JP2000214376A - 測距装置 - Google Patents

測距装置

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JP2000214376A
JP2000214376A JP11012077A JP1207799A JP2000214376A JP 2000214376 A JP2000214376 A JP 2000214376A JP 11012077 A JP11012077 A JP 11012077A JP 1207799 A JP1207799 A JP 1207799A JP 2000214376 A JP2000214376 A JP 2000214376A
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time
signal
maximum
capacitor
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Hideo Yoshida
秀夫 吉田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 測距条件に応じて最大第2積分時間適宜を選
択して測距を行うことにより、測距時間の短縮が図れる
測距装置を提供する。 【解決手段】 PSD5で受けた受光位置に応じて出力
された信号に基づいて測距対象物までの距離に応じた出
力比信号を出力する演算手段と、その信号に応じて積分
コンデンサ6を放電して演算手段から出力された信号を
積分する第1積分を行い、その後に一定電流で積分コン
デンサ6を充電して第2積分を行い、この第2積分の際
に積分コンデンサの電圧と基準電圧とを比較してその結
果に応じた信号を出力する積分手段と、出力された信号
に基づいて測距対象物までの距離を検出する検出手段
と、第2積分の処理時間である最大第2積分時間が複数
設定され、測距条件に応じて最大第2積分時間のうち一
つ適宜を選択し、最大第2積分時間の経過後に検出手段
に距離の検出を行わせる最大第2積分時間選択手段とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測距対象物までの
距離を測定する測距装置に関し、特に、カメラ等に好適
に用いられるアクティブ型の測距装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】カメラ等に用いられるアクティブ型の測
距装置は、赤外線発光ダイオード(以下、「IRED」
という。)から測距対象物に向けて光束を投光し、その
投光された光束の反射光を位置検出素子(以下、「PS
D」という。)により受光し、このPSDから出力され
る信号を信号処理回路および演算回路により演算処理し
て距離情報として出力し、CPUにより測距対象物まで
の距離を検出する。また、1回のみの投光による測距で
は誤差が生じることがあるので、投光を複数回行って複
数の距離情報を求め、その複数の距離情報を積分回路に
より一定期間ずつ積算することで積分して平均化するの
が望ましい。その積分回路による距離情報の積算は、積
分コンデンサに基準電圧を印加して電荷を蓄積し、その
状態から距離情報に対応して電荷を放電することにより
行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
測距装置にあっては、測距時間が長くなるという問題点
がある。例えば、距離情報の積算を積分コンデンサの充
放電により行う場合、その充放電時間は、輝度などの測
距条件により投光回数を変えると、異なるものとなる。
このため、測距の工程において充放電時間が最大となる
最大時間を充放電時間として確保する必要がある。とこ
ろが、そのように最大時間を設定すると、充放電時間が
短いときまで、一律に充放電時間として最大時間の経過
が必要となるため、測距時間が不要に長くなってしま
う。
【0004】そこで本発明は、このような問題点を解決
するためになされたものであって、測距時間の短縮が図
れる測距装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明に係る測距
装置は、測距対象物に向けて光束をパルス投光する投光
手段と、測距対象物に投光された光束の反射光を測距対
象物までの距離に応じた位置検出素子上の受光位置で受
光し、その受光位置に応じた信号を出力する受光手段
