JP2000208394A - 半導体装置、半導体装置の製造方法およびそれに用いるレジストパタ―ン形成方法と露光装置 - Google Patents

半導体装置、半導体装置の製造方法およびそれに用いるレジストパタ―ン形成方法と露光装置

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JP2000208394A
JP2000208394A JP11005498A JP549899A JP2000208394A JP 2000208394 A JP2000208394 A JP 2000208394A JP 11005498 A JP11005498 A JP 11005498A JP 549899 A JP549899 A JP 549899A JP 2000208394 A JP2000208394 A JP 2000208394A
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mask
light
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Naohisa Tamada
尚久 玉田
Yoshiaki Yamada
善章 山田
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70425Imaging strategies, e.g. for increasing throughput or resolution, printing product fields larger than the image field or compensating lithography- or non-lithography errors, e.g. proximity correction, mix-and-match, stitching or double patterning
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気的特性を劣化させることなく、高集積化
を図ることが可能な半導体装置、半導体装置の製造方法
およびそれに用いるレジストパターン形成方法と露光装
置を提供する。 【解決手段】 半導体装置の製造方法において用いるレ
ジストパターン形成方法であって、マスクを介して、基
板上に形成されたレジスト表面に光を照射することによ
り、レジスト表面に光の波長以下の幅W0を有する第1
の光学像13a〜13dを投影する。基板に対してマス
クを相対的に移動させる。移動させられたマスクを介し
て、レジスト表面に光を照射することにより、レジスト
表面に、第1の光学像13a〜13dが投影された領域
と部分的に重なるように、光の波長以下の幅W0を有す
る第2の光学像14a〜14dを投影する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置、半
導体装置の製造方法およびそれに用いるレジストパター
ン形成方法と露光装置に関するものであり、より特定的
には、半導体装置の電気的特性を劣化させることなく、
高集積化を図ることが可能な半導体装置、半導体装置の
製造方法およびそれに用いるレジストパターン形成方法
と露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、半導体記憶装置などに代表される
半導体装置においては、微細化、高集積化の要求がます
ます強くなってきている。このような微細化、高集積化
を実現するため、半導体装置の配線間隔は、配線の形成
工程において用いる写真製版加工における露光光の波長
とほぼ同一のレベルとなってきている。そして、この配
線間において、配線上の層間絶縁膜に配線と接触しない
ようにスルーホールを形成する場合には、配線の間の距
離よりも小さな径を有するスルーホールを形成する必要
がある。つまり、この場合、露光光の波長よりも小さな
径を有するスルーホールを形成する必要がある。例え
ば、露光光としてエキシマレーザー(波長248nm)
を用いる場合には、直径が200nm程度のスルーホー
ルが、また、i線(波長365nm)を用いる場合に
は、直径が300nm程度のスルーホールが求められる
ようになってきている。
【0003】一方、このスルーホールは、下層の導電領
域と上層配線とを電気的に接続するために用いられる。
この場合、スルーホール上に重なるように、上層配線を
形成する必要がある。しかし、この上層配線の形成に用
いられるマスクの重ね合せ精度などから考えると、スル
ーホール上に確実に上層配線を形成するためには、この
スルーホールの径が、少なくとも上層配線の幅および上
層配線の位置精度余裕を考慮した大きさを有することが
好ましい。そして、このようなスルーホールの径は、露
光光の波長よりもはるかに大きくする必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような2つの課
題を満足するスルーホールの構造としては、たとえば、
図21に示すような半導体装置が考えられる。図21
は、本発明に関連する半導体装置を示す平面模式図であ
る。
【0005】図21を参照して、半導体基板(図示せ
ず)上にゲート電極などの下層配線115a〜115e
が形成されている。この下層配線115a〜115eの
間に位置する半導体基板の主表面には、導電領域(図示
せず)が形成されている。下層配線115a〜115e
上には、層間絶縁膜(図示せず)が形成されている。こ
の層間絶縁膜には、下層配線115b、115cの間に
位置する領域および下層配線115d、115eの間に
位置する領域において、コンタクトホール116a〜1
16fが形成されている。層間絶縁膜上とコンタクトホ
ール116a〜116fの内部とには、下層配線115
a〜115eの延びる方向とほぼ垂直な方向に延びるよ
うに、上層配線117a〜117cが形成されている。
【0006】ここで、下層配線115a〜115eの配
線間の間隔は、これらの下層配線115a〜115eを
形成する際に用いられた露光光の波長とほぼ同程度とな
っている。そのため、コンタクトホール116a〜11
6fの短径の長さを、この露光光の波長よりも小さくす
る必要がある。
【0007】一方、コンタクトホール116a〜116
fの長径の長さは、上層配線117a〜117cの線幅
と、この上層配線117a〜117cの位置精度余裕Δ
Mとを加算した長さよりも長くなるようにすることが好
ましい。これは、上層配線117a〜117cが形成さ
れる位置がマスクの重ね合せ誤差などといった製造ばら
つきにより変動した場合にも、上層配線117a〜11
7cがコンタクトホール116a〜116fを介して半
導体基板上の導電領域と確実に接触できるようにするた
めである。
【0008】このようなコンタクトホール116a〜1
16fを形成するためには、図22に示すようなマスク
パターンを用いる。図22は、図21に示したコンタク
トホール116a〜116fを形成する際に用いられる
マスクパターンを示す模式図である。
【0009】図22を参照して、遮光体膜109にマス
クパターン110が形成されている。マスクパターン1
10は、幅Wm4、高さHm4というサイズである。こ
こで、たとえばステッパを用いる縮小露光工程の場合に
は、マスクパターン110のサイズは半導体基板上のレ
ジスト膜に形成されるレジストパターンの約5倍のサイ
ズとなる。また、スキャン型など縮小倍率が4対1など
異なる露光装置では、マスクパターンのサイズはレジス
トパターンの約4倍またはその縮小倍の逆数倍となる。
【0010】そして、図23は、図22に示したマスク
パターンを用いて形成されるべきレジストパターンを示
す模式図である。図23を参照して、レジスト膜111
に幅W3、高さH3というサイズを有するレジストパタ
ーン112aが形成される。
【0011】ここで、形成されるレジストパターン11
2aの幅W3が、露光光の波長よりも十分大きい場合に
は、レジストパターン112aの幅W3と高さH3との
比率は、図22に示したマスクパターン110の幅Wm
