JP2000221455A - 導波路型光モジュール - Google Patents

導波路型光モジュール

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JP2000221455A
JP2000221455A JP11026141A JP2614199A JP2000221455A JP 2000221455 A JP2000221455 A JP 2000221455A JP 11026141 A JP11026141 A JP 11026141A JP 2614199 A JP2614199 A JP 2614199A JP 2000221455 A JP2000221455 A JP 2000221455A
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JP
Japan
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waveguide
temperature
waveguide element
temperature sensor
optical characteristics
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Pending
Application number
JP11026141A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Namise
秀樹 南畝
Shinichi Kajiyama
真一 梶山
Satoru Takasugi
哲 高杉
Naoto Uetsuka
尚登 上塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導波路素子の光学特性の外部環境温度依存性
を低減することができる導波路型光モジュールを提供す
る。 【解決手段】 ヤング率が1kg/mm2 以下で熱硬化
性のシリコーン樹脂系接着剤を用いて温度センサ4を導
波路素子1のアレイ導波路2が位置する場所に取り付け
ることにより、アレイ導波2の温度と温度センサ4が検
出する温度の温度差が小さくなり、導波路素子1の光学
特性の温度依存性が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導波路型光モジュ
ールに関する。
【0002】
【従来の技術】波長多重伝送方式を利用した導波路型光
合分波器等を構成する導波路型光モジュールには、光学
特性がモジュール周囲の環境温度に依存する導波路素子
を用いたものがある。この場合に所望の光学特性を維持
するには導波路素子の温度調節が必要である。
【0003】図4は従来の導波路型光モジュールの導波
路素子に取り付けられる温度センサの位置とアレイ導波
路及びスラブ導波路の位置関係を示す図である。
【0004】導波路型光モジュールの温度調節は、導波
路型光モジュールの外部に設けられた温度コントローラ
を用いて、温度センサ4で検出される温度に応じて導波
路素子1の裏側に取り付けられたヒータ(図示せず)の
動作を制御することにより行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、導波路素子
1の光学特性はアレイ導波路2の光伝搬方式に大きな影
響を受ける。所望の光学特性を維持するためには導波路
素子1において光の伝搬特性を左右するアレイ導波路2
の温度に基づいた温度制御を行う必要がある。
【0006】しかし、温度センサ4を取り付ける際に使
用する接着剤の熱応力作用等が導波路素子1の光学特性
に影響を与えることから、温度センサ4はアレイ導波路
2から離れた位置に設けられているので、アレイ導波路
2の温度に基づいた温度調節が厳密には行われていな
い。
【0007】このため、導波路素子1のアレイ導波路2
の温度と温度センサ4が検出する温度との間に若干の温
度差が生じ導波路素子1の光学特性に温度依存性が存在
する。この温度差を低減するためアレイ導波路2上に温
度センサ4を設置した場合、温度センサ4の固定に使用
された接着剤の熱応力がアレイ導波路2に作用し所望の
光学特性が得られなくなるという問題があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、導波路素子の光学特性の外部環境温度依存性を低減
することができる導波路型光モジュールを提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の導波路型光モジュールは、断熱構造を有する
筐体内に収納され光学特性が温度に依存する導波路素子
と、導波路素子の温度を制御するためのヒータと、導波
路素子の温度を検出するための温度センサとを備え、ヒ
ータ及び温度センサを用いて導波路素子の温度を一定に
制御し、所望の光学特性を保持する導波路型光モジュー
ルにおいて、温度センサをヤング率が1kg/mm2
下で熱硬化性のシリコーン樹脂系接着剤を用いて導波路
素子のアレイ導波路が位置する場所に取り付けたもので
ある。
【0010】本発明によれば、ヤング率が1kg/mm
2 以下で熱硬化性のシリコーン樹脂系接着剤を用いて温
度センサを導波路素子のアレイ導波路が位置する場所に
取り付けることにより、温度センサを取り付ける際に接
着剤の熱応力作用等が導波路素子の光学特性に影響を与
えることがなくなり、温度センサがアレイ導波路の温度
を直接検出することができるので、アレイ導波路の温度
と温度センサが検出する温度の温度差が小さくなり、導
波路素子の温度制御の精度が向上し、その結果導波路素
子光学特性の温度依存性が低減する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0012】図1は本発明の導波路型光モジュールの一