と、受光手段から出力された信号に基づいて演算を行
い、測距対象物までの距離に応じた出力比信号を出力す
る演算手段と、積分コンデンサを有し、演算手段から出
力された信号に応じて積分コンデンサを放電又は充電し
て演算手段から出力された信号を積分する第1積分を行
い、その後に一定電流で積分コンデンサを充電又は放電
して第2積分を行い、この第2積分の際に積分コンデン
サの電圧と基準電圧とを比較して、その結果に応じた比
較結果信号を出力する積分手段と、積分手段から出力さ
れた信号に基づいて測距対象物までの距離を検出する検
出手段と、第2積分の処理時間である最大第2積分時間
が複数設定され、測距条件に応じて最大第2積分時間の
うちの一つを適宜選択し、最大第2積分時間の経過後に
検出手段に距離の検出を行わせる最大第2積分時間選択
手段とを備えて構成されている。
【0006】また本発明に係る測距装置は、前述の最大
第2積分時間選択手段が、輝度、周囲温度又は焦点距離
を測距条件として最大第2積分時間を選択することを特
徴とする。
【0007】これらの発明によれば、測距条件に応じて
最大第2積分時間が適宜設定され、最大第2積分時間の
経過後に次の処理が行われる。このため、第2積分の終
了後に速やかに次の処理が行え、測距時間の短縮化が図
れる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明にお
いて同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。また、以下では、本実施形態に係るアクティ
ブ型の測距装置が自動焦点式カメラの測距装置として適
用される場合について説明する。
【0009】(第一実施形態)図1は、本実施形態に係
る測距装置の構成図である。CPU1は、この測距装置
を備えるカメラ全体を制御するものであり、EEPRO
M2に予め記憶されているプログラム及びパラメータに
基づいて、この測距装置を含むカメラ全体を制御する。
この測距装置においては、CPU1は、ドライバ3を制
御してIRED(赤外線発光ダイオード)4からの赤外
光の出射を制御する。また、CPU1は、自動焦点用I
C(以下「AFIC」という。)10の動作を制御する
と共にAFIC10から出力されるAF信号の入力を受
ける。
【0010】IRED4から出射された赤外光は、IR
ED4の前面に配置された投光レンズ(図示せず)を介
して測距対象物に投光され、その一部が反射されて反射
光はPSD(位置検出素子)5の前面に配置された受光
レンズ(図示せず)を介してPSD5の受光面上の何れ
かの位置で受光される。この受光位置は、測距対象物ま
での距離に応じたものである。
【0011】PSD5は、その受光位置に応じた2つの
信号I1及びI2を出力する。信号I 1は、受光光量が一
定であれば距離が近いほど大きな値となる近側信号であ
り、信号I2は、受光光量が一定であれば距離が遠いほ
ど大きな値となる遠側信号である。信号I1及びI2の和
は、PSD5が受光した反射光の光量を表す。近側信号
1はAFIC10のPSDN端子に入力され、遠側信
号I2はAFIC10のPSDF端子に入力される。た
だし、実際には外界条件により近側信号I1及び遠側信
号I2それぞれに定常光成分I0が付加された信号がAF
IC10に入力される。
【0012】AFIC10は、集積回路(IC)であっ
て、第1信号処理回路11、第2信号処理回路12、演
算回路14及び積分回路15から構成される。第1信号
処理回路11は、PSD5から出力された信号I1+I0
の入力を受け、その信号に含まれる定常光成分I0を除
去して近側信号I1を出力する。また、第2信号処理回
路12は、PSD5から出力された信号I2+I0の入力
を受け、その信号に含まれる定常光成分I0を除去して
遠側信号I2を出力する。
【0013】演算回路14は、第1信号処理回路11か
ら出力された近側信号I1と、第2信号処理回路12か
ら出力された遠側信号I2との入力を受け、出力比(I1
/(I1+I2))を演算し、その結果を表す出力比信号
を出力する。なお、この出力比(I1/(I1+I2))
は、PSD5の受光面上の受光位置、即ち測距対象物ま
での距離を表す。
【0014】積分回路15は、この出力比信号の入力を
受け、AFIC10のCINT端子に接続された積分コン
デンサ6とともにその出力比を多数回積算し、これによ
りS/N比の改善を図る。そして、その積算された出力
比は、AF信号としてAFIC10のSOUT端子から出
