JP2000214258A - 車両用障害物警報装置 - Google Patents

車両用障害物警報装置

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JP2000214258A
JP2000214258A JP11017736A JP1773699A JP2000214258A JP 2000214258 A JP2000214258 A JP 2000214258A JP 11017736 A JP11017736 A JP 11017736A JP 1773699 A JP1773699 A JP 1773699A JP 2000214258 A JP2000214258 A JP 2000214258A
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waveform
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裕司 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】反射波形の振幅変動の影響を受けずに反射波の
受信時刻を正確に求めることにより障害物の位置測定精
度のよい車両用障害物警報装置を提供する。 【解決手段】CPU15からの信号が送信駆動回路18
を介して車両に搭載された送受兼用器16に送られ、送
受兼用器16より外部へ超音波が送信される。送信され
た超音波は障害物12に反射し、その反射波が車両に搭
載された送受兼用器16と受信専用器17より受信さ
れ、受信信号増幅回路19により増幅される。送受兼用
器16と受信専用器17より受信され、増幅されたそれ
ぞれの受信信号は比較回路20で、複数の閾値レベルを
基に波形整形され、CPU15に入力される。CPU1
5では入力された複数の整形信号に基づいて超音波の受
信時刻が決定され、障害物12の距離と角度が演算され
て、位置表示器10へ表示されるとともに、警報ブザー
が鳴動して運転者に警報を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に対する障害
物の位置を検出し、運転者に障害物の存在あるいは接近
を知らせる車両用障害物警報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】超音波の反射時間差を利用して障害物ま
での位置を計算するものとして特開昭57−66372
号公報などに開示の技術が提案されている。この従来技
術では、障害物からの反射波形の受信時刻を求める手段
の一部としてワンショットマルチバイブレータを用いて
いる。超音波パルス信号の受信波形は一般に図15に示
すような立ち上がり波形を成しており、従来技術では受
信波形の振幅がワンショットマルチバイブレータの有す
る閾値レベルを超えた場合に、一定時間のハイレベル信
号を出力するようになっており、この出力信号の立ち上
がり時刻を反射波形の受信時刻として距離の計算を行っ
ている。尚、図15において、横軸は時刻、縦軸は電圧
を示している。
【0003】ところが、実際の超音波の受信波形は、
風、温度分布変動、障害物の移動、超音波送波/受波器
の振動等の様々な要因により振幅が変動するため、上記
のワンショットマルチバイブレータやその他コンパレー
タなどのように、一定の閾値レベルで受信波形の立ち上
がりを検出する方式では、図16(a)(b)に示すよ
うに閾値レベルV11付近の受信波形の振幅変動によ
り、レベル比較後の出力(整形波形)が1周期程度ずれ
ることがある。すなわち、図16(a)に示すように本
来の整形波形は時刻t51でハイレベルとなるのに対し
て、受信波形の振幅が変動した場合、図16(b)に示
すようにその整形波形は時刻t51’でハイレベルとな
る。尚、図16(a)(b)のそれぞれにおいて、上は
中心電圧Vc11での受信波形、下は整形波形を表して
いる。
【0004】その結果、受信器に対する距離の検知精
度、あるいは反射波の受信時刻の検知精度は、受信波形
の1周期分の誤差を含むことになり、複数の受信器によ
る求められる障害物からの距離の差から求められる障害
物に対する角度の値は、各々の受信器で生じる誤差の和
に相当する誤差を含むことになる。つまり、障害物の位
置、(距離、角度)の検知精度を向上させることは、反
射波の到達時間測定精度を高めることに帰着する。
【0005】また、障害物の位置を検知するセンサ50
において、図18(a)(b)に示すように、1つの送
受兼用器52と1つの受信専用器51により構成される
場合、送受兼用器52と受信専用器51との距離Lsを
大きくすると、同じ障害物位置(センサ50の中心から
の距離と角度)であっても、障害物から遠い方の受信器
が受信するまでの時間、すなわち図18(a)では受信
専用器51、図18(b)では送受兼用器52が受信す
るまでの時間は増加するので、送受兼用器52と受信専
用器51の反射波受信時刻の時間差Δtは、距離Lsが
小さい場合より大きくなる。
