JP3447509B2 - 測距装置 - Google Patents

測距装置

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JP3447509B2
JP3447509B2 JP8150497A JP8150497A JP3447509B2 JP 3447509 B2 JP3447509 B2 JP 3447509B2 JP 8150497 A JP8150497 A JP 8150497A JP 8150497 A JP8150497 A JP 8150497A JP 3447509 B2 JP3447509 B2 JP 3447509B2
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秀夫 吉田
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富士写真光機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ等に用いる
のに好適なアクティブ型の測距装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラにおけるアクティブ型
の測距装置として、図10に示すものが知られている。
図10は、第1の従来技術に係る測距装置の構成図であ
る。
【0003】この図に示す測距装置では、CPU110
による制御の下、ドライバ112は、赤外線発光ダイオ
ード(以下「IRED」という。)114を駆動して赤
外光を出力させ、その赤外光を投光レンズ(図示せず)
を介して測距対象物に投光する。その測距対象物で反射
した赤外光は受光レンズ(図示せず)を経て位置検出素
子(以下「PSD」という。)116に集光され、PS
D116は、その赤外光の反射光を受光した位置に応じ
て2つの信号I1 およびI2 を出力する。第1信号処理
回路118は、信号I1 に含まれるノイズとなる定常光
成分を除去し、第2信号処理回路120は、信号I2 に
含まれるノイズとなる定常光成分を除去する。
【0004】演算回路132は、定常光成分が除去され
た信号I1 およびI2 に基づいて、出力比(I1 /(I
1+I2))を演算により求め、測距対象物までの距離に
応じた出力比信号を出力する。積分回路134は、多数
回このようにして演算回路132から出力される出力比
信号を積分してS/N比を改善する。この積分回路13
4から出力される信号(以下「AF信号」という。)
は、測距対象物までの距離に応じたものである。そし
て、CPU110は、積分回路134から出力されるA
F信号に基づいて、所定の演算を行って距離信号を求
め、この距離信号に基づいてレンズ駆動回路136を制
御してレンズ138を合焦位置まで移動させる。
【0005】図11は、この第1の従来技術の積分回路
134から出力されるAF信号と測距対象物までの距離
との関係を示す図である。この図に示すグラフにおい
て、横軸は、測距対象物までの距離Lの逆数(1/L)
であり、縦軸は、出力比(I1/(I1+I2))すなわ
ちAF信号である。この図に示すように、或る距離L4
以下では、距離Lの逆数(1/L)に対して出力比は略
線形関係にあり、距離Lが大きく(1/Lが小さく)な
ると出力比は小さくなる。しかし、距離L4 以上では、
距離Lが大きくなると逆にノイズ成分の影響が大きくな
る。ノイズ成分をIn (In ≧0)とすると、出力比
は、(I1+In)/(I1+In+I2+In)となり、距
離L4 以遠では、出力比は大きくなる方向に変動する。
しかも、Inはランダムに発生する為、測距条件により
不安定になる。これは、距離Lが大きくなると、PSD
116が受光する反射光の強度が小さくなってノイズ成
分Inが相対的に大きくなるからである。このような現
象が起きると、測距対象物までの距離Lを出力比から一
意的に決定することができない。
【0006】そこで、このような問題を解決する測距装
置として、以下のようなものが知られている。図12
は、第2の従来技術に係る測距装置の構成図である。な
お、この図では、受光側のみ示している。この図に示す
測距装置では、PSD140から出力された信号I1 お
よびI2 それぞれは、定常光除去回路142および14
4それぞれにより定常光成分が除去された後、演算回路
146および148の双方に入力する。演算回路146
は、定常光成分が除去された信号I1 およびI2に基づ
いて、I1 /(I1+I2)なる演算を行って出力比を求
め、積分回路150は、その出力比を積分する。一方、
演算回路148は、I1+I2なる演算を行って光量を求
め、積分回路152は、その光量を積分する。そして、
選択部160は、出力比および光量の一方を選択して、
これに基づいて測距対象物までの距離を求める。なお、
選択部160は、CPUにおける処理である。
【0007】また、図13は、第3の従来技術に係る測
距装置の構成図である。なお、この図でも、受光側のみ
示している。この図に示す測距装置では、PSD170
から出力された信号I1 およびI2 それぞれは、定常光
除去回路172および174それぞれにより定常光成分
が除去された後、スイッチ176の一端に入力する。こ
のスイッチ176は、CPUにより制御され、定常光除
去回路172および174のいずれかの出力を積分回路
178に入力させるものである。積分回路178は、入
力した信号I1 およびI2 の何れか一方を積分し、演算
部180は、その積分結果に基づいて、I1 /(I1+
I2)なる演算を行って出力比を求め、一方、演算部1
82は、I1+I2なる演算を行って光量を求める。そし
て、選択部184は、出力比および光量の一方を選択し
て、これに基づいて測距対象物までの距離を求める。な
お、演算部180,182および選択部184は、CP
Uにおける処理である。
【0008】これら第2および第3の従来技術に係る測
距装置(図12、図13)は、共に、測距対象物までの
距離Lが小さいときには、出力比(I1 /(I1+I
2))に基づいて距離Lを求め、距離Lが大きいときに
は、光量(I1+I2)に基づいて距離Lを求めるもので
あり、このようにすることにより、距離Lを一意的に決
定することができるものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、第2お
よび第3の従来技術に係る測距装置(図12、図13)
は、共に、第1の従来技術に係る測距装置(図10)の
問題点を解決し得るものではある。しかし、第2の従来
技術に係る測距装置(図12)は、演算回路および積分
回路を共に2組設ける必要があり、これを第1の従来技
術に係る測距装置(図10)と比較すると、回路規模が
大きくなってコスト高になるという問題点がある。一
方、第3の従来技術に係る測距装置(図13)は、回路
規模が小さくなるものの、PSD170からの信号I1
およびI2の双方を同時に検出することができないの
で、第2の従来技術に係る測距装置(図12)と同程度
