JP2000213624A - 単一ハウジングに収容された液圧トランスミッション - Google Patents
単一ハウジングに収容された液圧トランスミッションInfo
- Publication number
- JP2000213624A JP2000213624A JP11351258A JP35125899A JP2000213624A JP 2000213624 A JP2000213624 A JP 2000213624A JP 11351258 A JP11351258 A JP 11351258A JP 35125899 A JP35125899 A JP 35125899A JP 2000213624 A JP2000213624 A JP 2000213624A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- hydraulic
- sub
- compartment
- pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B1/00—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B1/12—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B1/20—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having rotary cylinder block
- F04B1/22—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having rotary cylinder block having two or more sets of cylinders or pistons
- F04B1/24—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having rotary cylinder block having two or more sets of cylinders or pistons inclined to the main shaft axis
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H39/00—Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution
- F16H39/04—Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit
- F16H39/06—Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit pump and motor being of the same type
- F16H39/08—Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit pump and motor being of the same type each with one main shaft and provided with pistons reciprocating in cylinders
- F16H39/10—Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit pump and motor being of the same type each with one main shaft and provided with pistons reciprocating in cylinders with cylinders arranged around, and parallel or approximately parallel to the main axis of the gearing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
- Hydraulic Motors (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一体ハウジング内に収容された液圧トランス
ミッションを提供すること。 【解決手段】 内部画室を有し、互いに対向した側壁と
互いに対向した端壁を備えた外側シェルを有する一体の
鋳造ハウジングと、ハウジング内にハウジングと一体に
鋳造され、画室を別々のサブ画室に分割する中央壁と、
中央壁の両側に各サブ画室内にそれぞれ設置された第１
及び第２液圧動力ユニットと、中央壁を貫通して延長し
両液圧動力ユニットを液圧流体連通状態に接続する高圧
流体導管とから成る液圧トランスミッション。液圧動力
ユニットは、各々、ハウジングの側壁に形成されたアク
セス開口を通してそれぞれのサブ画室内へ容易に挿入す
ることができる回転部品群を有するポンプとモータを含
む。ポンプの主軸とモータの主軸は、互いに異なる方向
に異なる速度で回転することができるが、互いに一致し
た回転軸線を有する。
ミッションを提供すること。 【解決手段】 内部画室を有し、互いに対向した側壁と
互いに対向した端壁を備えた外側シェルを有する一体の
鋳造ハウジングと、ハウジング内にハウジングと一体に
鋳造され、画室を別々のサブ画室に分割する中央壁と、
中央壁の両側に各サブ画室内にそれぞれ設置された第１
及び第２液圧動力ユニットと、中央壁を貫通して延長し
両液圧動力ユニットを液圧流体連通状態に接続する高圧
流体導管とから成る液圧トランスミッション。液圧動力
ユニットは、各々、ハウジングの側壁に形成されたアク
セス開口を通してそれぞれのサブ画室内へ容易に挿入す
ることができる回転部品群を有するポンプとモータを含
む。ポンプの主軸とモータの主軸は、互いに異なる方向
に異なる速度で回転することができるが、互いに一致し
た回転軸線を有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液圧トランスミッ
ション（動力伝達装置又は変速機）の分野に関し、特
に、ポンプとモータの両方とも単一のハウジング内に収
納された液圧トランスミッションに関する。この液圧ト
ランスミッションは、製造コストの削減と作動の信頼性
向上を実現する。
ション（動力伝達装置又は変速機）の分野に関し、特
に、ポンプとモータの両方とも単一のハウジング内に収
納された液圧トランスミッションに関する。この液圧ト
ランスミッションは、製造コストの削減と作動の信頼性
向上を実現する。
【０００２】
【従来の技術】米国特許第５，３０７，７３１号は、複
数の液圧ユニットを収納するための単一ハウジング体を
開示している。このハウジングは、１回鋳造で製造され
た一体の中空ハウジングであり、互いに対向した前壁と
後壁と、前壁と後壁の間に延長した連続した側壁を有
し、密閉ハウジングを構成している。回転軸線は、前壁
と後壁の間に長手方向に延長し、前壁に形成された開口
のほぼ中心に支持される。組み立て工程において回転部
品群やその他の部品を取り付けるためのアクセス開口が
回転軸線に対して横断方向に連続した側壁に形成されて
いる。このハウジング体は、液圧による大きな分離力の
経路がハウジング部材の継目又は結合線に沿って存在す
るのを回避するために開発されものである。このハウジ
ング体は、又、そのような継目に沿って従来必要とされ
