JP2000210700A - 建設汚泥の再資源化方法 - Google Patents

建設汚泥の再資源化方法

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JP2000210700A
JP2000210700A JP1783399A JP1783399A JP2000210700A JP 2000210700 A JP2000210700 A JP 2000210700A JP 1783399 A JP1783399 A JP 1783399A JP 1783399 A JP1783399 A JP 1783399A JP 2000210700 A JP2000210700 A JP 2000210700A
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construction
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Yasuaki Narita
泰明 成田
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B18/00Use of agglomerated or waste materials or refuse as fillers for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of agglomerated or waste materials or refuse, specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
    • C04B18/02Agglomerated materials, e.g. artificial aggregates
    • C04B18/023Fired or melted materials
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設汚泥に所定の処理を施すことにより土木
・建設用の資材として利用可能な砂材や粉体が比較的安
価に得られる方法を提供する。 【解決手段】 主成分として酸化カルシウム(CaO)
と二酸化ケイ素(SiO 2 )と三酸化硫黄(SO3 )と
酸化アルミニウム(Al23 )とを含んでなる固化剤
を用いて建設汚泥を固化する。得られた固化物を所定期
間養生したのち、20mm以下の大きさに破砕する。次
に、得られた破砕物を所定温度で焼成して乾燥させたの
ち粉砕して大きさが5mm以下の砕砂とし、この砕砂から
砂と粉体とを選別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建設汚泥の再資源化
方法、すなわちベントナイト系の汚泥又は汚水を含んで
なる建設汚泥に所定の処理を施すことにより、砂やセメ
ント原料等の資源として再利用できるようにする技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】建設工事に伴って発生するベンナイト系
の汚水や高含水比の微細粒子泥状物などは、一般に建設
汚泥と総称される。建設汚泥は、そのままでは他工事の
盛土などに直接利用できない掘削土等であることから、
現状では一部が再利用される場合を除き、ほとんどが産
業廃棄物の「汚でい」として廃棄物処理場で処分されて
いる。
【0003】このような建設汚泥の処分に際し、通常は
処分量の減容化またはハンドリングの改善のための処理
が行われる。この種の処理方法として、従来、例えば特
開平6−134500号公報や特開平6−277698
号公報に記載されているように、汚泥に石灰系ないしセ
メント系の固化剤(以下、セメント系固化剤という)を
添加することにより、汚泥中の懸濁粒子を凝集・固化さ
せるものが知られている。
【0004】しかし、従来のセメント系固化剤により固
化された汚泥処理物は、石灰分を比較的多く含んでいる
ことから、その浸透水は一般に強いアルカリ性を示す。
これは、雨水などが汚泥処理物中に浸透した場合、浸透
水中にセメント分のCa+2、OH- などのイオンが溶出
するためであるが、このようなアルカリ性浸透水が外部
に流出すると、地下水汚染など周辺の環境汚染を引き起
