JP2000210840A - 機械加工振動判定方法及びその装置 - Google Patents

機械加工振動判定方法及びその装置

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JP2000210840A
JP2000210840A JP11014790A JP1479099A JP2000210840A JP 2000210840 A JP2000210840 A JP 2000210840A JP 11014790 A JP11014790 A JP 11014790A JP 1479099 A JP1479099 A JP 1479099A JP 2000210840 A JP2000210840 A JP 2000210840A
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acceleration
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signal
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Waka Yamamoto
和可 山本
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Amada Engineering Center Co Ltd
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q17/00Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools
    • B23Q17/09Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools for indicating or measuring cutting pressure or for determining cutting-tool condition, e.g. cutting ability, load on tool
    • B23Q17/0952Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools for indicating or measuring cutting pressure or for determining cutting-tool condition, e.g. cutting ability, load on tool during machining
    • B23Q17/0971Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools for indicating or measuring cutting pressure or for determining cutting-tool condition, e.g. cutting ability, load on tool during machining by measuring mechanical vibrations of parts of the machine
    • B23Q17/0976Detection or control of chatter

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加工物のびびり振動が自励振動か強制振動
かを自動的に判定することができる機械加工振動判定装
置を提供する。 【解決手段】 加速度ピックアップ6が検出した被加工
物4の振動に伴う加速度信号をチャージアンプ7でイン
ピーダンス変換し、アナログ信号処理部10へ入力す
る。アナログ信号処理部10は、加速度信号を積分器1
3、14で2回積分して変位信号を計算するとともに、
加速度信号と変位信号とをA/D変換してCPU11へ
出力する。CPU11は、加速度信号及び変位信号に基
づいて振動数を計算し、この振動数と予め記憶された工
具毎の加振周波数または工作機械からの情報による基準
周波数とによってびびり振動が強制振動か自励振動かを
判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械加工における
被加工物の振動が工具による強制振動か自励振動かを判
定する機械加工振動判定方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に工作機械における切削加工におい
ては、被加工物又は工具が回転され、工具の刃先が被加
工物に当接しながら被加工物の不要部分を切削してい
る。特に工具を回転させて被加工物を切削するタイプの
工作機械においては、工具の刃先が断続的に被加工物に
当接しながら被加工物を切削するので、被加工物及び工
具に加わる力も断続的となる。このため、被加工物また
は工具にびびり振動が発生することがある。びびり振動
