JP2000180713A - 測距装置調整方法 - Google Patents

測距装置調整方法

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JP2000180713A
JP2000180713A JP28430099A JP28430099A JP2000180713A JP 2000180713 A JP2000180713 A JP 2000180713A JP 28430099 A JP28430099 A JP 28430099A JP 28430099 A JP28430099 A JP 28430099A JP 2000180713 A JP2000180713 A JP 2000180713A
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Hideo Yoshida
秀夫 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに異なる積算の期間それぞれで交互に測
距動作を行って変換式を求めることにより、測距装置の
積分コンデンサが誘電体吸収の問題を有する場合であっ
ても、積分結果から距離信号への変換の誤差が低減され
た変換式を求める。 【解決手段】 測距対象物を距離L1 の位置に置き、各
積算の期間T1 およびT2 それぞれで交互に測距動作を
行って、各積算の期間T1 ,T2 それぞれの場合の第2
積分時間y1j(L1),y2j(L1)を求める(S1〜S10)。
測距対象物を距離L2 の位置に置き、各積算の期間T1
およびT2 それぞれで交互に測距動作を行って、各積算
の期間T1 ,T2 それぞれの場合の第2積分時間y1j(L
2),y2j(L2)を求める(S11〜S20)。平均第2積分時
間y1(L1),y1(L2)に基づいて、各積算の期間がT1
の場合の変換式を求める(S25)。平均第2積分時間y
2(L1),y2(L2)に基づいて、各積算の期間がT2 の場
合の変換式を求める(S26)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測距対象物までの
距離を測定する測距装置の調整方法に関し、特に、カメ
ラ等に好適に用いられるアクティブ型の測距装置の調整
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラ等に用いられるアクティブ型の測
距装置は、赤外線発光ダイオード(以下、「IRED」
という。)から測距対象物に向けて光束を投光し、その
投光された光束の反射光を位置検出素子(以下、「PS
D」という。)により受光し、このPSDから出力され
る信号を信号処理回路および演算回路により演算処理し
て距離情報として出力し、CPUにより測距対象物まで
の距離を検出する。また、1回のみの投光による測距で
は誤差が生じることがあるので、投光を複数回行って複
数の距離情報を求め、その複数の距離情報に基づいて積
分回路の積分コンデンサを一定期間ずつ放電することで
積分(第1積分)して、これにより複数の距離情報を平
均化するのが一般的である。その後、この積分コンデン
サを一定速度で充電(第2積分)して元の電圧に回復す
るのに要する時間(第2積分時間)を積分結果として求
め、この第2積分時間に基づいて所定の変換式に従っ
て、撮影レンズを合焦動作させる為の距離信号を算出す
る。この変換式は工場出荷前にカメラ毎に求められる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなアクテ
ィブ型測距装置においては、製造コスト低減の要請か
ら、積分コンデンサとして安価なセラミックコンデンサ
の使用が望まれている。しかしながら、セラミックコン
デンサには、誘電体吸収による充電電圧の降下という問
題がある。すなわち、セラミックコンデンサは、充電開
始直後、図8に示すような等価回路を構成する。このた
め、この充電後にスイッチSWを開放すると、図8の抵
抗成分RX により電圧降下が観察される。このような現
象が誘電体吸収と呼ばれるものである。このような誘電
体吸収により、測距対象物までの距離が一定であって
も、積分コンデンサによる積分結果すなわち第2積分時
間が測距の度に変化していく。
【0004】図9は、繰り返して測距動作を行った場合
の第2積分時間の変化を示すグラフである。このグラフ
は、測距対象物までの距離を608mmで固定して繰り
返して測距動作を行って得られた各回の第2積分時間を
