JP2000222798A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP2000222798A
JP2000222798A JP11025862A JP2586299A JP2000222798A JP 2000222798 A JP2000222798 A JP 2000222798A JP 11025862 A JP11025862 A JP 11025862A JP 2586299 A JP2586299 A JP 2586299A JP 2000222798 A JP2000222798 A JP 2000222798A
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JP
Japan
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cassette
standard
small
reel
pin
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JP11025862A
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English (en)
Inventor
Hisanori Tsubaki
久則 椿
Hiroyuki Takada
裕之 高田
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きさ、リール間ピッチ及び位置決め孔の位
置が異なる標準カセットと小型カセットとを選択的に装
着できるものにあって、カセットの種類に応じて一対の
リール台のピッチ間隔の調整と選択的な位置決めを行
う。 【解決手段】 大きさ、リール間ピッチ及び位置決め孔
の位置が異なる標準カセットC1と小型カセットとを選
択的に装着するカセットホルダ21を設け、カセットホ
ルダ21に挿入されたカセットの種類を検出するカセッ
ト種類検出部材22を設け、このカセット種類検出部材
22が標準カセットC1を検出するとカセットホルダ2
1と共に移動するカセット種類検出部材22によって駆
動するスライドプレート27を設け、スライドプレート
27によって一対のリール台31,32のピッチ間隔及
び小型カセット用の位置決めピン38の高さ調整を行う
と共にリールロック解除ピン29の位置調整を行うよう
に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大きさ、リール間
ピッチ及び位置決め孔の位置が異なる標準カセットと小
型カセットとを選択的に装着可能な記録再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、DVC大型カセット(標準カセッ
ト)とDVC小型カセット(小型カセット)とを選択的
に装着する記録再生装置にあっては、双方のカセットの
蓋の位置を合わせることで蓋開け手段を共通化している
が、このような構成の記録再生装置では一対のリール台
のピッチ間隔を調整するのに両方のリール台をモータの
駆動力を用いて移動するものがある。しかし、モータ駆
動ではモータ使用によるコストアップ、モータの設置ス
ペースによる装置の大型化、消費電力の増大等の不都合
があるため、モータを用いない記録再生装置として、特
開平4−49566号公報に開示されたものがある。
【0003】図10はかかる記録再生装置の標準カセッ
ト装着状態の要部平面図、図11はその記録再生装置の
標準カセット挿入状態の要部側面図、図12はその記録
再生装置の標準カセット引き込み状態の要部側面図、図
13はかかる記録再生装置の小型カセット装着状態の要
部平面図、図14はその記録再生装置の小型カセット挿
入状態の要部側面図、図15はその記録再生装置の小型
カセット引き込み状態の要部側面図である。
【0004】図10〜図15において、装置本体1内に
はカセットホルダ2が配置され、このカセットホルダ2
はそのガイドピン2aがガイド溝1aにガイドされるこ
とによってカセット挿入位置(図11及び図14の位
置)とカセット装着位置(図12及び図15の仮想線位
置)との間を移動する。
【0005】カセットホルダ2にはカセット種類検出部
材3が設けられ、このカセット種類検出部材3はそのガ
イド溝3aがガイドピン2bにガイドされることによっ
て上下方向に移動する。カセット種類検出部材3とカセ
