JP2000220786A - 軟質樹脂管用の継手 - Google Patents

軟質樹脂管用の継手

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JP2000220786A
JP2000220786A JP11022658A JP2265899A JP2000220786A JP 2000220786 A JP2000220786 A JP 2000220786A JP 11022658 A JP11022658 A JP 11022658A JP 2265899 A JP2265899 A JP 2265899A JP 2000220786 A JP2000220786 A JP 2000220786A
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孝 寺田
Takuya Hashiguchi
卓也 橋口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を少なくして構成を簡易にしなが
ら、確実なポリエチレン管などの軟質樹脂管の接合を可
能とする継手を開示する。 【解決手段】 軟質樹脂管の先端に挿通する挿通部を有
するコアと、前記軟質樹脂管を挟んで挿通部の周囲から
締め付けるバンドからなり、前記挿通部の外周面にはリ
ング状の突条が設けられる一方、前記バンドの内周面に
も前記突条と対応する位置に凸条を設けた。挿通部の外
周面に設けられた突条は、楔形状である。コアにおける
軟質樹脂管の先端側にはさらにフランジが設けられ、こ
のフランジには外周に向かってノブが突出する一方、バ
ンドには前記ノブを被冠するノブ嵌合既成部を設けた。
バンドは一対の半割状であって、ボルトおよびナットの
座の外側には締め付けによって接合する突起をそれぞれ
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道管に広く採用
されつつあるポリエチレン管のような軟質樹脂管を接続
する継手に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来から水道管として
利用するポリエチレン管同士を接続するための構成は複
数知られている。その1つとして、両者を継手バンドに
融着して一体化する構成がある。しかしながら、この構
成は作業現場においてポリエチレン管を融着するための
装置が必要であると同時に、融着部を予め前処理する必
要があるなど、作業条件が制約されるという課題があ
る。
【0003】また別の構成として、図5に示すように軟
質樹脂管30に補強コア31を打ち込んだものを装着
し、これを押輪32によって固定するものがあるが、軟
質樹脂管30が容易に脱落しないようにブッシュ33を
軟質樹脂管30の外周から締め込む必要があると同時
に、Oリング34を設ける必要があるなど、部品が複雑
で施工時間の増大や施工品質に差が出るなどで、コスト
高を生じるものであった。
【0004】本発明は上述した従来の構成における課題
を解決することを目的としたものであって、部品点数を
少なくして構成を簡易にしながら、確実なポリエチレン
管などの軟質樹脂管の接合を可能とする継手を開示する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では上述した目的
を達成するために、軟質樹脂管の先端に挿通する挿通部
を有するコアと、前記軟質樹脂管を挟んで挿通部の周囲
から締め付けるバンドからなり、前記挿通部の外周面に
はリング状の突条が設けられる一方、前記バンドの内周
面にも前記突条と対応する位置に凸条が設けるという手
段を用いることとした。コアにはポリエチレンなどの柔
らかい管の先端から挿通するものであり、軟質樹脂管の
へたりを抑えると同時に外周からの締め込みに対抗する
ものである。そして、この外周に設けた突条は軟質樹脂
管の抜けを防止する機能を有する。また、バンドは軟質
樹脂管を締め付けるものであり、コアとバンドによって
軟質樹脂管を挟みこむ。バンドの内周に設けられた凸条
はコアの挿通部の突条と位置が対応しており、この部分
で軟質樹脂管を変形させ、あるいは噛みこんで確実に固
定する。請求項2のように挿通部の外周に設けられた突
条を楔形状とすることによって、バンドによる締め込み
の際には楔が軟質樹脂管により強く食い込むことにな
り、確実なシールと固定効果を実現する。
【0006】さらに、コアにおける軟質樹脂管の先端側
