JPS62257591A - コ−ヒ−紅茶製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 °　この発明はコーヒー、紅茶などの飲料を調整する装
置、特に代価の支払により所定量、例えばコツプ１杯分
の上記飲料を分配することのできる装置に関する。

〔従来の技術〕

代価を払うことで熱い飲料と冷たい飲料のどちらでも自
動的に販売（以下分配と称する）する機械はよく知られ
ている。熱いコーヒー又は紅茶を分配する場合、従来の
大部分の機械は固体又は液体の飲料濃縮物と熱湯とを混
ぜる、という方式をとっている。従って、いわゆるイン
スタントコーヒー又はインスタント紅茶が分配されるけ
れども、ひいたコーヒー豆又は紅茶の葉に熱湯をかけて
作った新鮮なコーヒー又は紅茶ではない。

本件出願人が知っている唯一の実用型パーコレータ一式
のコーヒー自動販売機には種々の問題がある。即ち、こ
のｎ、械は水道管へ接続され、水がヒーターへ直接供給
されて螺旋状の流路（いわゆる蛇管）を通ることで加熱
される構成であり、この流路はサーモスタツトで制御さ
れる加熱部材と組合わされているが、該加熱部材はコー
ヒー豆などを入れた注湯器の上方に位置しており、注湯
器内のコーヒー豆の層を通った液、つまりコーヒーは大
容量のコーヒータンクへ収容される。そして、このコー
ヒータンクは加熱部材によって所定温度に保たれる。所
定金額の代価が支払われたときに分配弁を作動させるコ
イン受入確認機構も設けられている。この分配弁はコー
ヒータンク底部のところに配置され、鉛直方向に動く弁
体を備えたソレノイドバルブである。コーヒータンクが
上述のように比較的大きな容量のものであるから、該タ
ンクが満杯のときと空（から）のときとで上記弁の個所
での静水圧頭にかなり大きな差を生じる。故に、コーヒ
ータンク内のコーヒー残量の多少に応じ上記弁の開放時
間の長さを調節するために、特殊な制御手段を必要とす
る。もし、そのような制御手段がなければ、タンク満量
時と空量時とでコーヒー分配量に約２０％程度の差を住
じる。

この公知装置には分配弁の作動信頼性と、一定量ずつに
コーヒーを計量する上での信頼性、七に問題があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

したがって本発明は、調整後のコーヒー又は紅茶（以下
コーヒーと総称する）を貯えておく飲料タンク　（以下
コーヒータンクと称する）の巾のコーヒー量の如何にか
かわらず一定量ずつの分配を行いうるコーヒー紅茶製造
装置（以下コーヒー製造装置と略称する）を提供するこ
とである。

これにあわせ、分配弁の）員傷などに起因する計量誤差
の問題を解消すると共に、できる限り入れたての新鮮な
コーヒーを分配できるよう語構成要素間の容量などの面
での関係を改善することをも目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

Ｌ配置的を達成するべく、本発明によれば、冷水タンク
と、流入口が管で該タンクへ連通している水加熱ユニッ
トと、該ユニットに接続されているスプレーヘッドと、
該ヘッドの下に位置してひかれたコーヒー豆ないしは紅
茶の葉を層状に収納支持するべき注湯器と、調整された
コーヒー、紅茶等の飲料を貯えるコーヒータンクと、そ
の流出口に接続された分配チューブと、このチューブに
設けられた分配弁、とを備えていて、 上記スプレーヘッドからの熱水が層状のコーヒー豆ない
し紅茶の葉を浸透して上記コーヒータンクへ流下する構
成であると共に、 上記分配弁は、所定量の上記飲料を上記コーヒータンク
から分配チューブを経て供給しうる構造とされている、 構成のコーヒー紅茶製造装置 において、 前記コーヒータンクの容積が冷水タンクの容積よりも大
である ことを特徴とし、具体的には、 前記コーヒータンク、分配チューブ及び分配弁が、該弁
の所定時間のあいだの開放により該タンク内の飲料液位
の高低にかかわらず実質上同量の飲料の分配を可能とす
る状態に配置されている ことを特徴とする装置が提供される。