ットホルダ2との間にはバネ4が介在され、このバネ4
のバネ力によってカセット種類検出部材3は下方(図1
4の矢印c方向)に付勢されている。カセット種類検出
部材3の上部で、且つ、標準カセットC1の挿入エリア
であるが小型カセットC2の挿入エリアではない位置に
はローラ3bが設けられ、又、カセット種類検出部材3
の下部には押圧ピン3cが設けられている。
【0006】カセット種類検出部材3が下方位置に位置
するときには押圧ピン3cは低い高さ位置P2に位置
し、この位置には第2ラック部材5bが配置されてい
る。カセット種類検出部材3が上方位置に位置するとき
には押圧ピン3cは高い高さ位置P1に位置し、この位
置には第1ラック部材5aが配置されている。第1及び
第2ラック部材5a,5bはスライド自在に配置され、
第1ラック部材5aには第1ピニオン6aが第2ラック
部材5bには第2ピニオン6bがそれぞれ噛み合ってい
る。
【0007】第1ピニオン6aと第2ピニオン6bとは
噛み合っており、さらに第2ピニオン6bは駆動ギア7
に噛み合っている。この駆動ギア7の上面には駆動ピン
7aが設けられ、この駆動ピン7aに揺動アーム8の長
孔8aが係合されている。揺動アーム8は支持ピン9を
支点として回転し、揺動アーム8の中間部にはスライド
プレート10が連結ピン11を介して連結されている。
【0008】スライドプレート10はそのガイド溝10
aがガイドピン12にガイドされることによってスライ
ド自在であり、このスライドプレート10の両端側には
リール台支持プレート13a,13bがそれぞれ連結さ
れ、この一対のリール台支持プレート13a,13bは
各支持ピン14a,14bを支点として回転する。そし
て、この一対のリール台支持プレート13a,13bの
自由端側にリール台15a,15bがそれぞれ回転自在
に支持されている。
【0009】上記構成において、図11に示すように、
標準カセットC1をカセットホルダ2内に挿入すると、
この挿入過程で標準カセットC1がローラ3bを押圧
し、この押圧力によってカセット種類検出部材3がバネ
4のバネ力に抗して上方(図11のc’矢印方向)に移
動する。カセットホルダ2がカセット挿入位置からカセ
ット引き込み位置側に移動すると、カセット種類検出部
材3も一体として移動し、カセット種類検出部材3の押
圧ピン3cが第1ラック部材5aを押圧する。この押圧
力によって第1ラック部材5aが図11の矢印a方向に
移動し、この第1ラック部材5aの移動で第1ピニオン
6aが時計回転方向に回転し、第2ピニオン6bが反時
計回転方向に回転する。
【0010】尚、第2ラック部材5bは第2ピニオン6
bの回転によって図11の矢印b方向に移動する。
【0011】この第2ピニオン6bの回転は駆動ギア7
に伝達され、駆動ギア7は時計回転方向(図10の矢印
g方向)に回転する。すると、揺動プレート8が反時計
回転方向(図10の矢印e方向)に回転し、スライドプ
レート10が図10のf方向にスライドする。このスラ
イドによって、リール台支持プレート13a,13bが
図10の矢印d方向に回転して一対のリール台15a,
15bが図10の位置に位置される。
【0012】そして、カセットホルダ2が図12の実線
位置のカセット引き込み位置から図12の仮想線位置の
カセット装着位置に移動されると、標準カセットC1の
リール(図示せず)に一対のリール台15a,15bが
係合される。
【0013】また、図14に示すように、小型カセット
C2をカセットホルダ2内に挿入すると、この挿入過程
で小型カセットC2がローラ3bを押圧することがな
く、カセット種類検出部材3がバネ4のバネ力によって
下方位置を保持する。カセットホルダ2がカセット挿入
位置からカセット引き込み位置側に移動すると、カセッ
ト種類検出部材3も一体として移動し、カセット種類検
出部材3の押圧ピン3cが第2ラック部材5bを押圧す
る。この押圧力によって第2ラック部材5bが図14の
矢印a方向に移動し、この第2ラック部材5bの移動で
第2ピニオン6bが時計回転方向に回転する。尚、第1
ラック部材5aは第1ピニオン6aの回転によって図1
4の矢印b方向に移動する。
【0014】この第2ピニオン6bの回転は駆動ギア7
に伝達され、該駆動ギア7は反時計回転方向(図13の
矢印g’方向)に回転する。すると、揺動プレート8が
時計回転方向(図13の矢印e’方向)に回転し、スラ
イドプレート10が図13のf’方向にスライドする。
