JP2000219211A - 封書作成装置 - Google Patents

封書作成装置

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JP2000219211A
JP2000219211A JP11023120A JP2312099A JP2000219211A JP 2000219211 A JP2000219211 A JP 2000219211A JP 11023120 A JP11023120 A JP 11023120A JP 2312099 A JP2312099 A JP 2312099A JP 2000219211 A JP2000219211 A JP 2000219211A
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JP11023120A
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Hiroshi Tanaami
宏 棚網
Masatoshi Oka
正俊 岡
Naoki Oba
直樹 大場
Kazuki Takayama
一樹 高山
Yasuyuki Miyata
泰行 宮田
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Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】不可の状態が検出されているときには切断用紙
の供給のみを停止させたり、不可の状態とされた区分け
ポケットに応じる宛先単位を特定できるようにし、不可
の状態が発生したときの対処を簡便にして封書作成の効
率を向上させる。 【解決手段】単位用紙供給部3の不可の状態の検出時
に、切断用紙供給部4による用紙供給を停止したまま少
なくとも不可の状態として対応付けした区分けポケット
9を移送させ、単位用紙供給部3の不可の状態の検出停
止後に、データベース7における前記不可の状態の検出
前の情報に基づいて再度前記単位用紙供給部3から用紙
供給を行なわせ、可の状態と対応付けされた区分けポケ
ットに応じるように切断用紙供給部4からの用紙供給を
再開させる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動する区分けポケ
ットに単位用紙と切断用紙とからなる丁合物を丁合や袋
綴じして封書とする封書作成装置に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来からデパート業や
通信販売業、そして各種金融機関などにおいて顧客に定
期的に、或いは不定期にして新規商品、新規サービスな
どの紹介を行なう上でパンフレット、カタログなどをそ
の顧客向けに送付するようにしており、送付先が多いな
どの場合には連続的な作成処理が行なえるようにするた
めに、搬送ラインを移動できる区分けポケットに対して
カタログやパンフレットなどのように枚葉物や冊子など
の単位用紙を供給するとともに、送付先を記載した送付
票や案内状、請求書など宛先に応じて予め作成されてい
る切断用紙を供給し、これらの丁合物を区分けポケット
ごとにまとめて封書(袋形態のものも含まれている)と
して作成できるシステムが採用され、効率の向上が図ら
れるようになってきている。しかしながら、上述した封
書作成装置において予め通知内容が記載されている単位
用紙や宛先情報が記載されている切断用紙は、その用紙
供給位置それぞれに用紙供給タイミングに応じて移動し
てきた区分けポケットへ予め記録されているデータベー
ス(例えば何れの単位用紙を供給するか、そして、何れ
の切断用紙を供給するかの情報を記録したデータベー
ス)に基づいて供給するものとなっていることから、供
給中に用紙が脱落したりジャミングしたり、さらには用
紙自体の情報に作成ミスがあるなどして不良の用紙供給
となる不可の状態が生じた場合でも区分けポケットの丁
合物が不可の状態となったまま移送されることになる。
そして、宛先単位ごとに宛名などの内容や丁合も異なっ
ていて、用紙の組み合わせが誤った封書が作成されるこ
とになる。そのため、前述の不可の状態が発生したこと
が確認された場合などにおいて不可の状態とされた丁合
物は何れの宛先のものであるかの確認をしてその不可の
