JP2000208718A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2000208718A
JP2000208718A JP11010704A JP1070499A JP2000208718A JP 2000208718 A JP2000208718 A JP 2000208718A JP 11010704 A JP11010704 A JP 11010704A JP 1070499 A JP1070499 A JP 1070499A JP 2000208718 A JP2000208718 A JP 2000208718A
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supply terminal
terminal
power
semiconductor device
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Hiroo Yamamoto
裕雄 山本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少なくとも4系統の電源電圧系統を有する半導
体装置において、各電源系間の静電気印可時の耐量を確
保する為には静電気電荷の放電経路にある保護素子が多
く介在し、また、放電経路の配線寄生抵抗により耐量が
下がってしまう、という課題を解決した半導体装置を提
供する。 【解決手段】放電経路に通常動作時の電源配線を利用
し、また各電源系(例えばVDD1、VDD3)の領域
の最も近い領域に保護素子(例えばG25)を配置する
ことにより耐量を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも3つの
電源系統を持つ多電源系統を有する半導体装置に於ける
静電破壊を防止する保護形態を有する半導体装置に関す
るものである。また、半導体装置の微細化による半導体
素子の低電圧耐圧化と、半導体装置を接続する周辺回路
の高い電圧信号に対処する為に設ける高耐圧半導体素子
を有効に用いた静電破壊防止形態を有する半導体装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の電源系統を有する半導体装
置、特に半導体論理回路における静電破壊防止回路技術
としては、特公平6−5705号,特開平7−1064
55号,特開平8−321586号,特開平8−316
418号,特開平9−139466号,特開平10−5
0932号が存在する。各公報にて開示された技術のポ
イントは以下の2つである。 (1)各電源系統間には静電破壊電荷を通電し、接地点
までの経路を確保する保護素子を設ける。(通電経路に
直列に並ぶ保護素子の段数、配線の寄生抵抗等は問わな
い(特開平7−106455号,特開平8−31641
8号,特開平9−139466号)。 (2)複数電源系統に対して共通の放電線を設けること
を特徴として、静電破壊電荷を通電し、接地点までの経
路上の保護素子数を2つとした静電破壊保護形態する
(特開平8−321586号,特開平10−50932
号)。
【0003】それぞれの技術を以下説明する。まず、従
来例(1)の技術であるが、図11に示すLSIの回路
構成を用いて説明する。図11では、VSS電源はVS
S1、VSS2、VSS3、VSS4の4系統があり、
VDD電源はVDD1,VDD2,VDD3,VDD4
の4系統がある。C1で示したチップエリア内で、I1
で示す論理回路エリア外はLSI周辺のエリアを示して
いる。ここで、仮にVDD1を接地しVDD3に正の静
電破壊電荷が印加されたとすると、正電荷は接地端に向
かっていく。このとき通電経路の1つはVDD3からG
23の保護素子を通過してVDD2の配線を通り、さら
にG22の保護素子を通過してVDD1の接地端子へ流
れる。もう一つの通電経路としてはVDD3からG11
の保護素子を通過してVSS1の配線を通り、さらにG
1の保護素子を介してVDD1の接地端子へ到達する。
どちらの経路を通電するかは保護素子の特性と配線経路
の抵抗成分、容量成分により決定する。本例では、2つ
の保護素子を通電して静電破壊電荷を逃がす場合を示し
たが、同様に複数の電源系を有するLSIではより多く
の保護素子を通電して静電破壊電荷を逃がすことにな
る。
【0004】次に従来例(2)の回路技術であるが、図
12にLSI回路構成例を提示する。図11の方式に新
たに共通の放電用の配線である放電線LA1をチップエ
リア周辺の外部端子の外に設け、外部端子と放電線LA
1間には保護素子G40を設けたものである。この方式
では、静電破壊電荷は共通の放電線LA1を介して電荷
を逃がすことを考えており、いくつ電源系が存在し、ど
の端子に静電破壊電荷を印加しても最大2つの保護素子
のみを介して電荷を逃がすことが可能となる。
【0005】一方、静電破壊保護素子の素子形状に関し
てであるが、CMOSプロセスでは基本的には図5に示
したN+拡散領域n1,P−型ウエルp2,N+拡散領
域n2,およびP +拡散領域p1で構成されるNPNバ
イポーラ構成、もしくは図6で示したN+拡散領域n
1、N+拡散領域n2およびゲートGa1で構成される
Nch型MOSトランジスタ構成となる。無論、拡散領
域,ウエルの極性を逆にしたPNPバイポーラ構成,P
ch型MOSトランジスタ構成も場合により使用する。
これらの回路をデバイスレイアウトパターンとした場合
には、一般的に知られた図7、図8(A)の櫛形構成が
ある。また、トランジスタのゲート電極(もしくは拡散
領域の分離エリア)をメッシュ状にしたメッシュゲート
保護素子、さらに多角形や円形のゲート構成とした保護
素子形状が提案されている。
【0006】一方、保護素子の静電破壊電荷を逃がす際
の特性を改善し、保護素子面積を小さくする為に、製造
工程の追加やマスクパターンの追加が行なわれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決する課題
は、複数の電源系を1デバイス上に有するLSIに於
て、静電破壊電荷からのデバイス保護を面積増加を最小
限にとどめて行なうものである。
【0008】まず、最初に保護素子の説明をして、その
後課題の詳細を示す。保護素子の形状は既に述べたよう
に図5、図6で示したバイポーラ型トランジスタもしく
はMOS 型トランジスタで構成される。LSIが通常の動
作を行なっている場合には図5のバイポーラ型トランジ
スタではベース端子となる基板とコレクタ端子が接続さ
れ、エミッタ端子とベース端子により構成されるN +と
P−の半導体ジャンクションの逆バイアス耐圧は絶対最
大定格以上の電圧となっている為に漏れ電流以上の電流
は発生しない。一方、MOS 型トランジスタの場合、ゲー
ト電極はトランジスタのソースと接続されている為にL
