JP2000213799A - 空気調和ユニット - Google Patents

空気調和ユニット

Info

Publication number
JP2000213799A
JP2000213799A JP11016348A JP1634899A JP2000213799A JP 2000213799 A JP2000213799 A JP 2000213799A JP 11016348 A JP11016348 A JP 11016348A JP 1634899 A JP1634899 A JP 1634899A JP 2000213799 A JP2000213799 A JP 2000213799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
unit
air
suction
suction port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11016348A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Kusuhara
尚夫 楠原
Takashi Sugio
孝 杉尾
Keiji Nakao
啓二 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11016348A priority Critical patent/JP2000213799A/ja
Publication of JP2000213799A publication Critical patent/JP2000213799A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井埋め込みタイプの空気調和ユニットで、
限られたスペースを充分有効に活用し、小型化でかつ施
工性にも優れた空気調和ユニットを提供することを目的
とする。 【解決手段】 吸い込み面に相当する熱交換器2を本ユ
ニットの吸い込み側に配設し、熱交換器2より下流側に
シロッコファン6(クロスフローファン6A)を配設
し、熱交換器2を本体ユニット1の内側にほぼ内接させ
て、吸い込み口11をユニット本体1よりも外に配設し
た。吸い込み口11からの吸い込み空気Aを、ユニット
本体1に外側から通し、そして熱交換器2を通過させた
のち、シロッコファン6(クロスフローファン6A)に
より室内に吹き出し空気として吹き出す構成により、小
型化で且つ施工性に優れた空気調和ユニットを提供でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として天井埋め
込みタイプの空気調和ユニットの吸い込み構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気調和ユニットとして
は、たとえば特開平6−42768号公報に示されてい
るような構成、すなわち図7に示すような構成が提供さ
れている。
【0003】図7において空気調和ユニットは、ユニッ
ト本体1内に、熱交換器2、水受け皿3、ファン装置4
を配設するとともに、このファン装置4を、ファンモー
タ5と、その軸に取り付けたシロッコファン6と、吹き
出し口7や吸い込み口8を形成したケーシング9などに
より構成している。前記熱交換器2を本ユニットの吸い
込み側に配設するとともに、この熱交換器2より下流側
に前記シロッコファン6を配設し、そして後据え付けの
化粧パネル10に吸い込み口11を形成している。
【0004】このような従来構成によると、グリルの吸
い込み口11から吸い込まれた吸い込み空気Aは、熱交
換器2を通過し、次いでケーシング9の吸い込み口8を
通り、そしてシロッコファン6により、吹き出し口7か
ら室内に吹き出し空気Bとして吹き出される。その際
に、シロッコファン6は熱交換器2よりも下流側にある
ため、吸い込み口11で極端な抵抗差がない限り、吸い
込み空気Aはほぼ均一の風速で熱交換器2を通過するこ
とになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成によると、室内空気の吸い込み口11がユニット本
体1の内側にあるため、天井埋め込みタイプの空気調和
機のような場合、施工上及び景観上の観点より、本体寸
法及び天井の開口部に制限が加わる。すなわち、施工上
の観点からは、開口部は大きいほうがより施工し易いの
であるが、その場合、化粧パネル10が必然的に大きく
なって景観的には問題である。逆に言えば、景観上の観
点からパネル寸法が決まれば本体寸法が決まることにな
る。
【0006】本発明は、上記従来の問題点を解消し、主
として天井埋め込みタイプの空気調和ユニットの限られ
たスペースを充分有効に活用し、小型化でかつ施工性に
