JP2000218924A - 記録シートおよびその製造方法 - Google Patents
記録シートおよびその製造方法Info
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- JP2000218924A JP2000218924A JP11021229A JP2122999A JP2000218924A JP 2000218924 A JP2000218924 A JP 2000218924A JP 11021229 A JP11021229 A JP 11021229A JP 2122999 A JP2122999 A JP 2122999A JP 2000218924 A JP2000218924 A JP 2000218924A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】インクジェット記録に適したインク吸収性を有
し、かつ、高色濃度の記録ができ、さらに、耐水性、耐
擦傷性、光沢性に優れたインクジェット記録用シートを
得る。 【解決手段】基材上に、シリカおよびアルミナを含む複
合粒子をバインダーで結合した構成の多孔質層を有し、
該多孔質層のJIS Z8741に規定する20度の鏡
面光沢度が30%以上、かつ、60度の鏡面光沢度が5
0%以上である記録シート。
し、かつ、高色濃度の記録ができ、さらに、耐水性、耐
擦傷性、光沢性に優れたインクジェット記録用シートを
得る。 【解決手段】基材上に、シリカおよびアルミナを含む複
合粒子をバインダーで結合した構成の多孔質層を有し、
該多孔質層のJIS Z8741に規定する20度の鏡
面光沢度が30%以上、かつ、60度の鏡面光沢度が5
0%以上である記録シート。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録シート、特に
インクジェットプリンタに適した記録シートおよびその
製造方法に関する。
インクジェットプリンタに適した記録シートおよびその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、ノズルから
インクの液滴を噴射して、被記録材に直接画像を形成す
る方法である。インクジェット記録方式は、装置が比較
的小型であり、ランニングコストも低いなどの利点があ
る。インクジェット記録方式に用いる記録シートは、高
い吸収性を有し、しかも優れた発色性を有することが要
求される。
インクの液滴を噴射して、被記録材に直接画像を形成す
る方法である。インクジェット記録方式は、装置が比較
的小型であり、ランニングコストも低いなどの利点があ
る。インクジェット記録方式に用いる記録シートは、高
い吸収性を有し、しかも優れた発色性を有することが要
求される。
【0003】インクジェットプリンタ用の記録シートと
しては、インクを速やかに吸収し、鮮明な画像を得るた
めに、紙やフィルムなどの基材上にシリカやアルミナな
どの無機微粒子とポリビニルアルコールなどのバインダ
ーとからなる多孔質のインク受容層を設けたものが知ら
れている。インクジェットプリンタ用の記録シートは、
インクの中に多量に含まれる溶媒をインク受容層中の細
孔で吸収する必要がある。このとき、インク受容層が透
明であるほど、色濃度の高い鮮明な画像を形成すること
ができるので、インク受容層としては透明なものが望ま
しい。
しては、インクを速やかに吸収し、鮮明な画像を得るた
めに、紙やフィルムなどの基材上にシリカやアルミナな
どの無機微粒子とポリビニルアルコールなどのバインダ
ーとからなる多孔質のインク受容層を設けたものが知ら
れている。インクジェットプリンタ用の記録シートは、
インクの中に多量に含まれる溶媒をインク受容層中の細
孔で吸収する必要がある。このとき、インク受容層が透
明であるほど、色濃度の高い鮮明な画像を形成すること
ができるので、インク受容層としては透明なものが望ま
しい。
【0004】さらに、インクジェット記録に用いる記録
シートには次のような性質が望まれる。記録物に水がか
かったときにインク中の染料が流れてインクが滲んでイ
ンク受容層に外観上の欠点が発生しにくい性質(以下、
この性質を耐水性という)、記録シートの表面が硬いも
のに接触したときにも、傷がついたり記録物の品質を損
ないにくい性質(以下、この性質を耐擦傷性という)、
表面の光沢度が高いこと(以下、この性質を光沢性とい
う)などである。
シートには次のような性質が望まれる。記録物に水がか
かったときにインク中の染料が流れてインクが滲んでイ
ンク受容層に外観上の欠点が発生しにくい性質(以下、
この性質を耐水性という)、記録シートの表面が硬いも
のに接触したときにも、傷がついたり記録物の品質を損
ないにくい性質(以下、この性質を耐擦傷性という)、
表面の光沢度が高いこと(以下、この性質を光沢性とい
う)などである。
【0005】シリカゲルなどのシリカ系材料は、適度な
細孔を有するため吸収性が良好であり、インクジェット
プリンタ用の記録シートに好適に用いられている。しか
し、一般にシリカは粒子表面が負に帯電しているため、
インクジェット記録に用いられるアニオン性解離基を有
する直接染料または酸性染料を吸着することができない
ので、耐水性は低いという問題があった。
細孔を有するため吸収性が良好であり、インクジェット
プリンタ用の記録シートに好適に用いられている。しか
し、一般にシリカは粒子表面が負に帯電しているため、
インクジェット記録に用いられるアニオン性解離基を有
する直接染料または酸性染料を吸着することができない
ので、耐水性は低いという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インクジェ
ット記録に適したインク吸収性を有し、かつ、高色濃度
の記録ができ、さらに、耐水性、耐擦傷性、光沢性に優
れたインクジェット記録用シートを得ることを目的とす
る。
ット記録に適したインク吸収性を有し、かつ、高色濃度
の記録ができ、さらに、耐水性、耐擦傷性、光沢性に優
れたインクジェット記録用シートを得ることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材上に、シ
リカおよびアルミナを含む複合粒子をバインダーで結合
した構成の多孔質層を有し、該多孔質層のJIS Z8
741に規定する20度の鏡面光沢度が30%以上、か
つ、60度の鏡面光沢度が50%以上である記録シート
を提供する。
リカおよびアルミナを含む複合粒子をバインダーで結合
した構成の多孔質層を有し、該多孔質層のJIS Z8
741に規定する20度の鏡面光沢度が30%以上、か
つ、60度の鏡面光沢度が50%以上である記録シート
を提供する。
【0008】本発明は、また、基材上に、シリカアルミ
ナ複合ゾル、バインダーおよび溶媒を混合して得られる
塗工液を塗布した後、平滑な表面を有する型に圧接し、
乾燥後該型より剥離する記録シートの製造方法を提供す
る。
ナ複合ゾル、バインダーおよび溶媒を混合して得られる
塗工液を塗布した後、平滑な表面を有する型に圧接し、
乾燥後該型より剥離する記録シートの製造方法を提供す
る。
【0009】本発明で用いるシリカアルミナ複合ゾル
は、コロイド粒子としてシリカとアルミナとを含む凝集
粒子が水性媒体中に分散したものである。ここで、シリ
カおよびアルミナは、酸化ケイ素、酸化アルミニウムだ
けでなく、それらの水和物も含むものとする。このシリ
カアルミナ複合ゾル、バインダーおよび溶媒を混合して
得られる塗工液から、シリカおよびアルミナを含む複合
粒子をバインダーで結合した構成の多孔質層が得られ
る。本明細書においては、この多孔質層を以下複合多孔
質層という。
は、コロイド粒子としてシリカとアルミナとを含む凝集
粒子が水性媒体中に分散したものである。ここで、シリ
カおよびアルミナは、酸化ケイ素、酸化アルミニウムだ
けでなく、それらの水和物も含むものとする。このシリ
カアルミナ複合ゾル、バインダーおよび溶媒を混合して
得られる塗工液から、シリカおよびアルミナを含む複合
粒子をバインダーで結合した構成の多孔質層が得られ
る。本明細書においては、この多孔質層を以下複合多孔
質層という。
【0010】シリカアルミナ複合ゾルにおける凝集粒子
中のシリカは、一次粒子が球状で一次粒子の平均粒子径
が2〜200nmであることが好ましい。本発明で得ら
