JP2000216841A - 受信装置 - Google Patents
受信装置Info
- Publication number
- JP2000216841A JP2000216841A JP11013880A JP1388099A JP2000216841A JP 2000216841 A JP2000216841 A JP 2000216841A JP 11013880 A JP11013880 A JP 11013880A JP 1388099 A JP1388099 A JP 1388099A JP 2000216841 A JP2000216841 A JP 2000216841A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- difference
- phase
- filter
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディジタル位相変調された信号を受信する受
信装置では、キャリア周波数ずれが大きいと再生キャリ
アの引き込み時間が大きくなるため、完全に引き込まれ
ていない所では、受信性能が劣化するという問題があ
る。 【解決手段】 低域通過特性をもつ第１フィルタと、第
１差分手段と、第２フィルタ手段と、第２フィルタ手段
出力により第１フィルタ出力を補正する第１補正手段
と、第２差分手段と、第１判定手段と、第３差分手段
と、第２判定手段と、第４差分手段と、第３フィルタ手
段と、第３フィルタ手段出力により所定タイミングで補
正を行う第２補正手段を有し、キャリア再生手段は第１
ベースバンド位相信号を第１判定手段によって得られた
位相で差分する逆変調型キャリア再生を行う受信装置と
し、再生キャリア周波数の引き込み時間を短縮し、受信
性能を改善できるようにする。
信装置では、キャリア周波数ずれが大きいと再生キャリ
アの引き込み時間が大きくなるため、完全に引き込まれ
ていない所では、受信性能が劣化するという問題があ
る。 【解決手段】 低域通過特性をもつ第１フィルタと、第
１差分手段と、第２フィルタ手段と、第２フィルタ手段
出力により第１フィルタ出力を補正する第１補正手段
と、第２差分手段と、第１判定手段と、第３差分手段
と、第２判定手段と、第４差分手段と、第３フィルタ手
段と、第３フィルタ手段出力により所定タイミングで補
正を行う第２補正手段を有し、キャリア再生手段は第１
ベースバンド位相信号を第１判定手段によって得られた
位相で差分する逆変調型キャリア再生を行う受信装置と
し、再生キャリア周波数の引き込み時間を短縮し、受信
性能を改善できるようにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタルデータに
より位相変調された信号を受信する受信装置に関する。
より位相変調された信号を受信する受信装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図６は、従来のディジタル位相変調され
た信号を受信する受信装置のブロック図、図７は、同受
信装置におけるキャリア周波数ずれ説明図である。
た信号を受信する受信装置のブロック図、図７は、同受
信装置におけるキャリア周波数ずれ説明図である。
【０００３】この受信装置は、図示のように非同期ベー
スバンド位相と判定位相の差を求める差分回路１と、雑
音を抑圧するためのＬＰＦ２と、入力信号を１シンボル
遅延させる遅延回路３と、１シンボル当たりの位相誤差
を求める差分回路４と、雑音を抑圧するＬＰＦ５と、Ｌ
ＰＦ２による定常偏差を補正し再生キャリアを求める補
正回路６と、非同期ベースバンド位相から再生キャリア
の差を求めることで同期検波を行う差分回路７と、判定
位相を求める判定回路８を備えて構成されている。
スバンド位相と判定位相の差を求める差分回路１と、雑
音を抑圧するためのＬＰＦ２と、入力信号を１シンボル
遅延させる遅延回路３と、１シンボル当たりの位相誤差
を求める差分回路４と、雑音を抑圧するＬＰＦ５と、Ｌ
ＰＦ２による定常偏差を補正し再生キャリアを求める補
正回路６と、非同期ベースバンド位相から再生キャリア
の差を求めることで同期検波を行う差分回路７と、判定
位相を求める判定回路８を備えて構成されている。
【０００４】上記の受信装置において、送信データで決
まる位相情報をφ（ｔ）、キャリア周波数ずれをΔω、
