JP2000209181A - Ofdmエンコ―ド装置、エンコ―ダ及びofdmデ―タ符号化方法 - Google Patents

Ofdmエンコ―ド装置、エンコ―ダ及びofdmデ―タ符号化方法

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JP2000209181A
JP2000209181A JP11007791A JP779199A JP2000209181A JP 2000209181 A JP2000209181 A JP 2000209181A JP 11007791 A JP11007791 A JP 11007791A JP 779199 A JP779199 A JP 779199A JP 2000209181 A JP2000209181 A JP 2000209181A
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transmission frame
ofdm
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Yukio Matsushima
幸雄 松島
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準帯域幅と異なる帯域幅のOFDMによる
データの送信において、受信側での復号を容易にする。 【解決手段】 送信フレーム作成部14は、オーディオ
信号符号化部20と多重情報データ符号化部21とが作
成した符号系列により送信フレームを作成し、クロック
信号生成部10が生成したクロック信号により規定され
るタイミングでメモリ14aに格納する。送信フレーム
作成部14は、メモリ14aに格納した符号系列をクロ
ック選択部12が出力するクロック信号により規定され
るタイミングで読み出してビットレートを調整する。送
信フレーム作成部14は、24msの論理フレームを単
位として構成される送信フレームを作成して受信側での
復号を容易にする。OFDM信号変調部15は、送信フ
レームを構成する符号系列により複数のキャリアを変調
して重畳し、IF信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、OFDM(Orth
ogonal Frequency Division Multiplex)により情報を
伝送するためのOFDMエンコード装置にかかり、特
に、基準となる帯域幅と異なった帯域幅のOFDMによ
り情報を伝送するためのOFDMエンコード装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタル放送のための技術として、I
TU−R(International Telecommunication Union-Ra
diocommunication sector)のBS.1114 Syst
emAで規格化されているDAB(Digital Audio Broa
dcasting)がある。このDABでは、伝送方式としてO
FDM(Orthogonal Frequency DivisionMultiplex)を
採用し、図5に示すような4つの送信モードを規定して
おり、送信モードによってキャリア数やフレーム長が異
なっている。また、DABでは、24msを単位とし
て、これを論理フレームとして規定している。
【0003】図4(A)は、送信モードIVに従った送信
フレームを示す。図示するように、この送信フレーム
は、フレーム長が48msで、FIC(Fast Informati
on Channel)データ部FIC(1),FIC(2)と、
CIF(Common Interleaved Frame)データ部CIF
(1),CIF(2)とから構成されている。ここで、
送受信されるオーディオ信号等のサービスデータは、M
PEG(Moving Picture Experts Group)方式で圧縮さ
れてMPEGデータ部M(1),M(2)に含まれてい
る。
【0004】一方、基準となる帯域幅(基準帯域幅)と
異なる帯域幅のOFDMにより情報を伝送するためのO
FDMエンコード装置として、図3に示すようなものが
提案されている。
【0005】このOFDMエンコード装置200は、帯
域幅を基準帯域幅とその1/2としたOFDMによりサ
ービスデータ(オーディオ信号等)を多重化して伝送す
るための符号化を行う装置である。OFDMエンコード
装置200は、図3に示すように、クロック信号生成部
201と、1/2分周部202と、連動するスイッチ2
03a,203bと、信号符号化部204と、送信フレ
ーム作成部205と、OFDM信号変調部206とから
構成されている。また、信号符号化部204は、オーデ
ィオ信号符号化部210と、多重情報データ符号化部2
11とを備えている。
【0006】このような構成において、OFDMエンコ
ード装置200は、OFDMの帯域幅の広狭に応じてス
イッチ203a,203bを切り替える。即ち、基準帯
域幅のOFDMにより送信する場合は、クロック信号生
成部201が生成したクロック信号をOFDMエンコー
ド装置200の各部位に供給する。また、基準帯域幅の
