JP2000214794A - 表示パネルと駆動回路との接続構造、それを用いた表示装置および電子機器、ならびに表示装置の製造方法 - Google Patents

表示パネルと駆動回路との接続構造、それを用いた表示装置および電子機器、ならびに表示装置の製造方法

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JP2000214794A
JP2000214794A JP1177299A JP1177299A JP2000214794A JP 2000214794 A JP2000214794 A JP 2000214794A JP 1177299 A JP1177299 A JP 1177299A JP 1177299 A JP1177299 A JP 1177299A JP 2000214794 A JP2000214794 A JP 2000214794A
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display device
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Kazue Hoshina
和重 保科
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICチップが搭載された駆動回路が表示パネ
ルに接続された接続構造において、ICチップやその接
続に不良がある場合でも、回路基板全体または表示パネ
ル全体が無駄となることのない表示パネルと駆動回路と
の接続構造を提供する。 【解決手段】 ラバーコネクタが当接されて電気的接続
がなされる液晶表示パネル14の入力端子と、駆動回路
との接続構造である。駆動回路は、ICチップ58が搭
載され入力端子60と出力端子62を備えるTAB基板
56と、配列された信号端子48を持つ回路基板44と
を備える。TAB基板56は、入力端子60が回路基板
の信号端子48とハンダ付けによって電気的に接続さ
れ、出力端子62がラバーコネクタ80によって液晶表
示パネル14の入力端子と電気的に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示パネルと駆動
回路との接続構造、それを用いた表示装置および電子機
器、ならびに表示装置の製造方法に関する。
【0002】
【背景技術】液晶表示装置、プラズマ表示装置、FED
(フィールド・エミッション・ディスプレイ)表示装
置、その他の表示装置においては、表示パネルに駆動回
路が接続されて構成されている。
【0003】そのような表示パネルと駆動回路とを接続
する一つの構造として、複数のICチップをCOB(チ
ップ・オン・ボード)によって回路基板に搭載した駆動
回路を、ラバーコネクタや異方性導電膜によって、表示
パネルに接続して形成する構造がある。
【0004】表示パネルと駆動回路とを接続する他の構
造として、ICチップをTAB基板に搭載し、そのTA
B基板の一方の端子をハンダ付けあるいは異方性導電膜
によって回路基板に接続し、そのTAB基板の他方の端
子を異方性導電膜によって表示パネルに接続して形成す
る構造がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ICチ
ップがCOBによって回路基板に搭載された駆動回路の
場合には、ICチップやそのCOB接続に不良があった
場合には、保護樹脂で覆われたICチップを取り外すこ
とは非常に困難であるため、回路基板全体を交換する必
要があり、大きな無駄を生じていた。
【0006】また、ICチップをTAB基板に搭載し、
そのTAB基板の一方の端子をハンダ付けあるいは異方
性導電膜によって回路基板に接続し、他方の端子を異方
性導電膜によって表示パネルに接続した構造において
は、TAB基板上のICチップあるいはそのTAB接続
に不良がある場合には、異方性導電膜による接続を取り
外すことが困難なため、TAB基板が異方性導電膜によ
って接続された表示パネルをTAB基板と共に交換する
必要があり、やはり大きな無駄を生じていた。
【0007】本発明は、上記のような点に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、ICチップおよび回路基
板を備える駆動回路が表示パネルに接続された接続構造
において、ICチップやその接続に不良がある場合で
も、回路基板または表示パネルが無駄となることのない
表示パネルと駆動回路との接続構造、それを用いた表示
装置および電子機器、ならびに表示装置の製造方法を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明の表示パ
ネルと駆動回路との接続構造は、ラバーコネクタに対応