このスライドによって、リール台支持プレート13a,
13bが図13の矢印d’方向に回転して一対のリール
台15a,15bが図13の位置に位置される。
【0015】そして、カセットホルダ2が図15の実線
位置のカセット引き込み位置から図15の仮想線位置の
カセット装着位置に移動されると、小型カセットC2の
リール(図示せず)に一対のリール台15a,15bが
係合される。
【0016】また、標準カセットC1と小型カセットC
2とは位置決め孔の位置が異なるため、標準カセットC
1と小型カセットC2とを選択的に装着する記録再生装
置にあっては、小型カセット用の位置決めピンが標準カ
セットC1の装着に際して支障のないように構成する必
要があり、従来の構成として特開平4−278251号
公報に開示されたものがある。
【0017】図16はかかる記録再生装置の概略要部平
面図、図17はその記録再生装置の小型カセット装着状
態の概略要部正面図、図18はその記録再生装置の標準
カセット挿入途中状態の概略要部正面図、図19はその
記録再生装置の標準カセット装着状態の概略要部正面図
である。
【0018】図16〜図19において、装置本体1内に
はカセットホルダ(図示せず)が配置され、このカセッ
トホルダはカセット挿入位置とカセット装着位置との間
を移動するように構成されている。装置本体1上には標
準カセット用の位置決めピン16aが適所に配置され、
この位置決めピン16aは装置本体1に対して固定され
ている。
【0019】又、装置本体1上には取付け部材17が適
所に固定され、この取付け部材17には検出傾倒ピン1
8とこれと並列して小型カセット用の位置決めピン16
bとが図17の垂直位置と図19の傾倒位置との間で回
転自在に取付けされている。この検出傾倒ピン18の頭
部は半球面状を有し、バネ19によって垂直位置側に付
勢されている。各検出傾倒ピン18は小型カセットC2
の装着エリア外の位置に配置され、小型カセット用の位
置決めピン16bは小型カセットC2の装着エリア内の
位置に配置されている。
【0020】上記構成において、小型カセットC2が挿
入され、カセット挿入位置からカセット装着位置に移動
されると、図16の実線状態及び図17に示すように、
小型カセットCの位置決め孔(図示せず)に小型カセッ
ト用の位置決めピン16bが挿入されることによって位
置決めされる。
【0021】また、標準カセットC1が挿入され、カセ
ット挿入位置からカセット装着位置に移動されると、標
準カセットC1の下面が検出傾倒ピン18に当接する。
この状態よりさらに標準カセットC1が下方に移動する
と、図18に示すように、検出傾倒ピン18と共に小型
カセット用の位置決めピン16bがバネ19のバネ力に
抗して傾倒位置側に回転して標準カセットC1の移動が
許容される。
【0022】そして、標準カセットC1がカセット装着
位置まで移動すると、検出傾倒ピン18及び小型カセッ
ト用の位置決めピン16bが傾倒位置まで回転し、図1
6の仮想線状態及び図19に示すように、標準カセット
C1の位置決め孔(図示せず)に標準カセット用の位置
決めピン16aが挿入されることによって位置決めされ
る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来例によれば、標準カセットC1と小型カセットC2
との位置決め手段について何等記載されておらず、又、
一対のリール台15a,15bの双方を移動する構成で
あるため、構成が複雑で、且つ、単機能であるという問
題がある。
【0024】また、後者の従来例によれば、一対のリー
ル台のピッチ間隔を調整する手段について何等記載され
ておらず、又、小型カセット用の位置決めピン16bが
回転移動するため精度の確保が難しく、且つ、小型カセ
ット用の位置決めピン16b等が傾倒するためそのため
のスペースが必要であるという問題がある。
【0025】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、大きさ、リール間ピッチ及び
位置決め孔の位置が異なる標準カセットと小型カセット
とを選択的に装着できるものにあって、カセットの種類
に応じて一対のリール台のピッチ間隔の調整を行うと共
と、カセットの種類に応じて選択的に位置決め可能な記
録再生装置を提供することを目的とする。また、本発明
は、カセットの種類に応じた一対のリール台のピッチ間
隔の調整が簡単な構成である記録再生装置を提供するこ
