JP2000207300A - 情報伝達システム - Google Patents

情報伝達システム

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JP2000207300A
JP2000207300A JP11005107A JP510799A JP2000207300A JP 2000207300 A JP2000207300 A JP 2000207300A JP 11005107 A JP11005107 A JP 11005107A JP 510799 A JP510799 A JP 510799A JP 2000207300 A JP2000207300 A JP 2000207300A
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mail
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record
transmission system
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JP11005107A
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Shinobu Hasebe
忍 長谷部
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子メールに添付されたURLアドレスにて
特定される情報本体に電子メールを送付した相手先がア
クセスしたか否かを送信元で確認できるすべがなかっ
た。 【解決手段】 情報伝達システムに、WWWサーバを通
じた情報本体へのアクセスの有無を、該当する電子メー
ル別に管理情報として管理する送達管理データベース
と、WWWサーバを通じた情報本体へのアクセス時に、
該アクセスに対応する送達管理データベースの管理情報
を更新する管理手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報伝達システム
に関し、特に、インターネット技術(電子メールとWW
W(World Wide Web)ブラウザ)を利用して構築された
情報伝達システムに関する。
【0002】
【従来の技術】以下、インターネット技術を利用して構
築された従来の情報伝達システムについて説明する。な
お、電子メールの送受信に係る通信手順やWWWブラウ
ザの表示技術等に関しては、本願発明との直接の関係が
認められないかぎり、その詳細な説明を省略する。 (A)電子メールによる情報伝達の基本形態 電子メールによる情報伝達は、図2に示すように、情報
送信元が、予め取得した情報受信者の電子メールアドレ
スを、送信したい情報に付して送信することにより行わ
れる。一般的な情報伝達手順は次の通りである。
【0003】まず、情報発信元が、情報入力装置3Bを
用いて電子メールアドレス(例えば、recv@aa
a.co.jp)と送信したい情報とを入力し、これを
電子メール送信サーバ3Aがインターネットを介して接
続された電子メール受信サーバ2Aに送信する。電子メ
ールは、インターネットを経由して電子メール受信サー
バ2Aに一旦蓄積される。情報受信者は、電子メールビ
ューワ1Aを用いて電子メール受信サーバ2Aにアクセ
スし、自分宛て(ここでは、recv@aaa.co.
jp宛て)の電子メールを取り出す。かかる手順により
電子メールの内容が確認可能となっている。 (B)URLを格納する電子メールによる情報伝達 また、最近では、図3に示すように、送付される電子メ
ール中に、URL(Uniform Resource Locator)と呼ば
れる情報を格納する技術も実用化されている。この技術
は、WWWブラウザを利用することにより、電子メール
に含まれていない情報へのアクセス(必要に応じて、受
信者はパスワードを入力する)を容易に可能とする技術
である。かかる情報へのアクセスは次のように実行され
る。
【0004】まず、電子メールの受信者が、電子メール
ビューワ1Aを用い、電子メールの内容を確認する。情
報受信者は、電子メールに格納されているURLを確認
し、当該URL(http://WWW.bbb.c
o.jp/rd.exe?会員=recv)をWWWブ
ラウザに与える。この操作は、手入力又は画面上での操
作により行われる。WWWブラウザは、このURLに基
づいてWWWサーバにアクセスする。アクセスされたW
WWサーバは、rd.exeというCGI(Common Gat
eway Interface)プログラムを起動し、会員=recv
に対するレコード又はファイルから“recv"で特定
される情報を読み出しWWWブラウザに提供する。かく
して、該当する情報が受信者に確認される。
【0005】なお、かかる情報伝達では、一般に、受信
者をしてアクセスされることを求める情報の「案内」が
電子メールに付されている。このため、受信者は、UR
Lを辿ることにより得られる情報の内容(例えば、利用
料金の明細)を事前に確認可能となっている。
【0006】また、この伝送技術は、WWWブラウザに
よる情報へのアクセス時に、パスワードを用いて本人か
否かを確認するようにすれば、電子メールのみを用いて
情報を伝達する場合(例えば、電子メールによって料金
明細へ直接送付する場合)に比して安全な情報の伝達を
可能とできる。 (C)電子メールの送達確認 以上は、受信者による情報の入手に関する技術である
が、送信元への電子メールの受信を通知する技術も存在
する。この送付元アドレスに返事を出す機能(標準的な
電子メールビューワの持つ機能)を利用することによ
り、受信者は、自動又は手動で電子メールの到着又は開
封を送付元に通知することができるようになっている
(図4)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来存在する
技術だけでは、電子メール自身(この場合、案内情報の
みが格納されている)の送達又は開封確認は、上述の
(A)及び(C)の機能を利用すれば実現できるもの
の、電子メール内に格納されたURLで指定された情報
を受信者が確認したかどうかについては、情報発信者側
で知ることができない。これは、今後ますます必要性が
高まると予測される電子決算サービスや情報提供サービ
スを実用化する上でも不都合である。
【0008】本発明は、以上の課題を解決するためにな
されたもので、各種商品又は役務の提供に対する対価
(料金)の請求に関する明細の通知など、従来は印刷物
を郵送することで実現していた通知を、電子メールで安
全に通知できる技術を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】(A)かかる課題を解決
するため、第1の発明(請求項1に対応)においては、
情報の送信元が情報本体の格納場所を指定するURL
(Uniform Resource Locator)アドレスを電子メールに
添付して相手先に送信した場合であって、該電子メール
を受信した相手先がWWW(World Wide Web)ブラウザ
を通じて該情報本体へのアクセスを実行したとき、情報
の送信元はWWWサーバを通じて該情報本体を相手先に
伝達する情報伝達システムにおいて、以下の手段を備え
るようにする。
【0010】すなわち、(1) WWWサーバを通じた情報
本体へのアクセスの有無を、該当する電子メール別に管
理情報として管理する送達管理データベースと、(2) W
WWサーバを通じた情報本体へのアクセス時に、該アク
セスに対応する送達管理データベースの管理情報を更新
する管理手段とを備えるようにする。 (B)かかる課題を解決するため、第2の発明(請求項
2に対応)においては、第1の発明に係る情報伝達シス
テムを構成する管理手段に、送達管理データベースの管
理情報より、相手先による情報本体へのアクセスが認め
られなかった場合、一定期間の経過後、再度電子メール
を送信するよう指示する機能を設けるようにする。 (C)かかる課題を解決するため、第3の発明(請求項
3に対応)においては、第2の発明に係る情報伝達シス
テムを構成する管理手段に、予め指定された回数に亘る
電子メールの送付後も、相手先による情報本体へのアク
セスが認められなかった場合、電子メールの再送中止を
指示する機能をさらに設けるようにする。 (D)かかる課題を解決するため、第4の発明(請求項
4に対応)においては、第2の発明に係る情報伝達シス
