JP2000210983A - 空気流量制御装置およびその成形方法ならびにその成形型 - Google Patents

空気流量制御装置およびその成形方法ならびにその成形型

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JP2000210983A
JP2000210983A JP11013303A JP1330399A JP2000210983A JP 2000210983 A JP2000210983 A JP 2000210983A JP 11013303 A JP11013303 A JP 11013303A JP 1330399 A JP1330399 A JP 1330399A JP 2000210983 A JP2000210983 A JP 2000210983A
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throttle
valve
molding
throttle body
air flow
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Atsushi Kubota
厚 久保田
Yasuhiro Numao
尾 康 弘 沼
Masao Nakajima
島 正 雄 中
Koichi Handa
田 浩 一 半
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Nissan Motor Co Ltd
SABIC Innovative Plastics Japan KK
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GE Plastics Japan Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/748Machines or parts thereof not otherwise provided for
    • B29L2031/7506Valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/08Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
    • F02D9/10Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
    • F02D9/107Manufacturing or mounting details
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 スロットルボディ内でのバルブの回動が円滑
であると共に空気の漏れ量が少ない樹脂製の空気流量制
御装置に適した成形型の提供。 【解決手段】 樹脂をマトリックスとする複合材料のス
ロットルとスロットルシャフトとスロットルバルブとを
そなえた空気流量制御装置の成形用成形型であって、ス
ロットルシャフト55の支持部分を含むボディの外周側
成形用外周成形型3と、ボディの内周側のうちシャフト
から上側の内周部分とバルブの上側面の成形用上側内周
兼バルブ面成形型6と、同様の構成をもつ下側内周兼バ
ルブ面成形型7をそなえ、上側及び下側内周兼バルブ面
成形型6,7を各々の外周部分で間隔Lだけ接触した状
態として、外周成形型3と内周兼バルブ面成形型6,7
とで形成されるボディ成形空間CBと、上側及び下側内
周兼バルブ面成形型6,7とで形成されるバルブ成形空
間CVとを間隔Lだけ離した空気流量制御装置の成形
型。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば吸気式エン
ジンの吸入空気流量を制御するのに用いられる空気流量
制御装置およびその成形方法ならびにその成形型に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車等に搭載されるエンジンの
周辺部品について、軽量化や成形性ないしは量産性向上
等のために、樹脂化することが検討されており、例え
ば、ターボチャージャーの空気吸入側インペラでは樹脂
化が実施されていて、そのほか、空気流量制御装置(ス
ロットルチャンバ)においても樹脂化することが検討さ
れている。
【0003】図7および図8は空気流量制御装置(スロ
ットルチャンバ)の構造例を示すものであって、この空
気流量制御装置51は、空気流通路52を形成したスロ
ットルボディ53と、このスロットルボディ53を貫通
する状態でスロットルボディ53の軸受部54に回動可
能に支持されたスロットルシャフト55と、このスロッ
トルシャフト55に固定されてスロットルボディ53内