状態とされた宛先単位を拾い出し再度作成し直さなけれ
ばならないが、その不可の状態とされた宛先単位を拾い
出す作業が極めて煩雑であり、装置全体を長時間停止さ
せなければならないなど作成効率を大幅に低下させるこ
とがあった。そこで、本発明は上記事情に鑑み、不可の
状態が検出されているときには切断用紙の供給のみを停
止させたり、不可の状態とされた区分けポケットに応じ
る宛先単位を特定できるようにすることを課題とし、不
可の状態が発生したときの対処を簡便にして封書作成の
効率を向上させることを目的とするものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
してなされたもので、整列状態にして順次移送する複数
の区分けポケットを有し、前記区分けポケットを移動さ
せながら用紙などの丁合物を受け入れる搬送ラインと、
前記搬送ラインを移動する区分けポケットに、単位用紙
を宛先毎に必要な用紙を供給する単位用紙供給部と、前
記搬送ラインを移動する区分けポケットに、連続状態で
あらかじめ宛先順に印字された連続用紙を宛先単位に切
断してなる切断用紙を供給する切断用紙供給部と、前記
搬送ラインを移動する区分けポケット毎に該区分けポケ
ットの単位用紙と切断用紙とからなる丁合物を丁合又
は、袋綴じする集合処理部とが配置されるとともに、宛
先単位ごとに単位用紙と切断用紙との供給可否情報が関
連付けられているデータベースと、前記データベースに
基づいて、宛先順に移動する前記区分けポケットへ単位
用紙と切断用紙の供給タイミングをコントロールして丁
合又は袋綴じするように搬送ラインと単位用紙供給部と
切断用紙供給部と集合処理部とを制御する制御部とから
なる封書作成装置であって、前記単位用紙供給部と切断
用紙供給部とに、用紙が適正に供給される可の状態と用
紙がジャミングする不可の状態とを検出するジャムセン
サーを設け、前記制御部は、前記単位用紙供給部の不可
の状態の検出時に、前記切断用紙供給部による用紙供給
を停止したまま少なくとも不可の状態として対応付けし
た区分けポケットを移送させ、前記単位用紙供給部の不
可の状態の検出停止後に、前記データベースにおける前
記不可の状態の検出前の情報に基づいて再度前記単位用
紙供給部から用紙供給を行なわせ、可の状態と対応付け
された区分けポケットに応じるように前記切断用紙供給
部からの用紙供給を再開させる制御構成とされているこ
とを特徴とする封書作成装置を提供して、上記課題を解
消するものである。そして、本発明にあっては、前記切
断用紙供給部、または該切断用紙供給部の用紙供給位置
に対応した前記搬送ラインに、前記切断用紙の適正供給
である可の状態と不正供給である不可の状態とを検出す
る検出手段を設け、前記制御部は、該検出手段により不
可の状態とされた切断用紙に応じるデータベース上の宛
先単位の情報を用紙供給不良データとしてファイル出力
することが可能である。また、前記搬送ライン上におい
て、区分けポケットに用紙が存在する可の状態と用紙が
存在しない不可の状態とを検出する検出手段を設け、前
記制御部は、用紙が存在しない不可の状態が検出された
区分けポケットに応じるデータベース上の宛先単位の情
報を用紙供給不良データとしてファイル出力することが
可能である。
【0004】
【発明の実施の形態】つぎに本発明を図1から図7に示
す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1と図2は
本発明に係る封書作成装置1の構成と形態とを概略的に
示すものである。この封書作成装置1は搬送ライン2と
単位用紙供給部3と切断用紙供給部4と集合処理部5と
イジェクトユニット6とデータベース7と制御部8とか
らなるものであり、図2に示すように、前記搬送ライン
2は対となった搬送爪を搬送面上に突出させた状態にし
て一方向に移動させることで整列状態にして順次移動す
る複数の区分けポケット9を有しており、この区分けポ
ケット9が一方向に複数の位置で一時停止しながら移動
することで用紙などの丁合物とするための物品を受ける
ものである。即ち、区分けポケット9が搬送方向の上流
側から移動してくることで順次、或いは選択的に供給さ
れる用紙などが積み重ねられて下流方向に移動するよう
にしているものである。単位用紙供給部3はカタログ、
パンフレットなどの枚葉用紙や冊子(例えば、カタログ