テムを構成する管理手段に、予め指定された回数に亘る
電子メールの送付後も、相手先による情報本体へのアク
セスが認められなかった場合、登録されている別の電子
メールアドレスに電子メールを送信する機能をさらに設
けるようにする。 (E)かかる課題を解決するため、第5の発明(請求項
5に対応)においては、第4の発明に係る情報伝達シス
テムを構成する管理手段に、別の電子メールアドレスに
電子メールを指定された回数送付した後も、相手先によ
る情報本体へのアクセスが認められなかった場合、電子
メールの再送中止を指示する機能をさらに設けるように
する。 (F)かかる課題を解決するため、第6の発明(請求項
6に対応)においては、第1の発明に係る情報伝達シス
テムを構成する管理手段に、相手先による情報本体への
アクセスが認められていない間に、他の情報本体へのア
クセスを求める電子メールの送付の必要が生じた場合、
各情報本体に対応する電子メールに添付するURLアド
レスに、それぞれが対応する情報本体を識別する識別子
を付して当該相手先に送信させる機能を設けるようにす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る情報伝達シス
テムの実施形態を説明する。 (A)システム構成 図1に、各実施形態に共通して適用する情報伝達システ
ムの基本形態を示す。なお、図1は、当該システムを機
能ブロックとして表したものである。また、図1では、
端末11、情報受信サーバ12及び情報送信サーバ13
のそれぞれが1台である場合について表しているが、こ
れは説明を簡単にするためであり、一般には、図5に示
すようにそれぞれ複数台の端末又はサーバがインターネ
ットに接続された形態を採る。
【0012】このシステムを構成する端末11には、電
子メールビューワ11AとWWWブラウザ11Bが用意
されている。電子メールビューワ11Aは、電子メール
の内容を個別に確認するためのアプリケーションソフト
ウェアであり、WWWブラウザ11Bは、データファイ
ルの中身を一覧的に確認するためのアプリケーションソ
フトウェアである。電子メールビューワ11AとWWW
ブラウザ11Bは互いにリンクしており、例えば、電子
メールに添付されたURLへのアクセス指示(例えば、
クリック操作)に連動してWWWブラウザ11Bが起動
し、URLで指示された情報をWWWサーバ13Eから
取り出すようになっている。
【0013】情報受信サーバ12は、利用者の電子メー
ルを格納し管理するコンピュータ又はソフトウェアであ
る電子メール受信サーバ12Aからなる。電子メール受
信サーバ12Aは、電子メールビューワ11Aからの指
示に従い、電子メールを電子メールビューワ11Aに送
信する機能をもつ。
【0014】情報送信サーバ13には、電子メール送信
サーバ13A、期間管理部13B、送達管理データベー
ス13C、送達表示装置13D、WWWサーバ13E、
情報作成部13F、伝達情報データベース13G及び情
報入力装置13Hが用意されている。
【0015】ここで、電子メール送信サーバ11Aは、
指定された電子メールアドレスに従って、電子メールを
送付する機能をもつ。ここでは、電子メール受信サーバ
12Aに対して電子メールを送付する。期間管理部13
Bは、情報送信サーバ13基本ソフトウェアであるOS
(Operating System)を利用して一定期間毎(例えば、
毎月)起動され又は手動で起動されるアプリケーション
ソフトウェアである。送達管理データベース13Cは、
送達状況を管理するデータベースである。送達表示装置
13Dは、送達管理データベース13Cに格納されてい
る送達情報を表示する装置である。
【0016】WWWサーバ13Eは、情報受信者のWW
Wブラウザ11Bからのアクセスに従い動作するソフト
ウェアである。情報作成部13Fは、“rd.exe"
というCGIプログラムを実態とするアプリケーション
ソフトウェアであり、WWWサーバ13Eからの指示に
従って伝達情報データベース13Gにアクセスし、指示
された情報を送信する機能をもつ。また、情報作成部1
3Fは、同時に送達管理データベース13Cに対し、確
認情報を送信する機能をもつ。
【0017】伝達情報データベース13Gは、情報入力
装置13Hから入力された伝達情報を格納するデータベ
ースである。情報入力装置13Hは、情報受信者へ送る
情報を入力するための装置である。入力された情報は、
送達管理データベース13C及び伝達情報データベース
13Gに格納される。 (B)データベースの構成 次に、情報送信サーバ13を構成するデータベースの構
成を説明する。図6は、送達管理データベース13Cの
レコード構成を表す図である。ここで、「会員番号」の
欄には、各個人に一意に(ユニークに)付された番号が
格納される。「氏名」の欄には、情報受信者の氏名が格
納される。「電子メールアドレス1」の欄には、最初に
電子メールを送るアドレスが格納される。「電子メール
アドレス2」の欄には、次に電子メールを送るアドレス
が格納される。なお、これら各項目は、予め、本発明に
よらない他の手段を用いて、会員番号と共にデータベー
スに格納される(会員情報の登録)。「確認フラグ」の
欄には、“未確認"又は“確認"のいずれかの情報が格納
される。「確認日時」の欄には、当該情報が利用者によ
って確認された日時が格納される。「送信回数」には、
電子メールを送信元が送信した回数(再送を含む)が格
納される。
【0018】図7は、伝達情報データベース13Gのレ
コード構成を表す図である。ここで、「会員番号」の欄
には、情報を送信する会員を特定する番号が格納され
る。「登録日時」の欄には、送付情報が該データベース
に書き込まれた日時(登録された日時)が格納される。
「送付情報」には、実際に送付される情報が格納され
る。
【0019】なお、図6及び図7のデータベースの各項
目については、後述する各実施形態の説明において、そ
の一部を利用することになる(実施形態によっては、使
用しない項目が存在する)。 (C)第1の実施形態 第1の実施形態では、電子メールにURLを添付する形
式で受信者に送付された情報の内容を、受信者が確認し
たか否かを、送信元である送信者が確認できるようにす
る機能を追加した情報伝達システムについて説明する。
なお、本実施形態においては、受信者が当該情報を確認
していないことが判明した場合、一定期間の経過後、再
度電子メールを送信する機能を追加した情報伝達システ
ムについても説明する。
【0020】本実施形態におけるこの機能は、図1に示
すシステム構成のうち、期間管理部13B(特許請求の
範囲における管理手段に相当する。)及び送達管理デー
タベース13Cによって実現される。 (C−1)当該システムにおける伝達動作の説明 以下、本実施形態に係るシステムを用いて実現される伝
達動作を、情報の入力、情報の伝達、情報の確
認、送達の確認のそれぞれについて説明する。 (C−1−1)情報(URLで特定される情報)の入力 情報の入力は、図8に示す手順で行われる。なお、この
動作は、送信元での動作である。すなわち、情報送信サ
ーバ13における動作である。まず、情報の送信者は、
キーボードやマウス等からなる情報入力装置13Hを使
用し、伝達すべき情報を入力する(ステップS1)。な
お、図9は、送り先会員番号として「12345」 、送付情
報として「5月のご利用は、1000円です。」が入力
された状態を表している。
【0021】このとき、情報入力装置13Hは、当該情
報入力時におけるシステムクロックから「日時」を取得
する(ステップS2)。次に、情報入力装置13Hは、
入力された「会員番号」を検索語(検索キー)に用いて
送達管理データベース13Cを検索する(ステップS
3)。
【0022】ここで、レコードが発見された場合には、
処理を続行し、検索されたレコードの確認フラグを「未
確認」に設定すると共に(ステップS5)、その送信回
数を「0」に設定する(ステップS6)。
【0023】なおこのとき、送達管理データベース13
Cの「確認日時」については、何らの設定処理は行われ
ず、それまでの日時がそのまま用いられる。これは、後
述する情報の伝達処理において、同一人に宛てた複数の
情報が伝達情報データベース13G中から見つけられる
場合にも、最新の情報のみを送信可能とするためであ
る。すなわち、前回の利用者が情報を確認した日時より
も後に登録された情報のみを送信対象にできるようにす
るためである。
【0024】この後、情報入力装置13Hは、伝達情報