1/2の帯域幅のOFDMにより送信する場合は、1/
2分周部202が分周したクロック信号を各部位に供給
する。ただし、オーディオ信号符号化部210には、ク
ロック信号生成部210が生成したクロック信号を供給
する。
【0007】オーディオ信号符号化部210と多重情報
データ符号化部211は、それぞれサービスデータ(オ
ーディオ信号)と多重情報データを外部から受け、デー
タ圧縮や符号化等を行って送信フレーム作成部205に
送る。送信フレーム作成部205は、データを多重化し
て送信フレームを作成し、OFDM信号変調部206へ
送る。OFDM信号変調部206は、複数のキャリアを
変調してOFDMを施したIF(Intermediate Frequen
cy)信号を出力し、適宜アップコンバータで周波数を変
換する等して受信側に送信する。これにより、基準帯域
幅のOFDMとその1/2の帯域幅のOFDMにより情
報を伝送するための符号化が可能となり、受信側に送信
することができる。
【0008】図3に示す従来のOFDMエンコード装置
200は、基準帯域幅の1/2の帯域幅を有するOFD
Mにより情報を伝送するときには、符号系列により図4
(B)に示すような送信フレームを作成する。
【0009】図4(B)に示す送信フレームでは、帯域
幅が1/2のOFDMで伝送されるため、符号系列のビ
ットレートが図4(A)に示した送信フレームの1/2
となっている。従って、このような方式では、サービス
データの伝送速度を維持するため、CIFデータ部CI
F(1)はMPEGデータ部M(1),M(2)を2連
装し、CIFデータ部CIF(2)はMPEGデータ部
M(3),M(4)を2連装してデータの伝送を行う必
要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、帯
域幅が基準帯域幅の1/2のOFDMでデータを送信す
る際に、OFDMエンコード装置が作成する送信フレー
ムにおける論理フレームのフレーム長は48msとな
り、24msを論理フレーム長として規定しているDA
Bの規格とは整合がとれない。このため、この送信フレ
ームに対応した特別な符号化処理、復号処理が必要とな
り面倒であった。
【0011】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
のであり、基準帯域幅と異なる帯域幅のOFDMで伝送
するデータの符号化と復号を容易にするOFDMエンコ
ード装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の観点に
係るOFDMエンコード装置は、送信するデータを符号
化して符号系列を作成する符号化手段と、OFDM(Or
thogonal Frequency Division Multiplex)の帯域幅に
応じて前記符号化手段が作成した符号系列のビットレー
トを調整し、所定の論理フレーム長を有する送信フレー
ムを作成する送信フレーム作成手段と、前記送信フレー
ム作成手段が作成した送信フレームを構成する符号系列
により複数のキャリアを変調する変調手段とを備える、
ことを特徴とする。
【0013】このような構成において、OFDMエンコ
ード装置は、符号化手段が作成した符号系列のビットレ
ートを、送信フレーム作成手段がOFDMの帯域幅に応
じて調整し、適切な論理フレーム長を有する送信フレー
ムを作成することができる。これにより、基準帯域幅と
は異なる帯域幅のOFDMによりデータを送信する際
に、受信側での復号が容易な送信フレーム構造を有する
符号系列を作成して送信することができる。
【0014】また、このOFDMエンコード装置は、基
準周波数の第1のクロック信号を生成する第1のクロッ
ク信号生成手段と、前記第1のクロック信号生成手段が
生成したクロック信号とは周波数が異なる第2のクロッ
ク信号を生成する第2のクロック信号生成手段と、前記
第1のクロック信号生成手段が生成した第1のクロック
信号と前記第2のクロック信号生成手段が生成した第2
のクロック信号との一方を選択して出力するクロック信
号選択手段とを備え、前記送信フレーム作成手段は、前
記符号化手段が作成した符号系列を前記第1のクロック
信号生成手段が生成したクロック信号により規定される
タイミングで記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段が
記憶している符号系列を前記クロック信号選択手段が出
力するクロック信号により規定されるタイミングで読み
出すことにより符号系列のビットレートを調整すること
が望ましい。これにより、符号系列のビットレートの調
整が可能となる。
【0015】前記クロック信号選択手段は、制御信号に
従って、基準帯域幅のOFDMによりデータを送信する
ときには、前記第1のクロック信号生成手段が生成した
第1のクロック信号を選択して出力し、前記基準帯域幅
とは異なる帯域幅のOFDMによりデータを送信すると
きには、前記第2のクロック信号生成手段が生成した第
2のクロック信号を選択して出力することが望ましい。
また、前記第2のクロック信号生成手段は、前記第1の
クロック信号生成手段が生成したクロック信号の周波数