が発生すると、工具の寿命が短くなったり、仕上面にび
びり特有の切削深さの変動が生じたりするのみならず、
びびり振動の振幅が一定レベルを超えると、加工の継続
が危険となる。
【0003】さらに被加工物のびびり振動は、工具の加
振力の周波数で被加工物が共振する強制びびりと、加振
力の周波数とは異なる周波数で振動する自励びびりとに
分類される。そして、強制びびりを抑制する処置と、自
励びびりを抑制する処置とは通常正反対の処置となるも
のである。
【0004】例えば強制びびりに対する処置としては、
工作機械の主軸回転速度を10〜20%ダウンさせた
り、送り速度を10〜20%アップさせて対応する。ま
た自励びびりに対する処置としては、工作機械の主軸回
転速度を10〜20%アップさせたり、送り速度を10
〜20%ダウンさせて対応する。
【0005】以下、びびり振動を生じる工作機械とし
て、フライス装置を例に説明する。一般にフライス装置
は、フライスをヘッドに取付け、このフライスを回転さ
せながら被加工物の面を加工するものである。
【0006】まずオペレータは、治具によって被加工物
をテーブルに固定し、次に、オペレータはフライス装置
のNC操作ペンダントを操作して、主軸回転速度、送り
速度等を設定した後にフライス加工をスタートさせる。
【0007】このフライス加工中においては、被加工物
はヘッドの回転、装置の移動及び治具等の振動によって
常に振動しており、主軸回転速度、送り速度等の調整が
最適な値に調整されない場合は、ひどいびびりが生じ
る。
【0008】このため、オペレータは、被加工物の加工
面を観察しながら、この面におけるびびり振動障害を極
力小さくするように、NC操作ペンダントに設けられた
主軸オーバライドボタン、送りオーバライドボタン等を
経験値に基づいて操作し、予め設定した主軸回転速度及
び送り速度をびびり振動の状況に応じて変更していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
フライス装置等で被加工物を加工する場合は、オペレー
タが加工面の状況を常に観察しながらNC操作ペンダン
トの主軸オーバライドボタン、送りオーバライドボタン
等を調整して加工面が最適な仕上がりになるように、び
びり振動の状況に応じて最適なヘッドの回転速度、送り
速度等を維持させなければならないので、加工中はオペ
レータを拘束してしまうという問題点があった。
【0010】また、従来の機械加工においては、オペレ
ータの経験に基づいてびびり振動に対する処置を行って
いたので、びびり振動の種類が強制振動か自励振動かの
判断ができない場合があり、例えば強制振動に対する処
置を行っても、振幅が低下しない場合には、自励振動に
対する処置を行う等の試行錯誤を行う場合があった。
【0011】このため、最適なびびり振動に対する処置
が完了するまでに時間を要したり、また最初の処置動作
が不適切であると、かえってびびり振動を増幅させると
いう問題点があった。また、経験的な調整値というのは
オペレータによっても相違するので、被加工物の加工面
における仕上がりも相違し、製品毎の仕上がりにばらつ
きが生じるという問題点があった。
【0012】以上の問題点に鑑み、本発明の目的は、機
械加工における被加工物の振動が強制振動か自励振動か
を自動的に判定することができる機械加工振動判定方法
及びその装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、工作機械により加工される被加工物の振動
の種類を判定する機械加工振動判定方法であって、被加
工物に加わる加速度を検出する加速度検出工程と、前記
検出された加速度に基づいて被加工物の変位を計算する
変位計算工程と、前記加速度及び前記変位に基づいて被
加工物の振動数を計算する振動数計算工程と、該振動数
に基づいて被加工物の振動が自励振動か強制振動かを判
定する判定工程と、を備えたことを要旨とする機械加工
振動判定方法である。
【0014】また本発明においては、前記変位計算工程
は、前記加速度を2回積分して得ることができる。また
本発明においては、前記判定工程は、予め記憶された工
具毎の加振周波数または前記工作機械からの情報による
基準周波数と前記被加工物の振動数とによって前記判定
を行うことができる。
【0015】また上記目的を達成するために本発明は、
工作機械により加工される被加工物の振動を判定する機
械加工振動判定装置であって、被加工物に加わる加速度
を示す加速度信号を入力する加速度信号入力手段と、前
記入力された加速度信号に基づいて被加工物の変位信号
を計算する変位信号計算手段と、前記加速度信号及び前
記変位信号に基づいて被加工物の振動数を計算する振動
数計算手段と、該振動数に基づいて被加工物の振動が自
励振動か強制振動かを判定する判定手段と、を備えたこ
とを要旨とする機械加工振動判定装置である。
【0016】また本発明においては、前記変位信号計算
手段は、前記加速度信号を積分して速度信号を得る第1
の積分器と、前記速度信号を積分して変位信号を得る第
