JP2000213464A - エンジン駆動空気圧縮機 - Google Patents

エンジン駆動空気圧縮機

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JP2000213464A
JP2000213464A JP11051371A JP5137199A JP2000213464A JP 2000213464 A JP2000213464 A JP 2000213464A JP 11051371 A JP11051371 A JP 11051371A JP 5137199 A JP5137199 A JP 5137199A JP 2000213464 A JP2000213464 A JP 2000213464A
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JP
Japan
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air
engine
driven
compressor
refrigerant
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Application number
JP11051371A
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English (en)
Inventor
Motoaki Nagai
元章 永井
Yoshihiro Tsuji
義比呂 辻
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Hokuetsu Industries Co Ltd
Original Assignee
Hokuetsu Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジン駆動空気圧縮機の防音箱内に除湿装置
を内蔵し、防音箱の外部から動力を得ることなく良質な
圧縮空気の供給を可能にする。 【解決手段】圧縮空気を除湿するための冷凍式エアドラ
イヤをエンジン駆動空気圧縮機1の防音箱2内に設け、
前記冷凍式エアドライヤは、空気圧縮機本体4を駆動す
るエンジン3の、冷却ファン8を駆動する動力伝達装置
(ファンベルト)9を介して駆動する冷媒圧縮機10を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除湿装置に冷凍サ
イクルを用いて圧縮空気を除湿する冷凍式エアドライヤ
を内蔵したエンジン駆動空気圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】生産工場では設備などの動力源として圧
縮空気を使用しているが、その圧縮空気源として主にモ
ータ駆動の空気圧縮機を使用している。前記空気圧縮機
は吐出する圧縮空気が配管途中で結露し、前記配管内に
ドレンが発生することがある。前記ドレンが圧縮空気と
共に消費側に送られると、空気配管や空気工具を含む設
備に錆付きが発生する原因となり、また圧縮空気の用途
によっては油分やドレン等が含まれない良質の圧縮空気
の使用が望まれている。そのため、多くの場合工場設備
用に使う圧縮空気は、冷凍式エアドライヤを代表とする
除湿装置や各種フィルタなどを通すことにより良質な圧
縮空気に変えて消費側へ供給している。
【0003】また、近年ではエネルギー利用の効率化等
の問題から、特に夏場の消費電力量を低減するためにモ
ータ駆動の空気圧縮機の一部をエンジン駆動の空気圧縮
機に置き換えるケースがある。このエンジン駆動空気圧
縮機から供給される圧縮空気にも、モータ駆動空気圧縮
機から供給される圧縮空気と同様に、良質な圧縮空気が
要求されている。従来のエンジン駆動空気圧縮機におい
ては、レシーバタンクの後にアフタクーラを設け、消費
側に供給する圧縮空気を乾燥する技術が公知になってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、アフタクー