のS/N比で距離Lを求めようとすれば2倍の時間を要
する。
【0010】また、上記何れの従来技術に係る測距装置
とも、外光輝度、温度および電源電圧それぞれが標準範
囲にあるときに好適に動作するよう設計されるが、外光
輝度、温度または電源電圧が変動すると、例えば、IR
EDは、出射する赤外光の光量が変化したり、定常光成
分を除去するための回路(図10における信号処理回路
118および120、図12における定常光除去回路1
42および144、図13における定常光除去回路17
2および174)は、PSDから出力された信号I1 お
よびI2 から定常光成分を十分に除去することができな
かったり、また、演算回路や積分回路も、その動作が設
計値からずれたりする。このような場合、得られる測距
結果は誤差をも含んだものとなり、正確な測距結果は得
られない。特に、測距対象物までの距離が大きい場合
に、この問題は大きい。
【0011】本発明は、上記問題点を解消する為になさ
れたものであり、小さい回路規模で且つ短時間に、測距
対象物までの距離が大きくても、また、外光輝度、温度
または電源電圧が変動しても、一意的に距離を求めるこ
とができる測距装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決する手段】本発明に係る第1の測距装置
は、(1) 測距対象物に向けて光束を出力する発光手段
と、(2) 測距対象物に投光された光束の反射光を、測距
対象物までの距離に応じた受光位置で受光し、その受光
位置に基づいて、受光光量が一定であれば距離が遠いほ
ど大きな値である遠側信号と、受光光量が一定であれば
距離が近いほど大きな値である近側信号とを出力する受
光手段と、(3) 遠側信号を入力してクランプ信号のレベ
ルと大小比較し、遠側信号のレベルがクランプ信号のレ
ベル以上の場合には遠側信号をそのまま出力し、そうで
ない場合にはクランプ信号を出力するクランプ手段と、
(4) 近側信号とクランプ手段から出力された信号との比
を演算して出力比信号を出力する演算手段と、(5) 外光
輝度を測定する輝度測定手段と、(6) 出力比信号が基準
被検体反射率で定められたクランプ効果有無判断基準レ
ベルより近側である場合、または出力比信号がクランプ
効果有無判断基準レベルより遠側であるとともに輝度測
定手段により測定された外光輝度が標準範囲外である場
には第1の変換式に従って、そのいずれでもない場合
には第2の変換式に従って、出力比信号を距離に応じた
距離信号に変換する変換手段と、を備えることを特徴と
する。
【0013】この第1の測距装置によれば、発光手段か
ら測距対象物に向けて出力された光束は、その測定対象
物で反射し、その反射光は、受光手段により、測距対象
物までの距離に応じた受光位置で受光され、その受光位
置に基づいて、受光光量が一定であれば距離が遠いほど
大きな値である遠側信号と、受光光量が一定であれば距
離が近いほど大きな値である近側信号とが出力される。
クランプ手段により、この遠側信号がクランプ信号のレ
ベルと大小比較され、遠側信号のレベルがクランプ信号
のレベル以上の場合には、遠側信号がそのまま出力さ
れ、そうでない場合には、当該クランプ信号が出力され
る。演算手段により、近側信号とクランプ手段から出力
された信号との比が演算されて出力比信号が出力され
る。そして、変換手段により、出力比信号が基準被検体
反射率で定められたクランプ効果有無判断基準レベルよ
り近側である場合には第1の変換式に従って、そうでな
い場合には輝度測定手段により測定された外光輝度に応
じて第1の変換式および第2の変換式の何れかに従っ
て、出力比信号が距離に応じた距離信号に変換され出力
される。
【0014】本発明に係る第2の測距装置は、(1) 測距
対象物に向けて光束を出力する発光手段と、(2) 測距対
象物に投光された光束の反射光を、測距対象物までの距
離に応じた受光位置で受光し、その受光位置に基づい
て、受光光量が一定であれば距離が遠いほど大きな値で
ある遠側信号と、受光光量が一定であれば距離が近いほ
ど大きな値である近側信号とを出力する受光手段と、
(3) 遠側信号を入力してクランプ信号のレベルと大小比
較し、遠側信号のレベルがクランプ信号のレベル以上の
場合には遠側信号をそのまま出力し、そうでない場合に
はクランプ信号を出力するクランプ手段と、(4) 近側信
号とクランプ手段から出力された信号との比を演算して
出力比信号を出力する演算手段と、(5) 温度を測定する
温度測定手段と、(6) 出力比信号が基準被検体反射率で
定められたクランプ効果有無判断基準レベルより近側で
ある場合、または出力比信号がクランプ効果有無判断基
準レベルより遠側であるとともに温度測定手段により測
定された温度が標準範囲外である場合には第1の変換式
に従って、そのいずれでもない場合には第2の変換式に
従って、出力比信号を距離に応じた距離信号に変換する
変換手段と、を備えることを特徴とする。
【0015】この第2の測距装置では、発光手段、受光
手段、クランプ手段および演算手段それぞれの作用は、
第1の測距装置と同様であるが、変換手段により、出力
比信号が基準被検体反射率で定められたクランプ効果有
無判断基準レベルより近側である場合には第1の変換式
に従って、そうでない場合には温度測定手段により測定
された温度に応じて第1の変換式および第2の変換式の
何れかに従って、出力比信号が距離に応じた距離信号に
変換されて出力される。
【0016】本発明に係る第3の測距装置は、(1) 測距
対象物に向けて光束を出力する発光手段と、(2) 測距対
象物に投光された光束の反射光を、測距対象物までの距
離に応じた受光位置で受光し、その受光位置に基づい
て、受光光量が一定であれば距離が遠いほど大きな値で
ある遠側信号と、受光光量が一定であれば距離が近いほ
ど大きな値である近側信号とを出力する受光手段と、
(3) 遠側信号を入力してクランプ信号のレベルと大小比
較し、遠側信号のレベルがクランプ信号のレベル以上の
場合には遠側信号をそのまま出力し、そうでない場合に
はクランプ信号を出力するクランプ手段と、(4) 近側信
号とクランプ手段から出力された信号との比を演算して
出力比信号を出力する演算手段と、(5) 電源電圧を測定
する電圧測定手段と、(6) 出力比信号が基準被検体反射
率で定められたクランプ効果有無判断基準レベルより近
側である場合、または出力比信号がクランプ効果有無判
断基準レベルより遠側であるとともに電圧測定手段によ
り測定された電源電圧が標準範囲外である場合には第1
の変換式に従って、そのいずれでもない場合には第2の
変換式に従って、出力比信号を距離に応じた距離信号に
変換する変換手段と、を備えることを特徴とする。
【0017】この第3の測距装置では、発光手段、受光
手段、クランプ手段および演算手段それぞれの作用は、
第1の測距装置と同様であるが、変換手段により、出力
比信号が基準被検体反射率で定められたクランプ効果有
無判断基準レベルより近側である場合には第1の変換式