で回動することにより空気流通路52を開閉するスロッ
トルバルブ56をそなえた構造を有するものである。
【0004】そこで、このような空気流量制御装置51
において、スロットルボディ53およびスロットルバル
ブ56を樹脂化するために、樹脂をマトリックスとする
繊維複合材料を用いてそれぞれ個別に射出成形により成
形すると、成形後の収縮に伴う変形(成形歪み)を生じ
てスロットルボディ53やスロットルバルブ56の真円
度が各々微妙に異なる状態で低下し、スロットルバルブ
56を全閉状態としたときでもスロットルボディ53の
内周壁とスロットルバルブ56の外周端との隙間が大き
くなって空気の漏れ量が多くなることにより燃費の低下
をまねくことになりかねないという問題点があった。
【0005】そこで、スロットルバルブ56の全閉状態
においてスロットルボディ53の内周壁とスロットルバ
ルブ56の外周端との間での隙間が大きくならないよう
に、スロットルボディ53とスロットルバルブ56を同
一の成形型で射出成形することも考えられた。
【0006】図9ないし図12はその一例を示すもので
あって、この空気流量制御装置成形型61は、スロット
ルシャフト55の支持部分(この例では別体の軸受54
を有するものとなっている。)を含むスロットルボディ
53の外周側を成形する外周成形型63(63a,63
b,63c)と、前記外周成形型63を支える上部型6
4および下部型65と、前記スロットルボディ53の内
周側のうちスロットルシャフト55から上側の内周部分
とスロットルバルブ56の上側のバルブ面を成形する上
側内周兼バルブ面成形型66と、前記スロットルボディ
53の内周側のうちスロットルシャフト55から下側の
内周部分とスロットルバルブ56の下側のバルブ面を成
形する下側内周兼バルブ面成形型67をそなえ、上側内
周兼バルブ面成形型66には、外周成形型63(63
a,63b,63c)と内周兼バルブ面成形型66,6
7との間で形成される(なお、この例では、上部型64
および下部型65も多少関与した構造例のものとなって
いる。)スロットルボディ成形空間CBに樹脂を注入す
るためのボディ用樹脂注入路68と、上側内周兼バルブ
面成形型66と下側内周兼バルブ面成形型67とを上下
方向に若干離間させることにより形成されるスロットル
バルブ成形空間CVに樹脂を注入するためのバルブ用樹
脂注入路69を備えた構造を有するものである。
【0007】このような構造の成形型61を用いて樹脂
製空気流量制御装置51を射出成形により成形する場合
には、まず、図9および図11に示すように、スロット
ルシャフト55をはさんだ状態にして上側内周兼バルブ
面成形型66の下端面と下側内周兼バルブ面成形型67
の上端面とをそれぞれの外周部分で密着した状態にし、
ボディ用樹脂注入路68からスロットルボディ用樹脂を
注入してスロットルボディ成形空間CBに充填すること
によりスロットルボディ53を成形する。
【0008】次いで、図10に示すように、下側内周兼
バルブ面成形型67を矢印A方向に移動させる(コアバ
ックさせる)ことによって上側内周兼バルブ面成形型6
6と下側内周兼バルブ面成形型67との間でスロットル
バルブ成形空間CVを形成したのち、バルブ用樹脂注入
路69からスロットルバルブ用樹脂を注入して図12に
示すようにスロットルバルブ成形空間CV内に充填する
ことによりスロットルバルブ56を成形する。
【0009】このような成形方法によれば、同一の成形
型61を用いてスロットルボディ53のための射出とス
ロットルバルブ56のための射出の2回射出とすること
によって、スロットルボディ53の内周壁とスロットル
バルブ56の外周端とがほぼ一致したものに成形できる
ようになり、バルブ全閉時における空気の漏れ量を少な
いものにすることができるという大きな利点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の成形方
法では、バルブ全閉時における空気の漏れ量を少なくで
きるという大きな利点を有するものの、スロットルボデ
ィ成形空間CBにボディ用樹脂を注入してスロットルボ
ディ53を形成したあと、上側内周兼バルブ面成形型6
6と下側内周兼バルブ面成形型67とを図10の矢印A
方向に所定量離間させてスロットルバルブ成形空間CV
を形成すると(すなわち、図11から図12へと移動さ
せると)、スロットルボディ53の一部がスロットルバ
ルブ成形空間CVの外周端面部分を形成することとなる
ため、成形条件や複合材料の組み合わせなどによって
は、図13の(A)に示すようなスロットルボディ53
の内周壁からスロットルバルブ56の外周端が円滑に離
れて回る良好な状態が得られないことも考えられ、例え
ば、図13の(B)に示すようにスロットルボディ53
の内周壁にスロットルバルブ56の外周端が喰い込んだ
