JP2000222356A - 画像処理装置、画像処理システムおよびそれらの方法 - Google Patents

画像処理装置、画像処理システムおよびそれらの方法

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JP2000222356A
JP2000222356A JP2441499A JP2441499A JP2000222356A JP 2000222356 A JP2000222356 A JP 2000222356A JP 2441499 A JP2441499 A JP 2441499A JP 2441499 A JP2441499 A JP 2441499A JP 2000222356 A JP2000222356 A JP 2000222356A
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Yoshikazu Shibamiya
芳和 柴宮
Takashi Yamamoto
高司 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 会議やプレゼンテーションなどで利用される
画像表示システムにおいて、複数の表示装置に異なった
画像を表示させることは難しい。 【解決手段】 ホストPC11は、異なる伝送路を用いて、
動画を送信し、要求された静止画を送信する。会議端末
装置である表示分配部12は、動画を受信して表示部13に
表示するとともに、KB部15の操作に従い、静止画を要求
し受信して表示部13に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置、画像
処理システムおよびそれらの方法に関し、例えば、会議
やプレゼンテーションなどで利用される画像処理装置、
画像処理システムおよびそれらの方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】データや資料を提示し討論を行う所謂会
議において、その利便性や効率性などを考慮して、資料
やデータを電子化した情報を各参加者に対応して配置さ
れた表示装置に表示させる、電子会議システムまたはプ
レゼンテーションシステムと呼ばれるシステムが存在す
る。このようなシステムにおける表示データには、予め
用意された資料、静止画、動画およびアニメーション
(ワイプ、リゾルブなど)がある。さらに、討議の際
に、資料の注目点を指示したり、データに加筆するなど
のアクションを全参加者にみせるためのリアルタイム処
理としての動画がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電子会議システムとし
て、複数のパーソナルコンピュータ(PC)をローカルエリ
アネットワーク(LAN)により接続したものが一般に用い
られるが、多数のPCを使用するためにコストが高くな
る。また、これらのシステムに利用されるPCおよびEthe
rnetなどのLANでは、PCの構成やLANの帯域など制限か
ら、表示画面をそのまま通信することは難しく、これら
のシステムにける表示画像の画質および表現力は乏し
い。
【0004】ところで、これらのアプリケーションで
は、資料やデータを保存管理する一台のホストコンピュ
ータに複数の表示装置を接続することができればよい場
合が多い。この一方法として、PCの標準ディスプレイ用
出力に専用リピータを接続し、複数のディスプレイを接
続するようにした装置が存在する。ただし、この場合の
ディスプレイ出力は標準ではあるがアナログ信号である
ため、解像度を高くしたり接続距離を延ばすと画質が劣
化するなどの問題がある。
【0005】また、動画像の場合は一系統の画像しか転
送できず、複数の表示装置に異なった画像を表示させる
ことは難しい。
【0006】一方で、強誘電液晶表示装置(FLCD)のメモ
リ機能と低転送レートを利用して、複数の表示装置に異
なる静止画像を表示させるシステムも存在するが、イン
タフェイスが特殊であり、動画と静止画の同時転送が困
難である。
【0007】また、静止画データは予めすべての表示装
置に伝送しておくこともできるが、データ量が多くなる
と、表示装置に必要なメモリの記憶量が大きくなる問題
がある。
【0008】本発明は、上述の問題を解決するためのも
のであり、動画情報および静止画情報を効率的に転送す
ることができる画像処理装置、画像処理システムおよび
それらの方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0010】本発明にかかる画像処理装置は、ホストか
ら動画情報を受信する受信手段と、前記ホストに対して
静止画情報を要求し、前記ホストから静止画情報を受信
する通信手段と、受信される動画情報または静止画情報
に基づく画像を表示させる表示制御手段とを有すること
を特徴とする。
【0011】本発明にかかる画像処理方法は、ホストか
ら動画情報を受信し、前記ホストに対して静止画情報を
要求し、前記ホストから静止画情報を受信し、受信され
る動画情報または静止画情報に基づく画像の表示を制御
することを特徴とする。
【0012】本発明にかかる画像処理装置は、少なくと
も一つのクライアントへ動画情報を送信する送信手段
と、前記クライアントと通信を行う通信手段と、前記通
信手段を介して前記クライアントから静止画情報の要求
が受信された場合に、要求された静止画情報を前記通信
手段を介して送信する制御手段と有することを特徴とす
る。
【0013】本発明にかかる画像処理方法は、少なくと
も一つのクライアントへ動画情報を送信する送信手段、
および、前記クライアントと通信を行う通信手段を有す
る画像送信装置の送信方法であって、前記通信手段を介
して前記クライアントから静止画情報の要求が受信され
た場合に、要求された静止画情報を前記通信手段を介し
て送信することを特徴とする。
【0014】本発明にかかる画像処理システムは、異な
る伝送路を用いて動画情報、および、要求された静止画
情報の送信を行うホストと、前記動画情報を受信して表
示するとともに、必要に応じて、前記静止画情報を要求
し受信して表示する複数のクライアントとを有すること
を特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる一実施形態