ていたボルトなどの締着具をも不要にする。
数の液圧ユニットを収納するための単一ハウジング体を
開示している。このハウジングは、１回鋳造で製造され
た一体の中空ハウジングであり、互いに対向した前壁と
後壁と、前壁と後壁の間に延長した連続した側壁を有
し、密閉ハウジングを構成している。回転軸線は、前壁
と後壁の間に長手方向に延長し、前壁に形成された開口
のほぼ中心に支持される。組み立て工程において回転部
品群やその他の部品を取り付けるためのアクセス開口が
回転軸線に対して横断方向に連続した側壁に形成されて
いる。このハウジング体は、液圧による大きな分離力の
経路がハウジング部材の継目又は結合線に沿って存在す
るのを回避するために開発されものである。このハウジ
ング体は、又、そのような継目に沿って従来必要とされ
ていたボルトなどの締着具をも不要にする。
【０００３】一体ハウジングの構想は、米国特許第５，
５４０５６３号によって一歩前進された。すわち、この
特許は、タンデム（直列２連）ポンプのための一体ハウ
ジングを開示している。この一体ハウジングは、両端壁
と、両端壁の間を連結した連続側壁とから成り、回転部
品群をハウジング内へ挿入するための少くとも２つの孔
が側壁に形成されている。タンデムポンプの端部にいろ
いろな異なる取付フランジを設けることができる。米国
特許第５，５４０５６３号の図５に示されるように、２
本のポンプ軸はカップリングによって互いに連結されて
いる。更に、ハウジングの中央セクションを貫通して２
つのポンプを連結する高圧通路は存在しない。各ポンプ
は、基本的には、それぞれの独自の別個の内部液圧系を
有しており、２つのポンプは、共通の入力軸即ち回転動
力源を共有する。
５４０５６３号によって一歩前進された。すわち、この
特許は、タンデム（直列２連）ポンプのための一体ハウ
ジングを開示している。この一体ハウジングは、両端壁
と、両端壁の間を連結した連続側壁とから成り、回転部
品群をハウジング内へ挿入するための少くとも２つの孔
が側壁に形成されている。タンデムポンプの端部にいろ
いろな異なる取付フランジを設けることができる。米国
特許第５，５４０５６３号の図５に示されるように、２
本のポンプ軸はカップリングによって互いに連結されて
いる。更に、ハウジングの中央セクションを貫通して２
つのポンプを連結する高圧通路は存在しない。各ポンプ
は、基本的には、それぞれの独自の別個の内部液圧系を
有しており、２つのポンプは、共通の入力軸即ち回転動
力源を共有する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】液圧ユニットの面倒な
継目や締着具を排除する上で上述したような技術的進歩
がみられるが、上記各先行特許は、一体ハウジング構想
を、高圧通路によって互いに流体連通するように接続さ
れたポンプとモータを含む完全な液圧トランスミッショ
ンに適用する態様については開示していない。従来は、
高圧通路は、それぞれ別個のハウジング内に収容された
ポンプとモータを相互に流体連通状態に接続する外部高
圧ホースによって構成されているのが普通であった。ポ
ンプとモータを単一のパッケージとして組み合わせるこ
とは周知であるが、従来のパッケージは、１つ以上のハ
ウジングを含むか、あるいは、液圧ユニットによって創
出される軸方向の力に対して横断方向に分割（スプリッ
ト）されたハウジングを含むものである。この構成は、
上述した２つの特許に記載されているように、継目及び
締着具に関連した信頼性の問題を提起する。従って、単
一の一体ハウジング内に収容されており、しかも、面倒
な横断方向の継目も、それに関連する締着具も存在しな
い液圧トランスミッション、ポンプ及びモータを求める
要望がある。本発明の課題は、そのような要望を充足す
ることである。
継目や締着具を排除する上で上述したような技術的進歩
がみられるが、上記各先行特許は、一体ハウジング構想
を、高圧通路によって互いに流体連通するように接続さ
れたポンプとモータを含む完全な液圧トランスミッショ
ンに適用する態様については開示していない。従来は、
高圧通路は、それぞれ別個のハウジング内に収容された
ポンプとモータを相互に流体連通状態に接続する外部高
圧ホースによって構成されているのが普通であった。ポ
ンプとモータを単一のパッケージとして組み合わせるこ
とは周知であるが、従来のパッケージは、１つ以上のハ
ウジングを含むか、あるいは、液圧ユニットによって創
出される軸方向の力に対して横断方向に分割（スプリッ
ト）されたハウジングを含むものである。この構成は、
上述した２つの特許に記載されているように、継目及び
締着具に関連した信頼性の問題を提起する。従って、単
一の一体ハウジング内に収容されており、しかも、面倒
な横断方向の継目も、それに関連する締着具も存在しな
い液圧トランスミッション、ポンプ及びモータを求める
要望がある。本発明の課題は、そのような要望を充足す
ることである。
【０００５】従って、本発明の目的は、単一の一体ハウ
ジング内に収容されたポンプとモータを含む液圧トラン
スミッションを提供することである。
ジング内に収容されたポンプとモータを含む液圧トラン
スミッションを提供することである。
【０００６】本発明の他の目的は、パッケージの長さを
短くするように単一のハウジング内に収容されたポンプ
とモータを含む液圧トランスミッションを提供すること
である。
短くするように単一のハウジング内に収容されたポンプ
とモータを含む液圧トランスミッションを提供すること
である。
【０００７】本発明の他の目的は、高圧通路を備えたポ
ート設定隔壁又は中央壁を有する、単一のハウジング内
に収容された液圧トランスミッションを提供することで
ある。
ート設定隔壁又は中央壁を有する、単一のハウジング内
に収容された液圧トランスミッションを提供することで
ある。
【０００８】本発明の他の目的は、締着具及び継目の数
が少なく、従って、継目に関連した欠陥が発生する可能
性が少ない液圧トランスミッションを提供することであ
る。
が少なく、従って、継目に関連した欠陥が発生する可能
性が少ない液圧トランスミッションを提供することであ
る。
【０００９】本発明の他の目的は、機械加工し、組み立
てなければならない部品数が少ない液圧トランスミッシ
ョンを提供することである。
てなければならない部品数が少ない液圧トランスミッシ
ョンを提供することである。
【００１０】本発明の他の目的は、ほとんど機械加工作
業を必要とせずに製造することができる液圧トランスミ
ッションを提供することである。
業を必要とせずに製造することができる液圧トランスミ
ッションを提供することである。
【００１１】本発明の他の目的は、組み立て工程におい
て締着具を回し締めする回数の少ない液圧トランスミッ
ションを提供することである。
て締着具を回し締めする回数の少ない液圧トランスミッ
ションを提供することである。
【００１２】本発明の他の目的は、組み立てが容易であ
り、製造コストが安く、かつ、作動上の信頼性が高い液
圧トランスミッションを提供することである。
り、製造コストが安く、かつ、作動上の信頼性が高い液
圧トランスミッションを提供することである。
【００１３】本発明の他の目的は、ポンプとモータのい
ずれもが開放ケースを有しており、それによってハウジ
ング内に油が保持されないようにした液圧トランスミッ
ションを提供することである。
ずれもが開放ケースを有しており、それによってハウジ
ング内に油が保持されないようにした液圧トランスミッ