に従って、そうでない場合には電圧測定手段により測定
された電源電圧に応じて第1の変換式および第2の変換
式の何れかに従って、出力比信号が距離に応じた距離信
号に変換されて出力される。
【0018】本発明に係る第4の測距装置は、(1) 測距
対象物に向けて光束を出力する発光手段と、(2) 測距対
象物に投光された光束の反射光を、測距対象物までの距
離に応じた受光位置で受光し、その受光位置に基づい
て、受光光量が一定であれば距離が遠いほど大きな値で
ある遠側信号と、受光光量が一定であれば距離が近いほ
ど大きな値である近側信号とを出力する受光手段と、
(3) 遠側信号を入力してクランプ信号のレベルと大小比
較し、遠側信号のレベルがクランプ信号のレベル以上の
場合には遠側信号をそのまま出力し、そうでない場合に
はクランプ信号を出力するクランプ手段と、(4) 近側信
号とクランプ手段から出力された信号との比を演算して
出力比信号を出力する演算手段と、(5) 外光輝度を測定
する輝度測定手段と、(6) 遠側信号のレベルがクランプ
信号のレベル以上であるか否かを示す検出信号を出力す
る検出手段と、(7) 検出信号が遠側信号のレベルがクラ
ンプ信号のレベル以上であることを示している場合、ま
たは検出信号が遠側信号のレベルがクランプ信号のレベ
ル未満であることを示すとともに輝度測定手段により測
定された外光輝度が標準範囲外である場合には第1の変
換式に従って、そのいずれでもない場合には第2の変換
式に従って、出力比信号を距離に応じた距離信号に変換
する変換手段と、を備えることを特徴とする。
【0019】この第4の測距装置では、発光手段、受光
手段、クランプ手段および演算手段それぞれの作用は、
第1の測距装置と同様であるが、検出手段により、遠側
信号のレベルがクランプ信号のレベル以上であるか否か
を示す検出信号が出力され、変換手段により、検出信号
が遠側信号のレベルがクランプ信号のレベル以上である
ことを示している場合には第1の変換式に従って、そう
でない場合には輝度測定手段により測定された外光輝度
に応じて第1の変換式および第2の変換式の何れかに従
って、出力比信号が距離に応じた距離信号に変換され
る。
【0020】本発明に係る第5の測距装置は、(1) 測距
対象物に向けて光束を出力する発光手段と、(2) 測距対
象物に投光された光束の反射光を、測距対象物までの距
離に応じた受光位置で受光し、その受光位置に基づい
て、受光光量が一定であれば距離が遠いほど大きな値で
ある遠側信号と、受光光量が一定であれば距離が近いほ
ど大きな値である近側信号とを出力する受光手段と、
(3) 遠側信号を入力してクランプ信号のレベルと大小比
較し、遠側信号のレベルがクランプ信号のレベル以上の
場合には遠側信号をそのまま出力し、そうでない場合に
はクランプ信号を出力するクランプ手段と、(4) 近側信
号とクランプ手段から出力された信号との比を演算して
出力比信号を出力する演算手段と、(5) 温度を測定する
温度測定手段と、(6) 遠側信号のレベルがクランプ信号
のレベル以上であるか否かを示す検出信号を出力する検
出手段と、(7) 検出信号が遠側信号のレベルがクランプ
信号のレベル以上であることを示している場合、または
検出信号が遠側信号のレベルがクランプ信号のレベル未
満であることを示すとともに温度測定手段により測定さ
れた温度が標準範囲外である場合には第1の変換式に従
って、そのいずれでもない場合には第2の変換式に従っ
、出力比信号を距離に応じた距離信号に変換する変換
手段と、を備えることを特徴とする。
【0021】この第5の測距装置では、発光手段、受光
手段、クランプ手段および演算手段それぞれの作用は、
第1の測距装置と同様であるが、検出手段により、遠側
信号のレベルがクランプ信号のレベル以上であるか否か
を示す検出信号が出力され、変換手段により、検出信号
が遠側信号のレベルがクランプ信号のレベル以上である
ことを示している場合には第1の変換式に従って、そう
でない場合には温度測定手段により測定された温度に応
じて第1の変換式および第2の変換式の何れかに従っ
て、出力比信号が距離に応じた距離信号に変換される。
【0022】本発明に係る第6の測距装置は、(1) 測距
対象物に向けて光束を出力する発光手段と、(2) 測距対
象物に投光された光束の反射光を、測距対象物までの距
離に応じた受光位置で受光し、その受光位置に基づい
て、受光光量が一定であれば距離が遠いほど大きな値で
ある遠側信号と、受光光量が一定であれば距離が近いほ
ど大きな値である近側信号とを出力する受光手段と、
(3) 遠側信号を入力してクランプ信号のレベルと大小比
較し、遠側信号のレベルがクランプ信号のレベル以上の
場合には遠側信号をそのまま出力し、そうでない場合に
はクランプ信号を出力するクランプ手段と、(4) 近側信
号とクランプ手段から出力された信号との比を演算して
出力比信号を出力する演算手段と、(5) 電源電圧を測定
する電圧測定手段と、(6) 遠側信号のレベルがクランプ
信号のレベル以上であるか否かを示す検出信号を出力す
る検出手段と、(7) 検出信号が遠側信号のレベルがクラ
ンプ信号のレベル以上であることを示している場合、ま
たは検出信号が遠側信号のレベルがクランプ信号のレベ
ル未満であることを示すとともに電圧測定手段により測
定された電源電圧が標準範囲外である場合には第1の変
換式に従って、そのいずれでもない場合には第2の変換
式に従って、出力比信号を距離に応じた距離信号に変換
する変換手段と、を備えることを特徴とする。
【0023】この第6の測距装置では、発光手段、受光
手段、クランプ手段および演算手段それぞれの作用は、
第1の測距装置と同様であるが、検出手段により、遠側
信号のレベルがクランプ信号のレベル以上であるか否か
を示す検出信号が出力され、変換手段により、検出信号
が遠側信号のレベルがクランプ信号のレベル以上である
ことを示している場合には第1の変換式に従って、そう
でない場合には電源電圧測定手段により測定された電源
電圧に応じて第1の変換式および第2の変換式の何れか
に従って、出力比信号が距離に応じた距離信号に変換さ
れる。
【0024】なお、これら第1ないし第6の測距装置の
何れもカメラに組み込まれて自動焦点用に用いられるも
のであれば、その距離信号に基づいて撮影レンズが合焦
制御される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。尚、図面の説明におい
て同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省
略する。
【0026】先ず、本実施形態に係る測距装置の全体の
構成について説明する。図1は、本実施形態に係る測距
装置の構成図である。
【0027】CPU1は、この測距装置を備えるカメラ
全体を制御するものであり、EEPROM2に予め記憶
されているプログラムおよびパラメータに基づいて、こ
の測距装置を含むカメラ全体を制御する。この図に示す