ラによる除湿だけでは、エンジン駆動空気圧縮機を取り
囲む大気による冷却のため圧縮空気の温度が雰囲気温度
より下げられない。そのため圧縮空気中の水蒸気が十分
に凝縮できず、工場内の圧縮空気配管途中で結露してし
まい設備にドレンが入ってしまうことがあった。
【0005】それを防ぐために、冷凍式エアドライヤを
用いることが考えられるが、この冷凍式エアドライヤは
冷媒圧縮機を運転するために外部から電力を供給する必
要があり、消費電力量の低減を目的としてモータ駆動空
気圧縮機からエンジン駆動空気圧縮機に切換えたとして
も冷凍式エアドライヤの消費電力をカットすることはで
きなかった。また、電源設備の整っていない場所など外
部から動力を取ることができない場合では良質な圧縮空
気を得ることができなかった。
【0006】そこで本発明は、このような問題点を解決
しようとするもので、防音箱内にエンジンと空気圧縮機
本体とレシーバタンクと調速装置等からなるエンジン駆
動空気圧縮機において、防音箱内に圧縮空気の除湿装置
を内蔵し、防音箱の外部から電源等の動力を得ることな
く乾燥した圧縮空気を消費側に供給できるエンジン駆動
空気圧縮機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、まず第1に、防音箱2内に、エンジン3と、このエ
ンジン3によって駆動される空気圧縮機本体4と、この
空気圧縮機本体4で圧縮された空気を貯溜するレシーバ
タンク5と、このレシーバタンク5から消費側に供給す
る圧縮空気を冷却し乾燥する除湿装置と、前記空気圧縮
機本体4の無負荷運転移行に合わせ前記エンジン3の回
転数を定格回転数から中低速回転数まで低下させる調速
装置29とを備えた空気圧縮機において、前記除湿装置
に冷凍式エアドライヤを備え、前記冷凍式エアドライヤ
は前記エンジン3の動力により駆動する冷媒圧縮機10
を設けた。
【0008】第2に、前記冷媒圧縮機10の駆動軸と前
記エンジン3の間に、該エンジン3の動力を伝達する動
力伝達装置9を設けた。
【0009】第3に、前記冷媒圧縮機10と前記冷凍式
エアドライヤの凝縮器12とを接続する冷媒用配管18
aの途中に圧力検出手段26を設け、前記冷媒圧縮機1
0の駆動軸にこの圧力検出手段26の検出した圧力が所
定値より高い場合には前記エンジン3の動力を切り離
し、前記圧力が所定値より低い場合には前記エンジン3
の動力を接続する電磁クラッチ14を設けた。
【0010】第4に、防音箱2内に、エンジン3と、こ
のエンジン3によって駆動される空気圧縮機本体4と、
この空気圧縮機本体4で圧縮された空気を貯溜するレシ
ーバタンク5と、このレシーバタンク5から消費側に供
給する圧縮空気を冷却し乾燥する除湿装置と、前記空気
圧縮機本体4の無負荷運転移行に合わせ前記エンジン3
の回転数を定格回転数から中低速回転数まで低下させる
調速装置29とを備えた空気圧縮機において、前記エン
ジン3によって駆動される発電機20と、前記除湿装置
に冷凍式エアドライヤを備え、前記冷凍式エアドライヤ
は前記発電機20の発電する電力により駆動するモータ
22と、前記モータ22によって駆動する冷媒圧縮機1
0を設けた。
【0011】第5に、前記冷媒圧縮機10と前記冷凍式
エアドライヤの凝縮器12を接続する冷媒用配管18a
の途中に圧力検出手段26を設け、前記発電機20と該
冷媒圧縮機駆動用モータ22との間の電気回路に、この
圧力検出手段26の検出した圧力が所定値より高い場合
に電気回路を開き、前記圧力が所定値より低い場合に電
気回路を閉じる開閉器21を設けた。
【0012】第6に、前記エンジン3の回転数低下に伴
い、前記発電機20の出力周波数が所定値より低下した
ときに、前記電気回路を開放して前記冷媒圧縮機駆動用
モータ22への電力供給を停止する開閉器21を設け
た。
【0013】第7に、防音箱2内に、エンジン3と、こ
のエンジン3によって駆動される空気圧縮機本体4と、
