JP3542070B2 - 軟質樹脂管用の継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水道管に広く採用されつつあるポリエチレン管のような軟質樹脂管を接続する継手に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来から水道管として利用するポリエチレン管同士を接続するための構成は複数知られている。その1つとして、両者を継手バンドに融着して一体化する構成がある。しかしながら、この構成は作業現場においてポリエチレン管を融着するための装置が必要であると同時に、融着部を予め前処理する必要があるなど、作業条件が制約されるという課題がある。
【0003】
また別の構成として、図5に示すように軟質樹脂管30に補強コア31を打ち込んだものを装着し、これを押輪32によって固定するものがあるが、軟質樹脂管30が容易に脱落しないようにブッシュ33を軟質樹脂管30の外周から締め込む必要があると同時に、Oリング34を設ける必要があるなど、部品が複雑で施工時間の増大や施工品質に差が出るなどで、コスト高を生じるものであった。
【0004】
本発明は上述した従来の構成における課題を解決することを目的としたものであって、部品点数を少なくして構成を簡易にしながら、確実なポリエチレン管などの軟質樹脂管の接合を可能とする継手を開示するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明では上述した目的を達成するために、軟質樹脂管の先端に挿通する挿通部を有するコアと、前記軟質樹脂管を挟んで挿通部の周囲から締め付けるバンドからなり、前記挿通部の外周面にはリング状の突条が設けられる一方、前記バンドの内周面にも、挿通した軟質樹脂管を挟んだ前記突条と対応する位置に凸条が設けるという手段を用いることとした。コアにはポリエチレンなどの柔らかい管の先端から挿通するものであり、軟質樹脂管のへたりを抑えると同時に外周からの締め込みに対抗するものである。そして、この外周に設けた突条は軟質樹脂管の抜けを防止する機能を有する。また、バンドは軟質樹脂管を締め付けるものであり、コアとバンドによって軟質樹脂管を挟みこむ。バンドの内周に設けられた凸条はコアの挿通部の突条と位置が対応しており、この部分で軟質樹脂管を変形させ、あるいは噛みこんで確実に固定する。請求項2のように挿通部の外周に設けられた突条を楔形状とすることによって、バンドによる締め込みの際には楔が軟質樹脂管により強く食い込むことになり、確実なシールと固定効果を実現する。
【0006】
さらに、コアにおける軟質樹脂管の先端側にはフランジを設け、このフランジには外周に向かってノブが突出する一方、バンドには前記ノブを被冠するノブ嵌合規制部を設けるという手段も用いることとした。軟質樹脂管を挿通する際には、軟質樹脂管の先端がフランジに当たるまで挿通すればよく、フランジが軟質樹脂管の挿通深さを規制する機能を行う。また、ノブにノブ嵌合規制部を被冠する手段は、バンドの装着位置を明確にすると共に、装着後の回転防止と抜け出し防止の機能も有する。
【0007】
さらにまた、バンドの構成として一対の半割状とし、これを締結するボルトおよびナットの座の外側には締め付けによって接合する突起をそれぞれ設けるという手段も用いた。ボルトおよびナットを締めこんでいくことによって、バンドが剛性の強い素材でない限り、先にこれらの突起が接合するが、突起の接合によってこれ以上座が外側にへたることがなくなり、これをてことしてバンド自体の締め込みが確実に行われることになる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を、添付した図面に従って説明する。先ず、図1は本発明の継手を示す斜視図であって、1は円筒状のコアであり、円筒方向中央にはフランジ2が設けられ、その左右には対称に軟質樹脂管の挿通部3・3を有している。また、挿通部3の外周面には軟質樹脂管の挿通方向と直交して複数のリング状の突条4が設けられている。本実施形態では突条は楔形状とし、コアに対して軟質樹脂管を挿通する場合には比較的容易に挿通できる一方、抜け方向には垂直壁によって抵抗を生じるために抜けにくくしている。フランジ2からは直径方向に向かってノブ5・5が突出している。次に、10はそれぞれ軟質樹脂管の締付具を示すバンドであって、一対の半割バンド11・12によって構成されている。半割バンド11・12の内周面にはそれぞれ挿通部3に設けられた突条4に対応する位置に凸条13が設けられている。また、14はそれぞれノブ5に対応する位置に設けられたノブ嵌合規制部であって、ノブ5と嵌合し被冠することによって施工時に位置決めを行うと同時に、回転防止の機能を行う。言い換えると、施工時には半割バンド11・12を容易にコア1に対する適切な深さ位置まで誘導できると同時に、施工後には軟質樹脂管のねじれに起因した回転ずれが発生することを確実に防止している。15・16はそれぞれボルトとナットであり、これらによって一対の半割バンド11・12を締め付け固定する。なお、17は締付荷重調整用の突起である。
【0009】
図2は軟質樹脂管20を装着したところを示した部分断面図であって、軟質樹脂管20はフランジ2に突き当たる状態まで挿通されている。そして、この状態で半割バンド11・12を締め付ければ、突条4と凸条13が位置的に対応しているので、この部分で軟質樹脂管20が強く締め付けられて変形することになり、非常に強固な固定が可能となる。即ち、突条4と凸条13が軟質樹脂管20に噛んだ状態で固定されるのである。
【0010】