状態になってスロットルバルブ56が円滑に離れがたい
こととなり、図13の(C)に示すようにスロットルボ
ディ53の内周壁とスロットルバルブ56の外周端とで
溶着を生じてスロットルバルブ56が円滑に離れがたい
こととなったりすることがなくはないというおそれもあ
った。
【0011】
【発明の目的】本発明は、上記した従来の問題点にかん
がみてなされたものであって、同一の成形型を用いてス
ロットルボディとスロットルバルブとを成形した空気流
量制御装置において、スロットルボディの内周壁とスロ
ットルバルブの外周端との間でのクリアランスを所望の
ものに設定しやすく、スロットルボディの内周壁とスロ
ットルバルブの外周端との間で喰い込みや溶着などの不
具合が生じがたく、スロットルボディ内でのスロットル
バルブの回動が円滑になされるようにすることができ、
そしてまた、必要に応じては、スロットルバルブ全閉時
での空気の漏れ量を少ないものにすることが可能である
空気流量制御装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる空気流量
制御装置の成形型は、請求項1に記載しているように、
樹脂をマトリックスとする複合材料により成形されかつ
空気流通路を形成したスロットルボディと、前記スロッ
トルボディを貫通する状態でスロットルボディに回動可
能に支持されたスロットルシャフトと、樹脂をマトリッ
クスとする複合材料により成形されかつ前記スロットル
シャフトに固定されてスロットルボディ内で回動して空
気流通路を開閉するスロットルバルブをそなえた空気流
量制御装置を成形するための成形型であって、前記スロ
ットルシャフトの支持部分を含むスロットルボディの外
周側を成形する外周成形型と、前記スロットルボディの
内周側のうちスロットルシャフトから一方側の内周部分
とスロットルバルブの一方側のバルブ面を成形する一方
側内周兼バルブ面成形型と、前記スロットルボディの内
周側のうちスロットルシャフトから他方側の内周部分と
スロットルバルブの他方側のバルブ面を成形する他方側
内周兼バルブ面成形型をそなえ、前記一方側内周兼バル
ブ面成形型と他方側内周兼バルブ面成形型とを各々の外
周部分で間隔Lだけ接触した状態として、前記外周成形
型と内周兼バルブ面成形型とで形成されるスロットルボ
ディ成形空間と、前記一方側内周兼バルブ面成形型と他
方側内周兼バルブ面成形型とで形成されるスロットルバ
ルブ成形空間とを間隔Lだけ離した構成としたことを特
徴としている。
【0013】本発明に係わる空気流量制御装置の成形型
の実施態様においては、請求項2に記載しているよう
に、内周兼バルブ面成形型を周辺型と芯部型とに分割し
て芯部型を可動とした構成としたことを特徴としてい
る。
【0014】本発明に係わる空気流量制御装置の成形方
法は、請求項3に記載しているように、請求項1または
2に記載の成形型を用い、スロットルボディ成形空間へ
の樹脂注入とスロットルバルブ成形空間への樹脂注入を
同時に行うようにし、あるいは、いずれか一方を先に行
うようにしたことを特徴としている。
【0015】同じく、本発明に係わる空気流量制御装置
の成形方法は、請求項4に記載しているように、請求項
1または2に記載の成形型を用い、スロットルバルブ成
形空間に注入する樹脂として、スロットルボディ成形空
間に注入する樹脂よりも成形収縮率の小さいものを用い
て成形収縮後におけるスロットルボディ内周側とスロッ
トルバルブ外周側との間のクリアランスをバルブボディ
成形空間とスロットルバルブ成形空間との間隔Lよりも
小さいクリアランスとするようにしたことを特徴として
いる。
【0016】同じく、本発明に係わる空気流量制御装置
置の成形方法は、請求項5に記載しているように、請求
項2に記載の成形型を用い、可動とした芯部型によりス
ロットルバルブの厚さを適宜の厚さに設定するようにし
たことを特徴としている。
【0017】本発明に係わる空気流量制御装置は、請求
項6に記載しているように、樹脂をマトリックスとする
複合材料により成形されかつ空気流通路を形成したスロ
ットルボディと、前記スロットルボディを貫通する状態
でスロットルボディに回動可能に支持されたスロットル
シャフトと、樹脂をマトリックスとする複合材料により
成形されかつ前記スロットルシャフトに固定されてスロ
ットルボディ内で回動して空気流通路を開閉するスロッ
トルバルブをそなえた空気流量制御装置において、スロ
ットルバルブを成形する複合材料のバルブ面方向におけ
る成形収縮率が、スロットルボディを成形する複合材料
の前記バルブ全閉時のバルブ面方向における成形収縮率
と等しいかそれより小さい複合材料により成形されたも
のとしたことを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は本発明による一