雑音等による位相ノイズをθn （ｔ）、判定位相をΦ
（ｔ）とすると、非同期ベースバンド位相はφ（ｔ）＋
θn （ｔ）＋Δωｔとなる。判定位相が正しければφ
（ｔ）＝Φ（ｔ）となり、差分回路１の出力はθn
（ｔ）＋Δωｔとなる。また、シンボル周期をＴとする
と、差分回路４の出力は、１シンボル当たりの位相ずれ
であるΔωＴとなる。
まる位相情報をφ（ｔ）、キャリア周波数ずれをΔω、
雑音等による位相ノイズをθn （ｔ）、判定位相をΦ
（ｔ）とすると、非同期ベースバンド位相はφ（ｔ）＋
θn （ｔ）＋Δωｔとなる。判定位相が正しければφ
（ｔ）＝Φ（ｔ）となり、差分回路１の出力はθn
（ｔ）＋Δωｔとなる。また、シンボル周期をＴとする
と、差分回路４の出力は、１シンボル当たりの位相ずれ
であるΔωＴとなる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の受信装置では、図７のようにキャリア周波数ず
れが大きいと再生キャリアの引き込み時間が大きくなっ
てしまうため、完全に引き込まれていない所では、受信
性能が劣化してしまうという問題がある。
た従来の受信装置では、図７のようにキャリア周波数ず
れが大きいと再生キャリアの引き込み時間が大きくなっ
てしまうため、完全に引き込まれていない所では、受信
性能が劣化してしまうという問題がある。
【０００６】本発明は前記従来の問題に留意し、キャリ
ア周波数ずれが大きい場合でも再生キャリアの引き込み
時間を短縮でき、受信性能劣化を改善できる受信装置を
提供することを目的とする。
ア周波数ずれが大きい場合でも再生キャリアの引き込み
時間を短縮でき、受信性能劣化を改善できる受信装置を
提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の受信装置は、ディジタルデータにより位相
変調された受信信号を前記受信信号のキャリアと非同期
な信号を基準として位相検波し、第１のベースバンド位
相信号を出力する位相検波器と、前記第１のベースバン
ド位相信号からキャリア位相信号を再生するキャリア再
生手段と、前記キャリア再生手段の出力に接続され低域
通過特性を有する第１のフィルタと、前記第１のフィル
タ出力と前記第１のフィルタ出力を１シンボル遅延させ
た信号との差分を求める第１の差分手段と、前記第１の
差分手段出力を時間的に平均化する第２のフィルタ手段
と、前記第２のフィルタ手段の出力により前記第１のフ
ィルタ出力を補正する第１の補正手段と、前記第１の補
正手段から出力される再生キャリア位相信号により前記
第１のベースバンド位相信号を差分し、第２のベースバ
ンド位相信号を出力する第２の差分手段と、前記第２の
ベースバンド位相信号からシンボルを判定し、判定され
たシンボルの位相を判定位相信号として出力する第１の
判定手段と、前記第１のベースバンド位相信号と前記第
１のベースバンド位相信号を遅延させた信号とを差分す
る第３の差分手段と、前記第３の差分手段出力を判定す
る第２の判定手段と、前記第３の差分手段出力と前記第
２の判定手段とを差分する第４の差分手段と前記第４の
差分手段出力を平均化する第３のフィルタ手段と、前記
第３のフィルタ手段出力により所定のタイミングで補正
を行う第２の補正手段を有し、前記キャリア再生手段は
前記第１のベースバンド位相信号を前記第１の判定手段
によって得られた位相で差分する逆変調型キャリア再生
を行うように構成したものである。
に、本発明の受信装置は、ディジタルデータにより位相
変調された受信信号を前記受信信号のキャリアと非同期
な信号を基準として位相検波し、第１のベースバンド位
相信号を出力する位相検波器と、前記第１のベースバン
ド位相信号からキャリア位相信号を再生するキャリア再
生手段と、前記キャリア再生手段の出力に接続され低域
通過特性を有する第１のフィルタと、前記第１のフィル
タ出力と前記第１のフィルタ出力を１シンボル遅延させ
た信号との差分を求める第１の差分手段と、前記第１の
差分手段出力を時間的に平均化する第２のフィルタ手段
と、前記第２のフィルタ手段の出力により前記第１のフ
ィルタ出力を補正する第１の補正手段と、前記第１の補
正手段から出力される再生キャリア位相信号により前記
第１のベースバンド位相信号を差分し、第２のベースバ
ンド位相信号を出力する第２の差分手段と、前記第２の
ベースバンド位相信号からシンボルを判定し、判定され