SIが通常の動作を行なっている場合には常にオフして
いる。MOS 型トランジスタで構成した場合の保護素子の
静電破壊電荷印加時の動作はバイポーラトランジスタと
同様となる。静電破壊電荷は正極性、負極性のいずれか
を持ち、また帯電物や放電経路に拠って電位や電荷量、
そして時間軸上の過渡特性が異なってくる。保護素子の
動作を説明する上で正電荷と負電荷の静電破壊について
示す。
【0009】図6のMOS 型トランジスタのドレインD1
に正極性を持つ静電破壊電荷が印加された場合の特性を
図10の特性グラフに示す。N+の拡散領域D1とP−
基板p2で構成されるダイオードは逆バイアスとなり、
ドレインD1とソースS1(基板電位)の電位差が一定
の電位に達し時にアバランシェブレークダウンを生じ、
ドレインから基板、そしてソースへ電流を流しはじめ
る。このとき、ドレインD1とソースS1の電位差はア
バランシェブレークダウンを生じた電位より低電圧でほ
ぼ固定される。さらに、ドレインD1電位を上げると図
10の特性グラフで示した2次降伏電流、2次降伏電圧
の時点で保護素子自体の破壊が生じる。図10で示した
保護素子の特性はスナップバック特性とも言われるもの
であり、近年の微細プロセスでは、10V〜15V程度で
アバランシェブレイクダウン電位となり、2次降伏電
圧、電流は2〜3V前後で単位ゲート幅当たり、数十m
A/μm 程度となる。一方、MOS型トランジスタのドレ
インD1に負極性を持つ静電破壊電荷が印加された場合
には、N +拡散領域D1とP−基板p2のダイオードは
順方向バイアスとなり、ダイオードの両端子間の電位差
が約0.7V 程度で電流を流しはじめ、電位はほぼ一定
に固定される。一般的に順方向バイアスの方が流せる電
流量が多い。
【0010】以上の保護素子特性に加えて、外部端子か
ら保護素子までの配線の寄生素子成分とその他の通常回
路迄の配線の寄生素子成分を考慮することが重要であ
る。静電破壊電荷による電流量は一般的に数A流れる
が、寄生抵抗成分による電位の上昇と保護素子が通電し
た際の固定電位の和により通電経路の電位が決定され、
この電位が半導体素子の耐圧を超えない値とすることが
必要である。また、保護素子が電流を流し始める迄のタ
イミングに対して、他の半導体素子に電位がかからない
様に電位上昇を遅延させる為に容量成分を場合により付
加させる事も考えられる。以上の静電破壊電荷から半導
体素子を保護する形態に対して本発明では主として下記
の3点に関して解決するものである。
【0011】従来の技術の中で説明した従来例(1)の
各電源系統間に静電破壊電荷を通電し、接地点までの経
路を確保する保護形態の課題を図11を用いて説明す
る。まず仮に、VDD3を接地点としてOUT1に静電
破壊電荷を印加したとすると、保護素子G2、保護素子
G21、保護素子G24を経てVDD3端子まで電荷は
到達する。保護素子の通電した際の固定電圧を2Vとす
ると3素子直列になっている為に6Vの電位差を生じて
いる。通電する経路の寄生抵抗はシート抵抗0.1Ω/
□、配線長を20mm(10mm□の半導体装置,対向
する端子と仮定)、配線幅を100μm 、とすると20
Ω程度となる。
【0012】静電破壊電荷による電流を1Aとすると配
線寄生抵抗では20Vの電位が発生する。保護素子と配
線寄生抵抗による電位は合計26V となる。ここで、静
電破壊電荷が負極性を持っていたとすると、内部回路
(論理回路領域L1)のPchトランジスタL1P1の
基板と拡散領域により形成されるダイオードL1P1D
1が順方向電位により0.7Vの電位差だけで電流を流
す事から、論理回路領域L3のPchトランジスタL3
P1のゲート電圧に16V以上の電位がかかることが想
定できる。近年の微細プロセスに於けるMOS トランジス
タの瞬時ゲート耐圧が16V程度とするとPchトラン
ジスタのゲート破壊が生じる事は容易に考えられる。
【0013】さらに複数電源系統を想定すると保護素子
は直列に複数個つながり、より電位差が発生することが
懸念される。
【0014】一方、従来の技術の中で説明した従来例
(2)に関して、図12を使用して詳細を説明する。図
12の場合では、静電破壊電荷を逃がす経路の保護素子
の段数を削減したものである。その為に別途共通の放電
線LA1を設けていることが最大の特徴といえる。いく
つ電源系統が増加しても、最大2つの保護素子が直列に
接続されるのみであるため、保護素子による電圧の上昇
が上述の例で4Vのみである。ただし、この方式でも静
電破壊電荷を逃がす経路上の放電線の寄生抵抗を減らす
ことは出来ず、また別途配線を設けることによりレイア
ウト面積の増加は否めない。
【0015】保護素子レイアウトとしては、図5のバイ
ポーラ型トランジスタと図6のMOS型トランジスタの
いずれかの形状をもつ、図7、図8(A)の櫛形レイア
ウト形状とメッシュ型レイアウトがある。n1〜n8は
N+半導体拡散領域、p1〜p3はP+半導体拡散領
域、E1はバイポーラ型トランジスタエミッタ端子、C1
はバイポーラ型トランジスタコレクタ端子、D1はMOS
型トランジスタドレイン端子、S1はMOS型トランジ
スタソース端子、Ga1,Ga2 はMOS型トランジスタゲー
ト端子、r1は基板抵抗、r2は保護素子近傍、保護素
子以外の半導体素子禁止領域、v1,v2は拡散領域−
アルミ配線コンタクト素子、vp1はゲート電極−アル
ミ配線コンタクト素子である。
【0016】櫛形レイアウト形状は従来より使用されて
いるレイアウトであり、メッシュ型は比較的新しいレイ
アウト手法であるが、いずれも2系統の電位系間の保護
素子である。ここで、図8(A)を使い5電源系間の保
護素子レイアウト面積を計算する。対向する拡散領域の
辺の幅を200μm 、対向する拡散領域の間隔を0.5
μm 、5系統の電源間相互に保護素子を形成する場合に
櫛形保護素子では図8(A)の形状となる。保護素子の
拡散領域の他の拡散領域とは対向しない辺の幅を10μ
mとすると図8(A)の保護素子レイアウト面積は横方
向に115μm、縦方向に200μm となり、総面積は
23000μm 2 となる。
【0017】本発明は、記述の課題を解決し、かつ容易
に実施出来る形態の半導体装置を提案するものである。
【0018】したがって、この発明の第1の目的は、多
電源系統を有するLSIに於て、如何なる静電破壊電荷
も保護素子を直列に3段以下の接続とすることと、電源
間の保護素子をLSI中心部、もしくはその周辺に配置
することで静電破壊電荷の通電経路の寄生抵抗成分を削
減することが可能となる半導体装置を提供することであ
る。
【0019】第2の目的は、多電源系統を有するLSI
で1系統でも共通電源が存在した場合には、共通の電源
配線をターミナルノードとして保護素子を介した静電破
壊電荷の通電経路を確保し、このとき保護素子が直列と
なる段数は例えば4段迄することができ、保護素子総数
を削減出来る半導体装置を提供することである。