【0006】後述するように上記時間差Δtよりセンサ
50と障害物との角度が求まるが、時間差Δtの変動に
よる角度の変動の影響が少なくなり、角度検出精度は向
上する。しかし、送受兼用器52と受信専用器51の間
隔を広げることにより小型化が難しくなり、コスト増や
センサ50の見栄えも悪くなるなど弊害を生じる。
【0007】以上の理由により、送受兼用器52と受信
専用器51の間隔を広げずに、障害物位置の検知性能を
向上させること、すなわち、反射波の到達時刻の測定精
度を向上させることが重要となる。
【0008】この様な問題点を解決するために、反射波
形の立ち上がり時刻を正確に求める方法として、実開昭
60−74071号に記載の技術が提案されている。こ
の方法は、受信波形を全波整流して立ち上がり検出のず
れを半周期に抑える方法であるが、図17の(a)
(b)に示すように閾値レベルV12が1つに固定され
ているため、反射波の振幅の揺らぎによって、整形波形
の立ち上がり時刻が図17(a)に示される時刻t52
から図17(b)に示される時刻t52’に変動して、
結果としてレベル比較後の出力に半周期分のずれが生じ
る。尚、図17(a)(b)のそれぞれにおいて、上は
中心電圧Vc12の受信波形を全波整流した波形を、下
は閾値レベルV12により整形した整形波形を示してい
る。
【0009】また、複数個の閾値レベルを持つ検知回路
を用いて反射波形の有無を検出する方法として、特開昭
63−311190号、特開昭63−311191号、
特開昭63−311192号などに記載の技術が提案さ
れているが、この方式は送波信号の残響部に埋もれた信
号の中から反射波形の有無を検出することを目的として
おり、超音波の波長レベルの精度で反射波形の受信時刻
を求めるためのものではない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の技
術では、障害物により反射した超音波の反射波形の振幅
変動の影響を受けやすく、障害物位置の測定精度に問題
があった。
【0011】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は反射波形の振幅変動の影響を受けずに
反射波の受信時刻を正確に求めることにより障害物の位
置測定精度のよい車両用障害物警報装置を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は車両に搭載され超音波信号を
送信する1個以上の送信器と、車両に搭載され送信した
超音波信号の障害物からの反射波を受信する2個以上の
受信器と、前記受信器で受信された超音波信号を増幅す
る増幅手段と、前記増幅手段で増幅された受信信号に基
づいて、前記送信器からの超音波の送信開始時刻から、
各受信器で障害物からの反射波が受信されるまでの経過
時間を測定する時間測定手段と、前記時間測定手段によ
り測定された時間に基づいて障害物までの距離を計算す
る距離計算手段と、前記時間測定手段により測定された
各受信器毎の測定時間の差分を計算し、障害物との角度
を計算する角度計算手段とからなり、前記距離計算手段
と角度計算手段で求めた値から障害物の位置を測定し、
障害物の存在および接近に対し運転者に警報を行う車両
用障害物警報装置において、前記時間測定手段は、各受
信器による受信信号の増幅手段による増幅後のそれぞれ
の信号に対して、所定の閾値レベルと比較して整形信号
を出力する波形整形手段を複数個備え、前記複数の波形
整形手段の閾値レベルをそれぞれ異なるようにし、前記
波形整形手段から得られる複数の整形信号に基づいて反
射波の受信時刻を求めることを特徴とする。
【0013】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において前記波形整形手段は、1つの波形整形手段の閾
値レベルを各受信器による受信信号波形の中心値とし、
前記中心値をもとに整形された整形信号の立ち上がりあ
るいは立ち下がりの時刻を反射波の受信時刻とすること
を特徴とする。
【0014】また、請求項3の発明は請求項1,2の発
明において、前記波形整形手段は、閾値レベルとして各
受信器による受信信号波形の中心値より大きな値およ
び、前記中心値より小さな値を用いることを特徴とす
る。
【0015】また、請求項4の発明は、請求項1,2,
3の発明において、前記時間測定手段は、前記複数の整
形信号をそれぞれ一定時間間隔で2値化サンプリングを
行い、サンプリングにより得られた各整形信号に対応す
るデータ列の中から特定のパターンを検出した場合にの
み反射波の立ち上がり振幅と見なし、その立ち上がり振
幅の属する整形信号の波形パルスの立ち上がりデータの
測定時刻を反射波の受信時刻と決定することを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図2に示すシステム構成図に基づ
いて本発明の車両用障害物警報装置の基本動作を説明す
る。送波信号発生手段1は超音波信号の送信を行うため