とを目的とする。更に、本発明は、カセットの種類に応
じて選択的にカセットを位置決めする位置決めピンの精
度確保が容易で、且つ、大きなスペースが必要ない記録
再生装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、大き
さ、リール間ピッチ及び位置決め孔の位置が異なる標準
カセットと小型カセットとを選択的に挿入可能なカセッ
トホルダを設け、このカセットホルダをカセット挿入位
置からカセット装着位置に移動して前記標準カセットと
前記小型カセットとを選択的に一対のリール台に装着す
ると共に位置決めピンで位置決めする記録再生装置にお
いて、前記カセットホルダに挿入されたカセットの種類
を検出するカセット種類検出部材を設け、このカセット
種類検出部材が標準カセットを検出すると前記カセット
ホルダと共に移動する前記カセット種類検出部材によっ
て駆動するスライドプレートを設け、このスライドプレ
ートの駆動によって前記一対のリール台のピッチ間隔及
び小型カセット用の位置決めピンの高さ調整を行うよう
に構成したことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0028】図1〜図9は本発明を記録再生装置である
磁気記録再生装置に適用した場合が示され、図1(a)
は磁気記録再生装置の標準カセット装着状態の概略要部
平面図、図1(b)は磁気記録再生装置の標準カセット
装着状態の概略要部正面図、図2は磁気記録再生装置の
標準カセット挿入状態の概略要部側面図、図3は磁気記
録再生装置の標準カセット挿入状態の部分正面図、図4
(a)は磁気記録再生装置の小型カセット装着状態の概
略要部平面図、図4(b)は磁気記録再生装置の小型カ
セット装着状態の概略要部正面図、図5は磁気記録再生
装置の小型カセット挿入状態の概略要部側面図、図6は
磁気記録再生装置の小型カセット挿入状態の部分正面
図、図7〜図9はそれぞれ小型カセット用の位置決めピ
ン付近の断面図である。
【0029】図1〜図6において、装置本体20内には
カセットホルダ21が配置され、このカセットホルダ2
1はそのガイドピン21aが装置本体20のガイド溝2
0aにガイドされることによってカセット挿入位置(図
2及び図5の実線位置)とカセット装着位置(図2及び
図5の仮想線位置)との間を移動するように構成されて
いる。カセットホルダ21の詳しい移動行程は、カセッ
ト挿入位置からカセット引き込み位置までの水平移動
と、カセット引き込み位置からカセット装着位置までの
垂直移動とから成る。
【0030】カセットホルダ21内には大きさ、リール
間ピッチ及び位置決め孔の位置が異なる標準カセットC
1と小型カセットC2とを選択的に挿入できるように構
成され、かかるカセットの挿入、又は、その反対のカセ
ットの排出はカセット挿入位置でなされるように構成さ
れている。
【0031】カセットホルダ21の側面プレートにはカ
セット種類検出部材22が回転自在に支持され、このカ
セット種類検出部材22はカセットホルダ21と一体に
移動する。このカセット種類検出部材22の上部にはカ
セット押圧部22aが設けられ、カセット種類検出部材
22の下部にはアーム係合部22bが設けられている。
【0032】カセット種類検出部材22はカセット押圧
部22aがカセットホルダ21内に突出し、且つ、アー
ム係合部22bが回転アーム23に係合しない第1位置
と、カセット押圧部22aがカセットホルダ21内から
退出し、且つ、アーム係合部22bが回転アーム23に
係合する第2位置との間で回転移動し、カセット種類検
出部材22はねじりコイルバネ24によって第1位置側
に付勢されている。カセット押圧部22aは第1位置で
は小型カセットC2の挿入エリア内までは突出せず標準
カセットC1の挿入エリア内にのみ突出し、標準カセッ
トC1に押圧されるとねじりコイルバネ24のバネ力に
抗して第2位置側に移動するように構成されている。
【0033】回転アーム23は、装置本体20の支持ピ
ン25を支点として回転自在に支持されており、その一
端側が前記カセット種類検出部材22のアーム係合部2
2bに係合可能な係合凹部23aとして構成され、他端
側に連結ピン23bが設けられている。回転アーム23
は前記カセット種類検出部材22より押圧力を受けるこ
とによって図1に示す位置と図4に示す位置との間で回
転移動する。回転アーム23と装置本体20との間には
ねじりコイルバネ26が介在され、このねじりコイルバ
