JP2000216359A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2000216359A
JP2000216359A JP11016025A JP1602599A JP2000216359A JP 2000216359 A JP2000216359 A JP 2000216359A JP 11016025 A JP11016025 A JP 11016025A JP 1602599 A JP1602599 A JP 1602599A JP 2000216359 A JP2000216359 A JP 2000216359A
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JP
Japan
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film
capacitor
metal oxide
oxide film
sro
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JP11016025A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kiyotoshi
正弘 清利
Tomonori Aoyama
知憲 青山
Kazuhiro Eguchi
和弘 江口
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】キャパシタ電極としてSrRuO3からなる電
極(SRO膜)を用いた場合におけるリーク電極の増加
を抑制すること。 【解決手段】下部キャパシタ電極としての非晶質SRO
膜14、キャパシタ絶縁膜としてBa(X)Sr(1−
X)TiO(3)からなる多結晶BST膜16、上部キ
ャパシタ電極としての非晶質SRO膜17を連続的に形
成した後、熱処理により非晶質SRO膜14,17を一
括して結晶化する事により、下部キャパシタ電極とキャ
パシタ絶縁膜との界面を平担にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に係わり、特にキャパシタ電極としてSRO膜など
の金属酸化物膜を用いたキャパシタを有する半導体装置
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子デバイスの微細化、高集積化に伴
い、電子デバイスの機能をシリコン系化合物膜(例えば
ドープト多結晶シリコン膜、シリコン酸化膜、シリコン
窒化膜)と、金属あるいは単一金属化合物膜(例えばア
ルミニウム膜、タングステン膜、タングステンシリサイ
ド膜、チタンシリサイド膜、窒化チタン膜)とを用いて
単に回路構成のみで達成することが困難になりつつあ
る。
【0003】例えば、トランジスタの組み合わせで情報
の記憶動作を行うSRAM(StaticRandom Access read
write Memory)、EEPROM(Electrically Erasab
leand Programmable Read Only Memory)、あるいはト
ランジスタとキャパシタとの組み合わせで情報の記憶動
作を行うDRAM(Dynamic Random Access Memory)な
どの半導体メモリを、従来のMOSトランジスタとMO
Sキャパシタとで実現することは、これらの素子で構成
されるメモリセルの面積が縮小されていくなかで非常に
困難なものになっている。
【0004】特に、MOSキャパシタを用いた半導体メ
モリでは、素子の最小加工寸法が小さくなっても、読出
し信号のS/N比を低下させないために、一定のキャパ
シタ容量を確保し続けていくことが非常に困難なものに
なっている。
【0005】そこで、電子デバイスの機能を単に回路構
成のみで達成するばかりでなく、機能性薄膜を用いて、
すなわち材料自体の特性を利用することが有利になりつ
つある。
【0006】例えば、MOSキャパシタのキャパシタ絶
縁膜として、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜/シリコ
ン酸化膜積層膜よりも高い誘電率を発現するBax Sr
1-xTiO3 (BST)やPbZrx Ti1-x3 (P
ZT)等の金属酸化物からなる絶縁膜の採用が検討され
るようになってきている。また、FRAM(Ferroelect
ric Random Access read write Memory)等の全く新し
い動作原理のデバイスも提案されはじめている。
【0007】上述したBSTは、室温で数百以上の誘電
率を発現するために、高集積化を進めていくと、十分な
キャパシタ面積の確保が困難になっていくDRAMのキ
ャパシタ絶縁膜の材料として有望である。