ションを提供することである。
【００１４】本発明の他の目的は、回転部品群をハウジ
ング内へ挿入するための側部アクセス穴を有する、一体
のハウジング内に収容された液圧トランスミッションを
提供することである。
ング内へ挿入するための側部アクセス穴を有する、一体
のハウジング内に収容された液圧トランスミッションを
提供することである。
【００１５】本発明の他の目的は、すべての高圧液圧流
体接続部がハウジング外に設けられている液圧トランス
ミッションを提供することである。
体接続部がハウジング外に設けられている液圧トランス
ミッションを提供することである。
【００１６】本発明の他の目的は、ポンプ軸とモータ軸
が機械的に連結されていない液圧トランスミッションを
提供することである。本発明の更に他の目的は、改良さ
れたトラニオン支承保持器を提供することである。
が機械的に連結されていない液圧トランスミッションを
提供することである。本発明の更に他の目的は、改良さ
れたトラニオン支承保持器を提供することである。
【００１７】本発明のその他の目的、特徴及び利点は、
以下の好ましい実施形態の説明及び添付図から当業者に
は明らかになろう。
以下の好ましい実施形態の説明及び添付図から当業者に
は明らかになろう。
【００１８】
【課題を解決するための手段】発明の概要 上記課題を解決するために、本発明は、内部画室を有
し、互いに対向した側壁と互いに対向した端壁を備えた
外側シェル（殻体）を有する一体の鋳造ハウジングと、
該ハウジング内に該ハウジングと一体に鋳造され、前記
画室を別々のサブ画室に分割する中央壁と、該中央壁の
両側に該各サブ画室内にそれぞれ設置された第１液圧動
力ユニットと第２液圧動力ユニットと、該中央壁を貫通
して延長し該両液圧動力ユニットを液圧流体連通状態に
接続する高圧流体導管とから成る液圧トランスミッショ
ンを提供する。
し、互いに対向した側壁と互いに対向した端壁を備えた
外側シェル（殻体）を有する一体の鋳造ハウジングと、
該ハウジング内に該ハウジングと一体に鋳造され、前記
画室を別々のサブ画室に分割する中央壁と、該中央壁の
両側に該各サブ画室内にそれぞれ設置された第１液圧動
力ユニットと第２液圧動力ユニットと、該中央壁を貫通
して延長し該両液圧動力ユニットを液圧流体連通状態に
接続する高圧流体導管とから成る液圧トランスミッショ
ンを提供する。
【００１９】この液圧動力ユニットは、ポンプとモータ
を備えたものとすることができ、ポンプとモータの各々
は、ハウジング壁に形成されたアクセス開口を通してそ
れぞれのサブ画室内へ容易に挿入することができる回転
部品群を有するものとすることができる。ポンプとモー
タの主軸は互いに異なる方向に異なる速度で回転するこ
とができるが、両軸は、互いに一致した回転軸線を有す
る。
を備えたものとすることができ、ポンプとモータの各々
は、ハウジング壁に形成されたアクセス開口を通してそ
れぞれのサブ画室内へ容易に挿入することができる回転
部品群を有するものとすることができる。ポンプとモー
タの主軸は互いに異なる方向に異なる速度で回転するこ
とができるが、両軸は、互いに一致した回転軸線を有す
る。
【００２０】
【発明の実施の形態】図１〜８を参照して説明すると、
本発明の液圧トランスミッション１０は、内部画室２６
を画定する互いに対向した側壁１６，１８，２０（図
１、２及び４）と互いに対向した端壁２２，２４を備え
た外側シェル（殻体）を有する一体鋳造ハウジング１２
（図４）を含む。図１及び４に明示されているように、
画室２６は、中央壁又はポート設定隔壁２８によってサ
ブ画室２６Ｐと２６Ｍに分割されている。隔壁２８は、
ハウジング１２と一体に鋳造される。
本発明の液圧トランスミッション１０は、内部画室２６
を画定する互いに対向した側壁１６，１８，２０（図
１、２及び４）と互いに対向した端壁２２，２４を備え
た外側シェル（殻体）を有する一体鋳造ハウジング１２
（図４）を含む。図１及び４に明示されているように、
画室２６は、中央壁又はポート設定隔壁２８によってサ
ブ画室２６Ｐと２６Ｍに分割されている。隔壁２８は、
ハウジング１２と一体に鋳造される。
【００２１】第１サブ画室２６Ｐ内には第１液圧動力ユ
ニット、この例では液圧ポンプ３０が設置され、第２サ
ブ画室２６Ｍ内には第２液圧動力ユニット、この例では
液圧モータ３２が設置されている。各動力ユニット３
０，３２は、それぞれ、慣用のアキシァルピストン構造
の回転部品群３４，３６を有する。図３を参照して説明
すると、回転部品群３４，３６は、それぞれ、互いに異
なる方向に異なる速度で回転することができるように互
いに機械的に分離され、好ましくは互いに離隔された回
転自在の主軸３８，４０（それぞれポンプ軸３８、モー
タ軸４０とも称する）を含む。ポンプ軸３８及びモータ
軸４０は、各々、互いに一致した中心回転軸線４２，４
４を有する。従って、ポンプ３０とモータ３２とは、
「インライン」（直列型）構成である。ポンプ軸３８
は、ハウジング１２の端壁２２に形成された開口４３を
貫通して延長しており、モータ軸４０は、端壁２４に形
成された開口４５を貫通して延長している（図１及び４
参照）。
ニット、この例では液圧ポンプ３０が設置され、第２サ
ブ画室２６Ｍ内には第２液圧動力ユニット、この例では
液圧モータ３２が設置されている。各動力ユニット３
０，３２は、それぞれ、慣用のアキシァルピストン構造
の回転部品群３４，３６を有する。図３を参照して説明
すると、回転部品群３４，３６は、それぞれ、互いに異
なる方向に異なる速度で回転することができるように互
いに機械的に分離され、好ましくは互いに離隔された回
転自在の主軸３８，４０（それぞれポンプ軸３８、モー
タ軸４０とも称する）を含む。ポンプ軸３８及びモータ
軸４０は、各々、互いに一致した中心回転軸線４２，４
４を有する。従って、ポンプ３０とモータ３２とは、
「インライン」（直列型）構成である。ポンプ軸３８
は、ハウジング１２の端壁２２に形成された開口４３を
貫通して延長しており、モータ軸４０は、端壁２４に形
成された開口４５を貫通して延長している（図１及び４
参照）。
【００２２】この液圧トランスミッション１０の組み立
て工程において回転部品群３４，３６をそれぞれのサブ
画室２６Ｐ，２６Ｍ内へ挿入することを可能にするため
のアクセス開口４６，４８がハウジング１２の一側壁、
好ましくは頂部側壁１６に穿設されている。ポンプの斜
板５０及びモータの斜板５２も、それぞれのユニット３
０，３２内へアクセス開口４６，４８を通して挿入する
ことができる。これらのアクセス開口４６，４８は、更
に、圧油又は液圧流体をハウジング１２からオーバーフ
ロー又はドレン排出させることができ、それによってこ
の液圧トランスミッション１０を「開放ケース」型ユニ
ットとすることができるという利点を有する。随意選択
として、「閉鎖ケース」型ユニットが望ましい場合は、
アクセス開口４６，４８を覆うカバープレートを密封状
態に装着することができる。
て工程において回転部品群３４，３６をそれぞれのサブ
画室２６Ｐ，２６Ｍ内へ挿入することを可能にするため
のアクセス開口４６，４８がハウジング１２の一側壁、
好ましくは頂部側壁１６に穿設されている。ポンプの斜
板５０及びモータの斜板５２も、それぞれのユニット３
０，３２内へアクセス開口４６，４８を通して挿入する
ことができる。これらのアクセス開口４６，４８は、更
に、圧油又は液圧流体をハウジング１２からオーバーフ
ロー又はドレン排出させることができ、それによってこ