【0020】第3の目的は、保護素子の形状を多角形と
し、各辺の保護素子の接続を別電源系とすることによる
保護素子面積の削減を可能とする半導体装置を提供する
ことである。
【0021】第4の目的は、近年の微細化による半導体
素子の動作電源電圧の低下に対して半導体装置周辺の信
号電圧が変化しないことにより、半導体装置上に2つの
電圧耐圧を持つことが一般化されてきていることを有効
に利用して、低電圧耐圧、低電圧クランプ素子による静
電気電荷をスムースに接地端子に逃がすことができる半
導体装置を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体装
置は、半導体装置外から半導体装置内に電源を供給する
複数の電源端子と、電源端子のうち低い電圧を供給する
電源端子と他の電源端子との間に介在されてそれぞれ静
電破壊電荷から半導体装置を保護する複数の第1の保護
素子と、低い電圧を供給する電源端子の相互間に介在さ
れて各々の電源端子に対して静電破壊電荷から保護する
複数の第2の保護素子と、他の電源端子および低い電圧
を供給する電源端子の電圧によってそれぞれ動作する半
導体素子により構成される複数の電源電圧動作論理回路
領域とを備え、それぞれの電源端子は論理回路動作時に
相互に電気的接続は無く、かつ保護素子の少なくとも1
つは中央部、もしくはその近くに配置することを特徴と
するものである。
【0023】請求項1記載の半導体装置によれば、保護
素子の段数を制限し、また実際の回路内への電源配線を
有効に使用して保護素子を配置することにより静電気に
よる電荷の印加を接地端子へ逃がす経路を確保すること
ができる。
【0024】請求項2記載の半導体装置は、半導体装置
外から半導体装置内に電源を供給する第1の電源端子お
よび第2の電源端子と、半導体装置外から半導体装置内
に電源を供給する第3の電源端子と第4の電源端子と第
5の電源端子と、第1の電源端子および第2の電源端子
の電圧によって動作する半導体素子により構成される第
1の電源電圧動作論理回路領域と、第3の電源端子と第
2の電源端子を電源として動作する第2の電源電圧動作
論理回路領域と、第4の電源端子と第2の電源端子を電
源として動作する第3の電源電圧動作論理回路領域と、
第5の電源端子と第2の電源端子を電源として動作する
第4の電源電圧動作論理回路領域とを備え、第2の電源
端子は第1の電源端子の電圧に比べ低い電圧を供給する
電源端子であり、第3の電源端子、第4の電源端子、お
よび第5の電源端子の電位は第2の電源端子電圧より高
く、それぞれの電源端子は論理回路動作時に相互に電気
的接続は無く、第1の電源端子と第2の電源端子間、第
3の電源端子と第2の電源端子間、第4の電源端子と第
2の電源端子間、第5の電源端子と第2の電源端子間
は、それぞれ静電破壊電荷から保護する保護素子を介し
て接続され、第1の電源端子、第3の電源端子、第4の
電源端子、および第5の電源端子は、相互に各々の電源
端子に対して静電破壊電荷から保護する保護素子を介し
て接続され、保護素子の少なくとも1つは中央部、もし
くはその近くに配置することを特徴とするものである。
【0025】請求項2記載の半導体装置によれば、請求
項1と同様な効果がある。
【0026】請求項3記載の半導体装置は、半導体装置
外から半導体装置内に電源を供給する複数の電源端子
と、電源端子が複数組の対になり、各対における電源端
子を電源として動作する半導体素子により構成される複
数の電源電圧動作論理回路領域と、各対における電源端
子間に介在されてそれぞれ静電破壊電荷から保護する複
数の保護素子とを備え、それぞれの電源端子は論理回路
動作時に相互に電気的接続は無く、かつ保護素子の少な
くとも1つは中央部、もしくはその近くに配置すること
を特徴とするものである。
【0027】請求項3記載の半導体装置によれば、請求
項1と同様な効果がある。
【0028】請求項4記載の半導体装置は、半導体装置
外から半導体装置内に電源を供給する第1の電源端子お
よび第2の電源端子と、半導体装置外から半導体装置内
に電源を供給する第3の電源端子、第4の電源端子、第
5の電源端子、第6の電源端子、第7の電源端子、第8
の電源端子と、第1の電源端子および第2の電源端子の
電圧によって動作する半導体素子により構成される第1
の電源電圧動作論理回路領域と、第3の電源端子と第6
の電源端子を電源として動作する第2の電源電圧動作論
理回路領域と、第4の電源端子と第7の電源端子を電源
として動作する第3の電源電圧動作論理回路領域と、第
5の電源端子と第8の電源端子を電源として動作する第
4の電源電圧動作論理回路領域とを備え、第2の電源端
子は第1の電源端子の電圧に比べ低い電圧を供給する電
源端子であり、第3の電源端子、第4の電源端子、第5
の電源端子、第6の電源端子、第7の電源端子、および
第8の電源端子のそれぞれの電源端子は回路動作時に相
互に電気的接続は無く、第1の電源端子と第2の電源端
子、第3の電源端子と第6の電源端子、第4の電源端子
と第7の電源端子、および第5の電源端子と第8の電源
端子は、それぞれ静電破壊電荷から保護する保護素子を
介して接続され、第1電源電圧動作回路領域、第2電源
電圧動作回路領域、第3電源電圧動作回路領域および第
4電源電圧動作回路領域の電源端子間を相互接続する保
護素子の少なくとも1つが、中央部もしくはその近くに
配置することを特徴とするものである。
【0029】請求項4記載の半導体装置によれば、請求
項1と同様な効果がある。
【0030】請求項5記載の半導体装置は、半導体装置
外から半導体装置内に電源を供給する複数の電源端子
と、電源端子のうち低い電圧を供給する電源端子と他の
電源端子との間に介在されてそれぞれ静電破壊電荷から
半導体装置を保護する複数の保護素子と、他の電源端子
および低い電圧を供給する電源端子の電圧によってそれ
ぞれ動作する半導体素子により構成される複数の電源電
圧動作論理回路領域とを備え、それぞれの電源端子は論
理回路動作時に相互に電気的接続は無く、かつ保護素子
の少なくとも1つは中央部、もしくはその近くに配置す
ることを特徴とするものである。
【0031】請求項5記載の半導体装置によれば、半導
体装置内の多数の電源系の内、いずれかの電源系1系統
を共有した論理回路構成であった場合、請求項1の効果
に加えて保護素子数を削減することが可能である。
【0032】請求項6記載の半導体装置は、半導体装置
外から半導体装置内に電源を供給する第1の電源端子と
第2の電源端子と、半導体装置外から半導体装置内に電
源を供給する第3の電源端子と第4の電源端子と第5の
電源端子と、第1の電源端子および第2の電源端子の電
圧によって動作する半導体素子により構成される第1の
電源電圧動作論理回路領域と、第3の電源端子と第2の
電源端子を電源として動作する第2の電源電圧動作論理
回路領域と、第4の電源端子と第2の電源端子を電源と