の表示制御を行う画像表示システムを図面を参照して詳
細に説明する。
【0016】
【第1実施形態】[システム構成]図1は本発明にかかる
一実施形態の表示制御を行う画像表示システムの構成例
を示すブロック図で、例えば会議システムなどに応用さ
れる表示制御システムである。
【0017】図1において、ホストPC(パソコン)11で
は、会議システムを実現するアプリケーションソフトウ
ェアが動作する。このソフトウェアは、表示部13へ表示
するための画像データを生成し出力する。ホストPC11
は、表示分配部12、表示部13、タッチパネル14およびキ
ーボード(KB)部15を制御するとともに、それらとの間で
データの交換を行う。
【0018】表示分配部12は、バス10から表示データを
受信し復調を行い、それぞれに接続された表示部13に表
示データによって表される画像を表示する。また、タッ
チパネル14およびKB部15から入力されるデータを、バス
10を介してホストPC11へ中継する。表示部13は、ディジ
タルビデオを入力するインタフェイス(I/F)を有するド
ットマトリクスパネル型の表示装置である。なお、表示
部13はタッチパネル14を有している。
【0019】タッチパネル14は、表示部13の表示面に被
せるまたは貼るなどされる。そして、その表面のあるポ
イントに、専用のペンまたは指などを接触または近付け
ると、表示部13の表示面上の位置(正しくは表示部13の
表示面上のタッチパネル表面の位置)が検出され、その
位置データは表示分配部12へ転送される。検出方法とし
ては、抵抗または静電容量の変化を検出するもの、超音
波や電磁誘導を利用するものなど多くのものがあり、何
れの方法も利用できるが、詳細な説明は省略する。
【0020】キーボード部15は、押されたキーに対応し
て発生したコードを、表示分配部12へ転送する。上記の
表示分配部12、表示部13、タッチパネル14およびキーボ
ード部15が一組の表示装置(クライアント)を構成し、
会議端末として機能するので、以降、このセットを「会
議端末装置」と呼ぶ場合がある。
【0021】分配器16は、一つのバス10を例えば五つに
分岐させる、または、例えば五つのバスを一つのバスに
集束するための分配器またはハブ(HUB)である。中継器1
7は、バス10の長さを規格以上に延すために用いられる
もので、一入力一出力の分配器である。
【0022】[ホストPC]図2はホストPC11の詳細な構
成例を示すブロック図である。マイクロプロセッサユニ
ット(MPU)111は、各種のプログラムを実行し、内部バス
111aを介してホストPC11の内外各部を制御する。なお、
MPU111にはキャッシュメモリおよびその制御部が含まれ
る。
【0023】制御部112は、内部バス111の管理を行い、
内部バス111が効率よく使用されるように制御を行う。
【0024】主記憶113はメモリであって、MPU111によ
って実行されるオペレーションシステム(OS)およびアプ
リケーションプログラムの実行時のワークエリア、およ
び、各種データの一時保存領域として使用される。本実
施形態において転送されるキャプチャされた静止画デー
タも、一時的に主記憶113へ格納される場合がある。
【0025】ハードディスクドライブ(HDD)114は、MPU1
11によって実行されるプログラムやその他の各種データ
の保存およびバックアップ領域として使用される記憶装
置である。本実施形態において転送されるキャプチャさ
れた静止画データは、HDD114に格納される。
【0026】表示制御部115は、MPU111により制御さ
れ、ディジタルRGB表示データ、各種同期信号およびド
ットクロックを出力する。このディジタルRGB表示デー
タは、通常、PCから出力されるラスタスキャンの表示用
ビットマップデータである。従って、ディジタルRGB表
示データを出力しない、または、ディジタルRGB表示デ
ータが変化しないような場合であっても、表示を継続さ
せるためには同期信号の出力が継続される必要がある。
【0027】ディジタルビデオ送信部116は、ディジタ
ルRGB表示データ、同期信号およびドットクロックを外
部の表示装置へ転送するための、ディジタルビデオ信号
をシリアル転送するためのインタフェイスである。本実
施形態では、ディジタルビデオ送信部116として、VESA
(Video Electronics Standards Association)のPlug an
dDisplay Standardで規格化された転送方式(シリコン
イメージ社のパネルリンクと呼ばれる転送方式)を用い
る制御LSIを使用する。ここで、シリアル化されたデー
タは、コネクタ117を介してシリアルビデオバス10aへ出
力される。
【0028】高速シリアルインタフェイス(I/F)制御部1
18は、コネクタ119を介して高速シリアルバス10bに接続
し、高速シリアルバス10bを制御するとともに、データ
の送受信を行う。なお、高速シリアルバス10bにはIEEE1
394規格に基づくI/Fを使用する。高速シリアルI/F制御
部は、MPU111によって制御され、内部バス111aから受信
されるパラレルデータをシリアルデータに変換して出力
し、外部から入力されるシリアルデータをパラレルデー
タに変換して内部バス111aへ転送する。なお、コネクタ
119へは電源も供給され、ホストPC11から外部の機器へ
電源供給も可能である。
【0029】シリアルビデオバス10aおよび高速シリア
ルバス10bはバス10としてまとめられ、後述する中継器1
7、分配器16および表示分配部12に接続される。
【0030】[表示分配部]図3は表示分配部12の構成
例を示すブロック図である。
【0031】1201aは入力コネクタで、ホストPC11、中
継器17および分配器16を経て到達される高速シリアルバ
ス10bおよびシリアルビデオバス10aがまとめられたバス
10に接続する。
【0032】ディジタルビデオ受信部1202は、前述した
VESA規格のパネルリンク受信用の制御用LSIで構成さ
れ、ホストPC11から送られてくるディジタルRGB表示デ
ータ、各種同期信号およびドットクロックを復調する。
復調されたデータおよびドットクロックは、データ制御
部1209へ入力されるとともに、送信データバッファ部12
03へ転送される。
【0033】送信データバッファ部1203は、FIFOメモリ
およびその制御部からなり、復調されたドットクロック
