JP2000216066A - 電気二重層コンデンサおよびその製造方法 - Google Patents

電気二重層コンデンサおよびその製造方法

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JP2000216066A JP1828899A JP1828899A JP2000216066A JP 2000216066 A JP2000216066 A JP 2000216066A JP 1828899 A JP1828899 A JP 1828899A JP 1828899 A JP1828899 A JP 1828899A JP 2000216066 A JP2000216066 A JP 2000216066A
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Yutaka Nakazawa
豊 中澤
Toru Shimizu
徹 清水
Koji Sakata
幸治 坂田
Kazuya Mimura
和矢 三村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の電気二重層コンデンサは、セパレータ
の存在が、構成部材である1対の集電体および1対のガ
スケットに均一な圧力が加わりにくくするため、各部材
間の接合が不十分になりがちで、容量減少の少ない高信
頼性のコンデンサが提供できなかった。 【解決手段】 セパレータ4の上下に位置する両ガスケ
ット3a、3bの形状を異ならせ、好ましくは両ガスケ
ットのうちの一方のみが前記セパレータと接触するよう
にする。ガスケットおよび集電体1a、1b間の接合に
セパレータが関与しないため、各部材に均一圧力が加わ
り強い接合が形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器で汎用され
る電気二重層コンデンサおよびその製造方法に関し、よ
り詳細には各部材を強固に接合して強度が高く、特に高
温雰囲気に長時間放置した場合でも容量の減少が少ない
信頼性が高いコンデンサ並びにその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化・軽量化に対応
して電気二重層コンデンサを小型・薄型化する要求が増
大してきている。このような要求に対して電気二重層コ
ンデンサを製造する場合、従来の製造方法として、例え
ば、特開平4−302126号公報に基本セルの封口材(合体
シート)に加圧板を介して圧力を加える電気二重層コン
デンサの製造方法が開示されている。
【0003】図4は従来の電気二重層コンデンサの基本
構造を示す縦断面図、図5および図6はコンデンサ製造
時の加圧状況を示す縦断面である。薄厚円板状の下方集
電体11aの上面には、活性炭ペーストを該集電体11aよ
り小径の短寸円筒状に成型した下方電極12aが設置され
ている。該電極12a上面には該電極12aよりやや大径の
非電子伝導性でイオン透過性を有し、非常に微細な空孔
をもつプラスチックなどのフィルム等から成るセパレー
タ14を載置する。更に該セパレータ14を介して前記下方
電極12aと上下対称になるように、上方電極12bを設置
する。前記セパレータ14は前記下方電極12aおよび上方
電極12b間の導通を防ぐために用いられる。前記下方電
極12aおよび上方電極12bのそれぞれの周囲には両電極
の外径とほぼ同じ内径を有する円筒状で非電子導伝性ゴ
ムから成る封止剤である下方ガスケット13aおよび上方
ガスケット13bが設置され、該上方ガスケット13bおよ
び上方電極12b上には前記下方集電体11aと同形の上方
集電体11bが接合されて,合体シート15が形成されてい
る。
【0004】次に、この合体シート15の上下から加圧し
て上方集電体11bおよび下方集電体11aで封止する。最
後圧力印加時には、電極外周部の接着部(封口材ガスケ
ット13aおよび13b)に均一な圧力が掛かるように、合
体シート15の上下に保持板16をあてがうとともに上部の
保持板16と前記上方集電体11aの間に短寸ドーナツ状の
強化プラスチック(FRP)製の加圧板17を挿入して加
圧を行い(図4)、又は上部の保持板16と前記上方集電
体11aの間に弾性を有するゴム材18を挿入して加圧を行
って(図5)該加圧とともに加硫も実施し、図4の電気
