JPH10197125A - 冷凍冷蔵庫 - Google Patents

冷凍冷蔵庫

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Publication number
JPH10197125A
JPH10197125A JP34980396A JP34980396A JPH10197125A JP H10197125 A JPH10197125 A JP H10197125A JP 34980396 A JP34980396 A JP 34980396A JP 34980396 A JP34980396 A JP 34980396A JP H10197125 A JPH10197125 A JP H10197125A
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JP
Japan
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compressor
refrigerant
refrigerator
evaporator
ventilation duct
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Application number
JP34980396A
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English (en)
Inventor
Kei Ichimura
圭 市村
Takahiro Fujimitsu
貴宏 藤光
Nobumasa Kanda
展昌 神田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH10197125A publication Critical patent/JPH10197125A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/25Control of valves
    • F25B2600/2511Evaporator distribution valves

Landscapes

  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】冷凍冷蔵庫の周囲温度等環境に左右されず適性
な冷媒量での運転を行うことができる冷凍冷蔵庫を提供
することにある。 【解決手段】通風ダクト13、19で連通された冷蔵室
11と冷凍室12から成るとともに冷凍室側の通風ダク
ト13内に、圧縮機1、凝縮器2、キャピラリーチュー
ブ4とともに冷凍サイクルを形成する蒸発器5を備え、
蒸発器5で冷却した冷気を通風ダクト13、19を通じ
て冷凍室12と冷蔵室11に供給するものにおいて、冷
蔵室側の通風ダクト19内に通風ダクト19の流路を開
閉する開閉ダンパー21を備え、圧縮機1の駆動開始か
ら一定時間、開閉ダンパー21を閉成し、その一定時間
の経過後開閉ダンパー21を開成する制御手段を備えた
冷凍冷蔵庫の構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍冷蔵庫の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷凍冷蔵庫及びそれに備えられて
いる冷凍サイクルは、図13及び図14に示す構造を有
している。これらの図から明らかなように、従来の冷凍
冷蔵庫の冷凍サイクルは、ガス状冷媒を圧縮する圧縮機
1と、該圧縮機1で圧縮されたガス状冷媒を液化させる
凝縮器2と、該凝縮器2で液化された冷媒より水分等の
不純物を取り除くドライヤ3と、該凝縮器2で液化され
ドライヤ3を通じて供給される冷媒を減圧するキャピラ
リーチューブ4と、液状冷媒を蒸発させる蒸発器5と、
これらを接続する配管6により形成されている。そし
て、凝縮器2と蒸発器5には夫々凝縮ファン7及び冷却
ファン8が対応して設けられている。
【0003】一方、冷凍冷蔵庫は図13に示すように、
大まかには、本体9を仕切壁10で上部の冷蔵室11と
下部の冷凍室12に仕切って構成されている。下部の冷
凍室12の奥部には通風ダクト13が設けられるととも
に該通風ダクト13内に上記蒸発器5と冷却ファン8が
上下して配置されている。
【0004】上記通風ダクト13は、その上端部に冷凍
室12に通じる冷気吐出口14を備えるとともに下端部
に冷気取入口15及び16を備えている。そして、冷気
取入口15は、冷凍室12に通じ、又、冷気取入口16
は上記仕切壁10から冷凍室12の後壁に亙って伸びる
通風路17に連通して該通風路17を介して上記冷蔵室
11に通じている。
【0005】又、上記通風ダクト13は、上記仕切壁1
0に設けた連通口18を介して冷蔵室11内の奥部に設
けた通風ダクト19に連通している。この通風ダクト1
9は上端部に冷気吐出口20を有するとともに風路途中
に開閉ダンパー21を備えている。以上の構成におい
て、冷凍サイクルの動作を示すと、圧縮機1により圧縮
された高温高圧のガス冷媒は、凝縮器2により冷却され
て中温高圧の液化された冷媒となる。
【0006】この冷媒は、ドライヤ3で水分等の不純物
を取り除かれキャピラリーチューブ4を通過することに
より減圧される。そして、その後、蒸発器5の入口での
急激な圧力低下により蒸発して低温低圧のガス冷媒とな
り、更に吸入管を通過することによって加熱されて中温
低圧のガス冷媒となり圧縮機1に吸入される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような冷凍サイク
ルを設計するとき、蒸発器5中で過不足なく冷媒の蒸発
を終えるように冷媒封入量を決定することは非常に重要
である。例えば、不足冷媒の場合は、蒸発器5の途中で
冷媒の蒸発が終了してしまい蒸発器5での吸熱量は少な
くなり、蒸発器5の熱交換能力が十分発揮されず冷却不
足となる。又、過剰冷媒の場合は、蒸発器5内だけで冷
媒が蒸発しきれずに、圧縮機1の入口での吸入管におい
て冷媒の蒸発が起こって吸入管が発露する。更に、過剰
冷媒の場合、吸入管で冷媒が蒸発しきれずに圧縮機1は
冷媒を液状態のまま吸入し破損する場合もある。
【0008】しかし乍ら、設計上同一の冷凍サイクルで
あっても、後述する各々の環境の違いにより適性冷媒充
填量は一定ではない。例えば、一般的に、上記圧縮機1
に封入している圧縮機油は、冷媒との相溶性があり、低
温になるほど冷媒が溶け込む性質を持っている。圧縮機
油の一部は、冷媒と一緒に冷凍サイクルを循環するが、
冷凍サイクルの構造上、主に下部に配置する圧縮機1と
凝縮器2に留まっている。即ち、冷凍冷蔵庫の周囲温度
が高温のときは、圧縮機油に冷媒が溶け込む量は少なく
過剰冷媒になる傾向があり、一方、周囲温度が低温のと
きは、圧縮機油に冷媒が溶け込む量は多く不足冷媒にな
る傾向にある。
【0009】しかも、圧縮機1が駆動開始時は、圧縮機
1、凝縮器2の温度が駆動安定時に比べて温度が低く、
圧縮機油に冷媒が溶け込む量が多く、冷媒はキャピラリ
ーチューブ4で絞られて、蒸発器5に到達するので不足
冷媒になる傾向がある。又、冷媒の特性により、蒸発器
5での熱交換量が多いとき、冷媒は蒸発しやすく、熱交
換量が少ないときは、蒸発し難い。即ち、冷凍冷蔵庫の
冷蔵室11、冷凍室12に食品等の負荷が多い場合や、
食品等の負荷を投入した直後は不足冷媒になる傾向があ
る。
【0010】又、その他、蒸発器5の構成部品であるア
キュムレータには冷媒が液の状態で留まっているが、蒸
発器5の取付角度の違いにより、液冷媒の留まる量が異
なる。このように、製品組み立て時の冷凍サイクル部品
の取付位置のばらつきによっても、過剰冷媒傾向や不足
冷媒傾向になる可能性がある。
【0011】上述のような冷媒の適性な封入量は冷凍冷
蔵庫の環境によって変化するが、冷媒は、組み立て時に
一回封入するだけで、その後、冷媒の封入量を調整する
のは困難である。従来では、冷媒封入量をあらゆる環境
において適性にするのを諦めて、例えば、一般家庭では
主に、冷凍冷蔵庫の周囲温度が30℃付近で運転される
と想定し、冷媒封入量は周囲温度30℃で適性になるよ
うに決定している。
【0012】そのために、当然周囲温度が30℃よりも
高くなるに従って、過剰冷媒傾向になり、又周囲温度が
30℃よりも低くなるにつれて不足冷媒傾向で冷却運転
を行っている。要するに、過剰冷媒や不足冷媒での運転
を行うことはやむを得なかった。従って、不足冷媒で運
転した場合は、蒸発器の熱交換能力を十分発揮できず、
効率の悪い運転を行うことになり、無駄な電力を消費し
ていた。又、過剰冷媒運転を行った場合の対策として、
圧縮機の入り口の吸入管の部分に、断熱材22を施し、
余分な部品を追加する必要があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の冷
凍冷蔵庫の問題点に鑑みて発明されたものであり、請求
項1に記載された発明の冷凍冷蔵庫は、通風ダクトで連
通された冷蔵室と冷凍室から成るとともに該冷凍室側の
通風ダクト内に、ガス状冷媒を圧縮する圧縮機と該圧縮
機で圧縮されたガス状冷媒を液化させる凝縮器と該凝縮
器で液化された冷媒を減圧するキャピラリーチューブと
