JP2000213340A - 内燃機関の排気浄化装置及び排気浄化システム - Google Patents
内燃機関の排気浄化装置及び排気浄化システムInfo
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Abstract
の浄化性能の低下を抑制した排気浄化装置及びそのシス
テムを提供すること。 【解決手段】 少なくとも第1気筒群及び第2気筒群で
構成される複数個の気筒群を有する希薄燃焼運転可能な
内燃機関の排気浄化装置である。各気筒群に接続された
第1及び第2排気通路と、これらが合流する共通排気通
路とを備える。第1及び第2排気通路にはNOx吸収
材、NOx吸収材より上流側には排気空燃比切り替え手
段、共通排気通路には排気ガス浄化触媒が配置される。
排気空燃比切り替え手段は、NOx吸収材からNOxを
放出させるときにリッチスパイクを行うが、この際、各
NOx吸収材におけるスパイク開始時間を少なくともス
パイク所要時間以上の長さだけずらす。
Description
化装置及び排気浄化システムに係り、更に詳細には、自
動車等から排出される排ガスを浄化する装置であって、
特にリーンNOx触媒の排気浄化効率向上に関する。
物(NOx)は、三元触媒を排気管内に配置することで
浄化されている。三元触媒は、流入する排気の空燃比が
理論空燃比のときに炭化水素(HC)及び一酸化炭素
(CO)成分の酸化とNOxの還元を同時に行い、浄化
するものである。しかし、三元触媒はリーン空燃比での
NOxの還元効率が悪く、リーン空燃比で運転し燃費を
向上させる、いわゆるリーンバーンエンジンの排気中の
NOxの浄化が不十分となる。これを解決するため、流
入する排気の空燃比がリーンである場合にNOxを吸収
し、流入する排気の空燃比がリッチである場合に吸収し
たNOxを放出して浄化処理するNOx吸収材を排気管
内に配置し、リーン運転中の排出NOxを上記NOx吸
収材に吸収させ、NOx吸収量が所定値以上になった場
合、一時的に空燃比をリッチにして吸収したNOxを離
脱して浄化することにより、リーンバーン排ガス中のN
Oxを高効率で浄化する技術が知られている。
ようなNOx吸蔵還元型三元触媒を備える排気浄化装置
では、燃焼混合気の空燃比がリーンから理論空燃比又は
リッチに切り替えられてNOx吸収材からNOxが放出
される際に、放出されたNOxを還元処理すべく未燃の
HC及びCOを十分に供給しなければならない。そこ
で、上記NOx吸蔵還元型三元触媒から放出されるNO
xを還元処理するのに必要なHC及びCOを供給するた
めに、リッチ度合いを高める手段がとられるが、逆にH
C及びCOの浄化性能が悪化するという課題があった。
題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、NOx浄化効率に優れ、しかもHC及びCOの浄化
性能の低下を抑制した排気浄化装置及びそのシステムを
提供することにある。
を解決すべく、鋭意検討を行った結果、複数のNOx吸
収材と排気ガス浄化通路とを備え、該NOx吸収材が配
置された複数の排気通路の排気空燃比をリッチとする際
に、各NOx吸収材におけるリッチスパイク開始時間を
同時としないことにより、上記課題が解決できることを
見出し、本発明を完成するに至った。
は、少なくとも第1気筒群及び第2気筒群で構成される
複数個の気筒群を有する希薄燃焼運転可能な内燃機関の
排気浄化装置であって、各気筒群に接続された第1及び
第2排気通路と、これら排気通路が合流する共通排気通
路とを備え、上記第1及び第2排気通路には、全気筒群
に流入する排気の空燃比がリーンである場合にNOxを
吸収し、流入する排気の空燃比がリッチである場合に吸
収したNOxを放出するNOx吸収材が配置され、上記
NOx吸収材より上流側には、排気空燃比切り替え手段
が配置され、且つ上記共通排気通路には、排気ガス浄化
触媒が配置され、上記排気空燃比切り替え手段は、上記
NOx吸収材から吸収したNOxを放出させるときに空
燃比をリッチとするリッチスパイクを行うが、この際各
NOx吸収材におけるスパイク開始時間を少なくともス
パイク所要時間以上の長さだけずらすことを特徴とす