二重層コンデンサが完成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の方法で
は、封止性が悪く、電解液ドライアップによりESRの
上昇が生じるものが発生するという問題がある。その理
由は、特許公報第2722021号公報にも記されてい
るように、近年、電子機器の小型化の進展に伴い、電気
二重層コンデンサにも小型化が要求されているが、この
ような技術動向の中でガスケットの厚さが薄くなってき
たために、ガスケットとセパレータとの厚さの比率が小
さくなってきている。元来、2つ以上のシート状のもの
を接合し、封止を行なう時には、その接合界面に均一な
圧力を掛けて行なうことが望ましい。ところが、前述し
たようにガスケットとセパレータとの厚さの比率が小さ
くなってくると、ガスケット上に重なったセパレータの
厚さ分が無視できなくなり、接合界面である分極性電極
外周部のガスケット並びに集電体に均一な圧力をかける
ことができない。つまり合体シートの周縁部の下方集電
体−下方ガスケット−上方ガスケット−上方集電体の積
層部分に均一圧力を印加しようとしても下方ガスケット
と上方ガスケット間にセパレータが存在するため両ガス
ケットが変形して応力が発生して、印加した圧力が均一
に伝達できなくなるのである。
【0006】また、図6に示す製造方法においても、加
圧板の替わりに用いたゴム材18が加硫により変形してく
るため、この変形が無視できなくなり、完成品状態で分
極性電極面とガスケット面を上記理由により均一に加圧
保持できないという欠点がある。従って本発明の目的
は、上記欠点を解決する電気二重層コンデンサおよびそ
の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明は、薄厚セパレータを介して位置する1対の電
極、該電極に給電するための1対の集電体、および前記
セパレータおよび電極の周囲に少なくとも前記セパレー
タに接触するように位置する1対のガスケットを含んで
成る電気二重層コンデンサにおいて、前記1対のガスケ
ットの一方のみをセパレータと接触させるか、前記1対
のガスケットの形状を異ならせ、あるいは1対のガスケ
ットを断面L字状の単一のガスケットとしたことを特徴
としている。前述の通り、従来の電気二重層コンデンサ
で圧力伝達が均一に行われないのは、従来の電気二重層
コンデンサではセパレータの周縁を挟み込んでいる1対
のガスケットの形状が同一であり、上下から同一圧力が
セパレータに加わり、その反発として応力が発生するか
らである。
【0008】従って本発明は、非電子電導性でイオン透
過性を有するセパレータを介して、電解液を含有する1
対の(分極性)電極と集電体を配置し、該分極性電極の
外周部に非電子電導性のガスケットを有する電気二重層
コンデンサの前記分極性電極の外周部に配置される1対
のガスケットがセパレータを介して異なる形状となるよ
うにしている。この場合形状が異なるとは各ガスケット
とセパレータとの接触面積の形状やその大きさが異なる
ことを意味し、これにより両ガスケットからセパレータ
に加わる圧力による応力の逃げ場が生じ、ガスケットと
セパレータの接合力が上昇する。
【0009】本発明の特徴的な態様として、1対のガス
ケットのうち一方のみがセパレータと接触し他方のガス
ケットはセパレータと接触しない態様があり、前記1対
のガスケットは、その一方の内径が電極径より大きくか
つセパレータ径より小さち、他方の内径がセパレータ径
より大きいものを積層した構造となる。この態様ではセ
パレータの存在が、下方集電体−下方ガスケット−上方
ガスケット−上方集電体の接合に一切影響を及ぼさず、
理想的な電気二重層コンデンサが提供できる。又本発明
では、1対のガスケットを使用するのではなく該1対の
ガスケットを一体化した単一のガスケットを使用でき
る。その場合は該ガスケットを断面視L字状として該ガ
スケットがセパレータの一方面のみと接触するようにす
る。
【0010】本発明では、集電体、分極性電極、ガスケ
ット、および多孔性セパレータの材質は特に限定されな
い。例えば、集電体は、導電性を有するシート、例えば
カーボンを分散させて導電性を持たせたブチルゴムシー
トやポリプロピレンなどのポリオレフィン系シートであ
る。また、分極性電極は、粉末活性炭と電解質を含有す
る溶液とを混練してペースト状にしたものや、粉末活性