こすおそれがある。
【0005】そこで、このような問題に対処するため、
本願の発明者は、所定の組成を有する固化剤を用いて建
設汚泥を固化し、得られた固化物を破砕することで、建
設汚泥を土木・建設用の資材ないし再生土としてリサイ
クルできる方法を提案した(特開平10−495号公報
および特開平10−244297号公報参照)。これに
よれば、建設汚泥の中の土粒子が互いに強固に結合され
て難溶性の固化物となるので、建設汚泥から無臭で且つ
有害物質の溶出しない土木・建設用資材ないし再生土を
得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記建
設汚泥のリサイクル方法においては、建設汚泥を固化
し、得られた固化物を所定期間養生した後に単に粉砕す
るだけであるため、埋戻し土や再生土として利用しうる
比較的粒度の大きな再生砕石は得られるものの、砂や粉
体といった粒度の小さな且つ調整された再生材料を得る
のは難しい。
【0007】また、従来においては、例えばコンクリー
トスラッジから砂等を回収する方法は提案されている
が、建設汚泥から砂等を比較的簡単に得る方法は見当た
らない。さらに、建設汚泥の固化物を原料とし、これを
1000℃以上の温度で焼成して人工砂を製造する方法
も提案されているが、焼成温度が1000℃以上と高い
ために処理コストが高くつくという問題がある。
【0008】建設汚泥となる前の掘削土中等には、粒度
の小さな砂がもともと含まれている。この種の砂は、再
生砕石に比べて利用価値が高く、例えばコンクリート用
の骨材として大きな需要があるにもかかわらず、近年に
おいては環境保全の観点からその採取場の確保が益々困
難となってきている。したがって、産業廃棄物である建
設汚泥から砂等の材料が得られるようにすれば、環境保
全に役立つだけでなく、資源の有効利用の点でも大きく
貢献できるはずである。
【0009】本発明は、このような観点からなされたも
ので、その目的は、建設汚泥を再資源化する方法とし
て、建設汚泥に所定の処理を施すことにより土木・建設
用の資材として利用可能な砂材や粉体が得られ、しかも
処理コストの安い方法を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベントナイト
系の汚泥又は汚水を含んでなる建設汚泥を再資源化する
方法において、少なくとも以下の〜の工程を含むこ
とを特徴とする。 主成分として酸化カルシウム(CaO)と二酸化ケ
イ素(SiO2 )と三酸化硫黄(SO3 )と酸化アルミ
ニウム(Al23 )とを含んでなる固化剤を用いて建
設汚泥を固化する工程(固化工程)、 得られた固化物を所定期間養生する工程(養生工
程)、 養生後の固化物を所定の大きさに破砕する工程(破
砕工程)、 得られた破砕物を所定温度で焼成して乾燥させる工
程(焼成乾燥工程)、 焼成乾燥後の破砕物を砂状に粉砕する工程(粉砕工
程)。
【0011】の養生工程における養生期間は、例えば
1〜2週間、好ましくは10日程度である。の破砕工
程では、固化物を、大きさが20mm以下、具体的には5
〜20mmとなるように破砕し、の焼成乾燥工程では、
得られた破砕物を、100〜300℃、具体的には約1
50℃の温度で焼成して乾燥させる。
【0012】の粉砕工程後には、得られた砂状の粉砕
物から、砂と粉体とを選別する工程を行う。選別された
砂は、例えばコンクリート用の細骨材もしくは砂材とし
て利用することができ、粉体は、例えばセメント原料と
して利用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明で用いる固化剤は、65〜
70重量%のCaOと、13〜16重量%のSiO2
と、7〜9重量%のSO3 と、4〜6重量%のAl2
3 と、1〜2重量%の強熱減量とを含有するものが好ま
しい。特に、67.7重量%のCaOと、14.4重量%の
SiO2 と、7.8重量%のSO3 と、4.8重量%のAl
23 と、1.2重量%の強熱減量と、その他の残余成分
とからなる固化剤を用いるのが良い。
【0014】固化剤を使用するに当たっては、当該固化
剤に対して重量比で1〜2%の高分子系固化助剤を併用
するのが好ましい。これは、固化剤の効果をより一層発
揮させることができるからである。具体的には、固化速