にはフランジを設け、このフランジには外周に向かって
ノブが突出する一方、バンドには前記ノブを被冠するノ
ブ嵌合既成部を設けるという手段も用いることとした。
軟質樹脂管を挿通する際には、軟質樹脂管の先端がフラ
ンジに当たるまで挿通すればよく、フランジが軟質樹脂
管の挿通深さを規制する機能を行う。また、ノブにノブ
嵌合既成部を被冠する手段は、バンドの装着位置を明確
にすると共に、装着後の回転防止と抜け出し防止の機能
も有する。
【0007】さらにまた、バンドの構成として一対の半
割状とし、これを締結するボルトおよびナットの座の外
側には締め付けによって接合する突起をそれぞれ設ける
という手段も用いた。ボルトおよびナットを締めこんで
いくことによって、バンドが剛性の強い素材でない限
り、先にこれらの突起が接合するが、突起の接合によっ
てこれ以上座が外側にへたることがなくなり、これをて
ことしてバンド自体の締め込みが確実に行われることに
なる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を、添付した図面に従って説明する。先ず、図1は本発
明の継手を示す斜視図であって、1は円筒状のコアであ
り、円筒方向中央にはフランジ2が設けられ、その左右
には対称に軟質樹脂管の挿通部3・3を有している。ま
た、挿通部3の外周面には軟質樹脂管の挿通方向と直交
して複数のリング状の突条4が設けられている。本実施
形態では突条は楔形状とし、コアに対して軟質樹脂管を
挿通する場合には比較的容易に挿通できる一方、抜け方
向には垂直壁によって抵抗を生じるために抜けにくくし
ている。フランジ2からは直径方向に向かってノブ5・
5が突出している。次に、10はそれぞれ軟質樹脂管の
締付具を示すバンドであって、一対の半割バンド11・
12によって構成されている。半割バンド11・12の
内周面にはそれぞれ挿通部3に設けられた突条4に対応
する位置に凸条13が設けられている。また、14はそ
れぞれノブ5に対応する位置に設けられたノブ嵌合既成
部であって、ノブ5と嵌合し被冠することによって施工
時に位置決めを行うと同時に、回転防止の機能を行う。
言い換えると、施工時には半割バンド11・12を容易
にコア1に対する適切な深さ位置まで誘導できると同時
に、施工後には軟質樹脂管のねじれに起因した回転ずれ
が発生することを確実に防止している。15・16はそ
れぞれボルトとナットであり、これらによって一対の半
割バンド11・12を締め付け固定する。なお、17は
締付荷重調整用の突起である。
【0009】図2は軟質樹脂管20を装着したところを
示した部分断面図であって、軟質樹脂管20はフランジ
2に突き当たる状態まで挿通されている。そして、この
状態で半割バンド11・12を締め付ければ、突条4と
凸条13が位置的に対応しているので、この部分で軟質
樹脂管20が強く締め付けられて変形することになり、
非常に強固な固定が可能となる。即ち、突条4と凸条1
3が軟質樹脂管20に噛んだ状態で固定されるのであ
る。
【0010】次に、半割バンド11・12の締め付け部
分についてさらに説明する。本実施形態では、締付荷重
をかける前を示した図3において、半割バンド11・1
2のバンド先端部11a、12aと、突起17・17と
がボルト15およびナット16の座18を跨いだ両足の
ような構造としている。このようにすると、軟質樹脂管
20を装着した後にボルト、ナット15・16によって
半割バンド11・12を締め付けると、締付力によって
外側がより撓んだ状態で締め込まれ、先に突起17同士
が接合することになるが、さらに締め付けを進めれば前
記接合部をてこの支点として、未だに間隙が残存してい
るバンド先端部11a、12a側が締め込まれ、先端部
同士が接合するまで確実に締付トルクを付与することが
できる。反対に、突起17を設けなければ、締め付けを
進めれば半割バンド11・12の外側には何ら規制が働
かないのでますます外側が撓んだ状態に変形するだけ
で、バンド先端部11a、12aが十分に接合すること
なく締付を完了してしまうことになる。または、変形が
大きすぎると半割バンド自体を損傷することになる。
【0011】なお、本実施形態ではコア1の構成として
中央にフランジ2を挟んで左右対称形状とし、両側から
軟質樹脂管を挿通するものについて説明したが、本発明
はこの構成に限定されるものではないことはいうまでも
ない。即ち、本実施形態では軟質樹脂管同士を接続する
管継手の構成を開示しているが、例えばフランジ2の中