の液圧トランスミッション１０を「開放ケース」型ユニ
ットとすることができるという利点を有する。随意選択
として、「閉鎖ケース」型ユニットが望ましい場合は、
アクセス開口４６，４８を覆うカバープレートを密封状
態に装着することができる。
【００２３】図３を参照して説明すると、各回転部品群
３４，３６は、それ自体は本発明の主題ではないが、複
数の軸方向に移動自在のピストン組立体を有するシリン
ダーブロックを備えている。中央壁又はポート設定隔壁
２８を通しての高圧流体の流れは、慣用の弁板５４，５
６によって制御される。ポンプ３０の内部高圧ポートと
モータ３２の内部高圧ポートを接続するために１津又は
複数の高圧通路５８，６０がポート設定隔壁２８を貫通
して形成されている。かくして、ポンプ３０とモータ３
２とは、高圧通路５８，６０によって閉回路として接続
される。
３４，３６は、それ自体は本発明の主題ではないが、複
数の軸方向に移動自在のピストン組立体を有するシリン
ダーブロックを備えている。中央壁又はポート設定隔壁
２８を通しての高圧流体の流れは、慣用の弁板５４，５
６によって制御される。ポンプ３０の内部高圧ポートと
モータ３２の内部高圧ポートを接続するために１津又は
複数の高圧通路５８，６０がポート設定隔壁２８を貫通
して形成されている。かくして、ポンプ３０とモータ３
２とは、高圧通路５８，６０によって閉回路として接続
される。
【００２４】斜板５０，５２は、それぞれ回転部品群３
４，３６に連動するように取り付けられている。図１に
明示されているように、ポンプ３０の斜板５０は、アク
セス開口４６の下方でトラニオン開口（斜板のトラニオ
ンを受容するための開口）６３Ａを貫通してハウジング
１２の外部に突出したハンドル部分６２を有する。ハン
ドル部分６２は、一般に「手動操作器」又はピントル軸
と称されるタイプのものであるが、このハンドル部分６
２にサーボ支援制御機構を連結してもよい。ハンドル部
分６２は、ポンプの回転部品群３４中の複数のピストン
組立体のストロークを変更するために傾動自在の斜板５
０を直接機械的に制御することを可能にする。それによ
って、回転シリンダーブロックのピストン組立体のスト
ローク、従って、流体押し退け容積を容易に、かつ、正
確に制御することができる。
４，３６に連動するように取り付けられている。図１に
明示されているように、ポンプ３０の斜板５０は、アク
セス開口４６の下方でトラニオン開口（斜板のトラニオ
ンを受容するための開口）６３Ａを貫通してハウジング
１２の外部に突出したハンドル部分６２を有する。ハン
ドル部分６２は、一般に「手動操作器」又はピントル軸
と称されるタイプのものであるが、このハンドル部分６
２にサーボ支援制御機構を連結してもよい。ハンドル部
分６２は、ポンプの回転部品群３４中の複数のピストン
組立体のストロークを変更するために傾動自在の斜板５
０を直接機械的に制御することを可能にする。それによ
って、回転シリンダーブロックのピストン組立体のスト
ローク、従って、流体押し退け容積を容易に、かつ、正
確に制御することができる。
【００２５】図に示されるように、モータ３２は、トラ
ニオン軸線上の回転部品群３６に対して移動自在の、好
ましくは傾動自在の斜板５２を有する。そのような斜板
を備えたモータは、通常、「可変モータ」と称される。
好ましい実施形態では、このモータ斜板５２は、ハウジ
ング１２に取り付けられたサーボモータ式押し退け容積
制御器６４によって液圧により制御される。その他のタ
イプの斜板及び制御器を用いることも本発明の範囲内で
ある。例えば、モータ３２は、回転部品群３６に対して
固定された斜板を備えたものとすることもできる。その
ようなモータは、通常、「固定モータ」と称される。
ニオン軸線上の回転部品群３６に対して移動自在の、好
ましくは傾動自在の斜板５２を有する。そのような斜板
を備えたモータは、通常、「可変モータ」と称される。
好ましい実施形態では、このモータ斜板５２は、ハウジ
ング１２に取り付けられたサーボモータ式押し退け容積
制御器６４によって液圧により制御される。その他のタ
イプの斜板及び制御器を用いることも本発明の範囲内で
ある。例えば、モータ３２は、回転部品群３６に対して
固定された斜板を備えたものとすることもできる。その
ようなモータは、通常、「固定モータ」と称される。
【００２６】ハウジング１２の端壁２２，２４には、取
付フランジ又はパッド６６，６８が形成されている。ト
ランスミッション１０を自動車（図示せず）に取り付け
る上での最適な融通性を与えるためには、取付フランジ
又はパッド６６，６８は、同一寸法とすることが好まし
いが、それらのフランジは、いろいろなな異なる規格に
合致するように、互いに異なる寸法又は形状に形成して
もよい。例えば、ポンプ側の取付フランジ又はパッド６
６とモータ側の取付フランジ又はパッド６８は、図で
は、いずれもＳ．Ａ．Ｅ．（米国自動車エンジニア協
会）規格のＢ型構成を有するものとして示されている
が、ポンプ側の取付フランジ６６をＳ．Ａ．Ｅ．規格の
Ｂ型構成とし、モータ側の取付フランジ６８をＳ．Ａ．
Ｅ．規格のＣ型構成とすることもできる。
付フランジ又はパッド６６，６８が形成されている。ト
ランスミッション１０を自動車（図示せず）に取り付け
る上での最適な融通性を与えるためには、取付フランジ
又はパッド６６，６８は、同一寸法とすることが好まし
いが、それらのフランジは、いろいろなな異なる規格に
合致するように、互いに異なる寸法又は形状に形成して
もよい。例えば、ポンプ側の取付フランジ又はパッド６
６とモータ側の取付フランジ又はパッド６８は、図で
は、いずれもＳ．Ａ．Ｅ．（米国自動車エンジニア協
会）規格のＢ型構成を有するものとして示されている
が、ポンプ側の取付フランジ６６をＳ．Ａ．Ｅ．規格の
Ｂ型構成とし、モータ側の取付フランジ６８をＳ．Ａ．
Ｅ．規格のＣ型構成とすることもできる。
【００２７】アクセス開口４６，４８及びトラニオン開
口６３Ａ、６３Ｂ、６３Ｃ、６３Ｄは、回転部品群３
４，３６及び斜板５０，５２をハウジング１２内へ容易
に挿入しハウジングから引き出すのを可能にする。トラ
ニオン開口６３Ｂ，６３Ｄは、それぞれ、下側半円筒形
表面７０，７２と、それと整合するようにキャップ部材
７８，８０に形成された対応する上側半円筒形表面７
４，７６によって画定された円筒形開口である。上側半
円筒形表面７４，７６は、ハウジング１２に一体的に形
成してもよく、図に示されるようにキャップ部材７８，
８０に形成することもできる。キャップ部材７８，８０
は、ハウジング１２に形成されたねじ穴８４に挿入する
ことができるボルト８２のような締着手段によってハウ
ジング１２に締着される。着脱自在のキャップ部材７
８，８０の使用は、ハウジング１２をよりコンパクトに
するので、好ましい。
口６３Ａ、６３Ｂ、６３Ｃ、６３Ｄは、回転部品群３
４，３６及び斜板５０，５２をハウジング１２内へ容易
に挿入しハウジングから引き出すのを可能にする。トラ
ニオン開口６３Ｂ，６３Ｄは、それぞれ、下側半円筒形
表面７０，７２と、それと整合するようにキャップ部材
７８，８０に形成された対応する上側半円筒形表面７
４，７６によって画定された円筒形開口である。上側半
円筒形表面７４，７６は、ハウジング１２に一体的に形
成してもよく、図に示されるようにキャップ部材７８，
８０に形成することもできる。キャップ部材７８，８０
は、ハウジング１２に形成されたねじ穴８４に挿入する
ことができるボルト８２のような締着手段によってハウ
