化
合物が有用である。
【0064】また、ヒドロシリル化反応は反応速度の温
度依存性が大きいことから加熱をして反応を促進させる
ことができる。これはヒドロシリル化反応の大きな利点
であって、反応物を適度な粘性で混合し、成形した後加
熱すれば、一気に所望の形状のゲル状物が得られる。ま
た、この時、水などの他の副生成物や、反応直後の体積
変動がほとんど無く、電池用のゲル化方法としては優れ
た手法である。
【0065】ヒドロシリル化反応を利用して、本発明に
おける3次元架橋型高分子を得る方法としては、例え
ば、まず、ジメチルジクロロシランとジメチルクロロシ
ランの加水分解や、ジメトキシジメチルシランとメトキ
シジメチルシランの加水分解によって、両末端Si−H
基を有するポリシロキサン化合物(1−1)を合成す
る。この時、Si−H基を有する単量体の仕込量を変え
ることによって、ポリシロキサン化合物の分子量を変え
ることができる。
【0066】
【化43】
【0067】ここでR1は互いに独立して脂肪族不飽和
を含まない一価の炭化水素基を示す。m1は0から50
0までの整数であって、好ましくは2から100までの
整数、更に好ましくは5から30程度の整数である。具
体的にはR1がメチル基、m1が20である化合物(1−
1−1)である。
【0068】
【化44】
【0069】次に、エチレングリコールなどのジアルコ
ール体にエチレンオキサイド等をエポキシ基の開環反応
にて連鎖重合させると、両末端に水酸基を有するポリア
ルキレングリコールが得られる。例えば、このように得
られたポリアルキレングリコールの両末端の水酸基をビ
ニルオキシ基、アリルオキシ基、或いは2−メチルアリ
ルオキシ基等に置換し、両末端にアルキレン基を有する
ポリアルキレンオキサイド化合物(2−1)を得る。こ
の際、ポリエチレンオキサイドのようにオキシエチレン
ユニット単独でもよいが、オキシエチレン基、メチルオ
キシエチレン基、エチルオキシエチレン基などのユニッ
トを、ランダム或いはブロック状に重合し、これをポリ
アルキレンオキサイド化合物として用いることもでき
る。
【0070】
【化45】
【0071】ここで、R21は末端二重結合を有する一価
の炭化水素基を示し、aは2から4の整数を示し、n21
は1以上の整数を示す。R21の具体例としては、CH2
=CHCH2−、CH2=CHCH2CH2−、CH2=C
H−、CH2=C(CH3)CH2−、CH2=CHC64
−等があり、好ましくはCH2=CHCH2−である。n
2 1の好ましい範囲としては4から20程度である。具体
的には化合物(2−1−1)がある。
【0072】
【化46】
【0073】多官能性化合物(3−1)は二つ以上の不
飽和炭化水素基を有し、化合物(1−1)或いは化合物
(1−1)と化合物(2−1)の反応物のSi−H基と
前記と同様のヒドロシリル化反応によって架橋構造体を
形成する。
【0074】
【化47】
【0075】ここで、R31は水素原子或いはメチル基、
エチル基などのアルキル基を示し、好ましくは水素原子
或いはメチル基である。R32は二価の有機基又は直接結
合を示し、二価の有機基の例としては場合によっては酸
素原子を基内に含むメチレン基、エチレン基、フェニレ
ン基等がある。l3は2以上の整数であり、好ましくは
3または4である。Z31は炭素または窒素を含む置換基
であり、l3と同じ価数を持つ基である。化合物(3−
1)の具体例としては(3−1−1)、(3−1−
2)、(3−1−3)、(3−1−4)、(3−1−
5)、(3−1−6)、(3−1−7)、(3−1−
8)、(3−1−9)、(3−1−10)、(3−1−
11)、(3−1−12)等がある。
【0076】
【化48】
【0077】
【化49】
【0078】
【化50】
【0079】以上このような3次元架橋性高分子を用い
る場合、分子量の関係などから化合物(1−1)のポリ
シロキサン化合物、化合物(2−1)のポリアルキレン
オキサイド化合物、更には多官能性化合物(3−1)の
