JPH05138499A - 加工状態検出方法 - Google Patents

加工状態検出方法

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JPH05138499A
JPH05138499A JP29685891A JP29685891A JPH05138499A JP H05138499 A JPH05138499 A JP H05138499A JP 29685891 A JP29685891 A JP 29685891A JP 29685891 A JP29685891 A JP 29685891A JP H05138499 A JPH05138499 A JP H05138499A
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JP
Japan
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grinding
effective value
vibration
workpiece
actual value
Prior art date
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Pending
Application number
JP29685891A
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English (en)
Inventor
Takeshi Horiuchi
毅 堀内
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Via Mechanics Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiko Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作機械の仕様通りの大きさの工作物の加工
ができ、工作物の支持剛性を維持することができる加工
状態の検出方法を提供すること。 【構成】予め振動成分の実効値と加工力との関係を求め
ておき、加工中に上記の実効値を演算して加工力を推定
する。そして、上記振動成分として、加工力に敏感な周
波数あるいは加工装置の固有振動数を選定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加工力をモニタするた
めの、加工状態検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】加工時の加工力が検出できれば工作機械
の負荷状態がわかり、加工精度の管理などに極めて有用
である。そこで、加工力を検出するのに、力センサを備
えた力検出装置を工作機械のテーブル上に設置し、この
力検出装置上に工作物を固定して加工を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、工作機
械のテーブル上に力検出装置を設置すると、加工できる
工作物の大きさが制限されたり、工作物の支持剛性が低
下するなどの問題がある。本発明の目的は、上記した課
題を解決し、工作機械の仕様通りの大きさの工作物の加
工ができ、工作物の支持剛性を維持することができる加
工状態の検出方法を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、予め振
動成分の実効値と加工力との関係を求めておき、加工中
に上記の実効値を演算して加工力を推定することにより
解決される。そして、上記振動成分として、加工力に敏
感な周波数あるいは加工装置の固有振動数を選定するに
ことよりより効果的に解決される。
【0005】
【作用】加工中に振動を測定し、振動成分の実効値を演
算する。予め振動成分の実効値と加工力とは対応させて
あるから、演算された上記実効値から加工力が推定でき
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明を工作機械の一つである角テー
ブル型横軸平面研削盤(以下、研削盤と呼ぶ)に適用し
た場合を例にとり説明する。図1は研削盤の構成を示す
側面図である。同図において1はベッド。2はコラム。
3は砥石軸頭で、コラム2に図において上下方向に摺動
自在に保持されている。4は研削砥石で、砥石軸頭3に
回転自在に保持された砥石軸5の先端に取り付けられて
いる。6はテーブルで、ベッド1に図において紙面に垂
直な方向に摺動自在に保持され、図示しない油圧シリン
ダにより駆動される。7はチャックで、テーブル6に取
り付けられている。8は工作物。9は砥石軸頭上に取り
付けた加速度ピックアップで、研削盤の振動(以下、研
削振動と呼ぶ)として法線方向の加速度を測定するため
のものである。10は制御装置で、振動成分の実効値を
演算する演算回路と比較回路とを備えている。11は記
憶装置で、振動成分の実効値と加工力との関係を予め記
載したデ−タテ−ブルを記憶させてある。図2は上記し
た制御装置10における演算回路の一例を示すブロック
図で、加速度ピックアップ9で検出した研削振動のう
ち、特定周波数成分だけをフィルタ12により取り出し
てOPアンプ13で増幅し、ダイオードブリッジ14で
全波整流したものをCR回路15で積分して、刻々と変
化する実効値(以下、これを研削振動の実効値波形と呼
ぶ)として出力する。そして制御装置10は、比較回路
により演算した実効値と記憶装置11に記憶されている
デ−タテ−ブルのデ−タとを比較し、実効値に対応する
推定した加工力を出力する。
【0007】以下、実験例について述べる。図3は、切
込深さ5μm、工作物長さ300mm、テーブル送り速
度20m/minで研削加工したときの研削振動および
法線研削抵抗の測定例を示すものである。なお、法線研
削抵抗は、工作物を圧電型力センサを組み込んだ治具に
固定し、この治具を研削盤のテーブル上に固定して測定
した。また、同図における非研削時は、テーブルが方向
転換する時で、砥石は工作物から離れている。図4は、
上記研削振動を周波数分析した結果である。同図から明
らかなように、この研削盤では500Hz、1.2kHz
および1.7kHz付近に大きなピークが認められる。さ
らに、工作物長さおよびテーブル送り速度を同一として
切込深さだけを変え、すなわち、法線研削抵抗の大きさ