した入力端子を持つ表示パネルと、駆動回路との接続構
造であって、前記駆動回路は、入力端子および出力端子
を持ち半導体装置が実装された半導体装置実装基板と、
信号端子を持つ回路基板と、を備え、前記半導体装置実
装基板は、前記入力端子が前記回路基板の信号端子にハ
ンダ付け接続され、前記出力端子がラバーコネクタによ
って前記表示パネルの入力端子と電気的に接続されてい
ることを特徴とする。
【0009】本発明によれば、駆動回路の一部であり半
導体装置例えばICチップが実装された半導体装置実装
基板の入力端子が、やはり駆動回路の一部である回路基
板の信号端子と電気的に接続され、半導体装置実装基板
の出力端子がラバーコネクタによって表示パネルの入力
端子に接続された、表示パネルと駆動回路との接続構造
となる。したがって、ハンダを溶かして回路基板の信号
端子と半導体装置実装基板の入力端子との接続を取り去
り、半導体装置実装基板の出力端子と表示パネルの入力
端子とのラバーコネクタによる接続を取り外して、半導
体装置実装基板を容易に交換することができる。そのた
め、半導体装置実装基板に搭載された半導体装置やその
接続に不良がある場合でも、回路基板または/および表
示パネルが無駄となることがない。
【0010】(2) 本発明の表示装置の製造方法は、
半導体装置実装基板および回路基板を備える駆動回路
と、表示パネルと、を有する表示装置の製造方法であっ
て、半導体装置が実装された半導体装置実装基板を製造
する工程と、前記半導体装置実装基板の動作チェックを
行う工程と、前記半導体装置実装基板の入力端子を、前
記回路基板の信号端子にハンダ付け接続する工程と、前
記半導体装置実装基板の出力端子と、前記表示パネルの
入力端子とを、ラバーコネクタによって電気的に接続す
る工程と、を有することを特徴とする。
【0011】本発明によれば、駆動回路の一部であり半
導体装置が搭載された半導体装置実装基板をまず製造し
た後、半導体装置実装基板の動作チェックを行う。そし
て、良好な動作であることが確認された半導体装置実装
基板の入力端子を、やはり駆動回路の一部である回路基
板の信号端子に接続し、半導体装置実装基板の出力端子
と表示パネルの入力端子とをラバーコネクタによって電
気的に接続することによって、表示パネルと駆動回路と
を接続する。したがって、半導体装置実装基板の動作チ
ェックを行い、正常な半導体装置実装基板のみを回路基
板および表示パネルに接続して表示装置を製造すること
ができる。それによって、完成品としての表示装置の不
良率を大幅に低下させることができる。
【0012】また、本発明によって製造した表示装置
は、半導体装置実装基板の入力端子と回路基板の信号端
子との接続を、ハンダを溶かして取り去り、半導体装置
実装基板の出力端子と表示パネルの入力端子とのラバー
コネクタによる接続を取り外して、半導体装置実装基板
を容易に交換することができる。そのため、半導体装置
実装基板に搭載された半導体装置やその接続に不良があ
る場合でも、回路基板または/および表示パネルが無駄
となることがない。
【0013】(3) 本発明の表示装置は、入力端子を
持つ表示パネルと、駆動回路とを備える表示装置であっ
て、前記駆動回路は、入力端子および出力端子を備え半
導体装置が搭載された半導体装置実装基板と、信号端子
を持つ回路基板と、を備え、前記半導体装置実装基板
は、前記入力端子が前記回路基板の信号端子にハンダ付
け接続され、前記出力端子がラバーコネクタによって前
記表示パネルの入力端子と電気的に接続されていること
を特徴とする。
【0014】本発明によれば、駆動回路の一部であり半
導体装置例えばICチップが搭載された半導体装置実装
基板の入力端子が、やはり駆動回路の一部である回路基
板の信号端子に接続され、半導体装置実装基板の出力端
子がラバーコネクタによって表示パネルの入力端子に接
続された表示装置が得られる。したがって、ハンダを溶
かして回路基板の信号端子と半導体装置実装基板の入力
端子との接続を取り去り、半導体装置実装基板の出力端
子と表示パネルの入力端子とのラバーコネクタによる接
続を取り外して、半導体装置実装基板を容易に交換する
ことができる。そのため、半導体装置実装基板に搭載さ
れた半導体装置やその接続に不良がある場合でも、回路
基板または/および表示パネルが無駄となることがな
い。
【0015】(4) さらに好ましくは、本発明の表示
装置は、前記半導体装置実装基板が、インナー・リード
・ボンディングにより半導体装置を基板に実装して形成
されたTAB基板であることを特徴とする。
【0016】本発明によれば、半導体装置が実装された
基板を高い信頼性でしかも高効率に生産することができ
るため、信頼性が高く低コストの表示装置が得られる。
【0017】(5) さらに好ましくは、本発明の表示
装置は、前記表示パネルが液晶表示パネルであることを