【0008】キャパシタ絶縁膜としてBST膜を用い、
集積度の高い半導体集積回路のキャパシタ素子を形成す
るうえでは、キャパシタ電極の材料の選定が重要であ
る。
【0009】なぜなら、従来用いられてきたキャパシタ
電極としての多結晶シリコン膜は、BST膜の成膜時に
酸化されて、その最表面に低誘電率のシリコン酸化膜が
形成されてしまうために、BST膜をキャパシタ絶縁膜
として用いても実効的な蓄積電荷量を向上することが困
難だからである。
【0010】このため、キャパシタ絶縁膜としてBST
膜を用いる場合には、キャパシタ電極の材料としては、
酸化されないか酸化されても導電性を失わないPt、P
d、Ru等の貴金属が良く用いられてきた。
【0011】しかしながら、この種の貴金属からなるキ
ャパシタ電極(貴金属電極)には以下のような問題があ
った。
【0012】貴金属電極中には殆ど酸素が存在しないた
めに、貴金属電極との界面近傍のBST膜(キャパシタ
絶縁膜)中には多数の酸素欠損が形成される。この酸素
欠損は、2価のドナーとして働くために、キャパシタの
リーク電流は増大する傾向にある。
【0013】また、貴金属からなる上部キャパシタ電極
を用いる場合、貴金属には触媒効果があるために、トラ
ンジスターのしきい値電圧のばらつきを抑制するために
通常半導体素子製造工程の最終段階で行う水素雰囲気ア
ニールの時、貴金属の触媒効果で活性化された水素ラジ
カルによってBST膜(キャパシタ絶縁膜)の膜質が大
幅に劣化してしまうという問題があった。
【0014】このような問題を解決するために、キャパ
シタ電極の材料として金属酸化物を使用することが提案
されている。特に、AERuO3 (AEはSr,Ba,
Caから選ばれる少なくとも一種)やSr1-x REx
oO3 (REはLa,Pr,Sm,Ndから選ばれる少
なくとも一種、0≦x≦1)等の金属酸化物は、BST
と同じペロブスカイト結晶構造を有しているため、格子
整合性の観点からも有望な電極材料であるといえる。
【0015】ところで、キャパシタ絶縁膜にBST膜を
用いても、平面キャパシタ構造で次世代のメモリー素子
の十分な蓄積電荷密度を得ることは不可能であるため、
立体キャパシタ構造の適用が不可避になる。
【0016】金属酸化物からなるキャパシタ電極を立体
キャパシタ構造に適用する場合、その成膜方法として
は、段差被覆性に優れている化学的気相成長法(CVD
法)が望ましい。
【0017】しかしながら、図4に示すように、CVD
法を用いて通常温度でトレンチキャパシタの下部キャパ
シタ電極として金属酸化物膜81を形成する場合には、
金属酸化物膜81は柱状結晶82が成長することによっ
て形成されるため、金属酸化物膜81の表面凹凸が激し
くなり、その結果としてリーク電流が増加するという問
題があった。
【0018】また、トレンチの角83では結晶形状の不
連続が生じ、角83と他の場所とでは電気特性が異なっ
てしまい、その結果として良好な電気特性が得られない
という問題があった。
【0019】一方、十分に段差被覆性の良い成膜を行う
ためには、成膜温度は低温である必要があるが、成膜温
度を低くすると、非晶質の金属酸化物膜81しか得られ
ないという問題、すなわち抵抗の高い金属酸化物膜81
しか得られないという問題があった。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、下部キャ
パシタ電極としてAERuO3 等からなる金属酸化物膜
をCVD法により形成する場合、金属酸化物膜は柱状結
晶が成長することによって形成されるため、金属酸化物
膜の表面凹凸が激しくなり、その結果としてリーク電流
が増加するという問題があった。
【0021】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、金属酸化物からなるキ
ャパシタ電極を用いたキャパシタのリーク電流の増加を
抑制できる半導体装置の製造方法を提供することにあ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】[構成]上記目的を達成
するために、本発明(請求項1)に係る半導体装置の製
造方法は、下部キャパシタ電極、キャパシタ絶縁膜、上
部キャパシタ電極が順次積層されてなるキャパシタを有
する半導体装置の製造方法であって、基板上に前記下部
キャパシタ電極としての非晶質金属酸化物膜を形成する
工程と、この第1非晶質金属酸化物膜上に前記キャパシ
タ絶縁膜としての金属酸化物膜を形成する工程と、前記
非晶質金属酸化物膜を熱処理により結晶化する工程とを
有することを特徴とする。
【0023】本発明において、結晶化とは単結晶化だけ
ではなく多結晶化も意味し、また結晶性とは単結晶だけ
ではなく多結晶も意味する。
【0024】また、本発明(請求項2)に係る他の半導