の送波信号を発生し、この送波信号に基づいて車両に搭
載された送信器2は超音波信号を外部へ送信する。外部
へ送信された超音波信号が障害物12に反射された反射
波を車両に搭載された受信器3,4にて受信し、受信器
3,4にて受信された受信信号は増幅手段5により増幅
され、時間測定手段6へ送られる。
【0017】時間測定手段6は、送波信号発生手段1か
らの送波信号の発生時刻、すなわち送波開始時刻から各
受信器3,4による反射波の受信時刻までの経過時間
(反射時間tn,n:受信器の数)を測定し、その測定
結果を距離計算手段7、角度計算手段8へと送る。距離
計算手段7では時間測定手段6で測定された反射時間t
nより、超音波の音速C0を用いて障害物12と各受信
器3,4との距離値Lを後述する方法で計算する。ま
た、角度計算手段8は送信器2、受信器3,4の配置に
基づいて各受信器3,4で得られた反射時間tnの差か
ら障害物12と各受信器3,4とのなす角度値φを計算
する。このように得られた各受信器3,4から障害物1
2までの距離値Lと角度値φから、障害物位置計算手段
9は車両と障害物12との位置を計算し、その結果を位
置表示器10へ送り表示するとともに、障害物12の存
在あるいは接近を検出したとして警報ブザー11を鳴動
して、運転者に警報を行う。
【0018】ここで、図18(a)(b)を用いて超音
波信号を送受信するセンサと障害物までの距離と角度を
計算する方法を説明する。図18は、センサ50と障害
物からの反射波Wとの位置関係を示した平面図であり、
センサ50は超音波信号の送受信兼用の送受兼用器52
と受信専用の受信専用器51を備えている。ここで、送
受兼用器52は図2における送信器2と受信器3の機能
を備えたものに相当し、受信専用器51は受信器4に相
当する。
【0019】センサ50と図示せぬ障害物との距離を
L、センサ50の法線をV、センサ50の法線Vと図示
せぬ障害物との角度をφ、センサ50の中心をO、送受
兼用器52と受信専用器51の距離をLs、障害物から
の反射波Wとセンサ50の角度をθとする。図18
(a)(b)はそれぞれ障害物がセンサ50の法線Vよ
り右方向、左方向にある場合を示しており、送受兼用器
52から超音波信号を送信した時刻から障害物からの反
射波を送受兼用器52で受信した時刻までの時間差を反
射時間ta、送受兼用器52からの超音波信号の送信時
刻と受信専用器51の受信時刻との時間差を反射時間t
bとする。
【0020】図18(a)に示すように、障害物がセン
サ50の法線Vより右側にある場合、Δt=(tb−t
a)/2とすると、受信専用器51は受信信号を送受兼
用器52に比べて遅れて受信するため、Δt>0とな
る。受信専用器51への反射信号Wへ送受兼用器52よ
り垂線を下ろし、その交点と受信専用器51との距離を
Lxとすると、 θ=cos-1(Lx/Ls)=cos-1(|Δt|/
A) φ=90°−θ L=tb×C0/2 このときA=Ls/(2×C0)、C0は音速340m
/sであり、角度φ>0である。
【0021】一方、図18(b)に示すように障害物が
センサ50の法線Vより左側にある場合、Δt=(tb
−ta)/2とすると、送受兼用器52は受信信号を受
信専用器51に比べて遅れて受信するため、Δt<0と
なる。送受兼用器52への反射信号Wへ受信専用器51
より垂線を下ろし、その交点と送受兼用器52との距離
をLxとすると、 θ=cos-1(Lx/Ls)=cos-1(|Δt|/
A) φ=−(90°−θ) L=tb×C0/2 このときA=Ls/(2×C0)、C0は音速340m
/sであり、角度φ<0である。このようにして、セン
サ50と障害物の距離Lと角度φが演算される。このと
き、センサ中心Oと障害物の距離に対して、送受兼用器
52と受信専用器51との距離Ls(約3cm)が十分
短いため、受信専用器51の反射時間tbより距離を計
算してセンサ50と障害物の距離Lとして近似する。
【0022】次に、図1の回路ブロック図と図3の回路
図を用いて本発明の車両用障害物警報装置の詳細を説明
する。図2で説明した送波信号発生手段1および時間測
定手段6の一部と距離計算手段7、角度計算手段8、障
害物位置計算手段9は、図1においてマイクロコンピュ
ータ15(以下CPU15と称する)により構成され、
送波信号の発生制御、時間・距離・角度・障害物位置の
計算、障害物位置の表示信号の生成送信、警報ブザーの
鳴動などの制御処理は、CPU15で実行されるプログ
ラムに基づいて行われる。このCPU15は例えば汎用
の8bit型ワンチップマイクロコンピュータで構成さ
れ、内部ROMに超音波信号制御および障害物位置計算
処理のためのプログラムを記録してある。
【0023】図2で示した超音波信号の送信器2および
受信器3,4として、図1では送信/受信機能を有する
送受兼用の送受兼用器16と受信専用の受信専用器17
の2台で構成され、所定の位置に配置される。本実施例
では図16で示したように同一平面内にそれぞれの中心
間隔を3cmにして配置している。
【0024】CPU15からは25ms毎に送波指示信