示す。この図に示すように、初回の測距動作から40回
目の測距動作にかけて第2積分時間は17.03程度か
ら17.07程度まで増加し、100回目頃には第2積
分時間は17.09程度となり、200回目以降には第
2積分時間は17.10〜17.12程度となる。特
に、初回の測距動作から数十回目の測距動作にかけて第
2積分時間の変動が大きい。
【0005】このように、測距対象物までの距離が一定
であるにも拘わらず、積分コンデンサによる積分結果す
なわち第2積分時間が測距の度に変化していくと、この
第2積分時間に基づいて所定の変換式に従って算出され
る距離信号も変化する。このような問題点は、測距装置
の使用時だけでなく、第2積分時間から距離信号を算出
するときに用いられる変換式を求めるに際しても発生す
る。
【0006】すなわち、変換式を求めるに際しては、各
距離それぞれの位置に順次に測距対象物を配置して、測
距と同様の動作を行って第2積分時間を求め、この第2
積分時間と測距対象物までの実際の距離との関係から変
換式を求める。このように変換式を求める際にも繰り返
して測距動作を行うので、第2積分時間が測距動作の度
に変化していく。
【0007】ところで、このような測距装置において、
積分回路における各積算の期間および積算の回数は外光
輝度に応じた値に設定されるのが好適である。すなわ
ち、外光輝度が大きい場合に比較して外光輝度が小さい
場合には各積算の期間を長くするのが測距精度向上の点
で好適である。
【0008】しかし、例えば、各積算の期間が短い場合
および長い場合それぞれで互いに異なる変換式を用いる
場合、これらの変換式を求める際に、初めに各積算の期
間が短い場合の変換式を求め、次いで各積算の期間が長
い場合の変換式を求めるとすれば、前者の変換式と比較
して後者の変換式は変換誤差が大きい。また、例えば、
各積算の期間が短い場合および長い場合で共通の変換式
を用いる場合、この変換式を求める際に、初めに各積算
の期間が短い場合の第2積分時間を求め、次いで各積算
の期間が長い場合の第2積分時間を求め、これらの第2
積分時間に基づいて上記共通の変換式を求めるとすれ
ば、この変換式は変換誤差が大きい。
【0009】本発明は、上記問題点を解消する為になさ
れたものであり、測距装置の積分回路における各積算の
期間を変更する場合であって、積分コンデンサが誘電体
吸収の問題を有する場合であっても、積分結果(第2積
分時間)から距離信号への変換の誤差が低減された変換
式を求めることができる測距装置調整方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る測距装置調
整方法は、(1) 測距対象物に向けて光束を投光する投光
手段と、(2) 測距対象物に投光された光束の反射光を、
測距対象物までの距離に応じた位置検出素子上の受光位
置で受光し、その受光位置に応じた信号を出力する受光
手段と、(3) 受光手段から出力された信号に基づいて演
算を行い、測距対象物までの距離に応じた出力比信号を
出力する演算手段と、(4) 積分コンデンサを有し、演算
手段から出力された出力比信号に応じて積分コンデンサ
を放電または充電して出力比信号を積算して積分し、そ
の積分結果に応じた積分信号を出力する積分手段と、
(5) 積分手段における積分時間が略一定値になるよう各
積算の期間および積算の回数を調整する調整手段と、
(6) 積分手段から出力された積分信号に基づいて所定の
変換式に従って測距対象物までの距離を検出する検出手
段と、を備える測距装置を調整する測距装置調整方法で
あって、調整手段により調整される互いに異なる積算の
期間それぞれで交互に測距動作を行って上記所定の変換
式を求めることを特徴とする。
【0011】本発明に係る測距装置調整方法の対象とな
る測距装置では、投光手段から測距対象物に向けて光束
が出力され、その光束は測距対象物で反射する。その反
射光は、受光手段により、測距対象物までの距離に応じ
た位置検出素子上の受光位置で受光され、その受光位置
に応じた信号が出力される。受光手段から出力された信
号は演算手段により演算されて、測距対象物までの距離
に応じた出力比信号が出力される。演算手段から出力さ
れた出力比信号は、積分手段により積算されて積分さ
れ、その積分結果に応じた積分信号が出力される。そし
て、検出手段により、積分手段から出力された積分信号
に基づいて、所定の変換式に従って測距対象物までの距
離が検出される。ここで、積分手段における各積算の期
