JP2000211458A - 車両用ニ―エアバッグ装置 - Google Patents

車両用ニ―エアバッグ装置

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JP2000211458A
JP2000211458A JP11016675A JP1667599A JP2000211458A JP 2000211458 A JP2000211458 A JP 2000211458A JP 11016675 A JP11016675 A JP 11016675A JP 1667599 A JP1667599 A JP 1667599A JP 2000211458 A JP2000211458 A JP 2000211458A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造を容易化し、乗員の体格などに応じて展
開時の入力荷重を調整させることができるようにする。 【解決手段】 インストルメントパネル21の表皮29
の裏面側に、インストルメントパネルの下部に形成され
た開口部24の周縁に沿って収納凹部25を形成し、収
納凹部25にバッグ本体32を収容し、且つ、表皮29
の収納凹部25に面した部分に開裂部30を形成するよ
うにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ニーエアバ
ッグ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の助手席又は運転席乗員前方におけ
るインストルメントロアーの内に設けられるニーエアバ
ッグ装置としては、従来、特開平6ー80058号公報
に開示されたものが知られている。
【0003】この公報に開示された車両用ニーエアバッ
グ装置は図21に示すような構造を備えており、バッグ
本体1が膨張すると、これに伴い、回動軸2を中心にリ
ッド3が回動しリンク機構4を介してリッド3の上端部
が車室内後方へ移動するように開作動する。
【0004】これにより、バッグ本体1が車室内へ膨出
して助手席5の乗員6を保護する。
【0005】同時に、リッド3は車室内後方へ突出した
状態となり、リッド3が助手席5の乗員6のニープロテ
クタとして機能する。
【0006】この際、リッド3はバッグ本体1によって
支持されるので、バッグ本体1の圧力で助手席5の乗員
6の膝荷重を吸収し、衝撃吸収効果が高められる。
【0007】そして、従来、上記バッグ本体1は、表面
どうしを互いに接触させて重ね合わせた二枚の基布の周
縁部を縫い合わせて袋状にした後、裏返して表面を外側
に出すことにより形成されていた。
【0008】また、バッグ本体1は、その取付け位置を
固定されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両用ニーエアバッグ装置では、表面どうしを互い
に接触させて重ね合わせた二枚の基布の周縁部を縫い合
わせて袋状にした後、裏返して表面を外側に出すことに
よりバッグ本体1を形成していたので、縫製後のバッグ
本体1を表に返す作業を要し、その分、製造に手間がか
かるという問題があった。
【0010】また、バッグ本体1は、単に位置を固定さ
せて取付けられているに過ぎなかったので、乗員6の体
格などに応じて展開時の入力荷重を調整させる機能を持
たせることはできなかった。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、製造を容易化し、乗員の体格などに応じて展開
時の入力荷重を調整させることのできる車両用ニーエア
バッグ装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、インストルメント
パネルの表皮の裏面側に、前記インストルメントパネル
の下部に形成された開口部の周縁に沿って収納凹部を形
成し、該収納凹部にバッグ本体を収容し、且つ、前記表
皮の前記収納凹部に面した部分に開裂部を形成したこと
を特徴としている。
【0013】このように構成された請求項1にかかる発
明によれば、ニーエアバッグ装置のバッグ本体をインス
トルメントパネルの表皮の裏側に形成した収納凹部の内
部へ収納しているので、見栄えを良くすることができ
る。また、ニーエアバッグ装置のバッグ本体をインスト
ルメントパネルに形成した収納凹部の内部へ収納してい
るので、組立時にニーエアバッグ装置の位置合せの手間
をなくすことができる。更に、ニーエアバッグ装置のバ
ッグ本体をインストルメントパネルに形成した収納凹部
の内部へ収納しているので、ニーエアバッグ装置が車室
内側へ出っ張らないようにすることができ、車室の室内
空間を広くすることができる。加えて、インストルメン
トパネルの収納凹部の部分に開裂部を設けているので、