実施の形態を示すものであって、この図に示す本発明に
よる空気流量制御装置の成形型1は、スロットルシャフ
ト55(図7および図8に示した空気流量制御装置51
におけるスロットルシャフト55)の支持部分(図7の
軸受54等と同じ)を含むスロットルボディ53の外周
側を成形する外周成形型3(3a,3b,3c)と、前
記外周成形型3を支える上部型4および下部型5と、前
記スロットルボディ53の内周側のうちスロットルシャ
フト55から一方側すなわち上側の内周部分とスロット
ルバルブ56の上側のバルブ面を成形する一方側(上
側)内周兼バルブ面成形型6と、前記スロットルボディ
53の内周側のうちスロットルシャフト55から他方側
すなわち下側の内周部分とスロットルバルブ56の下側
のバルブ面を成形する他方側(下側)内周兼バルブ面成
形型7をそなえ、一方側(上側)内周兼バルブ面成形型
6には、外周成形型3(63a,63b,63c)と内
周兼バルブ面成形型6,7との間で形成される(なお、
この例では、上部型4および下部型5も多少関与してい
る構造例のものとなっているが、このような構造のもの
に限定されないことはいうまでもない。)スロットルボ
ディ成形空間CBに樹脂を注入するためのボディ用樹脂
注入路8と、各々の外周部分で間隔L(例えば、0.1
〜5.0mm)だけ接触した状態の一方側(上側)内周
兼バルブ面成形型6と他方側(下側)内周兼バルブ面成
形型7との間で形成されるスロットルバルブ成形空間C
Vに樹脂を注入するためのバルブ用樹脂注入路9を備え
た構造を有するものである。
【0019】このように、上記した成形型1では、図3
に拡大して示すように、一方側(上側)内周兼バルブ面
成形型6と他方側(下側)内周兼バルブ面成形型7は各
々の外周部分で径方向の間隔Lの範囲で密着しており、
外周成形型3(3a,3b,3c)と内周兼バルブ面成
形型6,7とで形成されるスロットルボディ成形空間C
Bと、一方側(上側)内周兼バルブ面成形型6と他方側
(下側)内周兼バルブ面成形型7とで形成されるスロッ
トルバルブ成形空間CVとを間隔L(例えば、0.1〜
5.0mm)だけ隔離したものとしており、各々の成形
空間CB,CVが独立したものとしている。
【0020】ここで、上記間隔Lが小さすぎると、成形
後にスロットルボディ53とスロットルバルブ56との
間で喰い込みや溶着等の不具合が生じる可能性があり、
また、成形型の寿命が短いものとなる可能性があり、間
隔Lが大きすぎると複合材料の成形収縮率の選定だけで
はスロットルボディ53の内周壁とスロットルバルブ5
6の外周端との間のクリアランスを小さくできない可能
性がでてくる。
【0021】したがって、ボディ用樹脂注入路8を介し
てスロットルボディ成形空間CBに樹脂を注入する工程
と、バルブ用樹脂注入路9を介してスロットルバルブ成
形空間CVに樹脂を注入する工程とを同時におこなうよ
うにしてもよく、あるいは、いずれか一方を先におこな
うようにしてもよく、いずれの場合であっても、スロッ
トルボディ成形空間CBとスロットルバルブ成形空間C
Vに樹脂を注入することにより、樹脂製の空気流量成形
装置51が成形されることとなる。
【0022】そしてこの場合、スロットルボディ成形空
間CBの内周壁と、スロットルバルブ成形空間CVの外
周端とは間隔Lだけ離れているので、スロットルボディ
53の内周壁とスロットルバルブ56の外周端とが間隔
Lだけ離れていても良い場合(すなわち、スロットルバ
ルブ56の全閉時にクラアランスが大きいものに設定し
たスロットルチャンバの場合)には、スロットルボディ
53を成形する複合材料とスロットルバルブ56を成形
する複合材料の成形収縮率がほぼ同じものを用いればよ
く、また、スロットルボディ53の内周壁とスロットル
バルブ56の外周端とがスロットルバルブ56の全閉時
において間隔Lよりも小さいものとする場合には、スロ
ットルボディ53を成形する複合材料の成形収縮率が、
スロットルバルブ56を成形する複合材料の成形収縮率
よりも大きいものを用いれば(換言すれば、スロットル
バルブ56を成形する複合材料の成形収縮率がスロット
ルボディ53を成形する複合材料の成形収縮率よりも小
さいものを用いれば)良いこととなる。
【0023】図4は本発明の他の実施の形態を示すもの
であって、スロットルボディ成形空間CBとスロットル
バルブ成形空間CVとを隔離して相互に独立した状態と
するに際して、他方側(下側)内周兼バルブ面成形型7
により形成されるスロットルバルブ成形空間CVの外周
端をバルブ面に対して直交する面となるようにし、これ
によって、一方側(上側)内周兼バルブ面成形型6と他
方側(下側)内周兼バルブ面成形型7とが間隔Lの範囲
で接触して、スロットルボディ成形空間CBとスロット
ルバルブ成形空間CVとが間隔Lだけ離れているものと
してもよい。