間および積算の回数は、例えば外光輝度により変更され
る場合であっても、調整手段により、各積算の期間の総
和である積分時間が略一定値になるよう調整される。
【0012】そして、本発明に係る測距装置調整方法
は、上記の構成を有する測距装置を調整するものであっ
て、調整手段により調整される互いに異なる積算の期間
それぞれで交互に測距動作を行って上記所定の変換式を
求めることを特徴とする。このようにすることにより、
積分手段の積分コンデンサが誘電体吸収の問題を有する
場合であっても、積分結果から距離信号への変換の誤差
が低減された変換式を求めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明にお
いて同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。また、以下では、本実施形態に係るアクティ
ブ型の測距装置が自動焦点式カメラの測距装置として適
用される場合について説明する。
【0014】先ず、本実施形態に係る測距装置調整方法
の対象となる測距装置の構成について説明する。図1
は、本実施形態に係る測距装置の構成図である。
【0015】CPU1は、この測距装置を備えるカメラ
全体を制御するものであり、EEPROM2に予め記憶
されているプログラムおよびパラメータに基づいて、こ
の測距装置を含むカメラ全体を制御する。この図に示す
測距装置においては、CPU1は、ドライバ3を制御し
てIRED(赤外線発光ダイオード)4からの赤外光の
出射を制御する。また、CPU1は、自動焦点用IC
(以下「AFIC」という。)10の動作を制御すると
ともに、AFIC10から出力されるAF信号を入力す
る。さらに、CPU1は、測光センサ71により測定さ
れた外光輝度の値を入力する。
【0016】IRED4から出射された赤外光は、IR
ED4の前面に配された投光レンズ(図示せず)を介し
て測距対象物に投光され、その一部が反射され、そし
て、その反射光は、PSD(位置検出素子)5の前面に
配された受光レンズ(図示せず)を介してPSD5の受
光面上の何れかの位置で受光される。この受光位置は、
測距対象物までの距離に応じたものである。そして、P
SD5は、その受光位置に応じた2つの信号I1 および
I2 を出力する。信号I1 は、受光光量が一定であれば
距離が近いほど大きな値である近側信号であり、信号I
2 は、受光光量が一定であれば距離が遠いほど大きな値
である遠側信号である。信号I1 およびI2 の和は、P
SD5が受光した反射光の光量を表し、出力比(I1 /
(I1 +I2 ))は、PSD5の受光面上の受光位置す
なわち測距対象物までの距離を表す。そして、近側信号
I1 は、AFIC10のPSDN端子に入力し、遠側信
号I2 は、AFIC10のPSDF端子に入力する。た
だし、実際には、外界条件により近側信号I1 および遠
側信号I2 それぞれに定常光成分I0 が付加された信号
がAFIC10に入力される場合がある。
【0017】AFIC10は、集積回路(IC)であっ
て、第1信号処理回路11、第2信号処理回路12、演
算回路14および積分回路15から構成される。第1信
号処理回路11は、PSD5から出力された信号I1 +
I0 を入力し、その信号に含まれる定常光成分I0 を除
去して、近側信号I1 を出力するものである。また、第
2信号処理回路12は、PSD5から出力された信号I
2 +I0 を入力し、その信号に含まれる定常光成分I0
を除去して、遠側信号I2 を出力するものである。
【0018】演算回路14は、第1信号処理回路11か
ら出力された近側信号I1 と、第2信号処理回路12か
ら出力された遠側信号I2 とを入力し、出力比(I1 /
(I1 +I2 ))を演算し、その結果を表す出力比信号
を出力する。積分回路15は、その出力比信号を入力
し、AFIC10のCINT 端子に接続された積分コンデ
ンサ6とともに、その出力比を多数回積算して積分し、
これによりS/N比の改善を図る。そして、その積算さ
れた出力比すなわち積分結果は、AF信号としてAFI
C10のSOUT 端子から出力される。CPU1は、AF
IC10から出力されたAF信号を入力し、所定の変換
式に従ってAF信号を距離信号に変換し、その距離信号
をレンズ駆動回路7に送出する。レンズ駆動回路7は、
その距離信号に基づいて撮影レンズ8を合焦動作させ
る。
【0019】次に、AFIC10の第1信号処理回路1
1および積分回路15について、より具体的な回路構成