2の積分器と、を備えることができる。また本発明にお
いては、前記判定手段は、予め記憶された工具毎の加振
周波数または前記工作機械からの情報による基準周波数
と前記被加工物の振動数とによって前記判定を行うこと
ができる。
【0017】
【作用】ここで、本発明が利用する被加工物の振動周波
数Zの計算方法について説明する。一般に、振動計測に
用いられる加速度ピックアップは、加速度に比例した電
気信号が得られるものである。加速度の単位gは、重力
の加速度(9.8m/S2)をもって1としたものであ
る。
【0018】この加速度ピックアップが周波数z(H
z)、片振幅xM (μm)の正弦波状振動(単振動)を
検出するものとすれば、振動による変位x、速度v、加
速度αはそれぞれ、
【数1】 x=xM sin(2πzt) …(1) v=(2πz)xM cos(2πzt) …(2) α=−(2πz)2 M sin(2πzt) …(3) となる。
【0019】ここで、最大加速度αM 〔g〕は、
【数2】αM =(2πz)2 M /(9.8×106 ) =4.03×10-62 M …(4) 式(4)となる。
【0020】従って、片振幅xM (μm)は、周波数z
(Hz)と最大加速度αM 〔g〕とを用いて、
【数3】 xM =αM ×106 /(z2 ×4.03) …(5) 式(5)と表すことができる。
【0021】式(5)より周波数zは、
【数4】 z=√{αM ×106 /(4.03×xM )}…(6) 式(6)となる。
【0022】本発明においては、被加工物に加わる加速
度を検出し、この加速度を2回積分して変位を計算し、
これら加速度及び変位のそれぞれの最大値を上記式
(6)に代入して被加工物の振動数を計算し、この被加
工物の振動数と工具または工作機械による加振周波数と
に基づいて、被加工物の振動が自励振動か強制振動かを
判定することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は本発明に係る機械加
工振動判定装置1を正面フライス装置に適用した機械加
工システムの構成図である。
【0024】図1に示すように、機械加工システムは、
機械加工振動判定装置1と、正面フライス装置2と、正
面フライス装置2の加工ヘッド3と、被加工物4(材料
とも呼ばれる)と、被加工物4を固定する治具5と、被
加工物4の振動による加速度を検出するための例えば圧
電素子を用いた加速度ピックアップ6と、加速度ピック
アップ6の検出信号のインピーダンスを変換するチャー
ジアンプ7とを備えて構成されている。
【0025】機械加工振動判定装置1は、加速度信号入
力端子51と、アナログ信号処理部10と、例えばマイ
クロプロセッサを利用したCPU11と、振動数計算ル
ーチン17及び振動判定ルーチン18を記憶したメモリ
12とを備えている。
【0026】アナログ信号処理部10は、加速度信号入
力端子51に入力される加速度信号を積分して速度信号
を出力する第1の積分器13、第1の積分器13の出力
である速度信号を積分して変位信号を出力する第2の積
分器14、加速度信号をアナログ/ディジタル変換する
A/D変換器15、変位信号をアナログ/ディジタル変
換するA/D変換器16を備えている。
【0027】加速度信号入力端子51は被加工物4に加
わる加速度を示す加速度信号を入力する加速度信号入力
手段であり、第1の積分器13及び第2の積分器14は
入力された加速度信号に基づいて被加工物の変位信号を
計算する変位信号計算手段であり、振動数計算ルーチン
17及びCPU11は加速度信号及び変位信号に基づい
て被加工物の振動数を計算する振動数計算手段であり、
振動判定ルーチン18及びCPU11は該振動数に基づ
いて被加工物の振動が自励振動か強制振動かを判定する
振動判定手段である。
【0028】図2は、アナログ信号処理部10の詳細な
構成を示す回路構成図である。アナログ信号処理部10
は、チャージアンプ7でインピーダンス変換された加速
度信号を入力して、この加速度信号を2回積分して変位
信号を得るとともに、加速度信号及び変位信号をそれぞ
れA/D変換して、ディジタル加速度信号及びディジタ
ル変位信号をCPU11に対して出力するものである。
【0029】このため、アナログ信号処理部10は、積
分器13、14、A/D変換器15、16を備えてい
る。積分器13はオペアンプOP1と、抵抗R1と、コ
ンデンサC1とからなり、積分器14はオペアンプOP
2と、抵抗R2と、コンデンサC2とからなる。A/D
変換器15は、バッファアンプOP7と、アナログスイ
ッチAS2と、ホールドコンデンサC4と、バッファア
ンプOP8と、アナログ/ディジタルコンバータ(以
下、ADCと略す)Q1とを備えている。A/D変換器
16は、バッファアンプOP3と、アナログスイッチA
S1と、ホールドコンデンサC3と、バッファアンプO
P5と、ADC−Q2とを備えている。
【0030】次に、図3のフローチャート及び図1の構
成図を参照して本発明の実施の形態の動作を説明する。