測距装置においては、CPU1は、ドライバ3を制御し
てIRED4からの赤外光の出射を制御するとともに、
ドライバ3に供給される電源電圧(或いは、ドライバ3
からIRED4に供給される駆動電流から求められる電
源電圧)の値を入力する。また、CPU1は、自動焦点
用IC(以下「AFIC」という。)10の動作を制御
するとともに、AFIC10から出力されるAF信号を
入力する。さらに、CPU1は、測光センサ71により
測定された外光輝度の値を入力し、また、温度センサ7
2により測定された温度の値を入力する。なお、電源電
圧については、ドライバ3やIRED4に限らず、電池
の電圧を直接に測定してもよいし、他の構成部品に供給
される電圧を測定してもよい。
【0028】IRED4から出射された赤外光は、IR
ED4の前面に配された投光レンズ(図示せず)を介し
て測距対象物に投光され、その一部が反射され、そし
て、その反射光は、PSD5の前面に配された受光レン
ズ(図示せず)を介してPSD5の受光面上の何れかの
位置で受光される。この受光位置は、測距対象物までの
距離に応じたものである。そして、PSD5は、その受
光位置に応じた2つの信号I1 およびI2 を出力する。
信号I1 は、受光光量が一定であれば距離が近いほど大
きな値である近側信号であり、信号I2 は、受光光量が
一定であれば距離が遠いほど大きな値である遠側信号で
あり、信号I1 およびI2 の和は、PSD5が受光した
反射光の光量を表し、出力比(I1 /(I1+I2))
は、PSD5の受光面上の受光位置すなわち測距対象物
までの距離を表す。そして、近側信号I1 は、AFIC
10のPSDN端子に入力し、遠側信号I2 は、AFI
C10のPSDF端子に入力する。ただし、実際には、
外界条件により近側信号I1 および遠側信号I2 それぞ
れに定常光成分I0 が付加された信号がAFIC10に
入力される場合がある。
【0029】AFIC10は、集積回路(IC)であっ
て、第1信号処理回路11、第2信号処理回路12、ク
ランプ回路13、演算回路14および積分回路15から
構成される。第1信号処理回路11は、PSD5から出
力された信号I1+I0を入力し、その信号に含まれる定
常光成分I0 を除去して、近側信号I1 を出力するもの
であり、また、第2信号処理回路12は、PSD5から
出力された信号I2+I0を入力し、その信号に含まれる
定常光成分I0 を除去して、遠側信号I2 を出力するも
のである。
【0030】クランプ回路13は、第2信号処理回路1
2から出力された遠側信号I2 を入力し、或る一定レベ
ルのクランプ信号Ic および遠側信号I2 それぞれのレ
ベルを大小比較し、前者が大きいときにはクランプ信号
Ic を出力し、そうでないときには遠側信号I2 をその
まま出力する。以下では、このクランプ回路13から出
力される信号をI2cで表す。ここで、クランプ信号Ic
は、図11で示した距離L4 に対応する遠側信号I2 の
レベルと略同じレベルとする。
【0031】演算回路14は、第1信号処理回路11か
ら出力された近側信号I1 と、クランプ回路13から出
力された信号I2c(遠側信号I2 およびクランプ信号I
c の何れか)とを入力し、出力比(I1/(I1+I2
c))を演算し、その結果を出力する。積分回路15
は、その出力比を入力し、AFIC10のCINT 端子に
接続された積分コンデンサ6とともに、その出力比を多
数回積算し、これによりS/N比の改善を図る。そし
て、その積算された出力比は、AF信号としてAFIC
10のSOUT端子から出力される。
【0032】CPU1は、AFIC10から出力された
AF信号を入力し、所定の演算を行ってAF信号を距離
信号に変換し、その距離信号をレンズ駆動回路7に送出
する。レンズ駆動回路7は、その距離信号に基づいて撮
影レンズ8を合焦動作させる。なお、CPU1における
AF信号から距離信号への変換演算については後述す
る。
【0033】次に、AFIC10の第1信号処理回路1
1、クランプ回路13および積分回路15について、よ
り具体的な回路構成について説明する。図2は、本実施
形態に係る測距装置における第1信号処理回路11およ
び積分回路15の回路図である。また、図3は、本実施
形態に係る測距装置におけるクランプ回路13の回路図
である。なお、第2信号処理回路12も、第1信号処理
回路11と同様の回路構成である。
【0034】第1信号処理回路11は、その回路図が図
2に示されており、PSD5から出力された定常光成分
I0 を含む近側信号I1 を入力し、これに含まれる定常
光成分I0 を除去して、近側信号I1 を出力するもので
ある。PSD5の近距離側端子から出力される電流(I
1 +I0 )は、AFIC10のPSDN端子を経て、第
1信号処理回路11のオペアンプ20の−入力端子に入
力される。オペアンプ20の出力端子はトランジスタ2
1のベース端子に接続されており、トランジスタ21の
コレクタ端子は、トランジスタ22のベース端子に接続
されている。トランジスタ22のコレクタ端子には、オ
ペアンプ23の−入力端子が接続され、このコレクタ端
子の電位が演算回路14に接続されている。さらに、ト
ランジスタ22のコレクタ端子には圧縮ダイオード24
のカソード端子が、また、オペアンプ23の+入力端子
には圧縮ダイオード25のカソード端子がそれぞれ接続
されており、これら圧縮ダイオード24および25それ
ぞれのアノード端子には第1基準電源26が接続されて
いる。
【0035】また、AFIC10のCHF端子には定常
光除去コンデンサ27が外付けされており、この定常光
除去コンデンサ27は、第1信号処理回路11内の定常
光除去用トランジスタ28のベース端子に接続されてい
る。定常光除去コンデンサ27とオペアンプ23はスイ
ッチ29を介して接続されており、このスイッチ29の
オン/オフはCPU1により制御される。定常光除去用
トランジスタ28のコレクタ端子はオペアンプ20の−
入力端子に接続されており、トランジスタ28のエミッ
タ端子は他端が接地された抵抗30に接続されている。
【0036】クランプ回路13は、その回路図が図3に
示されている。クランプ回路13の判定用コンパレータ
37の+入力端子は、第2信号処理回路12のトランジ
スタ22のコレクタ端子に接続されるとともに、スイッ
チ38を介して演算回路14の入力端子に接続されてい
る。一方、判定用コンパレータ37の−入力端子は、+
入力端子に接続されているトランジスタ22および圧縮
ダイオード24と同様に、トランジスタ51のコレクタ
端子と圧縮ダイオード52のカソード端子とに接続され
るとともに、スイッチ39を介して演算回路14の入力
端子に接続されている。
【0037】また、トランジスタ51のベース端子に
は、定電流源41が接続されており、これによって所定
のクランプレベルが設定されて、所定の大きさの電流が
トランジスタ51のベース端子に入力される。この電流
はトランジスタ51のベース電流となり、その大きさに
応じたコレクタ電位が判定用コンパレータ37の−入力