体装置の製造方法は、下部キャパシタ電極、キャパシタ
絶縁膜、上部キャパシタ電極が順次積層されてなるキャ
パシタを有する半導体装置の製造方法であって、基板上
に前記下部キャパシタ電極としての第1非晶質金属酸化
物膜を形成する工程と、この第1非晶質金属酸化物膜上
に前記キャパシタ絶縁膜としての第2非晶質金属酸化物
膜を形成する工程と、前記第1および第2非晶質金属酸
化物膜を熱処理によりそれぞれ第1および第2結晶性金
属酸化物膜に変える工程と、この第2結晶性金属酸化物
膜上に前記上部キャパシタ電極としての第3非晶質金属
酸化物膜を形成する工程と、この非晶質金属酸化物膜を
熱処理により結晶化する工程とを有することを特徴とす
る。
【0025】また、本発明(請求項3)に係る他の半導
体装置の製造方法は、下部キャパシタ電極、キャパシタ
絶縁膜、上部キャパシタ電極が順次積層されてなるキャ
パシタを有する半導体装置の製造方法であって、基板上
に前記下部キャパシタ電極としての非晶質金属酸化物膜
を形成する工程と、この非晶質金属酸化物膜上に前記キ
ャパシタ絶縁膜としての結晶性金属酸化物膜を形成する
工程と、前記非晶質金属酸化物膜を結晶化する工程とを
有することを特徴とする。
【0026】本発明において、キャパシタ絶縁膜は、B
x Sr1-x TiO3 (0≦x≦1)膜であることが好
ましい。
【0027】また、上部キャパシタ電極および下部キャ
パシタ電極の少なくとも一方は、AERuO3 膜(AE
はSr,Ba,Caから選ばれる少なくとも1つの元
素)またはSr1-x REx CoO3 (REはLa,P
r,Sm,Ndから選ばれる少なくとも1つの元素、0
≦x≦1)膜であることが好ましい。
【0028】また、下部キャパシタ電極およびキャパシ
タ絶縁膜の結晶構造は、ペロブスカイトであることが好
ましく、例えばキャパシタ絶縁膜は、チタン酸バリウム
ストロンチウムを主成分とする金属酸化物膜である。
【0029】[作用]本発明では、最初に、下部キャパ
シタ電極として非晶質金属酸化物膜を形成する。非晶質
金属酸化物膜は結晶性ではないので、その表面を平滑に
できる。そのため、本発明のように、非晶質金属酸化物
膜を形成し、その上にキャパシタ絶縁膜を形成してか
ら、上記非晶質金属酸化物膜を結晶化することにより、
下部キャパシタ電極とキャパシタ絶縁膜との界面を平坦
にでき、その結果として電界集中等によるリーク電流の
増加を効果的に抑制できるようになる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態(以下、実施形態という)を説明する。 (第1の実施形態)本発明者らは、SrRuO3 からな
る電極(SRO電極)の結晶化方法によるキャパシタ特
性への影響を調べるために以下の手順で実験を行った。
【0031】すなわち、熱酸化膜(膜厚:500nm)
を形成した基板上に下部キャパシタ電極としての第1S
RO膜(膜厚:50nm)、キャパシタ絶縁膜としての
BST膜(膜厚:25nm)、上部キャパシタ電極とし
ての第2SRO膜(膜厚:50nm)をCVD法により
順次形成した後、第2SRO膜をミリングにより電極状
にパターニングしてBSTキャパシタを作成した。
【0032】CVD法による各膜の成膜条件は以下の通
りである。
【0033】BST膜はコールドウォール、枚葉型CV
D装置を用い、成膜温度420℃、成膜圧力100Pa
で成膜した。CVD原料としてはBa(THD)2 ,S
r(THD)2 ,TiO(THD)2 ,[THD=C11
192 ]の0.1mol/lTHF[THF=C4
8 O]溶液を気化したものを用いた。Ba,Sr,Ti
原料の供給速度はそれぞれ0.024sccm,0.0
24sccm,0.5sccmである。成膜速度は2n
m/min.であり、得られたBST膜は非晶質であっ
た。
【0034】第1および第2SRO膜はBST膜と同じ
CVD装置を用い、成膜温度440℃、成膜圧力50P
aで成膜した。CVD原料としてはSr(THD)2
Ru(THD)3 の0.1mol/lTHF溶液を気化
したものを用いた。Sr,Ru原料の供給速度はそれぞ
れ0.1sccm,0.5sccmである。得られた第
1および第2SRO膜はやはり非晶質であった。
【0035】結晶化の影響を調べるために、以下の3通
りのシーケンスについて得られたBSTキャパシタのリ
ーク電流、誘電率、85℃で2.5VのDCストレスを
印加した場合の寿命を比較した。
【0036】ただし、2.5Vでの寿命については、印
加電圧15V,12V,10V,8Vについてキャパシ
タの寿命を求め、寿命がexp[−aV](aは定数、
Vは印加電圧)の表式で表されると仮定して求めた。
【0037】熱処理は、圧力50Pa、Ar雰囲気中で
のランプ加熱による700℃、1分のRTAである。R