炭と樹脂とを混練してシート状に形成したものに電解液
を含有させたもの、あるいは、繊維状活性炭と樹脂とを
混練してシート状に形成した後、同様に電解液を含有さ
せたものなどが使用できる。
【0011】ガスケットは、非電子電導性のシートであ
り、その素材はブチルゴムやポリオレフィン系樹脂等か
ら成る。通常該ガスケットは集電体と同じ成分を含有す
るゴム材料または樹脂により製造し、ガスケットと集電
体を接合しやすくさせることが望ましい。多孔性セパレ
ータの材質も特に限定されないが、例えば、ポリプロピ
レン、ポリエチレンあるいはガラス繊維などを素材とし
たシート状のものが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の電気二重層コンデン
サの実施形態に関し説明するが、該実施形態は本発明を
限定するものではない。図1は、本発明に係る電気二重
層コンデンサの一実施形態を示す模式的断面図であり、
図2は他の実施形態を示す模式的断面図である。
【0013】導電性ゴムや導電性プラスチックフィルム
等から成る薄厚円板状の下方集電体1aの上面には、例
えば粉末活性炭と電解質溶液とを混練して調製した活性
炭ペーストを該集電体1aより小径の短寸円筒状に成型
した下方電極2aが設置されている。該電極2a上面に
は該電極2aよりやや大径の非電子伝導性でイオン透過
性を有し、非常に微細な空孔をもつプラスチックなどの
フィルム等から成るセパレータ4を載置する。更に該セ
パレータ4を介して前記下方電極2aと上下対称になる
ように、上方電極2bを設置する。前記セパレータ4は
前記下方電極2aおよび上方電極2b間の導通を防ぐた
めに用いられる。
【0014】前記下方電極2aの周囲の下方の集電体1
a上には、短寸円筒状で該下方電極2aの外径よりやや
大径の内径を有する非電子導伝性ゴム等から成る封止剤
である下方ガスケット3aが設置されている。又前記上
方電極2bの周囲には、前記セパレータ4より径が大き
く同じく円筒状で非電子導伝性ゴム等から成る封止剤で
ある上方ガスケット3bが設置され、該上方ガスケット
3bは前記下方ガスケット3aには接触するが、前記セ
パレータ4には接触しないサイズに成型されている。前
記下方ガスケット3aおよび上方ガスケット3bは、そ
の両者の形状が合わさって断面視L字となっている。前
記上方電極2bおよび上方ガスケット3b上には前記下
方集電体1aと同形状の上方集電体1bが接合されてい
る。
【0015】このように下方集電体1a−下方電極2a
(下方ガスケット3a)−セパレータ4−上方電極2b
(上方ガスケット3b)−上方集電体1bの順に積層さ
れて全体として合体シート5が形成されている。図2の
実施形態では、図1の分離された下方ガスケットおよび
上方ガスケットが一体化して単一ガスケット3cが形成
されている他は図1の実施形態と同一である。
【0016】次に図2に示した電気二重層コンデンサの
製造方法を図3に基づいて説明する。図3a〜cは図2
の電気二重層コンデンサの製造工程を順に説明するため
の模式的断面図である。まず、導電性のブチルゴム等か
らなる下方集電体1a上に下方分極性電極2aを、例え
ば径30mmφ、厚さ0.1mmに形成する(図3
a)。次に、断面視がL字型のブチルゴムからなるドー
ナツ状のガスケット3cを、前記分極性電極2aの外周
部の前記下方集電体1a表面にゴムの粘着性を利用して
貼り合わせる(図3b)。その後、下方の分極性電極2
aに所定の量の希硫酸水溶液を滴下して注入し、続い
て、L字型のガスケット3cの高さ方向のほぼ中央部の
段差がある部分に多孔性セパレータ4の周縁部を配置す
る(図3c)。その後、予め希硫酸水溶液を注入した上
方分極性電極2bと上方集電体1bをセパレータ4上に
重ね合わせる。しかる後、ガスケット3cと集電体1b
との界面を接合させるために、集電体1bの全面を加圧
および加熱する。以上のようにして図2に示す電気二重
層コンデンサが完成する。
【0017】
【実施例】次に本発明に係る電気二重層コンデンサの性
能確認のための実施例を比較例とともに記載する。
【0018】
【実施例1】ブチルゴムにカーボンを分散させて導電性
を付与した導電性ブチルゴムシートから成る下方集電体
(径40mmφ、厚さ0.1mm)上に、同じくブチル
ゴムからなる非電子伝導性のゴムシートから成る下方ガ
スケット(内径30mmφ、外径40mmφ、厚さ0.