して動作する第3の電源電圧動作論理回路領域と、第5
の電源端子と第2の電源端子を電源として動作する第4
の電源電圧動作論理回路領域とを備え、第2の電源端子
は第1の電源端子の電圧に比べ低い電圧を供給する電源
端子であり、第3の電源端子、第4の電源端子、および
第5の電源端子の電位は第2の電源端子電圧より高く、
それぞれの電源端子は回路動作時に相互に電気的接続は
無く、第2の電源端子に対して、第1の電源端子、第3
の電源端子、第4の電源端子、第5の電源端子が静電破
壊電荷から保護する保護素子を介して相互接続し、保護
素子の少なくとも1つは半導体装置の中央部、もしくは
その近くに配置することを特徴とするものである。
【0033】請求項6記載の半導体装置によれば、請求
項5と同様な効果がある。
【0034】請求項7記載の半導体装置は、請求項1、
請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項
6において、保護素子が、回路動作時に漏れ電流以上の
電流を流さないダイオード素子もしくはMOS 型トランジ
スタ素子またはバイポーラ型トランジスタ素子から構成
されたものである。
【0035】請求項7記載の半導体装置によれば、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または
請求項6と同様な効果がある。
【0036】請求項8記載の半導体装置は、請求項1、
請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6ま
たは請求項7において、保護素子が、各々電源電圧動作
論理回路領域への電源供給配線下に形成されたものであ
る。
【0037】請求項8記載の半導体装置によれば、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求
項6または請求項7と同様な効果がある。
【0038】請求項9記載の半導体装置は、第1導電型
の半導体基板と、この半導体基板上に形成して第1導電
型の半導体基板と反対導電型であって半導体基板表面に
対して多角形の形状で構成した第1の高濃度拡散領域
と、この多角形の第1の高濃度拡散領域の辺と対向して
静電破壊電荷保護素子として機能する一定距離の素子分
離領域を挿入配置し第1の高濃度拡散領域と同導電型で
多角形の形状を持つ第2の高濃度拡散領域とを備え、第
1の高濃度拡散領域の各辺は第2の高濃度拡散領域と同
型の拡散領域と対向することにより多角形の辺と同等数
の保護素子を設け、各辺に形成される保護素子は異なる
電源系統間の静電破壊電荷の通電経路となる接続とした
ことを特徴とするものである。
【0039】請求項9記載の半導体装置によれば、多電
源系保護素子の素子形状を多角形のメッシュ構成とする
ことで更に面積を削減することが可能となる。
【0040】請求項10記載の半導体装置は、複数の電
圧耐圧を有する複数のMOS型トランジスタ素子を有
し、異なる電源電圧系統により動作している複数の回路
領域が存在し、複数の回路領域に対して、少なくとも1
系統の電源電圧動作論理回路に対しての静電破壊保護素
子が複数のMOS型トランジスタ素子の内、低電圧耐圧
のMOS型トランジスタ素子により構成することを特徴
とするものである。
【0041】請求項10記載の半導体装置によれば、近
年の微細化による半導体素子の動作電源電圧の低下に対
して半導体装置周辺の信号電圧が変化しないことによ
り、半導体装置上に2つの電圧耐圧を持つことが一般化
されてきていることを有効に利用して、保護素子に通電
する際の電位差を低下させることが可能であり、静電気
電荷印加端子から接地端子までの電位差上昇を下げるこ
とができる。
【0042】請求項11記載の半導体装置は、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
6、請求項7、請求項8、請求項9または請求項10に
おいて、保護素子が複数種類の電圧耐圧MOS型トラン
ジスタ素子を備えたものである。
【0043】請求項11記載の半導体装置によれば、請
求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請
求項6、請求項7、請求項8、請求項9または請求項1
0と同様な効果がある。
【0044】
【発明の実施の形態】従来技術の課題に対して、前記の
課題解決する手段を用いた技術の実施形態を以下に示
す。
【0045】(実施の形態1)本発明の請求項1〜4に
対応する第1の実施の形態を図1、および図2を用いて
説明する。図1、図2はそれぞれLSIのチップを模式
的に示したものである。これらの図において、VDD1
〜VDD4,VSS1〜VSS4は電源系統、IN1〜
IN4は信号入力端子、OUT1〜OUT4は信号出力
端子、IO−P1〜IO−P8,IO−N1〜IO−N
8は入力信号、出力信号回路を構成する素子、G1〜G
36は静電破壊保護素子、L1〜L4は各電源系より電
源を供給される論理回路領域、C11は半導体装置枠、
I1は内部論理回路領域である。
【0046】C1で示したLSIチップ内とI1で示す
論理回路部分を持ち、チップ周辺に外部信号の入力/出
力端子、または電源供給端子を設けている(本発明では
端子をLSI外部に設けることに関しては得に規定はし
ていない)。各端子には言うまでもなくトランジスタ等
半導体素子が接続されるが、それと共に半導体素子を外
部の静電気などの過大な電荷から保護する保護素子が設
けられる。半導体素子はIO−P1、IO−P
2....IO−P8,IO−N1、IO−N
2....IO−N8で示されるものである。接続され
る保護素子はG1、G2、G3....G36で示すも
のである。保護素子の機能は既に従来の技術の項で示し
たものである。本発明において特徴となるものは図1中
の保護素子G25、G26をLSIのチップ内部I1の
論理回路部分に設けることにある。従来の技術で既述し
た図11の形態では、既に述べたように複数系統の電源
系を持つ場合において、直列に複数の保護素子を設け、
また大きな寄生抵抗付けることは静電破壊電荷を通電さ
せる際に一部半導体素子に過大な電荷を与えることが考
えられることは既に述べた。例として図11を用い、ま
たVDD3を接地点としてOUT1に静電破壊電荷を印
加した場合を説明した。同じ条件で、図1の構成を用い
た場合について示す。VDD3を接地し、OUT1に静
電破壊電荷を印可した場合には電荷は保護素子G4、G
25を通電してVDD3に到達する。このとき直列に接続さ
れた保護素子により生じる電位は合計4V である。ま
た、チップ内部I1の論理回路部分に保護素子を設けて
いることから配線長が短くなる。前記例と同等のチップ
サイズとすると10mmの配線長程度と考えられる。ま
た、LSI内部のLSIの電源幹線の配線幅を100μ
m とし、電源配線に重なり保護素子を形成すると寄生抵