号として例えば41.7kHzの矩形パルス信号が約2
00μsの間、送波信号発生手段1の一部を構成する送
信駆動回路18に印加され、それに応じて中心周波数4
1.7kHzの超音波信号が送受兼用器16から送信さ
れる。送信された超音波信号は障害物が存在すればそれ
によって反射され、送受兼用器16と受信専用器17に
よって受信される。送受兼用器16および受信専用器1
7により受信された受信信号VA,VBは、それぞれ増
幅手段である受信信号増幅回路19によって増幅され、
時間測定手段6の一部を構成する比較回路20に送られ
る。
【0025】比較回路20は、図3に示すように構成さ
れ、上記受信信号VA,VBのそれぞれは、受信信号V
Aが波形整形手段である3つのコンパレータ21A,2
2A,23Aにより3つの閾値レベルVac,Va2,
Va1と比較され、各閾値レベルとの大小によりローレ
ベル或いはハイレベルに2値化された整形信号VAC,
VA2,VA1が生成され、受信信号VBが3つのコン
パレータ21B,22B,23Bにより3つの閾値レベ
ルVbc,Vb2,Vb1と比較され、同じく2値化さ
れた整形信号VBC,VB2,VB1が生成されCPU
15に入力される。
【0026】このとき、コンパレータ21A,21Bで
は、その正側より電源Vccの抵抗R11,R12によ
る抵抗分割により生成した閾値レベルVac,Vbcを
入力し、負側より受信信号VA,VBを入力する。ま
た、コンパレータ22A,22Bでは、その負側より電
源Vccの抵抗R31,R32による抵抗分割により生
成した閾値レベルVa2,Vb2を入力し、正側より受
信信号VA,VBを入力する。また、コンパレータ23
A,23Bでは、正側より電源Vccの抵抗R41,R
42による抵抗分割より生成した閾値レベルVa1,V
b1を入力し、負側より受信信号VA,VBを入力す
る。
【0027】この例では、各閾値レベルVacとVb
c、Va2とVb2、Va1とVb1をそれぞれ同じに
しているが、それぞれ異なるものとしてもよい。また、
図3においては閾値レベルを3つにしているが、3つ以
上のレベルとしてもよい。
【0028】尚、図1において、位置表示器10、警報
ブザー11、障害物12は図2と同じである。
【0029】CPU15は、以下に説明する方法により
一連の超音波送波、受波、障害物位置の計算、表示器へ
の信号送信、ブザー警報処理が行われる。これらの処理
内容を図4のタイミングチャート、図5,図6,図7の
フローチャートに示す。
【0030】まず、図4、図5をもちいてCPU15の
処理のメインルーチンを説明する。図4、図5において
同じ処理には同じ符号を付している。まず、電源投入時
あるいはユーザーリセットにより内部レジスタや入出力
端子などの初期化処理ステップS0を行い、ステップS
1にて送波開始タイミング待つタイミング制御を行う。
【0031】一定時間経過後、ステップS2で超音波信
号の送波処理を行ったのち、ステップS3で、後に詳述
する障害物からの反射波の受信信号の受波サンプリング
処理を行う。サンプリング処理が終了した後、ステップ
S4では上記した障害物の距離値L、角度値φの計算処
理が行い、ステップS5、S6で位置表示器10へ送信
するためのデータの作成、および作成したデータの送信
処理を行う。その後、ステップS7で障害物の検知結果
に応じて、障害物の存在および接近に対する運転者に警
報を行うための警報ブザー11の鳴動制御を行い、一連
の処理が終了し、再度ステップS1のタイミング制御に
もどる。このステップS1からステップSS7までの一
連の送波、検知処理が、電源投入後ステップS0,S1
による初期化処理のあと、一定間隔で繰り返される。
【0032】時間はタイマカウンタによって計測されて
おり、タイマカウンタを所定の値に設定し、設定時間経
過時に図6にその一連の処理を示すようなタイマ割込処
理が行われるようにしてある。このタイマ割込処理は
「割込禁止」→「タイマ停止」→「割込前のレジスタ値
を退避」→「タイマカウンタを再設定」→「タイマ割込
要求をクリア」→「タイマ再開」→「サンプリング終了
フラグの設定」→「割込前のレジスタを復元」→「割込
発生許可」→「割込終了」の順で行われる。
【0033】このようにして送波処理の間隔やサンプリ
ング処理継続時間、ブザー鳴動の周期などを管理し、一
定の間隔で送波から表示出力までの一連の処理を行う。
本実施例ではステップS2の送波開始からステップS3
の受波サンプリング終了までの時間を4.2ms、その
後4回5ms毎にタイマ割込処理を行い、0.8msの
待ち時間後に再度送波開始とすることで、25ms周期
で繰り返し、送波・検知処理を行っている。
【0034】図1に示すように、CPU15には上記し
た比較回路20から、受信信号VA,Vb毎に以下に示
す3つの整形信号が入力される。受信信号VA,VBを
受信信号VA,VBの波形の中心値である中心電圧にあ
たる閾値レベルVac,Vbcと比較して、大きい場合
にハイレベル(1表記)、小さい場合にローレベル(0