れた記録シートは、シリカアルミナ複合ゾルのシリカ一
次粒子が球状であるため、複合多孔質層が高い耐擦傷性
を有する。
中のシリカは、一次粒子が球状で一次粒子の平均粒子径
が2〜200nmであることが好ましい。本発明で得ら
れた記録シートは、シリカアルミナ複合ゾルのシリカ一
次粒子が球状であるため、複合多孔質層が高い耐擦傷性
を有する。
【0011】シリカ一次粒子の平均粒子径が2nmより
小さい場合は、シリカアルミナ複合ゾルを乾燥したとき
に、平均細孔半径および細孔容積の大きいキセロゲルを
得ることができず、複合多孔質層の吸収性が不足するお
それがあるので好ましくない。シリカ一次粒子の平均粒
子径が200nmを超える場合は、シリカアルミナ複合
ゾルを乾燥したときに、比表面積の大きなキセロゲルを
得ることができず、色素定着性の高いキセロゲルを得る
ことができないおそれがあるので好ましくない。シリカ
一次粒子の平均粒子径のさらに好ましい範囲は5〜10
0nmである。シリカ一次粒子の平均粒子径は、透過型
電子顕微鏡で測定する。
小さい場合は、シリカアルミナ複合ゾルを乾燥したとき
に、平均細孔半径および細孔容積の大きいキセロゲルを
得ることができず、複合多孔質層の吸収性が不足するお
それがあるので好ましくない。シリカ一次粒子の平均粒
子径が200nmを超える場合は、シリカアルミナ複合
ゾルを乾燥したときに、比表面積の大きなキセロゲルを
得ることができず、色素定着性の高いキセロゲルを得る
ことができないおそれがあるので好ましくない。シリカ
一次粒子の平均粒子径のさらに好ましい範囲は5〜10
0nmである。シリカ一次粒子の平均粒子径は、透過型
電子顕微鏡で測定する。
【0012】シリカアルミナ複合ゾルにおける凝集粒子
の平均粒子径は、シリカ一次粒子の平均粒子径の2倍以
上であることが好ましい。通常のシリカゾルは、安定性
と分散性を良くするために、凝集粒子を含まないように
製造されているが、本発明で用いるシリカアルミナ複合
ゾルは積極的に凝集粒子を形成させたものである。この
ような凝集粒子を含むことにより、キセロゲルにしたと
きの細孔容積と平均細孔半径を大きくすることができ、
インク吸収性に優れた複合多孔質層を形成することがで
きる。
の平均粒子径は、シリカ一次粒子の平均粒子径の2倍以
上であることが好ましい。通常のシリカゾルは、安定性
と分散性を良くするために、凝集粒子を含まないように
製造されているが、本発明で用いるシリカアルミナ複合
ゾルは積極的に凝集粒子を形成させたものである。この
ような凝集粒子を含むことにより、キセロゲルにしたと
きの細孔容積と平均細孔半径を大きくすることができ、
インク吸収性に優れた複合多孔質層を形成することがで
きる。
【0013】シリカアルミナ複合ゾルにおける凝集粒子
の平均粒子径は、1000nm以下であることが好まし
い。凝集粒子の平均粒子径が1000nmを超える場合
は、キセロゲルにしたときの透明性が低下して、複合多
孔質層のヘイズが高くなるだけでなく、色素の定着性も
低下するので好ましくない。凝集粒子の平均粒子径が5
00nm以下である場合は、透明性がさらに良好である
ので好ましい。
の平均粒子径は、1000nm以下であることが好まし
い。凝集粒子の平均粒子径が1000nmを超える場合
は、キセロゲルにしたときの透明性が低下して、複合多
孔質層のヘイズが高くなるだけでなく、色素の定着性も
低下するので好ましくない。凝集粒子の平均粒子径が5
00nm以下である場合は、透明性がさらに良好である
ので好ましい。
【0014】シリカアルミナ複合ゾルは、pHが3〜9
であることが好ましい。pHが9より大きい場合は、凝
集粒子のゼータ電位が低くなるので好ましくない。逆
に、pHが3より小さい場合は、アルミナが溶解するお
それがあるので好ましくない。
であることが好ましい。pHが9より大きい場合は、凝
集粒子のゼータ電位が低くなるので好ましくない。逆
に、pHが3より小さい場合は、アルミナが溶解するお
それがあるので好ましくない。
【0015】シリカアルミナ複合ゾルは、凝集粒子のゼ
ータ電位が+10mV以上である場合は、インクジェッ
トプリンタなどに用いられるアニオン系染料の定着性が
高いので好ましい。凝集粒子のゼータ電位のより好まし
い範囲は+30〜+90mVである。
ータ電位が+10mV以上である場合は、インクジェッ
トプリンタなどに用いられるアニオン系染料の定着性が
高いので好ましい。凝集粒子のゼータ電位のより好まし
い範囲は+30〜+90mVである。
【0016】シリカアルミナ複合ゾルにおいては、シリ
カに対するアルミナの量が増すにつれて、凝集粒子のゼ
ータ電位が大きくなる傾向がある。アルミナの添加量
は、凝集粒子のゼータ電位が+10mV以上になるよう
に添加する必要がある。原料となるシリカゾルの比表面
積が大きいほど、より多くアルミナを添加する必要があ
るが、シリカゾルの中のSiO2成分100gに対して
Al2O3として1g以上添加することが好ましい。
カに対するアルミナの量が増すにつれて、凝集粒子のゼ
ータ電位が大きくなる傾向がある。アルミナの添加量
は、凝集粒子のゼータ電位が+10mV以上になるよう
に添加する必要がある。原料となるシリカゾルの比表面
積が大きいほど、より多くアルミナを添加する必要があ
るが、シリカゾルの中のSiO2成分100gに対して
Al2O3として1g以上添加することが好ましい。
【0017】シリカアルミナ複合ゾルは、不純物(S
i、Al、O、H以外の元素)の量は、SiおよびAl
の原子数の合計量に対し、原子数基準で10%以下であ
ることが好ましい。不純物元素の量がこれより多いシリ
カアルミナ複合ゾルを用いてインク受容層を形成した場
合には、画像形成後、染料が変色したり、後述する耐水
性試験において、インク受容層の表面にピット状の外観
欠陥を生じたりする場合があるので好ましくない。
i、Al、O、H以外の元素)の量は、SiおよびAl
の原子数の合計量に対し、原子数基準で10%以下であ
ることが好ましい。不純物元素の量がこれより多いシリ
カアルミナ複合ゾルを用いてインク受容層を形成した場
合には、画像形成後、染料が変色したり、後述する耐水
性試験において、インク受容層の表面にピット状の外観
欠陥を生じたりする場合があるので好ましくない。
【0018】シリカアルミナ複合ゾルは、溶媒を除去す
ることによりキセロゲルが得られる。このキセロゲル
は、比表面積が50m2/g以上、平均細孔半径が5n
m以上、かつ、細孔半径1〜100nmについての全細
孔容積が0.35cm3/g以上であることが好まし
い。これらの細孔特性は、窒素吸脱着法により測定す
る。ここでいう平均細孔半径とは、細孔半径1〜100
nmについての全細孔容積をVcm3/g、比表面積を
Am2/gとしたときに、2V/A×103(nm)によ
り計算して求めた値である。
ることによりキセロゲルが得られる。このキセロゲル
は、比表面積が50m2/g以上、平均細孔半径が5n
m以上、かつ、細孔半径1〜100nmについての全細
孔容積が0.35cm3/g以上であることが好まし
い。これらの細孔特性は、窒素吸脱着法により測定す
る。ここでいう平均細孔半径とは、細孔半径1〜100
nmについての全細孔容積をVcm3/g、比表面積を
Am2/gとしたときに、2V/A×103(nm)によ
り計算して求めた値である。
【0019】シリカアルミナ複合ゾルから溶媒を除去し
て得られるキセロゲルにおいて、平均細孔半径が5nm
に満たない場合、細孔半径1〜100nmについての全
細孔容積が0.35cm3/gに満たない場合、または
比表面積が50m2/gに満たない場合は、それぞれ、
インク受容層を形成したときにインク吸収性が不足する
おそれがあるので好ましくない。
て得られるキセロゲルにおいて、平均細孔半径が5nm
に満たない場合、細孔半径1〜100nmについての全
細孔容積が0.35cm3/gに満たない場合、または
比表面積が50m2/gに満たない場合は、それぞれ、
インク受容層を形成したときにインク吸収性が不足する
おそれがあるので好ましくない。
【0020】シリカアルミナ複合ゾルから溶媒を除去し
て得られるキセロゲルのより好ましい細孔特性は、比表
面積については100m2/g以上、平均細孔半径につ
いては5.5nm以上、細孔半径1〜100nmについ
ての全細孔容積については0.4cm3/g以上、であ
る。本明細書で単に細孔容積というときも、細孔半径1
〜100nmについての全細孔容積を意味するものとす