も優れた空気調和ユニットを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の空気調和ユニッ
トは、吸い込み面と吹き出し口を有するユニット本体内
に、熱交換器、水受け皿、ファン装置を配設するととも
に、このファン装置を、ファンモータと、その軸に取り
付けたシロッコファンとにより構成し、前記熱交換器を
本ユニットの吸い込み側に配設するとともに、この熱交
換器より下流側に前記シロッコファンを配設し、前記熱
交換器を本体ユニットの内側にほぼ内接させて配設した
ことを特徴としたものである。
【0008】したがって請求項1の発明によると、吸い
込み空気をユニット本体に外側から通し、そして熱交換
器を通過させたのち、シロッコファンにより室内に吹き
出し空気として吹き出す構成により、小型化で且つ施工
性に優れた空気調和ユニットを提供することができるこ
とになる。
【0009】また本発明の請求項2記載の空気調和ユニ
ットは、上記した請求項1記載の構成において、ユニッ
ト本体側に対して後据え付けの化粧パネルに吸い込み口
と吹き出し口を設け、前記吸い込み口のユニット本体よ
り外側に外壁を設け、パネルを設置した際、熱交換器と
の間にほぼ閉じられた空間が生じるように構成したこと
を特徴としたものである。
【0010】したがって請求項2の発明によると、吸い
込み口からの吸い込み空気を、外壁による誘導により、
ユニット本体の外側に形成した空間内を通したのち、熱
交換器を通過させ、そしてシロッコファンにより吹き出
し口から室内に吹き出し空気として吹き出す構成によ
り、小型化で且つ施工性に優れた空気調和ユニットを提
供することができることになる。
【0011】そして本発明の請求項3記載の空気調和ユ
ニットは、上記した請求項1記載の構成において、本体
吸い込み側の面に、開閉自在でかつ開時に凸状の空間を
生じる部材を設け、後据え付けの化粧パネルに吸い込み
口と吹き出し口を設けるとともに、前記空間へ空気を導
く位置に吸い込み口が配設されるように構成したことを
特徴としたものである。
【0012】したがって請求項3の発明によると、吸い
込み口からの吸い込み空気を、ユニット本体に対して開
動された部材による誘導により、ユニット本体の外側に
形成した凸状の空間内を通したのち、熱交換器を通過さ
せ、そしてシロッコファンにより室内に吹き出し口から
吹き出し空気として吹き出す構成により、小型化で且つ
施工性に優れた空気調和ユニットを提供することができ
ることになる。
【0013】さらに本発明の請求項4記載の空気調和ユ
ニットは、ユニット本体内に、熱交換器、水受け皿、フ
ァン装置を配設するとともに、このファン装置を、ファ
ンモータと、その軸に取り付けたクロスフローファンと
により構成し、前記熱交換器を本ユニットの吸い込み側
に配設するとともに、この熱交換器より下流側に前記ク
ロスフローファンを配設し、前記熱交換器を本体ユニッ
トの内側にほぼ内接させて配設したことを特徴としたも
のである。
【0014】したがって請求項4の発明によると、吸い
込み空気をユニット本体に外側から通し、そして熱交換
器を通過させたのち、クロスフローファンにより室内に
吹き出し空気として吹き出す構成により、小型化で且つ
施工性に優れた空気調和ユニットを提供することができ
ることになる。
【0015】しかも本発明の請求項5記載の空気調和ユ
ニットは、上記した請求項4記載の構成において、ユニ
ット本体側に対して後据え付けの化粧パネルに吸い込み
口と吹き出し口を設け、前記吸い込み口のユニット本体
より外側に外壁を設け、パネルを設置した際、熱交換器
との間にほぼ閉じられた空間が生じるように構成したこ
とを特徴としたものである。
【0016】したがって請求項5の発明によると、吸い
込み口からの吸い込み空気を、外壁による誘導により、
ユニット本体の外側に形成した空間内を通したのち、熱
交換器を通過させ、そしてクロスフローファンにより吹
き出し口から室内に吹き出し空気として吹き出す構成に
より、小型化で且つ施工性に優れた空気調和ユニットを
提供することができることになる。
【0017】また本発明の請求項6記載の空気調和ユニ
ットは、上記した請求項4記載の構成において、本体吸
い込み側の面に、開閉自在でかつ開時に凸状の空間を生
じる部材を設け、後据え付けの化粧パネルに吸い込み口
と吹き出し口を設けるとともに、前記空間へ空気を導く
位置に吸い込み口が配設されるように構成したことを特
徴としたものである。
【0018】したがって請求項6の発明によると、吸い
込み口からの吸い込み空気を、ユニット本体に対して開
動された部材による誘導により、ユニット本体の外側に
形成した凸状の空間内を通したのち、熱交換器を通過さ
せ、そしてクロスフローファンにより吹き出し口から室
内に吹き出し空気として吹き出す構成により、小型化で
且つ施工性に優れた空気調和ユニットを提供することが
できることになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図1〜図6に基づいて説明する。なお、従来例と同一ま
たはほぼ同一の構成物については、同じ符号を付して詳
細な説明を省略する。すなわち図1〜図6において、1
はユニット本体、2は熱交換器、3は水受け皿、7は吹
き出し口、10は化粧パネル、11はグリルの吸い込み
口、Aは吸い込み空気、Bは吹き出し空気をそれぞれ示
し、そして図1〜図3において、4はファン装置、5は
ファンモータ、6はシロッコファン、8はケーシングの
吸い込み口、9はケーシングをそれぞれ示している。 (第1の実施例)図1により、本発明の第1の実施例に
ついて説明する。
【0020】図1において、前記熱交換器2を、ユニッ
ト本体1の内側、すなわち吸い込み面であるユニット本
体背板1aにほぼ内接させて配設している。ここでユニ
ット本体背板1aを、吸い込み空気Aの流入が可能な穴
あき構造または桟構造に構成するとともに、これらユニ
ット本体背板1aと熱交換器2との間にフィルター12
を設けている。
【0021】したがって第1の実施例によると、グリル
の吸い込み口11から吸い込まれた吸い込み空気Aは、
天井内の空間を経て、ユニット本体背板1aからフィル
ター12を通り、そして熱交換器2を通過し、次いでケ
ーシング9の吸い込み口8を通り、そしてシロッコファ
ン6により、吹き出し口7から室内に吹き出し空気Bと
して吹き出される。その際に、シロッコファン6は熱交
換器2よりも下流側にあるため、吸い込み口11で極端
な抵抗差がない限り、吸い込み空気Aはほぼ均一の風速
で熱交換器2を通過することになる。
【0022】この第1の実施例のように、ユニット本体
1の内側に吸い込み口を設けないこの構造であれば、本
体寸法を小型化することができると同時に、施工性に優
れた空気調和ユニットを提供することができる。 (第2の実施例)図2により、本発明の第2の実施例に
ついて説明する。
【0023】図2において、ユニット本体1側に対して
後据え付けの化粧パネル10に、吸い込み口11と吹き
出し口7を設けている。そして、前記吸い込み口11の
ユニット本体1よりも外側に外壁13を設けるととも
に、前記吸い込み口11の内側面にフィルター12を設
けている。前記化粧パネル10を設置した際、熱交換器
2と外壁13とフィルター12との間に、ほぼ閉じられ
た空間14が生じるように構成している。
【0024】したがって第2の実施例によると、グリル
の吸い込み口11から吸い込まれた吸い込み空気Aは、
フィルター12を通って空間14に入り、化粧パネル1
0に取り付けられた外壁13により誘導されて、吸い込
み面に相当する熱交換器2を通過し、次いでケーシング
9の吸い込み口8を通り、そしてシロッコファン6によ
り、吹き出し口7から室内に吹き出し空気Bとして吹き
出される。その際に、シロッコファン6は熱交換器2よ
りも下流側にあるため、吸い込み口11で極端な抵抗差
がない限り、吸い込み空気Aはほぼ均一の風速で熱交換
器2を通過することになる。
【0025】この第2の実施例のように、ユニット本体
1の内側に吸い込み口を設けないこの構造であれば、本
体寸法を小型化することができると同時に、施工性に優
れた空気調和ユニットを提供することができる。
【0026】ここで第2の実施例では、前述したよう
に、化粧パネル10に外壁13が所定の位置で固定され
ており、化粧パネル10を取り付けると同時に、風回路
を含んだ広義の意味でのユニット本体が形成されること
になる。なお外壁13は、吸い込み空気Aの流入が可能
な穴あき構造または桟構造であっても、開口箇所のない
板状のものであっても良い。前者の場合は、天井面から
吸い込むことも可能であり、高気密住宅などが当てはま
る場合であり、後者の場合は、室内空気のみを純粋に吸
い込む一般住宅の場合である。 (第3の実施例)図3により、本発明の第3の実施例に
ついて説明する。
【0027】図3において、ユニット本体1の吸い込み
口11側の面に対応して、ユニット本体1側に、開閉自
在でかつ開時に凸状の空間16を生じる部材(外壁)1
5を設けている。そして、後据え付けの化粧パネル10
に吸い込み口11と吹き出し口7を設けるとともに、吸
い込み口11を、前記凸状の空間16へ空気を導く位置
に配設している。なお吸い込み口11に対向して、化粧
パネル10にフィルター12を設けている。
【0028】したがって第3の実施例によると、グリル
の吸い込み口11から吸い込まれた吸い込み空気Aは、
フィルター12を通り、ユニット本体1に対して開動さ
れた部材15により誘導されて凸状の空間16を通り、
そして吸い込み面に相当する熱交換器2を通過し、次い
でケーシング9の吸い込み口8を通り、そしてシロッコ
ファン6により、吹き出し口7から室内に吹き出し空気
Bとして吹き出される。その際に、シロッコファン6は