やパンフレット)などの形態となる単位用紙aを区分け
ポケット9に供給するための単位用紙供給装置3aが搬
送ラインの方向に複数並んで設けられているものであ
り、例えばその単位用紙の種類毎に供給装置3aが分け
られてそれぞれが搬送ライン2に沿って配置されてい
る。この単位用紙供給部3では前記供給装置の用紙供給
位置に区分けポケットが位置することで各供給装置から
後述するように宛先ごとに応じて必要な単位用紙が選択
的にその区分けポケットへと供給されるものである。
【0005】単位用紙供給部3の区分けポケット移動方
向下流側に上記切断用紙供給部4が位置している。この
切断用紙供給部4は連続状態にして予め宛先順にその宛
先に係る宛先名などの情報が印字された連続用紙bを、
例えばロール形態で備えている切断用紙供給装置4aを
複数にして上記搬送ライン2に沿って配置してなるもの
であり、その切断用紙供給装置4aそれぞれは繰り出し
てきた連続用紙bを宛先単位ごとに切断した切断用紙c
を、該供給装置の用紙供給位置に到着した区分けポケッ
ト9に供給する。上記集合処理部5は切断用紙供給部4
の区分けポケット移動方向下流側にあって、区分けポケ
ット9ごとに搬送されてきた単位用紙aと切断用紙cと
からなる丁合物を丁合、または透明な袋体を用いて袋綴
じするものであり、その丁合物が取りまとめられた状態
にして区分けポケットにて下流側へと送り出されるよう
にしている。
【0006】集合処理部5の区分けポケット移動方向下
流側にイジェクトユニット6が位置していて、このイジ
ェクトユニット6では、用紙供給が不可とされた区分け
ポケット9が到着したときにその区分けポケット9から
丁合物を搬送ライン2上から除外するために回収するも
のである。上記データベース7は宛先単位で供給すべき
単位用紙と切断用紙との対応関係を記録しているもの
で、図3にて表形態で示すように、コードにして表現さ
れた宛先情報に対して、複数種の切断用紙c1、c2、
c3や単位用紙a1、a2、……のいずれを供給すべき
かの対応が記録されているものである。また、制御部8
は上記各部を管理し、前記データベース7に基づいて、
宛先順に移動する前記区分けポケット9へ単位用紙と切
断用紙の供給タイミングをコントロールできるようにす
るとともに、丁合又は袋綴じするようにすべく、搬送ラ
イン2と単位用紙供給部3と切断用紙供給部4と集合処
理部5、イジェクトユニット6とを制御するものであ
る。そして、この制御部8にあっては、図1に示されて
いるように各部所の稼動状況を示すモニターなどからな
る表示部10とキーボードなどの入力装置からなり各種
の設定を入力できる入力部11とが接続されており、こ
れら制御部8、表示部10、入力部11、上記データベ
ース7とはコンピュータにて一体的に構成することがで
きるものとしている。
【0007】上記各切断用紙供給装置4aにおいては、
図4に示されているように識別コード付与装置12が設
けられている。この識別コード付与装置12は予め宛先
順に印字された連続用紙bに対して宛先単位毎に区分け
識別するための識別コードを付与するもので、図5に示
されているように、連続用紙bの移送穴部に予め付与さ
れた識別コードdを利用して切断用紙となる部分ごとの
所定位置に新たな識別コードeを出力するようにしたも
のである。そのため、識別コード付与装置12では、連
続用紙bが宛先単位に切断される際、切り落とされる移
送穴部の識別コードdを読み取る識別コード読み取り装
置13と、この識別コード読み取り装置13で読み取っ
たコードデータに基づいて宛先単位に切断される用紙に
新たに前記識別コードeを出力する識別コード印字装置
14とに構成が分けられている。そして、前記識別コー
ド印字装置14にあっては識別コードeをステルスイン
キにて印字するもので、目視ではその識別コードeを確
認できないようにして切断用紙の外観を損なわないもの
としている。なお、識別コードeはステルスインキが感
知できる機器にて読み取ることができるものである。図
4に示されているように切断用紙供給装置4aでは上記
識別コード付与装置12からの用紙送り出し方向にカッ
ター部15と折り部16とを配置しており、上述したよ
うに識別コード付与装置12で切断用紙となる部分に識
別コードeを付与してから、前記カッター部15にて切