バッグ本体膨出時の開裂を容易化することができる。且
つ、開裂部を開口部の縁部に沿って形成することによ
り、外側から見えなくすることができるので、外観品質
を向上することができる。
【0014】請求項2に記載された発明では、インスト
ルメントパネルの表皮の裏面側に、前記インストルメン
トパネルの下部に形成された開口部の周縁に沿って収納
凹部を形成し、該収納凹部にバッグ本体を収容し、前記
収納凹部に対し前記バッグ本体を前記収納凹部の中央へ
向けて移動可能な取付点を介して取付けたことを特徴と
している。
【0015】このように構成された請求項2にかかる発
明によれば、前記収納凹部に対しバッグ本体の取付点を
中央へ向けて移動自在に取付けているので、バッグ本体
の容量を大きくすることなく膨出時のバッグ本体の厚み
を増すことができる。
【0016】請求項3に記載された発明では、前記バッ
グ本体を、裏面どうしを互いに接触させて重ね合わせた
二枚の基布の周縁部を縫い合わせることにより形成し、
且つ、前記基布の周縁部に複数の部分重ね縫い代を形成
したことを特徴としている。
【0017】このように構成された請求項3にかかる発
明によれば、前記バッグ本体を、裏面どうしを互いに接
触させて重ね合わせた二枚の基布の周縁部全周を縫い合
わせることにより形成しているので、縫製後のバッグ本
体を表に返す作業がなくなり、その分、製造を容易化す
ることができる。この際、基布の周縁部に複数の部分重
ね縫い代を形成し、部分重ね縫い代を折曲げて部分的に
重ね縫いされるようにすることにより、バッグ本体の周
縁部の強度を上げることができる。しかも、重ね縫いさ
れた部分はクッション効果が高くなるので、乗員への当
たりを柔らかなものとすることができる。
【0018】請求項4に記載された発明では、前記バッ
グ本体に、所定以上の圧力が作用した時に破断されるヒ
ューズ縫い部を形成したことを特徴としている。
【0019】このように構成された請求項4にかかる発
明によれば、バッグ本体に、ヒューズ縫い部を形成した
ので、バッグ本体の内圧が高くなった時にヒューズ縫い
部が破断されてバッグ本体の内圧を低下させるので、乗
員の膝への入力が低減されるようにすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図示例と共に説明する。
【0021】図1〜図9は、この発明の実施の形態1を
示すものである。
【0022】まず、構成を説明すると、この実施の形態
1のものでは、図1に示すように、インストルメントパ
ネル21を構成しているインストルメントロアー22に
は、グローブボックス23用などの開口部24が形成さ
れており、このグローブボックス23用の開口部24周
縁には上左右の3辺に沿ってほぼ逆U字状の収納凹部2
5が設けられている。
【0023】即ち、図2に示すように、前記インストル
メントパネル21は、樹脂成形された芯材27の表面に
クッション層28と表皮29とがこの順に積層された構
成を備えており、芯材27の前記部分を凹状に形成する
ことにより、芯材27とクッション層28との間に前記
収納凹部25を形成させるようにしている。
【0024】そして、図3に示すように、表皮29には
収納凹部25に面した部分に開裂部30が形成されてい
る。この開裂部30は、グローブボックス23用の開口
部24の縁部に沿って表皮29を分断し且つ分断部を接
合することにより設定されている。
【0025】そして、前記収納凹部25には、ニーエア
バッグ装置31のバッグ本体32が折畳まれた状態で収
納されている。
【0026】このバッグ本体32は、図4に示すよう
に、収納凹部25の上辺のほぼ中央において、第1の取
付点33で収納凹部25に取付けられている。この際、
バッグ本体32には中央に形成された開口34の部分に
インフレータ35などのガス発生器が内在されており、
第1の取付点33はインフレータ35に設けたウエルド
ボルトやナットなどの締結部材によって構成されてい
る。
【0027】また、バッグ本体32は、収納凹部25の
左右辺の下部において第2・第3の取付点36,37で
収納凹部25に取付けられている。この際、収納凹部2
5には左右方向へほぼ水平に延びる長穴38が形成され
ており、この第2・第3の取付点36,37は長穴38
に沿い中央へ向けて移動自在に取付けられている。この
第2・第3の取付点36,37は、図5に示すように、
両端に頭部を有するピンなどの取付部材39によって構
成されている。また、この取付部材39は、バッグ本体
32の第2・第3の取付点36,37および収納凹部2
5の長穴38に対し遊嵌されることにより回転自在とな
っている。
【0028】前記バッグ本体32は、図6〜図8に示す
ように、裏面どうしを互いに接触させて重ね合わせた二
