JP2000211695A - 生ビ―ル注出装置 - Google Patents

生ビ―ル注出装置

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JP2000211695A
JP2000211695A JP11015256A JP1525699A JP2000211695A JP 2000211695 A JP2000211695 A JP 2000211695A JP 11015256 A JP11015256 A JP 11015256A JP 1525699 A JP1525699 A JP 1525699A JP 2000211695 A JP2000211695 A JP 2000211695A
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draft beer
nozzle
container
draft
pouring
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JP11015256A
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English (en)
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Kosaburo Negishi
鋼三郎 根岸
Tadashi Inaba
正 稲葉
Yukihisa Maeda
幸久 前田
Kunihiro Maniwa
邦弘 間庭
Kensaku Nagai
健策 永井
Ikuo Harashima
郁夫 原嶋
Eijiro Yamamoto
英次郎 山本
Satoru Iwasaki
了 岩崎
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Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生ビールの注出作業を自動化することがで
き、しかも生ビールの泡の量を常に適正にすることので
きる生ビール注出装置を提供する。 【解決手段】 先端をジョッキ1の内側面に沿って上下
方向に移動可能なノズル20を備え、生ビールの注出開
始時はノズル20の先端をジョッキ1の底面側に位置さ
せ、注出量が増加するに従ってノズル20の先端を上昇
させることにより生ビールの泡の量を抑制し、生ビール
の注出量が全注出量の約7割から8割に達すると、炭酸
ガスの含有量を増加させて泡の多い生ビールを吐出する
ことにより、生ビールの注出作業が自動化されるととも
に、生ビールの泡の量が常に適正になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種飲食店やパー
ティー会場等に設置される生ビール注出装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、飲食店等に設置される生ビール注
出装置としては、生ビールを貯蔵する生ビールタンク
と、生ビールタンクに炭酸ガスを供給するガスボンベ
と、炭酸ガスと共に生ビールタンクから流出した生ビー
ルを冷却する冷却装置と、冷却装置によって冷却された
生ビールを吐出するノズルとを備え、ノズルの開閉レバ
ーを操作することにより、ジョッキに生ビールを注出す
るようにしたものが知られている。
【0003】ところで、生ビールをジョッキに注いで飲
む場合、ビールの泡の量を全体の2割から3割程度にす
るのが美味しいとされている。しかしながら、前記生ビ
ール注出装置では、ジョッキ内に吐出された生ビールの
泡の量が多くなり易いため、作業者が片方の手でジョッ
キを保持しながらノズルの開閉レバーを開き、生ビール
の泡立ちが少なくなるように生ビールをジョッキの内側
面に向かって吐出するといった方法で生ビールの注入を
行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ようにジョッキを保持しながらノズルの開閉レバーを操
作する方法では、生ビールの注出開始から完了まで人手
による作業を伴うため、生ビールの注入作業が煩雑にな
るという問題点があった。更に、生ビールの泡の量を適
正にするためには、開閉レバーの操作に経験と熟練を要
することから、作業者によって泡の量にバラツキを生じ
易いという問題点もあった。
【0005】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、生ビールの注出作業
を自動化することができ、しかも生ビールの泡の量を常
に適正にすることのできる生ビール注出装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、生ビールを貯蔵する生ビー