【0024】本発明による成形型1では、上記したよう
に、スロットルボディ成形空間CBとスロットルバルブ
成形空間CVとが間隔Lだけ離れて独立したものとなっ
ているが、前述したように、射出成形後のスロットルボ
ディ53の内周壁とスロットルバルブ56の外周端との
間のクリアランスは、スロットルボディ53を成形する
複合材料と、スロットルバルブ56を成形する複合材料
におけるそれぞれの成形収縮率を考慮することにより適
宜に設定することができる。
【0025】より具体的には、スロットルボディ53お
よびスロットルバルブ56の成形に用いる複合材料の母
材(マトリックス)としては、例えば、ポリエチレン,
ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレ
ンテレフタレート,ポリブチレンテレフタレート等のポ
リエステル系樹脂、ポリアミド6,ポリアミド66,芳
香族ポリアミド等のポリアミド系樹脂、ABS、ポリカ
ーボネート,ポリアセタール等の汎用樹脂、ポリフェニ
レンサルファイド,ポリエーテルサルホン,ポリエーテ
ルエーテルケトン,ポリエーテルニトリル,ポリエーテ
ルイミド等のスーパーエンジニアリングプラスチック、
フェノール樹脂,エポキシ樹脂,不飽和ポリエステル樹
脂等の熱硬化性樹脂、シリコーン樹脂、テフロン(PT
FE)樹脂等の合成樹脂を採用することができる。
【0026】また、スロットルボディ53およびスロッ
トルバルブ56の成形に用いる複合材料に含まれる繊維
材料および充填材料については、ガラス繊維,炭素繊
維,セラミックス繊維,セルロース繊維,ビニロン繊
維,黄銅繊維,アラミド繊維等の繊維類、炭酸カルシウ
ム、酸化亜鉛、酸化チタン、アルミナ、シリカ、水酸化
マグネシウム、タルク、珪酸カルシウム、マイカ、ガラ
ス、炭素、黒鉛、熱硬化性樹脂粉末、カシューダスト等
が有効であり、場合によっては、難燃剤、紫外線防止
剤、酸化防止剤、滑剤等を適宜配合してもよい。
【0027】また、上記複合材料の成形収縮率のほか、
雰囲気の熱の影響等を受けないように、複合材料の線膨
張率を考慮するようになすことも必要に応じて望まし
い。
【0028】図5および図6は本発明による空気流量制
御装置の他の実施の形態を示すものであって、他方側
(下側)内周兼バルブ面成形型7の構造について、可動
の芯部型7Aとそのまわりの固定の周辺型7Bとに分割
した場合を示している。
【0029】このようにすれば、可動の芯部型7Aを適
宜矢印B方向に調整することによって、スロットルバル
ブ56の厚さを変えることができるようになり、例え
ば、強度の小さい複合材料を使用する場合にはスロット
ルバルブ56の板厚を増大するなどの適切な対応をとる
ことができるようになる。
【0030】
【発明の効果】本発明による空気流量制御装置の成形型
では、請求項1に記載しているように、樹脂をマトリッ
クスとする複合材料により成形されかつ空気流通路を形
成したスロットルボディと、前記スロットルボディを貫
通する状態でスロットルボディに回動可能に支持された
スロットルシャフトと、樹脂をマトリックスとする複合
材料により成形されかつ前記スロットルシャフトに固定
されてスロットルボディ内で回動して空気流通路を開閉
するスロットルバルブをそなえた空気流量制御装置を成
形するための成形型であって、前記スロットルシャフト
の支持部分を含むスロットルボディの外周側を成形する
外周成形型と、前記スロットルボディの内周側のうちス
ロットルシャフトから一方側の内周部分とスロットルバ
ルブの一方側のバルブ面を成形する一方側内周兼バルブ
面成形型と、前記スロットルボディの内周側のうちスロ
ットルシャフトから他方側の内周部分とスロットルバル
ブの他方側のバルブ面を成形する他方側内周兼バルブ面
成形型をそなえ、前記一方側内周兼バルブ面成形型と他
方側内周兼バルブ面成形型とを各々の外周部分で間隔L
だけ接触した状態として、前記外周成形型と内周兼バル
ブ面成形型とで形成されるスロットルボディ成形空間
と、前記一方側内周兼バルブ面成形型と他方側内周兼バ
ルブ面成形型とで形成されるスロットルバルブ成形空間
とを間隔Lだけ離した構成としたから、スロットルボデ
ィの内周壁にスロットルバルブの外周端が喰い込んだり
溶着したりして、スロットルボディ内でのスロットルバ
ルブの回動が円滑でなくなる不具合を防止することが可
能であり、複合材料の選定によってスロットルバルブ全
閉時におけるクリアランスを小さな状態からある程度大
きな状態(クリアランスが大きい設定とするものの場
合)まで適宜に選定することが可能であるという著しく
優れた効果がもたらされる。
【0031】そして、請求項2に記載しているように、
内周兼バルブ面成形型を周辺型と芯部型とに分割して芯
部型を可動のものとすることによって、芯部型の移動量