に同期して入力した復調されたデータを、クロック(CL
K)生成部1204によって発生されるクロックに同期させて
ディジタルビデオ送信部1205へ出力する。
【0034】クロック(CLK)生成部1204は、ディジタル
ビデオ受信部1202によって復調されたデータを入力し、
送信データバッファ部1203およびディジタルビデオ送信
部1205に必要なクロックおよび制御信号を生成する。
【0035】ディジタルビデオ送信部1205は、送信デー
タバッファ部1203から入力されるRGBデータ、各種同期
信号およびクロックを、VESA規格に応じたパネルリンク
方式で変調し、コネクタ1201bを介してバス10へ出力す
る。
【0036】高速シリアルバスI/F制御部1206は、IEEE1
394の物理層およびリンク層を制御するLSIで構成され、
コネクタ1201aへ入力される信号をコネクタ1201bへ分岐
する。さらに、高速シリアルバスI/F制御部1206は、制
御バス1212aを介してシステム制御部1212に制御され、
表示分配部12に必要なデータ(データバス1212b上のデ
ータ)の送受信を行う。
【0037】表示分配部12に受信されたデータのうち、
本実施形態に使用される圧縮された静止画像データは、
データバス1212bを介してデータバッファ部1207に保存
される。静止画伸長部1208は、システム制御部1212に制
御され、データバッファ部1207に保存された圧縮画像デ
ータをビットマップデータに伸長する。伸長されたビッ
トマップデータは、データ制御部1209を介してフレーム
バッファ1210へ格納される。
【0038】データ制御部1209は、システム制御部1212
に制御され、フレームバッファ1210の書込および読出制
御を行う。つまり、ディジタルビデオ受信部1202から入
力されるRGBビットマップ動画データ、および、静止画
伸長部1208から入力される静止画ビットマップ画像デー
タのフレームバッファ1210への書き込み、並びに、ディ
ジタルビデオ送信部1205へ画像データを送るためのフレ
ームバッファ1210からの画像データの読み出しは、デー
タ制御部1209により制御される。
【0039】ディジタルビデオ送信部1211は、ディジタ
ルビデオ送信部1205と同じ機能をもち、データ制御部12
09から入力される表示用ディジタルデータを表示部13へ
出力する。
【0040】システム制御部1212は、タッチパネル14お
よびキーボード部15から入力される座標データおよびキ
ーコードなどを、制御バス1212aを介して高速シリアル
バスI/F制御部1206へ送るとともに、高速シリアルバスI
/F制御部1206から制御信号を入力し、データバッファ部
1207、静止画伸長部1208およびデータ制御部1209を統括
的に制御する。なお、システム制御部1212とタッチパネ
ル14およびキーボード部15との接続には、RS232C、RS42
2およびUniversal Serial Bus(USB)などのシリアルイン
タフェイスが用いられる。
【0041】[キーボード部]図4はキーボード部15の
一例を示す図である。キーボード部15は、通常のアルフ
ァニューメリックキーボードとは異なり、特定の機能を
有する幾つかのキーで構成されている。
【0042】キー601は、プレゼンテーション用ファイ
ルの一部としてキャプチャされ、ホストPC11に格納され
た静止画ファイルから最初の頁を表示するように要求す
るためのキーである。キー602は、現在表示されている
画面(対応する静止画)の前の頁を表示するように要求
するためのキーである。キー603は、現在表示されてい
る画面(対応する静止画)の後の頁を表示するように要
求するためのキーである。キー604は、キャプチャさ
れ、ホストPC11に格納されている静止画ファイルから最
後の頁を表示するように要求するためのキーである。
【0043】キー605は、現在表示されている内容にか
かわらず、画面の表示内容を、会議やプレゼンテーショ
ンで共通に表示されているプレゼンテーション用動画デ
ータに切り替えるものである。キー606は、タッチパネ
ル14への書き込み開始/終了を要求するためのキーで、
加筆要求に利用され、キー606に組み込まれたランプが
点灯すれば加筆が許可されたことを示し、初期状態は消
灯(書込不許可)状態にある。
【0044】キー606を押すことによって、ホストPC11
へ加筆要求が行われ、要求が許可されるとランプが点灯
し、キーボード部15とともに表示分配部12に接続された
タッチパネル14の操作が有効になる。ランプが点灯した
状態でもう一度キー606を押すと、タッチパネル14への
書き込みが終了し、ランプは消灯される。
【0045】[分配器]図5は分配器16の構成例を示す
ブロック図である。信号を入出力する六個のコネクタ16
5は、外形は同じであるが、図の左端にありディジタル
ビデオ受信部161に接続されているコネクタ165が入力用
で、ディジタルビデオ送信部164に接続されている五つ
のコネクタ165が出力用である。
【0046】ここで言う入出力とは、シリアルビデオバ
ス10aにディジタルビデオ信号が流れる方向に関するも
ので、その上流側が入力であり、その下流側が出力であ
る。一方、高速シリアルバス10bに流れる信号は双方向
へ伝達される。
【0047】ディジタルビデオ受信部161は、表示分配
部1202と同じ機能を有し、バス10を介して入力される変
調されたディジタルビデオデータをRGBデータ、同期信
号およびドットクロックに復調する。データバッファ部
162は、FIFOおよびその制御部からなり、復調されたド
ットクロックに同期して入力される復調されたデータ
を、クロック(CLK)生成部163により発生されるクロック
に同期させて、六つのディジタルビデオ送信部164へ出
力する。
【0048】クロック生成部163は、ディジタルビデオ
受信部161より復調データを入力し、データバッファ部1
62およびディジタルビデオ送信部164に必要なクロック
および制御信号を生成する。
【0049】ディジタルビデオ送信部164は、データバ
ッファ部162より入力されるRGBデータ、同期信号および
クロックを、VESA規格に応じたパネルリンク方式で変調
して、コネクタ165を介してバス10へ送出する。
【0050】[中継器]図6は中継器17の構成例を示す
ブロック図で、図5に示す分配器16におけるディジタル
