JP2000213432A - 気化器のプランジャ―型加速装置 - Google Patents

気化器のプランジャ―型加速装置

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JP2000213432A
JP2000213432A JP11011514A JP1151499A JP2000213432A JP 2000213432 A JP2000213432 A JP 2000213432A JP 11011514 A JP11011514 A JP 11011514A JP 1151499 A JP1151499 A JP 1151499A JP 2000213432 A JP2000213432 A JP 2000213432A
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JP
Japan
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chamber
pump chamber
plunger
valve
passage
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JP11011514A
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English (en)
Inventor
Kenichi Nomura
野村健一
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Keihin Corp
Original Assignee
Keihin Corp
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポンプ室内に生起するベーパーをポンプ室内
に滞留させることなく大気に排出し、正確な加速燃料を
供給することによって加速性能の向上を図る。 【構成】 シリンダー室4はプランジャー弁9によって
ポンプ室10と大気室11とに区分される。プランジャ
ー弁9にはポンプ室10と大気室11とを連通するリー
ク通路20が穿設される。リーク通路20は絞り弁の低
開度域において操作杆14にて開放保持される。絞り弁
の中、高開度時において、リーク通路20は操作杆14
にて閉塞保持されるとともにプランジャー弁9は操作杆
14にて機械的にポンプ室10を圧縮し、ポンプ室10
内の燃料を昇圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機関へ供給する混合気
の濃度及び量を制御する気化器に関し、そのうち特に絞
り弁の開放動作時において、ポンプ室内に貯溜される燃
料を加速ノズルを介して吸気路内へ噴射供給する気化器
のプランジャー型加速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の気化器のプランジャー型加速装置
は図2に示される。図2により説明すれば、1は内部を
吸気路(図示せず)が貫通した気化器本体であり、該吸
気路は絞り弁(図示せず)にて開閉される。気化器本体
1の下方凹部には浮子室本体2が配置され、気化器本体
1と浮子室本体2とによって浮子室3が形成される。浮
子室3内には、フロート、フロートバルブ、バルブシー
ト(共に図示されぬ)の協同作用によって一定なる燃料
液面が形成される。又、浮子室本体2の側壁には円筒状
のシリンダー室4が上方に向かって穿設され、このシリ
ンダー室4の上部開口は気化器本体1にて閉塞される。
5は内部に吸入側逆止弁6が配置された加速燃料吸入路
であり、その上流は浮子室3の一定燃料液面下に連絡さ
れ、下流はシリンダー室4の底部近傍に開口する。7は
内部に吐出側逆止弁8が配置された加速燃料吐出路であ
り、その上流はシリンダー室4の底部近傍に開口し、下
流は図示せぬ吸気路内に開口する加速ノズルに連絡され
る。9は、シリンダー室4内に液密的に摺動自在に配置
されたプランジャー弁であり、シリンダー室4は、前記
プランジャー弁9にてポンプ室10と大気室11とに区
分される。すなわち、前記加速燃料吸入路5の下流端及
び加速燃料吐出路7の上流端はポンプ室10内に開口す
る。又、大気室11は大気に連通されるもので、エア通
路12を介して大気に開口される。更に、プランジャー
弁9はポンプ室10内に縮設されたスプリングSにて大
気室11側へ付勢されるもので、その上方限位置はプラ
ンジャー弁9の上端面9Aが気化器本体1に取着された
ストッパーカラー13の下端面13Aに当接することに
よって決定される。14はストッパーカラー13内を通
過し、プランジャー弁9に対向して配置される操作杆で
あり、操作杆14は図示せぬ絞り弁の開閉動作と同期し
て移動する。すなわち、絞り弁が開方向に移動すること