ネ26は回転アーム23の回転移動途中において向きを
逆転することによって図1に示す位置では反時計回転方
向に、図4に示す位置では時計回転方向に回転アーム2
3を付勢する。つまり、ねじりコイルバネ26は回転ア
ーム23が図1に示す位置に位置する場合にはこの位置
を保持するように、回転アーム23が図4に示す位置に
位置する場合にはこの位置を保持するようにバネ力を作
用される。
【0034】スライドプレート27は、その長孔27a
に装置本体20のガイドピン28が挿入されており、ス
ライドプレート27は図1の矢印A,B方向にスライド
自在に構成されている。このスライドプレート27の一
端側には長孔(特に、符号を付けず)が形成され、この
長孔に回転アーム23の連結ピン23bが挿入されてい
る。スライドプレート27は回転アーム23の回転に連
動して図1の矢印A,B方向にスライドする。
【0035】又、スライドプレート27の中央部にはリ
ールロック解除ピン29が支持台30を介して固定さ
れ、このリールロック解除ピン29はスライドプレート
27のスライド移動によって位置が移動される。リール
ロック解除ピン29の移動位置は標準カセットC1と小
型カセットC2とのリールロック解除位置に対応して設
定され、このリールロック解除ピン29の移動量に基づ
いてスライドプレート27のスライド移動量が決定され
ている。更に、スライドプレート27の2カ所にはピン
移動規制部27cが突出して設けられ、このピン移動規
制部27cの役割については後述する。
【0036】一対のリール台31,32は、その一方の
リール台31が装置本体20上に回転自在に配置され、
他方のリール台32がリール台取付け部材33の一端
(自由端)側に回転自在に配置されている。このリール
台取付け部材33の他端は装置本体20の支持ピン34
を支点として回転自在に支持されていると共に、リール
台取付け部材33の中央部には連結ピン35を介してス
ライドプレート27の延設部27bが連結されている。
【0037】リール台取付け部材33はスライドプレー
ト27のスライド移動によって回転し、これによって他
方のリール台32の位置が変位される。スライドプレー
ト27とリール台取付け部材33との連結位置、つま
り、連結ピン35の位置は、標準カセットC1と小型カ
セットC2との一対のリール(図示せず)間隔の差に対
応して設定されている。そして、図1の一対のリール台
31,32の間隔が標準カセットC1のリール間隔寸法
に対応し、図4の一対のリール台31,32の間隔が小
型カセットC2のリール間隔寸法に対応するように構成
されている。
【0038】小型カセット用の位置決めピン手段36
は、装着される小型カセットC2の位置決め孔(図示せ
ず)に対応する装置本体20上の2カ所に配置され、そ
の構成は図7〜図9に詳しく示されている。
【0039】図7〜図9において、装置本体20上に円
筒状のピン支持部材37が固定され、このピン支持部材
37内に位置決めピン38が図7及び図8に示す小型カ
セット係合位置と図9に示す標準カセット非係合位置と
の間で上下方向に移動自在に配置されている。この位置
決めピン38の下面にはロッド39が固定され、このロ
ッド39の下端つば部39aはピン支持部材37より下
方に突出している。
【0040】ピン支持部材37内のロッド39には付勢
手段であるコイルバネ40が挿入され、このコイルバネ
40は位置決めピン38とピン支持部材37の下面との
間に介在されている。このコイルバネ40のバネ力によ
って位置決めピン38は図7や図8に示す小型カセット
係合位置に位置されている。図7の位置と図8の位置で
は若干位置が相違するが、この明細書では共に小型カセ
ット係合位置と規定する。
【0041】又、ロッド39の下端つば部39aの真下
位置は前記スライドプレート27のピン移動規制部27
cの移動軌跡に設定され、スライドプレート27が図4
の位置ではピン移動規制部27cが図7及び図8に示す
ように下端つば部39aの真下位置に位置する。この位
置ではピン移動規制部27cは下端つば部39aに対し
て若干のクリアランスを有して配置され、このクリアラ
ンスによって位置決めピン38の係合が容易になされる
ように構成されている。このスライドプレート27が図
1の位置ではピン移動規制部27cが図9に示すように
下端つば部39aの真下位置よりシフトした位置に位置
する。更に、ロッド39の下端つば部39aの真下位置