抗は10Ωである。静電破壊電荷を通電させる経路に1
Aの電流が生じたとすると電荷印加端子の接地端子に対
する電位差は14Vである。隣接する電源系の保護素子
は保護素子G21、G22、G23、G24の様に隣接
する領域に配置すると良いが、隣接しない電源系領域に
対しては上述した様に素子のインピーダンスを下げるこ
とが重要である。
【0047】図2に示した回路は図1の共通電源VSS
1を4系統のVSSに分断した場合である。この場合も
同様に、隣接しない異なる電源系に対してチップ内部I
1の論理回路部分に保護素子G25、G26、G31〜
G36を設けていることで、1つは直列に接続される保
護素子の個数を削減し、一方で配線寄生抵抗を削減して
いる。
【0048】このように、第1の実施の形態では図1に
おいて、半導体装置外から半導体装置内に電源を供給す
る第1の電源端子(VDD1)および第2の電源端子
(VSS1)と、半導体装置外から半導体装置内に電源
を供給する第3の電源端子(VDD2)と第4の電源端
子(VDD3)と第5の電源端子(VDD4)と、第1
の電源端子(VDD1)および第2の電源端子(VSS
1)の電圧によって動作する半導体素子により構成され
る第1の電源電圧動作論理回路領域(L1)と、第3の
電源端子(VDD2)と第2の電源端子(VSS1)を
電源として動作する第2の電源電圧動作論理回路領域
(L2)と、第4の電源端子(VDD3)と第2の電源
端子(VSS1)を電源として動作する第3の電源電圧
動作論理回路領域(L3)と、第5の電源端子(VDD
4)と第2の電源端子(VSS1)を電源として動作す
る第4の電源電圧動作論理回路領域(L4)とを備え、
第2の電源端子(VSS1)は第1の電源端子(VDD
1)の電圧に比べ低い電圧を供給する電源端子であり、
第3の電源端子(VDD2)、第4の電源端子(VDD
3)、および第5の電源端子(VDD4)の電位は第2
の電源端子(VSS1)電圧より高く、それぞれの電源
端子は論理回路動作時に相互に電気的接続は無く、第1
の電源端子(VDD1)と第2の電源端子(VSS1)
間、第3の電源端子(VDD2)と第2の電源端子(V
SS1)間、第4の電源端子(VDD3)と第2の電源
端子(VSS1)間、第5の電源端子(VDD4)と第
2の電源端子(VSS1)間は、それぞれ静電破壊電荷
から保護する保護素子を介して接続され、第1の電源端
子(VDD1)、第3の電源端子(VDD2)、第4の
電源端子(VDD3)、および第5の電源端子(VDD
4)は、相互に各々の電源端子に対して静電破壊電荷か
ら保護する保護素子を介して接続され、保護素子の少な
くとも1つは中央部、もしくはその近くに配置してい
る。
【0049】また、図2においては、半導体装置外から
半導体装置内に電源を供給する第1の電源端子(VDD
1)および第2の電源端子(VSS1)と、半導体装置
外から半導体装置内に電源を供給する第3の電源端子
(VDD2)、第4の電源端子(VDD3)、第5の電
源端子(VDD4)、第6の電源端子(VSS2)、第
7の電源端子(VSS3)、第8の電源端子(VSS
4)と、第1の電源端子(VDD1)および第2の電源
端子(VSS1)の電圧によって動作する半導体素子に
より構成される第1の電源電圧動作論理回路領域(L
1)と、第3の電源端子(VDD2)と第6の電源端子
(VSS2)を電源として動作する第2の電源電圧動作
論理回路領域(L2)と、第4の電源端子(VDD3)
と第7の電源端子(VSS3)を電源として動作する第
3の電源電圧動作論理回路領域(L3)と、第5の電源
端子(VDD4)と第8の電源端子(VSS4)を電源
として動作する第4の電源電圧動作論理回路領域(L
4)とを備え、第2の電源端子(VSS1)は第1の電
源端子(VDD1)の電圧に比べ低い電圧を供給する電
源端子であり、第3の電源端子(VDD2)、第4の電
源端子(VDD3)、第5の電源端子(VDD4)、第
6の電源端子(VSS2)、第7の電源端子(VSS
3)、および第8の電源端子(VSS4)のそれぞれの
電源端子は回路動作時に相互に電気的接続は無く、第1
の電源端子(VDD1)と第2の電源端子(VSS
1)、第3の電源端子(VDD2)と第6の電源端子
(VSS2)、第4の電源端子(VDD3)と第7の電
源端子(VSS3)、および第5の電源端子(VDD
4)と第8の電源端子(VSS4)は、それぞれ静電破
壊電荷から保護する保護素子を介して接続され、第1電
源電圧動作回路領域(L1)、第2電源電圧動作回路領
域(L2)、第3電源電圧動作回路領域(L3)および
第4電源電圧動作回路領域(L4)の電源端子間を相互
接続する保護素子の少なくとも1つが、中央部もしくは
その近くに配置している。
【0050】(実施の形態2)本発明の請求項5、6に
対応する、第1の実施の形態においてさらに電源系が増
加した場合の第2の実施の形態を図4に示す。G37、
G38は保護素子であり、その他は第1の実施の形態と
同じである。
【0051】まず、図3は隣接しない電源系に対しての
保護素子の挿入形態を示している。チップ内部I1の論
理回路部分に挿入した保護素子G37が20個存在して
いる。既に第1の実施の形態で述べたように隣接しない
電源系に対してチップ内部I1に保護素子を設けること
は寄生抵抗成分を削減することと直列に接続する保護素
子の段数を削減する上で効果的であり、静電破壊電荷よ
り半導体素子を保護する場合に有効である。しかしなが
ら電源系統の増加により保護素子が増加することでLS
Iのチップ面積の増大が生じる。
【0052】そこで、1系統でも共通の電源がある場合
は、その共有電源をターミナルノードとして保護素子の
数を減らした場合を図4に示す。図4ではVSS1を共
有電源としている為に保護素子G38の個数は8系統の
みに削減されている。上記例の場合と同様にある電源端
子を接地して、任意の端子に静電破壊電荷を印加したと
する。上述の例では出力端子OUT1に静電破壊電荷を
印加した場合、保護素子を介してVDD1電源配線に電
荷を通電し、VDD3の接地端子の接地点まで保護素子
を介して電荷を逃がしていた。第2の実施の形態の例と
して図4のVDD5を接地端子とした場合で、VDD1
の電源配線に電荷が通電され、1つの保護素子G38に
通電した後VSS1配線を一旦介するが、さらにVDD
5側の保護素子G38を通電し、接地端VDD5に電荷
は逃げることになる。第2の実施の形態で示した発明に
関して、通常共有電源配線は図1で示した様にチップC
1の外周近傍に配線されるものであるが、チップ上、対
向する電源系等における電源間保護を形成する際の寄生
抵抗成分を削減できるものであり、また、共通電源の外
部端子をI1で示したチップ内部に設け、直接電源を供
給する際に静電破壊経路を形成する場合に有効である。
【0053】このように、第2の実施の形態における半
導体装置は、半導体装置外から半導体装置内に電源を供
