JP2000218227A - 光沢紙およびその製造方法 - Google Patents

光沢紙およびその製造方法

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JP2000218227A
JP2000218227A JP11021613A JP2161399A JP2000218227A JP 2000218227 A JP2000218227 A JP 2000218227A JP 11021613 A JP11021613 A JP 11021613A JP 2161399 A JP2161399 A JP 2161399A JP 2000218227 A JP2000218227 A JP 2000218227A
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overcoat layer
film
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glossy
paper
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JP11021613A
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English (en)
Inventor
Taizo Uchida
泰三 内田
Masahiko Yoshida
雅彦 吉田
Kana Yamamoto
佳奈 山本
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Osaka Sealing Printing Co Ltd
Original Assignee
Osaka Sealing Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光沢を有する美しいオーバーコート層を有す
る光沢紙を提供し、また紫外線硬化樹脂を用いることな
く、オーバーコート層を形成することができる光沢紙の
製造方法を得る。 【解決手段】 基材12上にオーバーコート層の材料1
4aを塗布する。このオーバーコート層の材料14aに
平滑な面を有するフィルム16を密着させる。この状態
で、オーバーコート層の材料14aを乾燥成膜化させ、
オーバーコート層14を形成する。そののち、フィルム
16を剥離することにより、平滑で光沢のある面を有す
るオーバーコート層14が形成された光沢紙10を得る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光沢紙およびその
製造方法に関し、特にたとえば、美しい光沢を有するオ
ーバーコート層が形成された光沢紙およびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光沢紙を製造するには、紙などの
基材上に紫外線硬化樹脂などを塗布し、紫外線を照射し
て紫外線硬化樹脂を硬化させることによりオーバーコー
ト層を形成していた。このようなオーバーコート層があ
ることによって、光沢を有する美しい光沢紙を得ること
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、紫外線
硬化樹脂を用いてオーバーコート層を形成するには、紫
外線照射装置が必要であり、光沢紙の製造が面倒であっ
た。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、光
沢を有する美しいオーバーコート層を有する光沢紙を提
供し、また紫外線硬化樹脂を用いることなく、オーバー
コート層を形成することができる光沢紙の製造方法を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、基材と、基
材上に形成されるオーバーコート層とを含む光沢紙の製
造方法であって、オーバーコート層の材料の表面に平滑
な面を有するフィルムを密着させ、オーバーコート層の
材料を成膜化したのちにフィルムが剥離される、光沢紙
の製造方法である。この光沢紙の製造方法において、基
材上にオーバーコート層の材料を塗布し、オーバーコー
ト層の材料上にフィルムの平滑な面を密着させ、オーバ
ーコート層を形成したのち、フィルムをオーバーコート
層から剥離することができる。また、フィルムの平滑な
面にオーバーコート層の材料を塗布し、オーバーコート
層の材料の塗布面を基材上に積層してオーバーコート層
を形成したのち、フィルムをオーバーコート層から剥離
してもよい。さらに、この発明は、上述のいずれかに記
載の方法でオーバーコート層を形成した、光沢紙であ
る。
【0006】平滑な面を有するフィルムをオーバーコー
ト層の材料に密着させ、この材料を成膜化させることに
より、オーバーコート層の表面を平滑にすることができ
る。そのため、フィルムを剥離すれば、オーバーコート
層の平滑な面が露出し、美しい光沢紙を得ることができ
る。フィルムをオーバーコート層に密着させるために
は、予めフィルムの平滑な面にオーバーコート層の材料
を塗布して基材上に積層してもよいし、基材上にオーバ