表記)となるように波形を整形した整形信号VAC,V
BCと、受信信号VA,VBを閾値レベルVac,Vb
cより大きな値である上側の閾値レベルVa1,Vb1
と比較して、大きい場合にハイレベル(1表記)、小さ
い場合にローレベル(0表記)となるように波形を整形
した整形信号VA1,VB1と、受信信号VA,VBを
閾値レベルVac,Vbcより小さい値である下側の閾
値レベルVa2,Vb2と比較して、大きい場合にロー
レベル(0表記)、小さい場合にハイレベル(1表記)
となるように波形を整形した整形信号VA2,VB2で
ある。
【0035】上記した受波サンプリング方法を説明す
る。上記整形信号をCPU15の入力端子から一定時間
毎にハイレベル、ローレベルの2値化サンプリングを行
い、内部メモリに記憶する。サンプリングされたデータ
は時系列に所定のメモリ位置に記録されるようにして、
サンプリングされたデータに対応する時刻をメモリのア
ドレス値から換算する事が出来るようにする。例えば、
サンプリング開始時のデータアドレスをA0とし、次の
サンプリングデータのアドレスをA1…のようにデータ
を記録するとアドレスAn番地(n:0,1,2…)に
格納されているデータの時刻は、サンプリング開始時刻
+(n×サンプリング間隔)によって計算することがで
きる。
【0036】超音波信号の振動中心周波数は上述のよう
に41.7kHzとし、サンプリング間隔を4.8μs
としてある。上記超音波信号の周波数とサンプリング間
隔の場合では、半周期(12μs)当たり3点のサンプ
リングデータが得られる。図8は送受兼用器16(以
下、センサPと称する)による受信信号と、各整形信号
VA1,VA2,VACの波形と従来方式による整形信
号、およびサンプリング時刻を示しており、図9は受信
専用器17(以下、センサQと称する)において同様に
示している。図11には、センサP、センサQにおける
サンプリング結果の本発明と従来の比較例を示してあ
り、上3列がセンサPに関する値、中3列がセンサQに
関する値、下2列が従来の各センサそれぞれによる値を
示している。
【0037】このようにして、得られたサンプリングデ
ータを時系列に調べて障害物からの反射波の受信時刻を
決定する。その手順を図7のフローチャートを用いて説
明する。まず、ステップS11で反射波の受信時刻、す
なわち立ち上がり時刻を圏外値に初期化し、ステップS
12でデータを検索するためのデータアドレス値をサン
プリング開始アドレスに初期化し、サンプリングしたデ
ータを一方のセンサPについて古いものから順に調べて
いき、上記した整形信号VA2が最初に1になる時刻を
検出する。検出出来ずにサンプリングしたデータが終了
した場合は、立ち上がり時刻は圏外値のままである。す
なわち、ステップS13で検索するデータが終了したか
否かを調べ、データが終了した場合は、後述するステッ
プXの処理へ移り、立ち上がり時刻は圏外値のままであ
る。データが終了していない場合は、ステップS14へ
行き、上記した整形信号VA2のデータが1であるか否
かを調べ、整形信号VA2のデータが1でない場合は、
ステップS16へ行き、次のデータを調べるべくデータ
アドレスを更新し、ステップS13へ移る。
【0038】また、ステップS14で整形信号VA2が
1の場合は、ステップS15へ移る。ステップS15で
は、整形信号VA2が1の場合のサンプリング時刻をT
1として時刻T1の前1時刻分と後5時刻分のサンプリ
ングデータで整形信号VA1,VA2に対して次のよう
なパターンとなるか照合する。
【0039】 サンプリング時刻:T0 T1 T2 T3 T4 T5 T6 整形信号VA1 :・ 0 0 0 1 1 0 整形信号VA2 :0 1 1 ・ 0 0 ・ (・は0か1) このパターンは整形信号VA2で得られた、閾値レベル
を下回る下側の振幅の後に上側の振幅が現れた場合に得
られ、上記パターンと一致した場合、時刻T4を受信信
号の波形の立ち上がり振幅とみなす。図11に示す例で
は、上記パターンに該当して立ち上がり振幅となるのは
時刻t5である。(図13(a)参照)上記パターンに
該当しない場合は、ステップS16へ移り、データアド
レスを更新して、次に整形信号VA2が1となる時刻を
T1として上記パターン照合を行う。
【0040】一方、上記パターンに該当する場合は、上
記立ち上がり振幅が受信信号の中心電圧から立ち上がる
時刻(ゼロクロス位置)を求めるために整形信号VAC
を調べる。すなわち、ステップS17へ移り、整形信号
VACが1であるか否かを調べる。整形信号VACが1
である場合は、ステップS18へ移り立ち上がり時刻に
データアドレス時刻をいれ、1つ前のデータを調べるた
めに、ステップS19でデータを検索するためのデータ
アドレスを1つ前の値とし、スタップS17でその整形
信号VACを調べ、その値が1でない値となってステッ
プXへ移るまで、ステップS17→ステップS18→ス
テップS19→ステップS17を繰り返す。これによ
り、立ち上がり振幅t5の以前の時刻の立ち上がり振幅