る。
好適形態は、上記排気ガス浄化触媒がCeを含み、その
Ce含有量が、触媒コート層中15g/L以上であるこ
とを特徴とする。
排気浄化装置を用いた排気浄化システムであって、上記
排気空燃比切り替え手段が、上記気筒群の排気空燃比を
リッチとする際に、この気筒群の出力抑制制御が行われ
ることを特徴とする。
化装置を、図面を参照して実施形態により詳細に説明す
るが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではな
い。
の排気浄化装置の一実施形態を示す断面図であり、本発
明に係る内燃機関の全体構成を示している。同図におい
て、この内燃機関は気筒内直噴式内燃機関本体11と、
エアフロメーター14と、クランク角センサ15と、エ
ンジンコントロールユニット(ECU)19とを備え
る。上記気筒内直噴式内燃機関本体11は、ピストン1
2と、クランク軸13と、燃料噴射弁16と、点火栓1
7と、燃焼室18とを備える。
を検出して機関回転数を算出し、上記エアフロメータ1
4は、吸入空気量を検出するが、これらの検出結果の信
号をECUに送り、ECUは最適な燃料量を算出する。
この最適な燃料量が燃焼室18に最適なタイミングで供
給され、最適なタイミングで混合気に点火される。
の排気浄化装置の一実施形態を示す平面図であり、本発
明に係る排気浄化装置である。同図において、上記排気
浄化装置は、内燃機関の一例である4気筒の気筒内直噴
式内燃機関30の第1気筒31及び第4気筒34が合流
する第1排気通路35と、第2気筒32及び第3気筒3
3が合流する第2排気通路36と、これら排気通路が合
流する共通排気通路37とを備える。上記第1排気通路
35及び上記第2排気通路36には、NOx吸収材38
及び39がそれぞれ配置され、上記共通排気通路37に
は、排気ガス浄化装置40が配置される。上記NOx吸
収材38及び39は、全気筒群に流入する排気の空燃比
がリーンである場合にNOxを吸収し、流入する排気の
空燃比がリッチである場合に吸収したNOxを放出す
る。
ミナを担体とし、この担体上にNOx吸着成分と白金等
の貴金属を担持したものである。かかるNOx吸着成分
としては、カリウム(K)、ナトリウム(Na)、リチ
ウム(Li)、セシウム(Cs)、バリウム(Ba)、
カルシウム(Ca)、ランタン(La)又はイットリウ
ム(Y)及びこれらの任意の混合物が例示できる。上記
NOx吸収材は、NOx吸着成分としてバリウムをアル
ミナに担持した場合、流入する排気がリーンのときに、
上記NOx吸収材38及び39は、排気中のNOxを酸
化バリウム(BaO)と結合させて硝酸イオン(NO
3−)の形で吸収し、流入する排気がリッチのときに、
上記NOx吸収材内の硝酸イオンをNO2として放出す
る性質を有する。このため、上記内燃機関をリーン空燃
比で運転していると、上記NOx吸収材38及び39
は、排気中のNOxを吸収するが、酸化バリウムが硝酸
イオンで飽和されると、NOx吸収材38及び39の排
気中のNOxを吸収する能力がなくなる。そこで、必要
に応じてNOx吸収材38及び39に流入する排気をリ
ッチにして、吸収したNOxを放出及び浄化する必要が
ある。
xを放出して還元させるために必要なHC又はCO等の
還元剤を、十分に補給するためには、リッチ度合いを高
めなければならない。しかし、第1又は第2排気通路の
気筒群から排出される排気空燃比を同時にリッチとした
場合、過剰に供給された還元剤を、第1又は第2排気通
路が合流する共通通路に配置された排気浄化触媒では、
十分に浄化することができない。そこで、第1又は第2
排気通路の気筒群の排気空燃比をリッチとするタイミン
グをずらせば、共通排気通路に配置された排気浄化触媒
へ流入する排気のリッチ度合を低くすることができる。
排気空燃比切り替え手段は、リッチスパイクを行う際、
各NOx吸収材におけるスパイク開始時間を少なくとも
スパイク所要時間以上の長さだけずらせばよい。なお、
NOx吸収材に吸収されたNOxを脱離及び浄化するた
めの排気空燃比のリッチ化をリッチスパイクという。こ
の結果、リッチスパイクにより過剰に供給された還元剤