TAチャンバーは本CVD装置に取り付けられており、
基板表面を大気に晒すことなく、CVD成膜後に連続的
に熱処理を行った。
【0038】今回調べたシーケンスを以下に示す。
【0039】シーケンス1:第1SRO膜の形成後、B
ST膜の形成後、第2SRO膜のSRO成膜後に各1
回、計3回の熱処理を行う。
【0040】シーケンス2:第1SRO膜、BST膜を
連続的に形成した後一回、第2SRO膜の形成後1回の
計2回の熱処理を行う。
【0041】シーケンス3:第1SRO膜、BST膜、
第2SRO膜を連続的に形成した後一括して熱処理を行
う。
【0042】表1に、各シーケンスで作成したキャパシ
タのリーク電流、誘電率、寿命を示す。
【0043】
【表1】
【0044】表1から、シーケンス3で作成されたキャ
パシタで最も良好な電流特性と長い寿命が得られること
が分かる。
【0045】また、各シーケンスで作成したキャパシタ
について断面TEM観察を行った結果、シーケンス1で
作成したキャパシタでは、第1および第2BST膜の結
晶粒とSRO膜の結晶粒との間には何ら相関も見られな
かった。
【0046】これに対して、シーケンス2で作成したキ
ャパシタでは第1SRO膜とBST膜との界面、シーケ
ンス3で作成したキャパシタでは第1SRO膜とBST
膜との界面、およびBST膜と第2SRO膜との界面で
は、それぞれ結晶粒毎にエピタキシャル接合を形成して
いることが確認された。
【0047】エピタキシャル接合は欠陥が少ないため
に、表1に示すように、エピタキシャル接合が形成され
ている第1SRO膜からBST膜中に電子を注入する場
合には、リーク電流が低下したと考えられる。
【0048】また、BSTキャパシタの寿命は、第1お
よび第2SRO膜とBST膜との界面付近のBST膜中
の欠陥に電子がトラップされることによって縮むので、
シーケンス3のように、第1SRO膜、BST膜および
第2SRO膜を連続的に形成した後に一括して熱処理を
行うと、キャパシタの寿命は伸びたと考えられる。ま
た、一括して熱処理を行うことにより熱工程を短縮でき
るので、工程数の低減化を図れるようになる。
【0049】なお、本発明者らは対照実験として、非晶
質の第1および第2SRO膜、ならびに非晶質のBST
膜をスパッタ法により形成した場合にも、同様の実験を
行った。
【0050】その結果、やはり非晶質の第1SRO膜/
BST膜/第2SRO膜の3層構造を形成した後に一括
して熱処理を行った場合に、一番低いリーク電流と長い
寿命を示すキャパシタが得られ、また第1および第2S
RO膜とBST膜とのそれぞれの界面で局所的にエピタ
キシャル接合が実現されていることを確認した。
【0051】また、本実施形態によれば、下部および上
部キャパシタ電極として段差被覆性の良い非晶質のSR
O膜を形成してから、アニールにより結晶性の抵抗の低
いSRO膜に変えているので、抵抗の増加を招くこと無
く段差被覆性の良い下部および上部キャパシタ電極を形
成できるようになる。
【0052】また、枚葉コールドウォール型CVD装置
を用いる場合、ウェハ上の堂殿膜のパターン密度によっ
て基板温度が実効的に変化してしまい、反応律速条件で
のプロセス制御が困難になるという問題があるが、段差
被覆性の良い非晶質のSRO膜を形成してから、結晶性
のSRO膜に変えているので、反応律速領域でのプロセ
スによっても、パターン密度の異なるトレンチキャパシ
タに同じプロセス条件でSRO膜やBST膜を作成する
ことができる。
【0053】また、非晶質のSRO膜は光を通るので、
この光を利用することによって基板温度を測ることがで
きる。したがって、成膜装置としてホットウォール式C
VD装置を用いて厚いSRO膜を形成する場合でも、基
板温度を容易に制御できるようになる。
【0054】また、第1SRO膜、BST膜および第2
SRO膜を連続的に形成する場合、これらの膜をほぼ同
じ温度で形成することができるので、膜剥がれの発生を
効果的に抑制できる。 (第2の実施形態)本発明者らは、SRO電極の結晶化
方法によるキャパシタ特性への影響を調べるために以下
の手順で実験を行った。
【0055】すなわち、熱酸化膜(膜厚:500nm)
を形成した基板上に下部キャパシタ電極としての第1S
RO膜(膜厚:50nm)、キャパシタ絶縁膜としての
BST膜(膜厚:25nm)、上部キャパシタ電極とし
ての第2SRO膜(膜厚:50nm)をCVD法により
順次形成した後、第2SRO膜をミリングにより電極状
にパターニングしてBSTキャパシタを作成した。
【0056】CVD法による各膜の成膜条件は以下の通
りである。
【0057】BST膜はホットウォール、バッチ式CV
D装置を用い、成膜圧力100Paで成膜した。CVD
原料としてはBa(THD)2 ,Sr(THD)2 ,T
i(THD)2 (OC372 の0.5mol/lM