本発明の機械加工振動判定装置の動作は、大きく分けて
3ステージからなる。
【0031】第1のステージは、図3のステップS10
からステップS14までの加速度ピックアップ6による
加速度検出及びアナログ信号処理部10による処理であ
る。第2のステージは、振動数計算ルーチン17による
ステップS16からステップS22までの処理である。
第3のステージは、振動判定ルーチン18によるステッ
プS24からステップS32までの処理である。
【0032】まずステップS10において、被加工物4
に取り付けられた加速度ピックアップ6により被加工物
4の振動による加速度が加速度信号αとして検出され、
この加速度信号αは、チャージアンプ7によりインピー
ダンス変換されて、加速度信号入力端子51を介してア
ナログ信号処理部10へ入力される(ステップS1
0)。
【0033】次いで加速度信号入力端子51に入力され
た加速度信号αは、積分器13により積分されて速度信
号v=∫αdtが出力される(ステップS12)。速度
信号vはさらに積分器14により積分されて変位信号x
=∫vdtが出力される(ステップS14)。
【0034】これらアナログの加速度信号α及び変位信
号xは、それぞれCPU11からの周期的なサンプル/
ホールド指令及びA/D変換指令に従って、A/D変換
器15、16によりディジタル信号に変換されてCPU
11に入力される(ステップS16)。
【0035】次いでCPU11により図示しない最大値
計算プログラムにより、順次CPU11に入力する加速
度の最大値である最大加速度αM が計算(検索)され
(ステップS18)、また変位の最大値である最大振幅
M が計算(検索)される(ステップS20)。次い
で、最大加速度αM 及び最大振幅xM に基づいて被加工
物4の振動周波数Zが計算される(ステップS22)。
【0036】ここで、被加工物の振動周波数Zについて
説明する。振動計測に用いられる加速度ピックアップ
は、加速度に比例した電気信号が得られるものである。
加速度の単位gは、重力の加速度(9.8m/S2 )を
もって1としたものである。
【0037】図1の加速度ピックアップ6が周波数z
(Hz)、片振幅xM (μm)、最大加速度αM 〔g〕
の正弦波状振動(単振動)を行っているものとすれば、
作用の項で説明したように、周波数zは、片振幅x
M (μm)と最大加速度αM 〔g〕とを用いて、式
(6)により表されるので、図3のステップS22で
は、この式(6)を用いて、振動周波数zを計算する。
以上が振動周波数計算ルーチン17による第2ステージ
の処理である。
【0038】第3ステージでは、始めに加振周波数fを
計算する。加振周波数fは、単位時間に被加工物に当接
する刃の数であるので、
【数5】 f=Y×N/60 …(7) ただし、f:加振周波数(Hz) N:カッター回転数(r.p.m.) Y:刃数 式(7)となる。
【0039】ステップS24では、式(7)によって加
振周波数を計算するものとするが、この加振周波数は、
工具毎に予めメモり12に記憶さておいてもよいし、機
械加工振動判定装置が接続されるNC装置に設定された
加工プログラム情報から取り込むこともできる。
【0040】次いで、振動周波数zを加振周波数fで除
算し、商nを求める(ステップS26)。この商nが
1、2(2次高調波)、3(3次高調波)、…、の自然
数か、或いは自然数に近い場合、びびり振動は強制びび
り振動であると判定する(ステップS32)。この判定
基準は、例えば自然数の80%ないし120%の範囲に
入れば、自然数に近いと判定する。自然数から離れた値
である場合、自励びびり振動と判定する(ステップS3
0)。
【0041】これらの判定後、機械加工振動判定装置1
にオーバーライド機能を有するNC装置等が接続されて
いれば、判定結果をNC装置に送出し、自動的にオーバ
ーライド運転を行って加工条件を変更し、びびり振動に
対する処置を行ってもよい。
【0042】以上好ましい実施の形態について説明した
が、これは本発明を限定するものではない。例えば、実
施の形態では、アナログ加速度信号を第1の積分器で積
分してアナログ速度を計算し、さらにアナログ速度信号
を第2の積分器で積分してアナログ変位信号を計算し、
これらアナログ加速度信号とアナログ変位信号とをA/
D変換したが、最初にアナログ加速度信号をA/D変換
してディジタル加速度信号に対してディジタル・シグナ
ル・プロセッサ(DSP)等により積分操作を行った
後、被加工物の振動周波数を求めてもよい。
【0043】また本実施形態においては、正面フライス
装置に本発明を適用した例を説明したが、正面フライス
に限らず平フライス、側フライス、角フライス、エンド
ミル等の各種フライスは言うまでもなく、旋削等を行う
機械加工にも適用することができる。
【0044】さらに、本発明の機械加工振動判定装置を
オーバーライド機能を有するNC加工装置等に接続し
て、びびり振動が自励びびり振動か強制びびり振動かの
判定結果をNC加工装置に伝送することにより、伝送さ