ルタンクと、生ビールタンクに炭酸ガスを供給する炭酸
ガス供給手段と、炭酸ガスと共に生ビールタンクから流
出した生ビールを冷却する冷却手段とを備え、冷却手段
によって冷却された生ビールを任意の容器に注出する生
ビール注出装置において、生ビールの注入される容器を
所定位置に載置可能な装置本体と、先端を前記容器の内
側面に沿って上下方向に移動可能なノズルと、生ビール
の注出開始時はノズルの先端を容器の底面側に位置さ
せ、注出量が増加するに従ってノズルの先端を上昇させ
るノズル駆動手段とを備えている。これにより、生ビー
ルの注出開始時はノズルの先端が容器の底面側に位置
し、注出量が増加するに従ってノズルの先端が上昇する
ことから、生ビールの注出が自動化されるとともに、生
ビールの泡の発生量が抑制される。
【0007】また、請求項2では、請求項1記載の生ビ
ール注出装置において、前記ノズルを先端が容器の内側
面に臨むように形成している。これにより、請求項1の
作用に加え、生ビールが容器の内側面に向かって吐出さ
れることから、生ビールの泡の発生量がより少なくな
る。
【0008】また、請求項3では、請求項1または2記
載の生ビール注出装置において、前記ノズルを先端側が
容器の上方から底面側に向かって屈曲するように形成す
るとともに、その先端が容器の内側面に沿って上下方向
に移動するように装置本体に回動自在に取付けている。
これにより、請求項1または2の作用に加え、ノズルが
回動することにより、ノズルの先端が容器の内側面に沿
って上下方向に移動する。
【0009】また、請求項4では、請求項3記載の生ビ
ール注出装置において、前記ノズル駆動手段を、ノズル
の所定部位に接触しながら回転することによってノズル
を回動させるカムと、カムを生ビールの注出に応じて回
転させるモータとから構成している。これにより、請求
項3の作用に加え、ノズルに接触するカムの回転によっ
てノズルが回動する。
【0010】また、請求項5では、請求項1または2記
載の生ビール注出装置において、前記ノズルを全体が容
器の上方から底面側に向かって直線状に延びるように形
成するとともに、その先端が容器の内側面に沿って上下
方向に移動するように装置本体に進退自在に取付けてい
る。これにより、請求項1または2の作用に加え、ノズ
ルが直線状に進退することにより、ノズルの先端が容器
の内側面に沿って上下方向に移動する。
【0011】また、請求項6では、請求項5記載の生ビ
ール注出装置において、前記ノズル駆動手段を、ノズル
に設けた歯に噛み合いながら回転することによってノズ
ルを進退させる歯車と、歯車を生ビールの注出に応じて
回転させるモータとから構成している。これにより、請
求項5の作用に加え、ノズルの歯に噛み合う歯車の回転
によってノズルが直線状に進退する。
【0012】また、請求項7では、請求項1、2、3、
4、5または6記載の生ビール注出装置において、前記
容器への生ビール注出量が全注出量よりも少ない所定量
に達すると、ノズルから吐出される生ビールの炭酸ガス
の含有量を増加させる炭酸ガス調整手段を備えている。
これにより、請求項1、2、3、4、5または6の作用
に加え、ノズルから吐出される生ビールの炭酸ガスの含
有量が増加することにより、ノズルから吐出される生ビ
ールの泡の量が多くなる。
【0013】また、請求項8では、請求項7記載の生ビ
ール注出装置において、前記炭酸ガス調整手段を、ノズ
ルへの生ビール供給管路よりも細い径を有し、生ビール
供給管路に並列に接続された細径管と、容器への生ビー
ル注出量が全注出量よりも少ない所定量に達するとノズ
ルへの生ビールの流通経路を細径管側に切換える切換手
段とから構成している。これにより、請求項7の作用に
加え、細径管では液体の流通抵抗が大きくなるため、炭
酸ガスの含有量の多い生ビールがノズル側に供給され
る。
【0014】また、請求項9では、請求項1、2、3、
4、5、6、7または8記載の生ビール注出装置におい
て、前記ノズル駆動手段を制御することにより生ビール
の注出動作を制御する制御手段と、金銭の受領に応じて
生ビールの注出動作を開始させる第1の操作部と、任意
の操作によって生ビールの注出動作を開始させる第2の
操作部とを備えている。これにより、請求項1、2、
3、4、5、6、7または8の作用に加え、不特定な購
入者を対象とする場合など、直接金銭の支払いを必要と
する場合は、第1の操作部によって生ビールの注出が開
始され、セルフサービスや店員のみが注出作業を行う場
合など、直接金銭の支払いを必要としない場合は、第2
の操作部によって生ビールの注出が開始される。
【0015】また、請求項10では、請求項9記載の生
ビール注出装置において、前記第1の操作部及び第2の
操作部の何れか一方への操作を切換可能に規制する操作
規制手段を備えている。これにより、請求項9の作用に