枚の基布40,41の周縁部全周を縫い合わせる(縫合
線42)ことにより形成される。この際、基布40,4
1の周縁部に複数(図では3箇所)の部分重ね縫い代4
3,44を形成し、部分重ね縫い代43,44を上方へ
折曲げて部分的に4枚重ね縫いされるようにする。
【0029】また、バッグ本体32の左右には、それぞ
れ中心線イとほぼ平行なヒューズ縫い部45〜47(図
では3本となっているが1本でもそれ以上でも良い)が
形成されており、バッグ本体32の内部は、開口34部
分を含む中央の室48と、この中央の室48の左右にて
ヒューズ縫い部45〜47により順次隔離された複数の
室49〜51とに区切られている。なお、ヒューズ縫い
とは、所定以上の圧力が作用すると破断されるようにし
た縫い目のことである。
【0030】次に、作動について説明する。
【0031】インフレータ35からのガスによりバッグ
本体32が膨張すると、バッグ本体32の膨張の圧力に
よって開裂部30が開裂され、開裂部30からバッグ本
体32が車室内へ膨出する。これにより、乗員の膝部な
どが保護される。
【0032】この際、ニーエアバッグ装置31のバッグ
本体32をインストルメントパネル21の表皮29の裏
側に形成した収納凹部25の内部へ収納しているので、
見栄えを良くすることができる。また、ニーエアバッグ
装置31のバッグ本体32をインストルメントパネル2
1に形成した収納凹部25の内部へ収納しているので、
組立時にニーエアバッグ装置31の位置合せの手間をな
くすことができる。更に、ニーエアバッグ装置31のバ
ッグ本体32をインストルメントパネル21に形成した
収納凹部25の内部へ収納しているので、ニーエアバッ
グ装置31が車室内側へ出っ張らないようにすることが
でき、車室の室内空間を広くすることができる。加え
て、インストルメントパネル21の収納凹部25の部分
に開裂部30を設けているので、バッグ本体32膨出時
の開裂を容易化することができる。且つ、開裂部30を
グローブボックス23用の開口部24の縁部に沿って形
成することにより、外側から見えなくすることができる
ので、外観品質を向上することができる。
【0033】また、収納凹部25の左右辺の下部に対し
バッグ本体32の第2・第3の取付点36,37を長穴
38に沿い中央へ向けて移動自在に取付けているので、
バッグ本体32の容量を大きくすることなく膨出時のバ
ッグ本体32の厚みを増すことができる。即ち、バッグ
本体32の容量が同一の場合、図4に示すように、取付
点36,37間の距離がaのままの場合よりも、距離が
bとなった方が大きな厚みが得られる。この際、バッグ
本体32の第2・第3の取付点36,37を構成する取
付部材39を回転自在とすることにより、膨出時にバッ
グ本体32が受けるダメージを少なくすることができ
る。且つ、膨出時のバッグ本体32の展開をスムーズに
することができる。
【0034】更に、バッグ本体32を、裏面どうしを互
いに接触させて重ね合わせた二枚の基布40,41の周
縁部全周を縫い合わせる(縫合線42)ことにより形成
しているので、縫製後のバッグ本体32を表に返す作業
がなくなり、その分、製造を容易化することができる。
この際、基布40,41の周縁部に複数の部分重ね縫い
代43,44を形成し、部分重ね縫い代43,44を上
方へ折曲げて部分的に4枚重ね縫いされるようにするこ
とにより、バッグ本体32の周縁部の強度を上げること
ができる。しかも、4枚重ね縫いされた部分はクッショ
ン効果が高くなるので、乗員への当たりを柔らかなもの
とすることができる。
【0035】加えて、バッグ本体32の左右に、それぞ
れ中心線イとほぼ平行なヒューズ縫い部45〜47(図
では3本となっているが1本でもそれ以上でも良い)を
形成して、バッグ本体32の内部を、開口34部分を含
む中央の室48と、この中央の室48の左右にてヒュー
ズ縫い部45〜47により順次隔離された複数の室49
〜51とに区切ったことにより、乗員の膝への入力が低
減されるようコントロールすることができる。即ち、図
9に示すように、ヒューズ縫い部45〜47がないと、
線cのようにバッグ本体32の内圧が一気に高くなって
しまうが、ヒューズ縫い部45〜47を設けると線dの
ようにバッグ本体32の内圧が破断圧力eよりも高くな
ると最初のヒューズ縫い部45が破断されてバッグ本体
32の内圧が下がり、次にバッグ本体32の内圧が破断
圧力eよりも高くなると二番目のヒューズ縫い部46が
破断されてバッグ本体32の内圧が下がるという作用を
ヒューズ縫い部の数だけ繰返しつつバッグ本体32を膨
張させることができる。
【0036】
【発明の実施の形態2】図10は、この発明の実施の形
態2を示すものであり、開裂部51を芯材27と表皮2
9との接合部を剥離しやすくなるようにすることにより
設定したものである。