さらに具体的には 前記コーヒータンクが比較的広い表面積を有していると
共に、その底が前記分配弁よりも十分に高い位置に設け
られていることで、該タンクのｅ４量状態と空量状態と
のあいだで該分配弁のところでは殆ど静水圧頭の変化を
生じないよう構成 とされる。

本発明装置は好ましくは特にコーヒー（紅茶を除く）を
製造するに適したものとされている。

その冷水タンク、水加熱ユニット及びスプレーヘッドに
関する構成はイギリス特許第２０５６２６６号と第２０
５９７５３号に開示されているタイプのものが特に望ま
しいが、それは、水ポンプ、サーモスタットあるいはコ
ーヒー調整サイクル制御のための複雑な制御機構を要し
ないから好都合である。

そして、前記分配弁を作動させる手段、例えばソレノイ
ド等はコイン受入確認機構へ接続され、該機構へ所定額
の硬貨が投入されたときにのみ分配が行われる構成であ
れば好ましい。しかし、このコイン受入確認機構は必須
ではなく、これに代え単にスイッチを押すだけで例えば
コツプ１杯分ずつの分配ができる構成であってもよい。

さらに本発明装置においては、 前記の分配チューブが可撓性であり、前記の分配弁が、
該チューブの片側に位置し互いに離隔して固定された２
つの固定部材と、該チューブの他側に位置した可動部材
とからなり、この可動部材が上記固定部材間のスペース
へ出退変位することにより該チューブの開閉が行われる
構成 が採用される。

さらに、好適実施Ｂ様では 前記冷水タンクとコーヒータンクのうちの少なくとも一
方に可動のセンサが配設され、これらタンクの取出しの
際に該タンクから退避する構成 がとられる。

〔作　用〕

上述のようにコーヒータンクは、高さを小さくし表面積
を可及的に大としてあろから、コーヒーの分配回数が増
えていっても分配弁からの核タンクの液面高さ、つまり
静水圧頭（ヘッド）は殆ど変化しない。従って、分配量
の漸減も無視しうる程度にとどめられる。

そして上記のような分配弁の構造は分配チューブに無理
な捩りを与えずＦｊ！ｉ損を防止し、詰まりなども生じ
ないから、該弁に起因した分配計量誤差の発生も予防す
る。そして該チｊ、−フを７Ｆ７　ｂｉｂのために取外
すことも容易である。

さらに、冷水タンクの容積を、好ましくはコーヒータン
ク容積の１７３以下としであるから、コーヒータンクを
満量にするまでのあいだに冷水タンク数杯分のハツチ的
サイクルが間欠的に繰返される。故にこれらサイクル間
で注湯器の内容物を取替えることもできる。

冷水タンクとコーヒータンクに設けられる１夜位検出用
センサが自動的にタンク挿脱路から退避する構成が保用
されているときは、これらタンクの挿脱が容易である。

〔発明の効果〕

以上のようにコーヒータンクの形状によりヘット変化が
少なく、分配弁の作動・耐久性における信頼度も改善さ
れているから、特別に複雑な制御機構を要することなく
、常に一定量ずつの正確な分配が可能となる。

そして冷水タンクをコーヒータンクよりも小容積としで
あるから、冷水タンクが空になったときにコーヒー豆の
更新を頻繁に行うことが可能なほか、センサの退避によ
り各タンクのスケール除去のための清掃が容易であるこ
とも相まって、鮮度及び品質の良好なコーヒーの分配が
可能である。

〔実施例〕

第１図のコーヒー製造装置は前面パネル（４）を有した
ケーシング（２）、注湯器（６）、及び分配ノズル（８
）を備えている。分配ノズル（８）の下には、コーヒー
を受けるべきコンブ等の容ＢＳ（１１）（第２１２１）
を支承するに適した排水板（１０）がある。

前面パネル（４）は４つの指示ランプ（１２ａ）　。

（１２ｂ）　、　（１２ｃ）　、　（１１２）と、コイ
ン集計表示板（１００）と、コイン投入口（１６）と、
コイン返却口（１８）、とを備えている。これらの作用
は後述する。

