JP2000220135A - 鋼管矢板及び鋼管矢板の連結構造 - Google Patents

鋼管矢板及び鋼管矢板の連結構造

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JP2000220135A JP11024807A JP2480799A JP2000220135A JP 2000220135 A JP2000220135 A JP 2000220135A JP 11024807 A JP11024807 A JP 11024807A JP 2480799 A JP2480799 A JP 2480799A JP 2000220135 A JP2000220135 A JP 2000220135A
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毅 石澤
Yuuichi Tatsumi
夕一 辰見
Hiroshi Kazama
広志 風間
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滋 中嶋
Masahiro Miyagawa
昌宏 宮川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】継手部の降伏耐力を高めることで、継手部のせ
ん耐力を著しく向上させた鋼管矢板、及び、大規模な鋼
管矢板基礎に好適な鋼管矢板の連結構造を提供すること
を課題とする。 【解決手段】鋼管矢板本管1の外面に対し、その鋼管矢
板本管1と軸を平行にして継手部材を構成する円形鋼管
2が取り付けられ、その円形鋼管2には、軸方向に延び
るスリット2aが形成されている鋼管矢板Aを対象とす
る。上記円形鋼管2の内面2dに凹凸を設ける。また、
上記円形鋼管2における上記鋼管矢板本管1への取付け
部7から上記スリット2a位置まで円周方向に延びる2
つの円弧2b,2cのうち、円弧長が長い側2bの当該
円形鋼管2の外面と、上記本管1外面とを補強部材4で
連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、継手構造に特徴を
有する鋼管矢板、及びその鋼管矢板同士の連結構造に係
り、特に大規模な鋼管矢板基礎に有効な鋼管矢板及び鋼
管矢板の連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、鋼管矢板基礎は、橋梁基礎のひと
つとして欠くことの出来ないものとなっている。この鋼
管矢板基礎は、例えば図11に示すように、隣接する鋼
管矢板50の継ぎ手部同士を互いに嵌合連結しながら、
複数の鋼管矢板50を、平面視で円形、小判形、矩形な
どの閉鎖形状になるように地盤中に打設し、その閉鎖形
状の内部空間に頂版コンクリート51を施工して構築さ
れる。
【0003】上記鋼管矢板50の継手部材としては、図
12に示すように、通常、P−P型継手部材が採用され
る。この継手部材は、鋼管矢板本管52より小径の円形
鋼管53からなり、その円形鋼管53は、上記鋼管矢板
本管52の外面にフレア溶接で取り付けられると共に、
管軸方向に沿って延びる嵌合用のスリット53aが設け
られている。
【0004】そして、施工にあたっては、各鋼管矢板5
0について、その円形鋼管53を、隣接する鋼管矢板5
0の円形鋼管53に嵌合させながら地盤中に打設し、継
手部における嵌合部の内部空間内の土砂を掘削、排土、
洗浄した後、その空間内にモルタル54を充填して鋼管
矢板50同士を連結して、閉鎖形状を形成する。一般
に、P−P型継手部材に用いる円形鋼管53には、外径
が165.2mm、板厚が11mm(もしくは9mm)
で、内外面に突起などの凹凸がないものが使用されてい
る。一方、充填するモルタル54としては、圧縮強度2
00kgf/cm2 程度のものが使用されている。
【0005】ここで、鋼管矢板基礎に水平方向の外力が
作用した場合、継手部に上下方向のせん断力が作用す
る。このせん断力が継手のせん断耐力より大きくなる
と、継手部のずれ変形が急増し、鋼管矢板基礎全体の曲
げ剛性低下の度合いも大きくなる。鋼管矢板基礎全体の
曲げ剛性を増加させるための方法としては、継手部自体
のせん断耐力を向上したり、鋼管矢板50の本数を増や
す方法が考えられる。
【0006】このとき、大きな外力が作用することが予