力される。CPU1は、AFIC10から出力されたA
F信号の入力を受け、所定の演算を行ってAF信号を距
離信号に変換し、その距離信号をレンズ駆動回路7に送
出する。レンズ駆動回路7は、その距離信号に基づいて
撮影レンズ8を合焦動作させる。
【0015】次に、AFIC10の第1信号処理回路1
1及び積分回路15の回路構成について、具体的に説明
する。
【0016】図2は、第1信号処理回路11及び積分回
路15の回路図である。なお、第2信号処理回路12
も、第1信号処理回路11と同様の回路構成である。上
述のように第1信号処理回路11は、PSD5から出力
された定常光成分I0を含む近側信号I1の入力を受け、
これに含まれる定常光成分I0を除去して近側信号I1
出力する回路である。即ち、PSD5の近距離側端子
は、AFIC10のPSDN端子を経て、第1信号処理
回路11のオペアンプ20の−入力端子に接続されてい
る。
【0017】オペアンプ20の出力端子はトランジスタ
21のベース端子に接続されており、トランジスタ21
のコレクタ端子は、トランジスタ22のベース端子に接
続されている。また、トランジスタ22のコレクタ端子
は、オペアンプ23の−入力端子が接続されると共に演
算回路14に接続されている。更に、トランジスタ22
のコレクタ端子には圧縮ダイオード24のカソード端子
が、オペアンプ23の+入力端子には圧縮ダイオード2
5のカソード端子がそれぞれ接続されており、これら圧
縮ダイオード24及び25それぞれのアノード端子には
電源26が接続されている。電源26は、直流電圧V
REFを供給するの定電圧源である。
【0018】また、AFIC10のCHF端子には定常
光除去用コンデンサ27が外付けされており、この定常
光除去用コンデンサ27は、第1信号処理回路11内の
定常光除去用トランジスタ28のベース端子に接続され
ている。定常光除去用コンデンサ27とオペアンプ23
とはスイッチ29を介して接続されており、このスイッ
チ29のオン/オフはCPU1により制御される。定常
光除去用トランジスタ28のコレクタ端子はオペアンプ
20の−入力端子に接続されており、トランジスタ28
のエミッタ端子は抵抗器30を介して接地されている。
【0019】積分回路15は以下のような構成である。
AFIC10のCINT端子に外付けされた積分コンデン
サ6は、スイッチ60を介して演算回路14の出力端子
に接続されると共にスイッチ62を介して定電流源63
に接続されている。またスイッチ65を介してオペアン
プ64の出力端子に接続されると共に直接にオペアンプ
64の−入力端子に接続されている。更に、その電位が
AFIC10のSOUT端子から出力されている。なお、
これらスイッチ60、62及び65は、CPU1からの
制御信号により制御される。また、オペアンプ64の+
入力端子には、第2基準電源66が接続されている。基
準電源66は、直流電源であり、基準電圧VREF2を供給
する。
【0020】次に、このAFIC10の作用の概略につ
いて、図1及び図2を参照して説明する。
【0021】CPU1は、IRED4を発光させていな
いときには、第1信号処理回路11のスイッチ29をオ
ン状態にする。このときにPSD5から出力される定常
光成分I0は、第1信号処理回路11に入力され、オペ
アンプ20、トランジスタ21及び22から構成される
電流増幅器により電流増幅され、圧縮ダイオード24に
より対数圧縮されて電圧信号に変換され、この電圧信号
がオペアンプ23の−入力端子に入力される。オペアン
プ20に入力される信号が大きいと、圧縮ダイオード2
4のカソード電位が大きくなるので、オペアンプ23か
ら出力される信号が大きくなり定常光除去用コンデンサ
27が充電される。すると、トランジスタ28にベース
電流が供給されることになるので、トランジスタ28に
コレクタ電流が流れ、第1信号処理回路11に入力され
た信号I0のうちオペアンプ20に入力される信号は小
さくなる。そして、この閉ループの動作が安定した状態
では、第1信号処理回路11に入力された信号I0の全
てがトランジスタ28に流れ、定常光除去用コンデンサ
27には、そのときのベース電流に対応した電荷が蓄え
られる。
【0022】CPU1がIRED4を発光させると共に
スイッチ29をオフ状態にすると、このときにPSD5
から出力される信号I1+I0のうち定常光成分I0は、
定常光除去用コンデンサ27に蓄えられた電荷によりベ
ース電位が印加されているトランジスタ28にコレクタ