各化合物の相溶性が著しく悪くなる場合がある。この場
合、予め化合物(1−1)の過剰な状態で化合物(2−
1)をヒドロシリル化反応によって反応させて、適度の
分子量を持つ前駆体を作製し、これに化合物(3−1)
を作用させて、架橋構造体を得ることもできる。具体的
には、化合物(1−1)のSi−H基1に対し、化合物
(2−1)のアルケニル基を0.1から1.99程度の
比率で反応させて前駆体を作製し、更に化合物(3−
1)のアルケニル基を0.01から1.9程度の比率で
反応させて得る。
【0080】更に、化合物(2−2)の製造方法として
は、例えば、メタノール、エタノール、ブタノールなど
のアルコールにエチレンオキサイド等のエポキシ基を有
する化合物を、開環重合によって重合させて、一方の末
端に水酸基を有するポリアルキレンオキサイドを得る。
このように得られたポリアルキレンオキサイドの一方の
末端の水酸基をビニルオキシ基、アリルオキシ基、或い
は2−メチルアリルオキシ基等に置換し、一方にアルケ
ニル基を有し、片末端がアルコキシ変性されたポリアル
キレンオキサイド化合物(2−2)を得る。
【0081】
【化51】
【0082】ここでR22は末端二重結合を有する炭化水
素基を示し、R23は水素原子、一価の飽和炭化水素基ま
たはアシル基を示し、bは2から4の整数を示し、n22
は1以上の整数を示す。R22の具体例としては、CH2
=CHCH2−、CH2=CHCH2CH2−、CH2=C
H−、CH2=C(CH3)CH2−、CH2=CHC64
−等があり、好ましくはCH2=CHCH2−やCH2
C(CH3)CH2−である。n22の好ましい範囲として
は4から20程度である。R23における一価の飽和炭化
水素基の例としてメチル基、エチル基等の炭素数1から
18のアルキル基等が挙げられる。R23の好ましい例と
しては水素原子、メチル基、エチル基、ブチル基、また
はアシル基である。具体的には化合物(2−2−1)で
ある。
【0083】
【化52】
【0084】少なくとも、三つ以上のSi−H基を有す
るポリシロキサンとポリアルキレンオキサイド化合物
(2−1)又は(2−2)、及び化合物(3−1)を反
応して得られる架橋構造体は、本発明の3次元架橋型高
分子である。三つ以上のSi−H基を有するポリシロキ
サンとは、下記化合物(1−2)で示される直鎖状ポリ
シロキサンや化合物(1−3)で示される環状ポリシロ
キサン、更には化合物(1−4)で示されるラダー状ポ
リシロキサンなどがある。
【0085】
【化53】
【0086】ここで、R12は互いに独立して脂肪族不飽
和を含まない一価の炭化水素基または水素原子を示す
が、分子中のR12の3つ以上は水素原子であり、50個
以下が好ましく、更に好ましくは3から10程度であ
る。m12は0から500の整数を示す。m12の好ましい
範囲は2から100程度であって、更に好ましくは5か
ら30程度である。具体的には化合物(1−2−1)が
示される。
【0087】
【化54】
【0088】
【化55】
【0089】ここで、R13は水素原子または互いに独立
して脂肪族不飽和を含まない一価の炭化水素基を示し、
分子中のR13の3から8個は水素原子である。m13は3
から8の整数を示す。具体的には化合物(1−3−1)
がある。
【0090】
【化56】
【0091】
【化57】
【0092】ここで、R14は水素原子または互いに独立
して脂肪族不飽和を含まない一価の炭化水素基を示し、
分子中のR14の3つ以上は水素原子であり、好ましくは
50個以下である。m14は1から50までの整数であっ
て、好ましくは2から30程度、更に好ましくは4から
20程度である。具体的には化合物(1−4−1)があ
る。
【0093】
【化58】
【0094】このような3つ以上のSi−H基を有する
ポリシロキサンのSi−H基1に対し、化合物(2−
1)のアルケニル基が0.1から0.99程度の比率
で、化合物(2−2)のアルケニル基が0.1から0.