に対応する装置本体20の箇所にはロッド逃げ孔41が
形成されている。
【0042】一方、図1(a)及び図4(a)に戻り、
標準カセット用の位置決めピン(図示せず)は、装着さ
れる標準カセットC1の位置決め孔(図示せず)に対応
する装置本体20上に配置されている。
【0043】リール台駆動手段42は、キャプスタンモ
ータ43と、この軸に固定された第1プーリ44と、こ
の第1プーリ44に一端側が掛けられた駆動ベルト45
と、この駆動ベルト45の他端側に掛けられた第2プー
リ46と、この第2プーリ46と同軸で固定されたギア
47と、このギア47に噛み合い、且つ、揺動プレート
48に固定された揺動ギア49と、この揺動ギア49に
選択的に噛み合う一対の供給側ギア50及び巻取側ギア
51と、この一対のギア50,51にそれぞれ噛み合い
供給側リール台31の歯部52及び巻取側リール台32
の歯部53とから構成されている。
【0044】尚、図1(a)及び図4(a)において、
54はドラム、55はテープガイド移動台、56はテー
プガイドである。
【0045】上記構成において、カセット非装着状態に
あっては一対のリール台31,32のピッチ間隔を調整
する手段は図4に示す状態にある。この状態において、
図2にて実線で示すように、標準カセットC1がカセッ
トホルダ21内に挿入されると、標準カセットC1がカ
セット種類検出部材22のカセット押圧部22aを押圧
する。この押圧によってカセット種類検出部材22が図
3の仮想線位置からねじりコイルバネ24のバネ力に抗
して回転して第2位置に変位し、カセット種類検出部材
22のアーム係合部22bが図3の実線位置である係合
位置に変位する。
【0046】そして、標準カセットC1がカセットホル
ダ2内に完全に挿入されると、カセットホルダ21がカ
セット引き込み位置に移動し、この移動過程でカセット
種類検出部材22のアーム係合部22bが回転アーム2
3を押圧し、回転アーム23がねじりコイルバネ26の
バネ力に抗して反時計回転方向に回転する。
【0047】この回転アーム23の回転によりスライド
プレート27が矢印B方向にスライド移動してリール台
取付け部材33が時計回転方向に回転して巻取側リール
台32が図1の位置まで変位する。つまり、一対のリー
ル台31,32の間隔が標準カセットC1に対応する寸
法となる。
【0048】又、上述のスライドプレート27の移動に
よってリールロック解除ピン20もB矢印方向に移動し
て図1の位置まで移動する。さらに、上述のスライドプ
レート27の移動によってピン移動規制部材27cも矢
印B方向に移動して図1及び図9の位置まで移動する。
【0049】カセットホルダ21がカセット引き込み位
置まで移動すると、次に、カセットホルダ21がカセッ
ト引き込み位置から図2にて仮想線で示すカセット装着
位置に移動し、この移動過程で標準カセットC1のリー
ル(図示せず)に一対のリール台31,32が挿入さ
れ、一対のリール台31,32によって標準カセットC
1のリール(図示せず)が回転可能状態とされる。
【0050】又、上述の移動過程でリールロック解除ピ
ン20が標準カセットC1のリール解除孔(図示せず)
に挿入されてリールロック(図示せず)が解除される。
更に、上述の移動過程で標準カセットC1の下面が小型
カセット用の位置決めピン38を押圧し、図9に示すよ
うに、この押圧力によって位置決めピン38がコイルバ
ネ40のバネ力に抗して下方に変位することによって標
準カセットC1の移動が許容される。そして、標準カセ
ットC1の位置決め孔(図示せず)に標準カセット用の
位置決めピン(図示せず)が挿入され、これによって標
準カセットC1が所定位置に位置決めされる。
【0051】カセットイジェクトモードが選択される
と、前記とは逆にカセットホルダ21がカセット装着位
置からカセット引き込み位置を経てカセット挿入位置に
移動される。そして、このカセット引き込み位置からカ
セット挿入位置への移動過程で、カセット種類検出部材
22のアーム係合部22bが回転アーム23を押圧し、
回転アーム23がねじりコイルバネ26のバネ力に抗し
て時計回転方向に回転する。
【0052】この回転アーム23の回転によりスライド
プレート27が矢印A方向にスライド移動してリール台
取付け部材33が反時計回転方向に回転して巻取側リー
ル台32が図4の位置まで変位する。つまり、一対のリ
ール台31,32の間隔が小型カセットC2に対応する
寸法となる。又、上述のスライドプレート27の移動に