特徴とする。
【0018】本発明によれば、表示装置について前述し
たような作用効果を有する液晶表示装置が得られる。
【0019】(6) 本発明の電子機器は、前述のいず
れかに記載の表示装置を表示手段として有することを特
徴とする。
【0020】本発明によれば、表示装置について前述し
たような作用効果を有する表示手段を持つ電子機器が得
られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、図面を参照しながら、さらに具体的に説明す
る。
【0022】<液晶表示装置>図1(A)、(B)、お
よび(C)は、本実施形態の表示装置としての液晶表示
装置10の平面図、正面図、および側面図である。ま
た、図2は、図1(C)において円Eで囲んだ部分の拡
大図である。
【0023】これらの図に示すように、液晶表示装置1
0は、回路基板44と半導体装置実装基板としてのTA
B基板56とラバーコネクタ80、及び表示パネルとし
ての液晶表示パネル14とを含んで構成されている。回
路基板44は液晶表示パネル14の背面に配置され、液
晶表示パネル14と回路基板44との間の電気的接続
は、液晶パネル14の入力端子24とTAB基板56の
出力端子62との間がラバーコネクタ80によって接続
され、TAB基板56の入力端子60と回路基板44の
信号端子48との間がハンダ付けによって接続されるこ
とによって行われている。なお、液晶表示装置10の駆
動回路は、回路基板44およびTAB基板56を含んで
構成される。
【0024】また、それらを保持するフレーム30に
は、回路基板44の背面側から押圧した状態で、それら
を支持固定できるように複数の爪部31が設けられてい
る。そして、液晶表示パネル14の張り出し部17にお
いて、ラバーコネクタ80が配置される側とは反対側の
表面上にはスペーサ34が配設され、そのスペーサ34
はフレーム30の額縁部32によって押圧されている。
したがって、フレーム30は、額縁部32と爪部31と
の間で、スペーサ34、液晶表示パネル14、ラバーコ
ネクタ80、TAB基板56、および回路基板44の順
に配置された各部材を互いに近接状態に保ち、しかも、
ラバーコネクタ80に押圧力を加えた状態でこれらを保
持している。
【0025】液晶表示パネル14は、図2に部分断面図
として示す一対の基板16,22、それらの基板16,
22のそれぞれの内面に形成された表示用の電極配線や
配向膜(図示せず)、一対の基板16,22の周縁に配
置されてそれらを貼り合わせるシール材(図示せず)、
および一対の基板16,22間に封入された液晶(図示
せず)を備えている。また、一対の基板16,22の外
側には、偏光板18および反射板20が配置されてい
る。そして、基板16の張り出し部17には、上記電極
配線と接続されている入力端子24が設けられている。
なお、入力端子24のピッチは150〜200μm程度
となっている。入力端子24にはラバーコネクタ80の
上部が当接され、電気的接続がなされるとともにラバー
コネクタ80の下部がTAB基板56の出力端子62に
当接されて電気的接続がなされているので、入力端子2
4にはラバーコネクタ80を介してTAB基板56の出
力端子62からの各種信号や電源が供給される。また、
TAB基板56の入力端子60は回路基板44上に配
列された信号端子48に半田付けされて電気的接続がな
されている。
【0026】図3は、回路基板44のみの模式的な平面
図であり、液晶パネル14が配置される側から観た図で
ある。この図において、回路基板44の斜線を施した領
域45には、抵抗、コンデンサ、半導体、コネクタ等の
各種電子部品が実装され、回路基板44の基板辺(外
周)に沿ってTAB基板実装領域46が設けられてい
る。TAB基板実装領域46には、TAB基板56に実
装された半導体装置(ICチップ)58の突出( IC
チップ厚)を受け入れ回路基板44の厚み内に収める
か、あるいは回路基板44を貫通させて背面に逃がすよ
う形成されたICチップ対応穴47と、回路基板44上
に実装された各種電子部品によって構成される回路と接
続された信号端子48とが設けられている。なお、信号
端子48のピッチは0.5〜1.5mm程度である。
【0027】図4は、回路基板44にTAB基板56が
配置された状態で示す模式的な平面図である。各TAB
基板56には、半導体装置としてのICチップ58が、
TAB基板の回路基板に面する側に搭載され、チップ対
応穴47の領域に嵌め込まれている。また、TAB基板
56の入力端子60の各々と回路基板44の信号端子4
8の各々がそれぞれ対応して重なる位置に配置され半田
付けによって接続されている。また、ラバーコネクタ8
0の下面と当接されるTAB基板56の出力端子62
は、回路基板44の外縁付近に配置される端部に設けら