ーコート層の材料を塗布したのちにフィルムを密着さ
せ、オーバーコート層の材料を成膜化させてもよい。
【0007】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の方法で形成さ
れた光沢紙の一例を示す断面図解図である。光沢紙10
は、シート状の基材12を含む。基材12としては、た
とえば上質紙などの一般紙が用いられる。
【0009】基材12上には、オーバーコート層14が
形成される。オーバーコート層14は、結着剤中に充填
剤、滑剤、架橋剤を添加し、必要に応じて分散剤、消泡
剤、耐水化剤、紫外線吸収剤などの添加剤を添加したオ
ーバーコート層の材料をコーティングして形成される保
護層である。ここで使用される結着剤としては、たとえ
ば、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコー
ル、デンプン、変性デンプン、カゼイン、ゼラチン、に
かわ、アラビアゴム、ポリアミド、ポリアクリルアミ
ド、変性ポリアクリルアミド、ヒドロキシエチルセルロ
ース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリ酢酸ビニル、
ポリアクリル酸エステル、スチレン−無水マレイン酸共
重合体、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体、ジイ
ソブチレン−無水マレイン酸共重合体、酢酸ビニル−無
水マレイン酸共重合体、メチルビニル−無水マレイン酸
共重合体、イソプロピレン−無水マレイン酸共重合体、
スチレン−ブタジエン共重合体、マレイン酸共重合体、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリ
ウレタン、ポリビニルピロリドン、アクリル酸エステ
ル、アクリルニトリル、メチルビニルエーテルなどの水
溶性樹脂またはエマルジョンの一種類または二種類以上
を選択して使用することができる。
【0010】また、充填剤としては、水酸化アルミニウ
ム、酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、重質炭酸
カルシウム、軽質炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バ
リウム、シリカゲル、活性白土、タルク、クレー、カオ
リナイト、ケイソウ土、ホワイトカーボン、炭酸マグネ
シウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化
亜鉛、ポリスチレン樹脂粒子、尿素−ホルマリン樹脂粒
子、ポリオレフィン樹脂粒子などの一種類または二種類
以上を選択して使用することができる。
【0011】さらに、滑剤としては、オレイン酸などの
脂肪酸類、パラフィンワックスなどの酸化ワックス類、
ポリエチレンワックスなどのポリオレフィンワックス
類、ステアリン酸亜鉛などの金属石鹸類、カルナバワッ
クスなどのエステルワックス類、シリコンオイル、鯨油
などの油類を一種類または二種類以上を選択して使用す
ることができる。また、架橋剤としては、グリオキザー
ル、ポリアルデヒド、アミノ−ホルムアルデヒドなどの
ジアルデヒド系、ポリエチレンアミンなどのポリアミン
系、ポリエチレンイミンなどのポリイミン系、エポキシ
系、ポリアミド樹脂、グリセリンジグリシジルエーテル
などのジグリシジル系、炭酸ジルコニウムアンモニウム
などのジルコニウム塩などを一種類または二種類以上を
選択して使用することができる。
【0012】この光沢紙10では、オーバーコート層1
4の表面が平滑となるように形成され、それによって美
しい光沢紙10となっている。
【0013】このような光沢紙10を製造するには、基
材12の上にオーバーコート層の材料14aを塗布し、
図2に示すように、オーバーコート層の材料14aの上
にフィルム16が密着させられる。フィルム16として
は、平滑な面を有するものが用いられる。そのようなフ
ィルム16として、たとえば、ポリエチレンフィルム、
ポリプロピレンフィルム、ポリアミド(ナイロン)フィ
ルム、ポリエステルフィルム、ポリエチレンナフタレー
トフィルム、ポリスチレンフィルム、ポルビニールアル
コール(ビニロン)フィルム、ポリエーテルケトンフィ
ルム、ポリサルホンフィルム、ポリエーテルサルホンフ
ィルム、ポリエーテルイミドフィルム、EVA共重合体
フィルムやアイオノマーフィルムなどのエチレン共重合
体フィルム、ポリカーボネートフィルム、セロファンフ
ィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデン
フィルム、アルミニウム箔、アセテートフィルムなどの
フィルムや、これ以外の平滑な面を有するフィルム単
体、またはこれらのフィルムを貼り合わせた紙およびフ
ィルムなどが使用できる。また、オーバーコート層16
との離型性をよくするために、離型剤を塗布したもので
もよい。
【0014】塗布されたオーバーコート層の材料14a
にフィルム16を密着したのち、オーバーコート層の材
料14aを乾燥成膜化してオーバーコート層14を形成