実施の形態を示す概念図である。
【0013】本導波路型光モジュールは、断熱構造を有
する筐体(図示せず)内に収納され光学特性が温度に依
存する導波路素子1と、導波路素子1の温度を制御する
ためのヒータ(図示せず)と、導波路素子1の温度を検
出するための温度センサ4とを備え、ヒータ及び温度セ
ンサ4を用いて導波路素子1の温度を一定に制御し、所
望の光学特性を保持する導波路型光モジュールであっ
て、温度センサ4をヤング率が1kg/mm2 以下で熱
硬化性のシリコーン樹脂系接着剤を用いて導波路素子1
のアレイ導波路2が位置する場所に取り付けたものであ
る。
【0014】すなわち、この導波路型光モジュールの特
徴は、温度センサ4を導波路素子1のアレイ導波路2の
上に取り付けた点にある。
【0015】温度センサ4はヤング率が1kg/mm2
以下のシリコーン樹脂系熱硬化性接着剤を用いてアレイ
導波路2上に取り付けられているので、アレイ導波路2
への接着剤の熱応力作用が低減できる。ヤング率の大き
い接着剤を使用した場合、アレイ導波路2に熱応力が作
用し所望の光学特性は得られなくなる。
【0016】以上の実装構造により導波路素子1のアレ
イ導波路2の温度と温度センサ4が検出する温度との温
度差が低減され、温度制御の精度が向上し、所望の光学
特性を得ることができる。
【0017】図2は図1に示した導波路素子にヒータ温
度を120℃としてエージングをかけたときの中心波長
変動の経時変化を示す図である。同図において横軸はエ
ージング時間を示し、縦軸は中心波長変動量を示す。
【0018】図2より光学特性への熱硬化性シリコーン
樹脂系接着剤の影響はないことが分かる。
【0019】図3は図1に示した導波路素子の中心波長
変動量の環境温度依存性を示す図である。同図において
横軸は環境温度を示し、縦軸は中心波長シフトを示す。
【0020】図3より外部環境温度の変化に対する導波
路素子の中心波長変動が従来構造のものと比し新規構造
のものが低減していることが分かる。
【0021】以上において本発明によれば、温度センサ
は導波路素子のアレイ導波路が位置する場所に取り付け
られているので、アレイ導波路の温度と、温度センサが
検出する温度との差が小さくなり精度の高い温度制御を
行うことができる。このため、外部環境温度に依存した
光学特性ずれが生じなくなる。
【0022】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0023】導波路素子の光学特性の外部環境温度依存
性を低減することができる導波路型光モジュールの提供
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の導波路型光モジュールの一実施の形態
を示す概念図である。
【図2】図1に示した導波路素子にヒータ温度を120
℃としてエージングをかけたときの中心波長変動の経時
変化を示す図である。
【図3】図1に示した導波路素子の中心波長変動量の環
境温度依存性を示す図である。
【図4】従来の導波路型光モジュールの導波路素子に取
り付けられる温度センサの位置とアレイ導波路及びスラ
ブ導波路の位置関係を示す図である。
【符号の説明】
1 導波路素子 2 アレイ導波路 3 スラブ導波路 4 温度センサ
フロントページの続き (72)発明者 高杉 哲 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内 (72)発明者 上塚 尚登 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内 Fターム(参考) 2H047 KA03 KA12 LA18 TA11 2H079 BA04 CA04 EA05 HA22

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱構造を有する筐体内に収納され光学
    特性が温度に依存する導波路素子と、該導波路素子の温
    度を制御するためのヒータと、該導波路素子の温度を検
    出するための温度センサとを備え、上記ヒータ及び上記
    温度センサを用いて上記導波路素子の温度を一定に制御
    し、所望の光学特性を保持する導波路型光モジュールに
    おいて、上記温度センサは、ヤング率が1kg/mm2
    以下で熱硬化性のシリコーン樹脂系接着剤を用いて上記
    導波路素子のアレイ導波路が位置する場所に取り付けら
    れていることを特徴とする導波路型光モジュール。
JP11026141A 1999-02-03 1999-02-03 導波路型光モジュール Pending JP2000221455A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009522595A (ja) * 2005-12-29 2009-06-11 ネオフォトニクス・コーポレイション 光学部品の熱制御
JP2010197627A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 導波路型光干渉回路
US11769849B2 (en) 2019-01-16 2023-09-26 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Photodetector

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JP2010197627A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 導波路型光干渉回路
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