電流として流れ、近側信号I1は、オペアンプ20なら
びにトランジスタ21及び22から構成される電流増幅
器により電流増幅され、圧縮ダイオード24により対数
圧縮され電圧信号に変換されて出力される。即ち、第1
信号処理回路11からは、定常光成分I0が除去されて
近側信号I1のみが出力され、その近側信号I1は演算回
路14に入力される。一方、第2信号処理回路12も、
第1信号処理回路11と同様に、定常光成分I0が除去
されて遠側信号I2のみが出力され、その遠側信号I2
演算回路14に入力される。
【0023】第1信号処理回路11から出力された近側
信号I1及び第2信号処理回路12から出力された遠側
信号I2は、演算回路14に入力され、演算回路14に
より出力比(I1/(I1+I2))が演算されて出力さ
れ、その出力比は、積分回路15に入力される。IRE
D4が所定回数だけパルス発光している時には、積分回
路15のスイッチ60はオン状態とされ、スイッチ62
及び65はオフ状態とされて、演算回路14から出力さ
れた出力比信号は積分コンデンサ6に蓄えられる。そし
て、所定回数のパルス発光が終了すると、スイッチ60
がオフ状態とされ、スイッチ65がオン状態とされて、
積分コンデンサ6に蓄えられた電荷はオペアンプ64の
出力端子から供給される逆電位の電荷によって減少して
いく。
【0024】CPU1は、積分コンデンサ6の電位をモ
ニタして、元の電位に復帰するのに要する時間を測定
し、その時間に基づいてAF信号を求め、更に、測距対
象物までの距離を求める。
【0025】次に、積分コンデンサ6の容量について詳
述する。
【0026】積分コンデンサ6の容量は、演算回路14
から出力される出力比信号に応じて後述する第1積分に
要する時間が最大となるときに、積分コンデンサ6が最
大に放電されるように設定されている。例えば、積分コ
ンデンサ6の容量をC、積分コンデンサ6の放電時に利
用可能な電圧をVMAX、第1積分時の放電電流値をI、
第1積分にて放電に要する時間をTとすると、次の式
(1)の関係が成立する。 C・VMAX=I・T ‥‥(1)
【0027】ここで、放電に利用可能な電圧VMAX
0.97V、放電電流値を7.8μA、放電時間Tを7
800μsとすると、積分コンデンサ6の容量Cは、約
0.063μFとなる。従って、積分コンデンサ6とし
て、0.068μFの容量のものを採用すればよい。
【0028】このように積分コンデンサ6の容量を設定
することにより、測距の際に第1積分に要する時間が最
大となるときでも、積分コンデンサ6が飽和することな
く、確実に放電が行え、積分コンデンサ6の放電可能な
ダイナミックレンジを最大限に利用することができる。
【0029】次に、最大第2積分時間の設定について説
明する。
【0030】最大第2積分時間は、測距の工程において
第2積分の処理を行うための時間であり、少なくとも第
2積分の積分時間が最大となる場合の最大時間より長く
設定される。この最大第2積分時間は、CPU1に予め
複数設定されている。その設定は、一回の投光に対する
第1積分の時間、その第1積分の回数及び第2積分電流
などに基づいて設定され、測距条件により適宜変更され
る。
【0031】例えば、一回の投光に対する第1積分の時
間t1を26μs、その第1積分の回数を300回とす
ると、総合第1積分時間T1は、26μs×300回で
7800μsとなる。この場合、第1積分の放電により
積分コンデンサ6の電圧降下Vdは、放電電流値Iを
7.8μA、積分コンデンサ6の容量Cを0.068μ
Fとすると、Vd=(T1・I)/Cにより、0.89
47Vとなる。そして、この場合の第2積分時間T2
は、第2積分電流I2を1.77μAとすると、T2=
(C・Vd)/I2により、34.37msとなる。従
って、最大第2積分時間は、この34.37ms以上の
時間に設定される。
【0032】また、第1積分の回数が150回の場合、
総合第1積分時間T1は、26μs×150回で390
0μsとなる。この場合、第1積分の放電により積分コ
ンデンサ6の電圧降下Vdは、0.4474Vとなる。
そして、この場合の第2積分時間T2は、17.19m
sとなる。従って、最大第2積分時間は、この17.1
9ms以上の時間に設定される。
【0033】更に、第1積分の回数が100回の場合、
総合第1積分時間T1は、26μs×100回で260
0μsとなる。この場合、第1積分の放電により積分コ
ンデンサ6の電圧降下Vdは、0.2982Vとなる。