端子に入力される。
【0038】また、スイッチ39には判定用コンパレー
タ37の出力端子が接続されており、判定用コンパレー
タ37の出力信号が入力される。また、スイッチ38に
はインバータ40を介して判定用コンパレータ37の出
力端子が接続されており、判定用コンパレータ37の出
力信号が反転されてから入力される。したがって、スイ
ッチ38および39は、判定用コンパレータ37からの
出力信号により、一方がオン状態になると、他方がオフ
状態となる関係にある。
【0039】積分回路15は、その回路構成が図2に示
されている。AFIC10のCINT端子に外付けされた
積分コンデンサ6は、スイッチ60を介して演算回路1
4の出力端子に接続され、スイッチ62を介して定電流
源63に接続され、スイッチ65を介してオペアンプ6
4の出力端子に接続され、また、直接にオペアンプ64
の−入力端子に接続され、さらに、その電位がAFIC
10のSOUT端子から出力される。これらスイッチ6
0,62および65は、CPU1からの制御信号により
制御される。また、オペアンプ64の+入力端子には、
第2基準電源66が接続されている。
【0040】以上のように構成されるAFIC10の作
用について、図2および図3を参照しながら説明する。
CPU1は、IRED4を発光させていないときには、
第1信号処理回路11のスイッチ29をオン状態にす
る。このときにPSD5から出力される定常光成分I0
は、第1信号処理回路11に入力して、オペアンプ20
ならびにトランジスタ21および22から構成される電
流増幅器により電流増幅され、圧縮ダイオード24によ
り対数圧縮されて電圧信号に変換され、この電圧信号が
オペアンプ23の−入力端子に入力する。オペアンプ2
0に入力する信号が大きいと、圧縮ダイオードのVF が
大きくなるので、オペアンプ23から出力される信号が
大きく、したがって、コンデンサ27が充電される。す
ると、トランジスタ28にベース電流が供給されること
になるので、トランジスタ28にコレクタ電流が流れ、
第1信号処理回路11に入力した信号I0 のうちオペア
ンプ20に入力する信号は小さくなる。そして、この閉
ループの動作が安定した状態では、第1信号処理回路1
1に入力した信号I0 の全てがトランジスタ28に流
れ、コンデンサ27には、そのときのベース電流に対応
した電荷が蓄えられる。
【0041】CPU1がIRED4を発光させるととも
にスイッチ29をオフ状態にすると、このときにPSD
5から出力される信号I1+I0のうち定常光成分I0
は、コンデンサ27に蓄えられた電荷によりベース電位
が印加されているトランジスタ28にコレクタ電流とし
て流れ、近側信号I1 は、オペアンプ20ならびにトラ
ンジスタ21および22から構成される電流増幅器によ
り電流増幅され、圧縮ダイオード24により対数圧縮さ
れ電圧信号に変換されて出力される。すなわち、第1信
号処理回路11からは、定常光成分I0 が除去されて近
側信号I1 のみが出力され、その近側信号I1 は、演算
回路14に入力する。一方、第2信号処理回路12も、
第1信号処理回路11と同様に、定常光成分I0 が除去
されて遠側信号I2 のみが出力され、その遠側信号I2
は、クランプ回路13に入力する。
【0042】しかし、外光輝度が高い場合には、トラン
ジスタ28に流れるコレクタ電流が変動し、定常光成分
I0 が大きくなる。温度が変動した場合には、アンプ利
得やIRED4からの出射光量が変動し、ノイズ成分I
n が大きくなり、また、クランプ電流が変動する。さら
に、電源電圧が変動した場合には、IRED4からの出
射光量が変動し、ノイズ成分In が大きくなる。測距対
象物までの距離が遠くPSD5に入射する反射光の光量
が少ないときに、このような誤差が加わると、出力比信
号が50%に近づくため、無限遠判定精度が低下する。
本実施形態に係る測距装置は、このような場合であって
も確実な無限遠判別結果を得ることができるものであ
る。
【0043】クランプ回路13に入力した遠側信号I2
は、クランプ回路13の判定用コンパレータ37の+入
力端子に入力する。定電流源41から出力された信号
は、トランジスタ51のベース電流として流れ、これに
伴い生じるトランジスタ51のコレクタ端子の電位(ク
ランプ信号Ic )が判定用コンパレータ37の−入力端
子に入力する。近側信号I2 とクランプ信号Ic とは、
判定用コンパレータ37により大小比較され、その結果
に応じて、スイッチ38および39のうち一方がオンさ
れ、他方がオフされる。すなわち、近側信号I2 がクラ
ンプ信号Ic より大きいときには、スイッチ38がオン
状態となり、スイッチ39がオフ状態となり、クランプ
回路13の出力信号I2cとして近側信号I2 が出力され
る。大小関係が逆の場合には、スイッチ38がオフ状態
となり、スイッチ39がオン状態となり、クランプ回路
13の出力信号I2cとしてクランプ信号Ic が出力され
る。
【0044】クランプ回路13から出力された信号I2c
および第1信号処理回路11から出力された近側信号I
1 は、演算回路14に入力され、演算回路14により出
力比(I1/(I1+I2c))が演算されて出力され、そ
の出力比は、積分回路15に入力する。IRED4が所
定回数だけパルス発光している時には、積分回路15の
スイッチ60はオン状態とされ、スイッチ62および6
5はオフ状態とされて、演算回路14から出力された出
力比信号は積分コンデンサ6に蓄えられる。そして、所
定回数のパルス発光が終了すると、スイッチ60はオフ
状態とされ、スイッチ65はオン状態とされて、積分コ
ンデンサ6に蓄えられた電荷は、オペアンプ64の出力
端子から供給される逆電位の電荷によって減少してい
く。CPU1は、積分コンデンサ6の電位をモニタし
て、元の電位に復帰するのに要する時間を測定し、その
時間に基づいてAF信号を求め、更に、測距対象物まで
の距離を求める。
【0045】このようにして得られたAF信号と測距対
象物までの距離Lとの関係を図4に示す。図4は、本実
施形態に係る測距装置の積分回路から出力されるAF信
号と測距対象物までの距離との関係を示す図である。こ
の図に示すグラフにおいて、横軸は、測距対象物までの
距離Lの逆数(1/L)であり、縦軸は、出力比(I1
/(I1+I2))すなわちAF信号である。この図に示
すように、測距対象物までの距離Lが或る距離L4 以下
(L≦L4 )では、クランプ回路13から出力される信
号は、I2 であり、出力比は、I1 /(I1+I2)であ
り、距離Lの逆数(1/L)に対して出力比は略線形関
係にあり、距離Lが大きく(1/Lが小さく)なると出
力比は小さくなる。また、距離Lが距離L4 以上(L≧
L4 )では、クランプ回路13から出力される信号は、
Ic であり、出力比は、I1 /(I1+Ic)であり、こ
の場合も、距離Lが大きくなると出力比は小さくなる。
このように、クランプ回路13を用いれば、測距対象物
までの距離Lは、出力比(AF信号)から一意的かつ安