が属する整形信号VACの波形パルスのデータが0から
1に変化する立ち上がり時刻を反射波の受信時刻とす
る。図11に示す例では、時刻t4において整形信号V
ACが0から1に変化しているので、センサPにより受
信された反射波の受信時刻をt4として決定する。(図
13(b)参照) 同様にセンサQに対しても図7に記載の手順で立ち上が
り振幅と反射波の受信時刻を決定する。図11の例で
は、センサQに対する立ち上がり振幅の時刻はt11
で、反射波の受信時刻もt11となる。尚、図7におい
てステップS13〜S16により受信信号の立ち上がり
波形が検出され、ステップS17〜S19により受信信
号の受信時刻が検出される。
【0041】上記例ではデータのサンプリング間隔を
4.8μsとしたが、超音波信号の振動周期以下で複数
の閾値により振動の過程を得ることが出来る値であれば
これに限定するものではない。また、検出のパターンも
サンプリング間隔、設定値に応じてかえることも可能で
ある。
【0042】図7のステップXにおいては立ち上がり時
間に圏外値または検出された立ち上がり時刻、すなわち
受信時刻に相当するデータアドレス値が格納されてお
り、センサP、センサQにより受信した反射波の受信時
刻が求められる。
【0043】このようにしてセンサP、センサQにより
受信した反射波の受信時刻、すなわち立ち上がり時刻が
求められると、上記した方法により送波開始から反射波
受信までの反射時間(ta,tb)を求め、距離値Lを
計算し、センサPとセンサQからなるセンサの法線と障
害物となす角度φを計算する。
【0044】本実施形態では、センサPとセンサQを同
一平面内に距離3cm隔てて配置しており、その間隔が
センサと障害物との距離(数10cmからmオーダー)
に対して充分短く、また、センサP、センサQの受信時
刻の差(μsオーダー)による距離差(mmオーダー)
がセンサ中心と障害物との距離に対して充分短いため、
センサQと障害物との距離をもって距離Lと近似する。
そのため、センサQの反射時間tbより距離値を計算す
る。
【0045】ここで、サンプリング開始時刻をt0と
し、超音波の送信開始から時刻t0までの経過時間をT
offとすると、超音波信号の送信開始からセンサQの
受信時刻t11までの反射時間tbは tb=Toff+(Ts×11) (Ts:サンプリン
グ間隔,4.8μs) により求められ、上記したように距離値を計算すること
が出来る。また、センサP、センサQによる立ち上がり
時刻の差分(ΔT)はこの例では ΔT=t11−t4=7Ts=33.6μs となる。この時間差より図18に記載の方法で計算する
と、障害物の角度はセンサP側に約22度となる。
【0046】このとき、計算処理時間の短縮のために、
距離値および角度値を上記した計算式より予め計算して
ROM内部にテーブルとして記録しておき、得られた受
信時刻の値と時間差からそれぞれに対応する距離値およ
び角度値を検索することで値を計算する方法を用いても
よい。また、上記方法により検出した反射波受信時刻か
ら一定時間以上波形が継続しない場合、反射波と見なさ
ないようにして、外来ノイズを除去する処理を行っても
よい。
【0047】次に、センサPの受信信号の波形の振幅が
変動して、図10に示すようになった場合の処理につい
て説明する。図10はセンサP側の振幅が図8に示す場
合より小さくなり、時刻t0〜t1までの間の振幅波形
が閾値レベルVa1を上回らなかった場合の例である。
センサQ側に関しては変化しないものとする。
【0048】この波形に対してサンプリングを行った結
果を図12に示してある。図12には図11と同じよう
に、センサP、センサQにおけるサンプリング結果の本
発明と従来の比較例を示してあり、上3列がセンサPに
関する値、中3列がセンサQに関する値、下2列が従来
の各センサそれぞれによる値を示している。前述と同様
の方法でセンサPに対して立ち上がり振幅を求めると同
様の時刻t5となり、整形信号VACから反射波の受信
信号の立ち上がり時刻を求めると時刻t4となり、受信
波形の振幅変動が生じても立ち上がり時刻の検出結果は
変わらない。
【0049】従来例のように、ワンショットマルチバイ
ブレータや1つの閾値によるコンパレータ出力信号を用
いる方式を比較のため図8,図9,図10,図11,図
12のそれぞれにおいてその下部に示してある。これら
の方式では一定の閾値レベルVa1,Vb1を上回った
場合にハイレベルとなる整形信号を生成し、この整形信
号の立ち上がり時刻を各センサP、Qの反射波の受信時
刻としている。
【0050】図8、図9、図10に記載の反射信号に関
して、従来の方式と本発明の方式とで反射波の受信時刻
を測定した結果の比較を図14に示してある。図8、図
9に記載の受信波形が通常の場合の受信結果(波形例
1)では、従来例ではセンサPの立ち上がり時刻はt1
となり、受信信号の波形の振幅が変動した場合の例であ
る図10、図9に記載の受信結果(波形例2)では従来
例ではセンサPの立ち上がり時刻はt5となる。その結