給する第1の電源端子(VDD1)と第2の電源端子
(VSS1)を備え、第2の電源端子(VSS1)は第
1の電源端子(VDD1)の電圧に比べ低い電圧を供給
する電源端子であり、上記の2つの電源端子の電圧によ
って動作する半導体素子により構成される第1の電源電
圧動作論理回路領域と、加えて半導体装置外から半導体
装置内に電源を供給する第3の電源端子(VDD2)と
第4の電源端子(VDD3)と第5の電源端子(VDD
4)と第6の電源端子(VDD5)と第7の電源端子
(VDD6)と第8の電源端子(VDD7)を備え、第
3の電源端子(VDD2)と第4の電源端子(VDD
3)と第5の電源端子(VDD4)と第6の電源端子
(VDD5)と第7の電源端子(VDD6)と第8の電
源端子(VDD7)の電位は第2の電源端子(VSS
1)電圧より高く、それぞれの電源端子は回路動作時に
電気的接続は無く、第3の電源端子(VDD2)と第2
の電源端子(VSS1)を電源として動作する第2の電
源電圧動作論理回路領域と、第4の電源端子(VDD
3)と第2の電源端子(VSS1)を電源として動作す
る第3の電源電圧動作論理回路領域と、第5の電源端子
(VDD4)と第2の電源端子(VSS1)を電源とし
て動作する第4の電源電圧動作論理回路領域と、第6の
電源端子(VDD5)と第2の電源端子(VSS1)を
電源として動作する第5の電源電圧動作論理回路領域
と、第7の電源端子(VDD6)と第2の電源端子(V
SS1)を電源として動作する第6の電源電圧動作論理
回路領域と、第8の電源端子(VDD7)と第2の電源
端子(VSS1)を電源として動作する第7の電源電圧
動作論理回路領域とを備え、第2の電源端子(VSS
1)に対して、第1の電源端子(VDD1)、第3の電
源端子(VDD2)、第4の電源端子(VDD3)、第
5の電源端子(VDD4)、第6の電源端子(VDD
5)、第7の電源端子(VDD6)、第8の電源端子
(VDD7)が静電破壊電荷から半導体装置を保護する
保護素子を介して相互接続し、保護素子の少なくとも1
つは中央部、もしくはその近くに配置している。
【0054】第2の実施の形態によれば、多電源系統を
有するLSIで1系統でも共通電源が存在した場合に
は、共通の電源配線をターミナルノードとして保護素子
を介した静電破壊電荷の通電経路を確保し、異なる電源
間で直列接続される保護素子段数は最大2段までとする
ことができ、保護素子総数を削減できる。ただし、段数
は3段、4段あるいはそれ以上とすることが可能であ
る。
【0055】なお、保護素子は、例えば半導体装置の回
路動作時に漏れ電流以上の電流を流さないダイオード素
子もしくはMOS 型トランジスタ素子またはバイポーラ型
トランジスタ素子から構成される。また保護素子は、各
々電源電圧動作論理回路領域への電源供給配線下に形成
される。
【0056】(実施の形態3)本発明の請求項9に対応
する第3の実施の形態を図8および図9により説明す
る。請求項9の発明は多角形の拡散領域で構成される保
護素子の各辺を1つの電源間保護素子として構成したも
のであり、例として図8(B)および図9に示す構成と
なる。図8(B)は5系統の電源間保護素子を形成した
ものであり、G39で示す保護素子の領域を特に拡大し
たものが図9である。図8(B)で各ますめに入ってい
るA、B,C,D,E,Fが電源系統を示すものであ
り、ますめの中は拡散領域である。拡散領域の各辺は対
向する電源との間の保護素子となる。発明が解決しよう
とする課題で示した櫛形の保護素子レイアウトの面積計
算と同様に本発明の実施の形態を説明する。櫛形の保護
素子レイアウトでは200μmの幅で拡散領域が対向し
ていた。多電源メッシュ型保護素子でも同様の拡散領域
の対向幅とする条件で面積計算を行う。メッシュ内にあ
るますめの一辺を5μmとすると図8(B)に示した様
にますめは縦12個、横22個とすることで拡散領域対
向幅200μm 以上が確保される。対向する拡散領域の
間隔を0.5μmとすると面積は7892.75μm2
なる。前述の櫛形の保護素子レイアウトのレイアウト面
積が23000μm と比較すると約34.3%のレイア
ウト面積となり、非常に小面積となる。
【0057】このように、第3の実施の形態では、第1
導電型の半導体基板と、この半導体基板上に形成して第
1導電型の半導体基板と反対導電型であって半導体基板
表面に対して多角形の形状で構成した第1の高濃度拡散
領域(A)と、この多角形の第1の高濃度拡散領域
(A)の辺と対向して静電破壊電荷保護素子として機能
する一定距離の素子分離領域を挿入配置し第1の高濃度
拡散領域(A)と同導電型で多角形の形状を持つ第2の
高濃度拡散領域(B,C,D,E)とを備え、第1の高
濃度拡散領域(A)の各辺は第2の高濃度拡散領域
(B,C,D,E)と同型の拡散領域と対向することに
より多角形の辺と同等数の保護素子を設け、各辺に形成
される保護素子は異なる電源系統間の静電破壊電荷の通
電経路となる接続としている。
【0058】これにより、多電源系保護素子の素子形状
を多角形のメッシュ構成とすることで更に面積を削減す
ることが可能となる。上記の多角形の角数は無限大とな
り、高濃度拡散領域が円形となる場合も含む。
【0059】(実施の形態4)本発明の請求項10に対
応した第4の実施の形態を図10を用いて説明する。図
10において、LB1,LB2はゲート実効長、Ga2 は
MOS型トランジスタゲート端子、その他は他の図につ
いて説明したのと同様である。
【0060】CMOS半導体装置の標準動作電源電圧が
0.6μmプロセス世代まで5Vであったものが0.5
μm プロセス世代で3.3Vとなり、0.25μm プロ
セス世代以降で世代毎に標準動作電源電圧が低下するこ
とは周知の事実である。しかしながら、CMOS半導体
装置の周辺装置は従来からの5V系信号や3.3V系信
号が存在する。この為CMOS半導体装置内に異なる電
圧耐圧のトランジスタを混載させることが考えられる。
それぞれのトランジスタの構成に於いて異なる部分で顕
著な部分はMOS型トランジスタでのゲート酸化膜厚と
ゲート長である。一方、CMOS半導体プロセスに於け
るバイポーラ型トランジスタの構成は、MOS型トラン
ジスタのゲートを削除した形状となる。静電破壊保護ト
ランジスタの動作はMOS型、バイポーラ型共にバイポ
ーラ型トランジスタ動作をする。ここで、MOS型で定
義されているパラメータであるゲート長をバイポーラ型
トランジスタのエミッタ、コレクタ間拡散領域間隔とし
て使用する。ゲート長にたいしてのトランジスタのオン
電圧依存性は“H.Weston,V.Lee,T.Stanik,‘A Newly Ob
served High Frequency Effect on the ESD Protection
Utilized in a Gigahertz NMOS Technology',in Proc.