を1/2に分周するようにしてもよい。
【0016】前記送信フレーム作成手段が作成する送信
フレームの論理フレーム長は24msであることが望ま
しい。これにより、DABの規格と整合のとれたデータ
を送信することができ、受信側での復号処理を容易にす
ることができる。また、前記符号化手段は、サービスに
関連するデータを符号化する手段と、多重化に関連する
データを符号化する手段を備えることが望ましい。
【0017】この発明の第2の観点に係るエンコーダ
は、基準帯域幅とは異なる帯域幅で送信するOFDM信
号を作成可能なものであって、送信するデータを符号化
して符号系列を作成する符号化手段と、前記符号化手段
が作成した符号系列のビットレートをOFDMの帯域幅
に応じて調整し、24msの論理フレームからなる送信
フレームを作成する送信フレーム作成手段と、前記送信
フレーム作成手段が作成した送信フレームを構成する符
号系列に従ってキャリアを変調する変調手段と、を備え
ることを特徴とする。
【0018】また、前記符号化手段は、サービスに関連
するデータを符号化して符号系列を作成する手段と、多
重化に関連するデータを符号化して符号系列を作成する
手段とを備える、ことが望ましい。
【0019】この発明の第3の観点に係るOFDMデー
タ符号化方法は、送信するデータを符号化して符号系列
を作成し、該符号系列のビットレートをOFDM(Orth
ogonal Frequency Division Multiplex)の帯域幅に応
じて調整すると共に送信フレームを作成し、該送信フレ
ームを構成する符号系列により複数のキャリアを変調し
てデータの送信を可能とする、ことを特徴とする。
【0020】前記送信フレームは、24msの論理フレ
ームを単位として構成されることが望ましい。これによ
り、DABの規格と整合のとれた送信フレーム構造とす
ることができ、受信側での復号処理が簡単になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の実施の形態に係るOFDMエンコード装置について
詳細に説明する。ここでは特に、基準帯域幅のOFDM
と基準帯域幅の1/2の帯域幅を有するOFDMとによ
り伝送する符号系列を生成するOFDMエンコード装置
について説明する。
【0022】図1は、この発明の実施の形態に係るOF
DMエンコード装置100の構成を示す構成図である。
図示するように、このOFDMエンコード装置100
は、クロック信号生成部10と、1/2分周部11と、
クロック選択部12と、信号符号化部13と、送信フレ
ーム作成部14と、OFDM信号変調部15とから構成
される。
【0023】クロック信号生成部10は、発振器等から
構成され、基準帯域幅のOFDMにより伝送する符号系
列を作成する符号化に用いられる基準周波数のクロック
信号を生成するためのものである。
【0024】1/2分周部11は、分周器等から構成さ
れ、クロック信号生成部10が生成したクロック信号の
周波数を1/2に分周するためのものである。
【0025】クロック選択部12は、スイッチ等から構
成され、外部からの制御信号である切替信号を受けて、
クロック信号生成部10が生成した基準周波数のクロッ
ク信号と1/2分周部11が分周したクロック信号とを
切り替えて出力する。
【0026】信号符号化部13は、送信するデータであ
るサービスデータ(オーディオ信号)と多重情報データ
を符号化するためのものであり、オーディオ信号符号化
部20と、多重情報データ符号化部21とを備えてい
る。
【0027】オーディオ信号符号化部20は、MPEG
オーディオエンコーダ、エネルギー拡散スクランブラ、
畳み込み符号器、タイムインターリーバ等から構成さ
れ、サービスデータであるオーディオ信号を受けて符号
化し、送信フレームのCIF(Common Interleaved Fra
me)データ部を構成する符号系列を作成するためのもの
である。オーディオ信号符号化部20は、作成した符号
系列を送信フレーム作成部14に送る。
【0028】多重情報データ符号化部21は、エネルギ
ー拡散スクランブラ、畳み込み符号器等から構成され、
多重化についての情報を記述した多重情報データを受け
て符号化し、送信フレームのFIC(Fast Information
Channel)データ部を構成する符号系列を作成するため
のものである。多重情報データ符号化部21は、作成し
た符号系列を送信フレーム作成部14に送る。
【0029】送信フレーム作成部14は、マルチプレク
サ等から構成され、オーディオ信号符号化部20と多重
情報データ符号化部21から受けた符号系列からOFD
Mで送信するための送信フレームを作成するためのもの
である。送信フレーム作成部14は、メモリ14aを備
え、オーディオ信号符号化部20と多重情報データ符号
化部21から受けた符号系列を送信フレーム構造にした
ものを、クロック信号生成部10が生成したクロック信
号により規定されるタイミングでメモリ14aに書き込
んで記憶する。また、送信フレーム作成部14は、メモ
リ14aが記憶する符号系列をクロック選択部12から
受けたクロック信号により規定されるタイミングで読み