によりスロットルバルブの厚さを任意に設定することが
可能であり、スロットルバルブに求められる必要強度に
対し材料強度の異なる別の樹脂材料に変えた場合でも、
必要強度に見合う適切な板厚とすることで対応すること
ができるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0032】本発明による空気流量制御装置の成形方法
では、請求項3に記載しているように、請求項1または
2に記載の成形型を用い、スロットルボディ成形空間へ
の樹脂注入とスロットルバルブ成形空間への樹脂注入を
同時に行うようになすことによって、2工程の樹脂注入
とする場合に比べてサイクルタイムを短かくすることが
可能であり、効率のよい生産を行うことが可能であると
いう著しく優れた効果がもたらされる。
【0033】同じく、本発明に係わる空気流量制御装置
の成形方法では、請求項4に記載しているように、請求
項1または2に記載の成形型を用い、スロットルバルブ
成形空間に注入する樹脂として、スロットルボディ成形
空間に注入する樹脂よりも成形収縮率の小さいものを用
いて成形収縮後におけるスロットルボディ内周側とスロ
ットルバルブ外周側との間のクリアランスをバルブボデ
ィ成形空間とスロットルバルブ成形空間との間隔Lより
も小さいクリアランスとするようになすことによって、
スロットルボディ内でのスロットルバルブの円滑な回動
を確保したうえで、成形後にはスロットルバルブ全閉時
における空気漏れ量を少ないものにすることが可能であ
るという著しく優れた効果がもたらされる。
【0034】同じく、本発明に係わる空気流量制御装置
置の成形方法では、請求項5に記載しているように、請
求項2に記載の成形型を用い、可動とした芯部型により
スロットルバルブの厚さを適宜の厚さに設定するように
なすことによって、芯部型の移動量によりスロットルバ
ルブの厚さを任意に設定することが可能であるという著
しく優れた効果がもたらされる。
【0035】また、本発明に係わる空気流量制御装置で
は、請求項6に記載しているように、樹脂をマトリック
スとする複合材料により成形されかつ空気流通路を形成
したスロットルボディと、前記スロットルボディを貫通
する状態でスロットルボディに回動可能に支持されたス
ロットルシャフトと、樹脂をマトリックスとする複合材
料により成形されかつ前記スロットルシャフトに固定さ
れてスロットルボディ内で回動して空気流通路を開閉す
るスロットルバルブをそなえた空気流量制御装置におい
て、スロットルバルブを成形する複合材料のバルブ面方
向における成形収縮率が、スロットルボディを成形する
複合材料の前記バルブ全閉時のバルブ面方向における成
形収縮率と等しいかそれより小さい複合材料により成形
されたものとしたから、スロットルボディの内周壁にス
ロットルバルブの外周端が喰い込んだり溶着したりして
スロットルボディ内でスロットルバルブの回動が円滑で
なくなる不具合を防止したうえで、スロットルボディの
内周壁とスロットルバルブの外周端との間のクリアラン
スを小さなものにしてスロットルバルブ全閉時における
空気の漏れ量を少ないものにすることが可能であるとい
う著しく優れた効果がもたらされる。
【0036】
【実施例】次に、本発明の実施例を比較例と共に詳細に
説明するが、本発明はこのような実施例のみに限定され
ないことはいうまでもない。
【0037】この実施例および比較例では、下記に示す
材料を用いてスロットルボディ53およびスロットルバ
ルブ56を一体化した空気流量制御装置51を成形し
て、空気流量の評価を行った。
【0038】・ポリエーテルイミド[PEI](日本ジ
ーイープラスチックス(株)製、商品名「ウルテム 2
100,2300,3452」 ・ポリフェニレンサルファイド[PPS](日本ジーイ
ープラスチックス(株)製、商品名「スーペック G3
03」 ・ポリカーボネート[PC](日本ジーイープラスチッ
クス(株)製、商品名「レキサン 3413」 ・ポリフェニレンオキサイド[変性PPO](日本ジー
イープラスチックス(株)製、商品名「ノリル APS
430」 ・ポリブチレンテレフタレート[PBT](日本ジーイ
ープラスチックス(株)製、商品名「バロクス 420
M」 そして、空気漏れ量の評価に際しては、スロットルボデ
ィ53およびスロットルバルブ56が一体となった成形
品(空気流量制御装置51)に、リターンスプリング,
アクセルドラム等を取り付けて実際の使用に対応した空
気流量制御装置とした後、スロットルバルブ56を全閉
状態とし、フランジ側より500mmHgの負圧を加え
たときの空気の漏れ量(リットル/分)を測定した。
【0039】これらの結果を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】なお、表1の備考*1のバルブ形状におい