加え、各操作部の何れか一方への操作を規制することに
より、注出開始の操作を販売形態に応じて適宜切換える
ことが可能である。
【0016】また、請求項11では、請求項10記載の
生ビール注出装置において、前記操作規制手段を、第1
の操作部及び第2の操作部の前方に何れか一方の操作部
を覆うように移動自在に取付けられた遮蔽部材によって
構成している。これにより、請求項10の作用に加え、
前記操作規制手段の切換操作が遮蔽部材の移動によって
簡単に行われる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1乃至図8は本発明の一実施形
態を示すもので、図1は生ビール注出装置の全体斜視
図、図2はその概略側面図、図3はその要部側面断面
図、図4はカムの拡大図、図5は生ビール供給管路の要
部概略図、図6は制御系を示すブロック図、図7は生ビ
ールの注出動作を示すタイミングチャート、図8はノズ
ルの動作説明図である。
【0018】この生ビール注出装置は、上面にジョッキ
1を載置可能な装置本体10と、装置本体10の上面に
載置されたジョッキ1に生ビールを吐出するノズル20
と、ノズル20を駆動するノズル駆動機構30と、ノズ
ル20に供給される生ビールを冷却する冷却器40と、
冷却器40とノズル20とを接続する生ビール供給管路
50と、生ビールの注出動作を制御する制御部60とか
ら構成されている。
【0019】装置本体10は上面の前部にジョッキ1の
底面を保持可能な凹部10aを有し、その後方にはノズ
ル20が可撓性のカバー11を貫通して突出している。
装置本体10内には冷却器40及び生ビール供給管路5
0が配置されるとともに、生ビールを貯蔵する生ビール
タンク12と、生ビールタンク12に炭酸ガスを供給す
るガスボンベ13がそれぞれ収容され、これら生ビール
タンク12及びガスボンベ13は装置本体10の前面扉
10bを開放することによって出し入れできるようにな
っている。また、装置本体10の前面上部には硬貨投入
口14、紙幣投入口15、カードリーダ16及び注出ボ
タン17が設けられ、硬貨投入口14、紙幣投入口15
及びカードリーダ16は金銭処理装置18に接続されて
いる。
【0020】ノズル20は先端側がジョッキ1の上方か
ら底面側に向かって前方に屈曲するように形成され、そ
の先端がジョッキ1の内側面に沿って上下方向に移動す
るように装置本体10に支軸21を介して回動自在に取
付けられている。この場合、ノズル20は先端がジョッ
キ1の内側面に臨むように形成されている。
【0021】ノズル駆動機構30は、ノズル20の下端
側に接触しながら回転するカム31と、カム31を回転
させるモータ32とから構成され、ノズル20はスプリ
ング33によってカム31に圧接している。即ち、カム
31は、図4に示すようにその回転軸31aから最も距
離の短い周面の位置Aをノズル20に接触させることに
より、図3の実線で示すようにノズル20をその先端が
ジョッキ1の上方まで上昇した位置(注出待機位置)に
保持し、回転軸31aから最も距離の長い周面の位置B
をノズル20に接触させることにより、図3の一点鎖線
で示すようにノズル20をその先端がジョッキ1の底面
側まで下降した位置(注出開始位置)に保持するように
なっている。
【0022】冷却器40は、内部に冷却媒体としての水
を収容した断熱性の冷却槽41と、冷却槽41内の水を
冷却する蒸発管42と、蒸発管42に低温冷媒を流通す
る冷凍機43と、冷却槽41内の水を攪拌する攪拌機4
4と、冷却槽41内の水に熱的に接触する螺旋状の冷却
管45とからなり、冷却管45の一端側は生ビールタン
ク12に接続され、その他端側は生ビール供給管路50
に接続されている。また、生ビールタンク12にはガス
ボンベ13が接続され、ガスボンベ13の炭酸ガスと共
に生ビールタンク12から流出した生ビールが冷却器4
0側に給送されるようになっている。
【0023】生ビール供給管路50は電磁弁51を有
し、その一端側を冷却器40側に接続され、その他端側
を可撓管52を介してノズル20に接続されている。ま
た、生ビール供給管路50には生ビール供給管路50よ
りも細い径を有する細径管53が並列に接続され、細径
管53には電磁弁54が設けられている。この生ビール
供給管路50では、一方の電磁弁51を開いて他方の電
磁弁を閉じることにより、生ビール供給管路50の生ビ
ールが細径管53を流通せずにノズル20側に供給さ
れ、一方の電磁弁51を閉じて他方の電磁弁54を開く
ことにより、生ビール供給管路50の生ビールが細径管
53を流通してノズル20側に供給される。この場合、
細径管53では液体の流通抵抗が大きくなるため、炭酸
ガスの含有量の多い生ビールがノズル20側に供給され
る。即ち、細径管53及び切換手段としての各電磁弁5