出して符号系列のビットレートを調整し、所定の論理フ
レーム長を有する送信フレームを作成して出力する。
【0030】送信フレーム作成部14が作成する送信フ
レームは、図2(A)に例示するような構成を有してい
る。この送信フレームは、サービスデータの再生に必要
な多重化についての情報等を含むFICデータ部FIC
(1)〜FIC(4)と、サービスデータを多重化して
伝送する複数のCIFデータ部CIF(1)〜CIF
(4)とからなる。CIFデータ部CIF(1)〜CI
F(4)は、それぞれMPEG(Moving Picture Exper
ts Group)方式で圧縮されたサービスデータを符号化し
たMPEGデータ部M(1)〜M(4)を備えている。
【0031】OFDM信号変調部15は、周波数インタ
ーリーバ、OFDM変調器、D/A(ディジタル/アナ
ログ)変換器等から構成され、送信フレーム作成部14
が作成した送信フレームを構成する符号系列によりキャ
リアを変調して重畳し、OFDMを施したIF(Interm
ediate Frequency)信号(OFDM信号)を出力するた
めのものである。
【0032】以下に、この発明の実施の形態に係るOF
DMエンコード装置の動作を説明する。OFDMエンコ
ード装置100は、基準帯域幅のOFDMと、基準帯域
幅とは異なる帯域幅のOFDMとによる情報の伝送を可
能とし、受信側での復号を容易にするための送信フレー
ムを作成する装置である。
【0033】OFDMエンコード装置100は、基準帯
域幅のOFDMによりデータを伝送するときには、外部
からの切替信号により、クロック選択部12がクロック
信号生成部10から受けた基準周波数のクロック信号を
出力するように設定される。
【0034】オーディオ信号符号化部20は、オーディ
オ信号を受けてMPEG方式に従った圧縮や符号化等を
行って、符号系列を作成して送信フレーム作成部14に
送る。多重情報データ符号化部21は、多重情報データ
を受けて符号化等を行って送信フレーム作成部14に送
る。
【0035】送信フレーム作成部14は、図2(B)に
例示するような送信フレームを作成し、出力のタイミン
グをクロック選択部12が出力するクロック信号(基準
周波数のクロック信号)により規定してOFDM信号変
調部15に送る。OFDM信号変調部15は、高速逆フ
ーリエ変換を施す等の処理を行って複数のキャリアを変
調してIF信号を出力する。この後、適宜アップコンバ
ータで周波数変換する等して受信側へ送信することがで
きる。
【0036】一方、基準帯域幅の1/2の帯域幅を有す
るOFDMによりデータを伝送するときには、外部から
の切替信号により、クロック選択部12は1/2分周部
11から受けたクロック信号を出力する。
【0037】オーディオ信号符号化部20と多重情報デ
ータ符号化部21は、基準帯域幅のOFDMによる伝送
時と同様に動作して、それぞれオーディオ信号と多重情
報データの符号化を行って作成した符号系列を送信フレ
ーム作成部14に送る。
【0038】送信フレーム作成部14は、オーディオ信
号符号化部20から受けた符号系列をCIFデータ部C
IF(1)〜CIF(4)とし、多重情報データ符号化
部21から受けた符号系列をFICデータ部FIC
(1)〜FIC(4)として、図2(C)に例示するよ
うな送信フレームを作成する。送信フレーム作成部14
は、クロック信号生成部10が生成したクロック信号
(基準周波数のクロック信号)により規定されるタイミ
ングで符号系列をメモリ14aに格納する。送信フレー
ム作成部14は、メモリ14aに格納した符号系列をク
ロック選択部12から受けたクロック信号(周波数が基
準周波数の1/2のクロック信号)により規定されるタ
イミングで読み出して符号系列のビットレートを変換す
る。これにより、送信フレームにおける符号系列は、メ
モリ14aへの書き込み速度と読み出し速度の差から、
ビットレートが1/2でフレーム長が2倍となり、送信
フレーム作成部14は、図2(A)に例示するような基
準帯域幅の1/2の帯域幅を有するOFDMで情報を伝
送するための送信フレームを作成することができる。送
信フレーム作成部14は、作成した送信フレームをOF
DM信号変調部15に送る。
【0039】OFDM信号変調部15は、クロック選択
部12から受けたクロック信号に従って、送信フレーム
作成部14から受けた送信フレーム構造を有する符号系
列を高速逆フーリエ変換する等の処理を行って複数のキ
ャリアを変調し、IF信号を出力する。
【0040】例えば、基準帯域幅が1.536MHzで
あるところ、768kHzの帯域幅を有するOFDMに
より情報を伝送する場合、送信フレーム作成部14は、
オーディオ信号符号化部20と多重情報データ符号化部
21から符号系列を受けて図2(C)に示す送信フレー
ムを作成する。この送信フレームにおいて、FICデー
タ部FIC(1)〜FIC(4)は、それぞれ2304
ビットの多重情報データ符号化部21が作成した符号系
列により構成される。また、CIFデータ部CIF
(1)〜CIF(4)は、それぞれ26496ビットの
オーディオ信号符号化部20が作成した符号系列により
構成される。また、この送信フレームのフレーム長は4