eTHF[MeTHF=C510O]溶液を気化したも
のを用いた。Ba,Sr,Ti原料の供給速度はそれぞ
れ0.6sccm,0.6sccm,0.9sccmで
ある。成膜温度480℃で成膜した場合、成膜速度は4
nm/min.であり、得られたBST膜は多結晶膜で
あった。また、成膜温度420℃で成膜した場合、成膜
速度は1nm/min.であり、得られたBST膜は非
晶質であった。
【0058】第1および第2SRO膜はBST膜と同じ
CVD装置を用い、成膜圧力100Paで成膜した。C
VD原料としてはSr(THD)2 ,Ru(THD)3
の0.5mol/lMeTHF溶液を気化したものを用
いた。Sr,Ru原料の供給速度はそれぞれ0.6sc
cm,0.4sccmである。成膜温度440℃で成膜
した場合、成膜速度は0.5nm/min.得られた第
1および第2SRO膜は非晶質であった。
【0059】結晶化の影響を調べるために、以下の7通
りのシーケンスについて得られたBSTキャパシタのリ
ーク電流、誘電率、85℃で2.5VのDCストレスを
印加した場合の寿命を比較した。
【0060】なお、結晶化のために、本CVD装置内で
CVD成膜と連続にAr雰囲気中で圧力50Pa、10
分の熱処理を行った。本CVD装置は、反応炉の温度を
急速に変えることができるように、応答性の良いヒータ
ーにエアーをふきつけてヒーターの温度を強制的に下げ
る空冷機構を持っており、試料表面を外気に晒すことな
く、しかも短時間で熱処理を連続的に行うことができ
る。
【0061】シーケンス1:非晶質の第1SRO膜上に
多結晶(結晶性)のBST膜を形成した後に1回、非晶
質の第2SRO膜を形成した後に1回、計2の700℃
の熱処理を行う。
【0062】シーケンス2:非晶質の第1SRO膜、非
晶質のBST膜を連続的に形成した後に1回、非晶質の
第2SRO膜を形成した後に1回、計2回の700℃の
熱処理を行う。
【0063】シーケンス3:非晶質の第1SRO膜、非
晶質のBST膜、第2SRO膜を連続的に形成した後に
一括して700℃の熱処理を行う。
【0064】シーケンス4:第1SRO膜の形成した後
に1回、非晶質のBST膜および第2SRO膜を形成し
た後に1回の計2回の700℃の熱処理を行う。
【0065】シーケンス5:非晶質の第1SRO膜、多
結晶のBST膜、非晶質の第2SRO膜を連続的に形成
した後に一括して700℃の熱処理を行う。
【0066】シーケンス6:シーケンス3の熱処理を6
50℃で行う。
【0067】シーケンス7:シーケンス5の熱処理を6
50℃で行う。
【0068】表2に、各シーケンスで作成したキャパシ
タのリーク電流、誘電率、寿命を示す。
【0069】
【表2】
【0070】表2から、シーケンス1、シーケンス5、
シーケンス7で作成したキャパシタで最も高い誘電率
(=340F/m)が得られることが分かる。
【0071】また、各シーケンスで作成したキャパシタ
についてSIMSによりBa,Sr,Ti,Ruのプロ
ファイル観察を行った。
【0072】その結果、非晶質SRO膜と非晶質BST
膜が接する場合(シーケンス2の第1SRO膜とBST
膜、シーケンス3およびシーケンス6の第1SRO膜と
BST膜およびBST膜と第2SRO膜、シーケンス4
のBST膜と第2SRO膜)には、SRO膜中のRuの
BST膜中への拡散、およびBST膜中のBa,Tiの
SRO膜中への拡散による界面のミキシングが確認され
た。
【0073】すなわち、非晶質のBST膜と非晶質のS
RO膜とが接する場合に、熱処理によりこれらのBST
膜およびSRO膜を一括して結晶化すると、誘電率が小
さくなるのは、BST膜とSRO膜との間で起こる相互
拡散が原因であることが分かった。
【0074】したがって、シーケンス1,5,7のよう
に、非晶質のSRO膜と結晶性のBST膜が接する状態
で、結晶化のための熱処理を行うことにより、誘電率の
高いBSTキャパシタを実現することができる。
【0075】また、シーケンス5に比べてシーケンス7
で作成したキャパシタのほうがリーク電流が低いの原因
は、熱処理温度を低温化したためである。シーケンス6
に比べてシーケンス7で作成したキャパシタのほうがリ
ーク電流が高い高い原因は、多結晶BST膜に接してい
る非晶質SRO膜の結晶化温度が、非晶質BSTに接し
ている非晶質SROの結晶化温度に比べて低くなるため
である。
【0076】なお、本発明者らは対照実験として、第1
および第2SRO膜、ならびにBST膜をスパッタ法に
より形成した場合にも同様の実験を行ったが、やはり非
晶質SRO膜/結晶性BST膜/非晶質SRO膜の3層
構造を形成した後に一括して熱処理を行った場合に、一
番高い誘電率を示すキャパシタが得られ、また第1およ
び第2SRO膜とBST膜とのそれぞれの界面で相互拡