第２図のように、このコーヒー製造装置はその頂部に一
体的に組込まれた冷水タンク（２０）を備えている。こ
の冷水タンクにはケーシング（２）の頂板を貫通した注
入口（２２）があり、フラスコなどから冷水を受けるよ
うになっている。この注入口には蓋（２４）　（第１図
）をはめである。冷水タンク（２０）には外部の水道管
（図外）へ流入口（２８）を介して連通した流入口（２
６）も設けられている。上記水道管からの水流は冷水弁
（３０）で制御される。つまり、このコーヒー製造装置
は水道管へ配管してもよく、あるいは手作業で新鮮な水
を供給してもよい。

冷水タンク（２０）の流出口（３２）は、水加熱ユニッ
ト（３６）の流入口（３４）と連通している。このユニ
ットからの熱水は流出口（３８）からパイプ（４０）を
通って、注湯器（６）の上のスプレーヘッド（４２）へ
至る。この注湯器には取外し可能な；１２紙が敷かれ、
この濾紙の上へ椰粒状にひいた炒りコーヒー豆（以下単
にコーヒー豆と称する）（図外）が層状に置かれる。こ
の濾紙とコーヒー豆を取替えるときは、柄を持って注湯
器をこの装置から外すことができるのは従来同様である
。

注湯器（６）は、コーヒータンク（４８）への流入口（
４６）の上にある流出口（４４）へ向かって縮径した円
錐形である。したがって、注湯器の中のコーヒー豆の層
を熱水が通ることで作られたコーヒー＞ｆｔ　＜以下単
にコーヒーと称する）は、分配に（＋ｉｉｔえての貯蔵
のためにコーヒータンク（４８）の中へ流入する。この
コーヒータンクにはコーヒーを所望の温度に保つための
空気加温手段としての加熱板（５０）が設けてあっても
よい。これら加熱板とコーヒータンクとは接触せず、こ
れから少し離されている。したがって、加熱阪で温めら
れた空気は対流作用で上昇しつつコーヒータンクをつつ
みその側を通るから、一種の温風毛布が形成されること
になり、コーヒーの品質保持がはかられる。

あるいは、上記にかえて真空式又は発泡材による断熱手
段をコーヒータンク（４８）に施してもよい。

このコーヒータンクの流出口（５２）は可撓性の分配チ
ューブ（５４）につながれ、このチューブにはコーヒー
分配量の制御のための分配弁（５６）が設りである。

上記のスプレーヘット（４２）と水加熱ユニット（３６
）は本件出願人のイギリス特許第２０５６２６６号およ
び第２０５９７５３号明細書に記された構造のものが好
ましい。

第３図は、第１〜２図に示したコーヒー製造装置のため
の制御系統を略示している。図中の番ｌ；の意味は次の
通りである： （１２ａ）・・・・・・売切れを表示するランプ、（１
２ｂ）・・・・・・残量が少ないことを表示するランプ
、 （１２ｃ）・・・・・・コーヒー分配用スイッチ、兼分
配中であることを表示するランプ、 （１４）・・・・・・集計ボード、 （２０）・・・・・・冷水タンク、 （３０）・・・・・・冷水弁、 （３６）・・・・・・水加熱ユニ、ト、（４８）・・・
・・・コーヒータンク、（５０）・・・・・・加熱板、 （５６）・・・・・・分配弁、 （１００）・・・・・・コイン集計表示板、（ｌｏｔ）
・・・・・・コイン受入確認機構、（１０２）・・・・
・・制御盤、 （１０３）・・・・・・コーヒー調整のための注湯指令
ボタンスイッチ、 （１０４）・・・・・・電源ケーブル、（１０５）・・
・・・・電源トランス、（１０６）・・・・・・ターミ
ナルブロック、（１０７）・・・・・・分配量調節機構
、（１０８）・・・・・・異常昇温安全器、（１０９）
・・・・・・電源スィッチ、（１１０）・・・・・・自
動・手動切換スイッチ、（１１１）・・・・・・注湯器
安全保持のためのインターロック機構、 （１１２）・・・・・・インターロックの表示ランプ、
（１１３）・・・・・・注湯器内容物更新のための更新
スイッチ。