想される大規模橋梁基礎において基礎全体の曲げ剛性を
増加させる場合に、鋼管矢板50の本数を増やす方法を
採用すると、基礎の規模が過大になるため、不経済な基
礎となる。そのため、基礎の規模が過大にならない範囲
で、曲げ剛性を増加させるためには、大きなせん断耐力
を有する継手部材を用いる必要があった。
【0007】継手自体のせん断耐力を向上させる方法と
しては、例えば、文献1(片山 他:鋼管矢板基礎工法
における最近の研究開発、基礎工、1993年11月)
や、文献2(片山 他:鋼管矢板基礎における高耐力継
手の実験的研究、土木学会第49回年次学術講演会、1
994年9月)に記載されている方法がある。これらの
文献に記載されている第1の対策は、P−P型継手部材
の円形鋼管53の内面に対して多数の突起を設けるもの
であって、その突起の効果によって円形鋼管53とモル
タル54との付着強度を増加させて継手のせん断耐力を
向上させるものである。ちなみに、外径がl65.2m
mφで板厚が9mmの鋼管53の内面に突起を設けて、
モルタル54(充填材)として圧縮強度が240kgf
/cm2 のものを使用した継手を対象に実験を行った結
果、単位継手部材長当たり105tf/mのせん断耐力
であった。
【0008】また、上記文献に記載されている継手のせ
ん断耐力を向上させる第2の対策は、継手部材を構成す
る円形鋼管53の径を大きくする方法であって、径を大
きくすることで鋼管53とモルタル54との付着面積を
増加させて、継手のせん断耐力を向上させるものであ
る。ちなみに、鋼管53として外径が216.3mmφ
で板厚が11mmのもの(内面に突起などの凹凸はな
い)、モルタル54として圧縮強度が240kgf /cm
2 のものを使用した継手を対象に実験を行った結果、単
位継手部材長当たり44tf/mのせん断耐力であっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の2つの対策を組
み合わせることによって、継手部のせん断耐力をさらに
向上させることができる。しかし、本発明者らが調査・
研究したところ、円形鋼管53の内面に多数の突起を設
けて、さらに円形鋼管径のみを大きくしていった場合
に、所定の鋼管径以上となると鋼管とモルタル54との
付着切れが発生する前にも拘わらず継手のせん断耐力が
低下することを見出した。すなわち、従来の方法にあっ
ては、鋼管矢板基礎の大規模化に併せて、せん断耐力を
向上させるために鋼管径を大径化することになるが、円
形鋼管53の鋼管径を大きくしていった場合、せん断耐
力の増大効果は前記円形鋼管53の径が所定値に達した
ところで飽和し、さらに径を大きくしていくと逆にせん
断耐力は低下することが分かった。
【0010】上記理由は、鋼管径が大径化すると、鋼管
53とモルタル54との付着切れが発生する前に、円形
鋼管53を構成する鋼部材が降伏耐力に至り、所定以上
の鋼管径では、鋼部材の耐力によって継手部材のせん断
耐力が決まるためと推定される。また、上述のように、
P−P型継手部材のせん断耐力は、一般には、鋼管53
表面とモルタル54との粘着力および摩擦力からなる付
着強度に依存していると考えられている。この付着は容
易に切れるため、P−P型継手部材は、鋼管矢板基礎で
経済的な大規模橋梁基礎を建設するための継手部材とし
ては不適切とされていた。ちなみに、従来のP−P型継
手部材のせん断耐力は、単位継手部材長当たり25〜3
5tf/m程度であった。
【0011】本発明は、このような点に着目してなされ
たもので、継手部の降伏耐力を高めることで、継手部の
せん断耐力を著しく向上させた鋼管矢板、及び、大規模
な鋼管矢板基礎に好適な鋼管矢板の連結構造を提供する
ことを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、鋼管矢板本
管の外面に対し、その鋼管矢板本管と軸を平行にして継
手部材を構成する円形鋼管が取り付けられ、その円形鋼
管には、軸方向に延びるスリットが形成されている鋼管
矢板において、上記円形鋼管の内面に凹凸を設けると共
に、上記円形鋼管における上記鋼管矢板本管への取付け
部から上記スリット位置まで円周方向に延びる2つの円
弧のうち、円弧長が長い側の当該円形鋼管の外面と、上
記本管外面とを補強部材で連結したことを特徴とする鋼
管矢板を提供するものである。
【0013】ここで、上記2つの円弧のうち、円弧長が