14th EOS/ESD Symposium,P.95-98,1992”で示されてい
る様にゲート長が短くなるほどオン電圧が低下する。図
10(A)を5V 耐圧トランジスタでゲート長LB1を
0.6μm ,図10(B)を3.3v耐圧トランジスタ
でゲート長LB2を0.4μm とすると、図10(C)
の用にNPNトランジスタの電位は想像線K1、K3か
ら実線K2、K4の特性へと変化する。前記資料では1
/2程電位を低下させることが可能である。図1に於い
て例えば、VDD1とVDD3の電源電圧が3.3Vと
するとG25の保護素子を3.3V耐圧トランジスタに
て構成することで保護素子を通電する際に発生させる電
位差を低下させることが可能となる。
【0061】このように、第4の実施の形態では、複数
の電圧耐圧を有する複数のMOS型トランジスタ素子
(図10(A),(B))を有し、異なる電源電圧系統
により動作している複数の回路領域が存在し、複数の回
路領域に対して、少なくとも1系統の電源電圧動作論理
回路に対しての静電破壊保護素子が複数のMOS型トラ
ンジスタ素子(図10(A),(B))の内、低電圧耐
圧のMOS型トランジスタ素子(図10(B))により
構成している。
【0062】これにより、近年の微細化による半導体素
子の動作電源電圧の低下にたいして半導体装置周辺の信
号電圧のが変化しないことにより、半導体装置上に2つ
の電圧耐圧を持つことが一般化されてきていることを有
効に利用して、保護素子の通電する際の電位差を低下さ
せることが可能であり、静電気電荷印加端子から接地端
子までの電位差上昇を下げることができる。
【0063】なお、電源端子数は上記の各実施の形態に
記載に限らずそれ以上でもよく、その際にも上記の接続
関係を拡張して適応可能である。また保護素子は、半導
体装置の回路動作時に漏れ電流以上の電流を流さないダ
イオード素子もしくはMOS 型トランジスタ素子またはバ
イポーラ型トランジスタ素子から構成されてもよい。ま
た保護素子が各々電源電圧動作論理回路領域への電源供
給配線下に形成されてもよい。さらに保護素子は2種類
の電圧耐圧を有するMOS型トランジスタ素子に限ら
ず、半導体装置において2種類以上の電圧耐圧MOS型
トランジスタ素子を用いたものでもよい。
【0064】
【発明の効果】請求項1記載の半導体装置によれば、保
護素子の段数を制限し、また実際の回路内への電源配線
を有効に使用して保護素子を配置することにより静電気
による電荷の印加を接地端子へ逃がす経路を確保するこ
とができる。
【0065】請求項2記載の半導体装置によれば、請求
項1と同様な効果がある。
【0066】請求項3記載の半導体装置によれば、請求
項1と同様な効果がある。
【0067】請求項4記載の半導体装置によれば、請求
項1と同様な効果がある。
【0068】請求項5記載の半導体装置によれば、半導
体装置内の多数の電源系の内、いずれかの電源系1系統
を共有した論理回路構成であった場合、請求項1の効果
に加えて保護素子数を削減することが可能である。
【0069】請求項6記載の半導体装置によれば、請求
項5と同様な効果がある。
【0070】請求項7記載の半導体装置によれば、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または
請求項6と同様な効果がある。
【0071】請求項8記載の半導体装置によれば、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求
項6または請求項7と同様な効果がある。
【0072】請求項9記載の半導体装置によれば、多電
源系保護素子の素子形状を多角形のメッシュ構成とする
ことで更に面積を削減することが可能となる。
【0073】請求項10記載の半導体装置によれば、近
年の微細化による半導体素子の動作電源電圧の低下に対
して半導体装置周辺の信号電圧が変化しないことによ
り、半導体装置上に2つの電圧耐圧を持つことが一般化
されてきていることを有効に利用して、保護素子に通電
する際の電位差を低下させることが可能であり、静電気
電荷印加端子から接地端子までの電位差上昇を下げるこ
とができる。
【0074】請求項11記載の半導体装置によれば、請
求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請
求項6、請求項7、請求項8、請求項9または請求項1
0と同様な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態の変形形態を説明す
る回路図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の前提となる例を説
明する説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を説明する回路図で
ある。
【図5】バイポーラ型トランジスタ保護素子の形状を説
明する概略断面図である。
【図6】MOS型トランジスタ保護素子の形状を説明す
る概略断面図である。
【図7】バイポーラ型トランジスタ保護素子の櫛形構成
レイアウトパターン図である。
【図8】(A)はバイポーラ型トランジスタ保護素子の
多電源系櫛形構成の第3の実施の形態の前提となるレイ
アウトパターン、(B)はバイポーラ型トランジスタ保
護素子の多電源メッシュ構成レイアウトパターンであ
り、第3の実施の形態を説明する図である。
【図9】図8(B)のレイアウトの一部を切り出した拡
大図である。
【図10】第4の実施の形態を示し、(A)はMOS型
トランジスタ保護素子の内、ゲート長が長いトランジス
タを示し、(B)はMOS型トランジスタ保護素子の
内、ゲート長が短いトランジスタを示し、(C)はトラ
ンジスタ保護素子のスナップバック特性であり、ゲート
長の差異による特性差を示したものである。
【図11】従来例(1)を説明する回路図である。
【図12】従来例(2)を説明する回路図である。
【符号の説明】
VDD1,VDD2,・・・VDD7,VSS1,VS
S2,VSS3,VSS4:電源系統 IN1,IN2,IN3,IN4:信号入力端子 OUT1,OUT2,OUT3,OUT4:信号出力端
子 IO−P1,IO−P2,・・・IO−P8,IO−N
1,IO−N2,・・・IO−N8:入力信号、出力信
号回路を構成する素子 G1,G2,・・・G40:静電破壊保護素子 L1,L2,L3,L4:各電源系より電源を供給され
る論理回路領域 C1:半導体装置枠 I1:内部論理回路領域 n1,n2,・・・n9:N+半導体拡散領域 p1,p2,p3:P+半導体拡散領域 E1:バイポーラ型トランジスタエミッタ端子 C1:バイポーラ型トランジスタコレクタ端子 D1:MOS 型トランジスタドレイン端子 S1:MOS型トランジスタソース端子 Ga1,Ga2 :MOS型トランジスタゲート端子 r1:基板抵抗 r2:保護素子近傍、保護素子以外の半導体素子禁止領
域 v1,v2:拡散領域−アルミ配線コンタクト素子 vp1:ゲート電極−アルミ配線コンタクト素子 A,B,C,D,E:電源系統/高濃度拡散領域 LB1,LB2:ゲート実効長

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置外から前記半導体装置内に電
    源を供給する複数の電源端子と、 前記電源端子のうち低い電圧を供給する電源端子と他の
    電源端子との間に介在されてそれぞれ静電破壊電荷から
    半導体装置を保護する複数の第1の保護素子と、 前記低い電圧を供給する電源端子の相互間に介在されて
    各々の電源端子に対して静電破壊電荷から保護する複数
    の第2の保護素子と、 前記他の電源端子および前記低い電圧を供給する電源端
    子の電圧によってそれぞれ動作する半導体素子により構
    成される複数の電源電圧動作論理回路領域とを備え、 それぞれの前記電源端子は論理回路動作時に相互に電気
    的接続は無く、かつ前記保護素子の少なくとも1つは中
    央部、もしくはその近くに配置することを特徴とする半
    導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体装置外から前記半導体装置内に電
    源を供給する第1の電源端子および第2の電源端子と、 前記半導体装置外から前記半導体装置内に電源を供給す
    る第3の電源端子と第4の電源端子と第5の電源端子
    と、 前記第1の電源端子および第2の電源端子の電圧によっ
    て動作する半導体素子により構成される第1の電源電圧
    動作論理回路領域と、 前記第3の電源端子と前記第2の電源端子を電源として
    動作する第2の電源電圧動作論理回路領域と、 前記第4の電源端子と前記第2の電源端子を電源として