断用紙cごとに切断して上記移送穴部も切除して切断用
紙cを得て、その後に折り部16で略Z状に折り畳んで
用紙供給位置に送り出され、この用紙供給位置に区分け
ポケットが位置したときに供給するようにしている。さ
らに切断用紙供給部4では、ステルスインキを用いて切
断用紙cに付与された識別コードeを読み取るために用
紙供給位置に第二の識別コード読み取り装置17を配置
しており、この第二の識別コード読み取り装置17で切
断用紙cの識別コードeを読み取って上記制御部8に情
報を送ることにより、その情報を送出した切断用紙供給
装置4aから切断用紙cが区分けポケットに供給された
との判断がなされ、制御部8側では集合処理部5に向け
て移動する区分けポケット9と、宛先情報など宛先に係
る管理情報とを対応付けして管理を行なうようにしてい
る。
【0008】このように、切断用紙供給部4に識別コー
ド付与装置12を設け、宛先単位ごととされた切断用紙
cを区分け識別できるようにしたため、切断用紙cが区
分けポケット9に供給されるとともにその切断用紙cか
ら情報を得ることで、区分けポケット9ごとの丁合物や
集合処理部5を経た封書を、宛先順による対応関係を装
置側で管理しながら搬送ライン2上で移動させることが
できるようになる。そして、人間の眼では確認できない
ステルスインキで切断用紙に識別コードを付与するよう
にすることで、最終のユーザー(封書受取人)に気づか
れずにその切断用紙を生産管理用の帳票などとして利用
でき、デザインの制約を受けることが無くなる。
【0009】本封書作成装置1においては、単位用紙a
や切断用紙cの移動経路でジャミングが生じたときにこ
れを感知できるように設けられているものであって、単
位用紙aの送り出し時のジャミングに応じ得るように上
記単位用紙供給部3の各単位用紙供給装置3aに、ま
た、切断用紙cの送り出し時のジャミングに応じ得るよ
うに上記切断用紙供給部4の各切断用紙供給装置4a
に、そして、搬送ライン2上での移動時におけるジャミ
ングに応じることができるようにその搬送ライン2の各
所に、さらには、集合処理部5での丁合や袋綴じの際の
ジャミングに応じるようにその集合処理部5にそれぞれ
ジャムセンサー18が設けられており、これらジャムセ
ンサー18からのジャム信号が上記制御部8に送られる
ようにして、何れかの個所でジャミングが生じた場合に
制御部8の制御の下で封書作成装置1が停止するように
している。また、この封書作成装置1を通常停止させる
場合にあってもその停止指示信号が前記制御部8に送り
出され、その停止指示信号を受けて制御部8の制御の下
で封書作成装置1が停止するようにしている。上記ジャ
ム信号や停止指示信号を受けた上記制御部8は搬送ライ
ン2上にある区分けポケット9の停止位置を単位用紙供
給装置3aや切断用紙供給装置4aの用紙供給位置とな
るように制御しており、この制御部8の下で区分けポケ
ット9が用紙供給位置で停止することで各停止位置(用
紙供給位置)での単位用紙aや切断用紙cの供給の有無
や宛名情報に応じて適正な用紙の組み合わせが行われて
いるかどうかなどを把握し易くして管理が容易となるよ
うにしている。
【0010】そして、本封書作成装置1を用いたシステ
ムにおいて、上記ジャムセンサー18によってジャミン
グが検出された装置の用紙供給位置を移動してきた区分
けポケットの丁合物は、実際の用紙の組み合わせが正常
であったとしてもその組み合わせなどに不具合が生じて
いるものとして処理するようにしており、各処理個所
(単位用紙供給装置3a、切断用紙供給装置4a、集合
処理部5、イジェクトユニット6)においてこのような
不可の状態と適正な用紙供給動作が行われた可の状態と
を表示できるように、また、移動する各区分けポケット
9が可の状態のものであるか不可の状態のものであるか
が表示できるようにしているものである。その具体的な
例として、上記搬送ライン2において区分けポケット9
が停止する位置に対応した所定個所と各装置に表示装置
19が設けられている。この表示装置19は可の状態を
青色点灯として表示し、不可の状態を赤色点灯として表
示するように青色灯と赤色灯とが対になっているが、必
ずしも対になっている必要はなく、不可の状態のみを点
灯表示するものであってもよい。さらに、上記制御部8
では、単位用紙供給装置3a、切断用紙供給装置4a、