1,54によって炭酸ガス調整手段が構成されている。
【0024】制御部60はマイクロコンピュータによっ
て構成され、注出ボタン17、金銭処理装置18、ノズ
ル駆動機構30のモータ32及び生ビール供給管路50
の各電磁弁51,54に接続されている。この制御部6
0では、注出ボタン17の押圧、または金銭処理装置1
8の販売信号に応じて後述する注出動作を制御するよう
になっている。
【0025】次に、前記生ビール注出装置の動作につい
て、図7及び図8を参照して説明する。まず、生ビール
の注出に金銭の支払いを必要とする場合は、硬貨投入口
14、紙幣投入口15またはカードリーダ16を介して
金銭の支払いを行い、金銭の支払いを必要としない場合
は、注出ボタン17を押圧する。これにより、ノズル駆
動機構30のモータ32が回転し、図8(a) に示すよう
にノズル20とカム1との接点がAからBに移行するこ
とにより、ノズル20が図中反時計回りに回動してその
先端がジョッキ1の底面側まで下降すると、生ビール供
給管路50の電磁弁51が開き、ノズル20から生ビー
ル2が吐出する。この後、モータ32の回転によりノズ
ル20が図中時計回りに回動し、図8(b) に示すように
ノズル20が生ビール2を吐出しながらジョッキ1の内
側面に沿って徐々に上昇する。その際、ノズル20はジ
ョッキ1の内側面に向かって生ビールAを吐出するの
で、吐出した生ビール2の泡の発生量が抑制される。次
に、図7に示すように生ビールの注出量Q′が全注出量
Qの約7割から8割に達すると、生ビール供給管路50
の電磁弁51が閉じ、細径管53の電磁弁54が開く。
これにより、炭酸ガスの含有量の多い生ビール、即ち図
8(c) に示すように泡の多い生ビール2aがノズル20
から吐出し、生ビールが全注出量Qに達すると、細径管
53の電磁弁54が閉じ、ノズル20が待機位置まで回
動すると、ノズル駆動機構30のモータ32が停止す
る。尚、各電磁弁51,54の開閉時期は、タイマによ
って注出開始からの経過時間を計時したり、或いはモー
タ32の回動位置を検出することによって設定すること
ができる。
【0026】このように、本実施形態の生ビール注出装
置によれば、先端をジョッキ1の内側面に沿って上下方
向に移動可能なノズル20を備え、生ビールの注出開始
時はノズル20の先端をジョッキ1の底面側に位置さ
せ、注出量が増加するに従ってノズル20の先端を上昇
させることにより生ビールの泡の量を抑制し、生ビール
の注出量が全注出量の約7割から8割に達すると、炭酸
ガスの含有量を増加させて泡の多い生ビールを吐出する
ようにしたので、生ビールの注出作業を自動化すること
ができ、しかも生ビールの泡の量を常に適正にすること
ができる。
【0027】図9はノズル及びノズル駆動手段の他の実
施形態を示すものである。即ち、同図に示すノズル70
は全体がジョッキ1の上方から底面側に向かって直線状
に延びるように形成され、その先端がジョッキ1の内側
面に沿って上下方向に移動するように装置本体10側に
進退自在に取付けられている。この場合、ノズル70の
上端側は装置本体10の上面に設けたノズルカバー19
内に収容されるとともに、ノズルカバー19に固定され
たホルダ71によって摺動自在に支持されている。ま
た、ノズル70は先端がジョッキ1の内側面に臨むよう
に斜めに保持されるとともに、その側面には摺動方向に
配列された歯72が設けられている。尚、本実施形態で
は生ビール供給管路50がノズルカバー19内まで延
び、可撓管52を介してノズル70に接続されている。
【0028】また、同図に示すノズル駆動機構80は、
ノズル70の歯72に噛み合いながら回転する歯車81
と、歯車81を回転させるモータ82とから構成され、
モータ82の回転によってノズル70をジョッキ1の内
側面に沿って上下方向に移動させるようになっている。
【0029】従って、本実施形態においても、前記実施
形態と同様、生ビールの注出開始時はノズル70の先端
をジョッキ1の底面側に位置させ、注出量が増加するに
従ってノズル70の先端を上昇させることにより、前述
と同等の作用効果を得ることができる。
【0030】また、図10及び図11は装置本体の変形
例を示すものである。即ち、同図に示す装置本体90
は、前記実施形態と同様、金銭の受領に応じて生ビール
の注出動作を開始させる第1の操作部としての硬貨投入
口91、紙幣投入口92及びカードリーダ93と、任意
の操作によって生ビールの注出動作を開始させる第2の
操作部としての注出ボタン94とを有し、これらの操作
部は装置本体90の前面上部に互いに幅方向に配置され
ている。また、装置本体90の前面上部には幅方向に移
動自在な透明性の遮蔽板95が取付けられており、図1
0に示すように遮蔽板95を幅方向一方に位置させるこ
とにより、遮蔽板95によって注出ボタン94の前方が