散が起こっていないことが確認された。 (第3の実施形態)図1は、本発明の第3の実施形態に
係るDRAMメモリセルの製造方法を示す工程断面図で
ある。このDRAMメモリセルは、コンケイブ型キャパ
シタを用いている。
【0077】まず、図1(a)に示すように、シリコン
基板1の表面にトレンチ素子分離法によって素子分離絶
縁膜2を形成する。
【0078】次に図1(b)に示すように、ゲート酸化
膜3およびゲート電極41 ,42 を形成した後、ゲート
電極41 ,42 をマスクにして不純物イオンを基板表面
に注入して低不純物濃度の浅い拡散層(LDD)5を形
成する。ゲート電極41 としては多結晶シリコン膜を用
い、ゲート電極42 としては金属膜を用いる。なお、ゲ
ート構造はこのようなポリメタルゲートに限定されるも
のではない。
【0079】次に図1(c)に示すように、ゲート側壁
絶縁膜(Six y 膜)6を形成した後、ゲート電極4
1 ,42 およびゲート側壁絶縁膜6をマスクにして不純
物イオンを注入してソース拡散層7sおよびドレイン拡
散層7dを形成する。
【0080】浅い拡散層5中の不純物を活性化するため
のアニールと、ソース拡散層7sおよびドレイン拡散層
7d中の不純物を活性化するためのアニールはそれぞれ
別に行っても良いし、あるいは同時に行っても良い。
【0081】次に図1(d)に示すように、第1層間絶
縁膜(SiO2 膜)8を全面に堆積した後、第1層間絶
縁膜8にドレイン拡散層7dに対してのコンタクトホー
ルを開口し、次にビット線9となるAl膜等の導電性膜
をコンタクトホールを充填するように全面に堆積し、こ
の導電性膜をフォトリソグラフィおよびRIEを用いて
加工することによりビット線9を形成する。
【0082】次に図1(e)に示すように、第2層間絶
縁膜(SiO2 膜)10、エッチングストッパ膜(Si
x y 膜)11を順次形成する。
【0083】次に図1(f)に示すように、第1層間絶
縁膜8、第2層間絶縁膜10およびエッチングストッパ
膜11にソース拡散層7sに対してのコンタクトホール
を形成した後、プラグ電極12となるW膜等の導線性膜
をコンタクトホールを充填するように全面に堆積し、コ
ンタクトホール外部の導電性膜をCMPにより除去とし
てプラグ電極12を形成する。
【0084】次に図2(g)に示すように、第3層間絶
縁膜(SiO2 膜)13を全面に堆積した後、第3層間
絶縁膜(SiO2 膜)13にプラグ電極12に繋がるテ
ーパ状の開口部を形成する。
【0085】次に図2(h)に示すように、第2の実施
形態に記載した条件で、下部キャパシタ電極としての第
1非晶質SRO膜14をCVD法により形成した後、テ
ーパ状の開口部を埋め込むように全面にレジスト15を
塗布する。第1非晶質SRO膜14は結晶性ではないの
で、その表面を平滑にできるとともに、段差被覆性の良
い成膜を行うことができる。
【0086】次に図2(i)に示すように、開口部外部
の非晶質SRO膜14およびレジスト15をCMPによ
り除去した後、レジスト15をアッシングにより除去す
る。この結果、第1非晶質SRO膜14は、テーパ状の
開口部の側面および底面のみに残ることになる。
【0087】次に図2(j)に示すように、第2の実施
形態に記載した条件で、キャパシタ絶縁膜としての多結
晶BST膜16、上部キャパシタ電極としての第2非晶
質SRO膜17をCVD法により連続的に形成する。
【0088】最後に、同じCVD反応容器中で、700
℃のAr雰囲気中で、圧力50Paでもって10分の熱
処理を行うことにより、第1非晶質SRO膜14、多結
晶BST膜16および第2非晶質SRO膜17を結晶化
して、コンケイブ型キャパシタを用いたDRAMメモリ
セルが完成する。
【0089】本実施形態によれば、非晶質SRO膜1
4、多結晶BST膜16および非晶質SRO膜17を形
成した後に、これらの膜14,16,17を熱処理によ
り一括して結晶化を行っているので、SRO膜/BST
膜界面を平坦にでき、その結果として電界集中等による
リークの増加を効果的に抑制できるようになる。
【0090】また、結晶化により同じペロブスカイト結
晶構造を有するSRO膜およびBST膜を形成できるの
で、結晶間の整合性が良くなり、その結果としてBST
膜(キャパシタ絶縁膜)中の欠陥が抑制されて信頼性が
向上する。
【0091】本発明者らは比較検討のために、図2
(i)の段階で非晶質SRO膜14にあらかじめ結晶化
のための熱処理を行ってから上述の手順で多結晶BST
膜16、非晶質SRO膜17を成膜する方法も検討し
た。
【0092】その結果、この方法では、非晶質SRO膜
14/多結晶BST膜16/非晶質SRO膜17を一括
して結晶化する本実施形態の方法に比べて、リーク電流
が5倍程度大きくなることが判明した。
【0093】そこで、同様の手順で作成した2種類の平