定に決定することができる。
【0046】CPU1は、このようにして得られたAF
信号に基づいて、撮影レンズ8の駆動量を表す距離信号
を演算により求め、その距離信号をレンズ駆動回路7に
送出して撮影レンズ8を合焦動作させる。図5は、本実
施形態に係る測距装置におけるAF信号から距離信号へ
の変換の説明図である。この図に示すグラフでは、横軸
は、測距対象物までの距離Lの逆数(1/L)であり、
左縦軸はAF信号であり、右縦軸は距離信号である。ま
た、このグラフでは、距離LとAF信号との関係および
距離Lと距離信号との関係をそれぞれ示しており、特
に、距離L2,L3,L4およびL5(ただし、L2<L3<
L4<L5)それぞれに対して、AF信号はy2,y3,y
4およびy5それぞれであり、距離信号はx2,x3,x4
およびx5それぞれであることを示している。
【0047】ここで、距離L≦L4 の範囲および距離L
>L4 の範囲それぞれにおいて、AF信号は距離Lの逆
数(1/L)に対して略線形関係であり、また、距離L
の全範囲において、距離信号は距離Lの逆数(1/L)
に対して略線形関係である。したがって、距離L≦L4
の範囲および距離L>L4 の範囲それぞれにおいて、A
F信号と距離信号との間の関係も略線形関係である。
【0048】そこで、基準被検体反射率(36%)で定
められるクランプ効果有無判断基準レベルCOUNT_B とA
F信号yとの大小を比較し、その結果に応じて違いに異
なる係数の変換式で、AF信号yを距離信号xに変換す
る。なお、基準被検体反射率の場合、クランプ効果有無
判断基準レベルCOUNT_B に対応する距離LはL4 であ
り、また、COUNT_B はy4 に等しい。すなわち、距離L
≦L4 の範囲では、
【0049】
【数1】
【0050】
【数2】 なるパラメータに基づいて、AF信号yから距離信号x
【0051】
【数3】 なる変換式で求める。
【0052】一方、距離L>L4 の範囲では、測光セン
サ71により測定された外光輝度の値、温度センサ72
により測定された温度の値、または、ドライバ3から入
力した電源電圧の値に応じて異なる変換式に従って、A
F信号yから距離信号xを求める。すなわち、外光輝
度、温度および電源電圧の何れもが標準範囲にあるとき
には、
【0053】
【数4】
【0054】
【数5】 なるパラメータに基づいて、AF信号yから距離信号x
【0055】
【数6】 なる変換式で求め、外光輝度、温度および電源電圧の何
れかが標準範囲外にあるときには、上記 (3)式で表され
る変換式で求める。
【0056】なお、パラメータA2((1)式),B2((2)
式),A3((4)式)およびB3((5)式)、ならびに、外
光輝度、温度および電源電圧それぞれの標準範囲(すな
わち、 (3)式および (6)式の何れの変換式を選択するか
の判断基準)は、この測距装置が組み込まれるカメラ毎
に製造時に求められ、EEPROM2等に予め記憶され
ている。そして、これらのパラメータは測距時にCPU
1により読み出されて、(3)式または(6)式の演算が行わ
れて、AF信号yから距離信号xへ変換される。
【0057】このようにすることにより、外光輝度、温
度および電源電圧それぞれが変動しても、一意的に距離
を求めることができる。また、距離が無限遠の場合に
は、距離信号xを或一定値(例えば、撮影レンズ8を最
遠設定点に対応する距離信号値AFINF )とすることで、
さらに安定した撮影レンズ8の合焦制御を行うことがで
きる。
【0058】次に、本実施形態に係る測距装置における
AF信号および距離信号の計算例を示す。
【0059】図6および図7それぞれは、高反射率の測
距対象物までの距離Lに対するAF信号および距離信号
それぞれの計算結果を示すグラフである。図7(a)
は、距離L>L4 の範囲において (6)式で表される変換
式に従ってAF信号を距離信号に変換した結果を示し、
図7(b)は、距離L>L4 の範囲において (3)式で表
される変換式(すなわち、距離L≦L4 の範囲における
変換式と同一の変換式)に従ってAF信号を距離信号に
変換した結果を示す。ここで、測距対象物の標準反射率
36%に対して、反射率90%の場合すなわち外光輝度
が高い場合であって、クランプ信号Ic のレベルを1.
5nAとし、第1信号処理回路11から出力される近側
信号I1 および第2信号処理回路12から出力される遠
側信号I2それぞれに0.2nAの誤差信号が加えられ
ているものとしている。
【0060】これらの図に示すように、反射率90%の
測距対象物から高輝度の外光が入射した場合に得られた
AF信号(図6)を、距離L>L4 の範囲において (6)
式で表される変換式に従って距離信号に変換すると、距
離Lが非常に大きい範囲において距離信号の値が大きく
なっており、無限遠判定がなされていない(図7
(a))。これに対して、AF信号(図6)を、距離L
>L4 の範囲においても (3)式で表される変換式に従っ
て距離信号に変換すると、距離Lが非常に大きい範囲に
おいて距離信号の値は小さく一定値AFINF (無限遠判
定)になっている(図7(b))。
【0061】図8は、温度が変動した場合における測距
対象物までの距離Lに対する距離信号の計算結果を示す
グラフである。図8(a)は、距離L>L4 の範囲にお
いて(6)式で表される変換式に従ってAF信号を距離信
号に変換した結果を示し、図8(b)は、距離L>L4
の範囲において (3)式で表される変換式に従ってAF信
号を距離信号に変換した結果を示す。ここで、標準温度
20℃に対して、温度−10℃の場合であって、IRE
D4から出射される赤外光の光量が1.25倍となり、
クランプ信号Ic のレベルが1.25倍となった場合を
示している。
【0062】この図に示すように、標準温度よりも30
℃低い温度の場合に得られたAF信号を、距離L>L4
の範囲において (6)式で表される変換式に従って距離信
号に変換すると、距離Lが非常に大きい範囲において距
離信号の値が大きくなっており、無限遠判定がなされて
いない(図8(a))。これに対して、AF信号を、距
離L>L4 の範囲において (3)式で表される変換式に従
って距離信号に変換すると、距離Lが非常に大きい範囲
において距離信号の値は小さく一定値(無限遠判定)に
なっている(図8(b))。
【0063】図9は、電源電圧が変動した場合における
測距対象物までの距離Lに対する距離信号の計算結果を
示すグラフである。図9(a)は、距離L>L4 の範囲
において (6)式で表される変換式に従ってAF信号を距
離信号に変換した結果を示し、図9(b)は、距離L>
L4 の範囲において (3)式で表される変換式に従ってA
F信号を距離信号に変換した結果を示す。ここで、標準
電圧2.85Vに対して、電圧3.2Vの場合であっ
て、IRED4から出射される赤外光の光量が1.15
倍となり、電源ノイズが0.15nAである場合を示し
ている。
【0064】この図に示すように、標準電圧よりも0.