4と高さHm4との比率にほぼ近い値となる。そのた
め、図23に示すような、ほぼ楕円形状のレジストパタ
ーン112aを得ることができる。
【0012】しかし、形成されるべきレジストパターン
112aの幅W3が露光光の波長よりも小さいような場
合には、図24に示すように、レジストパターン112
bの幅W4に対する高さH4の比率は、露光に用いたマ
スクのマスクパターン110における幅Wm4に対する
高さHm4の比率よりも小さくなる。この結果、図24
に示すように、得られるレジストパターン112bの平
面形状は円形に近くなってしまう。ここで、図24は、
レジストパターンの短径が露光光の波長よりも小さくな
った場合に、図22に示したマスクパターンを用いて形
成されたレジストパターンの模式図である。
【0013】このような場合には、図23に示すような
レジストパターン112aを得ることができないので、
図21に示すような十分な長さの長径を有するコンタク
トホール116a〜116fを形成することは困難であ
る。この場合、コンタクトホール116a〜116fの
長径の長さが十分に確保できないことに起因して、上層
配線117a〜117cを形成した際に、この上層配線
117a〜117cとコンタクトホール116a〜11
6fとの位置がずれる場合がある。
【0014】この結果、半導体基板上の導電領域と上層
配線117a〜117cとが電気的に接続することがで
きないといった問題が発生する。このため、半導体装置
において回路が正常に作動しないなど、半導体装置の電
気的特性が劣化する。その結果、半導体装置の製造歩留
りが低下するといった問題が発生する。
【0015】ここで、図24に示すように、レジストパ
ターン112bの高さH4が小さくなることを防止する
ために、図25に示すようなマスクパターンを用いるこ
とが考えられる。図25は、本発明に関連するマスクパ
ターンのもう1つの例を示す模式図である。
【0016】図25を参照して、このマスクパターンの
もう1つの例においては、マスクパターン110aの高
さHm5が、図22に示したマスクパターン110の高
さHm4よりも長くなっている。しかし、図25に示し
たようなマスクパターンを用いる場合にも、図21に示
すように、コンタクトホール116a〜116fが隣接
して形成されるような場合には、図26に示すように隣
接するそれぞれのレジストパターンがパターンの接続部
140を介して繋がった大きなレジストパターン112
cが形成されてしまう。ここで、図26は、図25に示
したマスクパターンを用いて形成されたレジストパター
ンの模式図である。
【0017】このため、図25に示すようにマスクパタ
ーンの高さHm5を長くすることにより、図21に示す
ようなコンタクトホール116a〜116fを形成する
ことはやはり困難であった。
【0018】このように、従来のレジストパターン形成
方法では、短径が露光光の波長より短く、長径が露光光
の波長よりも大きいというようなレジストパターンを形
成することは困難であった。そのため、図21に示すよ
うなコンタクトホール116a〜116cを形成するこ
とは困難であった。
【0019】また、半導体装置の高集積化、微細化の要
求により、これまで述べたようなコンタクトホールにつ
いてのみでなく、半導体基板の主表面に形成される導電
領域の形状についても、図27に示すように、高さH5
がこの導電領域135を形成する際に用いられる露光光
の波長よりも短く、幅W5がその露光光の波長よりも十
分に長いというような平面形状を有する導電領域135
を形成する必要が出てきた。ここで、図27は、本発明
に関連する半導体装置を示す平面模式図である。図27
を参照して、高さH5方向における導電領域135の密
度を高めることにより、半導体装置における素子の高集
積化を図ることができる。
【0020】一方、図27を参照して、導電領域135
には、上層の配線などとの電気的接続を行なうためのコ
ンタクトホール136a、136bが形成されている。
また、半導体基板上には、ゲート電極118c〜118
gが形成されている。このように、導電領域135上に
は、コンタクトホール136a、136bとゲート電極
118f、118gとを形成する必要があるため、その
幅W5は、露光光の波長よりも十分大きくする必要があ
る。
【0021】そして、導電領域135を形成する際に
は、図28に示すように、半導体基板137の主表面上
に、熱酸化を行なう際の保護膜となるシリコン窒化膜
(図示せず)などを堆積した後、導電領域135(図2
7参照)となる領域上にレジストパターン112cを形
成する。図28は、図27に示した半導体装置を形成す
る際に必要となるレジストパターンを示す模式図であ
る。そして、このレジストパターン112cは、上述し
たように、露光光の波長よりも小さな高さH5と、露光
光の波長よりも十分大きな幅W5とを有する必要があ
る。
【0022】しかし、この場合にも、上述のコンタクト
ホール116a〜116f(図21参照)を備える半導
体装置において指摘した問題と同様の問題が発生する。
つまり、従来のレジストパターン形成方法を用いて図2
8に示すようなレジストパターン112cを形成しよう
としても、図29に示すように、レジストパターンの長
径となる幅W6が、本来必要とされるレジストパターン
の幅W5よりも小さくなってしまう。ここで、図29
は、レジストパターンの短径が露光光の波長よりも小さ
くなった場合のレジストパターンを示す模式図である。
【0023】このため、図27に示すような導電領域1
35を形成し、半導体装置の高集積化を図ることは、従
来困難であった。
【0024】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、この発明の1つの目的は、
半導体装置の電気的特性を劣化させることなく、高集積
化を図ることが可能な半導体装置を提供することであ
る。
【0025】この発明のもう1つの目的は、半導体装置
の電気的特性を劣化させることなく、高集積化を図るこ
とが可能な半導体装置の製造方法を提供することであ
る。
【0026】この発明の他の目的は、半導体装置の電気
的特性を劣化させることなく、高集積化を図ることが可
能な半導体装置の製造方法において用いるレジストパタ
ーン形成方法を提供することである。
【0027】この発明の別の目的は、半導体装置の電気
的特性を劣化させることなく、高集積化を図ることが可
能な半導体装置の製造方法において用いる露光装置を提
供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明の一の局面にお
けるレジストパターン形成方法では、マスクを介して、
基板上に形成されたレジスト膜表面に光を照射すること
により、レジスト膜表面に光の波長以下の幅を有する第
1の光学像を投影する。基板に対してマスクを相対的に
移動させる。移動させられたマスクを介して、レジスト
膜表面に光を照射することにより、レジスト膜表面に、
第1の光学像が投影された領域と部分的に重なるよう
に、光の波長以下の幅を有する第2の光学像を投影する
(請求項1)。
【0029】このため、第1および第2の光学像により
形成される最終的な光学像では、短径を光の波長よりも
小さくすることができる。一方、マスクの移動方向およ
び移動距離を調節することにより、長径を光の波長より
も十分大きくすることができる。このため、従来の露光
工程のような1回の露光では形成することが困難であっ
た、光の波長よりも小さい短径を有し、かつ、光の波長
よりも大きな長径を有する細長いレジストパターンを精
度よく形成することが可能となる。そのため、このよう
な細長いレジストパターンを用いることにより、光の波
長よりも短い幅を有するコンタクトホールや導電領域な
どの半導体素子構造を形成することができる。この結
果、半導体装置の高集積化を図ることができる。
【0030】また、第1の光学像が投影された領域と第
2の光学像が投影される領域との重なり部分の位置や大
きさを調節することにより、最終的に形成されるレジス
トパターンの長径の長さを容易に調節することができ
る。この結果、光の波長よりも小さい短径を有し、か
つ、任意の長さの長径を有するレジストパターンを得る
ことができる。
【0031】また、マスクの移動方向や移動距離を調節
すれば、細長いレジストパターンのみではなく、任意の
形状のレジストパターンを形成することが可能である。
【0032】上記一の局面におけるレジストパターン形
成方法は、レジスト膜を現像処理することにより、第1
および第2の光学像のみが投影された領域と第1および
第2の光学像が重ねられて投影された領域とにおいて、
光の波長以下の幅を有するレジストパターンを形成する
工程をさらに備えていてもよい。幅の方向とほぼ垂直な
方向におけるレジストパターンの長さは、光の波長より
も大きくてもよい(請求項2)。
【0033】この場合、幅(短径)が光の波長よりも小
さく、幅の方向とほぼ垂直な方向におけるレジストパタ
ーンの長さ(長径)が光の波長よりも大きなレジストパ
ターンを容易に形成することができる。そして、このレ
ジストパターンを用いて、たとえばコンタクトホールな
どを形成すれば、レジストパターンの短径方向において
は、コンタクトホールなどの半導体素子構造の集積度を
向上させることができる。
【0034】また、レジストパターンの長径方向におい
ては、このレジストパターンを用いて形成されるコンタ
クトホールなどの半導体素子構造上に、短径方向とほぼ
同じ方向に延びるように形成される配線の位置精度が十
分でないような場合にも、半導体素子構造を細長い形状
とすることにより、確実に半導体素子構造上に配線を形
成することが可能となる。この結果、半導体素子構造の
位置と配線の位置とがずれることに起因して半導体装置
において接続不良や断線などが起きる、というような問
題の発生を防止できる。そのため、この接続不良などに
起因する半導体装置の電気的特性の劣化を防止すること
ができる。
【0035】このように、半導体装置の電気的特性の劣
化を防止すると同時に、半導体装置の高集積化を図るこ
とが可能となる。
【0036】上記一の局面におけるレジストパターン形
成方法では、基板に対してマスクを相対的に移動させる
工程が、マスクを相対的に移動させながら、マスクを介
して、レジスト膜表面に光を照射する工程を含んでいて
もよい(請求項3)。
【0037】この場合、特にスキャン型の露光装置にお
いて本発明によるレジストパターン形成方法を容易に実
施することができる。
【0038】上記一の局面におけるレジストパターン形
成方法では、レジスト膜がポジ型レジスト膜であっても
よい(請求項4)。
【0039】上記一の局面におけるレジストパターン形
成方法では、レジストパターンがホールパターンであっ
てもよい(請求項5)。
【0040】上記一の局面におけるレジストパターン形
成方法では、ホールパターンの平面形状がほぼ楕円形状
であってもよい(請求項6)。
【0041】この場合、楕円形状のホールパターンを用
いて、平面形状がほぼ楕円形状であるコンタクトホール
を容易に形成することができる。そして、このコンタク
トホールの短径を露光に用いた光の波長よりも小さくす
れば、コンタクトホールの短径方向において、コンタク
トホールの集積度を従来よりもより高くすることができ
る。
【0042】一方、コンタクトホールの長径を光の波長
よりも十分大きくすることにより、コンタクトホールの
長径とほぼ垂直方向に延びるようにコンタクトホール上
に配線が形成され、その配線の位置精度が十分ではない
ような場合にも、確実にコンタクトホール上に配線を形
成することができる。この結果、コンタクトホールと配
線との位置がずれることに起因して、配線がコンタクト
ホールを介してコンタクトホール下の導電領域と電気的
に十分に接続されない(接続不良)というような問題の
発生を防止することができる。そのため、この接続不良
などに起因する半導体装置の電気的特性の劣化を防止す
ることができる。
【0043】このように、半導体装置の電気的特性の劣
化を防止すると同時に、半導体装置の高集積化を図るこ
とが可能となる。
【0044】上記一の局面におけるレジストパターン形
成方法では、レジスト膜がネガ型レジスト膜であっても
よい(請求項7)。
【0045】上記一の局面におけるレジストパターン形
成方法では、レジストパターンが導電領域を形成するた
めに用いられてもよい(請求項8)。
【0046】上記一の局面におけるレジストパターン形
成方法では、導電領域の平面形状がほぼ矩形状であって
もよい(請求項9)。
【0047】この場合、短辺が光の波長よりも小さく、
長辺が光の波長よりも大きな矩形状の平面形状を有する
導電領域を容易に形成することができる。このような導
電領域においては、短辺方向において導電領域の密度を
従来よりも高くすることができるので、半導体装置の集
積化を容易に行なうことができる。
【0048】また、導電領域上にはコンタクトホールや
電極となる配線などが形成される場合がある。そして、
コンタクトホールなどの位置精度が十分ではないような
時にも、導電領域の長辺が光の波長よりも大きく、十分
な長さを有することにより、確実に導電領域上にこれら
のコンタクトホールや配線を形成することができる。こ
の結果、コンタクトホールなどが導電領域の位置とずれ
ることにより半導体装置の回路に接続不良などが発生す
るといった問題の発生を防止できる。そのため、この接
続不良などに起因する半導体装置の電気的特性の劣化を
防止することができる。
【0049】このように、半導体装置の電気的特性の劣
化を防止すると同時に、半導体装置の高集積化を図るこ
とが可能となる。
【0050】この発明の他の局面における半導体装置の
製造方法は上記一の局面におけるレジストパターン形成
方法を用いる(請求項10)。
【0051】この場合、幅(短径)が光の波長よりも小
さく、幅の方向とほぼ垂直な方向におけるレジストパタ
ーンの長さ(長径)が光の波長よりも大きなレジストパ
ターンを用いて、例えばコンタクトホールなどの半導体
素子構造を形成することができる。そのため、レジスト
パターンの短径方向においては、コンタクトホールなど
の半導体素子構造の集積度を向上させることができる。
【0052】また、レジストパターンの長径方向におい
ては、このレジストパターンを用いて形成されるコンタ
クトホールなどの半導体素子構造上に、短径方向とほぼ
同じ方向に延びるように形成される配線の位置精度が十
分でないような場合にも、半導体素子構造を細長い形状
とすることにより、確実に半導体素子構造上に配線を形
成することが可能となる。この結果、半導体素子構造の
位置と配線の位置とがずれることに起因して半導体装置
において接続不良や断線などが起きる、というような問
題の発生を防止できる。そのため、この接続不良などに
起因する半導体装置の電気的特性の劣化を防止すること
ができる。
【0053】このように、半導体装置の電気的特性の劣
化を防止すると同時に、半導体装置の高集積化を図るこ
とが可能となる。
【0054】この発明の別の局面における露光装置は、
基板保持部材とマスクと照射手段とを備える。基板保持
部材はレジスト膜が形成された基板を保持する。照射手
段は、基板に対してマスクを相対的に移動させながら、
マスクを介してレジスト膜に光を照射することにより、
レジスト膜に光の波長以下の幅を有する光学像を投影す
る(請求項11)。
【0055】このため、本発明による露光装置を用いれ
ば、上記一の局面におけるレジストパターン形成方法を
容易に行なうことができる。
【0056】この発明のもう1つの局面における半導体
装置は、半導体基板と被覆膜とを備える。被覆膜は半導
体基板上に形成され、孔を有する。孔の短径は、孔を形
成するための写真製版加工において用いられる露光光の
波長以下である。孔の長径は、露光光の波長よりも大き
い(請求項12)。
【0057】このため、短径方向においては、孔の短径
が露光光の波長よりも小さいため、孔の密度を従来より
も高くすることができる。この結果、この孔が半導体装
置のコンタクトホールなどとして利用されるような場合
に、これらのコンタクトホールの密度を高くすることが
できるので、半導体素子構造の集積度を向上させること
ができる。このため、半導体装置の集積度を従来よりも
高くすることが可能となる。
【0058】また、長径とほぼ垂直な方向に延びるよう
に、孔の上に配線を形成するような場合に、この配線の
位置精度が十分でないような際にも、孔の長径は露光光
の波長よりも大きく十分な長さを有するので、確実に孔
の上に配線を形成することが可能となる。この結果、こ
の孔と配線との位置がずれることによる配線と孔の下に
形成された導電領域との接続不良の発生を防止できる。
そのため、この接続不良に起因する半導体装置の電気的
特性の劣化を防止することができる。
【0059】このように、半導体装置の電気的特性の劣
化を防止すると同時に、半導体装置の高集積化を図るこ
とが可能となる。
【0060】上記もう1つの局面における半導体装置
は、長径とほぼ垂直な方向に延びるように、孔上に形成
された配線をさらに備えていてもよい。被覆膜は絶縁膜
であってもよく、長径は、配線の線幅と配線の位置精度
余裕長さとの合計よりも大きくてもよい(請求項1
3)。
【0061】この場合、孔上に形成される配線の位置が
ある程度ばらつくような場合にも、確実孔と重なる位置
にに配線を形成することができる。この結果、配線と孔
の下に形成された導電領域などとの電気的接続を確実に
行うことができる。
【0062】この発明のさらに他の局面における半導体
装置は、半導体基板と導電領域とを備える。導電領域は
基板上に形成される。導電領域の平面形状の短径は、導
電領域を形成するための写真製版加工において用いられ
る露光光の波長以下である。平面形状の長径は露光光の
波長よりも大きい(請求項14)。
【0063】このように、導電領域の短径が、露光光の
波長よりも小さくなっているので、露光光の波長よりも
大きな短径を有する導電領域を備える従来の半導体装置
よりも、短径方向における導電領域の密度を高くするこ
とができる。この結果、半導体装置の集積度を従来より
も高めることが可能となる。
【0064】また、導電領域の長径は露光光の波長より
も大きいので、導電領域上に配線やコンタクトホールな
どを形成する場合にも、確実に導電領域上にこれらのコ
ンタクトホールなどを形成することが可能となる。この
結果、導電領域の位置とコンタクトホールなどの位置と
がずれることに起因して半導体装置において接続不良や
断線などが起きる、というような問題の発生を防止でき
る。そのため、この接続不良などに起因する半導体装置
の電気的特性の劣化を防止することができる。
【0065】このように、半導体装置の電気的特性の劣
化を防止すると同時に、半導体装置の高集積化を図るこ
とが可能となる。
【0066】上記さらに他の局面における半導体装置
は、長径とほぼ垂直な方向に延びるように、導電領域上
に形成された配線をさらに備えていてもよい。長径は、
配線の線幅と配線の位置精度余裕長さとの合計よりも大
きくてもよい(請求項15)。
【0067】この場合、配線の位置にばらつきが発生す
るような場合にも、確実に導電領域上に配線を形成する
ことができる。この結果、半導体装置において、配線の
位置と導電領域の位置とがずれることに起因する接続不
良の発生を確実に防止することができる。そのため、こ
の接続不良などに起因する半導体装置の電気的特性の劣
化を確実に防止することができる。
【0068】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。
【0069】(実施の形態1)図1は、本発明による半
導体装置の製造方法で実施するレジストパターン形成方
法において用いる露光装置の実施の形態1の模式図であ
る。図1を参照して、露光装置を説明する。
【0070】図1を参照して、露光装置は、露光光源1
とハーフミラー2とマスク3と投影レンズ4と半導体基
板6を設置するXYステージ7と干渉計8とを備える。
XYステージ7上には半導体基板6が設置されている。
そして、この半導体基板6が設置されたXYステージ7
は、水平方向に移動可能となっている。そして、XYス
テージ7の位置は、干渉計8を用いて測定可能となって
いる。XYステージ7上には投影レンズ4が設置されて
いる。投影レンズ4上には転写パターンが形成されてい
るマスク3が設置されている。マスク3上にはハーフミ
ラー2が設置されている。
【0071】露光光源1において発生した露光光は、ハ
ーフミラー2、マスク3、投影レンズ4を介して、レジ
スト膜(図示せず)が表面に形成された半導体基板6の
表面におけるパターン形成部5に到達する。そして、こ
のパターン形成部5においては、マスク3に形成された
転写用パターンが投影される。
【0072】なお、露光光源1としては水銀ランプある
いはエキシマレーザを用いることができる。ここで、従
来の露光装置においては、露光を行なう際にはXYステ
ージ7とマスク3との相対的な位置が移動しないように
固定された状態としていた。しかし、本発明による露光
装置においては、露光光を照射している場合にも、後述
するレジストパターン形成方法のようにマスク3に対す
るXYステージ7の位置を変更することが可能となって
いる。また、一度露光を行なった後、僅かにXYステー
ジの位置をマスク3に対して相対的に変化させた後、再
度露光を行なうことが可能となっていてもよい。
【0073】このときのXYステージ7の位置は、干渉
計8を用いて正確に測定される。このため、後述する本
発明によるレジストパターン形成方法を容易に行なうこ
とができる。
【0074】なお、図1においてはマスク3を固定し、
XYステージ7の位置をマスク3に対して相対的に変化
させる構成を示したが、逆に、XYステージ7を固定
し、マスク3の位置を半導体基板6に対して相対的に移
動させるようにしても同様の効果を得ることができる。
【0075】図2は、本発明によるレジストパターン形
成方法において用いるマスクパターンの実施の形態1を
示す模式図である。図2を参照して、遮光体膜9aにマ
スクパターン10aが形成されている。
【0076】図3は、本発明によるレジストパターン形
成方法の実施の形態1において形成しようとするレジス
トパターンの模式図である。図3を参照して、形成しよ
うとするレジストパターンでは、レジスト膜11に幅W
0、高さH0のホールパターンであるレジストパターン
12が形成されている。
【0077】レジストパターン12の幅W0は、露光に
用いられる光の波長よりも小さくなっている。たとえ
ば、露光光としてエキシマレーザによる光を用いた場合
を考える。この場合、露光光の波長は248nmであ
る。そして、レジストパターン12の幅W0は、ここで
は約200nmである。一方、レジストパターン12の
高さH0は、形成しようとする半導体装置などによって
も異なるが、ここではレジストパターン12の幅W0の
2〜3倍程度の長さとしている。
【0078】そして、図2に示したマスクパターン10
の幅Wm1は、ステッパ方式の露光装置を用いる場合に
は、図3に示したレジストパターン12の幅W0の5倍
程度である。また、マスクパターン10aの高さHm1
も、同様に、レジストパターン12(図3参照)の高さ
H0の5倍以上である。
【0079】ここで、上述のように露光光としてエキシ
マレーザ光(波長が248nm)を用い、幅W0が20
0nm程度のホールパターンを形成する場合を考える。
この場合、図2に示したマスクパターンを用い従来の露
光方法によって露光および現像工程を行なうと、図4に
示すようなレジストパターンが形成される。図4は、図
2に示したマスクパターンを用いて従来の露光方法であ
る1回の露光により形成されるレジストパターンの模式
図である。図4に示すように、レジストパターン12a
の幅W0は所望のサイズとなるが、レジストパターン1
2aの高さH1が目的とするレジストパターン12(図
3参照)の高さH0よりも小さくなってしまう。
【0080】そこで、本発明によるレジストパターン形
成方法では、図5に示すような工程を実施する。図5
は、本発明によるレジストパターン形成方法の実施の形
態1のプロセスフロー図である。また、図6は、図5に
示したレジストパターン形成方法を説明するための平面
模式図である。図5および6を参照して、レジストパタ
ーン形成方法を説明する。
【0081】まず、半導体基板6(図1参照)上にポジ
型レジストを塗布する。そして、XYステージ7(図1
参照)の所定の位置に半導体基板6を設置する。次に、
図2に示したようなマスクパターンが形成されたマスク
3(図1参照)をマスクホルダに設置する。そして、図
5を参照して、まず第1の光学像を投影する工程(S
1)である1回目の露光工程を実施する。このとき、半
導体基板6上のレジスト膜には、図6に示すように、第
1の光学像である転写パターン13a〜13dが投影さ
れる。
【0082】次に、基板に対してマスクを相対的に移動
させる工程(S2)(図5参照)を実施する。具体的に
は、半導体基板6をXYステージ7上に固定したまま、
XYステージ7をΔX1だけ移動させる。このとき、マ
スク3の位置は固定されている。
【0083】次に、第2の光学像を投影する工程(S
3)(図5参照)を行なう。具体的には、XYステージ
7をΔX1だけ移動させた状態で、第1の光学像を投影
する工程(S1)において用いたマスクと同じマスクを
用いて2回目の露光を行なう。この結果、第2の光学像
である転写パターン14a〜14d (図6参照)が半導
体基板6の表面のレジスト膜に投影される。なお、この
とき、転写パターン13a〜13dと転写パターン14
a〜14dとは部分的に重なるように投影される。この
ため、ΔX1は転写パターン13a〜13dの長径であ
る高さH1(図4参照)以下であることが好ましい。
【0084】また、図6を参照して、転写パターン13
a〜13dと転写パターン14a〜14dとの合計の高
さがH0と、形成しようとするレジストパターン12の
高さH0(図3参照)となるように調節することが好ま
しい。
【0085】そして、このような露光工程の後、現像処
理を行なえば、図3に示したようなレジストパターンを
容易に形成することができる。つまり、1回の露光によ
っては図4に示すようなパターンしか形成することはで
きないが、この発明によるレジストパターン形成方法に
よれば、複数回の露光を行なうことにより、短径である
幅W0が露光に用いる光の波長よりも小さく、かつ、長
径である高さH0が露光に用いる光の波長よりも大きい
という細長いホールパターンであるレジストパターン1
2(図3参照)を精度よく形成することができる。
【0086】なお、ここでは露光工程を2回行なった
が、3回以上に分けて露光工程を行なっても同様の効果
を得ることができる。また、露光の回数を増やすことに
より、より高さH0の大きな細長いレジストパターン1
2を形成することが可能である。
【0087】また、このように露光に用いる光の波長よ
りも小さな幅W0を有するレジストパターン12を形成
することができるので、このようなレジストパターン1
2を用いてコンタクトホールなどを形成すれば、レジス
トパターン12の幅W0方向におけるコンタクトホール
の集積度を従来よりも高くすることができる。この結
果、高い集積度を有する半導体装置を製造することが可
能となる。
【0088】また、半導体基板6に対してマスク3を相
対的に移動させる際の移動距離ΔX1および移動方向を
調節することにより、任意の形状のレジストパターン1
2を形成することができる。
【0089】図7および8は、本発明による半導体装置
の製造方法の第1および第2工程を説明するための平面
模式図である。図7および8を参照して、半導体装置の
製造方法を説明する。
【0090】まず、半導体基板(図示せず)の主表面に
導電領域を形成する。そして、半導体基板の主表面上に
下層配線15a〜15eを形成する。下層配線15a〜
15e上に層間絶縁膜(図示せず)を形成する。層間絶
縁膜上にレジスト(図示せず)を塗布する。そして、図
5に示した本発明によるレジストパターン形成方法を用
いて、このレジスト膜に図3に示すようなホールパター
ンであるレジストパターンを形成する。このレジストパ
ターンをマスクとして、層間絶縁膜をエッチングにより
除去する。その後、レジストパターンを除去する。この
ようにして、図7に示すように、下層配線15a〜15
eの間に位置するように、層間絶縁膜にコンタクトホー
ル16a〜16fを形成する。
【0091】ここで、下層配線15a〜15eの配線間
の間隔は、露光に用いる光の波長と同等となっている。
また、コンタクトホール16a〜16fと下層配線15
a〜15eとは直接接触しないようにする必要がある。
このため、コンタクトホール16a〜16fの短径であ
る幅は露光に用いる光の波長よりも十分小さくする必要
がある。
【0092】一方、後述するように、コンタクトホール
16a〜16fは、上層配線と下層配線15a〜15e
の間に位置する導電領域との電気的接続を確保するため
に用いられるので、このコンタクトホール16a〜16
f上に上層配線を確実に形成する必要がある。このと
き、上層配線の位置精度のばらつきにより、コンタクト
ホール16a〜16fと上層配線との位置がずれること
によって上層配線と下層の導電領域との電気的接続が確
保できないといった問題が発生する可能性がある。この
ような問題を回避するため、コンタクトホール16a〜
16fの長径である高さは、上層の配線やその位置精度
余裕などを考慮して十分な大きさにする必要がある。こ
のため、コンタクトホール16a〜16fは図7に示す
ように楕円形状となっている。
【0093】次に、図8に示すように、層間絶縁膜上と
コンタクトホール16a〜16fの内部とに上層配線1
7a〜17cを形成する。ここで、コンタクトホール1
6a〜16fの長径は上層配線17a〜17cの位置精
度余裕長さΔMと上層配線17a〜17cの線幅とを考
慮して決定されている。そのため、確実に上層配線17
a〜17cをコンタクトホール16a〜16f上に形成
することが可能となっている。このため、上層配線17
a〜17cとコンタクトホール16a〜16f下に位置
する導電領域とを確実に電気的に接続できる。この結
果、上層配線17a〜17cとコンタクトホール16a
〜16fとの位置がずれることによって上層配線17a
〜17cが下層の導電領域と接続されないといった接続
不良の発生を防止できる。また、コンタクトホール16
a〜16fの短径である幅を露光に用いる光の波長以下
とすることができるので、このコンタクトホール16a
〜16fの幅方向における半導体素子の密度を従来より
も高くすることができる。この結果、半導体装置におけ
る電気的特性の劣化を防止しながら、高い集積度を実現
することが可能となる。
【0094】図9は、本発明による半導体装置の実施の
形態1を示す平面模式図である。図9を参照して、半導
体装置を説明する。
【0095】図9を参照して、半導体装置は、半導体基
板の主表面に形成され、分離絶縁膜22によって囲まれ
たソース/ドレイン領域20bと、ゲート電極18a、
18bと、キャパシタ下部電極30a、30bを含むキ
ャパシタと、ビット線17dとを備える。ビット線17
dはコンタクトホール16gを介してソース/ドレイン
領域20bと電気的に接続されている。ここで、コンタ
クトホール16gは、図5に示した本発明によるレジス
トパターン形成方法を用いて形成され、ほぼ楕円形状の
平面形状を有している。そして、このコンタクトホール
16gの幅W0は、半導体装置の製造工程において用い
られる露光光の波長よりも小さくなっている。
【0096】図10は、図9に示した半導体装置の線分
100−100における断面模式図である。図10を参
照して、半導体装置の断面構造を説明する。
【0097】図10を参照して、半導体基板21の主表
面に分離絶縁膜22が形成されている。分離絶縁膜22
により囲まれた領域では、ソース/ドレイン領域20a
〜20cが半導体基板21の主表面に形成されている。
このソース/ドレイン領域20a〜20cは、チャネル
領域を介して隣り合うように配置されている。このチャ
ネル領域上には、半導体基板21の主表面上にゲート絶
縁膜19a、19bを介してゲート電極18a、18b
が形成されている。ゲート電極18a、18bとゲート
絶縁膜19a、19bとの側面にはサイドウォール酸化
膜23a〜23dが形成されている。ゲート電極18
a、18bとサイドウォール酸化膜23a〜23dとの
上には、第1の層間絶縁膜24が形成されている。
【0098】層間絶縁膜24のソース/ドレイン領域2
0b上に位置する領域には、コンタクトホール16gが
形成されている。層間絶縁膜24上とコンタクトホール
16gの内部とにはポリシリコン膜25が形成されてい
る。ポリシリコン膜25上にはタングステンシリサイド
膜26が形成されている。このポリシリコン膜25とタ
ングステンシリサイド膜26とからビット線17dは構
成されている。
【0099】層間絶縁膜24とビット線17dとの上に
は第2の層間絶縁膜27が形成されている。ソース/ド
レイン領域20a、20c上に位置する領域において
は、第1および第2の層間絶縁膜24、27にコンタク
トホール28a、28bが形成されている。コンタクト
ホール28a、28bの内部には、プラグ29a、29
bが形成されている。プラグ29a、29b上には、キ
ャパシタ下部電極30a、30bが形成されている。
【0100】また、第3の層間絶縁膜31が、第2の層
間絶縁膜27上に形成されている。そして、コンタクト
ホール28a、28b上に位置する領域においては、層
間絶縁膜31に開口部32a、32bが形成されてい
る。この開口部32a、32bの内部に延在するよう
に、キャパシタ下部電極30a、30bは形成されてい
る。キャパシタ下部電極30a、30b上には誘電体膜
33a、33bが形成されている。誘電体膜33a、3
3bと第3の層間絶縁膜31との上にはキャパシタ上部
電極34が形成されている。
【0101】このように、ソース/ドレイン領域20b
とビット線17dとの接続のためのコンタクトホール1
6gを、本発明によるレジストパターン形成方法を用い
て図9に示すように楕円形状とすることにより、ビット
線17dとソース/ドレイン領域20bとの接続を確実
に行なうことができる。
【0102】また、コンタクトホール16gの幅W0
は、露光に用いる光の波長よりも小さくなっているの
で、ゲート電極18a、18bの間隔を従来よりもより
小さくすることができる。この結果、半導体装置をより
高集積化することが可能となる。
【0103】ここで、本発明によるレジストパターン形
成方法を用いて形成されたコンタクトホールは、楕円形
状となっているものをこれまで示してきたが、第1およ
び第2の転写パターン13a〜13d、14a〜14d
(図6参照)の形状およびΔX1の値の選択によって
は、図11に示すように、その平面形状の外周に凹部4
1a、41bが形成されたようなコンタクトホール16
h〜16jを形成することも可能である。ここで、図1
1は、本発明による半導体装置の製造方法の実施の形態
1の変形例を説明するための平面模式図である。
【0104】この場合にも、コンタクトホール16h〜
16jの幅W0は、露光に用いる光の波長よりも小さ
く、その高さH0は、露光に用いる光の波長よりも十分
に大きくなっている。
【0105】そして、このようなコンタクトホール16
h〜16jを備えた半導体装置によっても、図9および
10に示した本発明の実施の形態1における半導体装置
と同様の効果を得ることができる。
【0106】(実施の形態2)図12は、本発明による
レジストパターン形成方法の実施の形態2において用い
るマスクパターンの模式図である。図12を参照して、
マスクパターン10bは、遮光体膜9bに幅Wm2、高
さHm2というサイズを有するように形成されている。
ここで、幅Wm2は、本発明の実施の形態1において用
いられたマスクパターンの幅Wm1(図2参照)と同等
である。しかし、マスクパターン10bの高さHm2
は、本発明の実施の形態1で用いたマスクパターン10
aの高さHm1よりも小さくなっている。
【0107】この図12に示したようなマスクパターン
10bを用いて、本発明の実施の形態2におけるレジス
トパターン形成方法を行なう。ここで、実施の形態2に
おけるレジストパターン形成方法は、基本的には本発明
の実施の形態1におけるレジストパターン形成方法と同
様である。ただし、この実施の形態2におけるレジスト
パターン形成方法では、図5に示した基板に対してマス
クを相対的に移動させる工程(S2)においても、露光
光の照射を行なう。このため、第1の光学像を投影する
工程(S1)から第2の光学像を投影する工程(S3)
まで、連続して露光を行なうことになる。
【0108】このような本発明の実施の形態2における
レジストパターン形成方法を、図13を参照して説明す
る。図13は、本発明によるレジストパターン形成方法
の実施の形態2を説明するための模式図である。
【0109】まず、本発明の実施の形態1と同様に、第
1の光学像を投影する工程(S1)として図12に示し
たマスクパターンを用いて露光を行なう。その際、転写
パターン13a〜13gがレジスト膜上に投影される。
【0110】そして、基板に対してマスクを相対的に移
動させる工程(S2)においても、露光を続ける。この
際、XYステージ7をΔX2だけ移動させる。なお、転
写パターン13e〜13gの幅W3は、本発明の実施の
形態1における転写パターン13a〜13dの幅W0と
同等である。
【0111】このような露光工程の後、現像工程を行な
うことにより、ほぼ平行な2つの辺を有する平面形状を
備える細長いレジストパターンを得ることができる。こ
のようなレジストパターンを用いた半導体装置の製造方
法を、図14を参照して説明する。図14は、本発明に
よる半導体装置の製造方法の実施の形態2を説明するた
めの平面模式図である。
【0112】図14を参照して、本発明の実施の形態2
による半導体装置の製造方法は、基本的には図7に示し
た本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法
と同様である。ただし、形成されたコンタクトホール4
0a〜40cは、その平面形状がほぼ平行な2つの辺を
有している。これは、露光を行ないながら半導体基板6
が固定されたXYステージ7を、コンタクトホール40
a〜40cの高さH0方向に沿うようにΔX2だけ移動
させたためである。
【0113】その後、図8に示した本発明の実施の形態
1における半導体装置の製造方法と同様の工程を実施す
ることにより、半導体装置を得ることができる。そし
て、この実施の形態2における半導体装置の製造方法に
おいても、本発明の実施の形態1における半導体装置の
製造方法と同様の効果を得ることができる。
【0114】なお、このように露光しながらXYステー
ジの位置を移動させるレジストパターン形成方法は、ス
キャン型の露光装置に適用すればより有効である。
【0115】また、最新のステッパでは半導体基板が固
定されているXYステージ7の動きに合わせてマスク3
を動かし、半導体基板6とマスク3との相対的な位置が
変動しないように制御されているものもある。そして、
このような露光装置においては、マスク3が半導体基板
6に対して相対的に移動するように、マスク3の位置を
制御すれば、同様の効果を得ることができる。
【0116】(実施の形態3)図15は、本発明による
半導体装置の実施の形態3を示す平面模式図である。図
15を参照して、半導体装置を説明する。
【0117】図15を参照して、半導体基板(図示せ
ず)の主表面に、分離絶縁膜22に囲まれるように導電
領域35が形成されている。導電領域35と分離絶縁膜
22との上にはゲート電極18c〜18gが形成されて
いる。導電領域35は、コンタクトホール36a、36
bを介してキャパシタ下部電極(図示せず)と電気的に
接続されている。また、導電領域35のゲート電極18
fと18gとの間に位置する領域は、コンタクトホール
(図示せず)を介してビット線(図示せず)と電気的に
接続されている。ここで、導電領域35の高さH2は、
この導電領域35を形成する際に用いられる写真製版加
工工程の露光光の波長よりも小さくなっている。一方、
導電領域35の幅W2は、露光光の波長よりも十分大き
くなっている。
【0118】ここで、導電領域35の高さH2が露光光
の波長よりも小さくなっているので、この高さH2方向
において導電領域35を従来よりもより密集した状態で
形成することができる。このため、半導体装置の集積度
を向上させることが可能となる。
【0119】また、導電領域35の幅W2は、露光光の
波長よりも大きく設定されており、ゲート電極18f、
18gの位置精度余裕やコンタクトホール36a、36
bの精度余裕を考慮した長さとなっている。この結果、
ゲート電極18fやコンタクトホール36a、36bの
位置が導電領域35の位置とずれることに起因して半導
体装置の回路において接続不良や断線が起こるといった
問題の発生を防止できる。そのため、この接続不良など
に起因する半導体装置の電気的特性の劣化を防止するこ
とができる。
【0120】このように、半導体装置の電気的特性の劣
化を防止すると同時に、半導体装置の高集積化を図るこ
とが可能となる。
【0121】そして、図15に示したような導電領域3
5を形成する際には、図16に示すように、半導体基板
37上にレジストパターン11aを形成する必要があ
る。ここで、図16は、図15に示した半導体装置を形
成するために用いるレジストパターンを示す平面模式図
である。図16を参照して、レジストパターン11aの
高さH2と幅W2は、図15に示した導電領域35の高
さH2と幅W2と同様である。
【0122】このようなレジストパターン11aを形成
する場合においても、本発明によるレジストパターン形
成方法は有効である。以下、具体的に説明する。
【0123】図17は、本発明によるレジストパターン
形成方法の実施の形態3において用いるマスクパターン
の模式図である。図17を参照して、遮光体膜9cに高
さHm3、幅Wm3というマスクパターン10cが形成
されている。このようなマスクパターンを用いた本発明
の実施の形態3におけるレジストパターン形成方法は以
下のような工程により行なわれる。
【0124】まず、半導体基板の表面にネガ型レジスト
を塗布する。次に、本発明の実施の形態1におけるレジ
ストパターン形成方法と同様に、露光装置のXYステー
ジ7(図1参照)に半導体基板6(図1参照)を設置す
る。そして、図17に示したようなマスクパターンが形
成されたマスク3を露光装置に設置する。そして、図5
に示した本発明の実施の形態1におけるレジストパター
ン形成方法と同様の工程を行なう。
【0125】具体的には、第1の光学像を投影する工程
(S1)(図5参照)に対応する1回目の露光工程を実
施する。この結果、図18に示すように、半導体基板6
の表面のレジスト膜に1回目の転写パターン38が投影
される。ここで、図18は、本発明によるレジストパタ
ーン形成方法の実施の形態3を説明するための平面模式
図である。
【0126】次に、基板に対してマスクを相対的に移動
させる工程(S2)に対応して、半導体基板6をXYス
テージ7上で固定した状態で、XYステージをΔX3だ
け移動させる。このとき、本発明の実施の形態1におけ
るレジストパターン形成方法と同様に、マスク3の位置
は固定されている。
【0127】そして、XYステージの移動が終了した
後、第2の光学像を投影する工程(S3)(図5参照)
である2回目の露光を実施する。このとき、2回目の転
写パターン39がレジスト膜上に投影される。
【0128】その後、現像処理を行なうことにより、図
16に示すようなレジストパターン11aを容易に得る
ことができる。
【0129】また、XYステージの移動距離ΔX3は、
転写パターン38、39の幅以下であることが望まし
い。このようにすれば、1回目の転写パターン38と2
回目の転写パターン39とが部分的に重なるようにする
ことができるので、確実に長方形のレジストパターン1
1a(図16参照)を形成することができる。
【0130】このように、従来のような1回の露光工程
では形成することが困難であった、露光光の波長よりも
短い長さの短径と、露光光の波長よりも長い長径を有す
る長方形のレジストパターン11aを精度よく形成する
ことができる。
【0131】また、ここでは露光の回数は2回とした
が、3回以上の露光工程を用いれば、レジストパターン
11aの幅W2をさらに長くすることができる。この結
果、任意の形状のレジストパターン11aを得ることが
できる。
【0132】図19は、本発明による半導体装置の実施
の形態3の変形例を示す平面模式図である。図19を参
照して、半導体装置は、基本的には図15に示した半導
体装置と同様の構造を備えるが、導電領域35の外周に
部分的に凸部42a、42bが形成されている。これ
は、1回目の転写パターン38と2回目の転写パターン
39との重なり領域を調節する、あるいは、マスクパタ
ーンの形状を変更する、などの方法により実現できる。
そして、このような形状の導電領域35を備える半導体
装置においても、図15に示した半導体装置と同様の効
果を得ることができる。
【0133】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
よるレジストパターン形成方法は、基本的には本発明の
実施の形態3におけるレジストパターン形成方法と同様
である。しかし、実施の形態4におけるレジストパター
ン形成方法においては、基板に対してマスクを相対的に
移動させる工程(S2)(図5参照)に対応する工程に
おいても露光光の照射を行なっている。このため、図2
0に示すように、半導体基板6の上に形成されたレジス
ト膜表面においては、転写パターン38aがXYステー
ジ7の移動に伴って並行移動したような光学像が投影さ
れる。ここで、図20は、本発明によるレジストパター
ン形成方法の実施の形態4を説明するための平面模式図
である。
【0134】図20を参照して、ΔX4は、XYステー
ジ7の移動距離である。そして、このような露光工程の
後、現像処理を行なえば、本発明の実施の形態3と同様
に、図16に示すようなレジストパターン11aを容易
に得ることができる。このため、本発明の実施の形態3
および2に示したレジストパターン形成方法と同様の効
果を得ることができる。
【0135】なお、最新のステッパでは半導体基板6が
固定されたXYステージ7の動きに合わせてマスク3を
動かし、マスク3と半導体基板6との相対的な位置が動
かないように制御するものがある。このようなステッパ
においては、マスク3をXYステージ7に対して移動さ
せることにより、同様の効果を得ることができる。
【0136】なお、今回開示された実施の形態は全ての
点で例示であって、制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではな
くて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と
均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれるこ
とが意図される。
【0137】
【発明の効果】このように請求項1〜15に記載の発明
によれば、露光に用いる光の波長以下の幅を有する光学
像を複数回レジスト膜上に位置をずらしながら照射する
ことにより、露光光の波長以下の短径と、露光光の波長
よりも十分大きな長径とを有するレジストパターンを容
易に形成することができる。この結果、半導体装置の電
気的特性の劣化を防止しながら、半導体装置の高集積化
を図ることが可能な半導体装置、その半導体装置の製造
方法およびそれに用いるレジストパターン形成方法と露
光装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による露光装置の実施の形態1の模式
図である。
【図2】 本発明によるレジストパターン形成方法にお
いて用いるマスクパターンの実施の形態1を示す模式図
である。
【図3】 本発明によるレジストパターン形成方法の実
施の形態1において形成しようとするレジストパターン
の模式図である。
【図4】 図2に示したマスクパターンを用いて1回の
露光により形成されるレジストパターンの模式図であ
る。
【図5】 本発明によるレジストパターン形成方法の実
施の形態1のプロセスフロー図である。
【図6】 図5に示したレジストパターン形成方法を説
明するための平面模式図である。
【図7】 本発明による半導体装置の製造方法の実施の
形態1の第1工程を説明するための平面模式図である。
【図8】 本発明による半導体装置の製造方法の実施の
形態1の第2工程を説明するための平面模式図である。
【図9】 本発明による半導体装置の実施の形態1を示
す平面模式図である。
【図10】 図9に示した半導体装置の線分100−1
00における断面模式図である。
【図11】 本発明による半導体装置の製造方法の実施
の形態1の変形例を説明するための平面模式図である。
【図12】 本発明によるレジストパターン形成方法の
実施の形態2において用いるマスクパターンの模式図で
ある。
【図13】 本発明によるレジストパターン形成方法の
実施の形態2を説明するための模式図である。
【図14】 本発明による半導体装置の製造方法の実施
の形態2を説明するための平面模式図である。
【図15】 本発明による半導体装置の実施の形態3を
示す平面模式図である。
【図16】 図15に示した半導体装置を形成するため
に用いるレジストパターンを示す平面模式図である。
【図17】 本発明によるレジストパターン形成方法の
実施の形態3において用いるマスクパターンの模式図で
ある。
【図18】 本発明によるレジストパターン形成方法の
実施の形態3を説明するための平面模式図である。
【図19】 本発明による半導体装置の実施の形態3の
変形例を示す平面模式図である。
【図20】 本発明によるレジストパターン形成方法の
実施の形態4を説明するための平面模式図である。
【図21】 本発明に関連する半導体装置を示す平面模
式図である。
【図22】 図21に示したコンタクトホール116a
〜116fを形成する際に用いられるマスクパターンを
示す模式図である。
【図23】 図22に示したマスクパターンを用いて形
成されるべきレジストパターンを示す模式図である。
【図24】 レジストパターンの短径が露光光の波長よ
りも小さくなった場合に、図22に示したマスクパター
ンを用いて形成されたレジストパターンの模式図であ
る。
【図25】 本発明に関連するマスクパターンのもう1
つの例を示す模式図である。
【図26】 図25に示したマスクパターンを用いて形
成されたレジストパターンの模式図である。
【図27】 本発明に関連する半導体装置を示す平面模
式図である。
【図28】 図27に示した半導体装置を形成する際に
必要となるレジストパターンを示す模式図である。
【図29】 レジストパターンの短径が露光光の波長よ
りも小さくなった場合のレジストパターンを示す模式図
である。
【符号の説明】
1 露光光源、2 ハーフミラー、3 マスク、4 投
影レンズ、5 パターン形成部、6,21,37 半導
体基板、7 XYステージ、8 干渉計、9a〜9c
遮光体膜、10a〜10c マスクパターン、11 レ
ジスト膜、11a,12,12a〜12c レジストパ
ターン、13a〜13g,14a〜14d,38,38
a,39 転写パターン、15a〜15e 下層配線、
16a〜16j,28a,28b,36a,36b,4
0a〜40c コンタクトホール、17a〜17d 上
層配線、18a〜18g ゲート電極、19a,19b
ゲート絶縁膜、20a〜20c ソース/ドレイン領
域、22 分離絶縁膜、23a〜23d サイドウォー
ル酸化膜、24,27,31 層間絶縁膜、25ポリシ
リコン膜、26 タングステンシリサイド膜、29a,
29b プラグ、30a,30b キャパシタ下部電
極、32a,32b 開口部、33a,33b 誘電体
膜、34 キャパシタ上部電極、35 導電領域、41
a,41b凹部、42a,42b 活性領域の凸部。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクを介して、基板上に形成されたレ
    ジスト膜に光を照射することにより、前記レジスト膜表
    面に前記光の波長以下の幅を有する第1の光学像を投影
    する工程と、 前記基板に対して前記マスクを相対的に移動させる工程
    と、 前記移動させられたマスクを介して、前記レジスト膜表
    面に光を照射することにより、前記レジスト膜表面にお
    いて、前記第1の光学像が投影された領域と部分的に重
    なるように、前記光の波長以下の幅を有する第2の光学
    像を投影する工程とを備える、レジストパターン形成方
    法。
  2. 【請求項2】 前記レジスト膜を現像処理することによ
    り、前記第1および第2の光学像のみが投影された領域
    と前記第1および第2の光学像が重ねられて投影された
    領域とにおいて、前記光の波長以下の幅を有するレジス
    トパターンを形成する工程をさらに備え、 前記幅の方向とほぼ垂直な方向における前記レジストパ
    ターンの長さは、前記光の波長よりも大きい、請求項1
    に記載のレジストパターン形成方法。
  3. 【請求項3】 前記基板に対して前記マスクを相対的に
    移動させる工程は、前記マスクを相対的に移動させなが
    ら、前記マスクを介して、前記レジスト膜表面に光を照
    射する工程を含む、請求項1または2に記載のレジスト
    パターン形成方法。
  4. 【請求項4】 前記レジスト膜はポジ型レジスト膜であ
    る、請求項2に記載のレジストパターン形成方法。
  5. 【請求項5】 前記レジストパターンはホールパターン
    である、請求項4に記載のレジストパターン形成方法。
  6. 【請求項6】 前記ホールパターンの平面形状はほぼ楕
    円形状である、請求項5に記載のレジストパターン形成
    方法。
  7. 【請求項7】 前記レジスト膜はネガ型レジスト膜であ
    る、請求項2に記載のレジストパターン形成方法。
  8. 【請求項8】 前記レジストパターンは導電領域を形成
    するために用いられる、請求項7に記載のレジストパタ
    ーン形成方法。
  9. 【請求項9】 前記導電領域の平面形状はほぼ矩形状で
    ある、請求項8に記載のレジストパターン形成方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    レジストパターン形成方法を用いた半導体装置の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 レジスト膜が形成された基板を保持す
    る基板保持部材と、 マスクと、 前記基板に対して前記マスクを相対的に移動させなが
    ら、前記マスクを介して前記レジスト膜に光を照射する
    ことにより、前記レジスト膜に前記光の波長以下の幅を
    有する光学像を投影する照射手段とを備える露光装置。
  12. 【請求項12】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成され、孔を有する被覆膜とを備
    え、 前記孔の短径は、前記孔を形成するための写真製版加工
    において用いられる露光光の波長以下であり、 前記孔の長径は、前記露光光の波長よりも大きい、半導
    体装置。
  13. 【請求項13】 前記長径とほぼ垂直な方向に延びるよ
    うに、前記孔上に形成された配線をさらに備え、 前記被覆膜は絶縁膜であり、 前記長径は、前記配線の線幅と前記配線の位置精度余裕
    長さとの合計よりも大きい、請求項12に記載の半導体
    装置。
  14. 【請求項14】 半導体基板と、 前記基板上に形成された導電領域と、 前記導電領域の平面形状における短径は、前記導電領域
    を形成するための写真製版加工において用いられる露光
    光の波長以下であり、 前記平面形状における長径は前記露光光の波長よりも大
    きい、半導体装置。
  15. 【請求項15】 前記長径とほぼ垂直な方向に延びるよ
    うに、前記導電領域上に形成された配線をさらに備え、 前記長径は、前記配線の線幅と前記配線の位置精度余裕
    長さとの合計よりも大きい、請求項14に記載の半導体
    装置。
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