覆われ、図11に示すように遮蔽板95を幅方向他方に
移動させることにより、遮蔽板95によって硬貨投入口
91、紙幣投入口92及びカードリーダ93の前方が覆
われるようになっている。
【0031】即ち、本実施形態では、不特定な購入者を
対象とする場合など、装置本体90に対して直接金銭の
支払いを必要とする場合は、遮蔽板95によって注出ボ
タン94の操作を規制し、セルフサービスや店員のみが
注出作業を行う場合など、装置本体90に対して直接金
銭の支払いを必要としない場合は、遮蔽板95によって
硬貨投入口91、紙幣投入口92及びカードリーダ93
の操作を規制することができるので、装置本体90に対
する操作を販売形態に応じて適切に切換えることができ
る。この場合、前記切換操作は遮蔽板95の移動により
簡単に行うことができる。
【0032】尚、図示を省略したが、前記遮蔽板95に
は鍵等のロック手段が設けられ、遮蔽板95が不用意に
移動しないようになっている。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の生ビー
ル注出装置によれば、生ビールの注出作業を自動化する
ことができるとともに、生ビールの泡の発生量を抑制す
ることができるので、泡の量の適正な美味しい生ビール
を提供することができる。
【0034】また、請求項2の生ビール注出装置によれ
ば、請求項1の効果に加え、生ビールの泡の発生量をよ
り少なくすることができるので、泡の量の調整をより的
確に行うことができる。
【0035】また、請求項3、4、5及び6の生ビール
注出装置によれば、請求項1または2の効果に加え、ノ
ズルを簡単な機構によって駆動することができるので、
実用化に際して極めて有利である。
【0036】また、請求項7の生ビール注出装置によれ
ば、請求項1、2、3、4、5または6の効果に加え、
容器への生ビール注出量が全注出量よりも少ない所定量
に達すると、ノズルから吐出される生ビールの泡の量を
多くすることができるので、容器に注入した生ビールの
泡の割合を常に適正にすることができる。
【0037】また、請求項8の生ビール注出装置によれ
ば、請求項7の効果に加え、生ビールの泡の量を調整す
ることができるので、実用化に際して極めて有利であ
る。
【0038】また、請求項9の生ビール注出装置によれ
ば、請求項1、2、3、4、5、6、7または8の効果
に加え、不特定な購入者を対象とする場合など、直接金
銭の支払いを必要とする場合と、セルフサービスや店員
のみが注出作業を行う場合など、直接金銭の支払いを必
要としない場合の注出開始操作をそれぞれ行うことがで
きるので、販売形態に応じて的確に対応することができ
る。
【0039】また、請求項10の生ビール注出装置によ
れば、請求項9の効果に加え、前記各操作を何れか一方
のみに切換えることができるので、不用意な誤操作を確
実に防止することができる。
【0040】また、請求項11の生ビール注出装置によ
れば、請求項10の効果に加え、前記切換操作を簡単に
行うことができるので、実用化に際して極めて有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す生ビール注出装置の
全体斜視図
【図2】生ビール注出装置の概略側面図
【図3】生ビール注出装置の要部側面断面図
【図4】カムの拡大図
【図5】生ビール供給管路の要部概略図
【図6】制御系を示すブロック図
【図7】生ビールの注出動作を示すタイミングチャート
【図8】ノズルの動作説明図
【図9】ノズル及びノズル駆動機構の他の実施形態を示
す生ビール注出装置の要部側面断面図
【図10】装置本体の変形例を示す要部斜視図
【図11】装置本体の変形例を示す要部斜視図
【符号の説明】
1…ジョッキ、10…装置本体、11…生ビールタン
ク、12…ガスボンベ、20…ノズル、30…ノズル駆
動機構、31…カム、32…モータ、40…冷却器、5
0…生ビール供給管路、51…電磁弁、53…細径管、
54…電磁弁、60…制御部、70…ノズル、72…
歯、80…ノズル駆動機構、81…歯車、82…モー
タ、90…装置本体、2,2a…生ビール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 幸久 群馬県伊勢崎市寿町20番地 サンデン株式 会社内 (72)発明者 間庭 邦弘 群馬県伊勢崎市寿町20番地 サンデン株式 会社内 (72)発明者 永井 健策 群馬県伊勢崎市寿町20番地 サンデン株式 会社内 (72)発明者 原嶋 郁夫 群馬県伊勢崎市寿町20番地 サンデン株式 会社内 (72)発明者 山本 英次郎 群馬県伊勢崎市寿町20番地 サンデン株式 会社内 (72)発明者 岩崎 了 群馬県伊勢崎市寿町20番地 サンデン株式 会社内 Fターム(参考) 3E082 AA04 BB03 CC01 DD02 EE03 FF09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ビールを貯蔵する生ビールタンクと、