この空気圧縮機本体4で圧縮された空気を貯溜するレシ
ーバタンク5と、このレシーバタンク5から消費側に供
給する圧縮空気を冷却し乾燥する除湿装置とを備えた空
気圧縮機において、前記除湿装置に冷凍式エアドライヤ
を備え、前記空気圧縮機本体4の供給する圧縮空気の一
部を動力として回転するエアモータ24と、前記エアモ
ータ24によって駆動する冷媒圧縮機10を設けた。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の好
ましい実施形態について説明する。
【0015】第1の実施例を図1に示す。図1におい
て、1はエンジン3駆動の空気圧縮機本体4および関連
機器を外気の吸気孔27および排気孔28を有する防音
箱2内に収納した所謂エンジン駆動空気圧縮機で、空気
圧縮機本体4は前記エンジン3に直結駆動され、このエ
ンジン3は防音箱2内に備えたラジエータ7とエンジン
冷却水配管16a、16bで接続されている。また、エ
ンジン3には、圧縮空気の消費量が多いとき前記空気圧
縮機本体4を全負荷で運転すると共に前記エンジン3を
定格回転で運転し、圧縮空気の消費量が少ないときには
該空気圧縮機本体4を軽負荷または無負荷で運転すると
共に該エンジン3を中速または低速で運転するための調
速装置29を設けている。
【0016】一方、空気圧縮機本体4の吐出口にはレシ
ーバタンク5が接続され、圧縮空気と共に吐出された潤
滑油を圧縮空気と分離するセパレータ(図示せず)をこ
のレシーバタンク5に内蔵している。前記レシーバタン
ク5の底部は、該レシーバタンク5内で分離された潤滑
油を冷却するオイルクーラ6を介して空気圧縮機本体4
と接続している。前記オイルクーラ6はラジエータ7と
共に防音箱2内の排気孔28側で、エンジン3の冷却フ
ァン8の冷却風排風側に配置されている。防音箱2内の
吸気孔27側には、セパレータにより潤滑油と分離され
た圧縮空気を防音箱2内に吸入される冷却風により冷却
し、乾燥するアフタクーラ11を備えている。
【0017】前記防音箱2内には冷凍式エアドライヤが
内蔵され、前記冷凍式エアドライヤは、冷凍サイクル内
に冷媒圧縮機10、凝縮器12、蒸発器13とそれらを
接続する冷媒用配管等から構成されている。前記冷媒圧
縮機10は、冷媒用配管18aで前記凝縮器12に連結
され、該凝縮器12は、冷媒用配管18bで前記蒸発器
13に接続されている。前記冷媒用配管のうち前記冷媒
圧縮機10と前記凝縮器12との間の冷媒用配管18a
には、冷媒の圧力によってON−OFFの動作を行なう
圧力検出手段26(例えば圧力スイッチ等)を設けてい
る。
【0018】冷媒圧縮機10は、エンジン3に備え付け
られ、前記冷媒圧縮機10には、前記エンジン3の動力
を伝達する動力伝達装置9(本実施例の場合ラジエータ
7冷却用の冷却ファン8を駆動するファンベルト)と、
該冷媒圧縮機10の駆動軸に前記圧力検出手段26の作
動によりエンジン3の動力を断続する電磁クラッチ14
を設けている。
【0019】ここで、本発明の第1実施例の作用につい
て説明する。図1において、エンジン3により駆動され
る空気圧縮機本体4で圧縮された圧縮空気は、空気圧縮
機本体4の圧縮室の潤滑・密封・冷却を行なう潤滑油と
共に、空気圧縮機本体4の吐出口とレシーバタンク5を
連結する管路を通り前記レシーバタンク5内に貯溜す
る。その後、圧縮空気と潤滑油はセパレータ(図示せ
ず)により分離され、潤滑油は前記レシーバタンク5底
部より潤滑油配管17bを介してオイルクーラ6へ送ら
れ、前記オイルクーラ6で冷却された後前記空気圧縮機
本体4内の圧縮室に供給され、再び圧縮空気と共に該レ
シーバタンク5へ送られ前記経路を循環する。
【0020】一方、セパレータにより潤滑油と分離され
た圧縮空気は圧縮空気配管15aを介してアフタクーラ
11に連通され、前記アフタクーラ11を通過する間
に、冷却ファン8により防音箱2内に吸入された冷却風
によって冷却される。これにより圧縮空気中に含まれる
水蒸気が凝縮しドレンとなり分離され、圧縮空気のみが