以下、コーヒー調整工程とコーヒー分配工程とにわけて
上記のコーヒー製造装置の各部の作動を詳細に説明する
。

ユニ竺二皿繁工貫 濾紙と、ひいたコーヒー豆とは、第１〜２図のようにス
プレーヘッド（４２）の下の注湯器（６）の中へ仕込ま
れる。上記の切換スイッチ（１１０）は、冷水タンクへ
の冷水供給が注入口（２２）から手動で行われるべきか
、又は流入口（２６）を通じ水道管から行われるべきか
、に応じて手動又は自動のいずれかを選ぶべく操作され
る。そしてスイッチ（１１０）が自動側に入れられてい
る場合には、注；湯指令ボタンスイノヂ（１０３）がコ
ーヒー調整工程の中の１ザイクルを開始するべく押され
る。

冷水タンク（２０）に冷水が存在することは適宜のセン
サで検出され、ごのセンサが水加熱ユニノＩ−（３６）
のスイッチを入れる。冷水は流入口（３４）から該ユニ
ットへ入り、これを貫流するあいだに、流入口（３４）
での温度の如何によらず沸点にまで加熱される。熱水は
流出口（３８）から出て上昇しスプレーヘッド（４２）
へ至る。パイプ（４０）には冷水タンク（２０）の水位
よりも少し高い部分を有する状態に配管されているので
、該タンクから上記ユニット（３６）を経てスプレーヘ
ット（４２）へ冷水を流動させるほどの静水圧は生じな
い。上記ユニット（３６）内で冷水が加熱されると膨張
すると共に、沸点に達して少量の水蒸気も発生する。そ
の結果、加熱された水はパイプ（４０）内を上昇するか
ら、スプレーヘッドの中へ少量ずつ噴出し、間欠的なす
・イフォン機構として作用する。この構成の利点は次の
通り、即ら、層状のコーヒー豆の上へ落下する熱水の、
゛温度が沸点又はこれより少し低い温度に一定に保たれ
、この一定の温度が紅茶をたて又はコーヒーを作るにＪ
ｉｉｔ通であると共に、コーヒー豆が条里の湯に浸油さ
れた状態が繰返されるときのニアーヒー成分の抽出にと
っても好適である、という点にある。

水加熱ユニットの加熱部）Ａを保護するべく異常昇温安
全！　（１０８）は設けられているけれども、この加熱
系を作動させるためのサーモスタットは必要でなく、従
って設けられてもいない。上記加熱部＋Ａは上記センサ
が冷水タンク中の水の存在を検出しているときにのみス
イッチが入れられる。従って冷水タンク中に水がある限
りは上記加熱部材が作動（例えば通電）し熱水がスプレ
ーヘッド（４２）から供給される。そして冷水タンク（
２０）が空（から）になると上記センサは直ちに水の「
不存在」を検出して上記ユニット内の加熱部材のスイッ
チを切ることでエネルギーの節減と過熱防止とがはから
れている。上記タンクが備えている別のセンナは水が満
足になったことを検出するものであり、上記の冷水弁（
３０）を制御してそれ以上の水が水道管から」〕記タン
ク（２０）へ入らないようにする。

好ましくは水加熱ユニット（３６）が上記ケーシング（
２）の内部に枢着され、そしてこれに接続のチューブが
可撓性である。これにより運転中のコーヒー製造装置の
内部に簡単に手を加えることができる。ある種の保守・
補修作業は該装置運転中に行わねばならないから、この
点特に有利である。