について説明する。図2は、本実施形態に係る測距装置
における第1信号処理回路11および積分回路15の回
路図である。なお、第2信号処理回路12も、第1信号
処理回路11と同様の回路構成である。
【0020】第1信号処理回路11は、PSD5から出
力された定常光成分I0 を含む近側信号I1 を入力し、
これに含まれる定常光成分I0 を除去して、近側信号I
1 を出力するものである。PSD5の近距離側端子から
出力される電流(I1 +I0)は、AFIC10のPS
DN端子を経て、第1信号処理回路11のオペアンプ2
0の−入力端子に入力される。オペアンプ20の出力端
子はトランジスタ21のベース端子に接続されており、
トランジスタ21のコレクタ端子は、トランジスタ22
のベース端子に接続されている。トランジスタ22のコ
レクタ端子は、オペアンプ23の−入力端子が接続さ
れ、また、演算回路14に接続されている。さらに、ト
ランジスタ22のコレクタ端子には圧縮ダイオード24
のカソード端子が、また、オペアンプ23の+入力端子
には圧縮ダイオード25のカソード端子がそれぞれ接続
されており、これら圧縮ダイオード24および25それ
ぞれのアノード端子には第1基準電源26が接続されて
いる。
【0021】また、AFIC10のCHF端子には定常
光除去用コンデンサ27が外付けされており、この定常
光除去用コンデンサ27は、第1信号処理回路11内の
定常光除去用トランジスタ28のベース端子に接続され
ている。定常光除去用コンデンサ27とオペアンプ23
とはスイッチ29を介して接続されており、このスイッ
チ29のオン/オフはCPU1により制御される。定常
光除去用トランジスタ28のコレクタ端子はオペアンプ
20の−入力端子に接続されており、トランジスタ28
のエミッタ端子は抵抗器30を介して接地されている。
【0022】積分回路15は以下のような構成である。
AFIC10のCINT 端子に外付けされた積分コンデン
サ6は、スイッチ60を介して演算回路14の出力端子
に接続され、スイッチ62を介して定電流源63に接続
され、スイッチ65を介してオペアンプ64の出力端子
に接続され、また、直接にオペアンプ64の−入力端子
に接続され、さらに、その電位がAFIC10のSOUT
端子から出力される。これらスイッチ60,62および
65は、CPU1からの制御信号により制御される。ま
た、オペアンプ64の+入力端子には、第2基準電源6
6が接続されている。
【0023】以上のように構成されるAFIC10の作
用の概略について、図1および図2を参照しながら説明
する。CPU1は、IRED4を発光させていないとき
には、第1信号処理回路11のスイッチ29をオン状態
にする。このときにPSD5から出力される定常光成分
I0 は、第1信号処理回路11に入力して、オペアンプ
20ならびにトランジスタ21および22から構成され
る電流増幅器により電流増幅され、圧縮ダイオード24
により対数圧縮されて電圧信号に変換され、この電圧信
号がオペアンプ23の−入力端子に入力する。オペアン
プ20に入力する信号が大きいと、圧縮ダイオード24
のカソード電位が大きくなるので、オペアンプ23から
出力される信号が大きく、したがって、定常光除去用コ
ンデンサ27が充電される。すると、トランジスタ28
にベース電流が供給されることになるので、トランジス
タ28にコレクタ電流が流れ、第1信号処理回路11に
入力した信号I0 のうちオペアンプ20に入力する信号
は小さくなる。そして、この閉ループの動作が安定した
状態では、第1信号処理回路11に入力した信号I0 の
全てがトランジスタ28に流れ、定常光除去用コンデン
サ27には、そのときのベース電流に対応した電荷が蓄
えられる。
【0024】CPU1がIRED4を発光させるととも
にスイッチ29をオフ状態にすると、このときにPSD
5から出力される信号I1 +I0 のうち定常光成分I0
は、定常光除去用コンデンサ27に蓄えられた電荷によ
りベース電位が印加されているトランジスタ28にコレ
クタ電流として流れ、近側信号I1 は、オペアンプ20
ならびにトランジスタ21および22から構成される電
流増幅器により電流増幅され、圧縮ダイオード24によ
り対数圧縮され電圧信号に変換されて出力される。すな
わち、第1信号処理回路11からは、定常光成分I0 が
除去されて近側信号I1 のみが出力され、その近側信号
I1 は、演算回路14に入力する。一方、第2信号処理
回路12も、第1信号処理回路11と同様に、定常光成