35V高い電圧の場合に得られたAF信号を、距離L>
L4 の範囲において (6)式で表される変換式に従って距
離信号に変換すると、距離Lが非常に大きい範囲におい
て距離信号の値が大きくなっており、無限遠判定がなさ
れていない(図9(a))。これに対して、AF信号
を、距離L>L4 の範囲において (3)式で表される変換
式に従って距離信号に変換すると、距離Lが非常に大き
い範囲において距離信号の値は小さく一定値(無限遠判
定)になっている(図9(b))。
【0065】以上のように、本実施形態に係る測距装置
によれば、外光輝度、温度または電源電圧が変動したと
しても、遠距離測距の精度が優れ、確実な無限遠判定が
可能となる。
【0066】なお、上記実施形態では、CPU1におけ
るAF信号yから距離信号への変換に際して、 (3)式お
よび (6)式の何れを用いるかの判断を、AF信号yが基
準被検体反射率で定められたクランプ効果有無判断基準
レベルより遠側であるか否かに基づいていた。しかし、
遠側信号I2 のレベルがクランプ信号Ic のレベル以上
であるか否かに基づいて、 (3)式および (6)式の選択を
してもよい。この場合、図1および図3において、CP
U1は、クランプ回路13内の判定用コンパレータ37
からの出力信号を入力し、この信号に基づいて (3)式お
よび (6)式の何れか一方を選択して、AF信号yから距
離信号yへ変換する。
【0067】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり本発明によ
れば、発光手段から測距対象物に向けて出力された光束
は、その測定対象物で反射し、その反射光は、受光手段
により、測距対象物までの距離に応じた受光位置で受光
され、その受光位置に基づいて、受光光量が一定であれ
ば距離が遠いほど大きな値である遠側信号I2 と、受光
光量が一定であれば距離が近いほど大きな値である近側
信号I1 とが出力される。クランプ手段により、この遠
側信号I2 がクランプ信号のレベルIc と大小比較さ
れ、遠側信号I2 のレベルがクランプ信号のレベルIc
以上の場合には、遠側信号I2 がそのまま出力され、そ
うでない場合には、当該クランプ信号Ic が出力され
る。演算手段により、近側信号I1 とクランプ手段から
出力された信号I2cとの比が演算されて出力比信号が出
力される。
【0068】そして、変換手段により、遠側信号I2 の
レベルがクランプ信号Ic のレベル以上である場合には
第1の変換式に従って、そうでない場合には、外光輝
度、温度または電源電圧に応じて第1の変換式および第
2の変換式の何れかに従って、出力比信号が距離に応じ
た距離信号に変換されて出力される。あるいは、検出手
段により、遠側信号のレベルがクランプ信号のレベル以
上であるか否かを示す検出信号が出力され、変換手段に
より、検出信号が遠側信号のレベルがクランプ信号のレ
ベル以上であることを示している場合には第1の変換式
に従って、そうでない場合には外光輝度、温度または電
源電圧に応じて第1の変換式および第2の変換式の何れ
かに従って、出力比信号が距離に応じた距離信号に変換
される。この測距装置がカメラに組み込まれて自動焦点
用に用いられるものであれば、その距離信号に基づいて
撮影レンズが合焦制御される。
【0069】このような構成としたので、回路規模を大
きくすることなく且つ短時間に、従来の光量測距併用方
式と同程度の測距結果が得られ、測距対象物までの距離
が大きくても一意的かつ安定に距離を求めることができ
る。また、外光輝度、温度または電源電圧の変動があっ
たとしても、一意的かつ安定に距離を求めることがで
き、遠距離測距の精度が優れ、確実な無限遠判定が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る測距装置の構成図である。
【図2】本実施形態に係る測距装置における第1信号処
理回路および積分回路の回路図である。
【図3】本実施形態に係る測距装置におけるクランプ回
路の回路図である。
【図4】本実施形態に係る測距装置の積分回路から出力
されるAF信号と測距対象物までの距離との関係を示す
図である。
【図5】本実施形態に係る測距装置におけるAF信号か
ら距離信号への変換の説明図である。
【図6】高反射率の測距対象物までの距離Lに対するA
F信号の計算結果を示すグラフである。
【図7】高反射率の測距対象物までの距離Lに対する距
離信号の計算結果を示すグラフである。
【図8】温度が変動した場合における測距対象物までの
距離Lに対する距離信号の計算結果を示すグラフであ
る。
【図9】電源電圧が変動した場合における測距対象物ま
での距離Lに対する距離信号の計算結果を示すグラフで
ある。
【図10】第1の従来技術に係る測距装置の構成図であ
る。
【図11】第1の従来技術の積分回路から出力されるA
F信号と測距対象物までの距離との関係を示す図であ
る。
【図12】第2の従来技術に係る測距装置の構成図であ
る。
【図13】第3の従来技術に係る測距装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
1…CPU、2…EEPROM、3…ドライバ、4…I
RED(発光ダイオード)、5…PSD(位置検出素
子)、6…積分コンデンサ、7…レンズ駆動回路、8…
撮影レンズ、10…AFIC(自動焦点用IC)、11
…第1信号処理回路、12…第2信号処理回路、13…
クランプ回路、14…演算回路、15…積分回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 3/00 - 3/32 G01B 11/00 - 11/30 102 G02B 7/28 - 7/40 G03B 13/32 - 13/36

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測距対象物に向けて光束を出力する発光
    手段と、 前記測距対象物に投光された前記光束の反射光を、前記
    測距対象物までの距離に応じた受光位置で受光し、その
    受光位置に基づいて、受光光量が一定であれば前記距離
    が遠いほど大きな値である遠側信号と、受光光量が一定
    であれば前記距離が近いほど大きな値である近側信号と
    を出力する受光手段と、 前記遠側信号を入力してクランプ信号のレベルと大小比
    較し、前記遠側信号のレベルが前記クランプ信号のレベ
    ル以上の場合には前記遠側信号をそのまま出力し、そう
    でない場合には前記クランプ信号を出力するクランプ手
    段と、 前記近側信号と前記クランプ手段から出力された信号と
    の比を演算して出力比信号を出力する演算手段と、 外光輝度を測定する輝度測定手段と、 前記出力比信号が基準被検体反射率で定められたクラン
    プ効果有無判断基準レベルより近側である場合、または
    前記出力比信号が前記クランプ効果有無判断基準レベル
    より遠側であるとともに前記輝度測定手段により測定さ
    れた外光輝度が標準範囲外である場合には第1の変換式
    に従って、そのいずれでもない場合には第2の変換式に
    従って、前記出力比信号を前記距離に応じた距離信号に
    変換する変換手段と、 を備えることを特徴とする測距装置。
  2. 【請求項2】 測距対象物に向けて光束を出力する発光
    手段と、 前記測距対象物に投光された前記光束の反射光を、前記