る。
て得られるキセロゲルのより好ましい細孔特性は、比表
面積については100m2/g以上、平均細孔半径につ
いては5.5nm以上、細孔半径1〜100nmについ
ての全細孔容積については0.4cm3/g以上、であ
る。本明細書で単に細孔容積というときも、細孔半径1
〜100nmについての全細孔容積を意味するものとす
る。
【0021】本発明では、シリカアルミナ複合ゾル、バ
インダーおよび溶媒を混合して得られる塗工液を塗布し
た後、平滑な表面を有する型に圧接し、乾燥後該型より
剥離するため、光沢度の高い表面を有する記録シートが
得られる。この方法により、基材上に、シリカおよびア
ルミナを含む複合粒子をバインダーで結合した構成の多
孔質層を有し、該多孔質層のJIS Z8741に規定
する20度の鏡面光沢度が30%以上、かつ、60度の
鏡面光沢度が50%以上である記録シートが好適に得ら
れる。
インダーおよび溶媒を混合して得られる塗工液を塗布し
た後、平滑な表面を有する型に圧接し、乾燥後該型より
剥離するため、光沢度の高い表面を有する記録シートが
得られる。この方法により、基材上に、シリカおよびア
ルミナを含む複合粒子をバインダーで結合した構成の多
孔質層を有し、該多孔質層のJIS Z8741に規定
する20度の鏡面光沢度が30%以上、かつ、60度の
鏡面光沢度が50%以上である記録シートが好適に得ら
れる。
【0022】複合多孔質層の細孔特性としては、平均細
孔半径が1〜15nmで、かつ、細孔容積が0.3〜
2.0cc/gである場合は、十分な吸収性を有し、か
つ、色濃度が高く鮮明な画像が得られるので好ましい。
孔半径が1〜15nmで、かつ、細孔容積が0.3〜
2.0cc/gである場合は、十分な吸収性を有し、か
つ、色濃度が高く鮮明な画像が得られるので好ましい。
【0023】複合多孔質層の厚さとしては、5〜35μ
mが好ましい。厚さが5μmに満たない場合は、光沢性
が十分発現しないおそれがあるので好ましくない。厚さ
が35μmを超える場合は、複合多孔質層の機械的強度
が低下するおそれがあるので好ましくない。
mが好ましい。厚さが5μmに満たない場合は、光沢性
が十分発現しないおそれがあるので好ましくない。厚さ
が35μmを超える場合は、複合多孔質層の機械的強度
が低下するおそれがあるので好ましくない。
【0024】シリカアルミナ複合ゾル、バインダーおよ
び溶媒を混合して得られる塗工液に、さらにアルミナゾ
ルを添加する場合は、得られる多孔質層の細孔容積が増
加し、さらに吸収性が向上するので好ましい。アルミナ
ゾルの添加量は、塗工液中の総固形分に対してアルミナ
ゾル由来の固形分が5〜70重量%となるものであるこ
とが好ましい。
び溶媒を混合して得られる塗工液に、さらにアルミナゾ
ルを添加する場合は、得られる多孔質層の細孔容積が増
加し、さらに吸収性が向上するので好ましい。アルミナ
ゾルの添加量は、塗工液中の総固形分に対してアルミナ
ゾル由来の固形分が5〜70重量%となるものであるこ
とが好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】基材としては特に限定されず、種
々のものを使用することができる。具体的には、ポリエ
チレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリ
カーボネート系樹脂、フッ素系樹脂、ポリ塩化ビニル系
樹脂などの種々のプラスチック類、紙類、合成紙などを
好適に使用することができる。基材の材質としては、吸
収性があるものを用いる場合は、シリカアルミナ複合多
孔質層の塗工速度を高くできるので好ましい。吸収性の
ある基材としては、一般的なセルロースを主体とした紙
だけでなく、合成紙や不織布を用いることができる。特
に、基材として、坪量60〜250g/m2の紙基材で
ある場合は、光沢度が高く、インク吸収性の優れた記録
シートが得られるので好ましい。
々のものを使用することができる。具体的には、ポリエ
チレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリ
カーボネート系樹脂、フッ素系樹脂、ポリ塩化ビニル系
樹脂などの種々のプラスチック類、紙類、合成紙などを
好適に使用することができる。基材の材質としては、吸
収性があるものを用いる場合は、シリカアルミナ複合多
孔質層の塗工速度を高くできるので好ましい。吸収性の
ある基材としては、一般的なセルロースを主体とした紙
だけでなく、合成紙や不織布を用いることができる。特
に、基材として、坪量60〜250g/m2の紙基材で
ある場合は、光沢度が高く、インク吸収性の優れた記録
シートが得られるので好ましい。
【0026】本発明では、複合多孔質層の下層に他の塗
工層が形成されていてもよい。以下、複合多孔質層の下
に形成される他の塗工層を下層という。下層として、ア
ルミナを含む多孔質層を形成する場合は、インクの吸収
性に優れ、かつ高い色濃度の記録ができるので好まし
い。アルミナとしては、インクの吸収性および色素の定
着性が優れている点で、アルミナ水和物、特にベーマイ
ト(Al2O3・nH2O、n=1〜3)が好ましい。ア
ルミナを含む多孔質層は、その細孔構造が実質的に半径
が1〜30nmの細孔からなり、細孔容積が0.3〜
1.0cc/gである場合は、十分な吸収性を有しかつ
インク受容層の透明性もあるので好ましい。
工層が形成されていてもよい。以下、複合多孔質層の下
に形成される他の塗工層を下層という。下層として、ア
ルミナを含む多孔質層を形成する場合は、インクの吸収
性に優れ、かつ高い色濃度の記録ができるので好まし
い。アルミナとしては、インクの吸収性および色素の定
着性が優れている点で、アルミナ水和物、特にベーマイ
ト(Al2O3・nH2O、n=1〜3)が好ましい。ア
ルミナを含む多孔質層は、その細孔構造が実質的に半径
が1〜30nmの細孔からなり、細孔容積が0.3〜
1.0cc/gである場合は、十分な吸収性を有しかつ
インク受容層の透明性もあるので好ましい。
【0027】下層としてアルミナを含む多孔質層を設け
る手段は、例えば、アルミナゾルにバインダーを加えて
塗工液とし、ダイコーター、ロールコーター、エアナイ
フコーター、ブレードコーター、ロッドコーター、バー
コーター、コンマコーターなどを用いて塗布し、乾燥す
る方法を採用することができる。このときのバインダー
としては、でんぷんやその変性物、ポリビニルアルコー
ルおよびその変性物、SBRラテックス、NBRラテッ
クス、ヒドロキシセルロース、ポリビニルピロリドンな
どの有機物を用いることができる。
る手段は、例えば、アルミナゾルにバインダーを加えて
塗工液とし、ダイコーター、ロールコーター、エアナイ
フコーター、ブレードコーター、ロッドコーター、バー
コーター、コンマコーターなどを用いて塗布し、乾燥す
る方法を採用することができる。このときのバインダー
としては、でんぷんやその変性物、ポリビニルアルコー
ルおよびその変性物、SBRラテックス、NBRラテッ
クス、ヒドロキシセルロース、ポリビニルピロリドンな
どの有機物を用いることができる。
【0028】本発明で用いるシリカアルミナ複合ゾルの
合成方法としては、特願平10−165526号に記載
の方法(第1の方法)または特願平10−240714
号に記載の方法(第2の方法)が好ましい。
合成方法としては、特願平10−165526号に記載
の方法(第1の方法)または特願平10−240714
号に記載の方法(第2の方法)が好ましい。
【0029】シリカアルミナ複合ゾルを合成する第1の
方法は、具体的には、一次粒子が球状で平均粒子径2〜
200nmのシリカ粒子を含むシリカゾルに、水に溶解
したときに液性が酸性になるようなアルミニウム塩を添
加する方法である。
方法は、具体的には、一次粒子が球状で平均粒子径2〜
200nmのシリカ粒子を含むシリカゾルに、水に溶解
したときに液性が酸性になるようなアルミニウム塩を添
加する方法である。
【0030】原料となるシリカゾルのpHや溶媒は、特
に限定されないが、溶媒については、操作が簡単な点か
ら水が好ましい。例えば、触媒化成工業社製のカタロイ
ドSI−40や日本化学工業社製のシリカドール20G
Aなどの商品名で市販されているシリカゾルを好適に使
用することができる。また、シリカゾルは、適宜、水で
希釈して使用してもよい。
に限定されないが、溶媒については、操作が簡単な点か