ともに冷凍サイクルを形成する蒸発器を備え、該蒸発器
で冷却した冷気を通風ダクトを通じて冷凍室と冷蔵室に
供給するものにおいて、上記冷蔵室側の通風ダクト内に
該通風ダクトの流路を開閉する開閉ダンパーを備え、上
記圧縮機の駆動開始から一定時間、上記開閉ダンパーを
閉成し、その一定時間の経過後開閉ダンパーを開成する
制御手段を備えたことを特徴としている。
【0014】この構成によれば、圧縮機の駆動開始から
一定時間の間は開閉ダンパーを閉成することになる。従
って、蒸発器に対する負荷が低減し、蒸発器での熱交換
量が少なくなるために蒸発器内で蒸発する冷媒の量は増
える。その結果、不足冷媒傾向にあるとき、上記制御を
行うことにより、蒸発器内で過不足なく蒸発を終えるよ
うに冷媒量を調節することができる。
【0015】又、請求項2に記載された発明の冷凍冷蔵
庫は、通風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室から成る
とともに該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状冷媒を圧
縮する圧縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷媒を液化
させる凝縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減圧するキ
ャピラリーチューブとともに冷凍サイクルを形成する蒸
発器を備え、該蒸発器で冷却した冷気を通風ダクトを通
じて冷凍室と冷蔵室に供給するものにおいて、上記冷凍
室側の通風ダクト内に該通風ダクトからの冷気を冷凍室
に吐き出す冷気吐出口を開閉する開閉ダンパーを備え、
上記圧縮機の駆動開始から一定時間、上記開閉ダンパー
を閉成し、その一定時間の経過後該開閉ダンパーを開成
する制御手段を備えたことを特徴としている。
【0016】この構成によれば、上記請求項1の発明と
同様に、圧縮機の駆動開始から一定時間の間は開閉ダン
パーを閉成することになる。従って、蒸発器に対する負
荷が低減し、蒸発器での熱交換量が少なくなるために蒸
発器内で蒸発する冷媒の量は増える。その結果、不足冷
媒傾向にあるとき、上記制御を行うことにより、蒸発器
内で過不足なく蒸発を終えるように冷媒量を調節するこ
とができる。
【0017】又、請求項3に記載された発明の冷凍冷蔵
庫は、通風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室から成る
とともに該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状冷媒を圧
縮する圧縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷媒を液化
させる凝縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減圧するキ
ャピラリーチューブとともに冷凍サイクルを形成する蒸
発器を備え、該蒸発器で冷却した冷気を該蒸発器の近傍
に設けた冷却ファンの駆動に基づいて上記通風ダクトを
通じて冷凍室と冷蔵室に供給するものにおいて、上記圧
縮機の駆動開始から一定時間、上記冷却ファンの駆動を
停止又は回転数を下げ、その一定時間の経過後該冷却フ
ァンを正規に駆動する制御手段を備えたことを特徴とし
ている。
【0018】この構成によれば、圧縮機の駆動開始から
一定時間の間は冷却ファンの駆動を停止又はその回転数
を下げることになる。従って、蒸発器に対する負荷が低
減し、蒸発器での熱交換量が少なくなるために蒸発器内
で蒸発する冷媒の量は増える。その結果、不足冷媒傾向
にあるとき、上記制御を行うことにより、蒸発器内で過
不足なく蒸発を終えるように冷媒量を調節することがで
きる。
【0019】又、請求項4に記載された凍冷蔵庫は、通
風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室から成るとともに
該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状冷媒を圧縮する圧
縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷媒を液化させる凝
縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減圧するキャピラリ
ーチューブとともに冷凍サイクルを形成する蒸発器を備
え、該蒸発器で冷却した冷気を上記通風ダクトを通じて
冷凍室と冷蔵室に供給するものにおいて、上記凝縮器の
放熱促進用の凝縮器ファンを備え、上記圧縮機の駆動開
始から一定時間、上記凝縮ファンの駆動を停止又はその
回転数を下げ、その一定時間の経過後該凝縮ファンを正
規に駆動する制御手段を備えたことを特徴としている。
【0020】この構成によれば、圧縮機、凝縮器の温度
が上昇し、圧縮機、凝縮器に溜まっている圧縮機油の温
度も上昇し、圧縮機油中に溶け込む冷媒の量は増える。
その結果、不足冷媒傾向にあるとき、上記制御を行うこ
とにより、蒸発器内で過不足なく蒸発を終えるように冷
媒量を調節することができる。
【0021】又、請求項5に記載された発明の冷凍冷蔵
庫は、通風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室から成る
とともに該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状冷媒を圧
縮する圧縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷媒を液化
させる凝縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減圧するキ
ャピラリーチューブとともに冷凍サイクルを形成する蒸
発器を備え、該蒸発器で冷却した冷気を上記通風ダクト
を通じて冷凍室と冷蔵室に供給するものにおいて、上記
キャピラリーチューブに並列に該キャピラリーチューブ
と内径の異なる補助キャピラリーチューブを設けるとと
もにこれら両キャピラリーチューブの何れかに切り換え
る切換弁を設け、上記圧縮機の駆動開始から一定時間、
上記切換弁を作動して、何れか一方のキャピラリーチュ
ーブを選択して冷凍サイクルを駆動し、その一定時間の
経過後上記切換弁を作動して他方のキャピラリーチュー
ブに切り換える制御手段を備えたことを特徴としてい
る。
【0022】この構成によれば、圧縮機の駆動開始から
一定時間の間、内径の大きな補助キャピラリーチューブ
に冷媒を通過させることになる。その結果、冷媒の冷凍
サイクル内での循環量が高まり、蒸発器内で蒸発する冷
媒の量は増え、従って、不足冷媒傾向にあるとき、上記
制御を行うことにより、蒸発器内で過不足なく蒸発を終
えるように冷媒量を調節することができる。
【0023】又、請求項6に記載された発明の凍冷蔵庫
は、通風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室から成ると
ともに該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状冷媒を圧縮
する圧縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷媒を液化さ
せる凝縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減圧するキャ
ピラリーチューブとともに冷凍サイクルを形成する蒸発
器を備え、該蒸発器で冷却した冷気を上記通風ダクトを
通じて冷凍室と冷蔵室に供給するものにおいて、上記キ
ャピラリーチューブの近傍に該キャピラリーチューブを
加熱する加熱ヒータを設け、上記圧縮機の駆動開始から
一定時間、上記加熱ヒータを作動して上記キャピラリー
チューブを加熱し、その一定時間の経過後加熱ヒータの
作動を停止する制御手段を備えたことを特徴としてい
る。
【0024】この構成によれば、圧縮機の駆動開始から
一定時間の間、キャピラリーチューブを加熱する。その
結果、冷媒の冷凍サイクル内での循環量が高まり、蒸発
器内で蒸発する冷媒の量は増え、従って、不足冷媒傾向
にあるとき、上記制御を行うことにより、蒸発器内で過
不足なく蒸発を終えるように冷媒量を調節することがで
きる。
【0025】又、請求項7に記載された発明の冷凍冷蔵
庫、通風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室から成ると
ともに該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状冷媒を圧縮
する圧縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷媒を液化さ
せる凝縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減圧するキャ
ピラリーチューブとともに冷凍サイクルを形成する蒸発
器を備え、該蒸発器で冷却した冷気を通風ダクトを通じ
て冷凍室と冷蔵室に供給するものにおいて、上記冷蔵室
側の通風ダクト内に該通風ダクトの流路を開閉する開閉
ダンパーを備え、かつ上記蒸発器の入口と出口に温度セ
