JPH06238561A - 研削砥石のドレッシング時期決定方法 - Google Patents
研削砥石のドレッシング時期決定方法Info
- Publication number
- JPH06238561A JPH06238561A JP2311593A JP2311593A JPH06238561A JP H06238561 A JPH06238561 A JP H06238561A JP 2311593 A JP2311593 A JP 2311593A JP 2311593 A JP2311593 A JP 2311593A JP H06238561 A JPH06238561 A JP H06238561A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amplitude
- dressing
- spindle head
- frequency
- grinding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドレッシング時期の設定が容易で、かつ適切
なドレッシング時期を設定可能にすることによりドレッ
シング回数を減らし作業性を向上できる研削砥石のドレ
ッシング時期決定方法を提供すること。 【構成】 研削加工中のスピンドルヘッドの上下方向の
振動を測定し、測定値から周波数応答関数を求め、求め
た周波数応答関数のうちスピンドルヘッドの固有振動数
に対応する周波数の振幅の変化に応じてドレッシングす
る。
なドレッシング時期を設定可能にすることによりドレッ
シング回数を減らし作業性を向上できる研削砥石のドレ
ッシング時期決定方法を提供すること。 【構成】 研削加工中のスピンドルヘッドの上下方向の
振動を測定し、測定値から周波数応答関数を求め、求め
た周波数応答関数のうちスピンドルヘッドの固有振動数
に対応する周波数の振幅の変化に応じてドレッシングす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、研削砥石のドレッシン
グ時期決定方法に関する。
グ時期決定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、研削砥石のドレッシング時期は、
作業者が加工面に現われる模様や加工熱によって発生す
るいわゆる「やけ」を観察したり、研削音の変化を感知
することにより決定していた。しかし、上記決定には経
験が必要であったし、決定されたドレッシング時期も作
業者により異なっていた。◆一方、NC研削盤の中には
加工物の除去量を目安としたり、加工時に加工物または
研削砥石に加わる法線方向の研削抵抗Fnおよび接線方
向の研削抵抗Ftを測定し、FnとFtそれぞれの値や
両者の比の変化からドレッシング時期を設定するように
して、非熟練者でも作業できるようにしたものがある。
作業者が加工面に現われる模様や加工熱によって発生す
るいわゆる「やけ」を観察したり、研削音の変化を感知
することにより決定していた。しかし、上記決定には経
験が必要であったし、決定されたドレッシング時期も作
業者により異なっていた。◆一方、NC研削盤の中には
加工物の除去量を目安としたり、加工時に加工物または
研削砥石に加わる法線方向の研削抵抗Fnおよび接線方
向の研削抵抗Ftを測定し、FnとFtそれぞれの値や
両者の比の変化からドレッシング時期を設定するように
して、非熟練者でも作業できるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、加工物
の除去量からドレッシング時期を設定するためには、従
来と同様、作業者の経験を必要とするだけでなく、作業
者によってその時期が異なる。また、FnとFtにより
ドレッシング時期を設定する場合、FnとFtの両者を
正確に測定する必要があるが、その測定は容易ではな
い。また、重研削や難研削と研削砥石の摩耗との区別を
することも困難であった。◆本発明の目的は、上記した
課題を解決し、ドレッシング時期の設定が容易で、かつ
適切なドレッシング時期を設定可能にすることにより、
ドレッシング回数を減らし作業性を向上できる研削砥石
のドレッシング時期決定方法を提供するにある。
の除去量からドレッシング時期を設定するためには、従
来と同様、作業者の経験を必要とするだけでなく、作業
者によってその時期が異なる。また、FnとFtにより
ドレッシング時期を設定する場合、FnとFtの両者を
正確に測定する必要があるが、その測定は容易ではな
い。また、重研削や難研削と研削砥石の摩耗との区別を
することも困難であった。◆本発明の目的は、上記した
課題を解決し、ドレッシング時期の設定が容易で、かつ
適切なドレッシング時期を設定可能にすることにより、
ドレッシング回数を減らし作業性を向上できる研削砥石
のドレッシング時期決定方法を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、研削加
工中のスピンドルヘッドの上下方向の振動を測定し、測
定値から周波数応答関数を求め、求めた周波数応答関数
のうちスピンドルヘッドの固有振動数に対応する周波数
の振幅の変化に応じてドレッシングすることにより解決
される。
工中のスピンドルヘッドの上下方向の振動を測定し、測
定値から周波数応答関数を求め、求めた周波数応答関数
のうちスピンドルヘッドの固有振動数に対応する周波数
の振幅の変化に応じてドレッシングすることにより解決
される。
【0005】
【作用】研削砥石の摩耗によりスピンドルヘッドが振動
するとき、スピンドルヘッドの固有振動数に対応する周
波数の振幅が最も明瞭に変化する。そして上記スピンド