果、立ち上がり時刻の時間差から計算される角度値は受
信信号の波形の振幅変動により33度から15度まで変
動する。
【0051】このように、従来の技術では受信波形の振
幅変動によって反射波の受信時刻が変動し、その結果セ
ンサP,Q間の受信時刻の差から計算される角度値が変
動したが、本発明によれば上記したようにその変動を無
くすことができる。
【0052】本実施形態では、距離、角度の計算および
位置表示器、警報処理制御のために汎用の8bitワン
チップCPUを用いたが、16bitワンチップCPU
や専用のDSP(デジタル信号プロセッサ)を用いて処
理を高速化することも可能である。また、超音波信号を
受信する受信器を2個用いた構成としたが、更に、受波
専用器を1つ加えて3センサ構成として3つの受信時刻
値から3次元的な位置を計算することも可能である。受
信器の配置は同一平面上に限らず、車体の曲面形状に沿
って配置してもよい。
【0053】
【発明の効果】上記したように、請求項1の発明では、
車両に搭載され超音波信号を送信する1個以上の送信器
と、車両に搭載され送信した超音波信号の障害物からの
反射波を受信する2個以上の受信器と、前記受信器で受
信された超音波信号を増幅する増幅手段と、前記増幅手
段で増幅された受信信号に基づいて、前記送信器からの
超音波の送信開始時刻から、各受信器で障害物からの反
射波が受信されるまでの経過時間を測定する時間測定手
段と、前記時間測定手段により測定された時間に基づい
て障害物までの距離を計算する距離計算手段と、前記時
間測定手段により測定された各受信器毎の測定時間の差
分を計算し、障害物との角度を計算する角度計算手段と
からなり、前記距離計算手段と角度計算手段で求めた値
から障害物の位置を測定し、障害物の存在および接近に
対し運転者に警報を行う車両用障害物警報装置におい
て、前記時間測定手段は、各受信器による受信信号の増
幅手段による増幅後のそれぞれの信号に対して、所定の
閾値レベルと比較して整形信号を出力する波形整形手段
を複数個備え、前記複数の波形整形手段の閾値レベルを
それぞれ異なるようにし、前記波形整形手段から得られ
る複数の整形信号に基づいて反射波の受信時刻を求める
ため、反射波形の振幅変動の影響を受けずに反射波の受
信時刻を正確に求めることが出来るようになり、位置測
定精度の向上した車両用障害物警報装置を得ることがで
きる。
【0054】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において前記波形整形手段は、1つの波形整形手段の閾
値レベルを各受信器による受信信号波形の中心値とし、
前記中心値をもとに整形された整形信号の立ち上がりあ
るいは立ち下がりの時刻を反射波の受信時刻とするた
め、請求項1と同様の効果が得られる。
【0055】また、請求項3の発明は請求項1,2の発
明において、前記波形整形手段は、閾値レベルとして各
受信器による受信信号波形の中心値より大きな値およ
び、前記中心値より小さな値を用いるため、請求項1と
同様の効果が得られる。
【0056】また、請求項4の発明は、請求項1,2,
3の発明において、前記時間測定手段は、前記複数の整
形信号をそれぞれ一定時間間隔で2値化サンプリングを
行い、サンプリングにより得られた各整形信号に対応す
るデータ列の中から特定のパターンを検出した場合にの
み反射波の立ち上がり振幅と見なし、その立ち上がり振
幅の属する整形信号の波形パルスの立ち上がりデータの
測定時刻を反射波の受信時刻と決定するため、請求項1
と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用障害物警報装置の回路構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の車両用障害物警報装置のシステム構成
を示す構成図である。
【図3】本発明の車両用障害物警報装置の比較回路の構
成を示す回路図である。
【図4】本発明の車両用障害物警報装置のCPUの処理
を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の車両用障害物警報装置のCPUのメイ
ンの処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の車両用障害物警報装置のCPUのタイ
マ割込処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の車両用障害物警報装置のCPUの受信
時刻検出処理を示すフローチャートである。
【図8】センサPにおける各信号の波形を示す波形図で
ある。
【図9】センサQにおける各信号の波形を示す波形図で
ある。
【図10】受信信号の振幅が変動した場合の各信号の波
形を示す波形図である。
【図11】受信信号の2値サンプリングした状態を示す
状態図である。
【図12】受信信号の振幅が変動した場合の受信信号の
2値サンプリングした状態を示す状態図である。
【図13】(a)は整形信号VA1とサンプリング値と