ては、図3に示す成形型を用いたものをタイプAとし、
図4に示す成形型を用いたものをタイプBとし、成形型
7をコアバックしないでバルブ最大厚さを3mmとした
もの(初期値としたもの)をタイプCとし、成形型7を
コアバックしてバルブ最大厚さを4mmとしたものをタ
イプDとした。
【0042】また、表1の備考*2の成形型耐久性にお
いては、100ショット成形した時点での成形型のつぶ
れを確認した。
【0043】さらに、表1の備考*3の成形型タイプに
おいて、Iは可動側コアである成形型7が分割していな
いタイプのものであり、IIは可動側コアである成形型
7が分割しているタイプのものである。
【0044】さらにまた、表1の備考*4の成形方法に
ついて、Iはスロットルボディ53とスロットルバルブ
56の射出タイミングをずらしているものであり、II
はスロットルボディ53とスロットルバルブ56を同時
に射出成形したものである。
【0045】この結果、比較例1の場合には、成形型7
の先端部分の間隔Lが小さすぎるため、成形型7にへた
りを生じることから、表1の*5に示すように、漏れ量
の安定した製品を得ることができなかった。
【0046】また、比較例2の場合には、成形型7の先
端部分の間隔Lが大きすぎるため、スロットルバルブ全
閉時の漏れ量が多すぎて(*6では6000リットル/
分以下を基準とした)、好ましくないものであった。
【0047】これに対して、実施例1〜5の空気流量制
御装置では、安定したものとなっており、漏れ量を少な
いものにできたことが認められた。
【0048】次に、マトリックス樹脂中における繊維の
配向方向を考慮して、スロットルボディ成形用複合材料
とスロットルバルブ成形用複合材料のそれぞれの成形収
縮率を変えて実施したところ、表2に示す結果であっ
た。
【0049】
【表2】
【0050】表2に示すように、スロットルボディ成形
用複合材料のスロットルバルブ全閉時でのバルブ面方向
における成形収縮率が、スロットルバルブ成形用複合材
料のバルブ面方向における成形収縮率よりも大きいほう
が、スロットルバルブ全閉時での漏れ量がより少ない空
気流量制御装置となることが認められた。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す空気流量制御装置
の成形型の縦断面説明図である。
【図2】図1の成形型の横断面説明図である。
【図3】図1の成形型のスロットルボディ成形空間とス
ロットルバルブ成形空間の部分の拡大断面説明図であ
る。
【図4】スロットルボディ成形空間とスロットルバルブ
成形空間の部分の他の実施の形態による拡大断面説明図
である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す空気流量制御装
置の成形型の横断面説明図である。
【図6】図6の成形型において可動の芯部型を若干移動
させた後の状態を示す横断面説明図である。
【図7】空気流量制御装置(スロットルチャンバ)の構
造例を示す正面説明図である。
【図8】空気流量制御装置(スロットルチャンバ)の構
造例を示す平面説明図である。
【図9】スロットルボディとスロットルバルブを同一の
成形型で射出成形するのに用いる従来の空気流量制御装
置の成形型の断面説明図である。
【図10】図9に示した成形型において下側内周兼バル
ブ面成形型を若干下方に移動させた後の状態を示す断面
説明図である。
【図11】スロットルボディ成形空間に樹脂を注入する
際のスロットルバルブ成形空間(ただし、形成途中)の
状態を示す断面説明図である。
【図12】スロットルバルブ成形空間に樹脂を注入した
後の状態を示す断面説明図である。
【図13】従来のスロットルボディとスロットルバルブ
の断面説明図である。
【符号の説明】
1 空気流量制御装置の成形型 2 スロットルシャフト 3(3a,3b,3c) 外周成形型 4 上部型 5 下部型 6 一方側(上側)内周兼バルブ面成形型 7 他方側(下側)内周兼バルブ面成形型 7A 内周兼バルブ面成形型の芯部型 7B 内周兼バルブ面成形型の周辺型 8 ボディ用樹脂注入路 9 バルブ用樹脂注入路 CB スロットルボディ成形空間 CV スロットルバルブ成形空間 L スロットルボディ成形空間とスロットルバルブ成形