そして、この場合の第2積分時間T2は、11.46m
sとなる。従って、最大第2積分時間は、この11.4
6ms以上の時間に設定される。
【0034】次に、本実施形態に係る測距装置の動作に
ついて説明する。
【0035】まず、輝度、周囲温度、撮影レンズの焦点
距離等の測距条件により、第1積分の回数が多く行われ
る場合、例えば第1積分を300回連続して行う場合に
ついて説明する。ここでいう測距条件とは、輝度、周囲
温度又は焦点距離の条件をいう。この測距条件は、輝
度、周囲温度又は焦点距離のうち一つに基づいて条件を
設定してもよいし、それらのうち二以上に基づいて条件
を設定してもよい。図3(a)に積分コンデンサ6の充
電電圧、図3(b)にスイッチ65の動作、図3(c)
にスイッチ62の動作、図3(d)に最大第2積分時間
のタイミングチャートを示す。
【0036】カメラのレリーズボタンが半押しされて測
距状態に入ると、AFIC10は電源電圧供給が再開さ
れ、スイッチ65はオン状態とされて、積分コンデンサ
6に基準電圧VREF2が印加され充電が行われる。この充
電により、積分コンデンサ6の誘電分極が促進される。
また、CPU1において、測距条件により第1積分の回
数が決定され、例えば300回とされる。また、第1積
分の回数に応じた最大第2積分時間T300が設定され
る。
【0037】そして、積分コンデンサ6の充電開始から
一定期間後に、スイッチ65がオフ状態となり充電が終
了され、CPU1からの信号によりドライバ3が作動し
てIRED4が赤外光をパルス発光する。
【0038】IRED4から発光された赤外光は、測距
対象物により反射された後、PSD5により受光され
る。一方、IRED4の発光と同時に、第1信号処理回
路11のスイッチ29がオフ状態とされ、定常光成分I
0が除去された近側信号I1が演算回路14に入力され
る。また、同様にして、第2信号処理回路12から定常
光成分I0が除去された遠側信号I2が演算回路14に入
力される。
【0039】演算回路14は、この近側信号I1及び遠
側信号I2に基づいて出力比I1/(I1+I2)のデータ
を出力する。この出力が安定した時点で、直ちに積分回
路15のスイッチ60がオン状態とされ、演算回路14
から出力された出力比に対応した負の電圧が積分コンデ
ンサ6に入力される。
【0040】そして、積分回路15のスイッチ60は、
IRED4による消灯と同時にオフ状態とされる。そし
て、信号誤差時間経過後に第1信号処理回路11のスイ
ッチ29がオン状態とされ、定常光除去用コンデンサ2
7にPSD5から出力された出力信号の定常光成分I0
の蓄積が開始される。
【0041】積分回路15の積分コンデンサ6は、演算
回路14から出力された出力比、即ち距離情報信号を入
力し、その距離情報信号の値に応じた電圧値だけ放電す
る。即ち、積分コンデンサ6の電圧は、図3(a)に示
すように、IRED4の発光毎に距離情報信号が入力さ
れ階段状に減少する(第1積分)。一段一段の電圧降下
量は、それ自体、測距対象物までの距離に対応した距離
情報であるが、本実施形態では、IRED4の各パルス
発光により得られる電圧降下量の総和をもって距離情報
としている。
【0042】積分コンデンサ6に対して所定の発光回数
だけの入力が終了すると、スイッチ60はオフ状態のま
ま保持され、スイッチ62はCPU1の信号によりオン
状態とされる。これにより、積分コンデンサ6は、定電
流源4の定格により定まる一定の電流で充電される(第
2積分)。
【0043】この第2積分の期間中に積分コンデンサ6
の電圧と基準電圧VREF2とを大小比較し、両者が一致し
たと判定したときにスイッチ62をオフとして積分コン
デンサ6の充電を停止させる。そして、CPU1は、第
2積分の開始時から最大第2積分時間T300の経過後、
第2積分の処理を終えて、第2積分に要した時間を計測
する。定電流源4による充電速度は一定であるので、第
2積分に要した時間から、測距対象物までの距離が求め
られる。
【0044】この後、レリーズボタンが全押しされる
と、CPU1は、求められた距離に基づいてレンズ駆動
回路7を制御して、撮影レンズ8に適切な合焦動作を行
わせ、シャッタ(図示せず)を開いて露光を行う。以上
のようにして、レリーズ操作に伴い、予充電、測距(第
1積分及び第2積分)、合焦ならびに露光という一連の
撮影動作が行われる。
【0045】次に、輝度、周囲温度、撮影レンズの焦点
距離等の測距条件により、第1積分の回数が少なく行わ