を、排気ガス浄化触媒で良好に浄化することができると
ともに、リーン空燃比運転時のNOxも効率よく浄化で
き、その結果、燃費を良好に保つことが可能となる。
記排気ガス浄化触媒40がCeを含み、そのCe含有量
が、触媒コート層中15g/L以上とすれば、更にリッ
チな排気ガスを効率よく浄化することができる。上記C
e含有量が、触媒コート層中15g/Lより少ないと、
酸素ストレージ効果を十分に発揮できないため、リッチ
な排気ガスを十分に浄化することができない。
媒を配置すれば、内燃機関始動直後の排気ガスの浄化を
効率よく行うことができる。又は、上記NOx吸収材の
下流に、HC吸着材を配置することにより、同様の効果
を得ることができる。
の排気浄化装置の一実施形態を示す平面図である。本実
施形態は、本発明に係る排気浄化装置であって、上記実
施形態の変形例である。同図において、この排気浄化装
置は、内燃機関の一例であるV型筒内直噴式内燃機関本
体の第1気筒群51の第1排気通路53と、第2気筒群
52の第2排気通路54と、これら排気通路が合流する
共通排気通路55とを備える。上記第1排気通路53及
び上記第2排気通路54には、NOx吸収材56及び5
7がそれぞれ配置され、上記共通排気通路55には、排
気ガス浄化装置58が配置される。
説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の開示の範囲内において種々の変形が
可能である。例えば、一個の気筒群に備えられる排気通
路が分流され、その分流された排気通路のそれぞれにN
Ox吸収材を配置しても、適用可能である。更に、気筒
群がn個ある場合、そのうち少なくとも2つの排気通路
が合流してその排気通路にNOx吸収材を備えても、同
様の効果が得られる。更にまた、上記共通排気通路を複
数にして、その各共通排気通路にそれぞれ排気ガス浄化
触媒を配置してもよい。
ムを、図面を参照して実施形態により詳細に説明する
が、本発明はこれら実施形態に限定されるものではな
い。
システムの一実施形態を示すブロック図であり、上記E
CU9で実行される演算内容を示したものである。同図
に沿って説明すると、リッチスパイク許可手段S1で、
上記NOx吸収材に吸収されたNOx量が、NOx吸収
材の吸収能力に応じて定めた所定値よりも多くなったと
判断された場合、リッチスパイク制御を行うよう、制御
を切り替える。リッチスパイク制御を行うと判断された
場合、排気空燃比のリッチ化手段S2によって、上記第
1排気通路35及び第2排気通路36の気筒の噴射弁で
所定量の燃料を膨張行程から排気行程に噴射することに
より、NOx吸収材に流入する排気空燃比をリッチにす
る。ただし、第1排気通路35及び第2排気通路36を
同時にリッチ化せず、リッチ化するタイミングをずら
す。
イク許可により、上記第1排気通路35の気筒がリッチ
化されてから、一定時間経過後、上記第2排気通路36
の気筒をリッチ化する方法、又は、上記第1排気通路3
5の気筒がリッチ化されてから、上記共通排気通路37
の排気ガス浄化触媒前に設置されたA/F検出センサの
A/F信号がストイキに戻った時点で、上記第2排気通
路36の気筒をリッチ化する方法等がある。
システムの一実施形態を示す流れ図であり、上記ECU
9で実行される演算内容を示したものである。同図は、
図3のリッチスパイク許可手段に相当し、本実施形態で
は、0.1秒毎に実行される制御とする。
SNOが1か0かを判断する。FLGSNOが1である
場合はリッチスパイク許可状態を表し、0である場合は
リッチスパイク禁止状態を表す。FLGSNOが0であ
る場合、S12で0.1秒に排出されるNOxの量を表
すNOを、Tpと機関回転数Neのマップからルックア
ップする。Tpとは、理論空燃比時の基本燃料噴射量を
表すものであり、次式 Tp=k×Q/Ne・・・ (式中のkは、定数、Qは吸入空気量を示す)により算
出される。上記NOx排出量予測値NOは実験的に求め
られるものであり、エンジン違いにより若干の誤差はあ
るものの、NOx吸収材の吸収量を予測するのに充分使
用できる。S13でFLGSNOが0となってから現在
までのNOを積算することでFLSGNOが0となって