冷水タンク（２０）の容積はコーヒータンク（４８）と
同じ容積とすることができ、この場合には１回のコーヒ
ー調整サイクルでコーヒータンクが満足になる。しかし
冷水タンク（２０）の容積よりもコーヒータンク（４８
）の容積を大とし、２回、３回又はそれ以上のコーヒー
調整サイクルによってコーヒータンクがン１１呈になる
ような構成をとってもある種の利点がある。第１〜２図
の例では、冷水タンクの容積を３バインド　（約１．４
２リツトル）とし、コーヒータンクの容積を９バインド
　（約４．２６リソトル）としである。これにより注湯
ｉ？５（６）　として小さなものを用い、各サイクルと
サイクルとのあいだで注湯器内容物の更新が可能である
。さらに、コーヒータンク内で分配待ちのコーヒーが長
時間滞留しないよう、コーヒー調整量を加減することも
上記容積関係で可能となる。そして、コーヒータンクが
完全に空（から）になる前に次の新鮮なコーヒーを受入
れることもできる。

第２回目以降のコーヒー調整サイクルは上述のようにし
て開始される。あるいは、コーヒータンク内の液量が所
定量以下になったときに自動的に次サイクルを始めるよ
う当Ｓｇ　装置をセットしてもよい。そして、上記の更
新スイッチ（１１３）はこの自動的サイクルの制御のた
めに設けられているものである。コーヒー調整の１サイ
クルが終了すると、次サイクルは注湯器の中のル祇とコ
ーヒー豆とを新しいものに取替えて上記の更新スイッチ
を押すだけで始まる。この場合、そのときのコーヒータ
ンク内のコーヒーが所定量以下ならば上記次サイクルは
直ちに始まるが、所定量以上ならばこれ以下になるのを
待って始まることになる。この所定量を検出するべくコ
ーヒータンク内にセンサが設けられ、第１〜３図の例で
は後述の残呈表示ランプ（１２ｂ）と接続されている。

コーヒータンク（４８）には溢れ防止手段も設けである
。即ち該タンク頂部にコーヒー液位センサがあり、これ
は該タンク満量のときに水加熱ユニノｌ−（３６）を停
止させることで、熱湯がそれ以上スプレーヘッドへ供給
されないようにする。

これに加え、インターロック［４＋１（１１１）　とそ
の表示ランプ（１１２）　も設けであるから、注）易器
がコーヒー調整中に不意に取外された場合には水加熱ユ
ニソ］・のスイッチが切られて熱水発生は中断させられ
、従って当該装置が熱水で溢れるおそれはない。

ユ：キニづ泊（１俣 第１〜３図の装置は、コイン投入口（１６）から所定金
額に相当する硬貨が投入されコーヒー分配用スイッチ兼
ランプ（１２ｃ）が押された場合、又は単に該スイッチ
兼ランプ（１２ｃ）が押されたとき、所定量のコーヒー
を分配ノズル（８）から供給するべく調整される。前者
の場合には合計が所定金額になるよう硬貨が投入されな
い限りコーヒーの分配は行われない。コイン受入確認機
構（１０１）は硬貨の種別を検知する任意の公知手段か
らなると共に、異常コインを識別してコイン返却口（１
８）へ導くための返却機構も備えている。上記確認機構
は、集計ボード（１４）へ電気的に接続され、該ボード
の一連のランプは夫々特定の単位金額に対応している。

従って、所定のコーヒー価格に達するまでに複数個の硬
貨が投入されねばならないときは、硬貨１枚ごとにそれ
までの合計金額が上記ランプにより表示される。そして
所定金額に達すればコーヒー分配用スイッチ兼ランプ（
１２Ｃ）が点灯し、使用者に対し分配ノズル（８）から
のコーヒー分配が可能となったことを知らせる。尚、上
記スイッチ兼ランプが点灯すると、それ以上に投入口（
１６）がら投入された硬貨を確実に返却機構が返却する
よう上記確認機構は自動的に停止状態に切換られる。

上記スイッチ兼ランプを操作、つまり押すと、分配６（
５６）は所定量のコーヒーを機外へ供給するべく十分な
時間のあいだ開放される。第１〜３図の分配弁（５６）
を作動させるソレノイドは該弁を開方向へ上記時間のあ
いだ引きつけるが、この時間は分配■調節機構（１０７
）により調節されるものである。コーヒータンク（４８
）に対して分配弁（５６）の相対的位置を適切にきめる
ならば、該タンクが′ａ景又は空（から）のときに上記
時間を調節するための特別の手段を要することはない。