データベース13Gにアクセスし、「会員番号」、「日
時」、「送付情報」をそれぞれ追加する(ステップS
7)。これに対し、送達管理データベース13Cに該当
する情報が認められなかった場合には、その時点で、当
該情報の入力動作を中止する。
【0025】このように、情報の入力動作では、データ
ベースの更新のみが行われる。 (C−1−2)情報(URLで特定される情報)の伝達 情報の伝達は、図10に示す手順で行われる。なお、こ
の動作も、送信元における動作である。因みに、この処
理は、予め設定された期間毎(例えば、毎月)又は手動
操作によって開始される。この機能は、情報送信サーバ
13の基本ソフトウェアが標準で提供する機能を利用す
る期間管理部13Bによって実現される。
【0026】期間管理部13Bは、該期間を検出する
と、送達管理データベース13Cに保持されている情報
を、その最初のレコードから順番に読み出すための設定
を行う(ステップS11)。設定が完了すると、期間管
理部13Bは送達管理データベース13Cにアクセス
し、1つのレコードの読み出しを試みる(ステップS1
2)。なおこの後、期間管理部13Bは、レコードの終
了か否か確認し、伝達すべきレコードが存在する場合に
は、以降の処理に移る(ステップS13)。
【0027】期間管理部13Bは、読み出したレコード
から「会員番号」、「電子メールアドレス1」、「確認
フラグ」、「確認日時」を取り出すと共に(ステップS
14)、「確認フラグ」が確認済みとなっているか否か
を判定する(ステップS15)。判定の結果、確認済み
が記録されていれば、再度同一内容の電子メールを送達
する必要がないので、以降の処理を中止し、次のレコー
ド読み取りに移る。
【0028】確認済みでなかった場合、期間管理部13
Bは、読み出した「会員番号」を検索語(検索キー)に
用いて伝達情報データベース13Gにアクセスし、レコ
ード列の後ろ側から順番に検索を行う(ステップS1
6)。これは、同一人に宛てて作成された情報が同時に
複数存在する場合があるため、このうち最新のものを送
信対象とするためである。
【0029】伝送すべき情報を記録したレコードがなけ
れば、電子メールを作成できないため、電子メール送信
サーバ13Aは、次の電子メールの送達処理に移るべ
く、以降の処理を中止し、次のレコード読み取りに移る
(ステップS17)。
【0030】読み取った結果、該当するレコードが存在
した場合、期間管理部13Bは、伝達情報データベース
13Gから取り出した該レコードの登録日時(書き込み
日時)と、同一利用者(会員番号が同じ)が前回情報を
確認した日「確認日時」とを比較し(ステップS18及
びS19)、登録日時が確認日時より新しい場合、電子
メールを、当該メールについて取り出した「電子メール
アドレス1」に宛てて送信する(ステップS20)。
【0031】これにより、前回の情報確認後に作成され
た(又は、登録された)情報のみが電子メールの送信対
象として抽出されることになる。なお、登録日時の方が
確認日時よりも古ければ、これは該レコードが、既に送
信され確認された情報に係るレコードであることを意味
するため、該情報の送信は行われず次のレコードの読み
出しに移行する。
【0032】この動作は、送信管理データベース13C
から読み出されるレコードが終了するまで継続される。
最後に、かかる動作によって電子メールが作成される様
子を図11に示す。 (C−1−3)情報(URLで特定される情報)の確認 情報の確認は、図12及び図13に示す手順で行われ
る。なお、この動作は、送信元及び送信先(電子メール
受信サーバ)の協調動作により行われる。すなわち、送
信先(電子メール受信サーバ)における図12の動作
と、送信元における図13の動作とが協調して実行され
る。具体的には、図12のステップS24の実行時に、
図13のステップS31〜S34が実行される。
【0033】まず、利用者が、端末11を操作して電子
メールビューワ11Aを起動することにより利用者宛て
に届いている電子メールの有無を確認し、電子メールが
存在する場合、当該電子メールを電子メール受信サーバ
12Aから取り出す(ステップS21)。取り出された
電子メールは、モニタ等の表示手段に表示される(ステ
ップS22)。
【0034】一般的な電子メールの場合には、表示され
た電子メールの内容の確認により情報の確認動作は完了
するが、ここでの電子メールにはURLアドレスで特定
される情報が添付されているので、利用者によるURL
アドレスのクリック等によりWWWブラウザ11Bが起
動される(ステップS23)。
【0035】ここでのURLアドレスは、図11の例の
ように、「http://WWW.bbb.co.jp.
rd.exe?会員番号=12345」とする。この場
合、WWWブラウザ11Bは、WWW.bbb.co.
jpに従い、情報送信サーバ13のWWWサーバ13E
にアクセスする(ステップS24)。
【0036】ここから、WWWサーバ13Eの動作が開
始する。WWWサーバ13Eは、「12345」をリク
エストされた情報(会員番号)と判断し、情報作成部1
3Fにこれを送る(ステップS31)。情報作成部13
Fは、この「12345」をキーとして、伝達情報デー
タベース13Gを検索する(ステップS32)。ここ
で、情報が見つかると(ステップS33で肯定結果)、
情報作成部13Fは、提示する情報を作成し、WWWサ
ーバ13Eを通じて利用者側に送信する(ステップS3
4)。この情報は、利用者側のWWWブラウザ11Bに
よって、図14(A)のように表示される(図12のス
テップS25)。
【0037】情報送信サーバ13側では、さらに処理が
継続される。まず、情報作成部13Fが指定された情報
名を使い、送達管理データベース13Cを検索する(ス
テップS35)。そして、情報作成部13Fは、得られ
たレコードの「確認フラグ」を確認済に、また「確認日
時」をシステムの現在時刻に設定し、送達管理データベ
ース13Cの内容を更新する(ステップS36)。これ
により、利用者側から指定された会員番号に該当する情
報が見つかった場合の動作は完了する。
【0038】一方、利用者側から指定された会員番号に
該当する情報が見つからなかった場合(ステップS33
で否定結果)、情報作成部13Fは、その旨を提示する
情報を作成し、ステップS34〜S36の処理に移行す
ることなく、WWWサーバ13Eを通じて利用者側に送
信する(ステップS37)。この情報は、利用者側のW
WWブラウザ11Bによって、図14(B)のように表
示される(図12のステップS25)。 (C−1−4)情報(URLで特定される情報)の送達
確認 情報の送達確認は、図15に示す手順により行われる。
なお、この動作は、送信元における動作である。例え
ば、電子メールに添付した情報(URLで特定される情
報)が確実に利用者により確認されたか調べる必要の生
じた管理者の操作に応じて実行される。
【0039】まず、情報入力装置13Hを通じて送達管
理データベース13Cへのアクセスが指示される。例え
ば、送達管理データベース13Cを最初のレコードから
読み出すように設定する(ステップS41)。言うまで
もないが、この設定は一例である。
【0040】送達管理データベース13Cからは、格納
されている情報が1レコードづつ読み出され、送達表示
装置13Dに与えられる(ステップS42)。全てのレ
コードについての読み出し終了が確認されるまで(ステ
ップS43で否定結果)、送達表示装置13Dでは、読
み出したレコードについて「会員番号」、「電子メール
アドレス1」、「確認フラグ」、「確認日時」の取り出
しが行われ(ステップS44)、「確認フラグ」が確認
済になっているか否かを判定する(ステップS45)。
【0041】ここでは、確認済の会員番号についてはそ
の表示を必要としないので、該ステップS45で肯定結
果が得られた場合には次のレコードの読み出しに移行す
る。しかし、未確認であるとの判定結果が得られた場合
(ステップS45で肯定結果)には、その会員番号が送
達表示装置13Dに用意されている表示画面等の出力手
段を通じて出力される(ステップS46)。
【0042】なお、図15では、未確認の会員番号が確
かめられるたび、その会員番号をその都度表示するもの
として表しているが、全てのレコードについての読み出
しが完了した時点において、一覧表として表示すること
又は出力することも可能である。
【0043】かかる手順を経ることにより、従来は確認
し得なかった電子メールに添付された情報の確認の有無