    測距対象物までの距離に応じた受光位置で受光し、その
    受光位置に基づいて、受光光量が一定であれば前記距離
    が遠いほど大きな値である遠側信号と、受光光量が一定
    であれば前記距離が近いほど大きな値である近側信号と
    を出力する受光手段と、 前記遠側信号を入力してクランプ信号のレベルと大小比
    較し、前記遠側信号のレベルが前記クランプ信号のレベ
    ル以上の場合には前記遠側信号をそのまま出力し、そう
    でない場合には前記クランプ信号を出力するクランプ手
    段と、 前記近側信号と前記クランプ手段から出力された信号と
    の比を演算して出力比信号を出力する演算手段と、 温度を測定する温度測定手段と、 前記出力比信号が基準被検体反射率で定められたクラン
    プ効果有無判断基準レベルより近側である場合、または
    前記出力比信号が前記クランプ効果有無判断基準レベル
    より遠側であるとともに前記温度測定手段により測定さ
    れた温度が標準範囲外である場合には第1の変換式に従
    って、そのいずれでもない場合には第2の変換式に従っ
    、前記出力比信号を前記距離に応じた距離信号に変換
    する変換手段と、 を備えることを特徴とする測距装置。
  3. 【請求項3】 測距対象物に向けて光束を出力する発光
    手段と、 前記測距対象物に投光された前記光束の反射光を、前記
    測距対象物までの距離に応じた受光位置で受光し、その
    受光位置に基づいて、受光光量が一定であれば前記距離
    が遠いほど大きな値である遠側信号と、受光光量が一定
    であれば前記距離が近いほど大きな値である近側信号と
    を出力する受光手段と、 前記遠側信号を入力してクランプ信号のレベルと大小比
    較し、前記遠側信号のレベルが前記クランプ信号のレベ
    ル以上の場合には前記遠側信号をそのまま出力し、そう
    でない場合には前記クランプ信号を出力するクランプ手
    段と、 前記近側信号と前記クランプ手段から出力された信号と
    の比を演算して出力比信号を出力する演算手段と、 電源電圧を測定する電圧測定手段と、 前記出力比信号が基準被検体反射率で定められたクラン
    プ効果有無判断基準レベルより近側である場合、または
    前記出力比信号が前記クランプ効果有無判断基準レベル
    より遠側であるとともに前記電圧測定手段により測定さ
    れた電源電圧が標準範囲外である場合には第1の変換式
    に従って、そのいずれでもない場合には第2の変換式に
    従って、前記出力比信号を前記距離に応じた距離信号に
    変換する変換手段と、 を備えることを特徴とする測距装置。
  4. 【請求項4】 測距対象物に向けて光束を出力する発光
    手段と、 前記測距対象物に投光された前記光束の反射光を、前記
    測距対象物までの距離に応じた受光位置で受光し、その
    受光位置に基づいて、受光光量が一定であれば前記距離
    が遠いほど大きな値である遠側信号と、受光光量が一定
    であれば前記距離が近いほど大きな値である近側信号と
    を出力する受光手段と、 前記遠側信号を入力してクランプ信号のレベルと大小比
    較し、前記遠側信号のレベルが前記クランプ信号のレベ
    ル以上の場合には前記遠側信号をそのまま出力し、そう
    でない場合には前記クランプ信号を出力するクランプ手
    段と、 前記近側信号と前記クランプ手段から出力された信号と
    の比を演算して出力比信号を出力する演算手段と、 外光輝度を測定する輝度測定手段と、 前記遠側信号のレベルが前記クランプ信号のレベル以上
    であるか否かを示す検出信号を出力する検出手段と、 前記検出信号が前記遠側信号のレベルが前記クランプ信
    号のレベル以上であることを示している場合、または前
    記検出信号が前記遠側信号のレベルが前記クランプ信号
    のレベル未満であることを示すとともに前記輝度測定手
    段により測定された外光輝度が標準範囲外である場合
    は第1の変換式に従って、そのいずれでもない場合には
    第2の変換式に従って、前記出力比信号を前記距離に応
    じた距離信号に変換する変換手段と、 を備えることを特徴とする測距装置。
  5. 【請求項5】 測距対象物に向けて光束を出力する発光
    手段と、 前記測距対象物に投光された前記光束の反射光を、前記
    測距対象物までの距離に応じた受光位置で受光し、その
    受光位置に基づいて、受光光量が一定であれば前記距離
    が遠いほど大きな値である遠側信号と、受光光量が一定
    であれば前記距離が近いほど大きな値である近側信号と
    を出力する受光手段と、 前記遠側信号を入力してクランプ信号のレベルと大小比
    較し、前記遠側信号のレベルが前記クランプ信号のレベ
    ル以上の場合には前記遠側信号をそのまま出力し、そう
    でない場合には前記クランプ信号を出力するクランプ手
    段と、 前記近側信号と前記クランプ手段から出力された信号と
    の比を演算して出力比信号を出力する演算手段と、 温度を測定する温度測定手段と、 前記遠側信号のレベルが前記クランプ信号のレベル以上
    であるか否かを示す検出信号を出力する検出手段と、 前記検出信号が前記遠側信号のレベルが前記クランプ信
    号のレベル以上であることを示している場合、または前
    記検出信号が前記遠側信号のレベルが前記クランプ信号
    のレベル未満であることを示すとともに前記温度測定手
    段により測定された温度が標準範囲外である場合には第
    1の変換式に従って、そのいずれでもない場合には第2
    の変換式に従って、前記出力比信号を前記距離に応じた
    距離信号に変換する変換手段と、 を備えることを特徴とする測距装置。
  6. 【請求項6】 測距対象物に向けて光束を出力する発光
    手段と、 前記測距対象物に投光された前記光束の反射光を、前記
    測距対象物までの距離に応じた受光位置で受光し、その
    受光位置に基づいて、受光光量が一定であれば前記距離
    が遠いほど大きな値である遠側信号と、受光光量が一定
    であれば前記距離が近いほど大きな値である近側信号と
    を出力する受光手段と、 前記遠側信号を入力してクランプ信号のレベルと大小比
    較し、前記遠側信号のレベルが前記クランプ信号のレベ
    ル以上の場合には前記遠側信号をそのまま出力し、そう
    でない場合には前記クランプ信号を出力するクランプ手
    段と、 前記近側信号と前記クランプ手段から出力された信号と
    の比を演算して出力比信号を出力する演算手段と、 電源電圧を測定する電圧測定手段と、 前記遠側信号のレベルが前記クランプ信号のレベル以上
    であるか否かを示す検出信号を出力する検出手段と、 前記検出信号が前記遠側信号のレベルが前記クランプ信
    号のレベル以上であることを示している場合、または前
    記検出信号が前記遠側信号のレベルが前記クランプ信号
    のレベル未満であることを示すとともに前記電圧測定手
    段により測定された電源電圧が標準範囲外である場合
    は第1の変換式に従って、そのいずれでもない場合には
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