分I0 が除去されて遠側信号I2 のみが出力され、その
遠側信号I2 は、演算回路14に入力する。
【0025】第1信号処理回路11から出力された近側
信号I1 および第2信号処理回路12から出力された遠
側信号I2 は、演算回路14に入力され、演算回路14
により出力比(I1 /(I1 +I2 ))が演算されて出
力され、その出力比は、積分回路15に入力する。IR
ED4が所定回数だけパルス発光している時には、積分
回路15のスイッチ60はオン状態とされ、スイッチ6
2および65はオフ状態とされて、演算回路14から出
力された出力比信号は積分コンデンサ6に蓄えられる。
そして、所定回数のパルス発光が終了すると、スイッチ
60はオフ状態とされ、スイッチ65はオン状態とされ
て、積分コンデンサ6に蓄えられた電荷は、オペアンプ
64の出力端子から供給される逆電位の電荷によって減
少していく。CPU1は、積分コンデンサ6の電位をモ
ニタして、元の電位に復帰するのに要する時間を測定
し、その時間に基づいてAF信号を求め、更に、測距対
象物までの距離を求める。
【0026】次に、本実施形態に係る測距装置の動作に
ついて説明する。図3は、本実施形態に係る測距装置の
動作を説明するタイミングチャートである。
【0027】カメラのレリーズボタンが半押しされて測
距状態に入ると、AFIC10は電源電圧供給が再開さ
れ、スイッチ65はオン状態とされて、積分コンデンサ
6は基準電圧VREF となるまで予充電される。また、C
PU1は、測光センサ71により測定された外光輝度を
入力する。
【0028】そして、予充電が完了後、スイッチ65は
オフ状態とされる。予充電の後に、IRED4は、図3
(e)に示すように、CPU1からドライバ3に出力さ
れたデューティ比の発光タイミング信号で駆動され赤外
光をパルス発光する。なお、IRED4の各発光期間お
よび発光回数は、外光輝度に応じてCPU1により決定
される。IRED4から発光された赤外光は、測距対象
物により反射された後、PSD5により受光される。そ
して、演算回路14は、各発光それぞれについて出力比
I1 /(I1 +I2 )のデータを出力し、積分回路15
は、そのデータを距離情報信号として入力する。CPU
1は、IRED4のパルス発光に対応したタイミングで
スイッチ60を制御し、出力比に対応した負の電圧を積
分コンデンサ6に入力する。
【0029】積分回路15の積分コンデンサ6は、演算
回路14から出力された距離情報信号を入力し、その距
離情報信号の値に応じた電圧値だけ放電する。この放電
期間(積算の期間)は、外光輝度に応じてCPU1によ
り決定される。積分コンデンサ6の電圧は、図3(d)
に示すように、距離情報信号を入力する度に階段状に減
少する(第1積分)。一段一段の電圧降下量は、それ自
体、測距対象物までの距離に対応した距離情報である
が、本実施形態では、IRED4の各パルス発光により
得られる電圧降下量の総和をもって距離情報としてい
る。
【0030】積分コンデンサ6に対して所定の発光回数
だけの入力が終了すると、スイッチ60はオフ状態のま
ま保持され、スイッチ62はCPU1の信号によりオン
状態にされる。これにより、積分コンデンサ6は、定電
流源4の定格により定まる一定の速さで充電される(第
2積分)。
【0031】この第2積分の期間中に積分コンデンサ6
の電圧と基準電圧VREF とを大小比較し、両者が一致し
たと判定したときにスイッチ62をオフとして積分コン
デンサ6の充電を停止させる。そして、CPU1は、第
2積分に要した時間を計測する。定電流源4による充電
速度は一定であるので、この第2積分時間からAF信号
を求める。そして、所定の変換式に従ってAF信号から
距離信号を算出することができる。なお、AF信号(第
2積分時間)および距離信号それぞれは距離の逆数に対
して略線形であるので、上記所定の変換式は線形1次式
で表される。
【0032】この後、レリーズボタンが全押しされる
と、CPU1は、求められた距離信号に基づいてレンズ
駆動回路7を制御して、撮影レンズ8に適切な合焦動作
を行わせ、さらに、シャッタ(図示せず)を開いて露光
を行う。以上のようにして、レリーズ操作に伴い、予充
電、測距(第1積分および第2積分)、合焦ならびに露
光という一連の撮影動作が行われる。
【0033】以上のように、この測距装置は、CPU1
によりIRED4の発光タイミングおよびスイッチ60
の開閉タイミングを調整することにより、第1積分の際
の積分コンデンサ6の各積算の期間および積算の回数