央から片側については実施形態の構成を維持し、このよ
うな構成が弁本体や各種水栓機器に直接取り付けられて
いるようなものであってもその技術は何ら変わるところ
はない。
【0012】上記実施形態では一対の半割バンドによっ
て軟質樹脂管を固定する構成を開示しているが、軟質樹
脂管を外側から固定する手段としては、その他にも図4
aのように片側をヒンジで連結して他方側が開口するよ
うにし、開口側を締め付ける構成であってもよい。ま
た、図4bのようにバンドを半割ではなく一部が開口し
たループ状にして、開口側を締め付ける構成であっても
採用することが可能である。締め付けを確実にするため
に、開口側には適宜、第1の実施形態で説明した締付荷
重調整用の突起を設けることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明では、コアとバンドにそれぞれ突
条および凸条を対応する位置に設け、バンドを締め付け
ることによって軟質樹脂管にこれらを噛み合わせること
としたので、確実に軟質樹脂管を固定することができ、
簡単な構成で確実な軟質樹脂管の継手を実現することが
できた。また、挿通部に設けた突条は楔形状としたの
で、挿通する場合には容易で、抜け方向には強くなって
おり、いったん噛み合わされた後はバンドが少々緩んだ
場合でも容易に脱落することがない。一方、コアの挿通
部に設けられた突条が確実に食い込んだ状態を維持する
ことになるので、別途Oリングなどを用いることなくシ
ール性も高めることができる。
【0014】さらに、コアにはフランジが設けられ、こ
のフランジには外周に向かってノブを突出させる一方、
バンドにはノブを被冠するノブ嵌合既成部を設けたの
で、施工に際しては容易に位置決めを行うことができ、
施工後は軟質樹脂管や継手の不用意な回転を防止するこ
とができるようになる。
【0015】さらにまた、バンドを一対の半割状として
ボルトおよびナットの座の外側には締め付けによって接
合する突起をそれぞれ設けたので、施工時の締め込みを
行う場合には先に座の外側が撓んで突起が接合すること
になる。そして、これをてことして締め込みを進めれば
確実なバンドの装着が可能となると同時に、接合してい
る突起の反発力があたかもスプリングの機能を発揮し、
ボルト、ナットが緩むことなく保持される。加えて、こ
れらの突起が接触することを締結作業の目安とすること
ができるので、安定した施工性と性能を維持することも
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の継手の一例を示す斜視図
【図2】同、部分断面図
【図3】同、正面図
【図4】バンドの別例を示す正面図
【図5】従来例を示す斜視図
【符号の説明】
1 円筒状のコア 2 フランジ 3 挿通部 4 突条 5 ノブ 10 バンド 11・12 半割バンド 13 凸条 14 ノブ嵌合既成部 15・16 ボルトとナット 17 締付荷重調整用の突起 18 座 20 軟質樹脂管
フロントページの続き (72)発明者 石川 和夫 大阪市平野区瓜破南2−1−56 株式会社 タブチ内 Fターム(参考) 3H019 JA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエチレン管などの軟質樹脂管の継手で
    あって、前記軟質樹脂管の先端に挿通する挿通部を有す
    るコアと、前記軟質樹脂管を挟んで挿通部の周囲から締
    め付けるバンドからなり、前記挿通部の外周面にはリン
    グ状の突条が設けられる一方、前記バンドの内周面にも
    前記突条と対応する位置に凸条が設けられたことを特徴
    とする軟質樹脂管用の継手。
  2. 【請求項2】挿通部の外周面に設けられた突条は、楔形
    状である請求項1記載の軟質樹脂管用の継手。
  3. 【請求項3】コアにおける軟質樹脂管の先端側にはさら
    にフランジが設けられ、このフランジには外周に向かっ
    てノブが突出する一方、バンドには前記ノブを被冠する
    ノブ嵌合既成部が設けられた請求項1または2記載の軟
    質樹脂管用の継手。
  4. 【請求項4】バンドは一対の半割状であって、ボルトお
    よびナットの座の外側には締め付けによって接合する突
    起をそれぞれ設けた請求項1〜3のいずれか記載の軟質
    樹脂管用の継手。
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