9程度の比率で、更に化合物(3−1)のアルケニル基
が0.01から0.8程度の比率で反応させて、得られ
る。先と同様に、予め3つ以上のSi−H基を有するポ
リシロキサンと、化合物(2−1)や化合物(2−2)
をこのような比率で反応させ、前駆体を得、続いて化合
物(3−1)と反応させて得ることもできる。
【0095】以上の各種材料によって負極が構成され、
作製される。負極でのLixSiの含有量は体積あたり
20容量%以上90容量%以下が好ましく、更に好まし
くは30容量%以上70容量%以下である。リチウム2
次電池を作製するには、負極の他、正極、電解液が必要
である。まず電解液は、支持電解質及び溶剤よりなる。
支持電解質としては、LiClO4、LiBF4、LiP
6、LiAsF6、LiCF3SO3、Li(CF3
22N、Li(C25SO22N、Li(CF3
23C、LiBPh4(ここでPhはフェニル基を示
す)等のリチウム塩が使用できる。
【0096】また、リチウム塩を溶解させるための、溶
剤も使用できる。使用できる溶剤としては、プロピレン
カーボネイト、エチレンカーボネイト、γ−ブチロラク
トン、ジメチルカーボネイト、ジエチルカーボネイト等
のカルボニル結合を有するエステル系化合物、テトラヒ
ドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエ
トキシエタン、1,3−ジオキサン等のエーテル系化合
物等を単独で或いは混合して使用することができる。
【0097】更に、テトラエチレングリコールジメチル
エーテル、テトラプロピレングリコールジメチルエーテ
ル等のポリアルキレンオキサイド化合物、ポリアルキレ
ンオキサイドを側鎖に有する変性ポリジメチルシロキサ
ン、ポリアルキレンオキサイドを構造単位に持つ変性ポ
リアクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリフッ化ビ
ニリデン、ポリアルキレンオキサイドを構造単位に持つ
変性ポリフォスファゼン等のイオン導電性ポリマーも混
合できる。
【0098】上記電解液の他にも、ゲル電解質、有機固
体電解質、無機固体電解質を用いることができるが、リ
チウムイオンの吸蔵放出による各電極の体積の変動を考
慮すると、電解液やゲル電解質を使用するのが好まし
い。ゲル電解質の例としては、イソシアネート基やエポ
キシ基等の反応性官能基を有する3次元架橋型ポリアル
キレンオキサイドゲル系や、ポリアルキレンオキサイド
を構造部分に持ち、ビニル・アクリルポリマーゲル系
(特開平9−151259号公報、米国特許第4798
773号明細書)、ポリフォスファゼンゲル系、ポリシ
ロキサンゲル系(特公平8−21389号公報)等が挙
げられる。
【0099】正極は、正極活物質を用いて導電剤、結着
剤、フィラー等と混合して用いられる。正極活物質とし
ては、リチウムを含有した遷移金属(Ti、V、Cr、
Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Mo、W等)の酸化物
で、具体的にはLiCoO2、LiNiO2、スピネル型
LiMn24、アモルファス状V25、β−MnO2
Li2MnO3の混合物、スピネル超格子構造のLi4/3
Mn5/34などが挙げられる。更にこれらにリチウム以
外のアルカリ金属、アルカリ土金属、半金属のAl、G
a、In、Ge、Sn、Pb、Sb、Bi、B等が混合
されても良い。また2,5−ジメルカプト−3,4−チ
アジアゾール等の有機ジスルフィド化合物などを正極活
物質として用いることもできる。正極活物質は正極体積
の20容量%以上90容量%以下が好ましく、更に好ま
しくは30容量%以上である。
【0100】用いられる結着剤とは澱粉などの多糖類、
ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、再生セルロース、ジア
セチルセルロース、ポリ塩化ビニル、ポリビニルピロリ
ドン、テトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン、スチレンブタジエ
ンゴム、フッ素ゴム、ポリエチレンオキサイド等の熱可
塑性樹脂等である。これらは一種或いは多種併用して用
いも構わない。また多糖類のごとく、リチウムと反応す
る官能基を有する材料の場合には、例えばイソシアネー
ト基を持つ化合物等で予めその官能基を失活させておく
のが好ましい。
【0101】