次に、半割バンド11・12の締め付け部分についてさらに説明する。本実施形態では、締付荷重をかける前を示した図3において、半割バンド11・12のバンド先端部11a、12aと、突起17・17とがボルト15およびナット16の座18を跨いだ両足のような構造としている。このようにすると、軟質樹脂管20を装着した後にボルト、ナット15・16によって半割バンド11・12を締め付けると、締付力によって外側がより撓んだ状態で締め込まれ、先に突起17同士が接合することになるが、さらに締め付けを進めれば前記接合部をてこの支点として、未だに間隙が残存しているバンド先端部11a、12a側が締め込まれ、先端部同士が接合するまで確実に締付トルクを付与することができる。反対に、突起17を設けなければ、締め付けを進めれば半割バンド11・12の外側には何ら規制が働かないのでますます外側が撓んだ状態に変形するだけで、バンド先端部11a、12aが十分に接合することなく締付を完了してしまうことになる。または、変形が大きすぎると半割バンド自体を損傷することになる。
【0011】
なお、本実施形態ではコア1の構成として中央にフランジ2を挟んで左右対称形状とし、両側から軟質樹脂管を挿通するものについて説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではないことはいうまでもない。即ち、本実施形態では軟質樹脂管同士を接続する管継手の構成を開示しているが、例えばフランジ2の中央から片側については実施形態の構成を維持し、このような構成が弁本体や各種水栓機器に直接取り付けられているようなものであってもその技術は何ら変わるところはない。
【0012】
上記実施形態では一対の半割バンドによって軟質樹脂管を固定する構成を開示しているが、軟質樹脂管を外側から固定する手段としては、その他にも図4aのように片側をヒンジで連結して他方側が開口するようにし、開口側を締め付ける構成であってもよい。また、図4bのようにバンドを半割ではなく一部が開口したループ状にして、開口側を締め付ける構成であっても採用することが可能である。締め付けを確実にするために、開口側には適宜、第1の実施形態で説明した締付荷重調整用の突起を設けることができる。
【0013】
【発明の効果】
本発明では、コアとバンドにそれぞれ突条および凸条を対応する位置に設け、バンドを締め付けることによって軟質樹脂管にこれらを噛み合わせることとしたので、確実に軟質樹脂管を固定することができ、簡単な構成で確実な軟質樹脂管の継手を実現することができた。また、挿通部に設けた突条は楔形状としたので、挿通する場合には容易で、抜け方向には強くなっており、いったん噛み合わされた後はバンドが少々緩んだ場合でも容易に脱落することがない。一方、コアの挿通部に設けられた突条が確実に食い込んだ状態を維持することになるので、別途Oリングなどを用いることなくシール性も高めることができる。
【0014】
さらに、コアにはフランジが設けられ、このフランジには外周に向かってノブを突出させる一方、バンドにはノブを被冠するノブ嵌合規制部を設けたので、施工に際しては容易に位置決めを行うことができ、施工後は軟質樹脂管や継手の不用意な回転を防止することができるようになる。
【0015】
さらにまた、バンドを一対の半割状としてボルトおよびナットの座の外側には締め付けによって接合する突起をそれぞれ設けたので、施工時の締め込みを行う場合には先に座の外側が撓んで突起が接合することになる。そして、これをてことして締め込みを進めれば確実なバンドの装着が可能となると同時に、接合している突起の反発力があたかもスプリングの機能を発揮し、ボルト、ナットが緩むことなく保持される。加えて、これらの突起が接触することを締結作業の目安とすることができるので、安定した施工性と性能を維持することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の継手の一例を示す斜視図
【図2】同、部分断面図
【図3】同、正面図
【図4】バンドの別例を示す正面図
【図5】従来例を示す斜視図
【符号の説明】
1 円筒状のコア
2 フランジ
3 挿通部
4 突条
5 ノブ
10 バンド
11・12 半割バンド
13 凸条
14 ノブ嵌合規制部
15・16 ボルトとナット
17 締付荷重調整用の突起
18 座
20 軟質樹脂管

Claims (4)

  1. ポリエチレン管などの軟質樹脂管の継手であって、前記軟質樹脂管の先端に挿通する挿通部を有するコアと、前記軟質樹脂管を挟んで挿通部の周囲から締め付けるバンドからなり、前記挿通部の外周面にはリング状の突条が設けられる一方、前記バンドの内周面にも、挿通した軟質樹脂管を挟んだ前記突条と対応する位置に凸条が設けられたことを特徴とする軟質樹脂管の継手。
  2. 挿通部の外周面に設けられた突条は、楔形状である請求項1記載の軟質樹脂管用の継手。
  3. コアにおける軟質樹脂管の先端側にはさらにフランジが設けられ、このフランジには外周に向かってノブが突出する一方、バンドには前記ノブを被冠するノブ嵌合規制部が設けられた請求項1または2記載の軟質樹脂管用の継手。
  4. バンドは一対の半割状であって、ボルトおよびナットの座の外側には締め付けによって接合する突起をそれぞれ設けた請求項1〜3のいずれか記載の軟質樹脂管用の継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103453269A (zh) * 2012-05-28 2013-12-18 四平市方元恒业复合材料科技有限公司 一种高防腐耐磨复合管材及其连接方法

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