熱交換器2よりも下流側にあるため、吸い込み口11
a,11bで極端な抵抗差がない限り、吸い込み空気A
はほぼ均一の風速で熱交換器2を通過することになる。
【0029】この第3の実施例のように、ユニット本体
1の内側に吸い込み口を設けないこの構造であれば、本
体寸法を小型化することができると同時に、施工性に優
れた空気調和ユニットを提供することができる。
【0030】ここで第3の実施例では、前述したよう
に、ユニット本体1側に開閉可能な部材15が所定の位
置で配設されており、この部材15の開時には、風回路
を含んだ広義の意味でのユニット本体が形成されること
になる。
【0031】なお開閉可能な部材15は、吸い込み空気
Aの流入が可能な穴あき構造または桟構造であっても、
開口箇所のない板状のものであっても良い。前者の場合
は、天井面から吸い込むことも可能であり、高気密住宅
などが当てはまる場合であり、後者の場合は、室内空気
のみを純粋に吸い込む一般住宅の場合である。また、フ
ィルター12は化粧パネル10に取り付けられている
が、熱交換器2の上流側であればユニット本体1に取り
付けてもかまわない。 (第4の実施例)図4により、本発明の第4の実施例に
ついて説明する。
【0032】この第4の実施例は、前述した第1の実施
例(図1)の形式においてファン装置が異なるもので、
図4において、ファン装置4Aを、ファンモータ5A
と、その軸に取り付けたクロスフローファン6Aと、吹
き出し口7Aを形成したケーシング9Aなどにより構成
している。
【0033】したがって第4の実施例によると、グリル
の吸い込み口11から吸い込まれた吸い込み空気Aは、
天井内の空間を経て、ユニット本体背板1aから吸い込
み面に相当するフィルター12を通り、次いで熱交換器
2を通過したのち、ケーシング9Aに沿って、クロスフ
ローファン6Aにより、吹き出し口7Aから室内に吹き
出し空気Bとして吹き出される。その際に、クロスフロ
ーファン6Aは熱交換器2よりも下流側にあるため、吸
い込み口11で極端な抵抗差がない限り、吸い込み空気
Aはほぼ均一の風速で熱交換器2を通過することにな
る。
【0034】ここでユニット本体背板1aを、吸い込み
空気Aの流入が可能な穴あき構造または桟構造に構成し
ている。
【0035】この第4の実施例のように、ユニット本体
1の内側に吸い込み口を設けないこの構造であれば、本
体寸法を小型化することができると同時に、施工性に優
れた空気調和ユニットを提供することができる。 (第5の実施例)図5により、本発明の第5の実施例に
ついて説明する。
【0036】この第5の実施例は、前述した第2の実施
例(図2)の形式においてファン装置が異なるもので、
図5において、ファン装置4Aを、ファンモータ5A
と、その軸に取り付けたクロスフローファン6Aと、吹
き出し口7Aを形成したケーシング9Aなどにより構成
している。
【0037】したがって第5の実施例によると、グリル
の吸い込み口11から吸い込まれた吸い込み空気Aは、
吸い込み面に相当するフィルター12を通って空間14
に入り、化粧パネル10に取り付けられた外壁13によ
り誘導されて、熱交換器2を通過したのち、ケーシング
9Aに沿って、クロスフローファン6Aにより、吹き出
し口7Aから室内に吹き出し空気Bとして吹き出され
る。その際に、クロスフローファン6Aは熱交換器2よ
りも下流側にあるため、吸い込み口11で極端な抵抗差
がない限り、吸い込み空気Aはほぼ均一の風速で熱交換
器2を通過することになる。
【0038】この第5の実施例のように、ユニット本体
1の内側に吸い込み口を設けないこの構造であれば、本
体寸法を小型化することができると同時に、施工性に優
れた空気調和ユニットを提供することができる。
【0039】ここで第5の実施例では、前述したよう
に、化粧パネル10に外壁13が所定の位置で固定され
ており、化粧パネル10を取り付けると同時に、風回路
を含んだ広義の意味でのユニット本体が形成されること
になる。なお外壁13は、吸い込み空気Aの流入が可能
な穴あき構造または桟構造であっても、開口箇所のない
板状のものであっても良い。前者の場合は、天井面から
吸い込むことも可能であり、高気密住宅などが当てはま
る場合であり、後者の場合は、室内空気のみを純粋に吸
い込む一般住宅の場合である。 (第6の実施例)図6により、本発明の第6の実施例に
ついて説明する。
【0040】この第6の実施例は、前述した第3の実施
例(図3)の形式においてファン装置が異なるもので、
図6において、ファン装置4Aを、ファンモータ5A
と、その軸に取り付けたクロスフローファン6Aと、吹
き出し口7Aを形成したケーシング9Aなどにより構成
している。
【0041】したがって第6の実施例によると、グリル
の吸い込み口11から吸い込まれた吸い込み空気Aは、
吸い込み面に相当するフィルター12を通り、ユニット