短い側の当該円形鋼管の外面と、上記鋼管矢板本管の外
面についても補強部材で連結されていることが好まし
い。次に、請求項2に記載した発明は、鋼管矢板基礎を
構築するための鋼管矢板同士の連結構造であって、請求
項1に記載の鋼管矢板を使用して、隣接する鋼管矢板の
円形鋼管同士を嵌合させると共に当該円形鋼管内に充填
材を充填することを特徴とする鋼管矢板の連結構造を提
供するものである。
【0014】次に、本発明の作用について説明する。継
手のせん断耐力を向上させる方法としては、上記文献1
及び文献2で提案されているように、円形鋼管の内面に
突起を設ける方法と、鋼管径を大きくする方法とがあ
り、この2つの方法を組み合わせることによって、せん
断耐力をさらに向上させることが期待できる。
【0015】しかしながら、本発明者がこの技術の効果
を室内実験で確認したところ、鋼管径を大きくしていく
と、ある径まではせん断耐力が増加するものの、それ以
降は逆に低下することが判明した(図10の黒丸を参
照)。すなわち、継手のせん断耐力を向上させるため
に、円形鋼管内面に突起を設け且つ円形鋼管径を拡大し
ても、必ずしもせん断耐力の向上に結び付くわけではな
く、継手部材のせん断耐力向上を確実に達成するために
は、鋼部材の降伏耐力を増加させる必要があるとの知見
を得た。
【0016】さらに、上記鋼管径の拡大にともなうせん
断耐力の低下ついて、円形鋼管のうちどの部位が先に降
伏するか調査したところ、図13に示すように、平面視
で、円形鋼管2における鋼管矢板本管への取付け部7と
スリット2a位置との間に形成される2つの円弧のう
ち、円弧長が長い側の一部(図13中B部分)が降伏し
ていることが判明した。つまり、所定径以上では、この
円弧部分の鋼部の降伏耐力によって継手部材のせん断耐
力が決まる。なお、図13中、Pは入力されたせん断力
の方向を指す。
【0017】そして、円形鋼管2の径が大きくなるほ
ど、取付け部7とスリット2a位置間の距離Lが大きく
なって、同一のせん断耐力Pを負荷したときの前記B部
分の鋼は降伏しやすくなり、継手部材のせん断力は低下
するものと考えられる。以上のことから、請求項1の発
明では、円形鋼管内面に凹凸を設けてモルタル等の充填
材と円形鋼管との間の付着強度を高める。さらに、継ぎ
手部材を構成する円形鋼管の径が大きくなる程、継手部
材の鋼管のせん断耐力が低下することに着目し、せん断
耐力が小さくなる上記円弧長が長い側の円形鋼管外面と
鋼管矢板本管との間を補強部材で連結して、せん断耐力
を向上させる。
【0018】なお、円形鋼管の径は、要求される円形鋼
管矢板基礎の規模に応じて適宜,決定すればよい。ここ
で、円弧長の長い側に補強部材を設けると共に円弧長の
短い側にも補強部材を設けることが好ましい。円弧長の
短い側の補強部材は、円形鋼管のせん断耐力の向上には
何ら寄与しない。しかし、従来よりも著しく大きなせん
断耐力を継手に期待する場合、継手部材としての円形鋼
管と鋼管矢板本管との間でそのせん断力を伝達させるに
は、本管と円形鋼管との接触位置でのフレア溶接では作
業効率などの面で現実的でないことがある。このことか
ら、請求項1の発明における補強部材による円形鋼管の
降伏耐力の向上に加えて、左右にバランス良く補強部材
を設けることで、当該左右の補強部材が円形鋼管と鋼管
矢板本管との間でのせん断伝達部材として働き、伝達す
る荷重の分散化を図ることができるようになる。
【0019】なお、せん断力は、略管軸方向に作用する
ので、管軸方向に沿って補強部材を設けることで、有効
に補強することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施形態を
図面を参照しつつ説明する。まず、本実施形態の鋼管矢
板Aを説明すると、図1に示すように、鋼管矢板本管1
の外面に、鋼管矢板本管1より小径の円形鋼管2がフレ
ア溶接で取り付けられる。この円形鋼管2には、管軸方
向に沿って嵌合用のスリット2aが設けられている。な
お、図1では、継手部材である円形鋼管2を1つしか図
示していないが、反対側にも存在する。
【0021】上記円形鋼管2の内面2dには、図2に示
すような、複数個のチェッカー状の突起3が全面に渡っ
て設けられることで、当該内面2dに凹凸が形成され
て、円形鋼管2と充填材との付着強度の向上が図られて
いる。また、上記円形鋼管2における鋼管矢板本管1へ