れている。図2に示すように、TAB基板56の出力端
子62には、ラバーコネクタ80の下面が当接されて電
気的に接続されている。なお、ラバーコネクタ80の上
面は、前述したように、液晶表示パネル14の張り出し
部17に設けられた入力端子24の各々に対応して当接
されて電気的に接続されている。
【0028】このように、液晶表示パネル14の張り出
し部17に設けられた入力端子24の各々と、TAB基
板56の出力端子62との電気的接続はラバーコネクタ
80を介して行われる。
【0029】図5は、本実施形態の半導体装置実装装置
としてのTAB基板56の平面図である。また、図6
は、図5に示した線F−Fの位置における断面図であ
る。
【0030】これらの図に示すように、TAB基板56
は、ベースフィルム64上に配線層65(例えば銅で形
成される)が設けられ、配線層65がベースフィルム6
4とは逆側において絶縁膜66(例えばソルダレジス
ト)によって被覆されて形成されている。また、TAB
基板56は、ICチップ58搭載位置にベースフィルム
64および絶縁膜 66が設けられていない部分を有
し、その部分においては配線層65が露出している。こ
の露出した配線層65は、ICチップ58のバンプ59
との間で金属共晶による結合を形成することにより、I
Cチップ58と配線層65とが電気的に接続されてい
る。ICチップ58および露出された配線層65は、そ
れらの間の電気的な接続が行われた後に、モールド67
によって被覆されている。
【0031】また、配線層65は、TAB基板56の一
辺付近においてもベースフィルム64および絶縁膜66
によって覆われず露出されており、ラバーコネクタ80
と接続される出力端子62を形成している。さらに、配
線層65はTAB基板56の他の一辺付近においてもベ
ースフィルム64および絶縁膜66によって覆われず露
出されており、回路基板44の信号端子48とハンダ付
けによって接続される入力端子60を形成している。な
お、本実施形態においては、TAB基板56の対向する
2つの辺に沿って入力端子60と出力端子62とが形成
された例を示したが(図5参照)、TAB基板56にお
いて互いに隣接する2つまたは3つの辺に入力端子と出
力端子とを形成するようにしてもよい。
【0032】このように形成された、TAB基板56
は、ICチップ58が実装されている側が回路基板44
に接する状態で、回路基板44上に配置されて信号端子
48に接続される。
【0033】図7は、変形例のTAB基板69を示す断
面図である。このTAB基板69においては、ベースフ
ィルム64側からICチップ58が実装されている点が
図6に示したTAB基板56とは異なる。この変形例の
TAB基板69は、それ以外の点においては図6に示し
たTAB基板56と同様であり、対応する部分には図6
と同一の符号を付してある。本実施形態の液晶表示装置
10には、本変形例のTAB基板69を用いることもで
きる。
【0034】ラバーコネクタ80は、図8に斜視図とし
て示すように、ゴムやシリコーン等の絶縁性の弾性部材
82と金、銀、カーボン、ハンダ等の導電部材81がゼ
ブラ状に交互に配置されて形成されている。図9は、ラ
バーコネクタ80の底面図であり、ラバーコネクタ80
は底部においても導電部材81と弾性部材82の部分が
交互に位置する状態となっている。ラバーコネクタ80
の押圧力が加えられる上部(上面)および底部(下面)
は、電気的に接続するための接続面とされ、導電部材8
1の部分は接触端として作用する。導電部材81には、
必要に応じて腐食され難く導電性の良い材料によるメッ
キ、例えば金メッキが施されている。なお、ラバーコネ
クタ80の金属部材のピッチは、液晶表示パネル14に
設けられた入力端子24およびTAB基板56に設けら
れた出力端子62のピッチ(150〜200μm程度)
より遙かに小さいため、液晶表示パネル14に設けられ
た入力端子24、TAB基板56に設けられた出力端子
62の隣接端子間の各々に、ラバーコネクタ80の絶縁
性の弾性部材82が必ず対応して配置されることにな
る。
【0035】したがって、ラバーコネクタ80における
弾性部材と金属部材の積層方向と液晶表示パネル14に
設けられた入力端子24、TAB基板56に設けられた
出力端子62の配列方向がほぼ平行になるように重ねて
配置さえすれば、隣接する液晶表示パネル14に設けら
れた入力端子24、TAB基板56に設けられた出力端
子62でショート等を起こすことなく、良好な電気接続
を行うことができる。
【0036】このように、本実施形態の液晶表示パネル
14と駆動回路との接続構造は、駆動回路の一部であり
ICチップ58が搭載されたTAB基板56の入力端子
60が、やはり駆動回路の一部である回路基板44の信
号端子48に半田付けにより接続され、TAB基板56
の出力端子62がラバーコネクタ80によって液晶表示