を、測光センサ71により測定された外光輝度に基づい
て調整することができる。このとき、第1積分の際の積
分コンデンサ6における積分時間(各積算の期間の総
和)が一定値になるよう調整してもよいし、積分時間が
所定値を含む一定範囲内になるよう調整してもよい。前
者の場合には、1つの変換式によりAF信号から距離信
号を算出することができる。後者の場合には、積分時間
が上記所定値である場合の1つの変換式に従ってAF信
号から距離信号を算出してもよいし、各積分時間それぞ
れに対応して用意された変換式に従ってAF信号から距
離信号を算出してもよい。
【0034】次に、本実施形態に係る測距装置調整方法
について説明する。この測距装置調整方法は、上述した
変換式をカメラ毎に工場出荷前に求めて測距装置を調整
するものである。すなわち、カメラ組立時においてIR
ED4とPSD5との相対的位置関係が異なることがあ
る。このような場合に、カメラに依らず固定された変換
式を用いるとすれば、その変換式に従って算出される距
離信号は、実際よりも遠くにあることを示したり、ある
いは、実際よりも近くにあることを示したりする。した
がって、変換式または変換式中のパラメータをカメラ毎
に工場出荷前に求めておきEEPROM2に予め記憶し
ておく必要がある。
【0035】そこで、本実施形態に係る測距装置調整方
法では、第1積分の際の各積算の期間が外光輝度等によ
り調整される測距装置において、調整される互いに異な
る積算の期間それぞれで交互に測距動作を行って上記の
変換式を求める。以下では、外光輝度が大きいときの各
積算の期間をT1 とし、外光輝度が小さいときの各積算
の期間をT2 (ただし、T1 <T2 )として、測距装置
調整方法を説明する。図4〜図6は、本実施形態に係る
測距装置調整方法を説明するフローチャートである。
【0036】測距対象物を距離L1 の位置に置き、各積
算の期間をT1 として測距動作を行って、このときの第
2積分時間y11(L1)を求める(ステップS1)。測距対
象物の位置をそのままにして、各積算の期間をT2 とし
て測距動作を行って、このときの第2積分時間y21(L1)
を求める(ステップS2)。これを5回繰り返して(ス
テップS1〜S10)、各積算の期間をT1 としたとき
の第2積分時間y1j(L1)を求め、各積算の期間をT2 と
したときの第2積分時間y2j(L1)を求める(j=1〜5)。
【0037】次に、測距対象物を距離L2 (ただし、L
1 ≠L2 )の位置に置き、各積算の期間をT1 として測
距動作を行って、このときの第2積分時間y11(L2)を求
める(ステップS11)。測距対象物の位置をそのまま
にして、各積算の期間をT2として測距動作を行って、
このときの第2積分時間y21(L2)を求める(ステップS
12)。これを5回繰り返して(ステップS11〜S2
0)、各積算の期間をT1 としたときの第2積分時間y
1j(L2)を求め、各積算の期間をT2 としたときの第2積
分時間y2j(L2)を求める(j=1〜5)。
【0038】なお、ステップS1〜S20において、積
算の期間T1 およびT2 それぞれで交互に測距動作を行
う。また、変換式が線形1次式であれば、測距対象物ま
での距離は2種類のみでよい。
【0039】次に、測距対象物までの距離をL1 とし各
積算の期間をT1 とした場合に求められた第2積分時間
y1j(L1) (j=1〜5)の平均値y1(L1)を求める(ステッ
プS21)。測距対象物までの距離をL1 とし各積算の
期間をT2 とした場合に求められた第2積分時間y2j(L
1) (j=1〜5)の平均値y2(L1)を求める(ステップS2
2)。測距対象物までの距離をL2 とし各積算の期間を
T1 とした場合に求められた第2積分時間y1j(L2) (j=
1〜5)の平均値y1(L2)を求める(ステップS23)。
また、測距対象物までの距離をL2 とし各積算の期間を
T2 とした場合に求められた第2積分時間y2j(L2) (j=
1〜5)の平均値y2(L2)を求める(ステップS24)。
【0040】次に、各積算の期間をT1 とした場合に求
められた平均第2積分時間y1(L1)およびy1(L2)に基
づいて、各積算の期間がT1 の場合の変換式を求める
(ステップS25)。すなわち、距離L1 に対する距離
信号をx(L1)とし、距離L2 に対する距離信号をx(L2)
として、各積算の期間をT1 とした場合の第2積分時間