が確認可能となる。 (C−2)当該システムによる効果 以上の通り、本実施形態における情報伝達システムにお
いては、URLで特定される情報が伝達情報データベー
ス13Gから利用者側に読み出される際、これを送達管
理データベース13Cに記録する機能(図1では、情報
作成部13F)を送信元である情報送信サーバ13に設
けるようにしたことにより、電子メールの受信者が当該
電子メールにURLアドレス形式で添付された情報を確
認したか否かを送信者側で確認可能とすることができ
る。
【0044】特に、この実施形態の場合には、利用者
(電子メールの受信者)が、情報を確認していた場合に
は、確認フラグが「確認済」になっているため、未確認
者としては表示されないが、情報を確認していない場合
には、「確認済」になっていないため、未確認者として
その会員番号が表示されるため、その識別を容易に行う
ことができる。もっとも、確認済の利用者も未確認の利
用者も同一画面又は別画面にて確認できるようにするこ
とも可能である。
【0045】また、本実施形態においては、送達管理デ
ータベース13Cに「確認日時」を保存するようにした
ことにより、電子メールの再送時(あるいは定期的(例
えば、毎週)に(C−1−2)項に示す「情報の伝達処
理」を実行すれば、確認していない受信者に電子メール
が必要に応じて(あるいは、定期的(例えば、毎週)再
送されるようにすることもできる。すなわち、受信者が
電子メールにURLアドレス形式で添付した情報を確認
していないことが判明した場合、一定期間の経過後に、
再度電子メールを送信する機能を備えたシステムを実現
できる。 (D)第2の実施形態 第2の実施形態では、予め指定した回数だけ電子メール
を送付しても、受信者が確認しない場合、電子メールの
再送を自動的に中止する機能を、第1の実施形態に係る
システムに追加した情報伝送システムについて説明す
る。
【0046】この第2の実施形態の場合も、かかる機能
は第1の実施形態と同様、図1に示すシステム構成のう
ち期間管理部13B及び送達管理データベース13Cに
よって実現される。ただし、本実施形態を構成する伝達
動作のうち情報の入力、情報の確認、送達の確認
については第1の実施形態と同一であるのでこの部分の
説明を省略し、以下の説明では、相違点である情報の
伝達についてのみ説明する。 (D−1)情報(URLで特定される情報)の伝達 本実施形態における情報の伝達は、図16に示す手順に
より行われる。本実施形態の場合も、基本的な動作手順
は、第1の実施形態と同じである。
【0047】違いは、一連の動作中に、送信回数が規定
回数以上となったか否かの判定が設けられる点と(ステ
ップS54、S56)と、電子メールの送信後に送信回
数を記録するパラメータの値が1つ更新される点である
(ステップS62)。
【0048】なお、かかる機能を実現するため、本実施
形態に使用する送達管理データベース13Cでは、送信
回数を記録するレコードが必須の項目となる。
【0049】また、この処理についても、予め設定され
た期間毎(例えば、毎月)又は手動操作によって開始さ
れ、情報送信サーバ13の基本ソフトウェアが標準で提
供する機能を利用する期間管理部13Bによって実現さ
れる。
【0050】期間管理部13Bは、該期間を検出する
と、送達管理データベース13Cに保持されている情報
を、その最初のレコードから順番に読み出すための設定
を行う(ステップS51)。設定が完了すると、期間管
理部13Bは送達管理データベース13Cにアクセス
し、1つのレコードの読み出しを試みる(ステップS5
2)。なおこの後、期間管理部13Bは、レコードの終
了か否か確認し、伝達すべきレコードが存在する場合に
は、以降の処理に移る(ステップS53)。
【0051】期間管理部13Bは、読み出したレコード
から「会員番号」、「電子メールアドレス1」、「確認
フラグ」、「確認日時」、「送信回数」を取り出すと共
に(ステップS54)、「確認フラグ」が確認済みとな
っているか否かを判定する(ステップS55)。判定の
結果、確認済みが記録されていれば、再度同一内容の電
子メールを送達する必要がないので、以降の処理を中止
し、次のレコード読み取りに移る。
【0052】確認済みでなかった場合、次に期間管理部
13Bは、当該レコードに対応する相手先への電子メー
ルの送信回数が予め登録しておいた規定回数(例えば、
2回)を既に超えているか否かを判定する(ステップS
56)。判定の結果、送信回数が規定回数を超えていれ
ば、該宛先に対する利用者が未だ送信した情報(URL
で特定される情報)を確認してなくても、該利用者への
電子メールの送信を取りやめるべく、以降の処理を中止
し、次のレコード読み取りに移る。
【0053】このように、以下の処理は、該ステップS
56において、現処理対象である現レコードへの電子メ
ールの送信回数が規定回数を超えない(規定回数と同数
を含む)場合に実行される。
【0054】期間管理部13Bは、読み出した「会員番
号」を検索語(検索キー)に用いて伝達情報データベー
ス13Gにアクセスし、レコード列の後ろ側から順番に
検索を行う(ステップS57)。これは、同一人に宛て
て作成された情報が同時に複数存在する場合があるた
め、このうち最新のものを送信対象とするためである。
【0055】伝送すべき情報を記録したレコードがなけ
れば、電子メールを作成できないため、期間管理部13
Bは、次の電子メールの送達処理に移るべく、以降の処
理を中止し、次のレコード読み取りに移る(ステップS
58)。
【0056】読み取った結果、該当するレコードが存在
した場合、期間管理部13Bは、伝達情報データベース
13Gから取り出した該レコードの登録日時(書き込み
日時)と、同一利用者(会員番号が同じ)が前回情報を
確認した日「確認日時」とを比較し(ステップS59及
びS60)、登録日時が確認日時より新しい場合、電子
メールを、当該メールについて取り出した「電子メール
アドレス1」に宛てて送信する(ステップS61)。
【0057】これにより、前回の情報確認後に作成され
た(又は、登録された)情報のみが電子メールの送信対
象として抽出されることになる。なお、登録日時の方が
確認日時よりも古ければ、これは該レコードが、既に送
信され確認された情報に係るレコードであることを意味
するため、該情報の送信は行われず次のレコードの読み
出しに移行する。
【0058】なお、かかる電子メールの送信後、期間管
理部13Bは、送達管理データベース13Cの該当項目
における送信回数を1つ増やし、その内容の更新を行う
(ステップS62)。この動作は、送信管理データベー
ス13Cから読み出されるレコードが終了するまで継続
される。 (D−2)当該システムによる効果 以上の通り、本実施形態における情報伝達システムにお
いては、予め指定した回数だけ電子メールを送付して
も、受信者が確認しない場合、電子メールの再送を自動
的に中止する機能を第1の実施形態の機能に加えたこと
により、第1の実施形態と同様の効果に加え、同一内容
の電子メールが繰り返し何度も送信されることによる無
駄をなくすことができる。 (E)第3の実施形態 第3の実施形態では、予め指定した回数だけ電子メール
を送付しても、受信者が確認しない場合には、別の電子
メールアドレスに電子メールを送信する機能(この機能
の点で第2の実施形態と異なる)を、第1の実施形態に
係るシステムに追加した情報伝送システムについて説明
する。
【0059】この第3の実施形態の場合も、かかる機能
は第1の実施形態と同様、図1に示すシステム構成のう
ち期間管理部13B及び送達管理データベース13Cに
よって実現される。ただし、本実施形態を構成する伝達
動作のうち情報の入力、情報の確認、送達の確認
については第1の実施形態と同一であるのでこの部分の
説明を省略し、以下の説明では、相違点である情報の
伝達についてのみ説明する。 (E−1)情報(URLで特定される情報)の伝達 本実施形態における情報の伝達は、図17に示す手順に
より行われる。本実施形態の場合も、基本的な動作手順
は、第1の実施形態と同じである。
【0060】違いは、一連の動作中に、送信回数が規定
回数以上となったか否かの判定が設けられる点と(ステ
ップS74、S80)と、送信回数が規定回数以下の場
合と規定回数以上の場合とで電子メールの宛先を切り替
える点(ステップS80〜S82)と、電子メールの送
信後に送信回数を記録するパラメータの値が1つ更新さ
れる点である(ステップS83)。
【0061】なお、かかる機能を実現するため、本実施