よってリールロック解除ピン20も矢印A方向に移動し
て図4の位置まで移動する。さらに、上述のスライドプ
レート27の移動によってピン移動規制部材27cも矢
印A方向に移動して図4及び図8の位置まで移動する。
【0053】次に、図5にて実線で示すように、小型カ
セットC2がカセットホルダ21内に挿入されると、小
型カセットC2がカセット種類検出部材22のカセット
押圧部22aを押圧しない。従って、カセット種類検出
部材22が図6の位置(第1位置)を保持し、カセット
種類検出部材22のアーム係合部22bが非係合位置を
保持する。
【0054】そして、小型カセットC2がカセットホル
ダ2内に完全に挿入されると、カセットホルダ21がカ
セット引き込み位置に移動し、この移動過程では回転ア
ーム23の回転がなされない。カセットホルダ21がカ
セット引き込み位置まで移動し、さらに、カセット引き
込み位置から図5にて仮想線で示すカセット装着位置に
移動する。
【0055】この移動過程で小型カセットC2のリール
(図示せず)に一対のリール台31,32が挿入され、
一対のリール台31,32によって小型カセットC2の
リール(図示せず)が回転可能状態とされる。又、上述
の移動過程でリールロック解除ピン20が標準カセット
C1のリール解除孔(図示せず)に挿入されてリールロ
ック(図示せず)が解除される。更に、上述の移動過程
で小型カセットC2の位置決め孔(図示せず)に小型カ
セット用の位置決めピン38が挿入され、これによって
小型カセットC2が所定位置に位置決めされる。
【0056】ここで、スライドプレート27のピン移動
規制部27cがロッド39の下端つば部39aの真下位
置に位置しているので、位置決めピン38の下方への移
動が規制されるため、確実に小型カセットC2の位置決
め孔(図示せず)に小型カセット用の位置決めピン38
が挿入される。
【0057】カセットイジェクトモードが選択される
と、前記とは逆にカセットホルダ21がカセット装着位
置からカセット引き込み位置を経てカセット挿入位置に
移動される。そして、このカセット引き込み位置からカ
セット挿入位置への移動過程ではカセット種類検出部材
22のアーム係合部22bが回転アーム23に係合され
ないため、回転アーム23等は図4の状態を保持する。
【0058】以上、標準カセットC1と小型カセットC
2との種類に応じて一対のリール台31,32のピッチ
間隔を調整すると共に、標準カセットC1と小型カセッ
トC2との種類に応じて選択的に位置決めできる。
【0059】また、この実施形態では、一対のリール台
31,32のピッチ間隔調整は、スライドプレート27
の駆動で一方のリール台32を移動することによって行
うように構成すると共に、スライドプレート27の駆動
によってリールロック解除ピン29の位置調整を行うよ
う構成したので、一方のリール台32のみを駆動すれば
良いため構成が簡単である。
【0060】さらに、この実施形態では、小型カセット
用の位置決めピン38は、小型カセット係合位置と標準
カセット非係合位置との間で上下方向に移動自在で、且
つ、小型カセット係合位置側にコイルバネ40によって
付勢され、カセット種類検出部材22が標準カセットC
1を検出しないときにはスライドプレート27によって
標準カセット非係合位置側への移動が規制され、カセッ
ト種類検出部材22が標準カセットC1を検出したとき
にはスライドプレート27の駆動によって標準カセット
非係合位置側への移動規制が解除されるよう構成したの
で、位置決めピン38が単に上下移動する構成であるた
め、位置決めピン38の精度確保が容易で、且つ、大き
なスペースが必要ない。
【0061】尚、前記実施形態によれば、本発明を磁気
記録再生装置に適用した場合を示したが、磁気式以外の
各種カセット式記録再生装置に適用できる。
【0062】尚、前記実施形態によれば、付勢手段はコ
イルバネ40にて構成したが、位置決めピン38を小型
カセット係合位置側に付勢できるものであれば良い。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、大きさ、リール間ピッチ及び位置決め孔の位置
が異なる標準カセットと小型カセットとを選択的に装着
可能で且つ、標準カセットと小型カセットとを選択的に
一対のリール台に装着すると共に位置決めピンで位置決
めする記録再生装置において、カセットホルダに挿入さ
れたカセットの種類を検出するカセット種類検出部材を