度が早くなる、粒状化された処理土が得られる、固化剤
の添加量を軽減することができる等の理由による。この
場合の高分子系固化助剤としては、ポリアクリルアミド
を主成分とし、これに天然植物性高分子(食品添加物に
認定されているもの)を必要量だけ添加してなる固化助
剤があげられる。
【0015】上記の破砕工程における破砕手段として
は、例えば複数の破砕用ロールを備えた解砕機(ロール
クラッシャ)を用いることができる。また、の焼成乾
燥工程における焼成手段としては、例えばロータリーキ
ルンなどの回転式燃焼炉を用いることができる。さら
に、の粉砕工程における粉砕手段としては、例えばケ
ージミル、ロールミル、ロッドミル、ボールミルなどの
粉砕機もしくは製砂機を用いることができる。の粉砕
工程後に砂状の粉砕物から砂と粉体とを選別する場合に
は、例えば風力もしくは気流を利用して被選別物をその
重量に応じて選別する風力選別装置もしくは分級機を用
いることができる。
【0016】
【作用】本発明において使用される固化剤は、CaO、
SiO2 、Al23 、SO3を主成分とするから、水
分を多量に含む建設汚泥に投入すると、セメントと同様
の下記〜のような水和反応を生じる。 2C3 S+6H2 O→3CaO・2SiO2 ・3H
2 O+3Ca(OH)2 2C2 S+4H2 O→3CaO・2SiO2 ・3H
2 O+ Ca(OH)23 A+3CaSO4 ・2H2 O→C3 A・3C
aSO4 ・32H2 O ここで、C3 S、C2 SおよびC3 Aは、よく知られて
いるように3CaO・SiO2 、2CaO・SiO2
よび3CaO・Al23 をそれぞれ示す化合物であ
る。
【0017】一般にセメントの水和反応は上記〜の
反応を主体とするが、本発明において使用される固化剤
では、これらと並行して更に下記およびの反応が進
行する。 3Ca(OH)2 +Al23 +3CaSO4 ・2
2 O+23H2 O→C3 A・3CaSO4 ・32H2
O 2Ca(OH)2 +Al23 +SiO2 +6H2
O→2CaO・Al23 ・SiO2 ・8H2
【0018】建設汚泥に固化剤を添加すると、上記、
のような反応で生成するCSHゲルやCa(OH)2
等によって土粒子相互が結合される。こうして結合した
土粒子は、またはの反応によって生成するエトリン
ガイトの針状の結晶により補強され、難溶性の水和物と
なって析出・硬化する。これにより、雨水などに曝され
てもCa+2、OH- などのイオンが溶出しない固形物
(汚泥処理物)が得られる。
【0019】このようにして得られた固化物は、例え
ば、所定の場所で養生される。この養生工程では、固化
物中に含まれている水分が、固化剤と建設汚泥との反応
により生ずる熱や自然乾燥により減少し、その結果、固
化直後には約70%であった固化物の含水率が養生後に
は20%以下となる。乾燥後の固化物は、所定の大きさ
(例えば5〜20mm)に破砕された後、ロータリーキル
ン等により所定温度、好ましくは約150℃で焼成乾燥
される。これにより、破砕物から残りの水分がほとんど
除去されて、焼成乾燥後には破砕物の含水率は1%以下
となる。この焼成乾燥工程では、従来のように破砕物を
1000℃以上の高温で焼成する必要がないので、その
分だけ処理コストを抑えることができる。
【0020】焼成乾燥後において、破砕物は例えばケー
ジミルのような粉砕機により砂状の粉砕物(具体的には
大きさが5mm以下の砕砂)となるように粉砕される。こ
うして得られた粉砕物、すなわち砂と粉体との混ざった
砕砂は、選別装置により粒度に応じて分級、選別され
る。これにより、例えばJISに規定されているような
所定の粒度分布を有する砂と、これよりも粒度の小さい
粉体とが得られる。得られた砂は、例えばコンクート用
の砂材として利用することができ、粉体は、例えばセメ
ント原料として利用することができる。
【0021】
【実施例】(1) 固化工程 本実施例では、まず表1に示す固化剤Xを用いて建設汚
泥を固化した。表1中の「%」は、重量%を示す(以下
同じく、「%」は重量%を示す)。
【0022】
【表1】
【0023】建設汚泥としては、脱水後の含水率が67
%のベントナイト汚泥(以下、汚泥)と、粒径が10mm
以下の建設残土(以下、残土)と、粒径が10〜15mm