面キャパシタについて、そのSRO上部電極およびBS
T膜を剥離し、原子間力顕微鏡(AFM)を用いてSR
O下部電極の表面の平滑性を調べた。その結果を表3に
示す。
【0094】
【表3】
【0095】表3から、非晶質SRO下部電極のみ結晶
化した場合、結晶性SRO下電極の表面の平滑性が劣る
ことが分かる。すなわち、本発明のように第1および第
2非晶質SRO膜14,17に多結晶BST膜16が接
した状態で非晶質SRO膜14,17を結晶化するため
の熱処理を行うことにより、平滑なBST膜/SRO膜
界面を実現することができ、その結果として良好な電気
特性を実現することができる。
【0096】本実施形態では、第2の実施形態のシーケ
ンス5に相当する結晶化方法を用いたが、他のシーケン
ス例えばシーケンス2に相当する結晶化方法を用いても
従来よりもリーク電流等の点で優れたDRAMメモリセ
ルを実現することができる。
【0097】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施形態では、キャパシ
タ電極の材料としてはSROのみをあげたが、本発明は
SROにとどまるものではなく、AERuO3 (AEは
Sr,Ba,Caから選ばれる少なくとも一種)やSr
1-x REx CoO3 (REはLa,Pr,Sm,Ndか
ら選ばれる少なくとも一種、0≦x≦1)についても有
望である。
【0098】また、キャパシタ絶縁膜の材料としてはB
ST以外にも、Ba(Ti,Sn)O3 ,(Pb,L
a)(Zr,Ti)O3 ,SrBi2 (Ta,Nb)2
9 などを用いた場合にも同様な結果が得られる。
【0099】また、上記実施形態では、上部および下部
キャパシタ電極ともにSRO膜を用いた場合について説
明したが、下部キャパシタ電極あるいは上部キャパシタ
電極の一方をRuO2 膜,IrO2 膜,OsO2 膜な
ど、SRO膜に比べて加工の容易な金属酸化物膜に変え
ることも可能である。
【0100】また、上記実施形態では、スタック型キャ
パシタであるコンケイブ型キャパシタを用いたDRAM
メモリセルの場合について説明したが、本発明はトレン
チ型キャパシタを用いたDRAMメモリセルにも適用で
きる。
【0101】この場合、図3に示すように、84の金属
酸化物膜81が得られるので、図4に示した従来の金属
酸化物膜81とは異なり、金属酸化物膜81の表面凹凸
が激しくなったり、トレンチの角83で結晶形状の不連
続が生じたりすることはない。
【0102】また、本発明は、DRAMメモリセル以外
の素子のキャパシタにも適用することができる。
【0103】その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々変形して実施できる。
【0104】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、下
部キャパシタ電極としての非晶質金属酸化物膜を形成
し、その上にキャパシタ絶縁膜を形成してから、上記非
晶質金属酸化物膜を結晶化することにより、下部キャパ
シタ電極とキャパシタ絶縁膜との界面を平坦にできるの
で、リーク電流の増加を効果的に抑制できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第3の実施形態に係るDRAMメモリ
セルの製造方法を示す工程断面図
【図2】図1に続く同DRAMセルの製造方法を示す工
程断面図
【図3】本発明の方法により形成したトレンチキャパシ
タの下部キャパシタ電極としての金属酸化物膜を示す断
面図
【図4】従来の方法により形成したトレンチキャパシタ
の下部キャパシタ電極としての金属酸化物膜の問題点を
説明するための断面図
【符号の説明】
1…シリコン基板 2…素子分離絶縁膜 3…ゲート酸化膜 41 ,42 …ゲート電極 5…拡散層(LDD) 6…ゲート側壁絶縁膜(Six y 膜) 7s…ソース拡散層 7d…ドレイン層 8…第1層間絶縁膜(SiO2 膜) 9…ビット線 10…第2層間絶縁膜(SiO2 膜) 11…エッチングストッパ膜(Six y 膜) 12…プラグ電極 13…第3層間絶縁膜(SiO2 膜) 14…非晶質SRO膜(下部キャパシタ電極) 15…レジスト 16…多結晶BST膜(キャパシタ絶縁膜) 17…非晶質SRO(上部キャパシタ電極)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 和弘 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 5F038 AC05 AC09 AC15 EZ14 EZ17 EZ20 5F083 AD24 AD48 AD49 FR02 GA06 JA14 JA15 JA43 JA45 MA06 MA17 PR21 PR33