【0037】上記以外については、前記実施の形態1と
同様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ること
ができる。
【0038】
【変形例】図11は、実施の形態2の第1の変形例であ
り、図3と同様の構成において収納凹部25を芯材27
とは別部材52で構成したものである。
【0039】このように、収納凹部25を芯材27とは
別部材52で構成することにより、インストルメントパ
ネル21の製造の自由度を増すことができる。
【0040】図12は、実施の形態2の第2の変形例で
あり、図11と同様の構成において収納凹部25を芯材
27とは別部材52で構成したものである。
【0041】このように、収納凹部25を芯材27とは
別部材52で構成することにより、インストルメントパ
ネル21の製造の自由度を増すことができる。
【0042】図13は、実施の形態2の第3の変形例で
あり、図3と同様の構成において収納凹部25内にバッ
グ本体32を収容するインナーリッド53を取付けたも
のである。
【0043】このように、収納凹部25内にバッグ本体
32を収容するインナーリッド53を取付けることによ
り、膨張時にバッグ本体32ではなくインナーリッド5
3がクッション層28や表皮29を押すようになるの
で、より開裂を容易化することができる。なお、インナ
ーリッド53は、図10〜図12のものに取付けるよう
にしても良い。
【0044】
【発明の実施の形態3】図14は、この発明の実施の形
態3を示すものであり、バッグ本体32の第2・第3の
取付点36,37を取付ける長穴54を中央へ進むに従
い上方へ向かう上がり勾配に形成したものである。
【0045】上記以外については、前記実施の形態1と
同様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ること
ができる。
【0046】
【変形例】図15は、実施の形態3の変形例であり、図
4と同様の構成において長穴38の途中にボッチ状の移
動規制部55を形成したものである。
【0047】このように長穴38の途中にボッチ状の移
動規制部55を形成することにより、第2・第3の取付
点36,37は、インフレータ35からのガスの圧力が
弱いときには移動規制部55で止められ、インフレータ
35からのガスの圧力が強いときには移動規制部55で
一旦停止され、更に、移動規制部55を乗り越えて長穴
38の端部まで移動することになる。これにより、乗員
の膝への入力を低減することができる。また、インフレ
ータ35からのガス圧によってバッグ本体32の厚みを
コントロールすることができる。なお、移動規制部55
は、複数設けても良い。且つ、図14の長穴54に設け
ても良い。
【0048】
【発明の実施の形態4】図16は、この発明の実施の形
態4を示すものであり、基布40,41の周縁部に形成
する部分重ね縫い代43,44を細かく細分化したもの
である。
【0049】このようにしても、図6の場合と同様の作
用効果を得ることができる。
【0050】上記以外については、前記実施の形態1と
同様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ること
ができる。
【0051】
【変形例】図17は、実施の形態4の第1の変形例であ
り、部分重ね縫い代43,44を二枚の基布40,41
の内側へ折り込むようにしたものである。
【0052】図18は、実施の形態4の第2の変形例で
あり、部分重ね縫い代43を基布40の上側へ、部分重
ね縫い代44を基布41の下側へそれぞれ折るようにし
たものである。
【0053】図19は、実施の形態4の第3の変形例で
あり、部分重ね縫い代43を基布41の上側へ、部分重
ね縫い代44を基布40の上側へそれぞれ折るようにし
たものである。
【0054】図20は、実施の形態4の第4の変形例で
あり、部分重ね縫い代44のみを設けるようにしたもの
である。
【0055】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、ニーエアバッグ装置のバッグ本体をインス
トルメントパネルの表皮の裏側に形成した収納凹部の内
部へ収納しているので、見栄えを良くすることができ
る。また、ニーエアバッグ装置のバッグ本体をインスト
ルメントパネルに形成した収納凹部の内部へ収納してい
るので、組立時にニーエアバッグ装置の位置合せの手間
をなくすことができる。更に、ニーエアバッグ装置のバ
ッグ本体をインストルメントパネルに形成した収納凹部
の内部へ収納しているので、ニーエアバッグ装置が車室
内側へ出っ張らないようにすることができ、車室の室内
空間を広くすることができる。加えて、インストルメン
トパネルの収納凹部の部分に開裂部を設けているので、