形態に使用する送達管理データベース13Cでも、送信
回数を記録するレコードが必須の項目となる。
【0062】また、この処理についても、予め設定され
た期間毎(例えば、毎月)又は手動操作によって開始さ
れ、情報送信サーバ13の基本ソフトウェアが標準で提
供する機能を利用する期間管理部13Bによって実現さ
れる。
【0063】期間管理部13Bは、該期間を検出する
と、送達管理データベース13Cに保持されている情報
を、その最初のレコードから順番に読み出すための設定
を行う(ステップS71)。設定が完了すると、期間管
理部13Bは送達管理データベース13Cにアクセス
し、1つのレコードの読み出しを試みる(ステップS7
2)。なおこの後、期間管理部13Bは、レコードの終
了か否か確認し、伝達すべきレコードが存在する場合に
は、以降の処理に移る(ステップS73)。
【0064】期間管理部13Bは、読み出したレコード
から「会員番号」、「電子メールアドレス1」、「電子
メールアドレス2」、「確認フラグ」、「確認日時」、
「送信回数」を取り出すと共に(ステップS74)、
「確認フラグ」が確認済みとなっているか否かを判定す
る(ステップS75)。判定の結果、確認済みが記録さ
れていれば、再度同一内容の電子メールを送達する必要
がないので、以降の処理を中止し、次のレコード読み取
りに移る。
【0065】確認済みでなかった場合、期間管理部13
Bは、読み出した「会員番号」を検索語(検索キー)に
用いて伝達情報データベース13Gにアクセスし、レコ
ード列の後ろ側から順番に検索を行う(ステップS7
6)。これは、同一人に宛てて作成された情報が同時に
複数存在する場合があるため、このうち最新のものを送
信対象とするためである。
【0066】伝送すべき情報を記録したレコードがなけ
れば、電子メールを作成できないため、期間管理部13
Bは、次の電子メールの送達処理に移るべく、以降の処
理を中止し、次のレコード読み取りに移る(ステップS
77)。
【0067】読み取った結果、該当するレコードが存在
した場合、期間管理部13Bは、伝達情報データベース
13Gから取り出した該レコードの登録日時(書き込み
日時)と、同一利用者(会員番号が同じ)が前回情報を
確認した日「確認日時」とを比較し(ステップS78及
びS79)、登録日時が確認日時より新しい場合、次の
送信回数の確認処理に移行する。
【0068】なおこの処理により、前回の情報確認後に
作成された(又は、登録された)情報のみが電子メール
の送信対象として抽出されることになる。また、登録日
時の方が確認日時よりも古ければ、これは該レコード
が、既に送信され確認された情報に係るレコードである
ことを意味するため、該情報の送信は行われず次のレコ
ードの読み出しに移行する。
【0069】さて、登録日時が確認日時より新しい場
合、期間管理部13Bは、当該レコードに対応する相手
先への電子メールの送信回数が予め登録しておいた規定
回数(例えば、2回)を既に超えているか否かを判定す
る(ステップS80)。
【0070】判定の結果、送信回数が規定回数を超えて
いなければ、期間管理部13Bは、電子メールを当該メ
ールについて取り出した「電子メールアドレス1」に宛
てて送信する(ステップS81)。例えば、予め定めて
おいた規定回数が2回であれば、該判定時に送信回数が
2回であれば、「電子メールアドレス1」に宛てて電子
メールを送信する(結局、該宛先に対しては3回電子メ
ールが送られることになる)。
【0071】これに対し、判定の結果、送信回数が規定
回数を超えていれば、期間管理部13Bは、電子メール
を当該メールについて取り出した「電子メールアドレス
2」に宛てて電子メール送信する(ステップS82)。
なお、図では、この予備アドレスが1つの場合について
表しているが、勿論、予備アドレスは1つに限られる必
然性はなく、2つ以上登録可能としておけば、利用者に
情報が送達される確実性を一段と高めることができる。
【0072】いずれにしても、かかる電子メールの送信
後、期間管理部13Bは、送達管理データベース13C
の該当項目における送信回数を1つ増やし、その内容の
更新を行う(ステップS83)。この動作は、送信管理
データベース13Cから読み出されるレコードが終了す
るまで継続される。 (E−2)当該システムによる効果 以上の通り、本実施形態における情報伝達システムにお
いては、予め指定した回数だけ電子メールを送付して
も、受信者が確認しない場合、別の電子メールアドレス
に電子メールを送信する機能を第1の実施形態の機能に
加えたことにより、第1の実施形態と同様の効果に加
え、複数の電子メールアドレスを有する相手先への送達
の確実性を高めることができる。 (F)第4の実施形態 第4の実施形態では、予め指定した回数だけ電子メール
を送付しても、受信者が確認しない場合には、別の電子
メールアドレスに電子メールを送信するが、その後も予
め指定した回数だけ電子メールを送付しても、受信者に
よる情報の確認が認められない場合には、該アドレスへ
の電子メールの採草を中止する機能を、第1の実施形態
に追加した情報伝送システムについて説明する。
【0073】すなわち、本実施形態は、第2の実施形態
と第3の実施形態の機能を組み合わせたものである。従
って、この第4の実施形態の場合も、かかる機能は他の
実施形態と同様、図1に示すシステム構成のうち期間管
理部13B及び送達管理データベース13Cによって実
現される。また、本実施形態を構成する伝達動作のうち
情報の入力、情報の確認、送達の確認については
第1の実施形態と同一であるのでこの部分の説明を省略
し、以下の説明では、相違点である情報の伝達につい
てのみ説明する。 (F−1)情報(URLで特定される情報)の伝達 本実施形態における情報の伝達は、図18に示す手順に
より行われる。本実施形態の場合も、基本的な動作手順
は、第1の実施形態と同じである。
【0074】違いは、一連の動作中に、第1の規定回数
を用いて再送先を切り替えるか否か判定する処理が設け
られている点(ステップS101)と、第2の規定回数
(図中では「規定回数2」と示す。)を用いて電子メー
ルの再送自体を中止するか否かを判定する処理が設けら
れている点(ステップS96)と、送信回数が規定回数
以下の場合と規定回数以上の場合とで電子メールの宛先
を切り替える点(ステップS102、S103)と、電
子メールの送信後に送信回数を記録するパラメータの値
が1つ更新される点である(ステップS104)。
【0075】なお、かかる機能を実現するため、本実施
形態に使用する送達管理データベース13Cでも、送信
回数を記録するレコードが必須の項目となる。
【0076】また、この処理についても、予め設定され
た期間毎(例えば、毎月)又は手動操作によって開始さ
れ、情報送信サーバ13の基本ソフトウェアが標準で提
供する機能を利用する期間管理部13Bによって実現さ
れる。
【0077】期間管理部13Bは、該期間を検出する
と、送達管理データベース13Cに保持されている情報
を、その最初のレコードから順番に読み出すための設定
を行う(ステップS91)。設定が完了すると、期間管
理部13Bは送達管理データベース13Cにアクセス
し、1つのレコードの読み出しを試みる(ステップS9
2)。なおこの後、期間管理部13Bは、レコードの終
了か否か確認し、伝達すべきレコードが存在する場合に
は、以降の処理に移る(ステップS93)。
【0078】期間管理部13Bは、読み出したレコード
から「会員番号」、「電子メールアドレス1」、「電子
メールアドレス2」、「確認フラグ」、「確認日時」、
「送信回数」を取り出すと共に(ステップS94)、
「確認フラグ」が確認済みとなっているか否かを判定す
る(ステップS95)。判定の結果、確認済みが記録さ
れていれば、再度同一内容の電子メールを送達する必要
がないので、以降の処理を中止し、次のレコード読み取
りに移る。
【0079】確認済みでなかった場合、次に期間管理部
13Bは、当該レコードに対応する相手先への電子メー
ルの送信回数が予め登録しておいた第2の規定回数(例
えば、4回)を既に超えているか否かを判定する(ステ
ップS96)。判定の結果、送信回数が該規定回数を超
えていれば、該宛先に対する利用者が未だ送信した情報
(URLで特定される情報)を確認してなくても、該利
用者への電子メールの送信を取りやめるべく、以降の処
理を中止し、次のレコード読み取りに移る。
【0080】なお、かかる判定処理で用いる第2の規定