即ち、コーヒータンクが満量のときの弁（５６）での静
水圧ヘッド（ａ）とタンクが空のときのヘッド（ｂ）　
　とがあまり大きく異ならないようにしであるから、コ
ーヒータンク（４８）が満量であっても空であっても弁
（５６）開放時のコーヒー分配量に大差を生じない。

弁（５６）の構造は任意の公知のものでよい。特に好ま
しいのは、上記チューブ（５４）が可撓性で、弁（５６
）により簡単に挟圧されるだけで液流を遮断しうろこと
である。バイス（万力）状に学にチューブを挟圧する従
来型のピンチバルブを用いてもよいが、しかしこれでは
チューブの損傷や切断が頻発することが明らかとなった
。この原因はコーヒー液中に固体微粒子が含まれている
ことから、上記バルブの挾み顎（ジョー）のあいだに該
微粒子が付着残留して上記挟圧の際チューブ内壁を傷つ
けることによるものと思われる。

特に好適な分配弁の断面を第４図に示す。この弁は互に
離隔して固定された２つの固定部材（６０）　、　（６
２）とソレノイドで駆動される１つの可動部材（６４）
とからなる。可撓性のチューブ（５４）は、可動部材（
６４）が閉位置にあるときに変形させられ該チューブの
１ケ所以上の筒状流路を完全に遮断し、あたかもチュー
ブを完全に捩ったときと同じ作用をなすべく上記固定部
材（６０）　。

（６２）と可動部材とのあいだに通されている。つまり
万力状の顎のあいだに挟圧されるのとは異なった状況を
呈する。

第１〜３図の装置がさらに備えζいる視覚的指示手段の
１つは、コーヒータンク（４８）の中にコーヒーがない
ことを示す売切れ表示ランプ（１２ａ）であり、その他
は同タンク内のコーヒー量が少ないこと（液位が低いこ
と）を示す少残量表示ランプ（１２ｂ）である。コーヒ
ータンク（４８）にはアースと３つのセンサとを夫々異
なった高さに設けである。そのうちの１つのセン→すは
８亥タンクが満量であることを検知し、それ以上のコー
ヒー調整を防止するためのものである。第２のセンサは
、中間の高さ、例えば満量の約１／３に相当する高さに
あり、上記の少残量表示ランプ（１２ｂ）を点灯させる
と共に、自動的又は注湯指令ボタンスイッチ（１０３）
を押すことにより次のコーヒー調整サイクルを始動可能
とするものである。第３のセンサは」二記タンク内のコ
ーヒーが完全に無くなったことを検出し、コイン受入確
認機構がそれ以上の硬貨受入れをせず、コーヒー分配用
スイッチ兼ランプ（１２ｃ）を氏作不能とするためのも
のである。

前面パネル（４）はその−側縁で枢着されているから、
これを開けばコーヒータンク（４８）を掃除のため取出
すことができる。この掃除を容易とし、上記各センサの
破損を防止するべく、該タンクの取出しに伴いこれらセ
ンサが該タンクから退避するようにされている。

第５ａ、５ｂ図は上記コーヒータンク（４８）に対し各
センサを相対枢動させる構造を示している。

第５ａ図はコーと一タンクを取出したときセンサ（６６
）が退避している状態を示す。センサ（６Ｇ）を嵌合支
持したＳ色録筒（６８）は、はぼＬ字形の枢動部材（７
０）に固定されている。この部＋Ａ’（７０）は軸（７
２）のまわりに回動し、点（７５）に作用の圧縮スプリ
ング（７４）で当該センサが上昇さ−已られているとき
は第５ａ図の状態を保つ。