ンサーを設けるとともにこれら温度センサーの検出温度
差に応じて上記開閉ダンパーを開閉制御する制御手段を
設けたことを特徴としている。
【0026】この構成によれば、圧縮機の駆動時におけ
る蒸発器入口付近の温度と蒸発器出口付近の温度の差を
検出することにより、蒸発器出口付近の冷媒の状態を把
握して冷媒量調節動作のタイミングを決定し、開閉ダン
パーの開閉動作を制御することになる。その結果、開閉
ダンパーの開閉動作を制御することにより、蒸発器内で
過不足なく冷媒の蒸発を終えるように冷媒量を調節でき
る。
【0027】又、請求項8に記載された発明の冷凍冷蔵
庫は、通風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室から成る
とともに該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状冷媒を圧
縮する圧縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷媒を液化
させる凝縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減圧するキ
ャピラリーチューブとともに冷凍サイクルを形成する蒸
発器を備え、該蒸発器で冷却した冷気を通風ダクトを通
じて冷凍室と冷蔵室に供給するものにおいて、上記冷蔵
室側の通風ダクト内に該通風ダクトの流路を開閉する開
閉ダンパを備え、かつ上記蒸発器の出口に温度センサー
と圧力センサーを設けるとともにこれら温度センサーと
圧力センサーの検出出力に応じて上記開閉ダンパーを開
閉制御する制御手段を設けたことを特徴としている。
【0028】この構成によれば、圧縮機の駆動時におけ
る蒸発器出口付近の温度と圧力の組み合わせにより、蒸
発器出口付近の冷媒の状態を把握して冷媒量調節動作の
タイミングを決定し、開閉ダンパーの開閉動作を制御す
ることになる。その結果、開閉ダンパーの開閉動作を制
御することにより、蒸発器内で過不足なく冷媒の蒸発を
終えるように冷媒量を調節できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態] 構成;図1は、本発明の冷凍冷蔵庫の第1の実施の形態
を示す側面断面図であり、説明の便宜上、従来と同一部
分については、同一符号を付している。従って、1は圧
縮機、5は蒸発器、8は冷却ファン、9は本体、10は
仕切壁、11は冷蔵室、12は冷凍室、13は通風ダク
ト、14は冷気吐出口、15及び16は冷気取入口、1
7は通風路、18は連通口、19は通風ダクト、20は
冷気吐出口、21は開閉ダンパーである。
【0030】そして、本発明の特徴として備えられてい
るのは、図に示す制御手段23である。該制御手段23
は、圧縮機1及び冷却ファン8の駆動制御、開閉ダンパ
ー21の開閉制御、冷蔵及び冷凍室11及び12の温度
制御を行うとともに周囲温度の情報を温度センサーによ
り取り入れている。
【0031】動作;次に、制御手段23による動作につ
いて説明する。この実施の形態では、圧縮機1と冷却フ
ァン8は、冷凍室12の温度が設定された温度より高け
ればONして駆動し、又低ければOFFして駆動停止す
る。又、開閉ダンパー21は、圧縮機1がOFF中は遮
断し、圧縮機1がON中で冷蔵室11の温度が設定され
た温度より高ければ開放するとともに設定温度よりも低
ければ遮断する。
【0032】本発明の冷凍冷蔵庫の冷媒充填量は、周囲
温度が比較的高いときに、過剰冷媒にならないように決
定しており、過剰冷媒による吸入管の発露対策は行って
いない。そのため、冷凍冷蔵庫の周囲温度が比較的低い
圧縮機1の駆動開始時、即ち圧縮機1や凝縮器2の温度
が低いときは、圧縮機1や凝縮器2に溜まっている圧縮
機油に冷媒が沢山溶け込み不足冷媒になってしまう。
【0033】上記圧縮機1の駆動開始からの一定時間
(不足冷媒期間)は、冷凍冷蔵庫の周囲温度、冷蔵室1
1及び冷凍室12の温度、前回の圧縮機1のON/OF
F時間等の影響を受けて変化する値であり、制御手段2
3に含まれるマイクロコンピュータ等で演算して求める
ことができる。
【0034】そこで、本発明では蒸発器5での熱交換量
が多いと不足冷媒傾向になり、又、蒸発器5での熱交換
量が少ないと過剰冷媒傾向になる特性を利用して、圧縮
機1の駆動開始から一定時間(不足冷媒期間)は開閉ダ
ンパー21を強制的に閉じて、蒸発器5の負荷の低減を
行って熱交換量を少なくすることにより、不足冷媒を補
うようにしている。
【0035】又、圧縮機1の駆動開始から一定時間が経
過すると圧縮機1や凝縮器2の温度が上昇し、圧縮機
1、凝縮器2に溜まっている圧縮機油に溶け込んでいる
冷媒が蒸発することから、不足冷媒が解消され、上記開
閉ダンパー21の閉成を解除して開成する。
【0036】以上のように本実施の形態の本発明よれ
ば、冷凍冷蔵庫の周囲温度が比較的高い時に過剰冷媒側
にならないように冷媒充填量を決定することにより、過
剰冷媒時の吸入管の発露対策に無駄な部品を追加する必
要がなくなり、周囲温度が比較的低いときにも、不足冷
媒にならず、蒸発器5の熱交換も効率良く行うことがで
きる。
【0037】[第2の実施の形態] 構成;本発明の第2の実施の形態を図2に従って説明す
る。この実施の形態では、通風ダクト13内に冷気吐出
口14を開閉する開閉ダンパー24を設け、又制御手段
23が開閉ダンパー21及び24の開閉制御、圧縮機1
及び冷却ファン8のON/OFF制御、冷蔵室11及び
冷凍室12の温度制御を実行するとともに冷凍冷蔵庫の
周囲温度の情報をセンサーにより取り入れるように構成
されている。他の構造は上記第1の実施の形態と同じで
ある。
【0038】動作;次に、制御手段23による動作につ
いて説明する。この実施の形態は、上記第1の実施の形
態と同様に、圧縮機1と冷却ファン8は、冷凍室12の
温度が設定された温度より高ければONして駆動すると
ともに、低ければOFFして駆動を停止し、又、冷蔵室
11側の開閉ダンパー21は、圧縮機1がOFF中は遮
断し、圧縮機1がON中で冷蔵室11の温度が設定され
た温度より高ければ開放するとともに設定温度よりも低
ければ遮断する。
【0039】そして、他方冷凍室12の開閉ダンパー2
4は、冷凍室12の温度が設定された温度より高ければ
ONして開成し、冷凍室12の温度が設定された温度よ
り低ければOFFして閉成するようになっている。この
第2の実施の形態の発明においても、上記第1の実施の
形態と同様に、冷凍冷蔵庫の冷媒充填量は、周囲温度が
比較的高いときに、過剰冷媒にならないように決定して
おり、過剰冷媒による吸入管の発露対策は行っていな
い。
【0040】そのため、冷凍冷蔵庫の周囲温度が比較的
低い圧縮機1の駆動開始時、即ち圧縮機1や凝縮器2の
温度が低いときは、圧縮機1や凝縮器2に溜まっている
圧縮機油に冷媒が沢山溶け込み不足冷媒になってしま
う。
【0041】上記圧縮機1の駆動開始からの一定時間
(不足冷媒期間)は、冷凍冷蔵庫の周囲温度、冷蔵室1
1及び冷凍室12の温度、前回の圧縮機1のON/OF
F時間等の影響を受けて変化する値であり、制御手段2
3に含まれるマイクロコンピュータ等で演算して求める
ことができる。
【0042】そこで、この第2の実施の形態の発明で
は、蒸発器5での熱交換量が多いと不足冷媒傾向にな
り、又、蒸発器5での熱交換量が少ないと過剰冷媒傾向
になる特性を利用して、圧縮機1の駆動開始から一定時
間(不足冷媒期間)は冷凍室12の開閉ダンパー24を
強制的に閉じて、蒸発器5の負荷の低減を行って熱交換
量を少なくすることにより、不足冷媒を補うようにして
いる。
【0043】又、圧縮機1の駆動開始から一定時間が経
過すると圧縮機1や凝縮器2の温度が上昇し、圧縮機
1、凝縮器2に溜まっている圧縮機油に溶け込んでいる
冷媒が蒸発することから、不足冷媒が解消され、上記開
閉ダンパー24の閉成を解除して開成する。
【0044】以上のように本第2の実施の形態の発明よ
れば、冷凍冷蔵庫の周囲温度が比較的高い時に過剰冷媒
側にならないように冷媒充填量を決定することにより、
過剰冷媒時の吸入管の発露対策に無駄な部品を追加する
必要がなくなり、周囲温度が比較的低いときにも、不足
冷媒にならず、蒸発器5の熱交換も効率良く行うことが
できる。
【0045】[第3の実施の形態] 構成;この実施の形態では図3に示すように、上記図1
4で示した従来の冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルの構成にお
いて、制御手段23を圧縮機1と冷却ファン8間に設
け、該制御手段23により、圧縮機1、凝縮ファン7、
冷却ファン8のON/OFF制御を行うとともに冷蔵室
及び冷凍室の温度制御、冷凍冷蔵庫の周囲温度の情報を
センサーにより収集するようになっている。
【0046】動作;この実施の形態では、制御手段23
の制御により、圧縮機1と凝縮及び冷却ファン7及び8
が、冷凍室12の温度が設定された温度より高ければO
Nして駆動するとともに、低ければOFFして駆動を停
止し、又、冷蔵室11側の開閉ダンパー21は、圧縮機
1がOFF中は遮断し、圧縮機1がON中で冷蔵室11
の温度が設定された温度より高ければ開放するとともに
設定温度よりも低ければ遮断する。そして、他方冷凍室