パネル14に電気的に接続された、液晶表示パネル14
と駆動回路との接続構造となる。したがって、 TAB
基板上のICチップあるいはそのTAB接続に不良があ
る場合には、ハンダを溶かして信号端子48とTAB基
板の入力端子60間の接続を取り去り、ラバーコネクタ
80による液晶表示パネル14への接続を取り外して、
TAB基板56を容易に交換することができる。そのた
め、TAB基板56に搭載されたICチップ58や、I
Cチップ58とTAB基板56との間の接続に不良があ
る場合でも、回路基板44全体または液晶表示パネル1
4全体が無駄となることがない。
【0037】<液晶表示装置の製造方法>前述のような
構成を有する本実施形態の液晶表示装置10は、以下の
工程を含んで製造される。
【0038】まず、インナー・リード・ボンディングに
よりICチップ58が搭載されたTAB基板56が製造
される。
【0039】そして、そのTAB基板56の動作チェッ
クが行われる。
【0040】次に、良好な動作であることが確認された
TAB基板56の入力端子60が、回路基板44の信号
端子48にハンダ接続されて、TAB基板56が回路基
板44に電気的に接続されると共に、回路基板44に固
定されて、図4に示した状態とされる。
【0041】次いで、前述のようにしてTAB基板56
が固定された回路基板44を液晶パネル14の背面に配
置して固定する。この固定においては、フレーム30の
額縁部32と爪部31との間に、スペーサ34、液晶パ
ネル14の基板16の張り出し部17、ラバーコネクタ
80、および回路基板44(TAB基板56が搭載され
ている)が配置され、それらはフレーム30が及ぼす押
圧力によって互いに近接する状態で保持される。これに
よって、TAB基板56の出力端子62と、液晶表示パ
ネル14の入力端子24とが、ラバーコネクタ80によ
って接続された状態とされる。
【0042】このようにして、本実施形態の液晶表示装
置10を製造することができる。
【0043】本実施形態の液晶表示装置10の製造方法
によれば、駆動回路の一部でありICチップ58が搭載
されたTAB基板56をまず製造した後、そのTAB基
板56の動作チェックを行う。そして、良好な動作であ
ることが確認されたTAB基板56の入力端子60を、
やはり駆動回路の一部である回路基板44の信号端子4
8に接続し、TAB基板56の出力端子62をラバーコ
ネクタ80によって液晶表示パネル14に接続すること
によって、液晶表示パネル14と駆動回路とを接続す
る。したがって、TAB基板56にICチップ58を搭
載する工程の後にTAB基板56の動作チェックを行
い、正常なTAB基板56のみを回路基板44および液
晶表示パネル14に接続して液晶表示装置10を製造す
ることができる。それによって、完成品としての液晶表
示装置10の不良率を大幅に低下させることができる。
【0044】<液晶表示装置を備えた電子機器>図10
(A)、(B)、および(C)は、本実施形態の液晶表
示装置10を表示部として用いた電子機器の例を示す外
観図である。図10(A)は、携帯電話機88であり、
その前面上方に液晶表示装置10を備えている。図10
(B)は、腕時計92であり、本体の前面中央に液晶表
示装置10を用いた表示部が設けられている。図10
(C)は、携帯用コンピュータ96であり、液晶表示装
置10からなる表示部と入力部98とを備えている。こ
れらの電子機器は、液晶表示装置10の他に、図示しな
いが、表示情報出力源、表示情報処理回路、クロック発
生回路などの様々な回路や、それらの回路に電力を供給
する電源回路などを含んで構成される。
【0045】なお、本実施形態の液晶表示装置10が組
み込まれる電子機器としては、携帯電話機、腕時計、お
よび携帯用コンピュータに限らず、ノート型パソコン、
電子手帳、ページャ、電卓、POS端末、ICカード、
ミニディスクプレーヤなど様々な電子機器が考えられ
る。
【0046】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明は前述した各実施形態に限定されるものではなく、
本発明の要旨の範囲内または特許請求の範囲の均等範囲
内で各種の変形実施が可能である。
【0047】例えば、上記各実施形態では、半導体装置
実装基板、すなわち、半導体装置(ICチップ)が実装
されておりハンダ付けによって回路基板に接続されラバ
ーコネクタによって表示パネルに接続された基板が、T
AB基板である例を示した。しかしながら、半導体装置
実装基板はTAB基板に限らず、半導体装置が実装され
た基板であってハンダ付けによって回路基板に接続でき
ラバーコネクタによって表示パネルに接続できるもので
あればよく、例えばFPC基板(可撓性回路基板)に半
導体装置が実装されたCOF(Chip on Film)基板であ