たシンボルの位相を判定位相信号として出力する第１の
判定手段と、前記第１のベースバンド位相信号と前記第
１のベースバンド位相信号を遅延させた信号とを差分す
る第３の差分手段と、前記第３の差分手段出力を判定す
る第２の判定手段と、前記第３の差分手段出力と前記第
２の判定手段とを差分する第４の差分手段と前記第４の
差分手段出力を平均化する第３のフィルタ手段と、前記
第３のフィルタ手段出力により所定のタイミングで補正
を行う第２の補正手段を有し、前記キャリア再生手段は
前記第１のベースバンド位相信号を前記第１の判定手段
によって得られた位相で差分する逆変調型キャリア再生
を行うように構成したものである。
【０００８】本発明によれば、キャリア周波数ずれが大
きい場合でも再生キャリアの引き込み時間を短縮でき、
受信性能劣化が改善された受信装置とすることができ
る。
きい場合でも再生キャリアの引き込み時間を短縮でき、
受信性能劣化が改善された受信装置とすることができ
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、ディジタルデータにより位相変調された受信信号を
前記受信信号のキャリアと非同期な信号を基準として位
相検波し、第１のベースバンド位相信号を出力する位相
検波器と、前記第１のベースバンド位相信号からキャリ
ア位相信号を再生するキャリア再生手段と、前記キャリ
ア再生手段の出力に接続され低域通過特性を有する第１
のフィルタと、前記第１のフィルタ出力と前記第１のフ
ィルタ出力を１シンボル遅延させた信号との差分を求め
る第１の差分手段と、前記第１の差分手段出力を時間的
に平均化する第２のフィルタ手段と、前記第２のフィル
タ手段の出力により前記第１のフィルタ出力を補正する
第１の補正手段と、前記第１の補正手段から出力される
再生キャリア位相信号により前記第１のベースバンド位
相信号を差分し、第２のベースバンド位相信号を出力す
る第２の差分手段と、前記第２のベースバンド位相信号
からシンボルを判定し、判定されたシンボルの位相を判
定位相信号として出力する第１の判定手段と、前記第１
のベースバンド位相信号と前記第１のベースバンド位相
信号を遅延させた信号とを差分する第３の差分手段と、
前記第３の差分手段出力を判定する第２の判定手段と、
前記第３の差分手段出力と前記第２の判定手段とを差分
する第４の差分手段と前記第４の差分手段出力を平均化
する第３のフィルタ手段と、前記第３のフィルタ手段出
力により所定のタイミングで補正を行う第２の補正手段
を有し、前記キャリア再生手段は前記第１のベースバン
ド位相信号を前記第１の判定手段によって得られた位相
で差分する逆変調型キャリア再生を行う受信装置であ
り、再生キャリア周波数の引き込み時間を短縮でき、受
信性能を改善できるという作用を有する。
は、ディジタルデータにより位相変調された受信信号を
前記受信信号のキャリアと非同期な信号を基準として位
相検波し、第１のベースバンド位相信号を出力する位相
検波器と、前記第１のベースバンド位相信号からキャリ
ア位相信号を再生するキャリア再生手段と、前記キャリ
ア再生手段の出力に接続され低域通過特性を有する第１
のフィルタと、前記第１のフィルタ出力と前記第１のフ
ィルタ出力を１シンボル遅延させた信号との差分を求め
る第１の差分手段と、前記第１の差分手段出力を時間的
に平均化する第２のフィルタ手段と、前記第２のフィル
タ手段の出力により前記第１のフィルタ出力を補正する
第１の補正手段と、前記第１の補正手段から出力される
再生キャリア位相信号により前記第１のベースバンド位
相信号を差分し、第２のベースバンド位相信号を出力す
る第２の差分手段と、前記第２のベースバンド位相信号
からシンボルを判定し、判定されたシンボルの位相を判
定位相信号として出力する第１の判定手段と、前記第１
のベースバンド位相信号と前記第１のベースバンド位相
信号を遅延させた信号とを差分する第３の差分手段と、
前記第３の差分手段出力を判定する第２の判定手段と、
前記第３の差分手段出力と前記第２の判定手段とを差分
する第４の差分手段と前記第４の差分手段出力を平均化
する第３のフィルタ手段と、前記第３のフィルタ手段出
力により所定のタイミングで補正を行う第２の補正手段
を有し、前記キャリア再生手段は前記第１のベースバン
ド位相信号を前記第１の判定手段によって得られた位相
で差分する逆変調型キャリア再生を行う受信装置であ