12の開閉ダンパー24は、冷凍室12の温度が設定さ
れた温度より高ければONして開成し、冷凍室12の温
度が設定された温度より低ければOFFして閉成するよ
うになっている。
【0047】この第3の実施の形態の発明においても、
上記第1の実施の形態と同様に、冷凍冷蔵庫の冷媒充填
量は、周囲温度が比較的高いときに、過剰冷媒にならな
いように決定しており、過剰冷媒による吸入管の発露対
策は行っていない。そのため、冷凍冷蔵庫の周囲温度が
比較的低い圧縮機1の駆動開始時、即ち圧縮機1や凝縮
器2の温度が低いときは、圧縮機1や凝縮器2に溜まっ
ている圧縮機油に冷媒が沢山溶け込み不足冷媒になって
しまう。
【0048】上記圧縮機1の駆動開始からの一定時間
(不足冷媒期間)は、冷凍冷蔵庫の周囲温度、冷蔵室1
1及び冷凍室12の温度、前回の圧縮機1のON/OF
F時間等の影響を受けて変化する値であり、制御手段2
3に含まれるマイクロコンピュータ等で演算して求める
ことができる。
【0049】そこで、この第3の実施の形態の発明で
は、蒸発器5での熱交換量が多いと不足冷媒傾向にな
り、又、蒸発器5での熱交換量が少ないと過剰冷媒傾向
になる特性を利用して、圧縮機1の駆動開始から一定時
間(不足冷媒期間)は冷却ファン8を強制的にOFFし
て、蒸発器5の負荷の低減を行って熱交換量を少なくす
ることにより、不足冷媒を補うようにしている。
【0050】又、圧縮機1の駆動開始から一定時間が経
過すると圧縮機1や凝縮器2の温度が上昇し、圧縮機
1、凝縮器2に溜まっている圧縮機油に溶け込んでいる
冷媒が蒸発することから、不足冷媒が解消され、上記冷
却ファン8の駆動を停止する。上記のように本第3の実
施の形態の発明よれば、冷凍冷蔵庫の周囲温度が比較的
高い時に過剰冷媒側にならないように冷媒充填量を決定
することにより、過剰冷媒時の吸入管の発露対策に無駄
な部品を追加する必要がなくなり、周囲温度が比較的低
いときにも、不足冷媒にならず、蒸発器5の熱交換も効
率良く行うことができる。
【0051】[第4の実施の形態] 構成;上記第3の実施の形態の冷凍冷蔵庫において、制
御手段23の構成部品にインバータ回路を用いれば、冷
却ファン8を強制OFFさせるだけでなく冷却ファン8
の回転数を制御できる。上記圧縮機1の駆動開始からの
一定時間(不足冷媒期間)に冷却ファン8をOFFする
代わりに回転数を落とすことにより、蒸発器5の負荷の
低減を行い、熱交換量を少なくして不足冷媒を補うこと
ができる。勿論、回転数を落とすだけであるから、冷蔵
室、冷凍室に冷気を送ることができる。
【0052】即ち、制御手段23により、冷凍冷蔵庫の
周囲温度、冷蔵室及び冷凍室の温度、前回の圧縮機のO
N/OFF時間等の条件により、上記一定時間と、冷却
ファン回転数を求めることで、冷蔵室、冷凍室の冷却と
不足冷媒の対応を両立することができる。
【0053】[第5の実施の形態] 構成;この実施の形態では図4に示すように、上記図1
4で示した従来の冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルの構成にお
いて、制御手段23を圧縮機1と凝縮ファン7との間に
設け、該制御手段23により、圧縮機1、凝縮ファン
7、冷却ファン8のON/OFF制御を行うとともに冷
蔵室及び冷凍室の温度制御、冷凍冷蔵庫の周囲温度の情
報をセンサーにより収集するようになっている。
【0054】動作;この実施の形態では、制御手段23
の制御により、圧縮機1と凝縮8が、冷凍室12の温度
が設定された温度より高ければONして駆動するととも
に、低ければOFFして駆動を停止する。この第5の実
施の形態の発明においても、上記第1の実施の形態と同
様に、冷凍冷蔵庫の冷媒充填量は、周囲温度が比較的高
いときに、過剰冷媒にならないように決定しており、過
剰冷媒による吸入管の発露対策は行っていない。
【0055】そのため、冷凍冷蔵庫の周囲温度が比較的
低い圧縮機1の駆動開始時、即ち圧縮機1や凝縮器2の
温度が低いときは、圧縮機1や凝縮器2に溜まっている
圧縮機油に冷媒が沢山溶け込み不足冷媒になってしま
う。上記圧縮機1の駆動開始からの一定時間(不足冷媒
期間)は、冷凍冷蔵庫の周囲温度、冷蔵室11及び冷凍
室12の温度、前回の圧縮機1のON/OFF時間等の
影響を受けて変化する値であり、制御手段23に含まれ
るマイクロコンピュータ等で演算して求めることができ
る。
【0056】そこで、この第5の実施の形態の発明で
は、圧縮機1、凝縮器2の温度が低いと不足冷媒傾向に
なり、又、圧縮機1、凝縮器2の温度が高いと過剰冷媒
傾向になる特性を利用して、圧縮機1の駆動開始から一
定時間(不足冷媒期間)は凝縮ファン7を強制的にOF
Fして、圧縮機1と凝縮器2の温度を素早く上げてやる
と圧縮機1や凝縮器2に溜まっている圧縮機油に溶け込
んでいる冷媒が蒸発し不足冷媒を補うことができる。
【0057】又、圧縮機1の駆動開始から一定時間が経
過すると圧縮機1や凝縮器2の温度が更に上昇し、圧縮
機1、凝縮器2に溜まっている圧縮機油に溶け込んでい
る冷媒が更に蒸発することから、不足冷媒が解消され、
過剰冷媒傾向になるので、上記凝縮ファン7の駆動をO
Nして圧縮機1、凝縮器2の温度を下げる。上記のよう
に本第5の実施の形態の発明よれば、冷凍冷蔵庫の周囲
温度が比較的高い時に過剰冷媒側にならないように冷媒
充填量を決定することにより、過剰冷媒時の吸入管の発
露対策に無駄な部品を追加する必要がなくなり、周囲温
度が比較的低いときにも、不足冷媒にならず、蒸発器5
の熱交換も効率良く行うことができる。
【0058】[第6の実施の形態] 構成;上記第5の実施の形態の冷凍冷蔵庫において、制
御手段23の構成部品にインバータ回路を用いれば、凝
縮ファン7を強制OFFさせるだけでなく凝縮ファン8
の回転数を制御できる。上記圧縮機1の駆動開始からの
一定時間(不足冷媒期間)に凝縮却ファン7をOFF、
又回転数を落とすことにより、圧縮機1と凝縮器2の温
度を上げて不足冷媒を補うことができる。
【0059】即ち、制御手段23により、冷凍冷蔵庫の
周囲温度、冷蔵室及び冷凍室の温度、前回の圧縮機のO
N/OFF時間等の条件により、上記一定時間と、凝縮
ファン回転数を求めることで、不足冷媒に対応すること
ができる。
【0060】[第7の実施の形態] 構成;この実施の形態では図5に示すように、上記図1
4で示した従来の冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルの構成にお
いて、キャピラリーチューブ4に並列に該キャピラリー
チューブ4より管の内径の大きなキャピラリーチューブ
25を設けるとともにドライヤ3とこれらキャピラリー
チューブとの間に設けた切換弁26で選択的に切り換え
ることができるようになっている。更に、この実施の形
態では制御手段23を圧縮機1と切換弁26の間に設け
ている。
【0061】動作;この実施の形態では、制御手段23
の制御により、圧縮機1が、冷凍室12の温度が設定さ
れた温度より高ければONして駆動するとともに、低け
ればOFFして駆動を停止する。この第7の実施の形態
の発明においても、上記第1の実施の形態と同様に、冷
凍冷蔵庫の冷媒充填量は、周囲温度が比較的高いとき
に、過剰冷媒にならないように決定しており、過剰冷媒
による吸入管の発露対策は行っていない。
【0062】そのため、冷凍冷蔵庫の周囲温度が比較的
低い圧縮機1の駆動開始時、即ち圧縮機1や凝縮器2の
温度が低いときは、圧縮機1や凝縮器2に溜まっている
圧縮機油に冷媒が沢山溶け込み不足冷媒になってしま
う。上記圧縮機1の駆動開始からの一定時間(不足冷媒
期間)は、冷凍冷蔵庫の周囲温度、冷蔵室11及び冷凍
室12の温度、前回の圧縮機1のON/OFF時間等の
影響を受けて変化する値であり、制御手段23に含まれ
るマイクロコンピュータ等で演算して求めることができ
る。
【0063】そこで、この第7の実施の形態の発明で
は、キャピラリーチューブの内径が異なれば、即ち、冷
媒の循環量が変わる特性を利用する。圧縮機1の駆動開
始から一定時間(不足冷媒期間)、冷媒をキャピラリー
チューブ25より内径の大きなキャピラリーチューブ4
に通すと冷媒循環量が増し、蒸発器2へ到達する冷媒量
が増え、不足冷媒を解消される。
【0064】又、圧縮機1の駆動開始から一定時間が経
過すると圧縮機1や凝縮器2の温度が更に上昇し、圧縮
機1、凝縮器2に溜まっている圧縮機油に溶け込んでい
る冷媒が更に蒸発することから、不足冷媒が解消され、
過剰冷媒傾向になるので、上記切換弁26を駆動して冷
媒の流れをキャピラリーチューブ25に切り換えること
により冷媒循環量を落とすことができる。
【0065】上記のように本第7の実施の形態の発明よ
れば、冷凍冷蔵庫の周囲温度が比較的高い時に過剰冷媒
側にならないように冷媒充填量を決定することにより、
過剰冷媒時の吸入管の発露対策に無駄な部品を追加する
必要がなくなり、周囲温度が比較的低いときにも、不足
冷媒にならず、蒸発器5の熱交換も効率良く行うことが
できる。
【0066】[第8の実施の形態] 構成;この実施の形態では図6に示すように、上記図1
4で示した従来の冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルの構成にお