8msである。
【0041】送信フレーム作成部14は、送信フレーム
を構成する符号系列を1/2分周部11が分周したクロ
ック信号に従ってメモリ14aから読み出して出力す
る。これにより、図2(A)に示すように、送信フレー
ムのビットレートを作成時の1/2とし、フレーム長を
2倍としてOFDM信号変調部15に送る。この送信フ
レームは、24msの論理フレームを単位として構成さ
れ、フレーム長が96msであり、DABの送信モード
Iに相当するものである。
【0042】OFDM信号変調部15は、送信フレーム
作成部14から送信フレームを受けてキャリアを変調
し、IF信号を出力する。これにより、DABの規格と
整合のとれた送信フレーム構造を有する符号系列を作成
して送信することができる。
【0043】以上説明したように、このOFDMエンコ
ード装置によれば、基準帯域幅とは異なる帯域幅のOF
DMであってもDABの規格と整合のとれた送信フレー
ム構造を有する符号系列を作成して送信することができ
る。従って、符号系列の取り扱いが容易となり、受信側
での復号の際に特別な処理が不要となり便利である。
【0044】この発明は上記実施の形態に限定されず、
様々な変形及び応用が可能である。例えば、上記説明に
おいては、1/2分周部11が、クロック信号生成部1
0が生成したクロック信号の周波数を1/2に分周する
ものとして説明したが、これに限定されない。即ち、1
/4分周器やAFC(Automatic Frequency Control)
を用いる等してクロック信号の周波数を変換する任意の
方法を用いることができる。この場合には、基準帯域幅
とは異なる帯域幅のOFDMにより符号系列を伝送する
ときに、送信フレーム作成部14が、オーディオ信号符
号化部20と多重情報データ符号化部21とから受けた
符号系列をクロック信号生成部10が生成した基準周波
数のクロック信号により規定されるタイミングでメモリ
14aに格納する。送信フレーム作成部14は、メモリ
14aに格納されている符号系列を基準周波数とは異な
る周波数のクロック信号により規定されるタイミングで
読み出すことで符号系列のビットレートを変換すること
ができる。これにより、基準帯域幅の1/2に限らない
任意の帯域幅を有するOFDMにより、DABの規格に
対応した送信フレーム構造を有する符号系列を伝送する
ことができる。
【0045】また、上記実施の形態では、クロック選択
部12は、外部からの切替信号に従って出力を切り替え
るものとして説明したが、これに限定されず、手動で切
り替える等、任意の手段を採用することができる。
【0046】さらに、上記実施の形態では、送信フレー
ム作成部14が、図2(C)に示す送信フレームを作成
してからビットレートを調整するものとして説明した
が、これに限定されない。即ち、送信フレーム作成部1
4は、オーディオ信号符号化部20と多重情報データ符
号化部21から受けた符号系列のビットレートを調整し
てから図2(A)に示す送信フレームを構成するように
してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上の説明のように、この発明によれ
ば、DABの規格に対応した送信フレーム構造を有する
符号系列を作成して基準帯域幅と異なる帯域幅のOFD
Mで伝送することができ、受信側での復号が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るOFDMエンコー
ド装置の構成を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態に係るOFDMエンコー
ド装置の送信フレーム作成部が作成する送信フレームを
示す図である。
【図3】従来のOFDMエンコード装置の構成を示す図
である。
【図4】従来技術における送信フレームを示す図であ
る。
【図5】DABの送信モードを示す図である。
【符号の説明】
10,201 クロック信号生
成部 11,202 1/2分周部 12 クロック選択部 13,204 信号符号化部 14,205 送信フレーム作
成部 14a メモリ 15,206 OFDM信号変
調部 20,210 オーディオ信号
符号化部 21,211 多重情報データ
符号化部 100,200 OFDMエンコ
ード装置 203a,203b スイッチ FIC(1)〜FIC(4) FICデータ部 CIF(1)〜CIF(4) CIFデータ部 M(1)〜M(4) MPEGデータ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信するデータを符号化して符号系列を作
    成する符号化手段と、 OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiple
    x)の帯域幅に応じて前記符号化手段が作成した符号系
    列のビットレートを調整し、所定の論理フレーム長を有
    する送信フレームを作成する送信フレーム作成手段と、 前記送信フレーム作成手段が作成した送信フレームを構
    成する符号系列により複数のキャリアを変調する変調手