ルヘッドの固有振動数に対応する周波数の振幅と基準振
幅とを比較するから、ドレッシング時期を適切に決定で
きる。しかも、重研削や難研削の場合も同一の手順でド
レッシング時期を適切に決定できる。
するとき、スピンドルヘッドの固有振動数に対応する周
波数の振幅が最も明瞭に変化する。そして上記スピンド
ルヘッドの固有振動数に対応する周波数の振幅と基準振
幅とを比較するから、ドレッシング時期を適切に決定で
きる。しかも、重研削や難研削の場合も同一の手順でド
レッシング時期を適切に決定できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を角テーブル型横軸平面研削盤
(以下、研削盤と呼ぶ)に適用した場合を例にとり説明
する。◆図1は研削盤の構成を示す側面図である。同図
において1はベッド。2はコラムで、ベッド1に図にお
いて左右方向に摺動自在に保持され、図示しないモータ
により駆動される。3はスピンドルヘッドで、コラム2
に図において上下方向に摺動自在に保持され、図示しな
いモータにより駆動される。4は研削砥石で、スピンド
ルヘッド3に回転自在に保持された砥石軸5の先端に取
り付けられている。6はテーブルで、ベッド1に図にお
いて紙面に垂直の方向に摺動自在に保持され、図示しな
い油圧シリンダにより駆動される。7はチャックで、テ
ーブル6に取り付けられている。8は加工物。9はスピ
ンドルヘッド2上に取り付けた振動計で、研削盤の振動
(以下、研削振動と呼ぶ)として上下方向の変位を測定
する。10は増幅器。11はフーリエ変換器で、測定値
から周波数応答関数を演算する。12は制御装置で、内
部に比較回路とメモリとを備えている。13は警報装置
である。
(以下、研削盤と呼ぶ)に適用した場合を例にとり説明
する。◆図1は研削盤の構成を示す側面図である。同図
において1はベッド。2はコラムで、ベッド1に図にお
いて左右方向に摺動自在に保持され、図示しないモータ
により駆動される。3はスピンドルヘッドで、コラム2
に図において上下方向に摺動自在に保持され、図示しな
いモータにより駆動される。4は研削砥石で、スピンド
ルヘッド3に回転自在に保持された砥石軸5の先端に取
り付けられている。6はテーブルで、ベッド1に図にお
いて紙面に垂直の方向に摺動自在に保持され、図示しな
い油圧シリンダにより駆動される。7はチャックで、テ
ーブル6に取り付けられている。8は加工物。9はスピ
ンドルヘッド2上に取り付けた振動計で、研削盤の振動
(以下、研削振動と呼ぶ)として上下方向の変位を測定
する。10は増幅器。11はフーリエ変換器で、測定値
から周波数応答関数を演算する。12は制御装置で、内
部に比較回路とメモリとを備えている。13は警報装置
である。
【0007】以下、動作について説明する。◆研削加工
に入る前に、研削砥石をドレッシングする。そして、実
際の研削加工と同一の条件で試し研削を行ない、ドレッ
シング直後の振幅を求める。すなわち、振動計9により
スピンドルヘッド2の上下方向の研削振動を測定し、フ
ーリエ変換器11により周波数応答関数を求め、求めた
周波数応答関数のうちスピンドルヘッドの固有振動数に
対応する周波数の振幅を求める。次に、データテーブル
を参照し、データテーブルに記載された基準振幅と比較
する。そして、求めたドレッシング直後の振幅が基準振
幅よりも小さいことを確認したら、基準振幅と加工時に
許容できる振幅の許容値とを制御装置12に入力する。
なお、データテーブルには、通常研削だけでなく重研削
や難研削の場合のデータも記載されている。また、許容
値は絶対値または基準振幅に対する係数で、本実施例で
は係数である。◆研削加工中、振動計9によりスピンド
ルヘッド2の上下方向の研削振動を測定し、フーリエ変
換器11により周波数応答関数を求める。制御装置12
は求めた周波数応答関数のうちスピンドルヘッドの固有
振動数に対応する周波数の振幅と基準振幅とを比較し、
両者の比が予め記憶させてある許容値を超えたときには
警報装置13を動作させ、作業者にドレッシング時期で
あることを知らせる。◆なお、上記実施例では警報装置
13を設けたが、自動でドレッシング可能な装置を備え
ている場合には設ける必要がない。また、データテーブ
ルの基準振幅を用いる代りにドレッシング直後の振幅を
基準振幅として制御装置12に入力してもよい。さら
に、振動の測定に変位型の振動計を用いたが、速度型や
加速度ピックアップであってもよい。
に入る前に、研削砥石をドレッシングする。そして、実
際の研削加工と同一の条件で試し研削を行ない、ドレッ
シング直後の振幅を求める。すなわち、振動計9により
スピンドルヘッド2の上下方向の研削振動を測定し、フ
ーリエ変換器11により周波数応答関数を求め、求めた
周波数応答関数のうちスピンドルヘッドの固有振動数に
対応する周波数の振幅を求める。次に、データテーブル
を参照し、データテーブルに記載された基準振幅と比較
する。そして、求めたドレッシング直後の振幅が基準振
幅よりも小さいことを確認したら、基準振幅と加工時に
許容できる振幅の許容値とを制御装置12に入力する。
なお、データテーブルには、通常研削だけでなく重研削
や難研削の場合のデータも記載されている。また、許容
値は絶対値または基準振幅に対する係数で、本実施例で
は係数である。◆研削加工中、振動計9によりスピンド
ルヘッド2の上下方向の研削振動を測定し、フーリエ変
換器11により周波数応答関数を求める。制御装置12
は求めた周波数応答関数のうちスピンドルヘッドの固有
振動数に対応する周波数の振幅と基準振幅とを比較し、
両者の比が予め記憶させてある許容値を超えたときには