ビデオ送信部を一つとした構成である。従って、コネク
タ171はコネクタ161に、ディジタルビデオ受信部172は
ディジタルビデオ受信部161に、データバッファ部173は
データバッファ部162に、CLK生成部174はCLK生成部163
に、ディジタルビデオ送信部175はディジタルビデオ送
信部164に、高速シリアルI/F制御部177は高速シリアルI
/F制御部166にそれぞれ対応し、同じ機能を有するの
で、これらの詳細な説明は省略する。
【0051】[データ]次に、本実施形態におけるプレ
ゼンテーション用の動画を含む表示データと、そこから
キャプチャされる静止画ファイルについて説明する。
【0052】図7、図8および図9は、プレゼンテーショ
ンにおけるスライド表示の特殊効果例を示す図である。
【0053】図7に示すスライドAは、複数のグラフを比
較しようするスライドで、複数のグラフを順次表示する
様子を示している。図8に示すスライドBは、折れ線グラ
フを時期を追って順次表示する様子を示している。図9
に示すスライドCは、項目が一つずつ追加されて順次表
示されるものである。
【0054】図10は、プレゼンテーション用に作成され
た、動画表示のためのプレゼンテーション用ファイルの
一例を説明する図である。
【0055】このファイルは、最初から最後まで一連の
動画で構成されたビデオデータだけではなく、静止画フ
ァイル、特殊効果、アニメーション動作可能な静止画ベ
ースのデータファイル、ビデオデータファイル、などを
含む。このファイルはそれぞれ個別のID番号を有し、図
10に示されるファイル例は、No.1からNo.30までのID番
号を有する表示データで構成されている。それらに表示
データのうちNo.11、No.15およびNo.29は、図7から図9
により説明した特殊効果の動画(スライド)が表示され
るものである。また、No.14およびNo.22はビデオ動画フ
ァイルである。
【0056】これらのプレゼンテーション用ファイル
は、プレゼンテーションの発表者により適時更新または
切り替えられて、その動画部分が会議端末装置の表示部
13に動画として表示される。また、その更新または切り
替えを徐々に行う、ワイプする、などの特殊効果も表示
上は動画である。
【0057】図11は図10に示すファイルの動画から必要
な部分がキャプチャされた静止画ファイルの構成例を示
す図である。
【0058】会議における発表者、あるいは、資料の作
成者は、実際のプレゼンテーションに先立ち、ホストPC
11上で、図10に示すプレゼンテーション用ファイルか
ら、静止画の資料やデータとして出力したい表示画面の
キャプチャ操作を行う。図11においては、図10のNo.1、
No.2、No.3、No.10、No.11、No.12、No.15、No.22、No.
23、No.24およびNo.29が選択されキャプチャされて、新
たに昇順のID番号No.1からNo.11が与えられた例を示し
ている。これらの静止画像データは圧縮され、静止画フ
ァイルとしてHDD114に登録、保存される。
【0059】この際、静止画ファイルには、キャプチャ
された静止画が動画のどこの部分に当たるかを対応付け
るための静止画IDが静止画データとともに記録される。
【0060】[加筆修正]図13および図14はプレゼンテ
ーション用ファイルにより表示される画像に、会議の参
加者が加筆あるいは修正を加えた状態を示す図である。
このような加筆修正は、会議の参加者がタッチパネル14
にペンや指などを接触させ、ペンや指を移動することに
より行われる。そして、ペンや指の軌跡は、図13および
図14に示すように、プレゼンテーション用の表示画像に
重ねて表示される。
【0061】[動画データの流れ]次に、本実施形態に
おける表示データの流れについて説明する。
【0062】図10に示すプレゼンテーション用ファイル
に含まれる動画データは以下の手順で表示部13に表示さ
れる。
【0063】発表者用のプレゼンテーション用ファイル
は、ホストPC11のアプリケーションソフトウェアによっ
てオープンされ、MPU111により表示制御される。図10に
示すようにナンバリングされたプレゼンテーション用フ
ァイルの動画データは、表示制御部115により動画表示
を行うためのRGBビットマップ形式のラスタデータに変
換され、ディジタルビデオ送信部116およびコネクタ117
を介して、ディジタルビデオ信号としてバス10へ出力さ
れる。
【0064】バス10へ出力されたディジタルビデオ信号
は、中継器17や分配器16を介して、表示分配部12内のデ
ィジタルビデオ受信部1202により復調され、データ制御
部1209によりフレームバッファ1210へ書き込まれ、読み
出されて、ディジタルビデオ送信部1211を介して表示部
13へ送られ、動画が表示される。
【0065】[静止画データの流れ]次に、静止画デー
タの転送方法について説明する。
【0066】会議端末装置のキーボード15のキー601か
ら604の何れかが押されると、システム制御部1212は、
押されたキー、動画/静止画表示フラグ、動画IDおよび
静止画IDの関係から表示すべき静止画IDを決定する。こ
の手順を図15を参照して説明する。
【0067】システム制御部1212は、先頭の静止画の表
示を要求するキー604が押された場合、動画IDおよび静
止画IDに関わらず表示すべき静止画IDを「1」に決定す
る(S701およびS702)。同様に、末尾の静止画の表示を
要求するキー601が押された場合は、動画IDおよび静止
画IDに関わらず表示すべき静止画IDを「LAST」に決定す
る(S703およびS704)。
【0068】また、システム制御部1212は、一つ前の静
止画の表示を要求するキー602が押された場合、現在、
表示部13に表示されている画像が動画か静止画かを判定
する(S705およびS706)。そして動画が表示されている
場合は、対応する静止画IDが不明であるから、表示すべ
き静止画IDを「-1」にする(S707)。また、静止画が表示
されている場合は、その静止画の静止画IDより一つ小さ
い「ID-1」を表示すべき静止画IDに決定する(S708)。
【0069】また、システム制御部1212は、一つ後ろの
静止画の表示を要求するキー603が押された場合、現
在、表示部13に表示されている画像が動画か静止画かを
判定する(S709およびS710)。そして動画が表示されて