り、再生キャリア周波数の引き込み時間を短縮でき、受
信性能を改善できるという作用を有する。
【００１０】本発明の請求項２に記載の発明は、請求項
１に記載の受信装置において、第２の補正手段は、第３
のフィルタ出力により第１のフィルタ手段出力を補正す
るようにしたものであり、再生キャリア周波数の引き込
み時間を短縮でき、受信性能を改善できるという作用を
有する。
１に記載の受信装置において、第２の補正手段は、第３
のフィルタ出力により第１のフィルタ手段出力を補正す
るようにしたものであり、再生キャリア周波数の引き込
み時間を短縮でき、受信性能を改善できるという作用を
有する。
【００１１】本発明の請求項３に記載の発明は、請求項
１に記載の受信装置において、第２の補正手段は、第３
のフィルタ出力により第２のフィルタ手段出力を補正す
るようにしたものであり、再生キャリア周波数の引き込
み時間を短縮でき、受信性能を改善できるという作用を
有する。
１に記載の受信装置において、第２の補正手段は、第３
のフィルタ出力により第２のフィルタ手段出力を補正す
るようにしたものであり、再生キャリア周波数の引き込
み時間を短縮でき、受信性能を改善できるという作用を
有する。
【００１２】本発明の請求項４に記載の発明は、請求項
１に記載の受信装置において、第２の補正手段は、第３
のフィルタ出力により第１のフィルタ手段出力を補正お
よび第２のフィルタ手段出力を補正するようにしたもの
であり、再生キャリア周波数の引き込み時間を短縮で
き、受信性能を改善できるという作用を有する。
１に記載の受信装置において、第２の補正手段は、第３
のフィルタ出力により第１のフィルタ手段出力を補正お
よび第２のフィルタ手段出力を補正するようにしたもの
であり、再生キャリア周波数の引き込み時間を短縮で
き、受信性能を改善できるという作用を有する。
【００１３】以下に、本発明の実施の形態について説明
する。
する。
【００１４】（実施の形態１）図１は、本発明の実施の
形態１の受信装置のブロック図である。図２は、同受信
装置におけるＬＰＦ出力の強制引き込み説明図である。
形態１の受信装置のブロック図である。図２は、同受信
装置におけるＬＰＦ出力の強制引き込み説明図である。
【００１５】この受信装置は、非同期ベースバンド位相
と判定位相の差を求める差分回路９と、雑音を抑圧する
ためのＬＰＦ１０と、入力信号を１シンボル遅延させる
遅延回路１１と、１シンボル当たりの位相誤差を求める
差分回路１２と、１シンボル当たりの位相ずれを平均化
するＬＰＦ１３と、ＬＰＦ１０による定常偏差を補正し
再生キャリアを求める補正回路１４と、非同期ベースバ
ンド位相から再生キャリアの差を求めることで同期検波
を行う差分回路１５と、判定位相を求める判定回路１６
と、前記非同期ベースバンド位相を１シンボル遅延させ
る遅延回路１７と、１シンボル遅延させた信号との差を
求める差分回路１８と、位相判定を行う判定回路１９
と、判定位相との差を求める差分回路２０を備えて構成
されている。そして、雑音を抑圧するためのＬＰＦ２１
と、位相ずれを用いて所定のタイミングでＬＰＦ１０の
出力の補正を行う補正回路２２を設けたことに特徴を有
する。
と判定位相の差を求める差分回路９と、雑音を抑圧する
ためのＬＰＦ１０と、入力信号を１シンボル遅延させる
遅延回路１１と、１シンボル当たりの位相誤差を求める
差分回路１２と、１シンボル当たりの位相ずれを平均化
するＬＰＦ１３と、ＬＰＦ１０による定常偏差を補正し
再生キャリアを求める補正回路１４と、非同期ベースバ
ンド位相から再生キャリアの差を求めることで同期検波
を行う差分回路１５と、判定位相を求める判定回路１６
と、前記非同期ベースバンド位相を１シンボル遅延させ
る遅延回路１７と、１シンボル遅延させた信号との差を
求める差分回路１８と、位相判定を行う判定回路１９
と、判定位相との差を求める差分回路２０を備えて構成
されている。そして、雑音を抑圧するためのＬＰＦ２１
と、位相ずれを用いて所定のタイミングでＬＰＦ１０の
出力の補正を行う補正回路２２を設けたことに特徴を有
する。
【００１６】上記構成の受信装置は、雑音を抑圧するた
めのＬＰＦ２１と、雑音や干渉等が無い理想的な環境下
では、ＬＰＦ２１の出力信号はキャリア周波数ずれによ
る１シンボル当たりの位相ずれΔωＴとなる。そこで、
この位相ずれを用い、所定のタイミングで補正回路２２
によりフィルタ出力の補正を行う。