圧縮空気配管15bを通り冷凍式エアドライヤの蒸発器
13に導入される。前記冷凍式エアドライヤの蒸発器1
3に導入された圧縮空気は、前記蒸発器13内でエンジ
ン駆動空気圧縮機1の雰囲気温度より低い温度まで冷却
され、圧縮空気中に含まれている水蒸気を凝縮し、ドレ
ンとして圧縮空気と分離する。その後圧縮空気は、消費
側へ吐出される間に圧縮空気配管15cの雰囲気温度ま
で暖まり、相対湿度が下がるため、工場内の配管途中で
のドレン発生を防止できる。
【0021】冷媒圧縮機10は、エンジン3に備え付け
られ、ラジエータ7冷却用の冷却ファン8を駆動する動
力伝達装置(ファンベルト)9により駆動される。前記
冷媒圧縮機10により圧縮された冷媒は、冷媒用配管1
8aで凝縮器12に連通され、前記凝縮器12により冷
却された後、冷媒用配管18bで蒸発器13に連通さ
れ、前記蒸発器13で気化し、その際に該蒸発器13に
導入された圧縮空気を冷却する。
【0022】本実施例の構造を取れば、圧縮空気の消費
量により冷媒圧縮機10の回転数をエンジン3の回転数
変化と共に変化させることができるので、経済的な運転
が可能である。例えば、圧縮空気の消費が多いときは、
空気圧縮機本体4を全負荷・定格回転で運転するようエ
ンジン3が運転するため、冷媒圧縮機10も定格回転で
運転し、圧縮空気の消費量に適した能力を発揮する。ま
た、圧縮空気の消費量が減ったときは、空気圧縮機本体
4を軽負荷または無負荷で運転し、かつエンジン3を中
速あるいは低速で運転するように制御するので、冷媒圧
縮機10の回転数もそれに伴い減速し、エンジン3の消
費動力を減少することができる。
【0023】さらに、冷媒用配管のうち冷媒圧縮機10
と凝縮器12との間の冷媒用配管18aに圧力検出手段
26を設けており、前記圧力検出手段26は圧縮空気の
消費量が多く冷媒との熱交換を盛んに行ない冷媒の圧力
が所定値より低くなるとONとなり、圧縮空気の消費量
が少なく冷媒との熱交換が減ってきて冷媒の圧力が所定
値を超えるとOFFとなるよう設定されている。前記冷
媒圧縮機10の駆動軸には、電磁クラッチ14を設けて
おり、前記圧力検出手段26がONのとき前記電磁クラ
ッチ14を連結して該冷媒圧縮機10を運転し、該圧力
検出手段26がOFFのとき該電磁クラッチ14を切り
離して該冷媒圧縮機10の運転を停止することにより、
前記冷凍式エアドライヤの冷媒圧力の調整を行なってい
る。
【0024】また、第2の実施例を図2に示す。本実施
例では第1実施例にさらに、蒸発器13の後に圧縮空気
を加熱するアフタウォーマ19と、前記蒸発器13と前
記アフタウォーマ19とを接続する圧縮空気配管15c
と、エンジン3を冷却し高温となった冷却水を該アフタ
ウォーマ19に導入するエンジン冷却水配管16cと、
該アフタウォーマ19から前記冷却水を排出するエンジ
ン冷却水配管16dを追加して設けている。
【0025】本実施例の作用は、上述した第1実施例に
対し、圧縮空気を蒸発器13の後に圧縮空気配管15c
を介し、アフタウォーマ19を通過させることにより圧
縮空気の温度を上昇させ、相対湿度を下げている。詳細
には、蒸発器13内で冷却され乾燥した圧縮空気を圧縮
空気配管15cを介し前記アフタウォーマ19に導入す
る。乾燥した圧縮空気は、該アフタウォーマ19内で、
該アフタウォーマ19に導入された高温のエンジン冷却
水と熱交換することにより加熱され、相対湿度が下が
る。本実施例によれば、消費側に供給される圧縮空気が
供給配管の雰囲気温度より高温になるので、前記配管を
通過する間に雰囲気温度まで下がった場合でもドレンの
発生を防止できる。
【0026】第3の実施例を図3に示す。図3におい
て、1はエンジン3で駆動される空気圧縮機本体4およ
び関連機器を外気の吸気孔27および排気孔28を有す
る防音箱2内に収納した所謂エンジン駆動空気圧縮機
で、空気圧縮機本体4は前記エンジン3に直結駆動さ
れ、このエンジン3は防音箱2内に備えたラジエータ7
とエンジン冷却水配管16a、16bで接続されてい