いて、キャピラリーチューブ4の近傍に加熱ヒータ26
を設け、圧縮機1と加熱ヒータ26の間に制御手段23
を設けて、圧縮機1と加熱ヒータ26を制御する構成と
なっている。
【0067】動作;この実施の形態では、制御手段23
の制御により、圧縮機1、凝縮ファン7は、冷凍室12
の温度が設定された温度より高ければONして駆動する
とともに、低ければOFFして駆動を停止する。この第
8の実施の形態の発明においても、上記第1の実施の形
態と同様に、冷凍冷蔵庫の冷媒充填量は、周囲温度が比
較的高いときに、過剰冷媒にならないように決定してお
り、過剰冷媒による吸入管の発露対策は行っていない。
【0068】そのため、冷凍冷蔵庫の周囲温度が比較的
低い圧縮機1の駆動開始時、即ち圧縮機1や凝縮器2の
温度が低いときは、圧縮機1や凝縮器2に溜まっている
圧縮機油に冷媒が沢山溶け込み不足冷媒になってしま
う。上記圧縮機1の駆動開始からの一定時間(不足冷媒
期間)は、冷凍冷蔵庫の周囲温度、冷蔵室11及び冷凍
室12の温度、前回の圧縮機1のON/OFF時間等の
影響を受けて変化する値であり、制御手段23に含まれ
るマイクロコンピュータ等で演算して求めることができ
る。
【0069】そこで、この第7の実施の形態の発明で
は、キャピラリーチューブの温度が異なれば、即ち、絞
り度が異なれば、冷媒の循環量が変わる特性を利用す
る。圧縮機1の駆動開始から一定時間(不足冷媒期間)
は、加熱ヒータ27をONし、キャピラリーチューブ4
を加熱すると冷媒循環量が増し、蒸発器2へ到達する冷
媒量が増え、不足冷媒を解消される。
【0070】又、圧縮機1の駆動開始から一定時間が経
過すると圧縮機1や凝縮器2の温度が更に上昇し、圧縮
機1、凝縮器2に溜まっている圧縮機油に溶け込んでい
る冷媒が更に蒸発することから、不足冷媒が解消され、
過剰冷媒傾向になるので、加熱ヒータ27への通電をO
FFして冷媒循環量を落とす。
【0071】この実施の形態の発明によれば、キャピラ
リーチューブ4の出口付近にプレスオイルが析出し、キ
ャピラリーチューブ4の詰まりが生ずる冷凍冷蔵庫にお
いて、キャピラリーチューブ4の出口付近を加熱するこ
とで、析出したプレスオイルを溶かしてキャピラリーチ
ューブの詰まりを防止できる。
【0072】[第9の実施の形態] 構成;この実施の形態では図7に示すように、上記図1
4で示した従来の冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルの構成にお
いて、キャピラリーチューブ4の代わりに膨張弁28を
設けるとともにこの膨張弁28と圧縮機1の間に制御手
段23を設けている。
【0073】動作;この実施の形態では、制御手段23
の制御により、圧縮機1は、冷凍室12の温度が設定さ
れた温度より高ければONして駆動するとともに、低け
ればOFFして駆動を停止する。この第9の実施の形態
の発明においても、上記第1の実施の形態と同様に、冷
凍冷蔵庫の冷媒充填量は、周囲温度が比較的高いとき
に、過剰冷媒にならないように決定しており、過剰冷媒
による吸入管の発露対策は行っていない。
【0074】そのため、冷凍冷蔵庫の周囲温度が比較的
低い圧縮機1の駆動開始時、即ち圧縮機1や凝縮器2の
温度が低いときは、圧縮機1や凝縮器2に溜まっている
圧縮機油に冷媒が沢山溶け込み不足冷媒になってしま
う。上記圧縮機1の駆動開始からの一定時間(不足冷媒
期間)は、冷凍冷蔵庫の周囲温度、冷蔵室11及び冷凍
室12の温度、前回の圧縮機1のON/OFF時間等の
影響を受けて変化する値であり、制御手段23に含まれ
るマイクロコンピュータ等で演算して求めることができ
る。
【0075】そこで、この第9の実施の形態の発明で
は、膨張弁28の絞り度が異なれば冷媒の循環量が変わ
る特性を利用する。圧縮機1の駆動開始から一定時間
(不足冷媒期間)は、膨張弁28の絞り度を緩めると冷
媒循環量が増し、蒸発器2へ到達する冷媒量が増え、不
足冷媒を解消される。又、圧縮機1の駆動開始から一定
時間が経過すると圧縮機1や凝縮器2の温度が更に上昇
し、圧縮機1、凝縮器2に溜まっている圧縮機油に溶け
込んでいる冷媒が更に蒸発することから、不足冷媒が解
消され、過剰冷媒傾向になるので、膨張弁28の絞り度
を絞り冷媒循環量を落とす。
【0076】[第10の実施の形態] 構成;この実施の形態では図8に示すように、上記図1
4で示した従来の冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルの構成にお
いて、圧縮機1に対応して制御手段23を設け、圧縮機
1のON/OFF及び回転数を制御するようになってい
る。
【0077】動作;この実施の形態では、制御手段23
の制御により、圧縮機1は、冷凍室12の温度が設定さ
れた温度より高ければONして駆動するとともに、低け
ればOFFして駆動を停止する。この第10の実施の形
態の発明においても、上記第1の実施の形態と同様に、
冷凍冷蔵庫の冷媒充填量は、周囲温度が比較的高いとき
に、過剰冷媒にならないように決定しており、過剰冷媒
による吸入管の発露対策は行っていない。
【0078】そのため、冷凍冷蔵庫の周囲温度が比較的
低い圧縮機1の駆動開始時、即ち圧縮機1や凝縮器2の
温度が低いときは、圧縮機1や凝縮器2に溜まっている
圧縮機油に冷媒が沢山溶け込み不足冷媒になってしま
う。上記圧縮機1の駆動開始からの一定時間(不足冷媒
期間)は、冷凍冷蔵庫の周囲温度、冷蔵室11及び冷凍
室12の温度、前回の圧縮機1のON/OFF時間等の
影響を受けて変化する値であり、制御手段23に含まれ
るマイクロコンピュータ等で演算して求めることができ
る。
【0079】そこで、この第9の実施の形態の発明で
は、圧縮機1の回転数が異なれば、冷媒の循環量が変わ
る特性を利用する。圧縮機1の駆動開始から一定時間
(不足冷媒期間)は、圧縮機1を高い回転数で運転する
と冷媒循環量が増し、蒸発器2へ到達する冷媒量が増
え、不足冷媒を解消される。そして、圧縮機1の駆動開
始から一定時間が経過すると圧縮機1や凝縮器2の温度
が上昇し、圧縮機1、凝縮器2に溜まっている圧縮機油
に溶け込んでいる冷媒が蒸発することから、不足冷媒が
解消され、過剰冷媒傾向になるので、圧縮機の回転数を
落とし、冷媒循環量を落とす。
【0080】[第11の実施の形態] 構成;この実施の形態では図9に示すように、上記図1
4で示した従来の冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルの構成にお
いて、蒸発器5の入口側と出口側に温度センサー29、
30を設けて、これらセンサーで検知した温度情報を制
御手段23に供給して、上記第1の実施の形態で示した
冷蔵室11側の開閉ダンパー21の開閉を制御するよう
になっている。
【0081】動作;この実施の形態では、制御手段23
の制御により、圧縮機1と冷却ファン8は、冷凍室12
の温度が設定された温度より高ければONして駆動する
とともに、低ければOFFして駆動を停止する。開閉ダ
ンパー21の制御は、図10の動作フローに示すよう
に、圧縮機1がOFF中の場合、又圧縮機1がON中で
冷蔵室11の温度TRが設定された温度より低い場合に
は遮断する。
【0082】又、圧縮機1がON中で、冷蔵室11の温
度TRが設定温度より高く、蒸発器5の出入口の温度差
(Teo−Tei)が設定された値以上の場合、即ち、
冷媒が蒸発器5の出口の手前で蒸発を終了している場合
(不足冷媒期間)は開閉ダンパー21を遮断する。又、
圧縮機1がON中で、冷蔵室11の温度TRが設定温度
より高く、蒸発器5の出入口の温度差(Teo−Te
i)が設定された値以下の場合、即ち、冷媒が蒸発器5
の出口で蒸発を終了している場合(適性冷媒期間)は開
閉ダンパーを開成する。
【0083】この第11の実施の形態の発明において
も、上記第1の実施の形態と同様に、冷凍冷蔵庫の冷媒
充填量は、周囲温度が比較的高いときや冷凍サイクル部
品の取り付け位置のばらつきがあっても過剰冷媒になら
ないように決定しており、過剰冷媒による吸入管の発露
対策は行っていない。
【0084】そのため、冷凍冷蔵庫の周囲温度が比較的
低い圧縮機1の駆動開始時、即ち圧縮機1や凝縮器2の
温度が低いときは、圧縮機1や凝縮器2に溜まっている
圧縮機油に冷媒が沢山溶け込み不足冷媒になってしま
う。又、冷凍サイクル部品の取り付け位置のばらつきに
より不足冷媒傾向になる可能性がある。
【0085】そこで、この第11の実施の形態の発明で
は、蒸発器5での熱交換量が多いと不足冷媒傾向にな
り、蒸発器での熱交換量が少ないと過剰冷媒傾向になる
特性を利用する。従って、制御手段23に基づいて不足
冷媒期間は開閉ダンパー21を強制的に閉じて蒸発器5
の負荷の低減を行い、熱交換量を少なくすることによ
り、不足冷媒を補うことができる。一方、適性冷媒期間
は開閉ダンパー21の強制的な閉成を解除して開成す
る。
【0086】上記のように、冷凍冷蔵庫の周囲温度が比
較的高いとき、或いは冷凍サイクル部品の取り付け位置
のばらつきにより過剰冷媒側にならないように冷媒充填
量を決めることにより過剰冷媒時の吸入管の発露対策に
無駄な部品を追加する必要がなくなる。そして、不足冷
媒期間を温度センサーにより直接検出できるので、随時
不足冷媒にた対応する動作を行うことができ、蒸発器5