1mm)を配置し、ゴムの粘着性を利用して同芯円状に
貼り合せた。同様にして、上方集電体(径40mmφ、
厚さ0.1mm)と上方ガスケット(内径35mmφ、
外径40mmφ、厚さ0.1mm)を同芯円状に貼り合
せた。次に、下方集電体と下方ガスケットおよび上方集
電体と上方ガスケットによりそれぞれ構成される凹部に
活性炭粉末と希硫酸水溶液を混練したペーストを充填
し、下方電極および上方電極を作製した。さらに、ポリ
プロピレンからなる多孔性セパレータを両電極と接触さ
せかつその周縁が前記下方ガスケットにのみ接触するよ
うに該ガスケットと同芯円状に配置した後、集電体の全
面に7kgf/cm2 の圧力をかけた状態で、加熱(125℃
5時間)することにより、集電体の外周部、両ガスケッ
トのそれぞれの界面を接合して、図1に示す電気二重層
コンデンサを完成させた。
【0019】
【実施例2】集電体の材質を実施例1の導電性のブチル
ゴムシートから導電性のポリオレフィン系樹脂に代えか
つその厚さを0.05mmとし、ガスケットの材質を実
施例1のブチルゴムから非電子電導性のポリエチレンシ
ートに代えたこと以外は実施例1と同様にして電気二重
層コンデンサを構成した。なお本実施例におけるポリオ
レフィン系樹脂から成る集電体にゴムのような粘着性が
なかったため、分極性電極の形成に先立って、集電体と
ガスケツトの熱融着処理を行った。即ち実施例1と同様
に、集電体とガスケットを貼り合わせた後、その接合面
上から7kgf/cm2 の圧力をかけて180℃で2分加熱
し、集電体とガスケットを溶融させて接合した。その後
は、実施例1と同様にして、電極を形成し、セパレータ
を介して集電体およびガスケットを合体させ、さらに加
圧下(7kgf/cm2 )で加熱(180℃2分)して電気二
重層コンデンサを完成させた。
【0020】
【実施例3】断面L字型の非電子電導性のブチルゴムか
らなる一体型ガスケット(内径30mmφ及び35mm
φ、外径40mmφ、厚さ0.2mm)の高さ方向のほ
ぼ中央の段部に、ポリエチレンから成る多孔性セパレー
タ(径33mmφ、厚さ0.05mm)を接合して上下
の空間を形成し、この円筒形内部の上下の空間に粉末活
性炭と希硫酸水溶液を混練したペーストから成る1対の
電極を配置し、さらに両電極の上下に導電性のブチルゴ
ムからなる集電体(径40mmφ、厚さ0.1mm)を
積層した。しかる後、ガスケットと集電体との界面を接
合させるために、集電体の全面を7kgf/cm2 の圧力下で
125℃5時間加熱し、図2に示す電気二重層コンデン
サとした。
【0021】
【比較例】実施例1と同一の材料を使用して図4に示す
従来の電気二重層コンデンサを構成した。実施例1〜3
及び比較例の電気二重層コンデンサ各10個を85℃雰
囲気中に1000時間、電圧0.8Vを印加して放置し
た時の試験前後における容量変化率の最大値、メジアン
値および最小値を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】表1から分かるように、実施例1は従来技
術で製作した比較例1より高温下に長時間放置していて
も容量の減少が少ない効果がある。この効果が得られる
理由は、図1に示した実施例1の電気二重層コンデンサ
では下方集電体−下方ガスケット−上方ガスケット−上
方集電体の積層構造の接合にセパレータが関与せず各集
電体および各ガスケットに圧力が均一に印加されるのに
対し、図4の比較例の場合は前記積層構造にセパレータ
が含まれ、該セパレータに印加される圧力により発生す
る応力が圧力の均一伝達を阻害するからである。
【0024】表1に示すように、実施例2の電気二重層
コンデンサは実施例1よりも容量変化率が大きいが、比
較例よりは高温下における容量の減少が少なく、信頼性
が良いコンデンサが得られたことが分かる。表1に示す
ように、実施例3の電気二重層コンデンサは、実施例
1、2および比較例3の電気二重層コンデンサに比べて
高温下における容量の減少が少なく、信頼性が更に高い
ことが分かる。その理由は、他の実施例および比較例と
比較して両ガスケットを一体化しているため、接合すべ
き面の数が少なく、従ってガスケット間の接合強度の低
下がなく、そのため該接合界面から生じる電解液漏れも
なくなるからである。
【0025】
【発明の効果】本発明では、セパレータの両側に位置す
る1対のガスケット、又は断面がL字状の一体型ガスケ
ットが前記セパレータの一方面にのみ接触し、又は両面
に接触してもその接触面積が異なっている。従って1対
のガスケットと1対の集電体との接合にセパレータが一
切関与しないか、関与してもセパレータに発生する応力