る。また、エンジン3には、圧縮空気の消費量が多いと
き前記空気圧縮機本体4を全負荷で運転すると共に前記
エンジン3を定格回転で運転し、圧縮空気の消費量が少
ないときには該空気圧縮機本体4を軽負荷または無負荷
で運転すると共に該エンジン3を中低速で運転するため
の調速装置29を設けており、さらに本実施例における
エンジン駆動空気圧縮機1は、空気圧縮機本体4の駆動
軸でエンジン3に結合している側と反対側の軸端に発電
機20を備えている。
【0027】一方、空気圧縮機本体4の吐出口にはレシ
ーバタンク5が連結され、圧縮空気と共に吐出された潤
滑油を圧縮空気と分離するセパレータ(図示せず)をこ
のレシーバタンク5に内蔵している。前記レシーバタン
ク5の底部は、該レシーバタンク5内で分離された潤滑
油を冷却するオイルクーラ6を介して空気圧縮機本体4
と接続している。前記オイルクーラ6はラジエータ7と
共に防音箱2内の排気孔28側で、エンジン3の冷却フ
ァン8の冷却風排風側に配置されている。防音箱2内の
吸気孔27側には、セパレータにより潤滑油と分離され
た圧縮空気を防音箱2内に吸入される冷却風により冷却
し乾燥するアフタクーラ11を備えている。
【0028】防音箱2内には冷凍式エアドライヤが内蔵
され、前記冷凍式エアドライヤは、冷凍サイクル内に冷
媒圧縮機10、凝縮器12、蒸発器13とそれらを接続
する冷媒用配管等から構成されている。前記冷媒圧縮機
10は、冷媒用配管18aで前記凝縮器12に接続さ
れ、該凝縮器12は、冷媒用配管18bで前記蒸発器1
3に接続されている。前記冷媒用配管のうち前記冷媒圧
縮機10と前記凝縮器12との間の冷媒用配管18aに
は、冷媒の圧力によって該冷媒圧縮機10の運転・停止
を行なう圧力検出手段26(例えば圧力スイッチ等)を
設けている。
【0029】冷媒圧縮機10は、前記冷媒圧縮機10を
駆動するモータ22に結合されており、前記モータ22
は、発電機20と、圧力検出手段26からの出力信号で
回路を開閉する開閉器21を介して電気配線23で接続
されている。
【0030】次に第3実施例の作用を説明する。なお、
前記第1実施例と対応する部分には同一符号を付して、
その説明を省略する。図3において、防音箱2内に内蔵
された冷凍式エアドライヤの冷媒圧縮機10はモータ2
2によって駆動され、前記モータ22は、発電機20に
より発電された電力によって運転される。前記冷媒圧縮
機10により圧縮された冷媒は、冷媒用配管18aで凝
縮器12に連通され、前記凝縮器12により冷却された
後、冷媒用配管18bで蒸発器13に連通され、前記蒸
発器13で気化し、その際に該蒸発器13に連通された
圧縮空気を冷却する。
【0031】冷媒用配管のうち冷媒圧縮機10と凝縮器
12との間の冷媒用配管18aには圧力検出手段26を
備えており、前記圧力検出手段26は圧縮空気の消費量
が多く冷媒との熱交換を盛んに行ない冷媒の圧力が所定
値より低くなるとONとなり、圧縮空気の消費量が少な
く冷媒との熱交換が減ってきて冷媒の圧力が所定値を超
えるとOFFとなるよう設定されている。冷媒圧縮機1
0駆動用モータ22は、開閉器21を介して発電機20
に接続され、圧力検出手段26がONのとき前記開閉器
21を閉じ、前記冷媒圧縮機10駆動用モータ22に電
力を供給すると共に該冷媒圧縮機10を運転し、該圧力
検出手段26がOFFのとき該開閉器21を開き、該冷
媒圧縮機10駆動用モータ22への電力供給を停止する
と共に該冷媒圧縮機10の運転を停止することにより、
冷凍式エアドライヤの冷媒圧力の調整を行なっている。
【0032】さらに、本実施例の構造を取れば圧縮空気
の消費量により冷媒圧縮機10の回転数をエンジン3の
回転数変化と共に変化させることができるので、経済的
な運転が可能である。例えば、圧縮空気の消費量が多い
ときは、空気圧縮機本体4を全負荷・定格回転で運転す
るため、前記空気圧縮機本体4の軸端に設けた発電機2
0も定格回転で運転され、発電機出力の周波数も定格値
(例えば60Hz)が出力される。すると、該冷媒圧縮