の熱交換も効率よく行う事ができる。
【0087】[第12の実施の形態] 構成;この実施の形態では図11に示すように、上記図
14で示した従来の冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルの構成に
おいて、蒸発器5の出口側に出口温度Teoを検出する
温度センサー31と出口圧力Peoを検出する圧力セン
サー32を設け、これらセンサーで検知した温度及び圧
力情報を制御手段23に供給して、上記第1の実施の形
態で示した冷蔵室11側の開閉ダンパー21を制御する
ようになっている。
【0088】動作;この実施の形態では、制御手段23
の制御により、圧縮機1と冷却ファン8は、冷凍室12
の温度が設定された温度より高ければONして駆動する
とともに、低ければOFFして駆動を停止する。開閉ダ
ンパー21の制御は、図12の動作フローに示すよう
に、圧縮機1がOFF中の場合、又圧縮機1がON中で
冷蔵室11の温度TRが設定された温度より低い場合に
は遮断する。
【0089】又、圧縮機1がON中で、冷蔵室11の温
度TRが設定温度より高く、蒸発器5の出口圧力Peo
より算出した飽和温度Texと蒸発器出口温度Teoの
差(Tex−Teo)が設定された値以上の場合、即
ち、冷媒が蒸発器5の出口の手前で蒸発を終了している
場合(不足冷媒期間)は開閉ダンパー21を閉成して通
風ダクトを遮断する。
【0090】又、圧縮機1がON中で、冷蔵室11の温
度TRが設定温度より高く、蒸発器5の出口圧力Peo
より算出した飽和温度Texと蒸発器出口温度Teoの
差(Tex−Teo)が設定された値以下の場合、即
ち、冷媒が蒸発器5の出口で蒸発を終了している場合
(適性冷媒期間)は開閉ダンパーを開成する。この第1
2の実施の形態の発明においても、上記第1の実施の形
態と同様に、冷凍冷蔵庫の冷媒充填量は、周囲温度が比
較的高いときや冷凍サイクル部品の取り付け位置のばら
つきがあっても過剰冷媒にならないように決定してお
り、過剰冷媒による吸入管の発露対策は行っていない。
【0091】そのため、冷凍冷蔵庫の周囲温度が比較的
低い圧縮機1の駆動開始時、即ち圧縮機1や凝縮器2の
温度が低いときは、圧縮機1や凝縮器2に溜まっている
圧縮機油に冷媒が沢山溶け込み不足冷媒になってしま
う。又、冷凍サイクル部品の取り付け位置のばらつきに
より不足冷媒傾向になる可能性がある。そこで、この第
12の実施の形態の発明では、蒸発器5での熱交換量が
多いと不足冷媒傾向になり、蒸発器での熱交換量が少な
いと過剰冷媒傾向になる特性を利用する。
【0092】従って、制御手段23に基づいて不足冷媒
期間は開閉ダンパー21を強制的に閉じて蒸発器5の負
荷の低減を行い、熱交換量を少なくすることにより、不
足冷媒を補うことができる。一方、適性冷媒期間は開閉
ダンパー21の強制的な閉成を解除して開成する。
【0093】上記のように、冷凍冷蔵庫の周囲温度が比
較的高いとき、或いは冷凍サイクル部品の取り付け位置
のばらつきにより過剰冷媒側にならないように冷媒充填
量を決めることにより過剰冷媒時の吸入管の発露対策に
無駄な部品を追加する必要がなくなる。そして、不足冷
媒期間を温度センサーにより直接検出できるので、随時
不足冷媒にた対応する動作を行うことができ、蒸発器5
の熱交換も効率よく行う事ができる。
【0094】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成されるもの
であり、請求項1に記載された発明の冷凍冷蔵庫は、通
風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室から成るとともに
該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状冷媒を圧縮する圧
縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷媒を液化させる凝
縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減圧するキャピラリ
ーチューブとともに冷凍サイクルを形成する蒸発器を備
え、該蒸発器で冷却した冷気を通風ダクトを通じて冷凍
室と冷蔵室に供給するものにおいて、上記冷蔵室側の通
風ダクト内に該通風ダクトの流路を開閉する開閉ダンパ
ーを備え、上記圧縮機の駆動開始から一定時間、上記開
閉ダンパーを閉成し、その一定時間の経過後開閉ダンパ
ーを開成する制御手段を備えた構成である。
【0095】この発明によれば、圧縮機の駆動開始から
一定時間の間は、蒸発器に対する負荷が低減し、蒸発器
での熱交換量が少なくなるために蒸発器内で蒸発する冷
媒の量は増える。その結果、不足冷媒傾向にあるとき、
上記制御を行うことにより、蒸発器内で過不足なく蒸発
を終えるように冷媒量を調節することができる。
【0096】又、請求項2に記載された発明の冷凍冷蔵
庫は、通風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室から成る
とともに該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状冷媒を圧
縮する圧縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷媒を液化
させる凝縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減圧するキ
ャピラリーチューブとともに冷凍サイクルを形成する蒸
発器を備え、該蒸発器で冷却した冷気を通風ダクトを通
じて冷凍室と冷蔵室に供給するものにおいて、上記冷凍
室側の通風ダクト内に該通風ダクトからの冷気を冷凍室
に吐き出す冷気吐出口を開閉する開閉ダンパーを備え、
上記圧縮機の駆動開始から一定時間、上記開閉ダンパー
を閉成し、その一定時間の経過後該開閉ダンパーを開成
する制御手段を備えた構成である。
【0097】この発明によれば、上記請求項1の発明と
同様に、圧縮機の駆動開始から一定時間の間は開閉ダン
パーを閉成することになるので、蒸発器に対する負荷が
低減し、蒸発器での熱交換量が少なくなるために蒸発器
内で蒸発する冷媒の量は増える。その結果、不足冷媒傾
向にあるとき、上記制御を行うことにより、蒸発器内で
過不足なく蒸発を終えるように冷媒量を調節することが
できる。
【0098】又、請求項3に記載された発明の冷凍冷蔵
庫は、通風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室から成る
とともに該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状冷媒を圧
縮する圧縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷媒を液化
させる凝縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減圧するキ
ャピラリーチューブとともに冷凍サイクルを形成する蒸
発器を備え、該蒸発器で冷却した冷気を該蒸発器の近傍
に設けた冷却ファンの駆動に基づいて上記通風ダクトを
通じて冷凍室と冷蔵室に供給するものにおいて、上記圧
縮機の駆動開始から一定時間、上記冷却ファンの駆動を
停止又は回転数を下げ、その一定時間の経過後該冷却フ
ァンを正規に駆動する制御手段を備えた構成である。
【0099】この発明によれば、圧縮機の駆動開始から
一定時間の間は冷却ファンの駆動を停止又はその回転数
を下げることになるので、蒸発器に対する負荷が低減
し、蒸発器での熱交換量が少なくなるために蒸発器内で
蒸発する冷媒の量は増える。その結果、不足冷媒傾向に
あるとき、上記制御を行うことにより、蒸発器内で過不
足なく蒸発を終えるように冷媒量を調節することができ
る。
【0100】又、請求項4に記載された凍冷蔵庫は、通
風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室から成るとともに
該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状冷媒を圧縮する圧
縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷媒を液化させる凝
縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減圧するキャピラリ
ーチューブとともに冷凍サイクルを形成する蒸発器を備
え、該蒸発器で冷却した冷気を上記通風ダクトを通じて
冷凍室と冷蔵室に供給するものにおいて、上記凝縮器の
放熱促進用の凝縮器ファンを備え、上記圧縮機の駆動開
始から一定時間、上記凝縮ファンの駆動を停止又はその
回転数を下げ、その一定時間の経過後該凝縮ファンを正
規に駆動する制御手段を備えた構成である。
【0101】この発明によれば、圧縮機、凝縮器の温度
が上昇し、圧縮機、凝縮器に溜まっている圧縮機油の温
度も上昇し、圧縮機油中に溶け込む冷媒の量は増える。
その結果、不足冷媒傾向にあるとき、上記制御を行うこ
とにより、蒸発器内で過不足なく蒸発を終えるように冷
媒量を調節することができる。
【0102】又、請求項5に記載された発明の冷凍冷蔵