ジング１２に締着される。着脱自在のキャップ部材７
８，８０の使用は、ハウジング１２をよりコンパクトに
するので、好ましい。
【００２８】液圧トランスミッション１０を組み立てる
際は、斜板５０，５２をそれぞれの回転部品群３４，３
６の上に載せ、アクセス開口４６，４８に挿入する。組
み立て工は、図１及び８に示されるように、ポンプ斜板
５０のハンドル６２をトラニオン開口６３Ａを通して挿
入する。同様に、モータ斜板５２のトラニオンの外周の
一部分を、ハウジング１２のトラニオン開口６３Ｃを囲
繞する部分に回転自在に支承させるように位置づけす
る。次いで、各斜板５０，５２の両端をアクセス開口４
６，４８を通してそれぞれのサブ画室２６Ｐ，２６Ｍ内
へ下降させ、表面７０，７２によって支持されるように
位置づけする。次いで、組み立て工は、キャップ部材７
８，８０を斜板５０，５２の両端に被せてハウジング１
２に締着し、斜板５０，５２を保持する。斜板５０，５
２を回転又は傾動させるのに克服しなければならない摩
擦の大きさを軽減するために、斜板５０，５２のトラニ
オンの外周面と、ハウジング１２と、キャップ部材７
８，８０との間に慣用のブッシュ又はトラニオン軸受
（図示せず）を介設する。斜板５０，５２を保持するの
を助成するためにハウジング１２及びキャップ部材７
８，８０に半径方向内方に突出したリップ８１が形成さ
れている。斜板５０，５２の横方向の安定性と、その周
辺の流体密性能を高めるために、必要ならば、スナップ
リング（止め輪）又は密封部材（図示せず）を用いるこ
ともできる。
際は、斜板５０，５２をそれぞれの回転部品群３４，３
６の上に載せ、アクセス開口４６，４８に挿入する。組
み立て工は、図１及び８に示されるように、ポンプ斜板
５０のハンドル６２をトラニオン開口６３Ａを通して挿
入する。同様に、モータ斜板５２のトラニオンの外周の
一部分を、ハウジング１２のトラニオン開口６３Ｃを囲
繞する部分に回転自在に支承させるように位置づけす
る。次いで、各斜板５０，５２の両端をアクセス開口４
６，４８を通してそれぞれのサブ画室２６Ｐ，２６Ｍ内
へ下降させ、表面７０，７２によって支持されるように
位置づけする。次いで、組み立て工は、キャップ部材７
８，８０を斜板５０，５２の両端に被せてハウジング１
２に締着し、斜板５０，５２を保持する。斜板５０，５
２を回転又は傾動させるのに克服しなければならない摩
擦の大きさを軽減するために、斜板５０，５２のトラニ
オンの外周面と、ハウジング１２と、キャップ部材７
８，８０との間に慣用のブッシュ又はトラニオン軸受
（図示せず）を介設する。斜板５０，５２を保持するの
を助成するためにハウジング１２及びキャップ部材７
８，８０に半径方向内方に突出したリップ８１が形成さ
れている。斜板５０，５２の横方向の安定性と、その周
辺の流体密性能を高めるために、必要ならば、スナップ
リング（止め輪）又は密封部材（図示せず）を用いるこ
ともできる。
【００２９】次いで、組み立て工は、ポンプ軸３８をハ
ウジング１２及び斜板５０を通して挿入し、回転部品群
３４のシリンダーブロックにそれを駆動するように係合
させる。隔壁２８は、軸３８の、回転部品群３４を貫通
して突出した部分を回転自在に支持する。モータ軸４０
も、同様にして回転部品群３６を貫通して延長させ、隔
壁２８によって回転自在に支持させる。ポンプ軸３８
は、モータ軸４０に駆動関係に連結させない。
ウジング１２及び斜板５０を通して挿入し、回転部品群
３４のシリンダーブロックにそれを駆動するように係合
させる。隔壁２８は、軸３８の、回転部品群３４を貫通
して突出した部分を回転自在に支持する。モータ軸４０
も、同様にして回転部品群３６を貫通して延長させ、隔
壁２８によって回転自在に支持させる。ポンプ軸３８
は、モータ軸４０に駆動関係に連結させない。
【００３０】斜板５０，５２の最大傾動角度を制限する
ために斜板５０，５２の裏面に近接した位置に１つ又は
複数のストッパ８６がハウジング１２に取り付けれれる
か、好ましくはハウジングと一体に形成される。
ために斜板５０，５２の裏面に近接した位置に１つ又は
複数のストッパ８６がハウジング１２に取り付けれれる
か、好ましくはハウジングと一体に形成される。
【００３１】以上、本発明を実施形態に関連して説明し
たが、本発明は、ここに例示した実施形態の構造及び形
状に限定されるものではなく、いろいろな実施形態が可
能であり、いろいろな変更及び改変を加えることができ
ることを理解されたい。
たが、本発明は、ここに例示した実施形態の構造及び形
状に限定されるものではなく、いろいろな実施形態が可
能であり、いろいろな変更及び改変を加えることができ
ることを理解されたい。
【図１】図１は、本発明の液圧トランスミッションの上
からみた平面図である。
からみた平面図である。
【図２】図２は、図１の液圧トランスミッションの右端
からみた立面図である。
からみた立面図である。
【図３】図３は、図２の線３−３に沿ってみた液圧トラ
ンスミッションの縦断面図である。
ンスミッションの縦断面図である。
【図４】図４は、本発明の液圧トランスミッションのた
めのトランスミッションハウジングの分解透視図であ
る。
めのトランスミッションハウジングの分解透視図であ
る。
【図５】図５は、図１の液圧トランスミッションの下か
らみた平面図である。
らみた平面図である。
【図６】図６は、図１の液圧トランスミッションの左端
からみた立面図である。
からみた立面図である。
【図７】図７は、図１の液圧トランスミッションの正面
からみた立面図である。
からみた立面図である。
【図８】図８は、図１の液圧トランスミッションの背面
からみた立面図である。
からみた立面図である。
１０：液圧トランスミッション １２：ハウジング、一体鋳造ハウジング １６，１８，２０：側壁 ２２，２４：端壁 ２６Ｐ：サブ画室 ２６Ｍ：サブ画室 ２６：画室、内部画室 ２８：ポート設定隔壁、隔壁 ３０：液圧動力ユニット、液圧ポンプ ３２：液圧動力ユニット、液圧モータ ３４，３６：回転部品群 ３８：主軸、ポンプ軸 ４０：主軸、モータ軸 ４２，４４：中心回転軸線 ４３，４５：開口 ４６，４８：アクセス開口 ５０：ポンプ斜板 ５２：モータ斜板 ５４，５６：弁板 ５８，６０：高圧通路 ６２：ハンドル部分 ６３Ａ，６３Ｂ，６３Ｃ，６３Ｄ：トラニオン開口 ６４：容積制御器 ６６，６８：取付フランジ、パッド ７０，７２：下側半円筒形表面 ７４，７６：上側半円筒形表面 ７８，８０：キャップ部材 ８１：リップ ８２，８４：穴 ８６：ストッパ
Claims (10)
- 【請求項１】 内部画室を有し、互いに対向した側壁と
互いに対向した端壁を備えた外側シェルを有する一体の
鋳造ハウジングと、該ハウジング内に該ハウジングと一
体に鋳造され、前記画室を別々のサブ画室に分割する中
央壁と、該中央壁の両側に該各サブ画室内にそれぞれ設
置された第１液圧動力ユニットと第２液圧動力ユニット
と、該中央壁を貫通して延長し該両液圧動力ユニットを
液圧流体連通状態に接続する高圧流体導管とから成る液
圧トランスミッション。 - 【請求項２】 前記第１液圧動力ユニットと第２液圧動
力ユニットの一方は、液圧ポンプであり、他方は液圧モ
ータであることを特徴とする請求項１に記載の液圧トラ
ンスミッション。 - 【請求項３】 前記第１液圧動力ユニット及び第２液圧
動力ユニットは、各々、回転部品群を含み、前記ハウジ
ングの少くとも１つの側壁に複数のアクセス開口が形成
されており、該各アクセス開口は、該各液圧動力ユニッ