【実施例】以下、実施例により更に本発明を詳細に説明
するが、本発明の主旨を越えない限り、これらに限定さ
れるものではない。
【0102】実施例1 次の各材料を混合した。 Si粉末(直径約40μm) 50重量部 アセチレンブラック 40重量部 化合物(4−1) 7重量部 化合物(4−2) 3重量部 エチレンカーボネイト 5重量部
【0103】更に反応性触媒を加え、混練した後、フィ
ルム状にし、加熱してゲル化させた。更に円形に打ち抜
いて110℃で12時間乾燥し、負極ペレットとした。
【0104】
【化59】
【0105】
【化60】
【0106】次に、75重量部のLi11/6Cr1/12
1/124と20重量部のアセチレンブラック、及び5重
量部のテトラフルオロエチレンとを混練し、フィルム状
に圧延した。更に円形に打ち抜いて110℃で12時間
乾燥させて、正極ペレットとした。次に、溶剤としてエ
チレンカーボネイトとジエチルカーボネイトとの当量混
合液を用い、LiClO4を1mol/リットルの濃度
で混合し電解液とした。電解液を浸漬したセパレータを
挟んで、先に作製した負極及び正極を接触させて電池を
作製し、この充放電容量の変化を測定した。充放電時の
電流密度は0.1mA/cm2で、初回の充放電容量は
3300mAh/gであった。20回後の充放電容量は
初回の90%であった。
【0107】実施例2 次の各材料を混合した。 LiSi粉末 50 重量部 アセチレンブラック 33.6重量部 化合物(1−1−1) 6.7重量部 化合物(2−1−1) 8.4重量部 化合物(3−1−1) 1.3重量部 エチレンカーボネイト 5 重量部
【0108】更に反応性触媒を加え、混練した後、フィ
ルム状にし、加熱してゲル化させた。更に円形に打ち抜
いて110℃で12時間乾燥し、負極ペレットとした。
【0109】次に、75重量部のLi11/6Cr1/12
1/124と20重量部のアセチレンブラック、及び5重
量部のテトラフルオロエチレンとを混練し、フィルム状
に圧延した。更に円形に打ち抜いて110℃で12時間
乾燥させて、正極ペレットとした。次に、溶剤としてエ
チレンカーボネイトとジエチルカーボネイトとの当量混
合液を用い、LiClO4を1mol/リットルの濃度
で混合し電解液とした。電解液を浸漬したセパレータを
挟んで、先に作製した負極及び正極を接触させて電池を
作製し、この充放電容量の変化を測定した。充放電時の
電流密度は0.1mA/cm2で、初回の充放電容量は
3150mAh/gであった。20回後の充放電容量は
初回の95%であった。
【0110】実施例3 次の各材料を混合した。 Si粉末 48 重量部 アセチレンブラック 33.4重量部 化合物(1−2−1) 4.3重量部 化合物(2−1−1) 5.0重量部 化合物(2−2−1) 7.2重量部 化合物(3−1−6) 2.1重量部 エチレンカーボネイト 5 重量部
【0111】更に反応性触媒を加え、混練した後、フィ
ルム状にし、加熱してゲル化させた。更に円形に打ち抜
いて110℃で12時間乾燥し、負極ペレットとした。
【0112】次に、75重量部のLi11/6Cr1/12
1/124と20重量部のアセチレンブラック、及び5重
量部のテトラフルオロエチレンとを混練し、フィルム状
に圧延した。更に円形に打ち抜いて110℃で12時間
乾燥させて、正極ペレットとした。次に、溶剤としてエ
チレンカーボネイトとジエチルカーボネイトとの当量混
合液を用い、LiClO4を1mol/リットルの濃度
で混合し電解液とした。電解液を浸漬したセパレータを
挟んで、先に作製した負極及び正極を接触させて電池を
作製し、この充放電容量の変化を測定した。充放電時の
電流密度は0.1mA/cm2で、初回の充放電容量は
3260mAh/gであった。20回後の充放電容量は
初回の96%であった。
【0113】比較例 次の各材料を混合した。 Si粉末 50重量部 アセチレンブラック 45重量部 ポリテトラフルオロエチレン 5重量部
【0114】更に反応性触媒を加え、混練した後、フィ
ルム状に圧延した。更に円形に打ち抜いて110℃で1
2時間乾燥し、負極ペレットとした。
【0115】次に、75重量部のLi11/6Cr1/12
1/124と20重量部のアセチレンブラック、及び5重
量部のポリテトラフルオロエチレンとを混練し、フィル
ム状に圧延した。更に円形に打ち抜いて110℃で12
時間乾燥させて、正極ペレットとした。次に、溶剤とし