いる場合は、対応する静止画IDが不明であるから、表示
すべき静止画IDを「+1」にする(S711)。また、静止画が
表示されている場合は、その静止画の静止画IDより一つ
大きい「ID+1」を表示すべき静止画IDに決定する(S71
2)。
【0070】つまり、システム制御部1212は、表示すべ
き静止画の静止画IDが不明の場合、「+1」「-1」のよう
な相対的な値を静止画相対情報として決定する。また、
表示すべき静止画が一連の静止画の末尾の静止画である
ような場合は末尾を表すことが可能な値を静止画相対情
報として決定する。末尾を表す値として上の例では「LA
ST」のような文字列を示したが、例えば「0」でもよい
し、極端に大きな値でもよい。なお、以下の説明では、
上記の静止画相対情報を静止画IDと表現する場合があ
る。
【0071】そして、システム制御部1212は、高速シリ
アルI/F制御部1206を制御して、決定した静止画IDを含
む静止画データの転送要求を非同期転送モードによりホ
ストPC11へ送信させる(S713)。
【0072】図16は静止画データの転送要求を受信した
ホストPC11のMPU111の処理例を示すフローチャートであ
る。
【0073】まず、MPU111は、高速シリアルI/F制御部1
18により受信された転送要求に静止画IDの絶対値(静止
画IDを直接示す値)が含まれているか否かを判定し(S80
1)、含まれていればその静止画IDに対応する静止画デー
タを要求元の会議端末装置へ送信する(S802)。また、受
信した転送要求に静止画IDの絶対値が含まれていない場
合は、「LAST」が含まれているか否かを判定し(S803)、
含まれていれば末尾の静止画データを要求元の会議端末
装置へ送信する(S804)。
【0074】受信した転送要求に静止画IDの絶対値およ
び「LAST」の何れもが含まれていない場合は前述した相
対的な値が含まれているので、現在送信中の動画IDに基
づき送信すべき静止画データの静止画IDを決定し(S80
5)、決定された静止画IDの静止画データを要求元の会議
端末装置へ送信する(S806)。
【0075】なお、会議端末装置への静止画データの転
送は、高速シリアルI/F制御部118により非同期転送モー
ドで行われる。
【0076】静止画データの転送を要求した会議端末装
置の高速シリアルI/F制御部1206は、要求した静止画デ
ータを受信すると、受信した静止画データをデータバッ
ファ部1207へ送る。受信された静止画データは、データ
バッファ1207へ格納されるとともに、静止画伸長部1208
により伸長されRGBビットマップデータに展開される。
展開されたRGBビットマップデータは、データ制御部120
9により、フレームバッファ1210へ書き込まれるととも
に、フレームバッファ1210から読み出され、動画と同様
に、ディジタルビデオ送信部1211を介して表示部13へ送
られ、ユーザにより要求された静止画が表示される。
【0077】以下では、静止画データの流れを説明する
ため会議の流れをより具体的に説明する。
【0078】発表者は、図11の動画データを基にプレゼ
ンテーション会議を進行させていく者とする。会議参加
者は、一人に1セットの会議端末装置を使用するものと
する。会議端末装置の台数は規定しないが、これは本実
施形態で使用している高速シリアルI/Fの規格内であれ
ば、何台であってもよい。
【0079】発表者は、まず、ホストPCより、アプリケ
ーションソフトを起動し、各会議端末装置に対し、表示
部13にデジタルビデオ送信部からの動画データを表示さ
せる要求を高速シリアルI/F116を通して送信し、すべて
の会議端末に同一の動画データをさせながら、プレゼン
テーションを行ってゆく。会議参加者は、それを見なが
ら、プレゼンテーションを視聴する。
【0080】こうして、No.26まで進んだ時点で、会議
参加者の一人が、会議端末装置のキーボード部15のキー
602(前述、前資料要求)を押下したとする。
【0081】該会議端末装置のシステム制御部は、前資
料静止画データ転送要求を高速シリアルI/Fを通して、
ホストPCへ送信する。
【0082】この際、現在表示されているのが、動画デ
ータであり、該システム制御部にはそれに対応するナン
バーIDが不明のため、要求する静止画ナンバーIDは送信
しない。
【0083】ホストPC11は、前記前資料転送要求を受信
すると、静止画ナンバーIDが無いことを確認し、また、
現在送出している動画データのナンバーIDがNo.26であ
ることを検出する。そして、前述、HDD114に登録保存さ
れているNo.24の静止画データをHDDより読み出し、高速
シリアルI/F制御部118を通して転送要求のあった会議端
末装置へ送信する。
【0084】前述転送要求を出した会議端末装置の高速
シリアルI/F制御部は、前記ホストPCよりのデータを受
信しデータバッファ部1207へ圧縮された静止画データを
保存する。システム制御部1212は、これを検出し、静止
画伸長部1208、データ制御部1209を制御し、圧縮された
静止画データを展開し、フレームバッファ部1210へ書き
込みを行い、さらに、ここから読み出し、デジタルビデ
オ送信部1211を通して、表示部13へ表示すると共に、現
在表示されている静止画データのナンバーIDを記憶す
る。ここで、さらに、会議端末装置のキーボード部15の
キー602(前述、前資料要求)を押下したとすると、シ
ステム制御部1212は、前述と同様これを検出し、再び、
静止画転送要求を送信する。この際、前述とは異なり、
現在表示されている画像が、ナンバーID No.24であるの
で、このナンバーID該転送要求と共に送信する。
【0085】ホストPC11は、前記二度目の前資料転送要
求を受信すると、今度は、静止画ナンバーID No.24があ
ることを確認する。そして、前述、HDD114に登録保存さ
れている静止画ファイルを検索し、該ナンバーID No.24
より前で、静止画ファイルに登録されているNo.22の静
止画データをHDDより読み出し、高速シリアルI/F制御部
118を通して転送要求のあった会議端末装置へ送信す
る。
【0086】会議端末装置は、前述と同様にして、表示
部13に表示する。
【0087】同様に、キー603(前述、後資料表示要
求)の場合は、前述とは逆に、対応するナンバーIDよ
り、一つ後の静止画データが表示され、キー601(前