トの回転部品群を設置する目的でそれぞれの前記サブ画
室内へ挿入するために通すことができる大きさであるこ
とを特徴とする請求項１に記載の液圧トランスミッショ
ン。 - 【請求項４】 前記第１液圧動力ユニット及び第２液圧
動力ユニットは、各々、回転部品群を含み、該各回転部
品群は、該回転部品群を駆動するために該回転部品群に
連結された回転自在の主軸を有しており、該両液圧動力
ユニットの主軸は、互いに異なる方向に異なる速度で回
転することができるように互いに分離されていることを
特徴とする請求項１に記載の液圧トランスミッション。 - 【請求項５】 前記第１液圧動力ユニットは、ポンプで
あり、該ポンプの斜板は、前記アクセス開口の１つの下
方に離隔されて設けられたトラニオン開口をを貫通して
前記ハウジングの外部に突出したハンドル部分を有する
ことを特徴とする請求項３に記載の液圧トランスミッシ
ョン。 - 【請求項６】 内部画室を有し、互いに対向した側壁と
互いに対向した端壁を備えた外側シェルを有する一体の
鋳造ハウジングと、該ハウジング内に該ハウジングと一
体に鋳造され、前記画室を別々のサブ画室に分割する中
央壁と、一方のサブ画室内に設置された液圧ポンプと、
他方のサブ画室内に設置された液圧モータと、該中央壁
を貫通して延長し該液圧ポンプと液圧モータを液圧流体
連通状態に接続する高圧流体導管とから成り、該液圧ポ
ンプは、中心回転軸線の周りに回転自在のポンプ軸を有
する回転部品群を含み、該液圧モータは、中心回転軸線
の周りに回転自在のモータ軸を有する回転部品群を含
み、該ポンプ軸とモータ軸とは互いに分離されているこ
とを特徴とする液圧トランスミッション。 - 【請求項７】 液圧トランスミッションのためのハウジ
ングであって、 互いに対向した第１端壁と第２端壁と、該第１端壁と第
２端壁とを連結した細長い連続した側壁と、該側壁と一
体に形成されており、該側壁に対してほぼ横断方向に延
長して該ハウジングを第１サブ画室と第２サブ画室に分
割している中間壁部分とから成り、前記第１端壁は、該
ハウジングから入力駆動軸を突出させることができる貫
通開口を有し、前記第２端壁は、該ハウジングから出力
駆動軸を突出させることができる貫通開口を有し、前記
液圧トランスミッションの第１回転部品群を前記第１サ
ブ画室内に挿入することを可能にする第１アクセス開口
が、前記側壁を貫通して該第１サブ画室に通じており、
該液圧トランスミッションの第２回転部品群を前記第２
サブ画室内に挿入することを可能にする第２アクセス開
口が前記側壁を貫通して該第２サブ画室に通じており、
該第１サブ画室と第２サブ画室を連通させるために１対
の高圧流体導管が前記中間壁を貫通して形成されている
ことを特徴とする液圧トランスミッションのためのハウ
ジング。 - 【請求項８】 前記側壁は、頂部と、底部と、互いに対
向した側部を有し、前記第１及び第２アクセス開口は、
該側壁の頂部を貫通して形成されていることを特徴とす
る請求項７に記載の液圧トランスミッションのためのハ
ウジング。 - 【請求項９】 前記第１サブ画室及び第２サブ画室の各
々に近接して前記側壁の前記側部に、斜板トラニオンを
受容するための複数のトラニオン開口が形成されている
ことを特徴とする請求項８に記載の液圧トランスミッシ
ョンのためのハウジング。 - 【請求項１０】 前記複数のトラニオン開口は、前記第
１及び第２アクセス開口との間に間隙を画定するように
該前記第１及び第２アクセス開口とオーバーラップして
おり、該間隙を塞ぐようにキャップ部材が該ハウジング
に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求
項９に記載の液圧トランスミッションのためのハウジン
グ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US09/209393 | 1998-12-10 | ||
| US09/209,393 US6176086B1 (en) | 1998-12-10 | 1998-12-10 | Hydrostatic transmission in one housing |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000213624A true JP2000213624A (ja) | 2000-08-02 |
| JP3312175B2 JP3312175B2 (ja) | 2002-08-05 |
Family
ID=22778590
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35125899A Expired - Fee Related JP3312175B2 (ja) | 1998-12-10 | 1999-12-10 | 単一ハウジングに収容された液圧トランスミッション |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6176086B1 (ja) |
| JP (1) | JP3312175B2 (ja) |
| CN (1) | CN1108469C (ja) |
| DE (1) | DE19959618B4 (ja) |
| IT (1) | IT1307602B1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6682453B1 (en) * | 2002-05-31 | 2004-01-27 | Kanzaki Kokykoki Mfg. Co., Ltd. | Hydrostatic transaxle apparatus |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8635867B2 (en) * | 2004-07-15 | 2014-01-28 | Parker-Hannifin Corporation | Hydrostatic transmission |
| US7523611B2 (en) | 2005-08-25 | 2009-04-28 | Parker-Hannifin Corporation | Hydrostatic transmission with external manifold |
| US7886534B2 (en) * | 2007-06-12 | 2011-02-15 | Parker-Hannifin Corporation | Integrated hydrostatic transmission assembly |
| US10100827B2 (en) * | 2008-07-28 | 2018-10-16 | Eaton Intelligent Power Limited | Electronic control for a rotary fluid device |
| US20100116579A1 (en) * | 2008-11-11 | 2010-05-13 | Sauer-Danfoss Inc. | Bent axis hydromodule with bolt on trunnion bearing carriers |
| CN102042426B (zh) * | 2009-10-26 | 2013-06-12 | 怀特(中国)驱动产品有限公司 | 闭合式液压回路的旁通阀/冲洗阀和液压组件 |