コーヒータンク（４日）がコーヒー製造装置内の所定位
置に収納されるときは、該タンクの側壁（７８）が上記
部材（７０）のアーム（８０）を押圧して該部材を第５
ｂ図の位置に戻す。この枢動のとき、上記スプリング（
７４）の枢動部材（７０）に対する作用点（７５）は、
上記軸（７２）の一方の側から他方の側・＼移り、該部
材（７０）を第５ｂ図の位置に保つのでセンサ（６６）
はコーヒータンクの底部へ向いた姿勢となる。該タンク
（４８）を取出すときは、側壁（７８）か上記とは逆の
向きに７−ム（８２）を押圧するので枢動部材（７０）
はセンサを引上げた第５ａ図の位置へ枢動させられる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明を示し、第１図は斜視図、第２図は縦断面図
、第３図は制御系統の配線図、第４図、第５ａ図、第５
ｈ図は要部断面図である。 （６）・・・・・・）ギ湯器、 （２０）・・・・・・冷水タンク、 （３６）・・・・・・水加熱ユニット、（４２）・・・
・・・スプレーヘット、（４８）・・・・・・コーヒー
タンク、（５４）・・・・・・分配チューブ、 （５６）・・・・・・分配弁。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ［１］冷水タンク（２０）と、流入口が管で該タンクへ
   連通している水加熱ユニット（３６）と、該ユニットに
   接続されているスプレーヘッド（４２）と、該ヘッドの
   下に位置してひかれたコーヒー豆ないしは紅茶の葉を層
   状に収納支持するべき注湯器（６）と、調整されたコー
   ヒー、紅茶等の飲料を貯えるコーヒータンク（４８）と
   、その流出口に接続された分配チューブ（５４）と、こ
   のチューブに設けられた分配弁（５６）、とを備えてい
   て、 上記スプレーヘッド（４２）からの熱水が層状のコーヒ
   ー豆ないし紅茶の葉を浸透して上記コーヒータンク（４
   ８）へ流下する構成であると共に、 上記分配弁（５６）は、所定量の上記飲料を上記コーヒ
   ータンクから分配チューブ（５４）を経て供給しうる構
   造とされている、 構成のコーヒー紅茶製造装置。 ［２］前記コーヒータンクの容積が冷水タンクの容積よ
   りも大である特許請求の範囲第［１］項に記載のコーヒ
   ー紅茶製造装置。 ［３］前記コーヒータンクの容積が冷水タンクの容積の
   少なくとも３倍である特許請求の範囲第［２］項に記載
   のコーヒー紅茶製造装置。 ［４］前記の分配弁がコイン受入確認機構に接続され、
   該機構へ所定金額の硬貨が投入されれば前記飲料の分配
   が行われるべく前記分配弁が制御される特許請求の範囲
   第［１］項から第［３］項までのいずれかに記載のコー
   ヒー紅茶製造装置。 ［５］前記コーヒータンク、分配チューブ及び分配弁が
   、該弁の所定時間のあいだの開放により該タンク内の飲
   料液位の高低にかかわらず実質上同量の飲料の分配を可
   能とする状態に配置されている特許請求の範囲第［１］
   項から第［４］項までのいずれかに記載のコーヒー紅茶
   製造装置。 ［６］前記コーヒータンクが比較的広い表面積を有して
   いると共に、前記分配弁よりも十分に高い位置に設けら
   れていることで、該タンクの満量状態と空量状態とのあ
   いだで該分配弁のところでは殆ど静水圧頭の変化を生じ
   ないよう構成されている特許請求の範囲第［５］項に記
   載のコーヒー紅茶製造装置。 ［７］前記コーヒータンクの主要部が、その下方に配設
   の空気加温手段により発生した熱い空気でつつまれて加
   温される構成の特許請求の範囲第［１］項から第［６］
   項までのいずれかに記載のコーヒー紅茶製造装置。 ［８］前記冷水タンクとコーヒータンクのうちの少なく
   とも一方に可動のセンサが配設され、これらタンクの取
   出しの際に該タンクから退避するよう構成されている特
   許請求の範囲第［１］項から第［７］項までのいずれか
   に記載のコーヒー紅茶製造装置。 ［９］前記の分配チューブが可撓性であり、前記の分配
   弁が、該チューブの片側に位置し互いに離隔して固定さ
   れた２つの固定部材と、該チューブの他側に位置した可
   動部材とからなり、この可動部材が上記固定部材間のス
   ペースへ出退変位することにより該チューブの開閉が行
   われる構成の特許請求の範囲第［１］項から第［８］項
   までのいずれかに記載のコーヒー紅茶製造装置。