述、最初資料表示要求)、キー604(前述、最終資料表
示)が押下された場合は、それぞれ、静止画ファイルの
最初のNo.1の画像、最後のNo.99の資料がホストPCより
送信され表示される。
【0088】キー606(現在進行中の画面復帰)が押下
されると、システム制御部1212は、データ制御部1209を
制御し、デジタルビデオ送信部1211へのデータをデジタ
ルビデオ受信部1202からの動画データに切り替え、表示
する。
【0089】これらのキー操作は、複数の会議端末装置
から出されるが、これらは、高速シリアルI/F制御部11
8、1206、166、177によって調停され、順次ホストPC11
内で受信され処理される。
【0090】こうすることで、会議参加者は、各自、プ
レゼンテーションの流れとは異なる静止画資料を見るこ
とができる。
【0091】次にキー606(加筆要求/終了)が押下され
ると、システム制御部1212は、データ制御部1209を制御
し、表示部13の表示を強制的に、デジタルビデオ受信部
1202からの動画表示に切り替える。それと共に、加筆要
求を高速シリアルI/F1206を通して、ホストPCに送信す
る。
【0092】ホストPCは、加筆要求を受信すると、他か
ら加筆要求がないかどうかを確認する。他に加筆要求が
ない場合は、要求のあった会議端末装置に加筆許可を出
す。
【0093】加筆要求が許可を受信すると、システム制
御部1212はキーボード部15のキー606にある加筆許可ラ
ンプを緑に点灯し、加筆要求を行った会議参加者に加筆
許可が出たことを知らせる。
【0094】すると、参加者は、ペンなどを使用し、タ
ッチパネル15を接触、移動させることで、図14のような
加筆を行う。
【0095】加筆が終了すると、キー606(加筆要求/終
了)を押下し、加筆終了を行う。
【0096】以上のごとくプレゼンテーション、会議が
進行して行く。
【0097】[加筆データの流れ]図13および図14に示
すような加筆データは、以下のように転送され表示され
る。
【0098】表示された画像に加筆訂正を望む会議の参
加者は、静止画上の加筆訂正したい領域を指すように、
タッチパネル14にペンなどを接触させ、必要なら、タッ
チパネル14上でペンを移動するという動作を行う。加筆
要求およびペンが接触した位置を示す座標データが、シ
ステム制御部1212、制御バス1212aおよび高速シリアルI
/F制御部1206を経由して、ホストPC11に送信される。ペ
ンの移動に伴い変化する座標データ、つまりペンの軌跡
を示すデータも、逐次、ホストPC11に送信される。
【0099】ホストPC11は、高速シリアルI/F制御部118
により、加筆要求および座標データを受信し、MPU111
は、受信された座標データをオーバレイ表示座標に変換
し、主記憶113に一時的に保存する。次に、MPU111は、
表示制御部115を制御し、主記憶113に逐次保存されるオ
ーバレイ表示座標に基づき、予め決められた色と大きさ
の点または線を、現在表示されているプレゼンテーショ
ン用データによって表される画像上に重ね書きする。こ
のようにして重ね書きされた画像を表す表示データは、
ディジタルビデオ送信部116を経て各会議端末装置の表
示部13へ送られ、加筆訂正された画像が表示される。こ
の処理を逐次行うことにより、あたかも表示部13上をペ
ンなどなぞった軌跡が、元のプレゼンテーション画像に
加筆されたようにみえる。
【0100】
【第2実施形態】以下、本発明にかかる第2実施形態の画
像表示システムを説明する。なお、本実施形態におい
て、第1実施形態と略同様の構成については、同一符号
を付して、その詳細説明を省略する。
【0101】図17は第2実施形態の会議システムの構成
例を示すブロック図である。図1に示した第1実施形態の
会議システムと異なり、ホストPC11と会議端末装置との
間に上述したパネルリンクのような動画転送インタフェ
イスを用いない。その代わり、ホストPC11の直後に合成
部18を配して、パネルリンクのようなインタフェイス10
aにより転送される動画データを、例えばIEEE1934など
の高速シリアルバス10bの同期転送モードで転送するよ
うにしたものである。静止画データは高速シリアルバス
10bの非同期転送モードで転送し、高速シリアルバス10b
一系統で動画および静止画データの転送を実現する。
【0102】図18は合成部18の構成例を示すブロック図
である。
【0103】コネクタ120および121はそれぞれホストPC
11のコネクタ117および119へ接続される。動画データ
は、コネクタ120を介して、図3Aのディジタルビデオ受
信部1202と同じ構成のディジタルビデオ受信部121に入
力され、復調されてデータバッファ部122にRGB動画デー
タおよびドットクロックを含む各種の同期信号として一
時記憶される。データ変換部123は、データバッファ122
に記憶されたRGB動画データおよび各種の同期信号を高
速シリアルバスにより同期転送するためのパケットデー
タに変換する。
【0104】データ変換部123より出力されるパケット
データは、図3のディジタルビデオ受信部1206と同じ構
成の高速シリアルI/F制御部124により、コネクタ125に
接続される高速シリアルバス10bに同期転送モードによ
りブロードキャストされる。従って、会議システムに接
続されたすべての会議端末装置は、ブロードキャストさ
れる動画データのパケットを受信して、動画を再生表示
することができる。
【0105】図19は第2実施形態における表示分配部12
の構成例を示すブロック図である。図3に示す表示分配
部12の構成と異なるのは、ディジタルビデオ受信部120
2、送信データバッファ部1203、CLK生成部1204およびデ
ィジタルビデオ送信部1205を有しない代わりに、データ
バッファ部1213および動画データ再生部1214を有するこ
とである。動画データバス1212cを介して、データバッ
ファ部1213および動画データ再生部1214は相互に接続さ
れるとともに、データ制御部1209および高速シリアルI/
F制御部1206に接続される。
【0106】高速シリアルI/F制御部1206により受信さ
れた動画データのパケットはデータバッファ部1213へ一
時記憶される。動画データ再生部1214は、データバッフ
ァ部1213に記憶されたデータパケットからRGB動画デー