機10駆動用モータ22が前記発電機20の出力周波数
に合わせた回転数(例えば3600回転/分)で運転さ
れるので、該冷媒圧縮機10は定格出力を発生すること
ができる。また、圧縮空気の消費量が減ったときは、該
空気圧縮機本体4を軽負荷または無負荷で運転し、かつ
エンジン3を中速あるいは低速で運転するので、それに
伴い発電機出力の周波数が定格値より下がり(例えば5
0Hz)、合わせて該冷媒圧縮機10駆動用モータ22
の回転数も下がるので、前記冷媒圧縮機10の回転数も
減速し、該冷媒圧縮機10の吐出容量が減少することか
ら該エンジン3の消費動力を低減することができる。
【0033】さらに、消費側の圧縮空気の消費が行なわ
れなくなり、かつエンジン3の回転数が低下し所定の回
転数を下回ったとき、開閉器21を開き冷媒圧縮機10
駆動用モータ22を停止することもできる。前述の構造
を取ることにより、無負荷運転時の消費動力をよりいっ
そう低減することが可能になる。それに加え、無負荷時
に運転を停止することで発電機20および冷媒圧縮機1
0駆動用モータ22の寿命を向上することもできる。
【0034】また、本実施例の冷凍式エアドライヤは、
冷媒圧縮機10、凝縮器12、蒸発器13とそれらを接
続する管路等を一つのユニットとした一般に工場設備等
で使用している冷凍式エアドライヤと同じものであって
もよく、エンジン3で駆動される発電機20で発電した
電力により冷媒圧縮機10を駆動し、圧縮空気を除湿す
るものであればどのようなタイプの除湿装置でも実施可
能である。
【0035】第4の実施例を図4に示す。図4におい
て、1はエンジン3駆動の空気圧縮機本体4および関連
機器を外気の吸気孔27および排気孔28を有する防音
箱2内に収納した所謂エンジン駆動空気圧縮機で、空気
圧縮機本体4は前記エンジン3に直結駆動され、このエ
ンジン3は防音箱2内に備えたラジエータ7とエンジン
冷却水配管16a、16bで接続されている。またエン
ジン3には、圧縮空気の消費量が多いとき前記空気圧縮
機本体4を全負荷で運転すると共に前記エンジン3を定
格回転で運転し、圧縮空気の消費量が少ないときには該
空気圧縮機本体4を軽負荷または無負荷で運転すると共
に該エンジン3を中速または低速で運転するための調速
装置29を設けている。
【0036】一方、空気圧縮機本体4の吐出口にはレシ
ーバタンク5が連結され、圧縮空気と共に吐出された潤
滑油を圧縮空気と分離するセパレータ(図示せず)をこ
のレシーバタンク5に内蔵している。前記レシーバタン
ク5の底部は、該レシーバタンク5内で分離された潤滑
油を冷却するオイルクーラ6を介して空気圧縮機本体4
と接続している。前記オイルクーラ6はラジエータ7と
共に防音箱2内の排気孔28側で、エンジン3の冷却フ
ァン8の冷却風排風側に配置されている。防音箱2内の
吸気孔27側には、セパレータにより潤滑油と分離され
た圧縮空気を防音箱2内に吸入される冷却風により冷却
し乾燥するアフタクーラ11を備えている。
【0037】前記防音箱2内には冷凍式エアドライヤが
内蔵され、前記冷凍式エアドライヤは、冷凍サイクル内
に冷媒圧縮機10、凝縮器12、蒸発器13とそれらを
接続する冷媒管路等から構成されている。前記冷媒圧縮
機10は、冷媒用配管18aで前記凝縮器12に接続さ
れ、該凝縮器12は、冷媒用配管18bで前記蒸発器1
3に接続されている。冷媒用配管のうち冷媒圧縮機10
と凝縮器12との間の冷媒用配管18aには、冷媒の圧
力によってON−OFFの動作を行なう圧力検出手段2
6(例えば圧力スイッチ等)を設けている。
【0038】冷媒圧縮機10は、アフタクーラ11を通
過した圧縮空気によって運転されるエアモータ24と結
合されており、前記エアモータ24は、圧縮空気配管1
5bと、圧力検出手段26からの出力信号で開閉する電
磁弁25を介して圧縮空気配管15dで接続されてい
る。
【0039】次に、第4実施例の作用を説明する。な
お、前記第1実施例と対応する部分には同一符号を付し