集合処理部5、イジェクトユニット6の各ジャムセンサ
ー18から入力されたジャム信号に基づいて前記表示装
置19を動作させるようにしており、ジャム信号の送出
がなくなるまでジャミングしている装置の表示装置19
で不可の状態を表示させ、かつ、単位用紙供給部3や切
断用紙供給部4において不可の状態とされた装置の用紙
供給位置を通ってきた区分けポケット9が表示装置19
を対応付けした搬送ライン2上の位置に到着するごとに
不可の状態を表示するようにしており、搬送ライン2上
の区分けポケット9の移動に伴って可、不可の表示を移
動制御するようにし、区分けポケット9の移動を、即
ち、封書作成装置1自体を停止させずに不可の区分けポ
ケットを確認できるようにしている。このように区分け
ポケット9の移動に伴って可、不可の表示を移動制御す
ることから、操作者側で目視にて区分けポケットの丁合
物の可、不可の状態が簡単に判断できるようになる。
【0011】上述したように単位用紙供給部3や切断用
紙供給部4、集合処理部5、イジェクトユニット6など
の部所にて不可とされた場合においてもこの封書作成装
置1は停止されず、連続稼動の状態が極力維持されるよ
うにしている。しかし、上流である単位用紙供給部3の
段階でジャミングなどにより不可の状態とされた区分け
ポケット9がその下流の切断用紙供給部4に到達したと
きに、その区分けポケット9に切断用紙を供給すること
は不経済なものとなる。そこで、この封書作成装置1で
は単位用紙供給部3で不可の状態が生じたと判定された
場合(不可の状態の検出時)には、その不可の状態とな
る区分けポケット9が対応する宛先単位の情報が制御部
8側に記録されるとともに、その制御部8の制御により
切断用紙供給部4における切断用紙cの供給を停止し、
この切断用紙cの供給を受けなかった区分けポケット9
が集合処理部5を通って(この集合処理部5においても
丁合や袋綴じの動作は行われないようにしている)イジ
ェクトユニット6に到達した段階でその区分けポケット
9における丁合物が搬送ライン2上から排除されるよう
にしている。なお、可の状態とされた区分けポケット9
における丁合物は前記イジェクトユニット6での取り除
きを受けることなく搬送ライン2の最終端に接続されて
いるデリバリコンベア20に送り込まれ、このデリバリ
コンベア20にて次工程に送り出されるようにしてい
る。さらに、前記制御部8は単位用紙供給部3での不可
の状態の検出が停止した後には、先に不可の状態とされ
た宛先単位の情報に対応する単位用紙の組み合わせをデ
ータベース7から再度引き出し、この宛先単位に応じる
単位用紙の供給をこの単位用紙供給部3で開始させると
ともに、その可の状態とされた区分けポケット9が下流
の切断用紙供給部4に移動してきた時点で切断用紙cの
供給を再開するように設けられている。このようにする
ことで封書作成装置の連続的な稼動が維持し易くなるよ
うに設けられている。
【0012】また、一方、切断用紙供給部4での不可の
状態が発生しても連続的な稼動を維持するように設けら
れている。上述したようにこの切断用紙供給部4におけ
る各切断用紙供給装置4aそれぞれでは連続用紙bを切
断してなる切断用紙cから第二の識別コード読取装置1
7によって識別コードを読み取るようにしており、読み
取られた識別コードとデータベース上での宛先情報との
対比を上記制御部8が常時行い、一致している場合に可
の状態とし、連続用紙の作成時点での出力ミスなどで不
一致となった場合に不可の状態と判定するようにしてい
る。さらに、これら切断用紙供給装置4aそれぞれに対
応してその装置内、及び、用紙供給位置に、上述のよう
にジャミングを検出するジャムセンサー18が配置され
ており、このジャムセンサー18にてジャム信号が送出
された場合にも前記制御部8は不可の状態と判定するよ
うにしている。そして、不可の状態とされた区分けポケ
ット9の丁合物は上述のように集合処理部5での処理を
受けずにイジェクトユニット6にて搬送ライン2から取
り除かれるようにしている。さらに、上記第二の識別コ
ード読取装置17や上記ジャムセンサー18の検出手段
により不可の状態として検出されて取り除かれる丁合物
中の切断用紙についてはこれを再度作成する必要がある
ことから、その不可の状態とされた切断用紙に対応する
宛先単位の情報が制御部8により切断用紙供給部の用紙