れる場合、例えば第1積分を150回連続して行う場合
について説明する。図4(a)に積分コンデンサ6の充
電電圧、図4(b)にスイッチ65の動作、図4(c)
にスイッチ62の動作、図4(d)に最大第2積分時間
のタイミングチャートを示す。
【0046】カメラのレリーズボタンが半押しされて測
距状態に入ると、前述した場合と同様に、AFIC10
は電源電圧供給が再開され、スイッチ65はオン状態と
されて、積分コンデンサ6に基準電圧VREF2が印加され
充電が行われる。また、CPU1において、測距条件に
より第1積分の回数が決定され、例えば150回とされ
る。また、第1積分の回数に応じた最大第2積分時間T
150が設定される。従って、この場合の最大第2積分時
間T150は、前述の第1積分の回数が300回のときの
もの(T300)よりも短いものとされる。
【0047】そして、スイッチ65がオフ状態となり充
電が終了され、CPU1からの信号によりドライバ3が
作動してIRED4が赤外光をパルス発光する。IRE
D4から発光された赤外光は、測距対象物により反射さ
れた後、PSD5により受光される。一方、IRED4
の発光と同時に、第1信号処理回路11のスイッチ29
がオフ状態とされ、定常光成分I0が除去された近側信
号I1が演算回路14に入力される。また、同様にし
て、第2信号処理回路12から定常光成分I0が除去さ
れた遠側信号I2が演算回路14に入力される。
【0048】演算回路14は、この近側信号I1及び遠
側信号I2に基づいて出力比I1/(I1+I2)のデータ
を出力する。この出力が安定した時点で、直ちに積分回
路15のスイッチ60がオン状態とされ、演算回路14
から出力された出力比に対応した負の電圧が積分コンデ
ンサ6に入力される。
【0049】そして、積分回路15のスイッチ60は、
IRED4による消灯と同時にオフ状態とされる。そし
て、信号誤差時間経過後に第1信号処理回路11のスイ
ッチ29がオン状態とされ、定常光除去用コンデンサ2
7にPSD5から出力された出力信号の定常光成分I0
の蓄積が開始される。
【0050】積分回路15の積分コンデンサ6は、演算
回路14から出力された出力比、即ち距離情報信号を入
力し、その距離情報信号の値に応じた電圧値だけ放電す
る。即ち、積分コンデンサ6の電圧は、図4(a)に示
すように、IRED4の発光毎に距離情報信号が入力さ
れ階段状に減少する(第1積分)。一段一段の電圧降下
量は、それ自体、測距対象物までの距離に対応した距離
情報であるが、本実施形態では、IRED4の各パルス
発光により得られる電圧降下量の総和をもって距離情報
としている。
【0051】積分コンデンサ6に対して所定の発光回数
だけの入力が終了すると、スイッチ60はオフ状態のま
ま保持され、スイッチ62はCPU1の信号によりオン
状態とされる。これにより、積分コンデンサ6は、定電
流源4の定格により定まる一定の電流で充電される(第
2積分)。
【0052】この第2積分の期間中に積分コンデンサ6
の電圧と基準電圧VREF2とを大小比較し、両者が一致し
たと判定したときにスイッチ62をオフとして積分コン
デンサ6の充電を停止させる。そして、CPU1は、第
2積分の開始時から最大第2積分時間T150の経過後、
第2積分の処理を終えて、第2積分に要した時間を計測
する。定電流源4による充電速度は一定であるので、第
2積分に要した時間から、測距対象物までの距離が求め
られる。
【0053】この後、レリーズボタンが全押しされる
と、CPU1は、求められた距離に基づいてレンズ駆動
回路7を制御して、撮影レンズ8に適切な合焦動作を行
わせ、シャッタ(図示せず)を開いて露光を行う。以上
のようにして、レリーズ操作に伴い、予充電、測距(第
1積分及び第2積分)、合焦ならびに露光という一連の
撮影動作が行われる。
【0054】以上のように、本実施形態に係る測距装置
によれば、測距条件に応じて最大第2積分時間が適宜設
定される。このため、第2積分の終了後に直ちに次の処
理が行われ、測距時間の短縮化が図れる。従って、レリ
ーズ操作開始から露光終了までのタイムパララックスの
低減が図れる。例えば、第1積分を150回行って測距
する場合、それに応じた最大第2積分時間T150が選択
されるため、その最大第2積分時間T150よりも長い最
大第2積分時間T300の経過を待たずに次の処理が行え
る。このため、測距時間を短縮することができる。
【0055】なお、本発明は、上述の実施形態に限定さ