めのＬＰＦ２１と、雑音や干渉等が無い理想的な環境下
では、ＬＰＦ２１の出力信号はキャリア周波数ずれによ
る１シンボル当たりの位相ずれΔωＴとなる。そこで、
この位相ずれを用い、所定のタイミングで補正回路２２
によりフィルタ出力の補正を行う。
【００１７】たとえば、ＬＰＦ１０を１次のＩＩＲフィ
ルタとし、フィルタ乗数をαとするとフィルタが収束し
ている場合にはΔωＴα／（１−α）の定常偏差を生じ
る。このため、ＬＰＦ２１の出力であるΔωＴを用い、
補正回路２２で図２のように強制的に引き込みを行うこ
とで、再生キャリアの引き込み時間を短縮することがで
きる。
ルタとし、フィルタ乗数をαとするとフィルタが収束し
ている場合にはΔωＴα／（１−α）の定常偏差を生じ
る。このため、ＬＰＦ２１の出力であるΔωＴを用い、
補正回路２２で図２のように強制的に引き込みを行うこ
とで、再生キャリアの引き込み時間を短縮することがで
きる。
【００１８】（実施の形態２）図３は、本発明の実施の
形態２の受信装置のブロック図、図４は、同受信装置に
おけるＬＰＦ出力の強制引き込み説明図である。
形態２の受信装置のブロック図、図４は、同受信装置に
おけるＬＰＦ出力の強制引き込み説明図である。
【００１９】この図３において、９は非同期ベースバン
ド位相と判定位相の差を求める差分回路、１０は雑音を
抑圧するためのＬＰＦ、１１は入力信号を１シンボル遅
延させる遅延回路、１２は１シンボル当たりの位相誤差
を求める差分回路、１３は１シンボル当たりの位相ずれ
を平均化するＬＰＦ、１４はＬＰＦ１０による定常偏差
を補正し再生キャリアを求める補正回路、１５は非同期
ベースバンド位相から再生キャリアの差を求めることで
同期検波を行う差分回路、１６は判定位相を求める判定
回路、１７は前記非同期ベースバンド位相を１シンボル
遅延させる遅延回路、１８は１シンボル遅延させた信号
との差を求める差分回路、１９は位相判定を行う判定回
路、２０は判定位相との差を求める差分回路、２１は雑
音を抑圧するためのＬＰＦであり、これらは前記実施の
形態１と同様に構成されている。
ド位相と判定位相の差を求める差分回路、１０は雑音を
抑圧するためのＬＰＦ、１１は入力信号を１シンボル遅
延させる遅延回路、１２は１シンボル当たりの位相誤差
を求める差分回路、１３は１シンボル当たりの位相ずれ
を平均化するＬＰＦ、１４はＬＰＦ１０による定常偏差
を補正し再生キャリアを求める補正回路、１５は非同期
ベースバンド位相から再生キャリアの差を求めることで
同期検波を行う差分回路、１６は判定位相を求める判定
回路、１７は前記非同期ベースバンド位相を１シンボル
遅延させる遅延回路、１８は１シンボル遅延させた信号
との差を求める差分回路、１９は位相判定を行う判定回
路、２０は判定位相との差を求める差分回路、２１は雑
音を抑圧するためのＬＰＦであり、これらは前記実施の
形態１と同様に構成されている。
【００２０】この実施の形態２は、前記のＬＰＦ２１の
出力を用いて、ＬＰＦ１３の出力の補正をする補正回路
２３を設けたことに特徴を有する。
出力を用いて、ＬＰＦ１３の出力の補正をする補正回路
２３を設けたことに特徴を有する。
【００２１】ここで、雑音や干渉等が無い理想的な環境
下では、ＬＰＦ２１の出力信号はキャリア周波数ずれに
よる１シンボル当たりの位相ずれΔωＴとなる。ＬＰＦ
１３の出力も収束時はΔωＴとなる。このため、所定の
タイミングでＬＰＦ２１の出力を用いて、補正回路２３
でＬＰＦ１３の出力の補正を行い、図４のように強制的
に引き込みを行うことで、再生キャリアの引き込み時間
を短縮することができる。
下では、ＬＰＦ２１の出力信号はキャリア周波数ずれに
よる１シンボル当たりの位相ずれΔωＴとなる。ＬＰＦ
１３の出力も収束時はΔωＴとなる。このため、所定の
タイミングでＬＰＦ２１の出力を用いて、補正回路２３
でＬＰＦ１３の出力の補正を行い、図４のように強制的
に引き込みを行うことで、再生キャリアの引き込み時間
を短縮することができる。
【００２２】（実施の形態３）図５は、本発明の実施の
形態３の受信装置のブロック図である。
形態３の受信装置のブロック図である。
【００２３】この受信装置は、前記実施の形態１および
実施の形態２で行った補正のいずれをも行うようにした
構成であり、すなわち、雑音を抑圧するためのＬＰＦ２
１の位相ずれを用いて所定のタイミングでＬＰＦ１０の