回数は、常に第1の規定回数より大きな値であり、この
第1の規定回数を超える値の分が宛先切り替え後に再送
される電子メールの回数に相当する。
【0081】さて、送信回数が第2の規定回数を超えて
いない場合、期間管理部13Bは、読み出した「会員番
号」を検索語(検索キー)に用いて伝達情報データベー
ス13Gにアクセスし、レコード列の後ろ側から順番に
検索を行う(ステップS97)。これは、同一人に宛て
て作成された情報が同時に複数存在する場合があるた
め、このうち最新のものを送信対象とするためである。
【0082】伝送すべき情報を記録したレコードがなけ
れば、電子メールを作成できないため、期間管理部13
Bは、次の電子メールの送達処理に移るべく、以降の処
理を中止し、次のレコード読み取りに移る(ステップS
98)。
【0083】読み取った結果、該当するレコードが存在
した場合、期間管理部13Bは、伝達情報データベース
13Gから取り出した該レコードの登録日時(書き込み
日時)と、同一利用者(会員番号が同じ)が前回情報を
確認した日「確認日時」とを比較し(ステップS99及
びS100)、登録日時が確認日時より新しい場合、次
の送信回数の確認処理に移行する。
【0084】なおこの処理により、前回の情報確認後に
作成された(又は、登録された)情報のみが電子メール
の送信対象として抽出されることになる。また、登録日
時の方が確認日時よりも古ければ、これは該レコード
が、既に送信され確認された情報に係るレコードである
ことを意味するため、該情報の送信は行われず次のレコ
ードの読み出しに移行する。
【0085】さて、登録日時が確認日時より新しい場
合、期間管理部13Bは、該レコードに対応する相手先
への電子メールの送信回数が予め登録しておいた第1の
規定回数(例えば、2回)を既に超えているか否かを判
定する(ステップS101)。
【0086】判定の結果、送信回数が第1の規定回数を
超えていなければ、期間管理部13Bは、電子メールを
当該メールについて取り出した「電子メールアドレス
1」に宛てて送信する(ステップS102)。例えば、
予め定めておいた第1の規定回数が2回であれば、該判
定時に送信回数が2回であれば、「電子メールアドレス
1」に宛てて電子メールを送信する(結局、該宛先に対
しては3回電子メールが送られることになる)。
【0087】これに対し、判定の結果、送信回数が第1
の規定回数を超えていれば、期間管理部13Bは、電子
メールを当該メールについて取り出した「電子メールア
ドレス2」に宛てて電子メール送信する(ステップS1
03)。なお、図では、この予備アドレスが1つの場合
について表しているが、勿論、予備アドレスは1つに限
られる必然性はなく、2つ以上登録可能としておけば、
利用者に情報が送達される確実性を一段と高めることが
できる。
【0088】いずれにしても、かかる電子メールの送信
後、期間管理部13Bは、送達管理データベース13C
の該当項目における送信回数を1つ増やし、その内容の
更新を行う(ステップS104)。この動作は、送信管
理データベース13Cから読み出されるレコードが終了
するまで継続される。 (F−2)当該システムによる効果 以上の通り、本実施形態における情報伝達システムにお
いては、予め指定した回数だけ電子メールを送付して
も、受信者が確認しない場合、別の電子メールアドレス
に電子メールを送信する機能と、宛先の変更も所定回数
にわたる電子メールの再送にも関わらず情報の確認が確
認されない場合には電子メールの再送を中止する機能を
第1の実施形態の機能に加えたことにより、第1の実施
形態と同様の効果に加え、複数の電子メールアドレスを
有する相手先への送達の確実性の向上と、同一内容の電
子メールが無為に再送され続けるおそれの回避とを実現
できる。 (G)第5の実施形態 第5の実施形態では、利用者が未確認の情報(例えば、
今月の情報)があるにもかかわらず、さらに送信すべき
情報(例えば、翌月の情報)が伝達情報データベース1
3Gに追加的に登録された場合に、各情報(ここでは、
今月と翌月の情報)へのアクセスを求める電子メールを
それぞれ送信する機能を、第1の実施形態に係るシステ
ムに追加した情報伝送システムについて説明する。
【0089】この第5の実施形態の場合も、かかる機能
は第1の実施形態と同様、図1に示すシステム構成のう
ち期間管理部13B及び送達管理データベース13Cに
よって実現される。ただし、本実施形態を構成する伝達
動作のうち情報の入力、送達の確認については第1
の実施形態と同一であるのでこの部分の説明を省略し、
以下の説明では、相違点である情報の伝達、情報の
確認についてのみ説明する。 (G−1)情報(URLで特定される情報)の伝達 本実施形態における情報の伝達は、図19に示す手順に
より行われる。本実施形態の場合も、基本的な動作手順
は、第1の実施形態と同じである。
【0090】違いは、一連の動作中に、送信の対象とな
る情報間の識別を可能とする識別子(図19では、「C
OUNT」値で実現する。)を付与する処理が設けられ
ている点(ステップS115、S120、S123)
と、電子メールの送信後に送信回数を記録するパラメー
タ(ここでは、前述の「COUNT」値)が1つ更新さ
れる点である(ステップS121)。
【0091】また、この処理についても、予め設定され
た期間毎(例えば、毎月)又は手動操作によって開始さ
れ、情報送信サーバ13の基本ソフトウェアが標準で提
供する機能を利用する期間管理部13Bによって実現さ
れる。
【0092】期間管理部13Bは、該期間を検出する
と、送達管理データベース13Cに保持されている情報
を、その最初のレコードから順番に読み出すための設定
を行う(ステップS110)。設定が完了すると、期間
管理部13Bは送達管理データベース13Cにアクセス
し、1つのレコードの読み出しを試みる(ステップS1
11)。なおこの後、期間管理部13Bは、レコードの
終了か否か確認し、伝達すべきレコードが存在する場合
には、以降の処理に移る(ステップS112)。
【0093】期間管理部13Bは、読み出したレコード
から「会員番号」、「電子メールアドレス1」、「確認
フラグ」、「確認日時」を取り出すと共に(ステップS
113)、「確認フラグ」が確認済みとなっているか否
かを判定する(ステップS114)。判定の結果、確認
済みが記録されていれば、再度同一内容の電子メールを
送達する必要がないので、以降の処理を中止し、次のレ
コード読み取りに移る。
【0094】確認済みでなかった場合、期間管理部13
Bは、上述のCOUNT値を0に初期設定した後、読み
出した「会員番号」を検索語(検索キー)に用いて伝達
情報データベース13Gにアクセスし、レコード列の後
ろ側から順番に検索を行う(ステップS116)。これ
は、同一人に宛てて作成された情報が同時に複数存在す
る場合があるため、このうち最新のものを送信対象とす
るためである。
【0095】伝送すべき情報を記録したレコードがなけ
れば、電子メールを作成できないため、電子メール送信
サーバ13Aは、次の電子メールの送達処理に移るべ
く、以降の処理を中止し、次のレコード読み取りに移る
(ステップS117)。
【0096】読み取った結果、該当するレコードが存在
した場合、期間管理部13Bは、伝達情報データベース
13Gから取り出した該レコードの登録日時(書き込み
日時)と、同一利用者(会員番号が同じ)が前回情報を
確認した日「確認日時」とを比較し(ステップS118
及びS119)、登録日時が確認日時より新しい場合、
電子メールを、当該メールについて取り出した「電子メ
ールアドレス1」に宛てて送信する(ステップS12
0)。
【0097】これにより、前回の情報確認後に作成され
た(又は、登録された)情報のみが電子メールの送信対
象として抽出されることになる。なお、登録日時の方が
確認日時よりも古ければ、これは該レコードが、既に送
信され確認された情報に係るレコードであることを意味
するため、該情報の送信は行われず次のレコードの読み
出しに移行する。
【0098】またこのとき、期間管理部13Bは、現C
OUNT値を用いて該メールに添付するURLアドレス
が作成される。例えば、現COUNT値が0であり、送
信先となる利用者の会員番号が「12345」であれ
ば、そのURLは「http://WWW.bbb.c
o.jp/rd.exe?会員番号=12345&CO
UNT=0」となる。また、当該相手先への2つ目の情
報については、そのURLは「http://WWW.