れた判定結果を利用してオーバーライド運転を制御する
ことができるので、NC加工装置の無人運転化を行うこ
とができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、工
作機械により加工される被加工物の振動の種類を判定す
る機械加工振動判定方法であって、被加工物に加わる加
速度を検出する加速度検出工程と、この検出された加速
度に基づいて被加工物の変位を計算する変位計算工程
と、これら加速度及び変位に基づいて被加工物の振動数
を計算する振動数計算工程と、該振動数に基づいて被加
工物の振動が自励振動か強制振動かを判定する振動判定
工程と、を備えたことにより、被加工物のびびり振動が
自励振動か強制振動かを自動的に判定することができる
ので、熟練したオペレータでなくても振動抑制のための
適切な処置をとることができるという効果を奏する。
【0046】また本発明によれば、工作機械により加工
される被加工物の振動を判定する機械加工振動判定装置
であって、被加工物に加わる加速度を示す加速度信号を
入力する加速度信号入力手段と、この入力された加速度
信号に基づいて被加工物の変位信号を計算する変位信号
計算手段と、これら加速度信号及び変位信号に基づいて
被加工物の振動数を計算する振動数計算手段と、該振動
数に基づいて被加工物の振動が自励振動か強制振動かを
判定する振動判定手段と、を備えたことにより、被加工
物の振動状態が自励振動か強制振動かを正確に自動的に
判定することができるので、この判定に従って適切な振
動抑制処置を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る機械加工振動判定装置を正面フラ
イス装置に適用した実施の形態を説明するシステム構成
図である。
【図2】機械加工振動判定装置のアナログ信号処理部の
詳細を説明する回路構成図である。
【図3】本発明に係る機械加工振動判定装置の動作を説
明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 機械加工振動判定装置 2 正面フライス装置 3 加工ヘッド 4 被加工物 5 治具 6 加速度センサ 7 チャージアンプ 10 アナログ信号処理部 11 CPU 12 メモリ 13 積分器 14 積分器 15 A/D変換器 16 A/D変換器 17 振動数計算ルーチン 18 振動判定ルーチン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械により加工される被加工物の振
    動の種類を判定する機械加工振動判定方法であって、 被加工物に加わる加速度を検出する加速度検出工程と、 前記検出された加速度に基づいて被加工物の変位を計算
    する変位計算工程と、 前記加速度及び前記変位に基づいて被加工物の振動数を
    計算する振動数計算工程と、 該振動数に基づいて被加工物の振動が自励振動か強制振
    動かを判定する振動判定工程と、 を備えたことを特徴とする機械加工振動判定方法。
  2. 【請求項2】 前記変位計算工程は、前記加速度を2回
    積分して得ることを特徴とする請求項1記載の機械加工
    振動判定方法。
  3. 【請求項3】 前記振動判定工程は、予め記憶された工
    具毎の加振周波数または前記工作機械からの情報による
    基準周波数と前記被加工物の振動数とによって前記判定
    を行うことを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    機械加工振動判定方法。
  4. 【請求項4】 工作機械により加工される被加工物の振
    動を判定する機械加工振動判定装置であって、 被加工物に加わる加速度を示す加速度信号を入力する加
    速度信号入力手段と、 前記入力された加速度信号に基づいて被加工物の変位信
    号を計算する変位信号計算手段と、 前記加速度信号及び前記変位信号に基づいて被加工物の
    振動数を計算する振動数計算手段と、 該振動数に基づいて被加工物の振動が自励振動か強制振
    動かを判定する振動判定手段と、 を備えたことを特徴とする機械加工振動判定装置。
  5. 【請求項5】 前記変位信号計算手段は、 前記加速度信号を積分して速度信号を得る第1の積分器
    と、 前記速度信号を積分して変位信号を得る第2の積分器
    と、 を備えることを特徴とする請求項4記載の機械加工振動
    判定装置。
  6. 【請求項6】 前記判定手段は、予め記憶された工具毎
    の加振周波数または前記工作機械からの情報による基準
    周波数と前記被加工物の振動数とによって前記判定を行
    うことを特徴とする請求項4または請求項5記載の機械
    加工振動判定装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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