庫は、通風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室から成る
とともに該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状冷媒を圧
縮する圧縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷媒を液化
させる凝縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減圧するキ
ャピラリーチューブとともに冷凍サイクルを形成する蒸
発器を備え、該蒸発器で冷却した冷気を上記通風ダクト
を通じて冷凍室と冷蔵室に供給するものにおいて、上記
キャピラリーチューブに並列に該キャピラリーチューブ
と内径の異なる補助キャピラリーチューブを設けるとと
もにこれら両キャピラリーチューブの何れかに切り換え
る切換弁を設け、上記圧縮機の駆動開始から一定時間、
上記切換弁を作動して、何れか一方のキャピラリーチュ
ーブを選択して冷凍サイクルを駆動し、その一定時間の
経過後上記切換弁を作動して他方のキャピラリーチュー
ブに切り換える制御手段を備えた構成である。
【0103】この発明によれば、圧縮機の駆動開始から
一定時間の間、内径の大きな補助キャピラリーチューブ
に冷媒を通過させることになる。その結果、冷媒の冷凍
サイクル内での循環量が高まり、蒸発器内で蒸発する冷
媒の量は増え、従って、不足冷媒傾向にあるとき、上記
制御を行うことにより、蒸発器内で過不足なく蒸発を終
えるように冷媒量を調節することができる。
【0104】又、請求項6に記載された発明の凍冷蔵庫
は、通風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室から成ると
ともに該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状冷媒を圧縮
する圧縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷媒を液化さ
せる凝縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減圧するキャ
ピラリーチューブとともに冷凍サイクルを形成する蒸発
器を備え、該蒸発器で冷却した冷気を上記通風ダクトを
通じて冷凍室と冷蔵室に供給するものにおいて、上記キ
ャピラリーチューブの近傍に該キャピラリーチューブを
加熱する加熱ヒータを設け、上記圧縮機の駆動開始から
一定時間、上記加熱ヒータを作動して上記キャピラリー
チューブを加熱し、その一定時間の経過後加熱ヒータの
作動を停止する制御手段を備えた構成である。
【0105】この発明によれば、圧縮機の駆動開始から
一定時間の間、キャピラリーチューブを加熱する。その
結果、冷媒の冷凍サイクル内での循環量が高まり、蒸発
器内で蒸発する冷媒の量は増え、従って、不足冷媒傾向
にあるとき、上記制御を行うことにより、蒸発器内で過
不足なく蒸発を終えるように冷媒量を調節することがで
きる。
【0106】又、請求項7に記載された発明の冷凍冷蔵
庫、通風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室から成ると
ともに該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状冷媒を圧縮
する圧縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷媒を液化さ
せる凝縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減圧するキャ
ピラリーチューブとともに冷凍サイクルを形成する蒸発
器を備え、該蒸発器で冷却した冷気を通風ダクトを通じ
て冷凍室と冷蔵室に供給するものにおいて、上記冷蔵室
側の通風ダクト内に該通風ダクトの流路を開閉する開閉
ダンパーを備え、かつ上記蒸発器の入口と出口に温度セ
ンサーを設けるとともにこれら温度センサーの検出温度
差に応じて上記開閉ダンパーを開閉制御する制御手段を
設けた構成である。
【0107】この発明によれば、圧縮機の駆動時におけ
る蒸発器入口付近の温度と蒸発器出口付近の温度の差を
検出することにより、蒸発器出口付近の冷媒の状態を把
握して冷媒量調節動作のタイミングを決定し、開閉ダン
パーの開閉動作を制御することになる。その結果、開閉
ダンパーの開閉動作を制御することにより、蒸発器内で
過不足なく冷媒の蒸発を終えるように冷媒量を調節でき
る。
【0108】又、請求項8に記載された発明の冷凍冷蔵
庫は、通風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室から成る
とともに該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状冷媒を圧
縮する圧縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷媒を液化
させる凝縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減圧するキ
ャピラリーチューブとともに冷凍サイクルを形成する蒸
発器を備え、該蒸発器で冷却した冷気を通風ダクトを通
じて冷凍室と冷蔵室に供給するものにおいて、上記冷蔵
室側の通風ダクト内に該通風ダクトの流路を開閉する開
閉ダンパーを備え、かつ上記蒸発器の出口に温度センサ
ーと圧力センサーを設けるとともにこれら温度センサー
と圧力センサーの検出出力に応じて上記開閉ダンパーを
開閉制御する制御手段を設けた構成である。
【0109】この発明によれば、圧縮機の駆動時におけ
る蒸発器出口付近の温度と圧力の組み合わせにより、蒸
発器出口付近の冷媒の状態を把握して冷媒量調節動作の
タイミングを決定し、開閉ダンパーの開閉動作を制御す
ることになる。その結果、開閉ダンパーの開閉動作を制
御することにより、蒸発器内で過不足なく冷媒の蒸発を
終えるように冷媒量を調節できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の冷凍冷蔵庫を示す
側面断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の冷凍冷蔵庫を示す
側面断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の冷凍冷蔵庫の冷凍
サイクルを示す結線図である。
【図4】本発明の第5の実施の形態の冷凍冷蔵庫の冷凍
サイクルを示す結線図である。
【図5】本発明の第7の実施の形態の冷凍冷蔵庫の冷凍
サイクルを示す結線図である。
【図6】本発明の第8の実施の形態の冷凍冷蔵庫の冷凍
サイクルを示す結線図である。
【図7】本発明の第9の実施の形態の冷凍冷蔵庫の冷凍
サイクルを示す結線図である。
【図8】本発明の第10の実施の形態の冷凍冷蔵庫の冷
凍サイクルを示す結線図である。
【図9】本発明の第11の実施の形態の冷凍冷蔵庫の冷
凍サイクルを示す結線図である。
【図10】第11の実施の形態の動作説明に供されたフ
ローチャート図である。
【図11】本発明の第12の実施の形態の冷凍冷蔵庫の
冷凍サイクルを示す結線図である。
【図12】第11の実施の形態の動作説明に供されたフ
ローチャート図である。
【図13】従来の冷凍冷蔵庫の側面断面図である。
【図14】従来の冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルを示す結線
図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 凝縮機 4 キャピラリーチューブ 5 蒸発器 9 冷凍冷蔵庫本体 11 冷蔵室 12 冷凍室 13 通風ダクト 14 冷気吐出口 19 通風ダクト 21 開閉ダンパー 23 制御手段 24 開閉ダンパー 25 補助キャピラリーチューブ 26 切換弁 27 加熱ヒータ 29 温度センサー 30 温度センサー 32 圧力センサー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室
    から成るとともに該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状
    冷媒を圧縮する圧縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷
    媒を液化させる凝縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減
    圧するキャピラリーチューブとともに冷凍サイクルを形
    成する蒸発器を備え、該蒸発器で冷却した冷気を通風ダ
    クトを通じて冷凍室と冷蔵室に供給するものにおいて、
    上記冷蔵室側の通風ダクト内に該通風ダクトの流路を開
    閉する開閉ダンパーを備え、上記圧縮機の駆動開始から
    一定時間、上記開閉ダンパーを閉成し、その一定時間の
    経過後開閉ダンパーを開成する制御手段を備えたことを
    特徴とする冷凍冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 通風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室