出力の補正を行う補正回路２２と、ＬＰＦ２１の出力を
用いてＬＰＦ１３の出力の補正をする補正回路２３を設
けたことに特徴を有する。なお、他の構成部は前記実施
の形態１および２と同じである。
実施の形態２で行った補正のいずれをも行うようにした
構成であり、すなわち、雑音を抑圧するためのＬＰＦ２
１の位相ずれを用いて所定のタイミングでＬＰＦ１０の
出力の補正を行う補正回路２２と、ＬＰＦ２１の出力を
用いてＬＰＦ１３の出力の補正をする補正回路２３を設
けたことに特徴を有する。なお、他の構成部は前記実施
の形態１および２と同じである。
【００２４】この受信装置も、前記特徴とする構成によ
り再生キャリアの引き込み時間を短縮することができ
る。
り再生キャリアの引き込み時間を短縮することができ
る。
【００２５】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように本発明に
よれば、再生キャリア周波数の引き込み時間を短縮で
き、受信性能を改善できるという有利な効果が得られ
る。
よれば、再生キャリア周波数の引き込み時間を短縮で
き、受信性能を改善できるという有利な効果が得られ
る。
【図１】本発明の実施の形態１の受信装置のブロック図
【図２】同受信装置におけるＬＰＦ出力の強制引き込み
説明図
説明図
【図３】本発明の実施の形態２の受信装置のブロック図
【図４】同受信装置におけるＬＰＦ出力の強制引き込み
説明図
説明図
【図５】本発明の実施の形態３の受信装置のブロック図
【図６】従来の受信装置のブロック図
【図７】同受信装置におけるキャリア周波数ずれ説明図
９ 非同期ペースバンド位相と判定位相の差を求める差
分回路 １０ ＬＰＦ １１ １シンボル遅延回路 １２ １シンボル当たりの位相誤差を求める差分回路 １３ ＬＰＦ １４ 再生キャリアを求める補正回路 １５ 同期検波を行う差分回路 １６ 判定位相を求める判定回路 １７ 遅延回路 １８ 差分回路 １９ 位相判定を行う判定回路 ２０ 判定位相との差を求める差分回路 ２１ ＬＰＦ ２２ 補正回路 ２３ 補正回路
分回路 １０ ＬＰＦ １１ １シンボル遅延回路 １２ １シンボル当たりの位相誤差を求める差分回路 １３ ＬＰＦ １４ 再生キャリアを求める補正回路 １５ 同期検波を行う差分回路 １６ 判定位相を求める判定回路 １７ 遅延回路 １８ 差分回路 １９ 位相判定を行う判定回路 ２０ 判定位相との差を求める差分回路 ２１ ＬＰＦ ２２ 補正回路 ２３ 補正回路
Claims (4)
- 【請求項１】ディジタルデータにより位相変調された受
信信号を前記受信信号のキャリアと非同期な信号を基準
として位相検波し、第１のベースバンド位相信号を出力
する位相検波器と、前記第１のベースバンド位相信号か
らキャリア位相信号を再生するキャリア再生手段と、前
記キャリア再生手段の出力に接続され低域通過特性を有
する第１のフィルタと、前記第１のフィルタ出力と前記
第１のフィルタ出力を１シンボル遅延させた信号との差
分を求める第１の差分手段と、前記第１の差分手段出力
を時間的に平均化する第２のフィルタ手段と、前記第２
のフィルタ手段の出力により前記第１のフィルタ出力を
補正する第１の補正手段と、前記第１の補正手段から出
力される再生キャリア位相信号により前記第１のベース
バンド位相信号を差分し、第２のベースバンド位相信号
を出力する第２の差分手段と、前記第２のベースバンド
位相信号からシンボルを判定し、判定されたシンボルの
位相を判定位相信号として出力する第１の判定手段と、
前記第１のベースバンド位相信号と前記第１のベースバ
ンド位相信号を遅延させた信号とを差分する第３の差分
手段と、前記第３の差分手段出力を判定する第２の判定
手段と、前記第３の差分手段出力と前記第２の判定手段
とを差分する第４の差分手段と、前記第４の差分手段出
力を平均化する第３のフィルタ手段と、前記第３のフィ
ルタ手段出力により所定のタイミングで補正を行う第２
の補正手段を有し、前記キャリア再生手段は前記第１の
ベースバンド位相信号を前記第１の判定手段によって得
られた位相で差分する逆変調型キャリア再生を行うこと
を特徴とする受信装置。 - 【請求項２】第２の補正手段は、第３のフィルタ出力に
より第１のフィルタ手段出力を補正することを特徴とす
る請求項１記載の受信装置。 - 【請求項３】第２の補正手段は、第３のフィルタ出力に
より第２のフィルタ手段出力を補正することを特徴とす