    生ビールタンクに炭酸ガスを供給する炭酸ガス供給手段
    と、炭酸ガスと共に生ビールタンクから流出した生ビー
    ルを冷却する冷却手段とを備え、冷却手段によって冷却
    された生ビールを任意の容器に注出する生ビール注出装
    置において、 生ビールの注入される容器を所定位置に載置可能な装置
    本体と、 先端を前記容器の内側面に沿って上下方向に移動可能な
    ノズルと、 生ビールの注出開始時はノズルの先端を容器の底面側に
    位置させ、注出量が増加するに従ってノズルの先端を上
    昇させるノズル駆動手段とを備えたことを特徴とする生
    ビール注出装置。
  2. 【請求項2】 前記ノズルを先端が容器の内側面に臨む
    ように形成したことを特徴とする請求項1記載の生ビー
    ル注出装置。
  3. 【請求項3】 前記ノズルを先端側が容器の上方から底
    面側に向かって屈曲するように形成するとともに、その
    先端が容器の内側面に沿って上下方向に移動するように
    装置本体に回動自在に取付けたことを特徴とする請求項
    1または2記載の生ビール注出装置。
  4. 【請求項4】 前記ノズル駆動手段を、ノズルの所定部
    位に接触しながら回転することによってノズルを回動さ
    せるカムと、カムを生ビールの注出に応じて回転させる
    モータとから構成したことを特徴とする請求項3記載の
    生ビール注出装置。
  5. 【請求項5】 前記ノズルを全体が容器の上方から底面
    側に向かって直線状に延びるように形成するとともに、
    その先端が容器の内側面に沿って上下方向に移動するよ
    うに装置本体に進退自在に取付けたことを特徴とする請
    求項1または2記載の生ビール注出装置。
  6. 【請求項6】 前記ノズル駆動手段を、ノズルに設けた
    歯に噛み合いながら回転することによってノズルを進退
    させる歯車と、歯車を生ビールの注出に応じて回転させ
    るモータとから構成したことを特徴とする請求項5記載
    の生ビール注出装置。
  7. 【請求項7】 前記容器への生ビール注出量が全注出量
    よりも少ない所定量に達すると、ノズルから吐出される
    生ビールの炭酸ガスの含有量を増加させる炭酸ガス調整
    手段を備えたことを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5または6記載の生ビール注出装置。
  8. 【請求項8】 前記炭酸ガス調整手段を、ノズルへの生
    ビール供給管路よりも細い径を有し、生ビール供給管路
    に並列に接続された細径管と、容器への生ビール注出量
    が全注出量よりも少ない所定量に達するとノズルへの生
    ビールの流通経路を細径管側に切換える切換手段とから
    構成したことを特徴とする請求項7記載の生ビール注出
    装置。
  9. 【請求項9】 前記ノズル駆動手段を制御することによ
    り生ビールの注出動作を制御する制御手段と、 金銭の受領に応じて生ビールの注出動作を開始させる第
    1の操作部と、 任意の操作によって生ビールの注出動作を開始させる第
    2の操作部とを備えたことを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6、7または8記載の生ビール注出装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の操作部及び第2の操作部の
    何れか一方への操作を切換可能に規制する操作規制手段
    を備えたことを特徴とする請求項9記載の生ビール注出
    装置。
  11. 【請求項11】 前記操作規制手段を、第1の操作部及
    び第2の操作部の前方に何れか一方の操作部を覆うよう
    に移動自在に取付けられた遮蔽部材によって構成したこ
    とを特徴とする請求項10記載の生ビール注出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007174931A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Pola Chem Ind Inc 表皮角化細胞層膜及び該表皮角化細胞層膜の利用
JP2015091713A (ja) * 2013-10-01 2015-05-14 アサヒビール株式会社 自動液体注出装置

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