を逃がすことができるため、均一な圧力で各部材を接合
できる。従って特に高温下における容量減少の少ない信
頼性の高い電気二重層コンデンサが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気二重層コンデンサの一実施形
態を示す模式的断面図。
【図2】同じく他の実施形態を示す模式的断面図。
【図3】図2の電気二重層コンデンサの製造工程を例示
する模式的断面図。
【図4】従来の電気二重層コンデンサを例示する模式的
断面図。
【図5】電気二重層コンデンサの合体シートを加圧する
従来法を例示する模式的断面図。
【図6】同じく他の従来法を例示する模式的断面図。
【符号の説明】
1a 下方集電体 1b 上方集電体 2a 下方電極 2b 上方電極 3a 下方ガスケット 3b 上方ガスケット 3c 単一ガスケット 4 セパレータ 5 合体シート 6 保持板 7 加圧板 8 ゴム材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 幸治 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 三村 和矢 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セパレータを介して位置する1対の電
    極、該電極に給電するための1対の集電体、および前記
    セパレータおよび電極の周囲に少なくとも前記セパレー
    タに接触するように位置する1対のガスケットを含んで
    成る電気二重層コンデンサにおいて、前記1対のガスケ
    ットの一方のみが前記セパレータと接触していることを
    特徴とする電気二重層コンデンサ。
  2. 【請求項2】 セパレータを介して位置する1対の電
    極、該電極に給電するための1対の集電体、および前記
    セパレータおよび電極の周囲に少なくとも前記セパレー
    タに接触するように位置する1対のガスケットを含んで
    成る電気二重層コンデンサにおいて、前記1対のガスケ
    ットの形状を異ならせたことを特徴とする電気二重層コ
    ンデンサ。
  3. 【請求項3】 1対のガスケットが径のみが異なる同心
    状ガスケットである請求項2に記載の電気二重層コンデ
    ンサ。
  4. 【請求項4】 セパレータを介して位置する1対の電
    極、該電極に給電するための1対の集電体、および前記
    セパレータおよび電極の周囲に少なくとも前記セパレー
    タに接触するように位置するガスケットを含んで成る電
    気二重層コンデンサにおいて、前記ガスケットをセパレ
    ータと同じ高さの位置に段部を有する断面L字状の一体
    型ガスケットとしたことを特徴とする電気二重層コンデ
    ンサ。
  5. 【請求項5】 セパレータを介して位置する1対の電
    極、該電極に給電するための1対の集電体、および前記
    セパレータおよび電極の周囲に少なくとも前記セパレー
    タに接触するように位置するガスケットを含んで成る電
    気二重層コンデンサの製造方法において、前記一方の集
    電体上に、セパレータと同じ高さの位置に段部を有する
    断面L字状の一体型ガスケットである前記ガスケットを
    配置し、該ガスケットの前記段部に前記セパレータの周
    縁部を接合し、かつ前記ガスケット上に他方の集電体を
    接合することを特徴とする電気二重層コンデンサの製造
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002313678A (ja) * 2001-04-13 2002-10-25 Meidensha Corp 積層型電気二重層キャパシタ
JP2008078348A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Meidensha Corp 積層型電気二重層キャパシタ

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JP2002313678A (ja) * 2001-04-13 2002-10-25 Meidensha Corp 積層型電気二重層キャパシタ
JP2008078348A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Meidensha Corp 積層型電気二重層キャパシタ

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