| US8857171B2 (en) * | 2010-02-11 | 2014-10-14 | Parker-Hannifin Corporation | Integrated hydrostatic transmission |
| DE102012021319A1 (de) * | 2012-10-31 | 2014-04-30 | Robert Bosch Gmbh | Hydrostatische Einheit und Adapterstück |
| DE102014225950A1 (de) * | 2014-12-16 | 2016-06-16 | Robert Bosch Gmbh | Hydrostatisches Getriebe |
| EP3299669B1 (en) * | 2015-05-18 | 2023-02-01 | Yanmar Power Technology Co., Ltd. | Transmission |
Family Cites Families (33)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3126707A (en) | 1964-03-31 | Hydrostatic transmission | ||
| US1545678A (en) * | 1923-08-16 | 1925-07-14 | J W Miller | Fluid transmission |
| US1648000A (en) * | 1924-05-28 | 1927-11-08 | Lee Engineering Res Corp | Variable-speed transmission |
| US2633710A (en) * | 1947-08-01 | 1953-04-07 | Jr Alfred Jarmann | Variable ratio fluid transmission of the reciprocating piston type |
| US2687049A (en) * | 1950-12-14 | 1954-08-24 | Ebert Heinrich | Axial piston fluid transmission |
| US2720843A (en) * | 1952-02-04 | 1955-10-18 | Fred Middlestadt | Hydraulic drive |
| US2844002A (en) * | 1952-05-13 | 1958-07-22 | Pavesi Franco | Hydraulic piston pump, particularly suitable for differential hydraulic transmissions |
| US3131539A (en) * | 1961-11-20 | 1964-05-05 | Ford Motor Co | Hydraulic transmission |
| US3133418A (en) * | 1962-02-19 | 1964-05-19 | Douglas F Froebe | Pump and motor hydraulic transmission |
| US3177666A (en) | 1964-01-16 | 1965-04-13 | Sundstrand Corp | Hydrostatic transmission |
| US3309870A (en) | 1965-07-06 | 1967-03-21 | Sundstrand Corp | Hydrostatic transmission |
| GB1314254A (en) * | 1970-10-08 | 1973-04-18 | Hydro Mite Ltd | Hydrostatic transmissions |
| US3698189A (en) * | 1971-04-09 | 1972-10-17 | Cessna Aircraft Co | Neutral control for hydraulic transmission |
| JPS5033283A (ja) | 1973-07-25 | 1975-03-31 | ||
| US3903978A (en) | 1973-11-12 | 1975-09-09 | Clark Equipment Co | Skid-steered vehicle transmission |
| DE2633717A1 (de) * | 1976-07-27 | 1978-02-02 | Linde Ag | Hydrostatisches getriebe |
| US4075843A (en) * | 1976-10-06 | 1978-02-28 | Leker Richard E | Hydraulic transmission |
| DE3125119A1 (de) * | 1981-06-26 | 1983-01-27 | Zahnradfabrik Friedrichshafen Ag, 7990 Friedrichshafen | Geraeuschgedaempftes hydrostatgetriebe |
| US4531365A (en) * | 1981-10-26 | 1985-07-30 | Deere & Company | Neutral start for hydrostatic transmission |
| US4616478A (en) * | 1981-10-30 | 1986-10-14 | Falle Jensen | Rotatable hydrostatic transmission |
| US4534271A (en) | 1982-07-07 | 1985-08-13 | Linde Aktiengesellschaft | Dual machine aggregates with a connection for a consumer of mechanical energy |
| US4624175A (en) * | 1985-08-28 | 1986-11-25 | Wahlmark Gunnar A | Quiet hydraulic apparatus |
| US4896506A (en) * | 1987-11-18 | 1990-01-30 | Shivvers, Inc. | Transmission with integrated gear reduction |
| US4845949A (en) * | 1987-11-18 | 1989-07-11 | Shivvers, Inc. | Parking brake for integrated transmission |
| US4843817A (en) * | 1987-11-18 | 1989-07-04 | Shivvers, Inc. | Integrated hydraulic transmission |
| JP2677591B2 (ja) | 1988-03-01 | 1997-11-17 | 株式会社神崎高級工機製作所 | 車軸駆動装置 |
| US5247794A (en) * | 1990-09-11 | 1993-09-28 | Sundstrand Corporation | Cylinder block positive hold-down for cold start-up |