bbb.co.jp/rd.exe?会員番号=123
45&COUNT=1」が、それぞれ送られることにな
る。
【0099】かかる電子メールの送信が行われると、期
間管理部13Bは、送信回数の値を1つ増加し、送達管
理データベース13Cの内容を更新する(ステップS1
21)。
【0100】さらに、期間管理部13Bは、伝達情報デ
ータベース13Gをさらに逆方向に(後ろ側から前方向
に)、「会員番号」を検索語(検索キー)に用いて検索
する(ステップS122)。これは、同一人に宛てて作
成された情報が同時に複数存在する場合に、これらをま
とめて送信するためである。なお、当該検索に際し、期
間管理部13Bは、COUNT値を1つ増加させるよう
動作する(ステップS123)。
【0101】この後、期間管理部13Bは、ステップS
117に戻り、現在検索の対象となっている利用者に宛
てて送信すべき他の情報が検出されないようになるまで
又は前確認時より後に登録された情報が見出されなくな
るまで、ステップS118〜S123までの処理を繰り
返し、必要な情報の送信を実行する。
【0102】そして、現処理対象となっている利用者へ
送信すべき情報が見つからなくなった時点で、該ルーチ
ン処理を抜け、他の利用者に対する処理に移行する(す
なわち、ステップS111に戻る)。最後に、かかる動
作によって電子メールが作成される様子を図20に示
す。 (G−2)情報(URLで特定される情報)の確認 情報の確認は、図21及び図22に示す手順で行われ
る。なお、この動作は、送信元及び送信先(電子メール
受信サーバ)の協調動作により行われる。すなわち、送
信先(電子メール受信サーバ)における図21の動作
と、送信元における図22の動作とが協調して実行され
る。具体的には、図21のステップS134の実行時
に、図22のステップS141〜S144が実行され
る。
【0103】まず、利用者が、端末11を操作して電子
メールビューワ11Aを起動することにより利用者宛て
に届いている電子メールの有無を確認し、電子メールが
存在する場合、当該電子メールを電子メール受信サーバ
12Aから取り出す(ステップS131)。取り出され
た電子メールは、モニタ等の表示手段に表示される(ス
テップS132)。
【0104】一般的な電子メールの場合には、表示され
た電子メールの内容の確認により情報の確認動作は完了
するが、ここでの電子メールにはURLアドレスで特定
される情報が添付されているので、利用者によるURL
アドレスのクリック等によりWWWブラウザ11Bが起
動される(ステップS133)。
【0105】ここでのURLアドレスは、図20の例の
ように、「http://WWW.bbb.co.jp.
rd.exe?会員番号=12345&COUNT=
0」とする。この場合、WWWブラウザ11Bは、WW
W.bbb.co.jpに従い、情報送信サーバ13の
WWWサーバ13Eにアクセスする(ステップS13
4)。
【0106】ここから、WWWサーバ13Eの動作が開
始する。WWWサーバ13Eは、アクセスのあったUR
Lアドレスから「会員番号=」と「COUNT=」の部
分を取り出し、これを情報作成部13Fにこれを送る
(ステップS141)。
【0107】情報作成部13Fは、この「12345」
を検索語(検索キー)に用い、伝達情報データベース1
3Gを「COUNT」値に1を加えた回数だけ検索する
(ステップS142)。例えば、「COUNT」値が0
である場合、情報作成部13Fは、1回の検索動作を行
い、「COUNT」値が1であれば2回の検索動作を行
う。
【0108】ここで、情報が見つかると(ステップS1
43で肯定結果)、情報作成部13Fは、提示する情報
を作成し、WWWサーバ13Eを通じて利用者側に送信
する(ステップS144)。
【0109】ただし、情報作成部13Fは、この「CO
UNT」値+1回目に検出された情報のみを利用者に表
示する情報の作成として使用し、他の回数次に検出され
た情報については情報の作成に用いない。例えば、「C
OUNT」値が1であり、検索動作が2回行われる場合
には、最新の情報から2つ目に新しい情報のみを使用
し、1回目の検出動作で検出される最新の情報は用いな
い。このようにして作成された情報は、伝送網を通じて
利用者側に通知された後、端末11に搭載されたWWW
ブラウザ11Bによって画面上に表示される(図21の
ステップS145)。
【0110】情報送信サーバ13側では、さらに処理が
継続される。まず、情報作成部13Fが指定された情報
名を使い、送達管理データベース13Cを検索する(ス
テップS145)。なお、複数の情報がステップS14
2で検出されている場合には、当該複数の情報名が検索
される。そして、情報作成部13Fは、該当するレコー
ド(複数の情報名が与えられる場合にはこれら複数に対
応するレコード)の「確認フラグ」を確認済に、また
「確認日時」をシステムの現在時刻に設定し、送達管理
データベース13Cの内容を更新する(ステップS14
6)。なお、この機能に関しては、後述する他の変形例
が考えられる。
【0111】これにより、利用者側から指定された会員
番号に該当する情報が見つかった場合の動作は完了す
る。
【0112】一方、利用者側から指定された会員番号に
該当する情報が見つからなかった場合(ステップS14
3で否定結果)、情報作成部13Fは、その旨を提示す
る情報を作成し、ステップS144〜S146の処理に
移行することなく、WWWサーバ13Eを通じて利用者
側に送信する(ステップS147)。この情報は、利用
者側のWWWブラウザ11Bによって表示される(図2
1のステップS135)。 (G−3)当該システムによる効果 以上の通り、本実施形態における情報伝達システムにお
いては、未確認の情報が複数存在する場合、各情報ごと
に固有の識別子(COUNT値)を付した電子メールを
利用者に送信するようにし、いずれかの電子メールに添
付された情報の読み出しが該利用者によって実行された
場合には、該当する情報を上述の識別子を用いて検索し
利用者に提示する構成としたことにより、利用者側が必
要とする情報のみを選択的に提供できる情報伝達システ
ムを実現できる。
【0113】因みに、この実施形態の場合には、未確認
の情報が複数存在する場合にそのうちの一つが確認され
ると、他の未確認情報についてもデータベース上は確認
済みとなり、当該情報についての再送動作は停止される
が、これら情報についても既に電子メールが利用者側に
通知されているため、利用者が各電子メールに添付され
ているURLアドレスを指定すれば、利用者は、該電子
メールに添付されている情報の確認を支障無く行うこと
ができる。
【0114】なお、このような構成としたことにより、
本情報伝達システムにおいては、伝達情報データベース
13Gにおける検索を管理するのに必要なパラメータを
増加せずに済み、既存のデータベースをそのまま利用で
きる利点がある。 (H)他の実施形態 (H−1)上述の第5の実施形態においては、図22に
おけるステップS146の処理において、利用者による
確認の対象となった情報だけでなく、ステップS142
において検出された他の情報に関しても、各情報に該当
するレコードの「確認フラグ」を確認済に更新し、また
「確認日時」をシステム時刻にそれぞれ更新する場合に
ついて述べたが、個別に更新できるようにしても良い。
【0115】すなわち、第5の実施形態においては、検
索条件に合致する情報の有無を表すフラグを共用してい
るため、いずれの未確認情報が確認されたかによらず検
索された全ての情報を確認済としたが、各検索次ごとに
固有のフラグを割り当てて該検索動作を管理する場合に
は、実際に利用者に宛てて送信された(すなわち、利用
者のWWWブラウザ11Bによって確認された)情報に
対応する送達管理データベース13Cのレコードのみ
「確認フラグ」を確認済に、また当該レコードの「確認
日時」についてのみシステム時刻に更新し、他の情報に
関しては未確認のままとしても良い。
【0116】かかる構成とすることにより、利用者によ
って確認されなかった情報に対しては、未確認の情報の
うちいずれかへのアクセスが確認された後も、繰り返し
情報の確認を求める電子メールを再送することができ
る。 (H−2)また、上述の第5の実施形態においては、電
子メールアドレスを1つのみ使用し、再送回数も制限し
ない場合について述べたが、第2〜第4の各実施形態を
適用することもできる。すなわち、電子メールの送信先
となる電子メールアドレスを複数登録しておき、第5の
実施形態の場合にも、1つの電子メールアドレスについ
て所定回数の再送にも関わらず応答がない場合には他の
電子メールアドレスに電子メールの送信先を切り替えら
れるようにしても良く、また、無制限に同一内容の電子
メールが送信されるのを避けるようにすることもでき
る。 (H−3)本願明細書においては、上述の実施形態及び
請求の範囲においてWWWブラウザなる用語を用いた
が、該用語にはいわゆるビューワと呼ばれるものも含ま
れるものとする。
【0117】
【発明の効果】上述のように、第1の発明によれば、情