    動作する第3の電源電圧動作論理回路領域と、 前記第5の電源端子と前記第2の電源端子を電源として
    動作する第4の電源電圧動作論理回路領域とを備え、 前記第2の電源端子は前記第1の電源端子の電圧に比べ
    低い電圧を供給する電源端子であり、 前記第3の電源端子、前記第4の電源端子、および前記
    第5の電源端子の電位は前記第2の電源端子電圧より高
    く、それぞれの電源端子は論理回路動作時に相互に電気
    的接続は無く、 前記第1の電源端子と第2の電源端子間、前記第3の電
    源端子と第2の電源端子間、第4の電源端子と第2の電
    源端子間、第5の電源端子と第2の電源端子間は、それ
    ぞれ静電破壊電荷から保護する保護素子を介して接続さ
    れ、 前記第1の電源端子、第3の電源端子、第4の電源端
    子、および第5の電源端子は、相互に各々の電源端子に
    対して静電破壊電荷から保護する保護素子を介して接続
    され、 前記保護素子の少なくとも1つは中央部、もしくはその
    近くに配置することを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体装置外から前記半導体装置内に電
    源を供給する複数の電源端子と、 前記電源端子が複数組の対になり、各対における電源端
    子を電源として動作する半導体素子により構成される複
    数の電源電圧動作論理回路領域と、 前記各対における電源端子間に介在されてそれぞれ静電
    破壊電荷から保護する複数の保護素子とを備え、 それぞれの前記電源端子は論理回路動作時に相互に電気
    的接続は無く、かつ前記保護素子の少なくとも1つは中
    央部、もしくはその近くに配置することを特徴とする半
    導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体装置外から前記半導体装置内に電
    源を供給する第1の電源端子および第2の電源端子と、 前記半導体装置外から前記半導体装置内に電源を供給す
    る第3の電源端子、第4の電源端子、第5の電源端子、
    第6の電源端子、第7の電源端子、第8の電源端子と、 前記第1の電源端子および前記第2の電源端子の電圧に
    よって動作する半導体素子により構成される第1の電源
    電圧動作論理回路領域と、 前記第3の電源端子と前記第6の電源端子を電源として
    動作する第2の電源電圧動作論理回路領域と、 前記第4の電源端子と前記第7の電源端子を電源として
    動作する第3の電源電圧動作論理回路領域と、 前記第5の電源端子と前記第8の電源端子を電源として
    動作する第4の電源電圧動作論理回路領域とを備え、 前記第2の電源端子は第1の電源端子の電圧に比べ低い
    電圧を供給する電源端子であり、 前記第3の電源端子、第4の電源端子、第5の電源端
    子、第6の電源端子、第7の電源端子、および第8の電
    源端子のそれぞれの電源端子は回路動作時に相互に電気
    的接続は無く、 前記第1の電源端子と前記第2の電源端子、前記第3の
    電源端子と前記第6の電源端子、前記第4の電源端子と
    前記第7の電源端子、および前記第5の電源端子と第8
    の電源端子は、それぞれ静電破壊電荷から保護する保護
    素子を介して接続され、 前記第1電源電圧動作回路領域、前記第2電源電圧動作
    回路領域、前記第3電源電圧動作回路領域および前記第
    4電源電圧動作回路領域の電源端子間を相互接続する保
    護素子の少なくとも1つが、中央部もしくはその近くに
    配置することを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 半導体装置外から前記半導体装置内に電
    源を供給する複数の電源端子と、 前記電源端子のうち低い電圧を供給する電源端子と他の
    電源端子との間に介在されてそれぞれ静電破壊電荷から
    半導体装置を保護する複数の保護素子と、 前記他の電源端子および前記低い電圧を供給する電源端
    子の電圧によってそれぞれ動作する半導体素子により構
    成される複数の電源電圧動作論理回路領域とを備え、 それぞれの前記電源端子は論理回路動作時に相互に電気
    的接続は無く、かつ前記保護素子の少なくとも1つは半
    導体装置の中央部、もしくはその近くに配置することを
    特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 半導体装置外から半導体装置内に電源を
    供給する第1の電源端子と第2の電源端子と、 半導体装置外から半導体装置内に電源を供給する第3の
    電源端子と第4の電源端子と第5の電源端子と、 前記第1の電源端子および前記第2の電源端子の電圧に
    よって動作する半導体素子により構成される第1の電源
    電圧動作論理回路領域と、 前記第3の電源端子と前記第2の電源端子を電源として
    動作する第2の電源電圧動作論理回路領域と、 前記第4の電源端子と前記第2の電源端子を電源として
    動作する第3の電源電圧動作論理回路領域と、 前記第5の電源端子と前記第2の電源端子を電源として
    動作する第4の電源電圧動作論理回路領域とを備え、 前記第2の電源端子は第1の電源端子の電圧に比べ低い
    電圧を供給する電源端子であり、 前記第3の電源端子、前記第4の電源端子、および前記
    第5の電源端子の電位は前記第2の電源端子電圧より高
    く、それぞれの電源端子は回路動作時に相互に電気的接
    続は無く、 前記第2の電源端子に対して、前記第1の電源端子、前
    記第3の電源端子、前記第4の電源端子、前記第5の電
    源端子が静電破壊電荷から保護する保護素子を介して相
    互接続し、前記保護素子の少なくとも1つは中央部、も
    しくはその近くに配置することを特徴とする半導体装
    置。
  7. 【請求項7】 保護素子は、回路動作時に漏れ電流以上
    の電流を流さないダイオード素子もしくはMOS 型トラン
    ジスタ素子またはバイポーラ型トランジスタ素子から構
    成された請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請
    求項5または請求項6記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 保護素子は、前記各々電源電圧動作論理
    回路領域への電源供給配線下に形成された請求項1、請
    求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6また
    は請求項7記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 第1導電型の半導体基板と、この半導体
    基板上に形成して前記第1導電型の半導体基板と反対導
    電型であって前記半導体基板表面に対して多角形の形状
    で構成した第1の高濃度拡散領域と、この多角形の第1
    の高濃度拡散領域の辺と対向して静電破壊電荷保護素子
    として機能する一定距離の素子分離領域を挿入配置し前
    記第1の高濃度拡散領域と同導電型で多角形の形状を持
    つ第2の高濃度拡散領域とを備え、前記第1の高濃度拡
    散領域の各辺は前記第2の高濃度拡散領域と同型の拡散
    領域と対向することにより多角形の辺と同等数の保護素
    子を設け、各辺に形成される前記保護素子は異なる電源
    系統間の静電破壊電荷の通電経路となる接続としたこと
    を特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 複数の電圧耐圧を有する複数のMOS
    型トランジスタ素子を有し、異なる電源電圧系統により
    動作している複数の回路領域が存在し、前記複数の回路
    領域に対して、少なくとも1系統の電源電圧動作論理回
    路に対しての静電破壊保護素子が前記複数のMOS型ト
    ランジスタ素子の内、低電圧耐圧のMOS型トランジス
    タ素子により構成することを特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】 保護素子が複数種類の電圧耐圧MOS
    型トランジスタ素子を備えた請求項1、請求項2、請求
    項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求
    項8、請求項9または請求項10記載の半導体装置。
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