ってもよい。
【0048】また、上記各実施形態では、表示パネルが
液晶表示パネルである例を示したが、表示パネルと駆動
回路とを備えて形成される表示装置であれば、他の表示
装置、例えば、プラズマディスプレイパネル、FED
(Field Emission Display)パネルなどであってもよ
い。
【0049】さらに、上記各実施形態では、液晶表示パ
ネルとその背面に配置される回路基板が、平面視におい
てほぼ完全に重なる例を示したが、液晶表示パネルと回
路基板とは少なくともラバーコネクタで接続される端子
同士が平面視において重なるように配置されていればよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の液晶表示装置を示す図であり、
(A)は平面図であり、(B)は正面図であり、(C)
は側面図である。
【図2】図1(C)に示した円Eの部分を示す拡大側面
図である。
【図3】実施形態の駆動回路の一部を成す回路基板を、
液晶パネルが配置される側から観た模式的な平面図であ
る。
【図4】実施形態の駆動回路の一部を成す回路基板上に
TAB基板が配置された状態を、液晶パネルが配置され
る側から観た模式的な平面図である。
【図5】実施形態のTAB基板の平面図である。
【図6】図5に示した線F−Fの位置における断面図で
ある。
【図7】変形例のTAB基板の断面図である。
【図8】ラバーコネクタの模式的な拡大斜視図である。
【図9】ラバーコネクタの模式的な拡大底面図である。
【図10】実施形態の液晶表示装置を用いた電子機器を
示す外観図であり、(A)は携帯電話機であり、(B)
は腕時計であり、(C)は携帯情報機器である。
【符号の説明】
10 液晶表示装置(表示装置) 14 液晶表示パネル(表示パネル) 24 液晶表示パネルの入力端子 44 回路基板 48 信号端子 56 TAB基板 58 ICチップ 60 TAB基板の入力端子 62 TAB基板の出力端子 80 ラバーコネクタ 88 携帯電話機(電子機器) 92 腕時計(電子機器) 96 携帯用コンピュータ(電子機器)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラバーコネクタに対応した入力端子を持
    つ表示パネルと、駆動回路との接続構造であって、 前記駆動回路は、入力端子および出力端子を持ち半導体
    装置が実装された半導体装置実装基板と、信号端子を持
    つ回路基板と、を備え、 前記半導体装置実装基板は、前記入力端子が前記回路基
    板の信号端子にハンダ付け接続され、前記出力端子がラ
    バーコネクタによって前記表示パネルの入力端子と電気
    的に接続されていることを特徴とする表示パネルと駆動
    回路との接続構造。
  2. 【請求項2】 半導体装置実装基板および回路基板を備
    える駆動回路と、表示パネルと、を有する表示装置の製
    造方法であって、 半導体装置が実装された半導体装置実装基板を製造する
    工程と、 前記半導体装置実装基板の動作チェックを行う工程と、 前記半導体装置実装基板の入力端子を、前記回路基板の
    信号端子にハンダ付け接続する工程と、 前記半導体装置実装基板の出力端子と、前記表示パネル
    の入力端子とを、ラバーコネクタによって電気的に接続
    する工程と、 を有することを特徴とする表示装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 入力端子を持つ表示パネルと、駆動回路
    とを備える表示装置であって、 前記駆動回路は、入力端子および出力端子を備え半導体
    装置が搭載された半導体装置実装基板と、信号端子を持
    つ回路基板と、を備え、 前記半導体装置実装基板は、前記入力端子が前記回路基
    板の信号端子にハンダ付け接続され、前記出力端子がラ
    バーコネクタによって前記表示パネルの入力端子と電気
    的に接続されていることを特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記半導体装置実装基板は、インナー・リード・ボンデ
    ィングにより半導体装置が基板に実装されたTAB基板
    であることを特徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4において、 前記表示パネルは液晶表示パネルであることを特徴とす
    る表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし請求項5に記載の表示装
    置を表示手段として有することを特徴とする電子機器。
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