ら水が好ましい。例えば、触媒化成工業社製のカタロイ
ドSI−40や日本化学工業社製のシリカドール20G
Aなどの商品名で市販されているシリカゾルを好適に使
用することができる。また、シリカゾルは、適宜、水で
希釈して使用してもよい。
【0031】水に溶解したときに液性が酸性になるよう
なアルミニウム塩としては、水酸化アルミニウムと強酸
との塩が好ましい。本明細書においては、水に溶解した
ときに液性が酸性になるようなアルミニウム塩を、以下
単に酸性アルミニウム塩という。酸性アルミニウム塩と
しては、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、硝酸ア
ルミニウムなどの無機酸塩、または酢酸アルミニウムな
どの有機酸塩を好適に使用することができる。酸性アル
ミニウム塩は、適宜水に溶解して、シリカゾルに混合す
るのが好ましい。
なアルミニウム塩としては、水酸化アルミニウムと強酸
との塩が好ましい。本明細書においては、水に溶解した
ときに液性が酸性になるようなアルミニウム塩を、以下
単に酸性アルミニウム塩という。酸性アルミニウム塩と
しては、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、硝酸ア
ルミニウムなどの無機酸塩、または酢酸アルミニウムな
どの有機酸塩を好適に使用することができる。酸性アル
ミニウム塩は、適宜水に溶解して、シリカゾルに混合す
るのが好ましい。
【0032】酸性アルミニウム塩としては、特にポリ塩
化アルミニウムを用いるのが好ましい。ポリ塩化アルミ
ニウムは、化学式が[Al2(OH)nCl6-n]m(1<
n<6、m<10)で表される化合物である。例えば多
木化学社製のタキバイン#1500やPAC250Aな
どの商品名で市販されているものが挙げられる。ポリ塩
化アルミニウムはJIS K1475で規定される塩基
度が20%以上であることが好ましい。塩基度が20%
より小さい場合は、Alに対するClの含有量が多いの
で、後述の限外濾過などにより不純物元素を除去する場
合に不利である。
化アルミニウムを用いるのが好ましい。ポリ塩化アルミ
ニウムは、化学式が[Al2(OH)nCl6-n]m(1<
n<6、m<10)で表される化合物である。例えば多
木化学社製のタキバイン#1500やPAC250Aな
どの商品名で市販されているものが挙げられる。ポリ塩
化アルミニウムはJIS K1475で規定される塩基
度が20%以上であることが好ましい。塩基度が20%
より小さい場合は、Alに対するClの含有量が多いの
で、後述の限外濾過などにより不純物元素を除去する場
合に不利である。
【0033】シリカゾルに酸性アルミニウム塩を添加す
る方法としては、原料となるシリカゾルに対し、所定量
の酸性アルミニウム塩を徐々に添加する必要がある。シ
リカゾルに徐々に酸性アルミニウム塩を添加していく
と、ゾル中のシリカ粒子の表面に徐々にアルミナが生成
して付着する。アルミナの付着量が増大するにつれゾル
粒子の表面のゼータ電位は負から正に変化する。その途
中でゼータ電位が0の状態を通るので、粒子の凝集が起
こり、シリカおよびアルミナを含む凝集粒子が形成され
る。酸性アルミニウム塩の添加の際には、シリカゾルを
撹拌して、酸性アルミニウム塩の濃度が局所的に高くな
ることを防ぐのが好ましい。
る方法としては、原料となるシリカゾルに対し、所定量
の酸性アルミニウム塩を徐々に添加する必要がある。シ
リカゾルに徐々に酸性アルミニウム塩を添加していく
と、ゾル中のシリカ粒子の表面に徐々にアルミナが生成
して付着する。アルミナの付着量が増大するにつれゾル
粒子の表面のゼータ電位は負から正に変化する。その途
中でゼータ電位が0の状態を通るので、粒子の凝集が起
こり、シリカおよびアルミナを含む凝集粒子が形成され
る。酸性アルミニウム塩の添加の際には、シリカゾルを
撹拌して、酸性アルミニウム塩の濃度が局所的に高くな
ることを防ぐのが好ましい。
【0034】逆に、酸性アルミニウム塩の溶液に原料と
なるシリカゾルを徐々に添加すると、シリカゾル粒子表
面にアルミナが付着した複合粒子を含むゾルは形成され
るが、凝集粒子が実質的に形成されない。このため、ゾ
ルを乾燥させて得られるキセロゲルは、細孔容積と平均
細孔半径が小さいものになる。したがって、このゾルを
用いて複合多孔質層を形成した場合も、インク吸収性が
悪く、かつ色素定着性も不充分になる。
なるシリカゾルを徐々に添加すると、シリカゾル粒子表
面にアルミナが付着した複合粒子を含むゾルは形成され
るが、凝集粒子が実質的に形成されない。このため、ゾ
ルを乾燥させて得られるキセロゲルは、細孔容積と平均
細孔半径が小さいものになる。したがって、このゾルを
用いて複合多孔質層を形成した場合も、インク吸収性が
悪く、かつ色素定着性も不充分になる。
【0035】シリカゾルと酸性アルミニウム塩を混合す
る際の温度は、25〜150℃が好ましい。温度が25
℃より低い場合は、反応速度が遅くなり、シリカ粒子の
表面に充分にアルミナが付着しないおそれがあるので好
ましくない。温度が150℃より高い場合は、操作が困
難となるので好ましくない。
る際の温度は、25〜150℃が好ましい。温度が25
℃より低い場合は、反応速度が遅くなり、シリカ粒子の
表面に充分にアルミナが付着しないおそれがあるので好
ましくない。温度が150℃より高い場合は、操作が困
難となるので好ましくない。
【0036】酸性アルミニウム塩の添加量は、粒子のゼ
ータ電位が+10mV以上になるだけの添加量であるこ
とが好ましい。原料となるシリカゾルのゾル粒子の比表
面積が大きいほど、より多くの酸性アルミニウム塩を添
加する必要があるが、原料として用いる一次粒子の平均
粒子径が2〜200nmのシリカゾルの場合は、SiO
2に換算して100gのシリカに対して、Al2O3に換
算して1g以上の酸性アルミニウム塩を添加するのが好
ましい。酸性アルミニウム塩の添加量が過剰でも得られ
るシリカアルミナ複合ゾルの物性には特に支障はない
が、後述の限外濾過などによる不純物元素を除去する操
作が容易でなくなるので不利である。
ータ電位が+10mV以上になるだけの添加量であるこ
とが好ましい。原料となるシリカゾルのゾル粒子の比表
面積が大きいほど、より多くの酸性アルミニウム塩を添
加する必要があるが、原料として用いる一次粒子の平均
粒子径が2〜200nmのシリカゾルの場合は、SiO
2に換算して100gのシリカに対して、Al2O3に換
算して1g以上の酸性アルミニウム塩を添加するのが好
ましい。酸性アルミニウム塩の添加量が過剰でも得られ
るシリカアルミナ複合ゾルの物性には特に支障はない
が、後述の限外濾過などによる不純物元素を除去する操
作が容易でなくなるので不利である。
【0037】シリカゾルに、酸性アルミニウム塩とは別
の電解質をさらに添加すると、より効果的に凝集粒子を
形成することができる。ここで添加する電解質として
は、シリカゾルまたはアルミナゾルに対して凝集作用を
有するものであれば、特に限定されず、塩化ナトリウ
ム、塩化カルシウム、硫酸ナトリウム、酢酸カリウム、
硝酸マグネシウムなどが挙げられる。これらを単独で用
いてもよく、混合して用いてもよい。また添加量として
は、原料であるシリカゾル中のシリカ(SiO2換算)
の重量に対して、1〜70重量%が好ましい。
の電解質をさらに添加すると、より効果的に凝集粒子を
形成することができる。ここで添加する電解質として
は、シリカゾルまたはアルミナゾルに対して凝集作用を
有するものであれば、特に限定されず、塩化ナトリウ
ム、塩化カルシウム、硫酸ナトリウム、酢酸カリウム、
硝酸マグネシウムなどが挙げられる。これらを単独で用
いてもよく、混合して用いてもよい。また添加量として
は、原料であるシリカゾル中のシリカ(SiO2換算)
の重量に対して、1〜70重量%が好ましい。
【0038】電解質を添加する方法としては、特に限定
されず、これらの電解質をあらかじめシリカゾルに添加
しておいてもよく、酸性アルミニウム塩に加えておいて
シリカゾルに添加してもよい。さらには、シリカゾルに
酸性アルミニウム塩を添加した後の混合液に、電解質を
添加してもよい。
されず、これらの電解質をあらかじめシリカゾルに添加
しておいてもよく、酸性アルミニウム塩に加えておいて
シリカゾルに添加してもよい。さらには、シリカゾルに
酸性アルミニウム塩を添加した後の混合液に、電解質を