    段とを備える、ことを特徴とするOFDMエンコード装
    置。
  2. 【請求項2】基準周波数の第1のクロック信号を生成す
    る第1のクロック信号生成手段と、 前記第1のクロック信号生成手段が生成した第1のクロ
    ック信号とは周波数が異なる第2のクロック信号を生成
    する第2のクロック信号生成手段と、 前記第1のクロック信号生成手段が生成した第1のクロ
    ック信号と前記第2のクロック信号生成手段が生成した
    第2のクロック信号との一方を選択して出力するクロッ
    ク信号選択手段とを備え、 前記送信フレーム作成手段は、 前記符号化手段が作成した符号系列を前記第1のクロッ
    ク信号生成手段が生成した第1のクロック信号により規
    定されるタイミングで記憶する記憶手段を備え、 前記記憶手段が記憶している符号系列を前記クロック信
    号選択手段が出力するクロック信号により規定されるタ
    イミングで読み出すことにより符号系列のビットレート
    を調整する、ことを特徴とする請求項1に記載のOFD
    Mエンコード装置。
  3. 【請求項3】前記クロック信号選択手段は、制御信号に
    従って、基準帯域幅のOFDMによりデータを送信する
    ときには、前記第1のクロック信号生成手段が生成した
    第1のクロック信号を選択して出力し、前記基準帯域幅
    とは異なる帯域幅のOFDMによりデータを送信すると
    きには、前記第2のクロック信号生成手段が生成した第
    2のクロック信号を選択して出力する、ことを特徴とす
    る請求項2に記載のOFDMエンコード装置。
  4. 【請求項4】前記第2のクロック信号生成手段は、前記
    第1のクロック信号生成手段が生成したクロック信号の
    周波数を1/2に分周する、 ことを特徴とする請求項2又は3に記載のOFDMエン
    コード装置。
  5. 【請求項5】前記送信フレーム作成手段が作成する送信
    フレームの論理フレーム長は24msである、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    のOFDMエンコード装置。
  6. 【請求項6】前記符号化手段は、 サービスに関連するデータを符号化する手段と、 多重化に関連するデータを符号化する手段を備える、 ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載
    のOFDMエンコード装置。
  7. 【請求項7】基準帯域幅とは異なる帯域幅で送信するO
    FDM信号を作成可能なエンコーダであって、 送信するデータを符号化して符号系列を作成する符号化
    手段と、 前記符号化手段が作成した符号系列のビットレートをO
    FDMの帯域幅に応じて調整し、24msの論理フレー
    ムからなる送信フレームを作成する送信フレーム作成手
    段と、 前記送信フレーム作成手段が作成した送信フレームを構
    成する符号系列に従ってキャリアを変調する変調手段
    と、 を備えることを特徴とするエンコーダ。
  8. 【請求項8】前記符号化手段は、 サービスに関連するデータを符号化して符号系列を作成
    する手段と、 多重化に関連するデータを符号化して符号系列を作成す
    る手段と、 を備えることを特徴とする請求項7に記載のエンコー
    ダ。
  9. 【請求項9】送信するデータを符号化して符号系列を作
    成し、該符号系列のビットレートをOFDM(Orthogon
    al Frequency Division Multiplex)の帯域幅に応じて
    調整すると共に送信フレームを作成し、該送信フレーム
    を構成する符号系列により複数のキャリアを変調してデ
    ータの送信を可能とする、ことを特徴とするOFDMデ
    ータ符号化方法。
  10. 【請求項10】前記送信フレームは、24msの論理フ
    レームを単位として構成される、ことを特徴とする請求
    項9に記載のOFDMデータ符号化方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009509436A (ja) * 2005-09-20 2009-03-05 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 同一尺度で測れる期間の重畳するスーパーフレームを有する2つのキャリア周波数上の、ofdmシンボルによるデータストリームの伝送

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JP2009509436A (ja) * 2005-09-20 2009-03-05 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 同一尺度で測れる期間の重畳するスーパーフレームを有する2つのキャリア周波数上の、ofdmシンボルによるデータストリームの伝送

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