により操作杆14は図において下方向へ移動し、一方絞
り弁が閉方向に移動することにより操作杆14は図にお
いて上方向へ移動する。尚、15はストッパーカラー1
3の外周と操作杆14の外周に嵌合配置されたゴムブー
ツであり、このゴムブーツ15は操作杆14とストッパ
ーカラー13との間隙より大気室11、ポンプ室10内
への異物の侵入を抑止する役目となす。
【0003】そして、絞り弁が開方向へ移動すると、そ
れに同期して操作杆14は下方向へ移動してプランジャ
ー弁9を下動させ、ポンプ室10の室容積を減少させ、
ポンプ室10内において昇圧された燃料が、加速燃料吐
出路7、図示せぬ加速ノズルを介して吸気路内へ噴射供
給される。一方、絞り弁が前記開放状態より閉方向へ移
動すると、それに同期して操作杆14は上方向へ移動
し、これによるとプランジャー弁9はスプリングSのバ
ネ力によつて上方向へ移動し、ポンプ室10の室容積を
増加させる。以上によると、ポンプ室10内の圧力は減
圧され、加速燃料吸入路5より浮子室3内の燃料をポン
プ室10内へ吸入し、ポンプ室10内に燃料を貯溜して
保持する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の気化器の
プランジャー型加速装置において、ポンプ室10内に貯
溜される燃料は、機関の運転中において、機関の輻射
熱、伝導熱の影響を受け暖められ、燃料の温度上昇によ
ってベーパーが発生する。そしてこのベーパーはポンプ
室10の上部に滞留することになる。尚、プランジャー
弁9の外周とシリンダー室4の内周との間には、プラン
ジャー弁9の摺動が許容されるよう微少な間隙は存在す
るが前記ベーパーが排出されるものではない。そして、
かかる状態において、絞り弁の開放動作と同期して操作
杆14がプランジャー弁9を押圧した際、プランジャー
弁9はポンプ室10の上部に滞留するベーパーを圧縮す
るのみでポンプ室10内の燃料を有効に圧縮することが
できない。以上によると、絞り弁の開放動作に伴う機関
の加速運転時において正確に計量された所望の燃料を加
速ノズルを介して機関へ供給できるものでなく、良好な
機関の加速性能を得ることができない。
【0005】本発明は前記不具合に鑑み成されたもの
で、ポンプ室内に生起するベーパーの影響を受けること
なく単に正確な加速燃料を供給することのできるプラン
ジャー型加速装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を達成する為の手段】本発明になる気化器のプラ
ンジャー型加速装置は、前記目的達成の為に、シリンダ
ー室内に摺動自在に配置され、ポンプ室と大気に連なる
大気室とに区分するプランジャー弁と、絞り弁の開閉動
作と同期的に移動し、プランジャー弁がポンプ室の室容
積を増減するよう操作する操作杆と、内部に吸入側逆止
弁を備え、上流端が浮子室内に連絡され、下流端がポン
プ室内へ連絡される加速燃料吸入路と、内部に吐出側逆
止弁を備え、上流端がポンプ室内へ連絡され、下流端が
加速ノズルに連絡される加速燃料吐出路と、を備える気
化器のプランジャー型加速装置において;プランジャー
弁に、ポンプ室と大気室とを連通するリーク通路を穿設
するとともに前記リーク通路を、絞り弁の低開度域にお
いて操作杆にて開放保持し、絞り弁の中、高度域におい
て操作杆にてリーク通路を閉塞保持したことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】絞り弁の低開度域において、ポンプ室内に生起
するベーパーはポンプ室の上部に達し、このベーパーは
リーク通路、大気室を介して大気に開放される。而し
て、絞り弁の中、高開度への加速運転時においてプラン
ジャー弁がポンプ室内の空気圧縮を行なうことがなく、
即座にポンプ室内の燃料を加速ノズルから吸気路に向け
て供給することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明になる気化器のプランジャー型
加速装置の一実施例を図1により説明する。尚、図2と
同一構造部分は同一符号を使用する。20はプランジャ
ー弁9に貫通して設けたリーク通路でありプランジャー
弁9の上端面9Aから下端面9Bに向けて貫通して穿設
される。又、ストッパーカラー13の下端面13Aには
内孔13Bから外周13Cに達するスリット溝13Dが
穿設される。そして、絞り弁のアイドリング開度時等の
低開度域において、プランジャー弁9はスプリングSの
バネ力によって上方に付勢され、プランジャー弁9の上
端面9Aがストッパーカラー13の下端面13Aに当接
した状態でプランジャー弁9の上方限位置が決定され
る。
【0009】ここで、絞り弁と同期的に連動される操作
杆14は、絞り弁のアイドリング開度等の低開度域にお
いて、その先端14Aはリーク通路20を開放保持す