添加してもよい。
【0039】次いで、シリカゾルに酸性アルミニウム塩
を添加した後の混合液からは、未反応の酸性アルミニウ
ム塩または添加した電解質などの不純物イオンを除去す
るのが好ましい。除去の方法としては限外濾過が好まし
い。
を添加した後の混合液からは、未反応の酸性アルミニウ
ム塩または添加した電解質などの不純物イオンを除去す
るのが好ましい。除去の方法としては限外濾過が好まし
い。
【0040】上記のようにして合成されたシリカアルミ
ナ複合ゾルは、凝集粒子の平均粒子径が1000nm以
下の場合はそのままでもよいが、さらに必要に応じて凝
集粒子の平均粒子径を調整することができる。凝集粒子
の平均粒子径は、超音波分散などにより小さくすること
ができる。また、解膠剤を添加するなどして解膠しても
よい。解膠剤としては、特に限定されず、塩酸、硝酸、
硫酸、アミド硫酸などの無機酸、または酢酸などの有機
酸を好適に使用できる。これらの解膠剤は、単独で用い
ても適宜混合して用いてもよい。
ナ複合ゾルは、凝集粒子の平均粒子径が1000nm以
下の場合はそのままでもよいが、さらに必要に応じて凝
集粒子の平均粒子径を調整することができる。凝集粒子
の平均粒子径は、超音波分散などにより小さくすること
ができる。また、解膠剤を添加するなどして解膠しても
よい。解膠剤としては、特に限定されず、塩酸、硝酸、
硫酸、アミド硫酸などの無機酸、または酢酸などの有機
酸を好適に使用できる。これらの解膠剤は、単独で用い
ても適宜混合して用いてもよい。
【0041】シリカアルミナ複合ゾルを合成する第2の
方法は、具体的には、次のようなものである。まず、一
次粒子の粒子径10〜200nmのシリカゾルとアルミ
ナゾルを混合し反応させる。混合することによって凝集
化が起こる。次いで、この複合ゾルを解膠処理によっ
て、凝集粒子の粒子径を好ましくは30〜1000nm
に調整して、シリカアルミナ複合ゾルを得る。
方法は、具体的には、次のようなものである。まず、一
次粒子の粒子径10〜200nmのシリカゾルとアルミ
ナゾルを混合し反応させる。混合することによって凝集
化が起こる。次いで、この複合ゾルを解膠処理によっ
て、凝集粒子の粒子径を好ましくは30〜1000nm
に調整して、シリカアルミナ複合ゾルを得る。
【0042】原料となるシリカゾルは、上記のシリカア
ルミナ複合ゾルを合成する第1の方法と同様のものを好
適に用いることができる。また、原料となるアルミナゾ
ルは、ゾル粒子がアルミナ水和物であるゾルであって、
その製造方法に関しては特に限定されず、アルミニウム
アルコキシドの加水分解またはアルミン酸アルカリ金属
塩やアルミニウム塩の中和またはイオン交換で得たアル
ミナゲルを適宜熟成した後、洗浄、解膠する方法により
得ることができる。
ルミナ複合ゾルを合成する第1の方法と同様のものを好
適に用いることができる。また、原料となるアルミナゾ
ルは、ゾル粒子がアルミナ水和物であるゾルであって、
その製造方法に関しては特に限定されず、アルミニウム
アルコキシドの加水分解またはアルミン酸アルカリ金属
塩やアルミニウム塩の中和またはイオン交換で得たアル
ミナゲルを適宜熟成した後、洗浄、解膠する方法により
得ることができる。
【0043】ただし、アルミナゾルは、そのゾルを乾燥
して得られるキセロゲルの比表面積が大きいほど、シリ
カアルミナ複合ゾルを乾燥して得られるキセロゲルの比
表面積を大きくすることができ、耐水性の高いインク受
容層を形成することができるので好ましい。アルミナゾ
ルを乾燥して得られるキセロゲルの比表面積は、150
m2/g以上であることが好ましい。より好ましい比表
面積は、230m2/g以上である。このような高比表
面積のアルミナ水和物粒子は、先に挙げたアルミニウム
アルコキシドの加水分解またはアルミン酸アルカリ金属
塩やアルミニウム塩の中和またはイオン交換で得たアル
ミナゲルの熟成条件、すなわち、pH、温度、時間を制
御することにより得られる。
して得られるキセロゲルの比表面積が大きいほど、シリ
カアルミナ複合ゾルを乾燥して得られるキセロゲルの比
表面積を大きくすることができ、耐水性の高いインク受
容層を形成することができるので好ましい。アルミナゾ
ルを乾燥して得られるキセロゲルの比表面積は、150
m2/g以上であることが好ましい。より好ましい比表
面積は、230m2/g以上である。このような高比表
面積のアルミナ水和物粒子は、先に挙げたアルミニウム
アルコキシドの加水分解またはアルミン酸アルカリ金属
塩やアルミニウム塩の中和またはイオン交換で得たアル
ミナゲルの熟成条件、すなわち、pH、温度、時間を制
御することにより得られる。
【0044】上記のようにして得られたアルミナゲルを
適宜洗浄した後、解膠してアルミナゾルを得るのが好ま
しい。解膠の方法としては限定されず、塩酸、硝酸、酢
酸、アミド硫酸などの酸を解膠剤として添加する方法や
超音波分散などの機械的方法により解膠する方法が挙げ
られる。またこれらを併用してもよい。ゾル粒子の平均
粒子径は小さいほど均一なシリカアルミナ複合ゾルが得
られるので、500nm以下であることが好ましい。ゾ
ル粒子の平均粒子径が300nm以下である場合は、さ
らに好ましい。
適宜洗浄した後、解膠してアルミナゾルを得るのが好ま
しい。解膠の方法としては限定されず、塩酸、硝酸、酢
酸、アミド硫酸などの酸を解膠剤として添加する方法や
超音波分散などの機械的方法により解膠する方法が挙げ
られる。またこれらを併用してもよい。ゾル粒子の平均
粒子径は小さいほど均一なシリカアルミナ複合ゾルが得
られるので、500nm以下であることが好ましい。ゾ
ル粒子の平均粒子径が300nm以下である場合は、さ
らに好ましい。
【0045】シリカゾルとアルミナゾルを混合する方法
は特に限定されず、シリカゾルを撹拌しながらアルミナ
ゾルを添加してもよく、アルミナゾルを撹拌しながらシ
リカゾルを添加してもよい。混合時の温度としては特に
限定されず、常温でもよく、適宜加温してもよいが、温
度が高すぎると操作が困難となるので150℃以下が好
ましい。
は特に限定されず、シリカゾルを撹拌しながらアルミナ
ゾルを添加してもよく、アルミナゾルを撹拌しながらシ
リカゾルを添加してもよい。混合時の温度としては特に
限定されず、常温でもよく、適宜加温してもよいが、温
度が高すぎると操作が困難となるので150℃以下が好
ましい。
【0046】シリカゾルに対するアルミナゾルの添加量
としては、好ましくはシリカ固形分100gに対してア
ルミナ固形分が10〜400gである。アルミナゾルの
添加量が多いほどシリカアルミナ複合ゾルのゼータ電位
が大きくなる傾向がある。アルミナゾルの添加量は、正
の荷電の凝集粒子が得られるだけの量を添加することが
好ましい。一次粒子径が10〜200nmのシリカゾル
を用いた場合、シリカ固形分100gに対して、アルミ
ナ固形分として10g以上添加する必要がある。一方、
アルミナゾルの添加量が多すぎると、得られるシリカア
ルミナ複合ゾルを用いてインク受容層を形成した場合
に、インク受容層の耐擦傷性が低くなるおそれがあるの
で好ましくない。
としては、好ましくはシリカ固形分100gに対してア
ルミナ固形分が10〜400gである。アルミナゾルの
添加量が多いほどシリカアルミナ複合ゾルのゼータ電位
が大きくなる傾向がある。アルミナゾルの添加量は、正
の荷電の凝集粒子が得られるだけの量を添加することが
好ましい。一次粒子径が10〜200nmのシリカゾル
を用いた場合、シリカ固形分100gに対して、アルミ
ナ固形分として10g以上添加する必要がある。一方、
アルミナゾルの添加量が多すぎると、得られるシリカア
ルミナ複合ゾルを用いてインク受容層を形成した場合
に、インク受容層の耐擦傷性が低くなるおそれがあるの
で好ましくない。
【0047】次に、上記のシリカゾルとアルミナゾルの
混合物を、解膠処理によって、凝集粒子径を30〜10
00nmに調整して、シリカアルミナ複合ゾルとする。
解膠処理の方法としては特に限定されず、解膠剤を添加
する方法や超音波分散などの機械的方法が挙げられる。
またこれらを併用してもよい。解膠剤としては、塩酸、
硝酸、硫酸、酢酸、アミド硫酸などを好適に使用するこ
とができる。これらを単独で用いてもよく、混合して用
いてもよい。
混合物を、解膠処理によって、凝集粒子径を30〜10
00nmに調整して、シリカアルミナ複合ゾルとする。