て、その説明を省略する。図4において、防音箱2内に
内蔵された冷凍式エアドライヤの冷媒圧縮機10を駆動
するエアモータ24は、空気圧縮機本体4で圧縮され、
レシーバタンク5で潤滑油と分離し、アフタクーラ11
を通過した後の圧縮空気によって運転される。このエア
モータ24によって駆動された冷媒圧縮機10により圧
縮された冷媒は、冷媒用配管18aで凝縮器12に連通
され、前記凝縮器12により冷却された後、冷媒用配管
18bで蒸発器13に連通され、前記蒸発器13で気化
し、その際に該蒸発器13に連通された圧縮空気を冷却
する。
【0040】冷媒用配管のうち冷媒圧縮機10と凝縮器
12との間の冷媒用配管18aには圧力検出手段26を
備えており、前記圧力検出手段26は、圧縮空気の消費
量が多く冷媒との熱交換を盛んに行ない冷媒の圧力が所
定値より低くなるとONとなり、圧縮空気の消費量が少
なく冷媒との熱交換が減ってきて冷媒の圧力が所定値を
超えるとOFFとなるよう設定されている。前記圧縮空
気配管15bから前記冷媒圧縮機10駆動用エアモータ
24に接続された圧縮空気配管15dに備えられた電磁
弁25は、前記圧力検出手段26がONのとき前記圧縮
空気配管15dを開き、アフタクーラ11を通過した圧
縮空気を前記エアモータ24に供給し、該冷媒圧縮機1
0を運転し、該圧力検出手段26がOFFのとき前記圧
縮空気配管15dを閉じ、前記アフタクーラ11を通過
した圧縮空気の前記エアモータ24への供給を停止し、
該冷媒圧縮機10の運転を停止することにより、前記冷
凍式エアドライヤの冷媒圧力の調整を行なっている。
【0041】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のエンジ
ン駆動空気圧縮機によれば、防音箱内に冷凍式エアドラ
イヤを内蔵し、前記冷凍式エアドライヤを駆動するため
の動力を、エンジン駆動空気圧縮機の空気圧縮機本体を
駆動するためのエンジンや、前記エンジンで駆動される
発電機で発電された電力や、前記空気圧縮機本体で圧縮
された圧縮空気から得るため、前記エンジン駆動空気圧
縮機の防音箱外から冷凍式エアドライヤの冷媒圧縮機の
動力を得る必要がない。また、前記防音箱の外部から電
力等の動力を取る必要がないため、どこででも使用がで
き、例えば土木工事現場等外部からの電力の供給が困難
な場所での使用や、前記エンジン駆動空気圧縮機の設置
場所を頻繁に変更するような使い方でも支障なく良質な
圧縮空気を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のエンジン駆動空気圧縮機
の概略図
【図2】本発明の第2実施例のエンジン駆動空気圧縮機
の概略図
【図3】本発明の第3実施例のエンジン駆動空気圧縮機
の概略図
【図4】本発明の第4実施例のエンジン駆動空気圧縮機
の概略図
【符号の説明】
1 エンジン駆動空気圧縮機 2 防音箱 3 エンジン 4 空気圧縮機本体 5 レシーバタンク 6 オイルクーラ 7 ラジエータ 8 冷却ファン 9 動力伝達装置 10 冷媒圧縮機 11 アフタクーラ 12 凝縮器 13 蒸発器 14 電磁クラッチ 15a〜e 圧縮空気配管 16a〜d エンジン冷却水配管 17a〜b 潤滑油配管 18a〜c 冷媒用配管 19 アフタウォーマ 20 発電機 21 開閉器 22 モータ 23 電気配線 24 エアモータ 25 電磁弁 26 圧力検出手段 27 吸気孔 28 排気孔 29 調速装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防音箱内に、エンジンと、このエンジン
    によって駆動される空気圧縮機本体と、この空気圧縮機
    本体で圧縮された空気を貯溜するレシーバタンクと、こ
    のレシーバタンクから消費側に供給する圧縮空気を冷却
    し乾燥する除湿装置と、前記空気圧縮機本体の無負荷運
    転移行に合わせ前記エンジンの回転数を定格回転数から
    中低速回転数まで低下させる調速装置とを備えた空気圧