警報装置13を動作させ、作業者にドレッシング時期で
あることを知らせる。◆なお、上記実施例では警報装置
13を設けたが、自動でドレッシング可能な装置を備え
ている場合には設ける必要がない。また、データテーブ
ルの基準振幅を用いる代りにドレッシング直後の振幅を
基準振幅として制御装置12に入力してもよい。さら
に、振動の測定に変位型の振動計を用いたが、速度型や
加速度ピックアップであってもよい。
【0008】
【発明の効果】本発明による研削砥石のドレッシング時
期決定方法によれば、ドレッシング時期の設定が容易
で、かつ適切なドレッシング時期を設定することがで
き、ドレッシング回数を減らし作業性を向上させること
ができるという効果がある。
期決定方法によれば、ドレッシング時期の設定が容易
で、かつ適切なドレッシング時期を設定することがで
き、ドレッシング回数を減らし作業性を向上させること
ができるという効果がある。
【図1】本発明を適用した角テーブル型横軸平面研削盤
の構成を示す側面図。
の構成を示す側面図。
3 :スピンドルヘッド 4 :研削砥石 9 :振動計 11 :フーリエ変換器 12 :制御装置
Claims (1)
- 【請求項1】研削加工中のスピンドルヘッドの上下方向
の振動を測定し、測定値から周波数応答関数を求め、求
めた周波数応答関数のうちスピンドルヘッドの固有振動
数に対応する周波数の振幅の変化に応じてドレッシング
することを特徴とする研削砥石のドレッシング時期決定
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2311593A JPH06238561A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 研削砥石のドレッシング時期決定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2311593A JPH06238561A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 研削砥石のドレッシング時期決定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06238561A true JPH06238561A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12101492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2311593A Withdrawn JPH06238561A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 研削砥石のドレッシング時期決定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06238561A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002239900A (ja) * | 2000-10-06 | 2002-08-28 | Nagase Integrex Co Ltd | 砥石の駆動方法及びドレッシング方法並びにそれに用いる研削盤 |
JP2002307304A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-23 | Nagase Integrex Co Ltd | 砥石のドレッシング方法並びにそれに用いる研削盤 |
JP2020069638A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | 株式会社ノリタケカンパニーリミテド | ドレッシング面評価装置、ドレッシング装置、および、研削加工装置 |
CN114454042A (zh) * | 2022-03-19 | 2022-05-10 | 北京博鲁斯潘精密机床有限公司 | 一种航空发动机叶榫叶片磨削机床的砂轮自动修整机构 |
-
1993
- 1993-02-12 JP JP2311593A patent/JPH06238561A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002239900A (ja) * | 2000-10-06 | 2002-08-28 | Nagase Integrex Co Ltd | 砥石の駆動方法及びドレッシング方法並びにそれに用いる研削盤 |
JP2002307304A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-23 | Nagase Integrex Co Ltd | 砥石のドレッシング方法並びにそれに用いる研削盤 |
JP2020069638A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | 株式会社ノリタケカンパニーリミテド | ドレッシング面評価装置、ドレッシング装置、および、研削加工装置 |
CN114454042A (zh) * | 2022-03-19 | 2022-05-10 | 北京博鲁斯潘精密机床有限公司 | 一种航空发动机叶榫叶片磨削机床的砂轮自动修整机构 |
CN114454042B (zh) * | 2022-03-19 | 2022-11-18 | 北京博鲁斯潘精密机床有限公司 | 一种航空发动机叶榫叶片磨削机床的砂轮自动修整机构 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000509 |