のクラッシャーランとを、例えば汚泥:残土:クラッシ
ャーラン=15:35:50(重量比)の割合で配合し
たものを使用した。この場合に用いた残土の粒度分布状
況は、2mm未満のものが53.15重量%、2mm以上で5
mm未満のものが29.47重量%、5mm以上で10mm未満
のものが17.38重量%であった。建設汚泥に対する固
化剤Xの配合比は9%とした。固化物となった直後の含
水率は約70%であった。
【0024】(2) 養生工程と破砕工程 (1)で得た固化物を固化物置き場に移し、そこで一定
期間(ここでは10日間)養生させた。養生後の固化物
の含水率は、約20%であった。次いで、この養生後の
固化物を解砕機に投入して、5〜20mmの大きさとなる
ように破砕した。
【0025】(3) 焼成工程 (2)で得た破砕物を、ロータリーキルンで所定時間焼
成して乾燥させた。使用したロータリキルンは、内径が
1600mm、長さが9m、キルン内温度が約150℃、
回転速度が10rpmのものである。キルンの一端から
送入された被焼成物(この場合は、上記破砕物)がキル
ンの他端から取り出されるまでの時間(保持時間)は、
約3分である。焼成乾燥後に破砕物の含水率を測定した
ところ、含水率は1%以下であった。
【0026】(4) 粉砕工程 (3)で得た焼成後の破砕物を、大きさが5mm以下の砕
砂となるようにケージ型のミルで粉砕した。使用したケ
ージ型のミルは、株式会社セラ・テック製のサンドクリ
エーターミル(商品名)である。
【0027】(5) 選別工程 (4)で得た砕砂(粉砕物)を、風力選別装置により粒
度に応じて分級して砂(分級後砕砂)と粉体(集塵後砕
砂)とに選別した。この場合の粉体は、風力選別装置に
備えられた集塵装置で捕集した。使用した風力選別装置
は、株式会社セラ・テック製のサンドクリエートセパレ
ータ(商品名)である。なお、砕砂中に含まれていた又
は選別中に発生した大きさが0.075mm以下の不要なダ
スト(いわゆる−0.075mm)は、風力選別装置に備え
られたフィルターで捕集した。
【0028】(6) 評価 (5)で得た砂(分級後砕砂)と粉体(集塵後砕砂)の
それぞれについて、JIS A5004に規定するふる
い分け試験を行って、それらの粒度分布を測定した。測
定結果を表2および図1に示す。比較のため、図1に
は、JIS A5004に規定されているコンクリート
用砕砂の粒度分布を併記した。図中の(ア)と(イ)の
両線は、本発明で得られた砂(分級後砕砂)と粉体(集
塵後砕砂)をそれぞれ示し、(ウ)と(エ)の両線は、
JIS A5004に規定されているコンクリート用砕
砂の粒度の限界値を示す。図1において、砕石の粒度分
布が(ウ)および(エ)の両線の間にあれば、JISで
規定されたコンクリート用砕砂の粒度分布条件を満たし
ていることになる。なお、表2中の「フルイ寸法」と
は、ふるいの呼び寸法(ふるい目寸法)を意味し、その
単位はmmである。また、「FM」は、いわゆる粗粒率
(Finess Modulus)を意味する。
【0029】
【表2】
【0030】表2および図1から、本発明によれば、J
ISに規定されているコンクリート用砕砂の粒度分布条
件を満たした砂と、大きさ(粒径)が0.075〜0.15
の粉体とが得られることが分かる。得られた砂は、例え
ばコンクート用の砂材として利用することができ、粉体
は、例えばセメント原料として利用することができる。
【0031】なお、以上の実施例では、建設汚泥とし
て、汚泥:残土:クラッシャーラン=15:35:50
(重量比)の割合で配合したものを使用したが、これは
一例にすぎず、前記配合の建設汚泥に限られるものでな
いことは言うまでもない。例えば、汚泥:残土:クラッ
シャーラン=25:25:50(重量比)の配合比のも
のでもよい。また、上記実施例に記載した固化剤の成分
や建設汚泥への添加量も一例にすぎないことは勿論であ
る。特に、建設汚泥への固化剤の添加量は、建設汚泥の
種類に応じて適宜決定することができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、建設汚
泥を、汚泥の臭いがせず且つ有害物質等が流出しない固
化物としたうえで、その破砕物を比較的低温度で焼成乾
燥したのち粉砕することで、コンクリート用の砂材とし
て利用可能な砂と、セメント原料として利用可能な粉体