    から成るとともに該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状
    冷媒を圧縮する圧縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷
    媒を液化させる凝縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減
    圧するキャピラリーチューブとともに冷凍サイクルを形
    成する蒸発器を備え、該蒸発器で冷却した冷気を通風ダ
    クトを通じて冷凍室と冷蔵室に供給するものにおいて、
    上記冷凍室側の通風ダクト内に該通風ダクトからの冷気
    を冷凍室に吐き出す冷気吐出口を開閉する開閉ダンパー
    を備え、上記圧縮機の駆動開始から一定時間、上記開閉
    ダンパーを閉成し、その一定時間の経過後該開閉ダンパ
    ーを開成する制御手段を備えたことを特徴とする冷凍冷
    蔵庫。
  3. 【請求項3】 通風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室
    から成るとともに該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状
    冷媒を圧縮する圧縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷
    媒を液化させる凝縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減
    圧するキャピラリーチューブとともに冷凍サイクルを形
    成する蒸発器を備え、該蒸発器で冷却した冷気を該蒸発
    器の近傍に設けた冷却ファンの駆動に基づいて上記通風
    ダクトを通じて冷凍室と冷蔵室に供給するものにおい
    て、上記圧縮機の駆動開始から一定時間、上記冷却ファ
    ンの駆動を停止又は回転数を下げ、その一定時間の経過
    後該冷却ファンを正規に駆動する制御手段を備えたこと
    を特徴とする冷凍冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 通風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室
    から成るとともに該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状
    冷媒を圧縮する圧縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷
    媒を液化させる凝縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減
    圧するキャピラリーチューブとともに冷凍サイクルを形
    成する蒸発器を備え、該蒸発器で冷却した冷気を上記通
    風ダクトを通じて冷凍室と冷蔵室に供給するものにおい
    て、上記凝縮器の放熱促進用の凝縮器ファンを備え、上
    記圧縮機の駆動開始から一定時間、上記凝縮ファンの駆
    動を停止又は回転数を下げ、その一定時間の経過後該凝
    縮ファンを正規に駆動する制御手段を備えたことを特徴
    とする冷凍冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 通風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室
    から成るとともに該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状
    冷媒を圧縮する圧縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷
    媒を液化させる凝縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減
    圧するキャピラリーチューブとともに冷凍サイクルを形
    成する蒸発器を備え、該蒸発器で冷却した冷気を上記通
    風ダクトを通じて冷凍室と冷蔵室に供給するものにおい
    て、上記キャピラリーチューブに並列に該キャピラリー
    チューブと内径の異なる補助キャピラリーチューブを設
    けるとともにこれら両キャピラリーチューブの何れかに
    切り換える切換弁を設け、上記圧縮機の駆動開始から一
    定時間、上記切換弁を作動して、何れか一方のキャピラ
    リーチューブを選択して冷凍サイクルを駆動し、その一
    定時間の経過後上記切換弁を作動して他方のキャピラリ
    ーチューブに切り換える制御手段を備えたことを特徴と
    する冷凍冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 通風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室
    から成るとともに該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状
    冷媒を圧縮する圧縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷
    媒を液化させる凝縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減
    圧するキャピラリーチューブとともに冷凍サイクルを形
    成する蒸発器を備え、該蒸発器で冷却した冷気を上記通
    風ダクトを通じて冷凍室と冷蔵室に供給するものにおい
    て、上記キャピラリーチューブの近傍に該キャピラリー
    チューブを加熱する加熱ヒータを設け、上記圧縮機の駆
    動開始から一定時間、上記加熱ヒータを作動して上記キ
    ャピラリーチューブを加熱し、その一定時間の経過後加
    熱ヒータの作動を停止する制御手段を備えたことを特徴
    とする冷凍冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 通風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室
    から成るとともに該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状
    冷媒を圧縮する圧縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷
    媒を液化させる凝縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減
    圧するキャピラリーチューブとともに冷凍サイクルを形
    成する蒸発器を備え、該蒸発器で冷却した冷気を通風ダ
    クトを通じて冷凍室と冷蔵室に供給するものにおいて、
    上記冷蔵室側の通風ダクト内に該通風ダクトの流路を開
    閉する開閉ダンパーを備え、かつ上記蒸発器の入口と出
    口に温度センサーを設けるとともにこれら温度センサー
    の検出温度差に応じて上記開閉ダンパーを開閉制御する
    制御手段を設けたことを特徴とする冷凍冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 通風ダクトで連通された冷蔵室と冷凍室
    から成るとともに該冷凍室側の通風ダクト内に、ガス状
    冷媒を圧縮する圧縮機と該圧縮機で圧縮されたガス状冷
    媒を液化させる凝縮器と該凝縮器で液化された冷媒を減
    圧するキャピラリーチューブとともに冷凍サイクルを形
    成する蒸発器を備え、該蒸発器で冷却した冷気を通風ダ
    クトを通じて冷凍室と冷蔵室に供給するものにおいて、
    上記冷蔵室側の通風ダクト内に該通風ダクトの流路を開
    閉する開閉ダンパーを備え、かつ上記蒸発器の出口に温
    度センサーと圧力センサーを設けるとともにこれら温度
    センサーと圧力センサーの検出出力に応じて上記開閉ダ
    ンパーを開閉制御する制御手段を設けたことを特徴とす
    る冷凍冷蔵庫。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100606706B1 (ko) 2002-12-24 2006-07-31 엘지전자 주식회사 냉장고 및 그 운전제어방법
WO2012105250A1 (ja) * 2011-02-01 2012-08-09 パナソニック株式会社 冷蔵庫
CN109945327A (zh) * 2019-03-25 2019-06-28 青岛海尔空调器有限总公司 一种主板及空调
CN117781559A (zh) * 2023-12-27 2024-03-29 广东海容冷链科技有限公司 一种分区控温的立式智能冷藏柜

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