解膠処理の方法としては特に限定されず、解膠剤を添加
する方法や超音波分散などの機械的方法が挙げられる。
またこれらを併用してもよい。解膠剤としては、塩酸、
硝酸、硫酸、酢酸、アミド硫酸などを好適に使用するこ
とができる。これらを単独で用いてもよく、混合して用
いてもよい。
【0048】本発明の記録シートの製造方法では、上記
のようにして合成して得られるシリカアルミナ複合ゾル
を、バインダーとともに溶媒と混合して塗工液を作製す
る。バインダーとしては、でんぷんやその変性物、ポリ
ビニルアルコールおよびその変性物、SBRラテック
ス、NBRラテックス、ヒドロキシセルロース、ポリビ
ニルピロリドンなどの有機物を用いることができる。塗
工液においては、シリカアルミナ複合ゾルの固形分に対
して、バインダーの固形分が5〜50重量%が好まし
い。また、塗工液の総固形分濃度は3〜30重量%が好
ましい。
のようにして合成して得られるシリカアルミナ複合ゾル
を、バインダーとともに溶媒と混合して塗工液を作製す
る。バインダーとしては、でんぷんやその変性物、ポリ
ビニルアルコールおよびその変性物、SBRラテック
ス、NBRラテックス、ヒドロキシセルロース、ポリビ
ニルピロリドンなどの有機物を用いることができる。塗
工液においては、シリカアルミナ複合ゾルの固形分に対
して、バインダーの固形分が5〜50重量%が好まし
い。また、塗工液の総固形分濃度は3〜30重量%が好
ましい。
【0049】基材に、シリカアルミナ複合ゾルの塗工液
を塗布する方法としては、ダイコーター、ロールコータ
ー、エアナイフコーター、ブレードコーター、ロッドコ
ーター、バーコーター、コンマコーターなどを用いて塗
布し、乾燥する方法を採用することができる。
を塗布する方法としては、ダイコーター、ロールコータ
ー、エアナイフコーター、ブレードコーター、ロッドコ
ーター、バーコーター、コンマコーターなどを用いて塗
布し、乾燥する方法を採用することができる。
【0050】本発明においては、このようにして形成し
た塗工層に、平滑な表面を有する型を押し付けて、乾燥
後該型より剥離する。好ましくは、塗工層が湿潤状態に
あり、可塑性を有している状態で圧接するのが好まし
い。
た塗工層に、平滑な表面を有する型を押し付けて、乾燥
後該型より剥離する。好ましくは、塗工層が湿潤状態に
あり、可塑性を有している状態で圧接するのが好まし
い。
【0051】用いる型としては、有機高分子フィルムま
たは鏡面ドラムが好ましい。鏡面ドラムを用いる方法
は、いわゆるキャストコーティング法によるものであ
る。このうち、直接法、凝固法、再湿潤法、プレキャス
ト法などを適宜採用することができる。本発明におい
て、型として平滑性の高い有機高分子フィルムに圧接す
る方法は、鏡面ドラムを用いる方法に比べて、塗工層を
型であるフィルムの接触時間などをより広範囲に制御す
ることができるので好ましい。
たは鏡面ドラムが好ましい。鏡面ドラムを用いる方法
は、いわゆるキャストコーティング法によるものであ
る。このうち、直接法、凝固法、再湿潤法、プレキャス
ト法などを適宜採用することができる。本発明におい
て、型として平滑性の高い有機高分子フィルムに圧接す
る方法は、鏡面ドラムを用いる方法に比べて、塗工層を
型であるフィルムの接触時間などをより広範囲に制御す
ることができるので好ましい。
【0052】有機高分子フィルムを用いる方法として
は、具体的には次のような方法を採用するのが好まし
い。すなわち、基材を一方向に連続的に送りながら、基
材上に、シリカアルミナ複合ゾル、バインダーおよび水
系分散媒を含む塗工液を塗布し、その結果得られる塗工
層(以下複合塗工層という)の含水率を200〜500
重量%に調整する。次に、平滑な表面を有する有機高分
子フィルムを、その平滑な表面が前記複合塗工層に接触
するように連続的に積層し、複合塗工層の含水率が10
重量%以下になるまで乾燥した後、前記有機高分子フィ
ルムを剥離し、平滑化された塗工面を有する塗工紙を連
続的に得る。平滑な表面としては、算術平均粗さが25
nm以下であることが好ましい。
は、具体的には次のような方法を採用するのが好まし
い。すなわち、基材を一方向に連続的に送りながら、基
材上に、シリカアルミナ複合ゾル、バインダーおよび水
系分散媒を含む塗工液を塗布し、その結果得られる塗工
層(以下複合塗工層という)の含水率を200〜500
重量%に調整する。次に、平滑な表面を有する有機高分
子フィルムを、その平滑な表面が前記複合塗工層に接触
するように連続的に積層し、複合塗工層の含水率が10
重量%以下になるまで乾燥した後、前記有機高分子フィ
ルムを剥離し、平滑化された塗工面を有する塗工紙を連
続的に得る。平滑な表面としては、算術平均粗さが25
nm以下であることが好ましい。
【0053】有機高分子フィルムを積層する前の複合塗
工層の含水率は200〜500重量%であることが好ま
しい。複合塗工層の含水率が200重量%に満たない場
合は、塗工層表面の硬化が進行し、平滑な表面のフィル
ムを押しあてても複合塗工層が平滑化されず、光沢度の
高い塗工紙を得ることができないので好ましくない。複
合塗工層の含水率が500重量%を超える場合は、乾燥
に長時間要するだけでなく、複合塗工層の厚さが不均一
になるおそれがあるので好ましくない。複合塗工層の含
水率が250〜350重量%の範囲にある場合は、さら
に好ましい。
工層の含水率は200〜500重量%であることが好ま
しい。複合塗工層の含水率が200重量%に満たない場
合は、塗工層表面の硬化が進行し、平滑な表面のフィル
ムを押しあてても複合塗工層が平滑化されず、光沢度の
高い塗工紙を得ることができないので好ましくない。複
合塗工層の含水率が500重量%を超える場合は、乾燥
に長時間要するだけでなく、複合塗工層の厚さが不均一
になるおそれがあるので好ましくない。複合塗工層の含
水率が250〜350重量%の範囲にある場合は、さら
に好ましい。
【0054】ここで、複合塗工層の含水率とは、シリカ
アルミナ複合ゾルの固形分およびバインダー固形分の合
計重量に対する複合塗工層の水の重量である。水の一部
は、基材に浸透する場合があるが、基材に浸透した水と
表面の塗工層にある水を分離して定量することは、特に
連続工程においては実際上容易ではない。本発明におい
て複合塗工層の含水率は、基材に浸透した水も、複合塗
工層に存在する水に含めて示すものとする。
アルミナ複合ゾルの固形分およびバインダー固形分の合
計重量に対する複合塗工層の水の重量である。水の一部
は、基材に浸透する場合があるが、基材に浸透した水と
表面の塗工層にある水を分離して定量することは、特に
連続工程においては実際上容易ではない。本発明におい
て複合塗工層の含水率は、基材に浸透した水も、複合塗
工層に存在する水に含めて示すものとする。
【0055】有機高分子フィルムを剥離する時点では、
複合塗工層の含水率は10重量%以下であることが好ま
しい。含水率が10重量%を超える場合は、フィルムを
剥離する際に、複合塗工層の一部が破壊するおそれがあ
るので好ましくない。また、含水率が低い場合は特性上
問題はないが、その分乾燥に要する時間が長くなり、熱
量が多量に必要となるので、有機高分子フィルムを剥離
する時点での含水率の好ましい範囲は1〜5重量%であ
る。複合塗工層以外の塗工層を設けた場合には、基材に
浸透した水だけでなく複合塗工層以外の塗工層に存在す
る水も、複合塗工層に存在する水に含めて含水率を示す
ものとする。
複合塗工層の含水率は10重量%以下であることが好ま
しい。含水率が10重量%を超える場合は、フィルムを
剥離する際に、複合塗工層の一部が破壊するおそれがあ
るので好ましくない。また、含水率が低い場合は特性上
問題はないが、その分乾燥に要する時間が長くなり、熱
量が多量に必要となるので、有機高分子フィルムを剥離
する時点での含水率の好ましい範囲は1〜5重量%であ
る。複合塗工層以外の塗工層を設けた場合には、基材に
浸透した水だけでなく複合塗工層以外の塗工層に存在す
る水も、複合塗工層に存在する水に含めて含水率を示す
ものとする。
【0056】有機高分子フィルムを用いて本発明の製造
方法を実施するためには、連続式に行うのが好ましい。
例えば、基材を連続的に供給しながら、シリカアルミナ
複合ゾル塗工液を塗布する。送り方向への基材の長さは
特に限定されず、連続工程としての効率の観点から、1
00〜10000m程度が好ましい。基材の幅は、0.