供給不良データとしてファイル出力するように設けられ
ており、この出力されたファイルにて改めて連続用紙b
を作成するようにしている。このように第二の識別コー
ド読取装置を用いたデータベースとの対比から、そし
て、装置内や用紙供給位置でのジャム信号に基づいて制
御部8が切断用紙供給部4での可、不可の状態を判定
し、その切断用紙供給部4において不可の状態とされた
切断用紙に対応する宛先単位の情報を別個にファイル出
力するため、不可の状態となる区分けポケット9が生じ
たとしても、不具合の解消作業中に封書作成装置1を稼
動させ続けることができ、不具合解消後の正常稼動状態
に連続的に移行できるようにしている。
【0013】上記搬送ライン2にあっては上述したよう
に所要個所に、上記用紙供給位置に対応するようにして
ジャムセンサー18が配置されていて、このジャムセン
サー18からなる検出手段は搬送ライン2の停止時にお
いても区分けポケット9に送り出されている単位用紙や
切断用紙に対するセンシングを行なって存在するときに
は可の状態とし存在しないときには不可の状態として検
出する働きをもなすものとしており、搬送ライン2の停
止時に検査のために単位用紙や切断用紙の丁合物を取り
出すことでその区分けポケット9に対して不可の状態と
の判定を対応付けるようにするとともに、不可の状態と
された区分けポケットに対応する宛先単位の情報を別個
にファイル出力し、封書作成装置1の稼動を再開したと
きには、上述の不可の状態と判定された区分けポケット
に対する対処と同様に上記イジェクトユニット6にて丁
合物を搬送ライン2から取り除くようにしている。この
ように操作者が検査などのために丁合物を取り除いた時
点で不可の状態との判定を対応付けるようにしているた
め、操作者による戻し間違い(用紙欠落)を有したまま
適正な丁合物として移動することを未然に防止すること
ができる。
【0014】上記実施の例では、搬送ライン2の下流側
に一つのイジェクトユニット6により、不可の状態の判
定がなされている区分けポケット9の丁合物をその搬送
ライン2から取り除いて回収するものとしているが、本
発明はこれに限定されるものではない。図6はその他の
実施の形態の要部を示しているものであって、図6に示
された封書作成装置1では、この装置1の機械調整用と
してや上記判定の機能チェック用として封書を作成し、
この機械調整用や判定機能チェック用として作成された
切断用紙を伴う丁合物と上述の不可の状態と判定付けら
れた丁合物との両者を区別した状態で搬送ライン2から
取り除き回収できるようにするために、イジェクトユニ
ット6を複数設けており、機械調整用や判定機能チェッ
ク用として作成された用紙から所要の情報を上記識別コ
ード読取装置13や第二の識別コード読取装置17を介
して制御部8側に送り込み、その制御部8の制御の下で
その切断用紙を伴う丁合物を所定のイジェクトユニット
6にて搬送ライン2から回収するようにしている。この
ように機械調整用や判定機能チェック用として作成され
た丁合物を通常稼動時に不可の状態と判定付けされた丁
合物と区別して搬送ライン2から取り除くようにしてい
るため、その取り除かれた丁合物の管理が容易になる。
【0015】機械調整用や判定機能チェック用とされる
上記切断用紙には、連続用紙の形態の時点で予め機械調
整用としてダミーの宛先情報を記載した切断用紙である
ことを示す識別コード、または、上記識別コード読取装
置13、第二の識別コード読取装置17による可の状態
や不可の状態の判定機能をチェックするためのダミーの
宛先情報を記載した切断用紙であることを示す識別コー
ドが設けられていて、この用途の切断用紙となる用紙部
分21が、図7に示すように連続用紙bの前後の個所や
間に配置されている。この図7では(イ)にその連続用
紙bの先頭部分が、(ロ)ではデータ領域部分が、
(ハ)では連続用紙bの終了部分が示され、矢印Xは連
続用紙bの送り出し方向を示し、(イ)(ロ)(ハ)に
おいて連続用紙b中の各枠が最小単位の用紙を示してい
る。図7(イ)で示すように、連続用紙bの先頭部分で
は白紙領域Aのつぎに、機械調整用としてのダミーの宛
先情報を記載して切断用紙となる前記用紙部分21が連
続して先頭ダミーデータ領域Bが形成され、以降に正規
データが続くことを制御部側に知らせるためのヘッダー
領域Cが前記先頭ダミーデータ領域Bに連続し、さらに