本体1に対して開動された部材15により誘導されて凸
状の空間16を通り、そして熱交換器2を通過したの
ち、ケーシング9Aに沿って、クロスフローファン6A
により、吹き出し口7Aから室内に吹き出し空気Bとし
て吹き出される。その際に、クロスフローファン6Aは
熱交換器2よりも下流側にあるため、吸い込み口11で
極端な抵抗差がない限り、吸い込み空気Aはほぼ均一の
風速で熱交換器2を通過することになる。
【0042】この第6の実施例のように、ユニット本体
1の内側に吸い込み口を設けないこの構造であれば、本
体寸法を小型化することができると同時に、施工性に優
れた空気調和ユニットを提供することができる。
【0043】ここで第6の実施例では、前述したよう
に、ユニット本体1側に開閉可能な部材15が所定の位
置で配設されており、この部材15の開時には風回路を
含んだ広義の意味でのユニット本体が形成されることに
なる。
【0044】なお開閉可能な部材15は、吸い込み空気
Aの流入が可能な穴あき構造または桟構造であっても、
開口箇所のない板状のものであっても良い。前者の場合
は、天井面から吸い込むことも可能であり、高気密住宅
などが当てはまる場合であり、後者の場合は、室内空気
のみを純粋に吸い込む一般住宅の場合である。また、フ
ィルター12は化粧パネル10に取り付けられている
が、熱交換器2の上流側であればユニット本体1に取り
付けてもかまわない。
【0045】
【発明の効果】上記した本発明のように、天井埋め込み
タイプの空気調和ユニットの熱交換器を、本体ユニット
の内側にほぼ内接させて配設した構成により、空気調和
ユニットの限られたスペースを充分有効に活用でき、小
型化でかつ施工性にも優れた空気調和ユニットを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における空気調和ユニッ
トの縦断側面図
【図2】本発明の第2の実施例における空気調和ユニッ
トの縦断側面図
【図3】本発明の第3の実施例における空気調和ユニッ
トの縦断側面図
【図4】本発明の第4の実施例における空気調和ユニッ
トの縦断側面図
【図5】本発明の第5の実施例における空気調和ユニッ
トの縦断側面図
【図6】本発明の第6の実施例における空気調和ユニッ
トの縦断側面図
【図7】従来例の空気調和ユニットの縦断側面図
【符号の説明】
1 ユニット本体 1a ユニット本体背板(吸い込み面) 2 熱交換器(吸い込み面) 3 水受け皿 4 ファン装置 4A ファン装置 5 ファンモータ 5A ファンモータ 6 シロッコファン 6A クロスフローファン 7 吹き出し口 7A 吹き出し口 8 吸い込み口 9 ケーシング 9A ケーシング 10 化粧パネル 11 吸い込み口 12 フィルター(吸い込み面) 13 外壁 14 空間 15 部材 16 空間 A 吸い込み空気 B 吹き出し空気
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中尾 啓二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L051 BE04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸い込み面と吹き出し口を有するユニッ
    ト本体内に、熱交換器、水受け皿、ファン装置を配設す
    るとともに、このファン装置を、ファンモータと、その
    軸に取り付けたシロッコファンとにより構成し、前記熱
    交換器を本ユニットの吸い込み側に配設するとともに、
    この熱交換器より下流側に前記シロッコファンを配設
    し、前記熱交換器を本体ユニットの内側にほぼ内接させ
    て配設したことを特徴とする空気調和ユニット。
  2. 【請求項2】 ユニット本体側に対して後据え付けの化
    粧パネルに吸い込み口と吹き出し口を設け、前記吸い込
    み口のユニット本体より外側に外壁を設け、パネルを設
    置した際、熱交換器との間にほぼ閉じられた空間が生じ
    るように構成したことを特徴とする請求項1記載の空気
    調和ユニット。
  3. 【請求項3】 本体吸い込み側の面に、開閉自在でかつ
    開時に凸状の空間を生じる部材を設け、後据え付けの化
    粧パネルに吸い込み口と吹き出し口を設けるとともに、
    前記空間へ空気を導く位置に吸い込み口が配設されるよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1記載の空気調和
    ユニット。
  4. 【請求項4】 ユニット本体内に、熱交換器、水受け
    皿、ファン装置を配設するとともに、このファン装置
    を、ファンモータと、その軸に取り付けたクロスフロー
    ファンとにより構成し、前記熱交換器を本ユニットの吸