サンプリング時刻の関係を示す関係図、(b)が整形信
号VACとサンプリング値とサンプリング時刻の関係を
示す関係図である
【図14】受信信号の振幅変動の起こる場合とそうでな
い場合における本発明と従来例の角度計算結果の違いを
示す関係図である。
【図15】障害物からの反射波の受信波形を示す波形図
である。
【図16】超音波の受信波形とその整形波形を示す波形
図であり、(a)は通常時の波形図であり、(b)は振
幅変動時の波形図である。
【図17】全波整流した受信波形とその整形波形を示す
波形図であり、(a)は通常時の波形図であり、(b)
は振幅変動時の波形図である。
【図18】センサと障害物からの反射波との位置関係を
示す平面図であり、(a)は障害物がセンサ法線の右方
向にある場合、(b)は障害物がセンサ法線の左方向に
ある場合の平面図である。
【符号の説明】
10 位置表示器 11 警報ブザー 12 障害物 15 CPU 16 送受兼用器 17 受信専用器 18 送信駆動回路 19 受信信号増幅回路 20 比較回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H180 AA01 BB15 CC11 CC14 LL01 LL07 5J083 AA02 AB12 AB13 AD01 AD07 AD15 AE01 AE06 AE10 AF05 BE25 CA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され超音波信号を送信する1
    個以上の送信器と、 車両に搭載され送信した超音波信号の障害物からの反射
    波を受信する2個以上の受信器と、 前記受信器で受信された超音波信号を増幅する増幅手段
    と、 前記増幅手段で増幅された受信信号に基づいて、前記送
    信器からの超音波の送信開始時刻から、各受信器で障害
    物からの反射波が受信されるまでの経過時間を測定する
    時間測定手段と、 前記時間測定手段により測定された時間に基づいて障害
    物までの距離を計算する距離計算手段と、 前記時間測定手段により測定された各受信器毎の測定時
    間の差分を計算し、障害物との角度を計算する角度計算
    手段とからなり、 前記距離計算手段と角度計算手段で求めた値から障害物
    の位置を測定し、障害物の存在および接近に対し運転者
    に警報を行う車両用障害物警報装置において、 前記時間測定手段は、各受信器による受信信号の増幅手
    段による増幅後のそれぞれの信号に対して、所定の閾値
    レベルと比較して整形信号を出力する波形整形手段を複
    数個備え、前記複数の波形整形手段の閾値レベルをそれ
    ぞれ異なるようにし、前記波形整形手段から得られる複
    数の整形信号に基づいて反射波の受信時刻を求めること
    を特徴とする車両用障害物警報装置。
  2. 【請求項2】 前記波形整形手段は、1つの波形整形手
    段の閾値レベルを各受信器による受信信号波形の中心値
    とし、前記中心値をもとに整形された整形信号の立ち上
    がりあるいは立ち下がりの時刻を反射波の受信時刻とす
    ることを特徴とする請求項1記載の車両用障害物警報装
    置。
  3. 【請求項3】 前記波形整形手段は、閾値レベルとして
    各受信器による受信信号波形の中心値より大きな値およ
    び、前記中心値より小さな値を用いることを特徴とする
    請求項1,2のいずれかに記載の車両用障害物警報装
    置。
  4. 【請求項4】 前記時間測定手段は、前記複数の整形信
    号をそれぞれ一定時間間隔で2値化サンプリングを行
    い、サンプリングにより得られた各整形信号に対応する
    データ列の中から特定のパターンを検出した場合にのみ
    反射波の立ち上がり振幅と見なし、その立ち上がり振幅
    の属する整形信号の波形パルスの立ち上がりデータの測
    定時刻を反射波の受信時刻と決定することを特徴とする
    請求項1から3のいずれかに記載の車両用障害物警報装
    置。
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WO2007063880A1 (ja) * 2005-12-02 2007-06-07 Yamaha Corporation 位置検出システム、この位置検出システムに用いるオーディオ装置及び端末装置
US7880721B2 (en) 2005-02-25 2011-02-01 Nec Viewtechnology, Ltd. Wave receiving device and method of determining wave reception
CN114120582A (zh) * 2021-10-29 2022-03-01 广西北投交通养护科技集团有限公司 一种施工区域闯入防护告警监控装置及告警方法

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