の取付け部7とスリット2aとの間に形成される二つの
円弧2b,2cのうち円弧長が長い側2bにおいて、当
該円形鋼管2外面の2e位置と鋼管矢板本管1の1a位
置とが補強部材4で連結されている。
【0022】上記補強部材4は、平板状の鋼板からな
り、上記円形鋼管2の軸と平行に上下に延びて上下方向
全面に渡って、上記円形鋼管2外面と鋼管矢板本管1と
の間を連結している。なお、補強部材4の固定は、溶接
等で行う。なお、上記円形鋼管2の径は、対象とする鋼
管矢板基礎の規模に応じて決定される。
【0023】そして、従来と同様に、各鋼管矢板Aにつ
いて、図3に示すように、スリット2aを介して、その
円形鋼管2を、隣接する鋼管矢板Aの円形鋼管2に嵌合
させながら地盤中に打設し、続けて、継手部における嵌
合部の内部空間内の土砂を掘削、排土、洗浄した後、そ
の空間内にモルタル5を充填して鋼管矢板A同士を連結
する。これを目的とする閉鎖形状の位置に沿って実施す
る。さらに、構築した閉鎖形状の内部空間に頂版コンク
リートを施工して鋼管矢板基礎とする。
【0024】上記のような継手部構造を持った鋼管矢板
Aを使用すると、継手に対して、充填されたモルタル5
との付着強度が向上すると共に、鋼管矢板Aの継手部の
せん断耐力を、従来のP−P型継手部材に比べて、著し
く向上させることができる。その結果、基礎の規模の大
型化に併せて円形鋼管2の径を拡大しても、鋼管矢板基
礎全体の曲げ剛性を、従来に比べて大きく増加させるこ
とができるため、以前は適用が困難であった大規模橋梁
基礎にも、鋼管矢板基礎の適用が可能となる。
【0025】ここで、上記補強部材4は、平板状に限定
されない。例えば、図4に示すような横断面L字状の部
材であっても良いし、図5に示すようなチャンネル材で
あっても良い。ただし、加工性などを考慮すると板状が
最も望ましい。また、図3において、円形鋼管外面と補
強部材の連結位置2eと、嵌合相手の円形鋼管のスリッ
ト2aとの距離L1がなるべく小さくなるようにする方
が好ましい。
【0026】また、円形鋼管2の内面2dに設ける突起
3の形態もチェッカー状の形態に限定されるものではな
く、例えば、展開図である図6に示すような、複数個の
スパイラル状のものや、展開図である図7に示すような
管軸方向に垂直な複数個のリング状に近い模様を形成す
るようにしても良い。また、充填材としてモルタル5を
例示しているが、充填材はモルタル5に限定されるもの
ではなく、例えば、コンクリートなどであっても所定の
圧縮強度が発揮されるものであれば良い。
【0027】また、本実施形態では、補強部材4を管軸
方向に沿って連続して設けているが、補強部材4を、管
軸方向に沿って、図8に示すように所定間隔毎に断続的
に設けてもよい。なお、連続して設ける場合であって
も、1枚の鋼材である必要はない。次に、第2の実施形
態を図面を参照しつつ説明する。なお、第1の実施形態
と同様な部材等については、同一の符号を付して説明
し、その詳細は省略する。
【0028】本実施形態の鋼管矢板Aの基本構成は、上
記第1の実施形態と同様な構成であるが、図9に示すよ
うに、円形鋼管2における円弧長が短い側2cにも上記
補強部材4と同様な第2の補強部材6を配設した点のみ
が異なる。これによって、左右の補強部材4,6が、円
形鋼管2と鋼管矢板本管1との間でのせん断伝達部材と
して働き、伝達する荷重の分散化を図ることができるよ
うになる。
【0029】他の作用・効果は、上記第1の実施形態と
同様である。
【0030】
【実施例】図12に示す鋼管矢板で円形鋼管53の内面
に図2に示す突起を設けてある場合において、円形鋼管
2の径とせん断耐力との関係を調査したところ、図10
に示すような結果が得られた。図10中○印及ぶ●印が
その結果である。この実験例は、鋼管板厚を12mmと
し、円形鋼管2の材料降伏強度を2400kgf /cm2
として、充填するモルタル5として圧縮強度を200k
gf /cm 2 ものを使用し、円形鋼管2の外径のみをパラ
メータとして継手部材のせん断耐力を評価したものであ
る。実験ケ一スは、円形鋼管2の外径が165.2m
m、216.3mm、241.8mm、318.5m
m、355.6mm、406.4mm、457.2m
m、508mm、558.8mmの9ケースである。
【0031】この例では、円形鋼管2の外径が406.