バッグ本体膨出時の開裂を容易化することができる。且
つ、開裂部を開口部の縁部に沿って形成することによ
り、外側から見えなくすることができるので、外観品質
を向上することができる。
【0056】請求項2の発明によれば、前記収納凹部に
対しバッグ本体の取付点を中央へ向けて移動自在に取付
けているので、バッグ本体の容量を大きくすることなく
膨出時のバッグ本体の厚みを増すことができる。
【0057】請求項3の発明によれば、前記バッグ本体
を、裏面どうしを互いに接触させて重ね合わせた二枚の
基布の周縁部全周を縫い合わせることにより形成してい
るので、縫製後のバッグ本体を表に返す作業がなくな
り、その分、製造を容易化することができる。この際、
基布の周縁部に複数の部分重ね縫い代を形成し、部分重
ね縫い代を折曲げて部分的に重ね縫いされるようにする
ことにより、バッグ本体の周縁部の強度を上げることが
できる。しかも、重ね縫いされた部分はクッション効果
が高くなるので、乗員への当たりを柔らかなものとする
ことができる。
【0058】請求項4の発明によれば、バッグ本体に、
ヒューズ縫い部を形成したので、バッグ本体の内圧が高
くなった時にヒューズ縫い部が破断されてバッグ本体の
内圧を低下させるので、乗員の膝への入力が低減される
ようにすることができる、という実用上有益な効果を発
揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の全体図である。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】図2の部分拡大側方断面図である。
【図4】収納凹部の平面図である。
【図5】第2,第3の取付け点の側方断面図である。
【図6】バッグ本体の平面図である。
【図7】図6のB−B線に沿った断面図である。
【図8】図6のC−C線に沿った断面図である。
【図9】バック内圧と変位との関係を示すグラフであ
る。
【図10】この発明の実施の形態2の部分拡大側方断面
図である。
【図11】実施の形態2の第1の変形例の部分拡大側方
断面図である。
【図12】実施の形態2の第2の変形例の部分拡大側方
断面図である。
【図13】実施の形態2の第3の変形例の部分拡大側方
断面図である。
【図14】この発明の実施の形態3の部分拡大図であ
る。
【図15】この発明の実施の形態3の変形例の部分拡大
図である。
【図16】この発明の実施の形態4の部分平面図であ
る。
【図17】実施の形態4の第1の変形例の側面図であ
る。
【図18】実施の形態4の第2の変形例の側面図であ
る。
【図19】実施の形態4の第3の変形例の側面図であ
る。
【図20】実施の形態4の第4の変形例の側面図であ
る。
【図21】従来例の側方断面図である。
【符号の説明】
21 インストルメントパネル 24 開口部 25 収納凹部 29 表皮 30,51 開裂部 32 バッグ本体 36,37 取付点 40,41 基布 43,44 部分重ね縫い代 45〜47 ヒューズ縫い部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インストルメントパネルの表皮の裏面側
    に、前記インストルメントパネルの下部に形成された開
    口部の周縁に沿って収納凹部を形成し、該収納凹部にバ
    ッグ本体を収容し、且つ、前記表皮の前記収納凹部に面
    した部分に開裂部を形成したことを特徴とする車両用ニ
    ーエアバッグ装置。
  2. 【請求項2】インストルメントパネルの表皮の裏面側
    に、前記インストルメントパネルの下部に形成された開
    口部の周縁に沿って収納凹部を形成し、該収納凹部にバ
    ッグ本体を収容し、前記収納凹部に対し前記バッグ本体
    を前記収納凹部の中央へ向けて移動可能な取付点を介し
    て取付けたことを特徴とする車両用ニーエアバッグ装
    置。
  3. 【請求項3】前記バッグ本体を、裏面どうしを互いに接
    触させて重ね合わせた二枚の基布の周縁部を縫い合わせ
    ることにより形成し、且つ、前記基布の周縁部に複数の
    部分重ね縫い代を形成したことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の車両用ニーエアバッグ装置。
  4. 【請求項4】前記バッグ本体に、所定以上の圧力が作用
    した時に破断されるヒューズ縫い部を形成したことを特
    徴とする請求項1ないし3いずれかに記載の車両用ニー
    エアバッグ装置。
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Cited By (4)

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