し、そののちフィルム16が剥離される。なお、図2に
おいて、斜線で示すオーバーコート層の材料14aは、
未乾燥の状態であることを示す。フィルム16は、平滑
な面を有しているため、フィルム16が剥離されたオー
バーコート層14の表面は平滑となり、美しい光沢紙1
0を得ることができる。したがって、この光沢紙10で
は、従来の光沢紙のように、オーバーコート層を形成す
るために紫外線硬化樹脂を使用する必要がない。そのた
め、光沢紙の製造工程において、紫外線照射装置などを
必要とせず、光沢紙の製造を簡単にすることができる。
【0015】なお、オーバーコート層16を形成するた
めに、図3に示すように、フィルム18の面にオーバー
コート層の材料14aを塗布してもよい。この場合、オ
ーバーコート層の材料14aが乾燥する前に、オーバー
コート層の材料14aの層が、基材12の面に圧着され
る。そして、オーバーコート層の材料14aが乾燥して
オーバーコート層14が形成されたのちに、フィルム1
6がオーバーコート層14から剥離される。このよう
に、オーバーコート層の材料14aは、基材12側に塗
布してもよいし、フィルム16側に塗布してもよく、オ
ーバーコート層14が形成されたのちにフィルム16を
剥離することにより、光沢を有する光沢紙10を得るこ
とができる。
【0016】この光沢紙10は、たとえば印刷用紙やラ
ベル用紙などとして用いられる。この場合、オーバーコ
ート層14上には、あらゆる印刷方法によって、印刷を
行うことができる。この光沢紙10は、フィルム16を
用いてオーバーコート層14の面を平滑にすることがで
きるため、従来のように紫外線照射装置などの大がかり
な装置を必要とせず、美しいオーバーコート層を有する
光沢紙を簡単に製造することができる。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、オーバーコート層を
形成するときに、その材料の表面に平滑な面を有するフ
ィルムを密着させ、オーバーコート層が形成されたのち
にフィルムを剥離することにより、平滑で美しい光沢紙
を得ることができる。また、この光沢紙を製造するとき
に、従来の紫外線硬化樹脂をオーバーコート層の材料と
して用いた光沢紙に比べて、紫外線照射装置などが必要
でなく、製造工程を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の製造方法で製造された光沢紙の一例
を示す断面図解図である。
【図2】図1に示す光沢紙を製造するために、オーバー
コート層の材料の上にフィルムを貼り付ける工程を示す
断面図解図である。
【図3】図1に示す光沢紙を製造するために、フィルム
上にオーバーコート層の材料を塗布して基材上に積層す
る工程を示す断面図解図である。
【符号の説明】
10 光沢紙 12 基材 14 オーバーコート層 14a オーバーコート層の材料 16 フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 佳奈 大阪市天王寺区小橋町1番25号 大阪シー リング印刷株式会社内 Fターム(参考) 4D075 BB05Z CA48 CB04 DA04 DA06 DB18 DC27 4L055 AG17 AG64 AH02 AH37 BE20 FA12 GA19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材と、前記基材上に形成されるオーバ
    ーコート層とを含む光沢紙の製造方法であって、 前記オーバーコート層の材料の表面に平滑な面を有する
    フィルムを密着させ、前記オーバーコート層の材料を成
    膜化したのちに前記フィルムが剥離される、光沢紙の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 前記基材上に前記オーバーコート層の材
    料を塗布し、前記オーバーコート層の材料上に前記フィ
    ルムの平滑な面を密着させ、前記オーバーコート層を形
    成したのち、前記フィルムが前記オーバーコート層から
    剥離される、請求項1に記載の光沢紙の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記フィルムの平滑な面に前記オーバー
    コート層の材料を塗布し、前記オーバーコート層の材料
    の塗布面を前記基材上に積層して前記オーバーコート層
    を形成したのち、前記フィルムが前記オーバーコート層
    から剥離される、請求項1に記載の光沢紙の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の方法でオーバーコート層を形成した、光沢紙。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002351328A (ja) * 2001-05-23 2002-12-06 Osaka Sealing Printing Co Ltd ラベル・タグ類およびその製造方法

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