から現在までの総NOx排出量を予測計算する。この予
測値が所定値SLSNOを超えているか否かをS14で
判断し、超えている場合は、S15でFLGSNO=1
とし、NOx吸収材のNOx吸収能力が低下しつつある
ことから、リッチスパイク制御に移行すべくFLGSN
O=1とするとともに、リッチスパイク経過時間用タイ
マーをゼロにリセットする。予測値が所定値SLSNO
を超えていない場合は、FLGSNO=0のままとし、
まだNOx吸収材の吸収能力は充分あるとして、リッチ
スパイク制御に移行せずにリーン運転を継続する。
を表すFLGSNO=1と判断した場合は、S16でリ
ッチスパイク経過時間が所定値SLTM以上か否かを判
断し、所定時間に達していない場合は、S17でリッチ
スパイク経過時間タイマーをカウントアップし、本フロ
ーを終了する。即ち、本フローは0.1秒毎としている
ため、0.1を加算する。S16でリッチスパイクを所
定時間実行したと判断した場合は、S18でFLGSN
O=0として、これ以上のリッチスパイク制御の継続を
禁止するとともに、積算NOx排出量SNOをゼロにリ
セットする。
第1排気通路35の気筒群をリッチ運転することによ
り、第1排気通路35の気筒群と第2排気通路36の気
筒群が発生するトルクに段差がある場合、第1排気通路
35の気筒群で発生するトルクを抑制することで、全気
筒のトルクを均一化することができ、運転性を良好に確
保できる。
システムの一実施形態を示す流れ図であり、上記ECU
9で実行される演算内容を示したものである。同図は、
図3の排気空燃比リッチ化手段に相当する。同図に沿っ
て説明すると、S21はリッチスパイク許可条件である
か否かを判断し、リッチスパイク許可条件でない場合
は、本フローを終了する。リッチスパイク許可条件であ
る場合は、S22で上記第1排気通路35及び上記第2
排気通路36の気筒の膨張行程から排気行程の噴射でN
Ox吸収材に流入する排気空燃比を十分リッチとできる
燃料噴射量RSTiを次式 RSTi=気筒数×Tp×(理論空燃比−リッチスパイク空燃比) /リッチスパイク空燃比・・・ によって算出する。この算出されたRSTiに相当する
分の燃料量を、一部気筒群の噴射弁で膨張行程から排気
行程の所定タイミングで噴射する。
が理論空燃比に制御されている場合の式であり、全気筒
をリーンで制御した場合は、算出式が異なる。リッチス
パイク制御が要求されたときに全気筒の燃焼空燃比を理
論空燃比状態に保持する場合、リッチスパイク制御要求
前のリーン運転状態からのトルク段差が生じるため、そ
のトルク段差を吸収するための様々な制御が考案されて
いる。例えば、燃焼空燃比をリーン空燃比のままにして
一部気筒群により膨張行程から排気行程に追加燃料を噴
射することで、排気空燃比をリッチ化すれば、そのトル
ク段差は解消される。その場合の追加燃料算出式を示す
ために上記RSTi算出式を一般化すると、次式 RSTi=気筒数×Tp×理論空燃比(燃焼空燃比−リッチスパイク空燃比) /(リッチスパイク空燃比×燃焼空燃比)・・・ となる。上記燃焼空燃比がどのような状態であろうと上
記式により算出された燃料量を噴射することで、NO
x吸収材へ流入する排気をリッチ化することができる。
記第1排気通路35の気筒群の排気空燃比をリッチとす
る場合、第1排気通路35の気筒群の点火時期を遅角さ
せることにより、第1排気通路35の気筒群で発生する
トルクと第2排気通路36の気筒群で発生するトルク段
差を減少させ同等とすることができるため、運転性の悪
化を防止することが可能となる。
第1排気通路35の気筒群のみの排気空燃比をリッチと
する場合、燃焼空燃比は上記第2排気通路36の気筒群
と同一とし、膨張行程から排気行程で燃料を噴射するこ
とにより、排気空燃比をリッチとすることで、第1排気
通路35の気筒群と第2排気通路36の気筒群で発生す
るトルクを同等とすることができるとともに、燃焼不可
能なほど濃い排気空燃比を得ることができ、各気筒でN
Ox吸収材に吸収されているNOxを脱離し、浄化する
のに十分なリッチ排気を容易に得ることが可能である。
路の気筒群の燃焼空燃比を同一に保ったまま、NOx吸
収材へ流入する排気空燃比をリッチとすることが可能で