このヘッダー領域Cに正規データ領域Dが連続してい
る。図7(ロ)に示すように、連続用紙bのデータ領域
部分では、前記正規データ領域Dを分断する形で複数箇
所にダミーデータ領域Eがあり、このダミーデータ領域
Eは、識別コード読取装置13、第二の識別コード読取
装置17による可の状態や不可の状態の判定機能をチェ
ックするためのダミーの宛先情報を記載した切断用紙と
なる前記用紙部分21から形成されている。図7(ハ)
に示すように、連続用紙bの終了部分では、正規データ
が終了したことを制御部側に知らせるフッター領域Fが
あり、これに、機械調整用としてのダミーの宛先情報を
記載して切断用紙となる前記用紙部分21よりなる終了
ダミーデータ領域Gが形成されて連続し、その後に白紙
領域Hが連続している。このように正規の宛先単位の情
報を有する連続用紙b中に機械調整用や判定機能チェッ
ク用のダミーとしての用紙部分21を設けているため、
上記切断用紙供給部4の各切断用紙供給装置4aそれぞ
れにおいて、本稼動のための連続用紙と調整やダミー用
の連続用紙とを付け換える必要がなくなる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
整列状態にして順次移送する複数の区分けポケットを有
し、前記区分けポケットを移動させながら用紙などの丁
合物を受け入れる搬送ラインと、前記搬送ラインを移動
する区分けポケットに、単位用紙を宛先毎に必要な用紙
を供給する単位用紙供給部と、前記搬送ラインを移動す
る区分けポケットに、連続状態であらかじめ宛先順に印
字された連続用紙を宛先単位に切断してなる切断用紙を
供給する切断用紙供給部と、前記搬送ラインを移動する
区分けポケット毎に該区分けポケットの単位用紙と切断
用紙とからなる丁合物を丁合又は、袋綴じする集合処理
部とが配置されるとともに、宛先単位ごとに単位用紙と
切断用紙との供給可否情報が関連付けられているデータ
ベースと、前記データベースに基づいて、宛先順に移動
する前記区分けポケットへ単位用紙と切断用紙の供給タ
イミングをコントロールして丁合又は袋綴じするように
搬送ラインと単位用紙供給部と切断用紙供給部と集合処
理部とを制御する制御部とからなる封書作成装置であっ
て、前記単位用紙供給部と切断用紙供給部とに、用紙が
適正に供給される可の状態と用紙がジャミングする不可
の状態とを検出するジャムセンサーを設け、前記制御部
は、前記単位用紙供給部の不可の状態の検出時に、前記
切断用紙供給部による用紙供給を停止したまま少なくと
も不可の状態として対応付けした区分けポケットを移送
させ、前記単位用紙供給部の不可の状態の検出停止後
に、前記データベースにおける前記不可の状態の検出前
の情報に基づいて再度前記単位用紙供給部から用紙供給
を行なわせ、可の状態と対応付けされた区分けポケット
に応じるように前記切断用紙供給部からの用紙供給を再
開させる制御構成とされていることを特徴とするもので
ある。このように、単位用紙供給部側からの不可の状態
が検出された時点で切断用紙供給部での用紙供給を停止
するようにしているため、不可の状態とされた丁合物に
まとめられた切断用紙がいずれの宛先単位のものである
かどうかの拾い出しチェックを行なう必要がなく、不可
の状態が検出されたときの対処が簡単になる。また、切
断用紙供給部から供給される切断用紙に対して不可の状
態を検出したときにその切断用紙に対応する宛先単位の
情報を別ファイルとして記録すれば、装置全体を、切断
用紙の不可の状態が検出されてもそのたびごとに停止さ
せる必要がなく、装置を連続稼動させることができ、封
書の生産効率が向上するようになる。さらに、搬送ライ
ン上から丁合物が取り外された時点で不可の状態と検出
されるようにすることで、検査のために取り出された丁
合物が仮に不適切な丁合状態で戻されても、正規な封書
として作成されることがなく、封書作成に係る信頼性が
向上するなど、実用性に優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の封書作成装置の一例における構成を概
略的に示す説明図である。
【図2】一例の形態を概略的に示す説明図である。
【図3】データベースを示す説明図である。
【図4】切断用紙供給装置を示す説明図である。
【図5】連続用紙における切断用紙となる一単位を示す