    い込み側に配設するとともに、この熱交換器より下流側
    に前記クロスフローファンを配設し、前記熱交換器を本
    体ユニットの内側にほぼ内接させて配設したことを特徴
    とする空気調和ユニット。
  5. 【請求項5】 ユニット本体側に対して後据え付けの化
    粧パネルに吸い込み口と吹き出し口を設け、前記吸い込
    み口のユニット本体より外側に外壁を設け、パネルを設
    置した際、熱交換器との間にほぼ閉じられた空間が生じ
    るように構成したことを特徴とする請求項4記載の空気
    調和ユニット。
  6. 【請求項6】 本体吸い込み側の面に、開閉自在でかつ
    開時に凸状の空間を生じる部材を設け、後据え付けの化
    粧パネルに吸い込み口と吹き出し口を設けるとともに、
    前記空間へ空気を導く位置に吸い込み口が配設されるよ
    うに構成したことを特徴とする請求項4記載の空気調和
    ユニット。
JP11016348A 1999-01-26 1999-01-26 空気調和ユニット Pending JP2000213799A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11016348A JP2000213799A (ja) 1999-01-26 1999-01-26 空気調和ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11016348A JP2000213799A (ja) 1999-01-26 1999-01-26 空気調和ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000213799A true JP2000213799A (ja) 2000-08-02

Family

ID=11913878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11016348A Pending JP2000213799A (ja) 1999-01-26 1999-01-26 空気調和ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000213799A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103486666A (zh) * 2012-06-13 2014-01-01 珠海格力电器股份有限公司 室内机
JP2018119722A (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 株式会社富士通ゼネラル 天井埋込型空気調和機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103486666A (zh) * 2012-06-13 2014-01-01 珠海格力电器股份有限公司 室内机
JP2018119722A (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 株式会社富士通ゼネラル 天井埋込型空気調和機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000213767A (ja) 空気調和ユニット
JP2007093092A (ja) 空気調和機
CN1912491B (zh) 通风设备
US20050287945A1 (en) Ventilating system
JP3052949B1 (ja) 空気調和装置の室内機
KR100867953B1 (ko) 공기조화기
JP2000213799A (ja) 空気調和ユニット
JP2002089923A (ja) 換気ユニット
JP2001221453A (ja) 空気調和機
JP2001324181A (ja) 空気清浄機
JP2014092333A (ja) 熱交換換気装置
JP2010048468A (ja) 空気調和機
KR100517598B1 (ko) 액자형 공기조화기
JPWO2017072903A1 (ja) 風路切換装置及び熱交換換気装置
JP5247610B2 (ja) 熱交換換気装置
JP4147549B2 (ja) 空気調和機
JP2006132884A (ja) 換気装置
JP2001304608A (ja) 空気清浄機付空気調和機
JP4544410B2 (ja) 空気調和機
JP2000329370A (ja) 壁埋込型空気調和機
JP5538298B2 (ja) 熱交換換気装置
JP2010048470A (ja) 空気調和機
JP5348967B2 (ja) 空気調和機
JPH03282132A (ja) 空気調和装置
JPH0448132A (ja) 換気装置