る。これは図1の実線の操作杆14に示される。一方、
絞り弁が中、高度域に開放された状態においては、操作
杆14の先端14Aは、リーク通路20を閉塞し、この
閉塞した状態において操作杆14はプランジャー弁9を
機械的に下方へ押圧する。
【0010】次にその作用について説明する。図1は絞
り弁のアイドリング開度時等の低開度状態を示すもの
で、このとき、プランジャー弁9はスプリングSによっ
て上方向へ押圧され、プランジャー弁9の上端面9Aが
ストッパーカラー13の下端面13Aに当接した状態に
あり、一方操作杆14の先端14Aはリーク通路20を
開放保持する位置にあり、(この状態における操作杆1
4の先端14Aは実線で示される。)又ポンプ室10内
には浮子室3内の燃料が吸入されて保持される。そし
て、かかる絞り弁の低開度状態において、機関の輻射
熱、伝導熱等によってポンプ室10内の燃料が加熱さ
れ、該燃料よりベーパーが発生すると、このベーパーは
ポンプ室10内の上方部分へ移動し、次いでこのベーパ
ーは、ポンプ室10の上部、リーク通路20、大気室1
1、エア通路12を介して大気へ排出される。
【0011】次に前記絞り弁の低開度状態から絞り弁を
中、高開度状態に開放する機関の加速運転に入ると、操
作杆14は下方向へ移動するもので操作杆14の先端1
4Aがリーク通路20を閉塞した後において、プランジ
ャー弁9をスプリングSのバネ力に抗して下方向へ移動
させる。以上によるとポンプ室10内の燃料はプランジ
ャー弁9によって圧縮され、加速燃料吐出路7、加速ノ
ズルを介して吸気路内に向けて加速燃料を噴射供給でき
る。
【0012】ここで、本発明になるプランジャー型加速
装置によると、ポンプ室10内に生起するベーパーを、
絞り弁の低開度域においてプランジャー弁9に設けたリ
ーク通路20を介して大気へ排出したのでポンプ室10
の上部にベーパーが多量に滞留することがない。又、前
記状態から絞り弁を中、高開度へ開放する加速運転時に
おいて、リーク通路が操作杆によって閉塞された後にプ
ランジャー弁9がポンプ室10を圧縮するので、ポンプ
室10内の燃料を充分に昇圧でき、正確な加速燃料を噴
射供給できる。
【0013】
【発明の効果】以上の如く、本発明になる気化器のプラ
ンジャー型加速装置によると、プランジャー弁にポンプ
室と大気室とを連通するリーク通路を穿設するとともに
前記リーク通路を、絞り弁の低開度域において操作杆に
て開放保持し、絞り弁の中、高度域において操作杆にて
リーク通路を閉塞保持したので、特に機関の輻射熱、伝
導熱の影響を受け易く、ポンプ室内においてベーパーの
発生の激しい絞り弁の低開度域において、ポンプ室より
良好にベーパーを大気に向けて排出できたので、機関の
加速動作に遅れることがなく、且つ正確な加速燃料を機
関に供給できたもので、加速性能を大きく向上できたも
のである。又、本構造によれば、リーク通路がプランジ
ャー弁9に穿設されるので新たな部品を必要とするもの
でなく、単に従来のプランジャー弁9に孔加工を追加す
るのみで実施でき、その対応が著しく容易で外観等の変
更を必要とするものでなく幅広い適応が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気化器のプランジャー型加速装置の一
実施例を示す要部縦断面図。
【図2】従来の気化器のプランジャー型加速装置を示す
要部縦断面図。
【符号の説明】
9 プランジャー弁 10 燃料室 11 大気室 14 操作杆 20 リーク通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダー室内に摺動自在に配置され、
    ポンプ室と大気に連なる大気室とに区分するプランジャ
    ー弁と、絞り弁の開閉動作と同期的に移動し、プランジ
    ャー弁がポンプ室の室容積を増減するよう操作する操作
    杆と、内部に吸入側逆止弁を備え、上流端が浮子室内に
    連絡され、下流端がポンプ室内へ連絡される加速燃料吸
    入路と、内部に吐出側逆止弁を備え、上流端がポンプ室
    内へ連絡され、下流端が加速ノズルに連絡される加速燃
    料吐出路と、を備える気化器のプランジャー型加速装置
    において;プランジャー弁9に、ポンプ室10と大気室
    11とを連通するリーク通路20を穿設するとともに前
    記リーク通路を、絞り弁の低開度域において操作杆14
    にて開放保持し、絞り弁の中、高度域において操作杆1
    4にてリーク通路20を閉塞保持したことを特徴とする
    気化器のプランジャー型加速装置。
JP11011514A 1999-01-20 1999-01-20 気化器のプランジャ―型加速装置 Pending JP2000213432A (ja)

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