てエチレンカーボネイトとジエチルカーボネイトとの当
量混合液を用い、LiClO4を1mol/リットルの
濃度で混合し電解液とした。電解液を浸漬したセパレー
タを挟んで、先に作製した負極及び正極を接触させて電
池を作製し、この充放電容量の変化を測定した。充放電
時の電流密度は0.1mA/cm2で、初回の充放電容
量は3310mAh/gであったが、20回後の充放電
容量は初回の75%にまで低下した。
【0116】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
LixSi(xは0から4)及び3次元架橋型高分子を
用いることにより、大きな容量を持ち、更に繰り返し特
性の優れたリチウム2次電池を得ることができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H003 AA02 AA04 BA00 BA01 BA03 BB02 BB11 BD03 5H014 AA02 BB01 BB05 BB06 EE01 EE05 5H029 AJ03 AJ05 AK03 AL01 AL08 AM03 AM05 AM07 CJ00 CJ02 CJ06 CJ08 DJ04 EJ12 HJ02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、LixSi(但し、xは0
    から4の値)及び3次元架橋型高分子で構成されている
    ことを特徴とする負極。
  2. 【請求項2】 少なくとも、LixSi(但し、xは0
    から4の値)及び3次元架橋型高分子で構成されている
    ことを特徴とする負極を用いたリチウム2次電池。
  3. 【請求項3】 少なくとも、LixSi(但し、xは0
    から4の値)及び3次元架橋性高分子を混合し、熱又は
    光により該架橋性高分子を3次元架橋し、電極を形成し
    た後に、電池とすることを特徴とするリチウム2次電池
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも、LixSi(但し、xは0
    から4の値)及び化合物(1−1)で示されるポリシロ
    キサンと、化合物(2−1)で示されるポリアルキレン
    オキサイド、及び化合物(3−1)で示される多官能性
    化合物を反応して得られる架橋構造体を含有することを
    特徴とする負極。 【化1】 (式中、R1は互いに独立して脂肪族不飽和を含まない
    一価の炭化水素基を示し、m1は0から500までの整
    数を示す。) 【化2】 (式中、R21は末端二重結合を有する一価の炭化水素基
    を示し、aは2から4の整数を示し、n21は1以上の整
    数を示す。) 【化3】 (式中、R31は水素原子或いはアルキル基を示し、R32
    は二価の有機基又は直接結合を示す。l3は2以上の整
    数であり、Z31は炭素または窒素を含む置換基であって
    3と同じ数の価数を持つ基である。)
  5. 【請求項5】 少なくとも、LixSi(但し、xは0
    から4の値)及び化合物(1−1)で示されるポリシロ
    キサンと、化合物(2−1)で示されるポリアルキレン
    オキサイド、及び化合物(3−1)で示される多官能性
    化合物を反応して得られること架橋構造体を含有するこ
    とを特徴とする負極を用いたリチウム2次電池。 【化4】 (式中、R1は互いに独立して脂肪族不飽和を含まない
    一価の炭化水素基を示し、m1は0から500までの整
    数を示す。) 【化5】 (式中、R21は末端二重結合を有する一価の炭化水素基
    を示し、aは2から4の整数を示し、n21は1以上の整
    数を示す。) 【化6】 (式中、R31は水素原子或いはアルキル基を示し、R32
    は二価の有機基又は直接結合を示す。l3は2以上の整
    数であり、Z31は炭素または窒素を含む置換基であって
    3と同じ数の価数を持つ基である。)
  6. 【請求項6】 少なくとも、LixSi(但し、xは0
    から4の値)及び化合物(1−1)で示されるポリシロ
    キサンと、化合物(2−1)で示されるポリアルキレン
    オキサイド、及び化合物(3−1)で示される多官能性
    化合物を混合し、電極として加熱成形した後に電池とす
    ることを特徴とするリチウム2次電池の製造方法。 【化7】 (式中、R1は互いに独立して脂肪族不飽和を含まない