空間とが離隔した間隔 51 空気流量制御装置 52 空気流通路 53 スロットルボディ 54 軸受 55 スロットルシャフト 56 スロットルバルブ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 9/10 F02D 9/10 H A F02M 35/10 101 F02M 35/10 101N // B29K 105:06 B29L 31:00 (72)発明者 沼 尾 康 弘 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 中 島 正 雄 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 半 田 浩 一 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3G065 CA00 HA06 HA12 HA21 4F202 AH16 AM25 CA11 CB01 CB11 CK06 CK25 CK42 4F206 AH16 AM25 JA07 JB11 JF05 JF23 JQ81 4F213 AH16 AM25 WA05 WA14 WA33 WA56 WB01 WB11 WC01 WF27 WK01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂をマトリックスとする複合材料によ
    り成形されかつ空気流通路を形成したスロットルボディ
    と、前記スロットルボディを貫通する状態でスロットル
    ボディに回動可能に支持されたスロットルシャフトと、
    樹脂をマトリックスとする複合材料により成形されかつ
    前記スロットルシャフトに固定されてスロットルボディ
    内で回動して空気流通路を開閉するスロットルバルブを
    そなえた空気流量制御装置を成形するための成形型であ
    って、前記スロットルシャフトの支持部分を含むスロッ
    トルボディの外周側を成形する外周成形型と、前記スロ
    ットルボディの内周側のうちスロットルシャフトから一
    方側の内周部分とスロットルバルブの一方側のバルブ面
    を成形する一方側内周兼バルブ面成形型と、前記スロッ
    トルボディの内周側のうちスロットルシャフトから他方
    側の内周部分とスロットルバルブの他方側のバルブ面を
    成形する他方側内周兼バルブ面成形型をそなえ、前記一
    方側内周兼バルブ面成形型と他方側内周兼バルブ面成形
    型とを各々の外周部分で間隔Lだけ接触した状態とし
    て、前記外周成形型と内周兼バルブ面成形型とで形成さ
    れるスロットルボディ成形空間と、前記一方側内周兼バ
    ルブ面成形型と他方側内周兼バルブ面成形型とで形成さ
    れるスロットルバルブ成形空間とを間隔Lだけ離したこ
    とを特徴とする空気流量制御装置の成形型。
  2. 【請求項2】 内周兼バルブ面成形型を周辺型と芯部型
    とに分割して芯部型を可動としたことを特徴とする請求
    項1に記載の空気流量制御装置の成形型。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の成形型を用
    い、スロットルボディ成形空間への樹脂注入とスロット
    ルバルブ成形空間への樹脂注入を同時に行うことを特徴
    とする空気流量制御装置の成形方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の成形型を用
    い、スロットルバルブ成形空間に注入する樹脂として、
    スロットルボディ成形空間に注入する樹脂よりも成形収
    縮率の小さいものを用いて成形収縮後におけるスロット
    ルボディ内周側とスロットルバルブ外周側との間のクリ
    アランスをバルブボディ成形空間とスロットルバルブ成
    形空間との間隔Lよりも小さいクリアランスとすること
    を特徴とする空気流量制御装置の成形方法。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の成形型を用い、可動と
    した芯部型によりスロットルバルブの厚さを適宜の厚さ
    に設定することを特徴とする空気流量制御装置の成形方
    法。
  6. 【請求項6】 樹脂をマトリックスとする複合材料によ
    り成形されかつ空気流通路を形成したスロットルボディ
    と、前記スロットルボディを貫通する状態でスロットル
    ボディに回動可能に支持されたスロットルシャフトと、
    樹脂をマトリックスとする複合材料により成形されかつ
    前記スロットルシャフトに固定されてスロットルボディ
    内で回動して空気流通路を開閉するスロットルバルブを
    そなえた空気流量制御装置において、スロットルバルブ
    を成形する複合材料のバルブ面方向における成形収縮率
    が、スロットルボディを成形する複合材料の前記バルブ
    全閉時のバルブ面方向における成形収縮率と等しいかそ
    れより小さい複合材料により成形されたことを特徴とす
    る空気流量制御装置。
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