あるため、気筒群間のトルク段差を発生させることと、
オーバーリッチによる一部気筒群の失火等の問題を回避
でき、更に燃費及び排気性能を向上することができる。
複数のNOx吸収材と排気ガス浄化装置とを備え、該N
Ox吸収材が配置された複数の排気通路の排気空燃比を
リッチとする際に、各NOx吸収材におけるスパイク開
始時間を少なくともスパイク所要時間以上ずらすことと
したため、NOxの還元処理のためにHC及びCOを供
給しつつ、HC及びCOの浄化性能が低下するのを防ぐ
排気浄化装置及びそのシステムを提供することができ
る。
を示す断面図である。
態を示す平面図である。
施形態を示す平面図である。
ブロック図である。
す流れ図である。
を示す流れ図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 少なくとも第1気筒群及び第2気筒群で
構成される複数個の気筒群を有する希薄燃焼運転可能な
内燃機関の排気浄化装置であって、 各気筒群に接続された第1及び第2排気通路と、これら
排気通路が合流する共通排気通路とを備え、 上記第1及び第2排気通路には、全気筒群に流入する排
気の空燃比がリーンである場合にNOxを吸収し、流入
する排気の空燃比がリッチである場合に吸収したNOx
を放出するNOx吸収材が配置され、 上記NOx吸収材より上流側には、排気空燃比切り替え
手段が配置され、且つ上記共通排気通路には、排気ガス
浄化触媒が配置され、 上記排気空燃比切り替え手段は、上記NOx吸収材から
吸収したNOxを放出させるときに空燃比をリッチとす
るリッチスパイクを行うが、この際、各NOx吸収材に
おけるスパイク開始時間を少なくともスパイク所要時間
以上の長さだけずらすことを特徴とする内燃機関の排気
浄化装置。 - 【請求項2】 上記排気ガス浄化触媒がCeを含み、そ
のCe含有量が、触媒コート層中15g/L以上である
ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化装
置。 - 【請求項3】 上記NOx吸収材の上流に、三元触媒が
配置されたことを特徴とする請求項1又は2記載の内燃
機関の排気浄化装置。 - 【請求項4】 上記NOx吸収材の下流に、HC吸着材
が配置されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
1つの項に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1つの項に記載
の排気浄化装置を用いた排気浄化システムであって、 上記排気空燃比切り替え手段が、上記気筒群の排気空燃
比をリッチとする際に、この気筒群の出力抑制制御が行
われることを特徴とする排気浄化システム。 - 【請求項6】 上記排気空燃比切り替え手段が、上記気
筒群の点火時期を遅角させることを特徴とする請求項5
記載の排気浄化システム。 - 【請求項7】 気筒内に直接燃料を噴射する気筒内直噴
式内燃機関に適用され、上記排気空燃費切り替え手段
が、膨張行程から排気行程で燃料を噴射するものであっ
て、気筒群の排気空燃比をリッチとする際、それぞれス
パイク所要時間以上ずらすことを特徴とする請求項5又
は6記載の排気浄化システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01677799A JP4103022B2 (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 内燃機関の排気浄化装置及び排気浄化システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01677799A JP4103022B2 (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 内燃機関の排気浄化装置及び排気浄化システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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