    縮機において、 前記除湿装置に冷凍式エアドライヤを備え、前記冷凍式
    エアドライヤは前記エンジンの動力により駆動する冷媒
    圧縮機を設けたことを特徴とするエンジン駆動空気圧縮
    機。
  2. 【請求項2】 前記冷媒圧縮機の駆動軸と前記エンジン
    の間に、該エンジンの動力を伝達する動力伝達装置を設
    けたことを特徴とする請求項1記載のエンジン駆動空気
    圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記冷媒圧縮機と前記冷凍式エアドライ
    ヤの凝縮器とを接続する冷媒用配管の途中に圧力検出手
    段を設け、前記冷媒圧縮機の駆動軸にこの圧力検出手段
    の検出した圧力が所定値より高い場合には前記エンジン
    の動力を切り離し、前記圧力が所定値より低い場合には
    前記エンジンの動力を接続する電磁クラッチを設けたこ
    とを特徴とする請求項2記載のエンジン駆動空気圧縮
    機。
  4. 【請求項4】 防音箱内に、エンジンと、このエンジン
    によって駆動される空気圧縮機本体と、この空気圧縮機
    本体で圧縮された空気を貯溜するレシーバタンクと、こ
    のレシーバタンクから消費側に供給する圧縮空気を冷却
    し乾燥する除湿装置と、前記空気圧縮機本体の無負荷運
    転移行に合わせ前記エンジンの回転数を定格回転数から
    中低速回転数まで低下させる調速装置とを備えた空気圧
    縮機において、 前記エンジンによって駆動する発電機と、前記除湿装置
    に冷凍式エアドライヤを備え、前記冷凍式エアドライヤ
    は前記発電機の発電する電力により駆動するモータと、
    前記モータによって駆動する冷媒圧縮機を設けたことを
    特徴とするエンジン駆動空気圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記冷媒圧縮機と前記冷凍式エアドライ
    ヤの凝縮器とを接続する冷媒用配管の途中に圧力検出手
    段を設け、前記発電機と該冷媒圧縮機駆動用モータとの
    間の電気回路に、この圧力検出手段の検出した圧力が所
    定値より高い場合に電気回路を開き、前記圧力が所定値
    より低い場合に電気回路を閉じる開閉器を設けたことを
    特徴とする請求項4記載のエンジン駆動空気圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記エンジンの回転数低下に伴い、前記
    発電機の出力周波数が所定値より低下したときに、前記
    電気回路を開放して前記冷媒圧縮機駆動用モータへの電
    力供給を停止する開閉器を設けたことを特徴とする請求
    項4、5のいずれか1項記載のエンジン駆動空気圧縮
    機。
  7. 【請求項7】 防音箱内に、エンジンと、このエンジン
    によって駆動される空気圧縮機本体と、この空気圧縮機
    本体で圧縮された空気を貯溜するレシーバタンクと、こ
    のレシーバタンクから消費側に供給する圧縮空気を冷却
    し乾燥する除湿装置とを備えた空気圧縮機において、 前記除湿装置に冷凍式エアドライヤを備え、前記空気圧
    縮機本体の供給する圧縮空気の一部を動力として回転す
    るエアモータと、該エアモータによって駆動する冷媒圧
    縮機とを設けたことを特徴とするエンジン駆動空気圧縮
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019186709A1 (ja) * 2018-03-27 2019-10-03 グエン チー カンパニー リミテッド 回転装置
CN110541825A (zh) * 2019-09-24 2019-12-06 浙江浙能技术研究院有限公司 一种应用稀土电机的集成空压机

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