る請求項１記載の受信装置。 - 【請求項４】第２の補正手段は、第３のフィルタ出力に
より第１のフィルタ手段出力を補正および第２のフィル
タ手段出力を補正することを特徴とする請求項１記載の
受信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11013880A JP2000216841A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11013880A JP2000216841A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 受信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000216841A true JP2000216841A (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=11845533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11013880A Pending JP2000216841A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 受信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000216841A (ja) |
-
1999
- 1999-01-22 JP JP11013880A patent/JP2000216841A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7206279B2 (en) | OFDM receiving apparatus and method of demodulation in OFDM receiving apparatus | |
| JP3041175B2 (ja) | Ｏｆｄｍ同期復調回路 | |
| KR20010006533A (ko) | 신호 수신장치 및 방법과 제공매체 | |
| JP2001217889A (ja) | タイミングエラー検出回路および復調回路とその方法 | |
| JP2007195075A (ja) | 復調回路および復調方法 | |
| JP3575883B2 (ja) | ディジタル復調器 | |
| JPH11177644A (ja) | ビットタイミング再生回路 | |
| JP4304210B2 (ja) | 位相誤差補正回路 | |
| JP5585583B2 (ja) | クロック再生回路及びクロック再生方法 | |
| US20020034266A1 (en) | Demodulator for demodulating digital modulated signals | |
| JP2000165346A (ja) | Ｏｆｄｍ復調装置 | |
| CN105846844B (zh) | 接收装置以及接收装置的接收方法 | |
| JP2000216841A (ja) | 受信装置 | |
| JP3342967B2 (ja) | Ｏｆｄｍ同期復調回路 | |
| JP3090137B2 (ja) | 直交周波数分割多重復調装置、及び直交周波数分割多重復調におけるシンボルの位相誤差の補正方法 | |
| JP2000049763A (ja) | 受信装置、自動周波数補正装置、及び通信装置 | |
| JP4930490B2 (ja) | シンボル同期方法及びデジタル復調装置 | |
| JP3852574B2 (ja) | 信号復調装置及び信号復調方法 | |
| JP3968546B2 (ja) | 情報処理装置および方法、並びに提供媒体 | |
| JP2000188580A (ja) | Ｏｆｄｍ受信装置 | |
| JP4218100B2 (ja) | 情報処理装置および方法、並びに記録媒体 | |
| JP2010074506A (ja) | クロック再生回路、復調回路、受信機、及び無線通信システム、並びにクロック再生回路の動作方法 | |
| JPH1098500A (ja) | 自動周波数制御方法及び回路 | |
| JP2000324190A (ja) | 受信装置 | |
| JP2000286914A (ja) | 搬送波再生装置 |