を変えて、同様に周波数分析を行った結果、この研削盤
では周波数成分のうち1.2kHz付近の成分が法線研削
抵抗と良く対応することがわかった。図5は、研削振動
の実効値波形を、法線研削抵抗と対応させて示したもの
である。なお、本実施例においては特定周波数成分とし
て図4の結果をもとに、1.2kHzとしている。この研
削振動の実効値波形には研削時と非研削時との差が明瞭
に表れており、1回の研削中での変化の様子も法線研削
抵抗の変化とかなり良く対応している。
【0008】以下、プランジ研削とトラバース研削のに
ついて説明する。 (1)プランジ研削の場合 図6はプランジ研削の場合について、法線研削抵抗と研
削振動の実効値との関係を整理して、両者の相関を確認
したものである。同図から、法線研削抵抗と研削振動の
実効値とは極めて相関が強く、直線関係にあると言って
よいことが分かる。なお、研削振動の実効値は加速度の
単位に代えて、図2の回路の出力(V)で表している。
また、1回の研削中に法線研削抵抗および研削振動の実
効値はある程度変化するため、1回の研削中の平均値と
してある。
【0009】(2)トラバース研削の場合 図7は、工作物の前端もしくは後端で切込みを与え、一
定ピッチのトラバース送りをかけながら数回もしくは十
数回の研削によりワーク全面を研削するトラバース研削
の工程を説明したものである。なお、説明の都合上個々
の研削にカット番号を付してある。図8は、それぞれの
カット番号における研削振動の実効値および法線研削抵
抗を求めて、推移を示したものである。同図から、法線
研削抵抗と研削振動の実効値とはかなり良く対応してい
ることが分かる。なお、工作物の前端(カット番号1)
および後端(カット番号13)では、工作物と砥石との
接触が部分的になっているため、研削抵抗の実効値およ
び法線研削抵抗は小さい。従って、加工時の加工力を推
定する場合、工作物の前端および後端近傍は無視しても
良い。
【0010】なお、上記した実施例では、使用した平面
研削盤の特定周波数を選定するのに法線研削抵抗の大き
さを変えて求めたが、一般に加工装置の固有振動数は加
工力に敏感な周波数としても良いから、特定周波数とし
て加工装置の固有振動数を用いても良い。また、制御装
置10に演算回路と比較回路とを設けるようにしたが、
加工装置がNC装置を備えたものである場合、制御装置
10には演算回路だけを設け、NC装置の記憶部にデ−
タテ−ブルを記憶させるとともに、演算した実効値とデ
−タテ−ブルのデ−タとを比較させて実効値に対応する
加工力を推定するようにしても良い。また、研削振動の
測定に加速度ピックアップを用いたが、速度型や変位型
であっても良いし、ピックアップの取り付け位置も法線
研削抵抗と同じ方向の振動が測定できれば砥石軸頭上以
外の場所でも良い。さらに、法線研削抵抗にだけでな
く、接線研削抵抗と同じ方向に振動ピックアップを取り
付ければ、接線研削抵抗のモニタができる。そして、本
発明は平面研削盤だけでなく、他の工作機械にも適用で
きることも言うまでもない。
【0011】
【発明の効果】本発明による加工状態検出方法によれ
ば、加工力を検出するのに工作機械のテーブル上に力検
出装置を配置する必要がない。従って、工作機械の仕様
通りの大きさの工作物の加工ができ、工作物の支持剛性
を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した角テーブル型横軸平面研削盤
の構成を示す側面図。
【図2】演算回路の一例を示すブロック図。
【図3】研削振動および法線研削抵抗の測定例。
【図4】研削振動の周波数分析結果。
【図5】研削振動の実効値波形と法線研削抵抗とを対応
させて示した図。
【図6】プランジ研削における法線研削抵抗と研削振動
の実効値との相関を示す図。
【図7】トラバース研削の工程を説明する図である。
【図8】1回のトラバース中の法線研削抵抗の推移を表
すグラフである。
【符号の説明】
9 :加速度ピックアップ 10 :制御装置 11 :記憶装置 12 :フィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め振動成分の実効値と加工力との関係を
    求めておき、加工中に上記の実効値を演算して加工力を
    推定することを特徴とする加工状態検出方法。
  2. 【請求項2】加工力に敏感な周波数を振動成分として選
    定することを特徴とする請求項1に記載の加工状態検出
    方法。
  3. 【請求項3】加工装置の固有振動数を振動成分として選
    定することを特徴とする請求項1に記載の加工状態検出
    方法。
JP29685891A 1991-11-13 1991-11-13 加工状態検出方法 Pending JPH05138499A (ja)

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JPH05138499A true JPH05138499A (ja) 1993-06-01

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ID=17839076

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07227758A (ja) * 1994-02-15 1995-08-29 Hitachi Seiko Ltd 平面研削盤の制御方法及びその装置
WO2013150905A1 (ja) * 2012-04-04 2013-10-10 株式会社日立製作所 切削加工システム及び方法
WO2020218227A1 (ja) * 2019-04-25 2020-10-29 オムロン株式会社 研削砥石の状態判定方法および研削加工装置

Cited By (4)

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WO2020218227A1 (ja) * 2019-04-25 2020-10-29 オムロン株式会社 研削砥石の状態判定方法および研削加工装置
JP2020179459A (ja) * 2019-04-25 2020-11-05 オムロン株式会社 研削砥石の状態判定方法および研削加工装置

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