yから距離信号xを算出する変換式を、 x=A1・y+B1 …(1) A1=[x(L1)−x(L2)]/[y1(L1)−y1(L2)] B1=x(L2)−y1(L2)・A1 で表す。
【0041】また、各積算の期間をT2 とした場合に求
められた平均第2積分時間y2(L1)およびy2(L2)に基
づいて、各積算の期間がT2 の場合の変換式を求める
(ステップS26)。すなわち、各積算の期間をT2 と
した場合の第2積分時間yから距離信号xを算出する変
換式を、 x=A2・y+B2 …(2) A2=[x(L1)−x(L2)]/[y2(L1)−y2(L2)] B2=x(L2)−y2(L2)・A2 で表す。
【0042】以上のように、各積算の期間がT1 の場合
の変換式( (1)式)および各積算の期間がT2 の場合の
変換式( (2)式)それぞれは、積算の期間T1 およびT
2 それぞれで交互に測距動作を行って求められたもので
あるので、積分コンデンサ6が誘電体吸収の問題を有す
る場合であっても、各パラメータA1 ,B1 ,A2 およ
びB2 それぞれの誤差は低減され、また、両者の変換式
それぞれにより算出される距離信号の誤差も低減され
る。
【0043】図7は、本実施形態に係る測距装置調整方
法の効果を説明する図である。同図(a)は、図4〜図
6で説明したように積算の期間T1 (図中の×印)およ
びT2 (図中の○印)それぞれで交互に測距動作を行っ
て第2積分時間を求めた場合のものである。同図(b)
は、初めに積算の期間T1 (図中の×印)で測距動作を
行って第2積分時間を求め、次いで積算の期間T2 (図
中の○印)で測距動作を行って第2積分時間を求めた場
合のものである。また、同図(a)および(b)それぞ
れには、各積算の期間をT1 とした場合に求められる平
均第2積分時間y1 、および、各積算の期間をT2 とし
た場合に求められる平均第2積分時間y2 が、矢印で示
されている。この図から判るように、初めに積算の期間
T1 で測距動作を行って第2積分時間を求め次いで積算
の期間T2 で測距動作を行って第2積分時間を求めた場
合(同図(b))と比較して、積算の期間T1 およびT
2それぞれで交互に測距動作を行って第2積分時間を求
めた場合(同図(a))の方が、平均第2積分時間y1
およびy2 の間の差は小さい。それ故に、積分コンデン
サ6が誘電体吸収の問題を有する場合であっても、 (1)
式および (2)式それぞれにおける各パラメータA1 ,B
1 ,A2 およびB2 それぞれの誤差は低減される。
【0044】なお、測距装置が各積算の期間をT1 およ
びT2 の何れかに調整する場合であっても、1つの変換
式に従って第2積分時間yから距離信号xを算出しても
よい。この場合には、例えば、距離L1 について求めら
れた第2積分時間y1(L1)およびy2(L1)の平均値をy
(L1)とし、距離L2 について求められた第2積分時間y
1(L2)およびy2(L2)の平均値をy(L2)とする。そし
て、第2積分時間yから距離信号xを算出する変換式
を、 x=A3・y+B3 …(3) A3=[x(L1)−x(L2)]/[y(L1)−y(L2)] B3=x(L2)−y(L2)・A3 で表す。このようにして求められた変換式( (3)式)
は、積算の期間T1 およびT2 それぞれで交互に測距動
作を行って求められたものであるので、積分コンデンサ
6が誘電体吸収の問題を有する場合であっても、各パラ
メータA3 およびB3 それぞれの誤差は低減され、ま
た、この変換式により算出される距離信号の誤差も低減
される。
【0045】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく種々の変形が可能である。例えば、積分回路の
充電・放電が上記実施形態とは逆の場合、すなわち、第
1積分で積分コンデンサの電圧が階段状に増加するよう
に充電を複数回行った後、第2積分で放電を1回だけ行
うような積分回路においても、本発明を適用することが
可能である。
【0046】また、第2積分に要した時間から距離を求
めているが、第1積分によって得られた積分電圧値、す
なわち積分コンデンサ6の放電によって減じられた電圧
値、又は積分コンデンサ6の充電によって増ぜられた電
圧値をA/D変換し、この結果に基づいて距離を求めて
も良い。
【0047】さらに、上記実施形態では、積算の期間が
2種類である場合について説明したが、3種類以上の場
合についても同様である。例えば、積算の期間がT1 ,
T2およびT3 の3種類である場合には、或る距離L1
について積算の期間を順次にT1 ,T2 およびT3 とし