報伝達システムに、WWWサーバを通じた情報本体への
アクセスの有無を、該当する電子メール別に管理情報と
して管理する送達管理データベースと、WWWサーバを
通じた情報本体へのアクセス時に、該アクセスに対応す
る送達管理データベースの管理情報を更新する管理手段
とを備えるようにしたことにより、電子メールに添付さ
れたURLアドレスで特定される情報本体への相手側に
よるアクセスの有無(電子メールの到達確認又は開封確
認ではない)を、送信側において確認可能とできる。
【0118】また、第2の発明においては、第1の発明
に加え、達管理データベースの管理情報より、相手先に
よる情報本体へのアクセスが認められなかった場合、一
定期間の経過後、再度電子メールを送信するよう指示す
る機能を設けたことにより、情報本体にアクセスしてい
ない相手先(利用者)に注意を促すことができ、情報本
体の送達の確実性を高めることができる。
【0119】また、第3の発明においては、第2の発明
に加え、予め指定された回数に亘る電子メールの送付後
も、相手先による情報本体へのアクセスが認められなか
った場合、電子メールの再送中止を指示する機能をさら
に追加するかかる機能を設けたことにより、同一内容の
電子メールが無制限に再送されるおそれを有効に回避で
きる。
【0120】さらに、第4の発明においては、第2の発
明に加え、予め指定された回数に亘る電子メールの送付
後も、相手先による情報本体へのアクセスが認められな
かった場合、登録されている別の電子メールアドレスに
電子メールを送信する機能を設けたことにより、相手先
による情報本体へのアクセスの確実性をより高めること
ができる。
【0121】さらに、第5の発明においては、第4の発
明に加え、別の電子メールアドレスに電子メールを指定
された回数送付した後も、相手先による情報本体へのア
クセスが認められなかった場合、電子メールの再送中止
を指示する機能を設けたことにより、第3の発明の場合
と同じく、同一内容の電子メールが無制限に再送される
おそれを有効に回避できる。
【0122】また、第6の発明においては、第1の発明
に加え、相手先による情報本体へのアクセスが認められ
ていない間に、他の情報本体へのアクセスを求める電子
メールの送付の必要が生じた場合、各情報本体に対応す
る電子メールに添付するURLアドレスに、それぞれが
対応する情報本体を識別する識別子を付して当該相手先
に送信させる機能を設けたことにより、複数の情報本体
へのアクセスを同時に管理可能とできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各実施形態に共通する基本的なシステム構成例
を示す機能ブロック図である。
【図2】電子メールシステムの概要を示す図である。
【図3】端末側で表示される画面例を示す図である。
【図4】送信元電子メールアドレス付き電子メール例を
示す図である。
【図5】一般的な接続形態例を示す図である。
【図6】送達管理データベースの登録例を示す図であ
る。
【図7】伝達情報データベースの登録例を示す図であ
る。
【図8】伝達すべき情報(URLアドレスで特定され
る)の入力に係る動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】入力された情報の表示画面例を示す図である。
【図10】伝達すべき情報(URLアドレスで特定され
る)の伝達動作に係る動作手順を示すフローチャートで
ある(第1の実施形態)。
【図11】各データベースの登録情報と作成される電子
メールの内容の対応関係を示す図である。
【図12】端末又は電子メール受信サーバにおいて実行
される情報の確認動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図13】情報送信サーバにおいて実行される情報の確
認動作手順を示すフローチャートである。
【図14】WWWブラウザによって取り出された情報の
表示例を示す図である。
【図15】情報未確認者の会員番号の表示に係る動作手
順を示すフローチャートである。
【図16】伝達すべき情報(URLアドレスで特定され
る)の伝達動作に係る動作手順を示すフローチャートで
ある(第2の実施形態)。
【図17】伝達すべき情報(URLアドレスで特定され
る)の伝達動作に係る動作手順を示すフローチャートで
ある(第3の実施形態)。
【図18】伝達すべき情報(URLアドレスで特定され
る)の伝達動作に係る動作手順を示すフローチャートで
ある(第4の実施形態)。
【図19】伝達すべき情報(URLアドレスで特定され
る)の伝達動作に係る動作手順を示すフローチャートで
ある(第5の実施形態)。
【図20】各データベースの登録情報と作成される電子
メールの内容の対応関係を示す図である。
【図21】端末又は電子メール受信サーバにおいて実行
される情報の確認動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図22】情報送信サーバにおいて実行される情報の確
認動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1A…電子メールビューワ、2A…電子メール受信サー
バ、3A…電子メール送信サーバ、3B…情報入力装
置、11…端末、11A…電子メールビューワ、11B
…WWWブラウザ、12…情報受信サーバ、12A…受
信サーバ、13…情報送信サーバ、13A…電子メール
送信サーバ、13B…期間管理部、13C…送達管理デ
ータベース、13D…送達表示装置、13E…WWWサ
ーバ、13F…情報作成部、13G…伝達情報データベ
ース、13H…情報入力装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の送信元が情報本体の格納場所を指
    定するURL(Uniform Resource Locator)アドレスを
    電子メールに添付して相手先に送信した場合であって、
    該電子メールを受信した相手先がWWW(World Wide W
    eb)ブラウザを通じて該情報本体へのアクセスを実行し
    たとき、情報の送信元はWWWサーバを通じて該情報本
    体を相手先に伝達する情報伝達システムにおいて、 上記WWWサーバを通じた情報本体へのアクセスの有無
    を、該当する電子メール別に管理情報として管理する送
    達管理データベースと、 上記WWWサーバを通じた情報本体へのアクセス時に、
    該アクセスに対応する上記送達管理データベースの管理
    情報を更新する管理手段とを備えたことを特徴とする情
    報伝達システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報伝達システムにお
    いて、 上記管理手段は、上記送達管理データベースの管理情報
    より、相手先による情報本体へのアクセスが認められな
    かった場合、一定期間の経過後、再度電子メールを送信
    するよう指示することを特徴とする情報伝達システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の情報伝達システムにお
    いて、 上記管理手段は、予め指定された回数に亘る電子メール
    の送付後も、相手先による情報本体へのアクセスが認め
    られなかった場合、電子メールの再送中止を指示するこ
    とを特徴とする情報伝達システム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の情報伝達システムにお
    いて、 上記管理手段は、予め指定された回数に亘る電子メール
    の送付後も、相手先による情報本体へのアクセスが認め
    られなかった場合、登録されている別の電子メールアド
    レスに電子メールを送信することを特徴とする情報伝達
    システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の情報伝達システムにお
    いて、 上記管理手段は、別の電子メールアドレスに電子メール
    を指定された回数送付した後も、相手先による情報本体
    へのアクセスが認められなかった場合、電子メールの再
    送中止を指示することを特徴とする情報伝達システム。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の情報伝達システムにお
    いて、 上記管理手段は、相手先による情報本体へのアクセスが
    認められていない間に、他の情報本体へのアクセスを求
    める電子メールの送付の必要が生じた場合、各情報本体
    に対応する電子メールに添付するURLアドレスに、そ
    れぞれが対応する情報本体を識別する識別子を付して当
    該相手先に送信させることを特徴とする情報伝達システ
    ム。
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