    一価の炭化水素基を示し、m1は0から500までの整
    数を示す。) 【化8】 (式中、R21は末端二重結合を有する一価の炭化水素基
    を示し、aは2から4の整数を示し、n21は1以上の整
    数を示す。) 【化9】 (式中、R31は水素原子或いはアルキル基を示し、R32
    は二価の有機基又は直接結合を示す。l3は2以上の整
    数であり、Z31は炭素または窒素を含む置換基であって
    3と同じ数の価数を持つ基である。)
  7. 【請求項7】 少なくとも、LixSi(但し、xは0
    から4の値)及び三つ以上のSi−H基を有するポリシ
    ロキサンとポリアルキレンオキサイド化合物(2−1)
    又は(2−2)、及び化合物(3−1)を反応して得ら
    れる架橋構造体を含有することを特徴とする負極。 【化10】 (式中、R1は互いに独立して脂肪族不飽和を含まない
    一価の炭化水素基を示し、m1は0から500までの整
    数を示す。) 【化11】 (式中、R21は末端二重結合を有する一価の炭化水素基
    を示し、aは2から4の整数を示し、n21は1以上の整
    数を示す。) 【化12】 (式中、R22は末端二重結合を有する一価の炭化水素基
    を示し、R23は水素原子、一価の飽和炭化水素基または
    アシル基を示し、bは2から4の整数を示し、n22は1
    以上の整数を示す。) 【化13】 (式中、R31は水素原子或いはアルキル基を示し、R32
    は二価の有機基又は直接接合を示す。l3は2以上の整
    数であり、Z31は炭素または窒素を含む置換基であって
    3と同じ価数を持つ基である。)
  8. 【請求項8】 少なくとも、LixSi(但し、xは0
    から4の値)及び三つ以上のSi−H基を有するポリシ
    ロキサンとポリアルキレンオキサイド化合物(2−1)
    又は(2−2)、及び化合物(3−1)を反応して得ら
    れる架橋構造体を含有すること特徴とする負極を用いた
    リチウム2次電池。 【化14】 (式中、R1は互いに独立して脂肪族不飽和を含まない
    一価の炭化水素基を示し、m1は0から500までの整
    数を示す。) 【化15】 (式中、R21は末端二重結合を有する一価の炭化水素基
    を示し、aは2から4の整数を示し、n21は1以上の整
    数を示す。) 【化16】 (式中、R22は末端二重結合を有する一価の炭化水素基
    を示し、R23は水素原子、一価の飽和炭化水素基または
    アシル基を示し、bは2から4の整数を示し、n22は1
    以上の整数を示す。) 【化17】 (式中、R31は水素原子或いはアルキル基を示し、R32
    は二価の有機基又は直接接合を示す。l3は2以上の整
    数であり、Z31は炭素または窒素を含む置換基であって
    3と同じ価数を持つ基である。)
  9. 【請求項9】 少なくとも、LixSi(但し、xは0
    から4の値)及び三つ以上のSi−H基を有するポリシ
    ロキサンとポリアルキレンオキサイド化合物(2−1)
    又は(2−2)、及び化合物(3−1)を混合し、電極
    として加熱成形した後に、電池とすることを特徴とする
    リチウム2次電池の製造方法。 【化18】 (式中、R1は互いに独立して脂肪族不飽和を含まない
    一価の炭化水素基を示し、m1は0から500までの整
    数を示す。) 【化19】 (式中、R21は末端二重結合を有する一価の炭化水素基
    を示し、aは2から4の整数を示し、n21は1以上の整
    数を示す。) 【化20】 (式中、R22は末端二重結合を有する一価の炭化水素基
    を示し、R23は水素原子、一価の飽和炭化水素基または
    アシル基を示し、bは2から4の整数を示し、n22は1
    以上の整数を示す。) 【化21】 (式中、R31は水素原子或いはアルキル基を示し、R32
    は二価の有機基又は直接接合を示す。l3は2以上の整
    数であり、Z31は炭素または窒素を含む置換基であって
    3と同じ価数を持つ基である。)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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