タ、および、ドットクロックを含む各種の同期信号を再
生して、データ制御部1209へ送る。従って、第1実施形
態と同様、表示部13には動画および/または静止画が表
示される。
【0107】図20および図21に第2実施形態における分
配器16および中継器17の構成例を示す。何れも高速シリ
アルバス10bに関する構成だけであり、図5および図6に
示した第1実施形態の構成に比べて、ディジタルビデオ
の分配および中継に関する構成が削除された簡単な構成
になっている。
【0108】なお、静止画データの転送は、前述した第
1実施形態と同じであるから、説明を省略する。
【0109】
【変形例】第1実施形態において、動画データの転送にV
ESA規格のパネルリンクを、静止画データの転送にIEEE1
934シリアルバスをそれぞれ一例として取り上げたが、
これに限定されるものではない。つまり、伝送帯域と伝
送距離とを満足することができるインタフェイスであれ
ばどのようなものでもかまわない。例えば、動画データ
の転送はLow Voltage Differencial Signal(LVDS)技術
を用いたインタフェイスでもよいし、静止画データの転
送にはEthernetなどのLANを用いることも可能である。
【0110】また、図1に示す会議システムの構成例で
は、ホストPC11、中継器18、分配器16および表示分配部
12の順で接続した例を示したが、例えば図12に示す順番
で接続してもよく、系全体として高速シリアルバス10b
の規格が守られる範囲であればどの順に接続してもよ
い。
【0111】また、本実施形態は会議端末装置の数をと
くに規定しない。ただし、使用するバス10、とくに高速
シリアルバス10bの規格によって、会議端末装置の上限
が規定されるだろう。
【0112】また、画像ソースの実体はホストPC11に限
定されない。例えば、ディジタルビデオカメラ、ディジ
タルVTRまたはDigital Video Disc(DVD)のようなディジ
タルビデオ装置、あるいは、二台目以降のパーソナルコ
ンピュータであってもよい。すなわち、図10に示すNo.1
6やNo.25などの動画ファイルは、動画ファイルそのもの
ではなく、ホストPC11以外の実体に対する制御ファイル
であってもよい。
【0113】上記の各実施形態によれば、動画ファイル
から資料用の静止画データを抽出して静止画ファイルを
作成し、一台のホストPCから複数の会議端末装置へ動画
および静止画を供給して表示させる会議システムにおい
て、動画データはパネルリンクのようなインタフェイス
により送信、または、高速シリアルバスによりブロード
キャストし、静止画データは高速シリアルバスの非同期
転送により送信するので、動画データを転送するととも
に、会議端末装置のユーザである会議参加者から要求さ
れる静止画を速やかに転送し、より高速な静止画表示を
実現することができる。
【0114】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0115】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0116】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0117】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードが格納されることになる。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
動画情報および静止画情報を効率的に転送することがで
きる画像処理装置、画像処理システムおよびそれらの方
法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施形態の表示制御システム
の構成例を示すブロック図、
【図2】図1に示すホストPCの詳細な構成例を示すブロ
ック図、
【図3】図1に示す表示分配部の構成例を示すブロック
図、
【図4】図1に示すキーボード部の一例を示す図、
【図5】図1に示す分配器の構成例を示すブロック図、
【図6】図1に示す中継器の構成例を示すブロック図、
【図7】プレゼンテーションにおけるスライド表示の特
殊効果例を示す図、
【図8】プレゼンテーションにおけるスライド表示の特
殊効果例を示す図、
【図9】プレゼンテーションにおけるスライド表示の特
殊効果例を示す図、
【図10】プレゼンテーション用に作成された、動画表
示のためのプレゼンテーション用ファイルの一例を説明
する図、
【図11】図10に示すファイルの動画から必要な部分が
キャプチャされた静止画ファイルの構成例を示す図、
【図12】図1に示す表示制御システムの他の接続例を
示すブロック図、
【図13】プレゼンテーション用ファイルにより表示さ
れる画像に、会議の参加者が加筆あるいは修正を加えた
状態を示す図、
【図14】プレゼンテーション用ファイルにより表示さ
れる画像に、会議の参加者が加筆あるいは修正を加えた
状態を示す図、
【図15】表示すべき静止画IDを決定する手順を説明す
るフローチャート、
【図16】静止画データの転送要求を受信したホストPC
の処理例を示すフローチャート、
【図17】第2実施形態の会議システムの構成例を示す
ブロック図、
【図18】図17に示す合成部の構成例を示すブロック
図、
【図19】図17に示す表示分配部の構成例を示すブロッ
ク図、
【図20】図17に示す分配器の構成例を示す図、
【図21】図17に示す中継器の構成例を示す図である。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストから動画情報を受信する受信手段
    と、 前記ホストに対して静止画情報を要求し、前記ホストか
    ら静止画情報を受信する通信手段と、 受信される動画情報または静止画情報に基づく画像を表
    示させる表示制御手段とを有することを特徴とする画像
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記静止画情報の要求には、要求する静
    止画情報を示す情報が含まれることを特徴とする請求項
    1に記載された画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記動画情報の伝送路と、前記静止画情