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部キャパシタ電極、キャパシタ絶縁膜、
    上部キャパシタ電極が順次積層されてなるキャパシタを
    有する半導体装置の製造方法であって、 基板上に前記下部キャパシタ電極としての非晶質金属酸
    化物膜を形成する工程と、 この第1非晶質金属酸化物膜上に前記キャパシタ絶縁膜
    としての金属酸化物膜を形成する工程と、 前記非晶質金属酸化物膜を熱処理により結晶化する工程
    とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】下部キャパシタ電極、キャパシタ絶縁膜、
    上部キャパシタ電極が順次積層されてなるキャパシタを
    有する半導体装置の製造方法であって、 基板上に前記下部キャパシタ電極としての第1非晶質金
    属酸化物膜を形成する工程と、 この第1非晶質金属酸化物膜上に前記キャパシタ絶縁膜
    としての第2非晶質金属酸化物膜を形成する工程と、 前記第1および第2非晶質金属酸化物膜を熱処理により
    それぞれ第1および第2結晶性金属酸化物膜に変える工
    程と、 この第2結晶性金属酸化物膜上に前記上部キャパシタ電
    極としての第3非晶質金属酸化物膜を形成する工程と、 この非晶質金属酸化物膜を熱処理により結晶化する工程
    とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】下部キャパシタ電極、キャパシタ絶縁膜、
    上部キャパシタ電極が順次積層されてなるキャパシタを
    有する半導体装置の製造方法であって、 基板上に前記下部キャパシタ電極としての非晶質金属酸
    化物膜を形成する工程と、 この非晶質金属酸化物膜上に前記キャパシタ絶縁膜とし
    ての結晶性金属酸化物膜を形成する工程と、 前記非晶質金属酸化物膜を結晶化する工程とを有するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】下部キャパシタ電極、キャパシタ絶縁膜、
    上部キャパシタ電極が順次積層されてなるキャパシタを
    有する半導体装置の製造方法であって、 基板上に前記下部キャパシタ電極としての第1非晶質金
    属酸化物膜を形成する工程と、 この第1非晶質金属酸化物膜上に前記キャパシタ絶縁膜
    としての第2非晶質金属酸化物膜を形成する工程と、 この第2非晶質金属酸化物膜上に上部キャパシタ電極と
    しての第3非晶質金属酸化物膜を形成する工程と、 前記第1非晶質金属酸化物膜、前記第2非晶質金属酸化
    物膜および前記第3非晶質金属酸化物膜を熱処理して一
    括して結晶化する工程とを有することを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記キャパシタ絶縁膜は、Bax Sr1-x
    TiO3 (0≦x≦1)膜であることを特徴とする請求
    項1ないし請求項4のいずれかに記載の半導体装置の製
    造方法。
  6. 【請求項6】前記上部キャパシタ電極および前記下部キ
    ャパシタ電極の少なくとも一方は、AERuO3 膜(A
    EはSr,Ba,Caから選ばれる少なくとも1つの元
    素)またはSr1-x REx CoO3 (REはLa,P
    r,Sm,Ndから選ばれる少なくとも1つの元素、0
    ≦x≦1)膜であることを特徴とする請求項1ないし請
    求項4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記下部キャパシタ電極および前記キャパ
    シタ絶縁膜の結晶構造は、ペロブスカイトであることを
    特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の
    半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記キャパシタ絶縁膜は、チタン酸バリウ
    ムストロンチウムを主成分とする金属酸化物膜であるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002280523A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Nec Corp 半導体記憶装置とその製造方法
JP2006270122A (ja) * 2006-06-15 2006-10-05 Fujitsu Ltd 半導体装置及びその製造方法

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