とを得ることができる。しかも、本発明では、固化物を
破砕してなる破砕物を、従来のように1000℃以上の
高温で焼成する必要がなく、100〜300℃、好まし
くは約150℃の温度で焼成乾燥させれば良いので、そ
れだけ燃料コスト等の処理コストを低減することができ
る。こうして、本発明によれば、従来そのまま廃棄処分
されていた建設汚泥を従来よりも安価な方法で再資源化
することができ、再資源化された砂等は、天然砂等に代
わる有用な土木・建設用の資材として再利用することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で得られた砕砂の粒度分布を、
JISのA5004で規定されたコンクリート用砕砂の
粒度範囲とともに示す図表である。
【符号の説明】
(ア) 本発明実施例で得られた砂(分級後砕砂) (イ) 本発明実施例で得られた粉体(集塵後砕砂) (ウ)・(エ) JIS(A5004)で規定されたコ
ンクリート用砕砂

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベントナイト系の汚泥又は汚水を含んで
    なる建設汚泥を再資源化する方法であって、 主成分として酸化カルシウム(CaO)と二酸化ケイ素
    (SiO2 )と三酸化硫黄(SO3 )と酸化アルミニウ
    ム(Al23 )とを含んでなる固化剤を用いて建設汚
    泥を固化する工程と、 得られた固化物を所定期間養生する工程と、 養生後の固化物を所定の大きさに破砕する工程と、 得られた破砕物を所定温度で焼成して乾燥させる工程
    と、 焼成乾燥後の破砕物を砂状に粉砕する工程とを含むこと
    を特徴とする建設汚泥の再資源化方法。
  2. 【請求項2】 ベントナイト系の汚泥又は汚水を含んで
    なる建設汚泥を再資源化する方法であって、 主成分として酸化カルシウム(CaO)と二酸化ケイ素
    (SiO2 )と三酸化硫黄(SO3 )と酸化アルミニウ
    ム(Al23 )とを含んでなる固化剤を用いて建設汚
    泥を固化する工程と、 得られた固化物を所定期間養生する工程と、 養生後の固化物を、大きさが20mm以下となるように破
    砕する工程と、 得られた破砕物を、100〜300℃の温度で焼成して
    乾燥させる工程と、 焼成乾燥後の破砕物を、大きさが5mm以下の砕砂となる
    ように粉砕する工程とを含むことを特徴とする建設汚泥
    の再資源化方法。
  3. 【請求項3】 ベントナイト系の汚泥又は汚水を含んで
    なる建設汚泥を再資源化する方法であって、 主成分として酸化カルシウム(CaO)と二酸化ケイ素
    (SiO2 )と三酸化硫黄(SO3 )と酸化アルミニウ
    ム(Al23 )とを含んでなる固化剤を用いて建設汚
    泥を固化する工程と、 得られた固化物を所定期間養生する工程と、 養生後の固化物を、大きさが5〜20mmとなるように破
    砕する工程と、 得られた破砕物を、約150℃の温度で焼成して乾燥さ
    せる工程と、 焼成乾燥後の破砕物を、大きさが5mm以下の砕砂となる
    ように粉砕する工程とを含むことを特徴とする建設汚泥
    の再資源化方法。
  4. 【請求項4】 焼成乾燥後の破砕物を、大きさが5mm以
    下の砕砂となるように粉砕したのち、得られた砕砂から
    砂と粉体とを選別する、請求項2または3記載の建設汚
    泥の再資源化方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010131501A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Nihonkai Gijutsu Consultants:Kk 汚泥造粒品の焼成方法及びその使用方法
JP2017013007A (ja) * 2015-07-01 2017-01-19 国立大学法人横浜国立大学 粘性土の改質処理方法および造粒固化方法
CN110902984A (zh) * 2019-12-05 2020-03-24 河北诚润环保工程有限公司 一种可用于污泥处理的固化剂及其应用

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