| US5203169A (en) * | 1990-12-25 | 1993-04-20 | Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. | Axle drive apparatus |
| JP3197311B2 (ja) | 1992-01-27 | 2001-08-13 | ミサワホーム株式会社 | コンクリート布基礎 |
| US5307731A (en) | 1992-11-19 | 1994-05-03 | Sauer Inc. | Housing system for hydraulic units |
| US5406794A (en) | 1993-05-14 | 1995-04-18 | Curtiss Wright Flight Systems Inc. | Dual variable displacement over-center hydraulic motor power drive unit |
| US5540563A (en) | 1994-09-16 | 1996-07-30 | Sauer Inc. | Unitary housing for double hydraulic unit |
| US5800134A (en) | 1994-10-24 | 1998-09-01 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Tandem, swash plate pump having drive force take-out mechanism |
-
1998
- 1998-12-10 US US09/209,393 patent/US6176086B1/en not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-12-10 CN CN99126723A patent/CN1108469C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1999-12-10 IT IT1999RM000753A patent/IT1307602B1/it active
- 1999-12-10 DE DE19959618A patent/DE19959618B4/de not_active Expired - Fee Related
- 1999-12-10 JP JP35125899A patent/JP3312175B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6682453B1 (en) * | 2002-05-31 | 2004-01-27 | Kanzaki Kokykoki Mfg. Co., Ltd. | Hydrostatic transaxle apparatus |
| US6910982B2 (en) | 2002-05-31 | 2005-06-28 | Hideaki Okada | Hydrostatic transaxle apparatus |
| US7220204B2 (en) | 2002-05-31 | 2007-05-22 | Hideaki Okada | Hydrostatic transaxle apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1256363A (zh) | 2000-06-14 |
| DE19959618B4 (de) | 2007-04-12 |
| IT1307602B1 (it) | 2001-11-14 |
| ITRM990753A1 (it) | 2001-06-11 |
| CN1108469C (zh) | 2003-05-14 |
| DE19959618A1 (de) | 2000-06-21 |
| ITRM990753A0 (it) | 1999-12-10 |
| JP3312175B2 (ja) | 2002-08-05 |
| US6176086B1 (en) | 2001-01-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3312175B2 (ja) | 単一ハウジングに収容された液圧トランスミッション | |
| US20020189251A1 (en) | Hydrostatic transaxle | |
| US7220204B2 (en) | Hydrostatic transaxle apparatus | |
| JPH08177756A (ja) | ２連油圧装置用一体型ハウジング | |
| JPS6118064B2 (ja) | ||
| EP2011683A2 (en) | Hydraulic wheel-drive working vehicle | |
| US4877383A (en) | Device having a sealed control opening and an orbiting valve | |
| USRE39255E1 (en) | Axle driving apparatus | |
| JP2003227452A (ja) | 一体型車輪ハブアッセンブリ | |
| US8857171B2 (en) | Integrated hydrostatic transmission | |
| US20170307075A1 (en) | Actuator unit for controlling hydraulic pump | |
| US2975597A (en) | Hydraulic transmission | |
| EP1348588B1 (en) | Axle driving apparatus | |
| US5307731A (en) | Housing system for hydraulic units | |
| US6996980B2 (en) | Bent axis hydrostatic unit with multiple yokes | |
| JPH0882293A (ja) | 回転装置 | |
| US6945041B2 (en) | Bent axis hydrostatic module with multiple yokes | |
| JPH057577B2 (ja) | ||
| WO2012093705A1 (ja) | マルチポンプユニット、タンデムポンプユニット及び作業車輌 | |
| US4474256A (en) | Hydraulic power-assisted actuating mechanism, especially for the servo-assisted steering system of a motor vehicle | |
| JPS6155463A (ja) | 液圧式変速装置 | |
| JP5576323B2 (ja) | マルチポンプユニット | |
| JPH0629499Y2 (ja) | 油圧ポンプの斜板支持構造 | |
| JPS6244196Y2 (ja) | ||
| JP2001082319A (ja) | 吐出量可変曲げ軸線型液圧ポンプ及びモータのための一体型のヨークストローク装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090531 Year of fee payment: 7 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |