JP2000207522A - Icカ―ド用基板 - Google Patents

Icカ―ド用基板

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JP2000207522A
JP2000207522A JP11010100A JP1010099A JP2000207522A JP 2000207522 A JP2000207522 A JP 2000207522A JP 11010100 A JP11010100 A JP 11010100A JP 1010099 A JP1010099 A JP 1010099A JP 2000207522 A JP2000207522 A JP 2000207522A
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JP
Japan
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substrate
plating layer
card
contact probe
electrode connection
Prior art date
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Pending
Application number
JP11010100A
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English (en)
Inventor
Satoshi Chinda
聡 珍田
Osamu Yoshioka
修 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤーボンディング性と耐摩耗性の確保の
ために異質なめっき処理を必要とせず、これによって低
コスト化と品質の安定化を図ることのできるICカード
用基板を提供する。 【解決手段】 ガラスエポキシ基板1と貼り合わされ、
エッチング処理によって所定のパターンにされた銅箔6
の一面を電極接続用パッド5とし、他の面をコンタクト
プローブ面3としたICカード用基板において、電極接
続用パッド5とコンタクトプローブ面3にパラジウムめ
っき層9を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカード用基板
に関し、特に、低コストで品質的に安定したICパッド
用基板に関する。
【0002】
【従来の技術】薄いカード状基板にICチップを内蔵さ
せたICカードは、これまで多用されてきた磁気カード
に比べると、大量の情報を蓄えることが可能であり、金
融システムを始めとした広い用途に普及しつつある。
【0003】ICチップへのデータの書き込みおよび読
み出し手段としては2つの方式があり、1つはコンタク
トプローブ部を外部電極に接触させる接触型、もう1つ
はアンテナを介して送受信する非接触型である。
【0004】接触型ICカードは、以下のようにして組
み立てられる。まず、片面に銅箔を形成した絶縁性基板
を準備する。この基板は、基板の貫通孔から銅箔を局部
的に露出させた電極接続用パッドと、銅箔の他面側が構
成するコンタクトプローブ面を有しており、電極接続用
パッドとコンタクトプローブ面には、金めっきが施され
ている。
【0005】次に、この基板のダイパッドにICチップ
を搭載し、チップの電極と基板の電極接続用パッド間に
ワイヤーボンディングを施した後、ICチップとワイヤ
ーボンディング部の周辺を樹脂によって封止し、次い
で、この接触用モジュールをポリ塩化ビニル等のプラス
ティックフレームに嵌め込み、これによってICカード
とする。
【0006】以上のICカード用基板においては、電極
接続用パッドとコンタクトプローブ面に形成される金め
っき層は同質ではなく、前者には、ビッカース硬度が7
0前後で純度99.99%以上の軟質高純度金が使用さ
れ、後者には、硬質金が使用される。
【0007】電極接続用パッドの軟質高純度金めっき層
は、ICチップとの良好なワイヤボンディング性を保証
し、一方、コンタクトプローブ面の硬質金めっき層は、
外部電極からの摩耗作用に対して耐久性を保証すること
になり、これら2つの金めっき層は別個のめっき処理に
よって形成される。
【0008】めっき処理は、まず、電極接続用パッドと
コンタクトプローブ面のいずれかをマスキングした状態
で一方をめっきし、その後、めっきした側をマスキング
して他方のめっきを行うことによって進められ、これに
より、良好なワイヤボンディング性の電極接続用パッド
と優れた耐摩耗性のコンタクトプローブ面が形成され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のICカ
ード用基板によると、マスキングを使用しての2種類の
金めっき処理が不可欠のため、製造が複雑になって手間
が掛かり、コストが高くなるという問題がある。
【0010】また、通常、この種基板の製造において
は、効率確保のために長尺の基板が使用され、2つの金
めっき処理が連続するライン構成となるが、前のめっき
液から持ち込まれるめっき液が、後ろのめっき液を汚染
するようになり、時間の進行とともに金めっき層に変質
を招くことがある。
【0011】このため、良好なICカード用基板を得る
ためには、めっき液の管理が重要となり、これが不適切
な場合、軟質高純度金めっき層によるワイヤーボンディ
ング性、あるいは硬質金めっき層による耐摩耗性に悪影
響を及ぼすことがあり、さらには、金めっきの選定ミス
による不良品発生の可能性もある。
【0012】従って、本発明の目的は、ワイヤボンディ
ング性と耐摩耗性確保のために異質なめっき処理を必要
とせず、これによって低コスト化と品質の安定化を図る
ことのできるICカード用基板を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、絶縁性基板の片面に所定のパターンで形
成された導電層の一面を半導体チップの電極と接続され
る電極接続用パッドとし、前記導電層の他の面をコンタ
クトプローブ面とするICカード用基板において、前記
導電層の前記一面と前記他の面にパラジウムめっき層を
形成したことを特徴とするICカード用基板を提供する
ものである。
【0014】上記の基板としては、ガラス繊維を補強材
として含んだエポキシ樹脂、あるいはポリエステル樹脂
等が使用され、導電層としては銅箔、あるいは銅合金箔
等が使用される。
【0015】パラジウムめっき層の表面に、金めっき層
を形成することは実際的である。金めっき層の存在が、
金に比べて高級感に劣るパラジウムの銀色を隠すことに
なり、従って、従来のICカードと同様の高級感を保持
することができる。
【0016】金めっき層の構成材としては、パラジウム
めっき層の有する良好なワイヤーボンディング性に配慮
して、軟質高純度金を使用することが望ましい。また、
金めっき層の形成は、ICカード組み立て時における熱
酸化作用からパラジウムめっき層を保護する効果があ
り、ワイヤボンディング性を維持するためにも好ましい
実施形態と言える。
【0017】なお、その色合によって高級感を与えるこ
の金めっき層が、カードの使用とともに摩耗することは
差し支えない。金めっき層に求められるのは、カード入
手時における高級感の保持であり、カードを使い込む中
での摩耗の進行は許されることである。
【0018】金めっき層の厚さは、0.02〜0.1μ
mの範囲内にあることが好ましい。0.02μmよりも
薄くなると金の色合いが不充分になり、逆に、0.1μ
mを上廻ると、基板のコストを許容範囲を超えて高くす
るので好ましくない。
【0019】パラジウムめっき層の厚さは0.1μm程
度で充分である。硬い物質であるので、厚付けのめっき
形成は避けるべきである。パラジウムめっき層と電極接
続用パッドおよびコンタクトプローブ面との間にニッケ
ルめっき層を介在させることは好ましく、多くの実施形
態において採用される。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明によるICカード用
基板の実施の形態について説明する。図1(a)におい
て、1はリールから送り出された35mm幅のFR−4
グレードのガラスエポキシ樹脂から構成される長尺の基
板、2はガラスエポキシ基板1を位置決めして搬送する
ために形成されたスプロケットホール、3はガラスエポ
キシ基板1に形成されたコンタクトプローブ面を示す。
【0021】コンタクトプローブ面3は、厚さ25μm
の銅箔を接着剤を使用してガラスエポキシ基板1に貼り
合わせ、次いで、これにフォトレジストを薄く塗布した
後、露光、現像、および湿式エッチングを施すことによ
って形成された複数の分割片3′の集合体から構成され
る。
【0022】図1(b)は、図1(a)の裏面図を示し
たもので、ICチップ搭載のためのダイパッド4と電極
接続用パッド5が所定の位置関係のもとに配列されてい
る。図1(c)は、銅箔6の一面によって構成される電
極接続用パッド5と銅箔6の他の面によって構成される
コンタクトプローブ面3の相互関係を拡大して示したも
ので、電極接続用パッド5は、ガラスエポキシ基板1の
貫通孔7に露出させた銅箔6の分割片3′の各裏面によ
って構成されている。
【0023】コンタクトプローブ面3と電極接続用パッ
ド5の表面には、厚さ約1μmのニッケルめっき層8
と、厚さ約0.1μmのパラジウムめっき層9と、厚さ
0.05μmの軟質高純度金めっき層10が順に形成さ
れている。図1(b)の11は、ダイパッド4と電極接
続用パッド5を除いた部分にコーティングされたポリイ
ミド樹脂を示す。
【0024】図2(a)は、以上のICカード用基板を
使用して組み立てられたICカード20の一部断面構造
を示したもので、12はガラスエポキシ基板1のダイパ
ッド4(図示省略)に搭載されたICチップ、13はI
Cチップ12の電極と基板1の電極接続用パッド5(図
示省略)を接続したボンディングワイヤー、14はIC
チップ12とボンディングワイヤー13の周囲に形成さ
れた樹脂封止部を示す。図2(b)は、図2(a)の平
面図を示し、コンタクトプローブ面3が、外部電極との
接触のために露出している。
【0025】図1(c)の構造において、金めっき層1
0を形成したICカード用基板と金めっき層10を形成
しないICカード用基板をそれぞれ準備し、これらに搭
載したICチップの電極と電極接続用パッド5のワイヤ
ボンディングを実施したところ、互いに遜色がなく、パ
ラジウムめっき層の良好なワイヤボンディング性が確認
された。
【0026】また、図1のICカード用基板と従来のI
Cカード用基板を使用したICカードを対象に、機器へ
の脱着を想定した耐摩耗試験を実施した結果、両者の間
に差はなく、コンタクトプローブ面3の充分な耐摩耗性
が確認された。なお、試験後にコンタクトプローブ面3
を観察したところ、金めっき層10は消失していた。
【0027】以上の実施形態においては、コンタクトプ
ローブ面3と電極接続用パッド5に形成されるめっき層
は、いずれも同一のめっき材であり、従って、これを製
造するのに、マスキングを要するような複雑なめっき処
理を一切必要としない。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によるICカード
用基板によれば、電極接続用パッドとコンタクトプロー
ブ面にパラジウムめっき層を形成することによって、電
極接続用パッドに必要なワイヤーボンディング性とコン
タクトプローブ面に必要な耐摩耗性を同時に確保するこ
とができ、従って、従来のように異質のめっき処理から
くる作業の複雑化と品質上の問題が発生しないため、低
コストで品質の安定したICカード用基板を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるICカード用基板の実施の形態を
示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は裏面図、
(c)は電極パッドとコンタクトプローブの関係を示す
拡大断面図である。
【図2】本発明によるICカード用基板を使用して組み
立てられたICカードを示す説明図であり、(a)は正
面の一部断面図、(b)は平面図である。
【符号の説明】
1 ガラスエポキシ基板 2 スプロケットホール 3 コンタクトプローブ面 3′ 分割片 4 ダイパッド 5 電極接続用パッド 6 銅箔 7 貫通孔 8 ニッケルめっき層 9 パラジウムめっき層 10 金めっき層 12 ICチップ 13 ボンディングワイヤー 14 樹脂封止部 20 ICカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E351 AA03 BB33 BB35 BB38 CC06 DD04 DD06 DD19 DD20 DD21 DD54 GG02 GG20 5B035 AA00 AA07 BA03 BA05 CA01 CA02 CA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性基板の片面に所定のパターンで形成
    された導電層の一面を半導体チップの電極と接続される
    電極接続用パッドとし、前記導電層の他の面をコンタク
    トプローブ面とするICカード用基板において、 前記導電層の前記一面と前記他の面にパラジウムめっき
    層を形成したことを特徴とするICカード用基板。
  2. 【請求項2】前記パラジウムめっき層は、その表面に軟
    質高純度金のめっき層を有することを特徴とする請求項
    第1項記載のICカード用基板。
  3. 【請求項3】前記軟質高純度金のめっき層は、0.02
    〜0.1μmの厚さを有することを特徴とする請求項第
    2項記載のICカード用基板。
  4. 【請求項4】前記パラジウムめっき層は、前記導電層の
    前記一面と前記他の面の間にニッケルめっき層を介在さ
    せて形成されることを特徴とする請求項第1項記載のI
    Cカード用基板。
  5. 【請求項5】前記電極接続用パッドは、前記基板に形成
    された貫通孔を介して前記基板に搭載される前記半導体
    チップの電極と接続される構成を有することを特徴とす
    る請求項第1項記載のICカード用基板。
JP11010100A 1999-01-19 1999-01-19 Icカ―ド用基板 Pending JP2000207522A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9282636B2 (en) 2012-06-05 2016-03-08 Johnson Electric S.A. Contact pad carrier strip and method for making same

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US9282636B2 (en) 2012-06-05 2016-03-08 Johnson Electric S.A. Contact pad carrier strip and method for making same

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040302