れるものではなく種々の変形が可能である。例えば、積
分回路の充電・放電が上述の実施形態とは逆の場合、即
ち第1積分で積分コンデンサの電圧が階段状に増加する
ように充電を複数回行った後、第2積分で放電を1回だ
け行うような積分回路においても、本発明を適用するこ
とが可能である。
【0056】また、本実施形態では測距工程において第
1積分後に第2積分を一回行って測距対象物までの測距
を行うものについて詳述したが、本発明に係る測距装置
は、そのようなものに限定されるものではなく、第1積
分後に第2積分を行う工程を複数繰り返して連続測距を
行うものであってもよい。この場合、一回目と二回目以
降の第1積分の発光回数を異ならせると共に、一回目と
二回目以降の最大第2積分時間の設定を適宜異ならせる
ことが考えられる。そのようにすることにより、各第2
積分の終了後に次の処理が速やかに行え、測距時間の短
縮化が図れる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、測
距条件に応じて最大第2積分時間が適宜設定され、最大
第2積分時間の経過後に次の処理が行われる。このた
め、第2積分の終了後に速やかに次の処理が行え、測距
時間の短縮化が図れる。従って、レリーズ操作開始から
露光終了までのタイムパララックスの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る測距装置の構成図である。
【図2】実施形態に係る測距装置における第1信号処理
回路および積分回路の回路図である。
【図3】実施形態に係る測距装置の動作説明図である。
【図4】実施形態に係る測距装置の動作説明図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…EEPROM、3…ドライバ、4…I
RED、5…PSD、6…積分コンデンサ、7…レンズ
駆動回路、8…撮影レンズ、10…AFIC、11…第
1信号処理回路、12…第2信号処理回路、14…演算
回路、15…積分回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 DD06 FF09 FF10 GG07 HH04 HH13 JJ02 JJ09 JJ16 KK03 LL30 NN12 PP22 QQ14 QQ25 UU05 2F112 AA06 BA05 CA02 CA12 DA26 DA32 EA05 FA01 FA29 FA45 2H011 BA14 BB02 BB04 2H051 BB24 CB23 CB24 CC12 CC16 CD01 CD21 CD30 CE06 CE08 CE24 DA11 DA28

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測距対象物に向けて光束をパルス投光す
    る投光手段と、 前記測距対象物に投光された前記光束の反射光を前記測
    距対象物までの距離に応じた位置検出素子上の受光位置
    で受光し、その受光位置に応じた信号を出力する受光手
    段と、 前記受光手段から出力された信号に基づいて演算を行
    い、前記測距対象物までの距離に応じた出力比信号を出
    力する演算手段と、 積分コンデンサを有し、前記演算手段から出力された信
    号に応じて前記積分コンデンサを放電又は充電して前記
    演算手段から出力された信号を積分する第1積分を行
    い、その後に一定電流で前記積分コンデンサを充電又は
    放電して第2積分を行い、この第2積分の際に前記積分
    コンデンサの電圧と基準電圧とを比較して、その結果に
    応じた比較結果信号を出力する積分手段と、 前記積分手段から出力された信号に基づいて前記測距対
    象物までの距離を検出する検出手段と、 前記第2積分の処理時間である最大第2積分時間が複数
    設定され、測距条件に応じて前記最大第2積分時間のう
    ちの一つを適宜選択し、前記最大第2積分時間の経過後
    に前記検出手段に前記距離の検出を行わせる最大第2積
    分時間選択手段と、を備えた測距装置。
  2. 【請求項2】 前記最大第2積分時間選択手段は、輝
    度、周囲温度又は焦点距離を前記測距条件として、前記
    最大第2積分時間を選択すること、を特徴とする請求項
    1に記載の測距装置。
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