    報の伝送路とは互いに異なることを特徴とする請求項1
    または請求項2の何れかに記載された画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記静止画情報の伝送路は高速シリアル
    バスであることを特徴とする請求項3に記載された画像
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記高速シリアルバスはIEEE1394に適合
    または準拠するものであることを特徴とする請求項4に
    記載された画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記動画情報の転送モードと、前記静止
    画情報の転送モードとは互いに異なることを特徴とする
    請求項1または請求項2の何れかに記載された画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記動画情報は同期転送モードによりブ
    ロードキャストされることを特徴とする請求項6に記載
    された画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記静止画情報は非同期転送モードによ
    り転送されることを特徴とする請求項6に記載された画
    像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記静止画情報が表す画像は、前記動画
    像情報が表す任意の動画フレームをキャプチャしたもの
    であることを特徴とする請求項1から請求項8の何れかに
    記載された画像処理装置。
  10. 【請求項10】 ホストから動画情報を受信し、 前記ホストに対して静止画情報を要求し、前記ホストか
    ら静止画情報を受信し、 受信される動画情報または静止画情報に基づく画像の表
    示を制御することを特徴とする画像処理方法。
  11. 【請求項11】 少なくとも一つのクライアントへ動画
    情報を送信する送信手段と、 前記クライアントと通信を行う通信手段と、 前記通信手段を介して前記クライアントから静止画情報
    の要求が受信された場合に、要求された静止画情報を前
    記通信手段を介して送信する制御手段と有することを特
    徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記静止画情報の要求には、要求する
    静止画情報を示す情報が含まれることを特徴とする請求
    項11に記載された画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記動画情報の伝送路と、前記静止画
    情報の伝送路とは互いに異なることを特徴とする請求項
    11または請求項12の何れかに記載された画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記静止画情報の伝送路は高速シリア
    ルバスであることを特徴とする請求項13に記載された画
    像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記高速シリアルバスはIEEE1394に適
    合または準拠するものであることを特徴とする請求項14
    に記載された画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記動画情報の転送モードと、前記静
    止画情報の転送モードとは互いに異なることを特徴とす
    る請求項11または請求項12の何れかに記載された画像処
    理装置。
  17. 【請求項17】 前記動画情報は同期転送モードにより
    ブロードキャストされることを特徴とする請求項16に記
    載された画像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記静止画情報は非同期転送モードに
    より転送されることを特徴とする請求項16に記載された
    画像処理装置。
  19. 【請求項19】 前記静止画情報が表す画像は、前記動
    画像情報が表す任意の動画フレームをキャプチャしたも
    のであることを特徴とする請求項11から請求項18の何れ
    かに記載された画像処理装置。
  20. 【請求項20】 少なくとも一つのクライアントへ動画
    情報を送信する送信手段、および、前記クライアントと
    通信を行う通信手段を有する画像処理装置の送信方法で
    あって、 前記通信手段を介して前記クライアントから静止画情報
    の要求が受信された場合に、要求された静止画情報を前
    記通信手段を介して送信することを特徴とする送信方
    法。
  21. 【請求項21】 異なる伝送路を用いて動画情報、およ
    び、要求された静止画情報の送信を行うホストと、 前記動画情報を受信して表示するとともに、必要に応じ
    て、前記静止画情報を要求し受信して表示する複数のク
    ライアントとを有することを特徴とする画像処理システ
    ム。
  22. 【請求項22】 画像表示のプログラムコードが記録さ
    れた記録媒体であって、前記プログラムコードは少なく
    とも、 ホストから動画情報を受信するステップのコードと、 前記ホストに対して静止画情報を要求するステップのコ
    ードと、 前記ホストから静止画情報を受信するステップのコード
    と、 受信される動画情報または静止画情報に基づく画像を表
    示するステップのコードとを有することを特徴とする記
    録媒体。
  23. 【請求項23】 少なくとも一つのクライアントへ動画
    情報を送信する送信手段、および、前記クライアントと
    通信を行う通信手段を有する装置の画像送信のプログラ
    ムコードが記録された記録媒体であって、前記プログラ
    ムコードは少なくとも、 前記通信手段を介して前記クライアントから静止画情報
    の要求が受信された場合に、要求された静止画情報を前
    記通信手段を介して送信するステップのコードを有する
    ことを特徴とする記録媒体。
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