説明図である。
【図6】他の実施の例を示す説明図である。
【図7】連続用紙を示す説明図である。
【符号の説明】
1…封書作成装置 2…搬送ライン 3…単位用紙供給部 4…切断用紙供給部 5…集合処理部 6…イジェクトユニット 7…データベース 8…制御部 9…区分けポケット 12…識別コード付与装置 13…識別コード読み取り装置 14…識別コード印字
装置 17…第二の識別コード読取装置 18…ジャムセンサ
ー 19…表示装置 21…チェック用の用紙部分 a…単位用紙 b…連続用紙 c…切断用紙 d…識別コード e…識別コード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮田 泰行 埼玉県所沢市元町4−15 Fターム(参考) 3E028 AB02 BB01 CA01 CA07 DA06 EA01 GA01 GA02 GA04 HA02 3F050 BB02 BB07 BE12 CE07 LA16 LB01 LB05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】整列状態にして順次移送する複数の区分け
    ポケットを有し、前記区分けポケットを移動させながら
    用紙などの丁合物を受け入れる搬送ラインと、 前記搬送ラインを移動する区分けポケットに、単位用紙
    を宛先毎に必要な用紙を供給する単位用紙供給部と、 前記搬送ラインを移動する区分けポケットに、連続状態
    であらかじめ宛先順に印字された連続用紙を宛先単位に
    切断してなる切断用紙を供給する切断用紙供給部と、 前記搬送ラインを移動する区分けポケット毎に該区分け
    ポケットの単位用紙と切断用紙とからなる丁合物を丁合
    又は、袋綴じする集合処理部とが配置されるとともに、 宛先単位ごとに単位用紙と切断用紙との供給可否情報が
    関連付けられているデータベースと、 前記データベースに基づいて、宛先順に移動する前記区
    分けポケットへ単位用紙と切断用紙の供給タイミングを
    コントロールして丁合又は袋綴じするように搬送ライン
    と単位用紙供給部と切断用紙供給部と集合処理部とを制
    御する制御部とからなる封書作成装置であって、 前記単位用紙供給部と切断用紙供給部とに、用紙が適正
    に供給される可の状態と用紙がジャミングする不可の状
    態とを検出するジャムセンサーを設け、 前記制御部は、前記単位用紙供給部の不可の状態の検出
    時に、前記切断用紙供給部による用紙供給を停止したま
    ま少なくとも不可の状態として対応付けした区分けポケ
    ットを移送させ、前記単位用紙供給部の不可の状態の検
    出停止後に、前記データベースにおける前記不可の状態
    の検出前の情報に基づいて再度前記単位用紙供給部から
    用紙供給を行なわせ、可の状態と対応付けされた区分け
    ポケットに応じるように前記切断用紙供給部からの用紙
    供給を再開させる制御構成とされていることを特徴とす
    る封書作成装置。
  2. 【請求項2】前記切断用紙供給部、または該切断用紙供
    給部の用紙供給位置に対応した前記搬送ラインに、前記
    切断用紙の適正供給である可の状態と不正供給である不
    可の状態とを検出する検出手段を設け、前記制御部は、
    該検出手段により不可の状態とされた切断用紙に応じる
    データベース上の宛先単位の情報を用紙供給不良データ
    としてファイル出力することを特徴とする請求項1記載
    の封書作成装置。
  3. 【請求項3】前記搬送ライン上において、区分けポケッ
    トに用紙が存在する可の状態と用紙が存在しない不可の
    状態とを検出する検出手段を設け、前記制御部は、用紙
    が存在しない不可の状態が検出された区分けポケットに
    応じるデータベース上の宛先単位の情報を用紙供給不良
    データとしてファイル出力することを特徴とする請求項
    1まはた2記載の封書作成装置。
JP11023120A 1999-01-29 1999-01-29 封書作成装置 Pending JP2000219211A (ja)

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