て測距動作を行って第2積分時間を求め、次いで他の距
離L2 についても積算の期間を順次にT1 ,T2 および
T3 として測距動作を行って第2積分時間を求める。そ
して、積算の期間T1 で距離L1 およびL2 それぞれで
求められた第2積分時間に基づいて、積算の期間T1 の
場合の変換式を求める。積算の期間T2 で距離L1 およ
びL2 それぞれで求められた第2積分時間に基づいて、
積算の期間T2 の場合の変換式を求める。また、積算の
期間T3で距離L1 およびL2 それぞれで求められた第
2積分時間に基づいて、積算の期間T3 の場合の変換式
を求める。
【0048】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明に
よれば、測距装置の調整手段により調整される互いに異
なる積算の期間それぞれで交互に測距動作を行って、積
分信号から距離信号を算出する為の変換式を求めるの
で、積分手段の積分コンデンサが誘電体吸収の問題を有
する場合であっても、積分結果(第2積分時間)から距
離信号への変換の誤差が低減された変換式を求めること
ができる。また、この変換式により算出される距離信号
の誤差も低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る測距装置の構成図である。
【図2】本実施形態に係る測距装置における第1信号処
理回路および積分回路の回路図である。
【図3】本実施形態に係る測距装置の動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図4】本実施形態に係る測距装置調整方法を説明する
フローチャートである。
【図5】本実施形態に係る測距装置調整方法を説明する
フローチャートである。
【図6】本実施形態に係る測距装置調整方法を説明する
フローチャートである。
【図7】本実施形態に係る測距装置調整方法の効果を説
明する図である。
【図8】コンデンサの誘電体吸収を説明するための等価
回路の回路図である。
【図9】繰り返して測距動作を行った場合の第2積分時
間の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1…CPU、2…EEPROM、3…ドライバ、4…I
RED(発光ダイオード)、5…PSD(位置検出素
子)、6…積分コンデンサ、7…レンズ駆動回路、8…
撮影レンズ、10…AFIC(自動焦点用IC)、11
…第1信号処理回路、12…第2信号処理回路、14…
演算回路、15…積分回路、71…測光センサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測距対象物に向けて光束を投光する投光
    手段と、 前記測距対象物に投光された前記光束の反射光を、前記
    測距対象物までの距離に応じた位置検出素子上の受光位
    置で受光し、その受光位置に応じた信号を出力する受光
    手段と、 前記受光手段から出力された信号に基づいて演算を行
    い、前記測距対象物までの距離に応じた出力比信号を出
    力する演算手段と、 積分コンデンサを有し、前記演算手段から出力された出
    力比信号に応じて前記積分コンデンサを放電または充電
    して前記出力比信号を積算して積分し、その積分結果に
    応じた積分信号を出力する積分手段と、 前記積分手段における積分時間が略一定値になるよう各
    積算の期間および積算の回数を調整する調整手段と、 前記積分手段から出力された積分信号に基づいて所定の
    変換式に従って前記測距対象物までの距離を検出する検
    出手段と、 を備える測距装置を調整する測距装置調整方法であっ
    て、 前記調整手段により調整される互いに異なる積算の期間
    それぞれで交互に測距動作を行って前記所定の変換式を
    求めることを特徴とする測距装置調整方法。
JP28430099A 1998-10-09 1999-10-05 測距装置調整方法 Withdrawn JP2000180713A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6944397B2 (en) 2003-03-25 2005-09-13 Fujinon Corporation Distance measuring device

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