4mm以下までは付着切れが先行したが、457.2m
m以上では付着切れが発生する前に、円形鋼管2におけ
る円弧長の長い部分2bの鋼部材が降伏耐力に至り、こ
の鋼部材の耐力によって継手部材のせん断耐力が決まっ
た。また、図10から分かるように、付着切れが先行す
る406.4mmまでは、円形鋼管2径の拡大とともに
せん断耐力が増加したものの、この406.4mmをピ
ークに、これより径が大きくなって鋼部材の耐力によっ
て継手部材のせん断耐力が決まる領域になると、円形鋼
管2の外径の拡大とともにせん断耐力は低下した。
【0032】また、本発明に基づいて、図3及び図8に
示すように、円弧長の長い側2bに連続的若しくは断続
的に板状部材(補強部材4)を配置した場合についても
評価した。その評価した実験の結果を、図10に併せて
示している。なお、これらの場合においても、円形鋼管
53の内面には図2に示す突起が設けてある。
【0033】板状の補強部材4を管軸方向に連続的に配
した試験体では、457.2mm、508mm 55
8.8mmの3ケースとも円形鋼管2とモルタル5との
付着切れが先行し、円形鋼管2径の拡大とともにせん断
耐力が増加した。板状の補強部材4を取り付け場合の最
大せん断耐力は、取り付けない場合の1.32倍(=4
06tf/307tf)であり、せん断耐力が著しく増
加した。図10中、□印がその結果である。
【0034】また、板状の補強部材4を管軸方向に断続
的に配した試験体でも、457.2mm、508mmの
2ケースで円形鋼管2とモルタル5との付着切れが先行
し、断続的にではあるが板状の補強部材4を取り付けた
ことで、最大せん断耐力が取り付けない場合の1.20
倍(=369tf/307tf)にまで増大した。図1
0中、△印及び▲印がその結果である。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明を採用する
と、鋼管矢板の継手部のせん断耐力を、従来のP−P型
継手部材に比べて、著しく向上させることができるとい
う効果がある。そして、請求項2に記載の鋼管矢板の連
結構造を採用することで、鋼管矢板基礎全体の曲げ剛性
を、従来に比べて大きく増加させることができるため、
以前は適用が困難であった大規模橋梁基礎へも、鋼管矢
板基礎の適用が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る鋼管矢板を示
す図であって、(a)は平面図を、(b)は側面図をそ
れぞれ示している。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る円形鋼管内面
に形成する凹凸模様の例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る鋼管矢板同士
の連結を示す図であって、(a)は平面図を、(b)は
側面図をそれぞれ示している。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る補強部材の別
の例を示す平面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る補強部材の別
の例を示す平面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る円形鋼管内面
に形成する凹凸模様の別の例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る円形鋼管内面
に形成する凹凸模様の別の例を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る補強部材の別
の配設例を示す図であって、(a)は平面図を、(b)
は側面図をそれぞれ示している。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る鋼管矢板を示
す図であって、(a)は平面図を、(b)は側面図をそ
れぞれ示している。
【図10】鋼管外径とせん断耐力の関係を示す図であ
る。
【図11】鋼管矢板基礎の例を示す図である。
【図12】従来の鋼管矢板の連結を示す図である。
【図13】降伏する部分を示す図であって、(a)は平
面図を、(b)は側面図をそれぞれ示している。
【符号の説明】
A 鋼管矢板 1 鋼管矢板本管 2 円形鋼管(継手部材) 2a スリット 2b,2c 円弧 2d 内面 3 突起 4 補強部材 5 モルタル(充填材) 6 補強部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 修身 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社内 (72)発明者 石澤 毅 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社内 (72)発明者 辰見 夕一 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社内 (72)発明者 風間 広志 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 中嶋 滋 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 宮川 昌宏 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 Fターム(参考) 2D049 FB03 FB14 FC03 FD04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管矢板本管の外面に対し、その鋼管矢
    板本管と軸を平行にして継手部材を構成する円形鋼管が
    取り付けられ、その円形鋼管には、軸方向に延びるスリ
    ットが形成されている鋼管矢板において、 上記円形鋼管の内面に凹凸を設けると共に、上記円形鋼
    管における上記鋼管矢板本管への取付け部から上記スリ
    ット位置まで円周方向に延びる2つの円弧のうち、円弧
    長が長い側の当該円形鋼管の外面と、上記本管外面とを
    補強部材で連結したことを特徴とする鋼管矢板。
  2. 【請求項2】 鋼管矢板基礎を構築するための鋼管矢板
    同士の連結構造であって、請求項1に記載の鋼管矢板を
    使用して、隣接する鋼管矢板の円形鋼管同士を嵌合させ
    ると共に当該円形鋼管内に充填材を充填することを特徴
    とする鋼管矢板の連結構造。
JP02480799A 1999-02-02 1999-02-02 鋼管矢板及び鋼管矢板の連結構造 Expired - Fee Related JP3573991B2 (ja)

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