2〜5m程度の範囲から適宜選択することができる。基
材の供給速度は、0.5〜100m/分程度が好まし
い。
方法を実施するためには、連続式に行うのが好ましい。
例えば、基材を連続的に供給しながら、シリカアルミナ
複合ゾル塗工液を塗布する。送り方向への基材の長さは
特に限定されず、連続工程としての効率の観点から、1
00〜10000m程度が好ましい。基材の幅は、0.
2〜5m程度の範囲から適宜選択することができる。基
材の供給速度は、0.5〜100m/分程度が好まし
い。
【0057】複合塗工層の塗工量としては、乾燥したと
きにシリカアルミナ複合ゾル水和物とバインダーの合計
量が基材の単位面積当り15〜50g/m2であること
が好ましい。塗工量が15g/m2に満たない場合は、
インクの吸収性が不足するおそれがあるので好ましくな
い。塗工量が50g/m2を超える場合は、それ以上イ
ンクの吸収性が向上せず、さらに、複合多孔質層の機械
的強度が低下するおそれがあるだけでなく、いたずらに
材料を使用することになるので好ましくない。
きにシリカアルミナ複合ゾル水和物とバインダーの合計
量が基材の単位面積当り15〜50g/m2であること
が好ましい。塗工量が15g/m2に満たない場合は、
インクの吸収性が不足するおそれがあるので好ましくな
い。塗工量が50g/m2を超える場合は、それ以上イ
ンクの吸収性が向上せず、さらに、複合多孔質層の機械
的強度が低下するおそれがあるだけでなく、いたずらに
材料を使用することになるので好ましくない。
【0058】複合塗工層を形成した基材は、含水率を2
00〜500重量%に調整される。含水率の調整は、好
ましくは80〜120℃範囲の温度に、0.5〜10分
程度保持することによって行う。
00〜500重量%に調整される。含水率の調整は、好
ましくは80〜120℃範囲の温度に、0.5〜10分
程度保持することによって行う。
【0059】次に有機高分子フィルムが積層される。有
機高分子フィルムは、基材の紙と同程度の幅および長さ
のものを採用できる。有機高分子フィルムの材質として
は、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系
樹脂、ポリカーボネート系樹脂、フッ素系樹脂、ポリ塩
化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂などを用いる
ことができる。
機高分子フィルムは、基材の紙と同程度の幅および長さ
のものを採用できる。有機高分子フィルムの材質として
は、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系
樹脂、ポリカーボネート系樹脂、フッ素系樹脂、ポリ塩
化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂などを用いる
ことができる。
【0060】有機高分子フィルムと積層された記録シー
トは、さらに乾燥される。乾燥は、120〜160℃
で、0.5〜10分程度保持することによって行うのが
好ましい。乾燥された記録シートは、フィルムが剥離さ
れる際には、複合塗工層とフィルムの界面で剥離が起こ
り、基材上に複合多孔質を有する記録シートが得られ
る。記録シートは、適宜裁断して使用される。このよう
にして、剥離されたフィルムは、再利用することもでき
る。その場合は、表面を洗浄することが好ましい。
トは、さらに乾燥される。乾燥は、120〜160℃
で、0.5〜10分程度保持することによって行うのが
好ましい。乾燥された記録シートは、フィルムが剥離さ
れる際には、複合塗工層とフィルムの界面で剥離が起こ
り、基材上に複合多孔質を有する記録シートが得られ
る。記録シートは、適宜裁断して使用される。このよう
にして、剥離されたフィルムは、再利用することもでき
る。その場合は、表面を洗浄することが好ましい。
【0061】
【実施例】[シリカアルミナ複合ゾルの合成]容量2リ
ットルのガラス製反応器に、一次粒子の平均粒子径17
nmの球状シリカ一次粒子が分散したシリカゾル(Si
O2濃度40.4重量%、Na2O濃度0.41重量%、
触媒化成工業社製、商品名カタロイドSI−40)19
8.0gおよびイオン交換水1402gを入れ、80℃
に昇温した。80℃になったところで、撹拌しながら、
ポリ塩化アルミニウム水溶液(アルミニウム濃度がAl
2O3に換算して23.6重量%、Clが8.1重量%、
塩基度84%、多木化学社製、商品名タキバイン#15
00)85.9gを、約10分間かけて徐々に添加し
た。
ットルのガラス製反応器に、一次粒子の平均粒子径17
nmの球状シリカ一次粒子が分散したシリカゾル(Si
O2濃度40.4重量%、Na2O濃度0.41重量%、
触媒化成工業社製、商品名カタロイドSI−40)19
8.0gおよびイオン交換水1402gを入れ、80℃
に昇温した。80℃になったところで、撹拌しながら、
ポリ塩化アルミニウム水溶液(アルミニウム濃度がAl
2O3に換算して23.6重量%、Clが8.1重量%、
塩基度84%、多木化学社製、商品名タキバイン#15
00)85.9gを、約10分間かけて徐々に添加し
た。
【0062】添加終了後、さらに1時間、撹拌しながら
80℃に保持した。次いで、この反応液を限外濾過装置
を用いて、イオン交換水を添加しながら液の量を一定に
保ちつつ、濾液の電導度が50μS/cm以下に低下す
るまで限外濾過することにより精製し、シリカアルミナ
複合ゾルを得た。
80℃に保持した。次いで、この反応液を限外濾過装置
を用いて、イオン交換水を添加しながら液の量を一定に
保ちつつ、濾液の電導度が50μS/cm以下に低下す
るまで限外濾過することにより精製し、シリカアルミナ
複合ゾルを得た。
【0063】[例1]ゾル粒子としてベーマイト粒子を
含むアルミナゾル10重量部(固形分)にポリビニルア
ルコール1重量部(固形分)を加え、さらに水を加えて
固形分濃度15重量%の塗工液を調製した。この塗工液
を、厚さ170μm、坪量165g/m2の紙基材上
に、バーコーターを用いて塗布、乾燥して、アルミナ多
孔質層を形成した。アルミナ多孔質層の乾燥時の厚さは
23μmであった。
含むアルミナゾル10重量部(固形分)にポリビニルア
ルコール1重量部(固形分)を加え、さらに水を加えて
固形分濃度15重量%の塗工液を調製した。この塗工液
を、厚さ170μm、坪量165g/m2の紙基材上
に、バーコーターを用いて塗布、乾燥して、アルミナ多
孔質層を形成した。アルミナ多孔質層の乾燥時の厚さは
23μmであった。
【0064】上記のシリカアルミナ複合ゾルを10重量
部(固形分)にポリビニルアルコール1重量部(固形
分)を加えて、さらに水を加えて固形分7重量%の塗工
液を調製した。この塗工液を下層であるアルミナ多孔質
上に、乾燥時の膜厚が6μmになるように塗布し、次に
100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを重
ね合わせてそのままの状態で乾燥させ、ポリエチレンテ
レフタレートフィルムを剥離除去することにより複合多
孔質層を形成し、記録シートを得た。
部(固形分)にポリビニルアルコール1重量部(固形
分)を加えて、さらに水を加えて固形分7重量%の塗工
液を調製した。この塗工液を下層であるアルミナ多孔質
上に、乾燥時の膜厚が6μmになるように塗布し、次に
100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを重
ね合わせてそのままの状態で乾燥させ、ポリエチレンテ
レフタレートフィルムを剥離除去することにより複合多
孔質層を形成し、記録シートを得た。
【0065】[例2]例1で下層を形成するのに用いた
ものと同じアルミナゾル10重量部(固形分)にポリビ
ニルアルコール0.5重量部(固形分)を加えて、さら
に水を加えて固形分約15重量%の塗工液を調製した。
この塗工液を、厚さ127μm、坪量110g/m2の
紙の基材上に、バーコーターを用いて乾燥時の膜厚が2
3μmになるように塗布、乾燥して下層を形成した。次
に上層として、例1と同様にして複合多孔質層を形成し
て記録シートを得た。
ものと同じアルミナゾル10重量部(固形分)にポリビ
ニルアルコール0.5重量部(固形分)を加えて、さら
に水を加えて固形分約15重量%の塗工液を調製した。
この塗工液を、厚さ127μm、坪量110g/m2の
紙の基材上に、バーコーターを用いて乾燥時の膜厚が2
3μmになるように塗布、乾燥して下層を形成した。次
に上層として、例1と同様にして複合多孔質層を形成し
て記録シートを得た。
【0066】[例3]例2と同様にして、厚さ127μ
m、坪量110g/m2の紙の基材上に、下層としてア
ルミナ多孔質層を形成した。シリカアルミナ複合ゾルを
7重量部(固形分)とアルミナゾル3重量部(固形分)
を混合し、ポリビニルアルコール1重量部(固形分)を
加えて、さらに水を加えて固形分約7%の塗工液を調製
した。この塗工液を例1と同様にして下層のアルミナ多
孔質層上に塗工し、複合多孔質層を形成し記録シートを
得た。
m、坪量110g/m2の紙の基材上に、下層としてア
ルミナ多孔質層を形成した。シリカアルミナ複合ゾルを
7重量部(固形分)とアルミナゾル3重量部(固形分)
を混合し、ポリビニルアルコール1重量部(固形分)を
加えて、さらに水を加えて固形分約7%の塗工液を調製
した。この塗工液を例1と同様にして下層のアルミナ多
孔質層上に塗工し、複合多孔質層を形成し記録シートを
得た。
【0067】[例4(比較例)]例1と同様にして厚さ
170μm、坪量165g/m2の紙の基材上に、バー
コーターを用いて乾燥時の膜厚が23μmになるように
下層を形成した。シリカアルミナ複合ゾルを10重量部
(固形分)にポリビニルアルコール1重量部(固形分)
を加えて、さらに水を加えて固形分約7%の塗工液を調
製した。この塗工液を、下層のアルミナ多孔質層上に乾
燥時の膜厚が6μmになるように塗布し、ポリエチレン
テレフタレートフィルムを貼り合わせないで乾燥して、
複合多孔質層を形成し記録シートを得た。
170μm、坪量165g/m2の紙の基材上に、バー