設け、このカセット種類検出部材が標準カセットを検出
すると前記カセットホルダと共に移動する前記カセット
種類検出部材によって駆動するスライドプレートを設
け、このスライドプレートによって前記一対のリール台
のピッチ間隔及び小型カセット用の位置決めピンの高さ
調整を行うように構成したので、標準カセットと小型カ
セットとの種類に応じて一対のリール台のピッチ間隔を
調整すると共に、標準カセットと小型カセットとの種類
に応じて選択的に位置決めできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施形態に係る磁気記録再生装置の標
準カセット装着状態の概略要部平面図、(b)は同標準
カセット装着状態の概略要部正面図である。
【図2】上記磁気記録再生装置の標準カセット挿入状態
の概略要部側面図である。
【図3】上記磁気記録再生装置の標準カセット挿入状態
の部分正面図である。
【図4】(a)は上記磁気記録再生装置の小型カセット
装着状態の概略要部平面図、(b)は同小型カセット装
着状態の概略要部正面図である。
【図5】上記磁気記録再生装置の小型カセット挿入状態
の概略要部側面図である。
【図6】上記磁気記録再生装置の小型カセット挿入状態
の部分正面図である。
【図7】上記小型カセット用の位置決めピン付近の断面
図である。
【図8】上記小型カセット装着状態を示す小型カセット
用の位置決めピン付近の断面図である。
【図9】上記実施形態に係る標準カセット装着状態を示
す小型カセット用の位置決めピン付近の断面図である。
【図10】従来例の記録再生装置の標準カセット装着状
態の要部平面図である。
【図11】上記従来例の記録再生装置の標準カセット挿
入状態の要部側面図である。
【図12】上記従来例の記録再生装置の標準カセット引
き込み状態の要部側面図である。
【図13】上記従来例の記録再生装置の小型カセット装
着状態の要部平面図である。
【図14】上記従来例の記録再生装置の小型カセット挿
入状態の要部側面図である。
【図15】上記従来例の記録再生装置の小型カセット引
き込み状態の要部側面図である。
【図16】他の従来例の記録再生装置の概略要部平面図
である。
【図17】上記他の従来例の記録再生装置の小型カセッ
ト装着状態の概略要部正面図である。
【図18】上記他の従来例の記録再生装置の標準カセッ
ト挿入途中状態の概略要部正面図である。
【図19】上記他の従来例の記録再生装置の標準カセッ
ト装着状態の概略要部正面図である。
【符号の説明】
21 カセットホルダ 22 カセット種類検出部材 27 スライドプレート 29 リールロック解除ピン 31,32 リール台 38 小型カセット用の位置決めピン 40 コイルバネ(付勢手段) C1 標準カセット C2 小型カセット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大きさ、リール間ピッチ及び位置決め孔
    の位置が異なる標準カセットと小型カセットとを選択的
    に挿入可能なカセットホルダを設け、このカセットホル
    ダをカセット挿入位置からカセット装着位置に移動して
    前記標準カセットと前記小型カセットとを選択的に一対
    のリール台に装着すると共に位置決めピンで位置決めす
    る記録再生装置において、 前記カセットホルダに挿入されたカセットの種類を検出
    するカセット種類検出部材を設け、このカセット種類検
    出部材が標準カセットを検出すると前記カセットホルダ
    と共に移動する前記カセット種類検出部材によって駆動
    するスライドプレートを設け、このスライドプレートの
    駆動によって前記一対のリール台のピッチ間隔及び小型
    カセット用の位置決めピンの高さ調整を行うように構成
    したことを特徴とする記録再生装置。
JP11025862A 1999-02-03 1999-02-03 記録再生装置 Pending JP2000222798A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007124940A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Eagle Ind Co Ltd 養殖貝類の耳吊り装置

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