コーターを用いて乾燥時の膜厚が23μmになるように
下層を形成した。シリカアルミナ複合ゾルを10重量部
(固形分)にポリビニルアルコール1重量部(固形分)
を加えて、さらに水を加えて固形分約7%の塗工液を調
製した。この塗工液を、下層のアルミナ多孔質層上に乾
燥時の膜厚が6μmになるように塗布し、ポリエチレン
テレフタレートフィルムを貼り合わせないで乾燥して、
複合多孔質層を形成し記録シートを得た。
【0068】[例5(比較例)]例1と同様にして厚さ
170μm、坪量165g/m2の紙の基材上に、バー
コーターを用いて乾燥時の膜厚が23μmになるように
塗布、乾燥した。上層としてシリカゾル(触媒化成工業
社製、商品名SI−45P)を10重量部(固形分)に
ポリビニルアルコール1重量部(固形分)を加えて、さ
らに水を加えて固形分約4%の塗工液を調製した。この
塗工液を下層部の塗工乾燥された面に乾燥時の膜厚が6
μmになるように塗布しポリエチレンテレフタレートフ
ィルムを貼り合わせないで乾燥して複合多孔質層を形成
し、記録シートを得た。
170μm、坪量165g/m2の紙の基材上に、バー
コーターを用いて乾燥時の膜厚が23μmになるように
塗布、乾燥した。上層としてシリカゾル(触媒化成工業
社製、商品名SI−45P)を10重量部(固形分)に
ポリビニルアルコール1重量部(固形分)を加えて、さ
らに水を加えて固形分約4%の塗工液を調製した。この
塗工液を下層部の塗工乾燥された面に乾燥時の膜厚が6
μmになるように塗布しポリエチレンテレフタレートフ
ィルムを貼り合わせないで乾燥して複合多孔質層を形成
し、記録シートを得た。
【0069】[例6(比較例)]例1で下層を形成した
のと同様の塗工液を、厚さ170μm、坪量165g/
m2の紙の基材上に、バーコーターを用いて乾燥時の膜
厚が23μmになるように塗布した後、100μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルムを重ね合わせてその
ままの状態で乾燥させ、ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムを剥離除去して記録シートを得た。
のと同様の塗工液を、厚さ170μm、坪量165g/
m2の紙の基材上に、バーコーターを用いて乾燥時の膜
厚が23μmになるように塗布した後、100μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルムを重ね合わせてその
ままの状態で乾燥させ、ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムを剥離除去して記録シートを得た。
【0070】[インク受容層の特性評価]例1〜6で作
製した記録シートについて、次の特性を測定した結果を
表1に示す。例1〜3の記録シートは、高い光沢度を有
し、かつ、吸収性および色濃度の高い記録が可能であっ
た。
製した記録シートについて、次の特性を測定した結果を
表1に示す。例1〜3の記録シートは、高い光沢度を有
し、かつ、吸収性および色濃度の高い記録が可能であっ
た。
【0071】鏡面光沢度:日本電色工業社製ハンディー
光沢度計PG−1Mを用いて、JIS Z8741に規
定する20度および60度の鏡面光沢度を測定した。
光沢度計PG−1Mを用いて、JIS Z8741に規
定する20度および60度の鏡面光沢度を測定した。
【0072】吸収性:セイコーエプソン社製カラープリ
ンタPM−750Cを用いて、ブラック(BK)、シア
ン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)による10
0%ベタ印字を行い、目視により評価した。すべての色
において吸収不足によるビーディングが認められないも
のを○とし、いずれの1色でもビーディングが認められ
るものを×とした。
ンタPM−750Cを用いて、ブラック(BK)、シア
ン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)による10
0%ベタ印字を行い、目視により評価した。すべての色
において吸収不足によるビーディングが認められないも
のを○とし、いずれの1色でもビーディングが認められ
るものを×とした。
【0073】色濃度:セイコーエプソン社製カラープリ
ンタPM−750Cを用いて、ブラック(BK)、シア
ン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)による10
0%ベタ印字を行い、マクベス社の色濃度計RD−91
8を用いて測定した。
ンタPM−750Cを用いて、ブラック(BK)、シア
ン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)による10
0%ベタ印字を行い、マクベス社の色濃度計RD−91
8を用いて測定した。
【0074】
【表1】
【0075】
【発明の効果】本発明の製造方法により、光沢性、耐擦
傷性が高くかつ、インク吸収性に優れ、色濃度の高い記
録シートを得ることができる。本発明の記録シートに適
した記録方式は、インクジェット方式を代表とした、染
料を含むインクを用いる方式である。
傷性が高くかつ、インク吸収性に優れ、色濃度の高い記
録シートを得ることができる。本発明の記録シートに適
した記録方式は、インクジェット方式を代表とした、染
料を含むインクを用いる方式である。
Claims (5)
- 【請求項1】基材上に、シリカおよびアルミナを含む複
合粒子をバインダーで結合した構成の多孔質層を有し、
該多孔質層のJIS Z8741に規定する20度の鏡
面光沢度が30%以上、かつ、60度の鏡面光沢度が5
0%以上である記録シート。 - 【請求項2】シリカおよびアルミナを含む複合粒子をバ
インダーで結合した構成の多孔質層の下層に、アルミナ
を含む多孔質層を有する請求項1記載の記録シート。 - 【請求項3】基材上に、シリカアルミナ複合ゾル、バイ
ンダーおよび溶媒を混合して得られる塗工液を塗布した
後、平滑な表面を有する型に圧接し、乾燥後該型より剥
離する記録シートの製造方法。 - 【請求項4】表面にアルミナを含む多孔質層を形成した
基材の該アルミナを含む多孔質層の上に、シリカアルミ
ナ複合ゾル、バインダーおよび溶媒を混合して得られる
塗工液を塗布する請求項3記載の記録シートの製造方
法。 - 【請求項5】平滑な表面を有する型が、有機高分子フィ
ルムである請求項3または4記載の記録シートの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11021229A JP2000218924A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 記録シートおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11021229A JP2000218924A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 記録シートおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000218924A true JP2000218924A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12049207
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11021229A Withdrawn JP2000218924A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 記録シートおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000218924A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1273454A3 (en) * | 2001-07-04 | 2003-09-24 | Konica Corporation | Ink-jet image forming method and ink-jet image |
| EP1243436B1 (en) * | 2001-03-21 | 2005-10-12 | Asahi Glass Company Ltd. | Ink jet recording medium |
-
1999
- 1999-01-29 JP JP11021229A patent/JP2000218924A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1243436B1 (en) * | 2001-03-21 | 2005-10-12 | Asahi Glass Company Ltd. | Ink jet recording medium |
| EP1273454A3 (en) * | 2001-07-04 | 2003-09-24 | Konica Corporation | Ink-jet image forming method and ink-jet image |
| US6890070B2 (en) | 2001-07-04 | 2005-05-10 | Konica Corporation | Ink-jet image forming method and ink-jet image |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040405 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060424 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060509 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060519 |