JP2000205827A - 高温の容器の肉厚の測定方法 - Google Patents
高温の容器の肉厚の測定方法Info
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Abstract
測定する方法及び装置を提供する。 【解決手段】 物品により放射される輻射線の強度を、
強度が物品表面での温度と該表面間の肉厚の両方の関数
として変化する第1の波長、及び強度が物品表面での温
度の関数として、かつ実質的に該表面間の肉厚によらず
変化する第2の波長において測定して、表面間の肉厚を
第1の強度測定及び第2の強度測定値の結合関数として
決定する。
Description
などのガラス物品の厚さの測定に関する。特に、本発明
は、成形されたガラス物品の肉厚を、物品により放射さ
れる可視及び/または赤外の輻射線の関数として、成形
プロセスから得られた物品がまだ高温である間に測定す
る方法及び装置に関する。
む多数の技術が、容器が冷えた後の(すなわち、いわゆ
る製造プロセスのコールドエンドでの)成形された中空
のガラス容器の肉厚測定について提案されている。しか
しながら、製造プロセスにおいてできるだけ早く、好ま
しくはいわゆる製造プロセスのホットエンドにおいて、
肉厚測定を行ない、必要とされる調整行為を可能な限り
迅速に行ない得るようにすることにより、不十分な製品
を低減させるのが望ましい。これまでに、成形プロセス
から得られたまだ高温であるガラス容器は、赤外領域の
輻射線を放射すること、及びこの輻射線を測定して容器
の肉厚特性の決定を試みることが可能であることが見出
された。例えば、米国特許第2,915,638号及び
第3,356,212号明細書には、高温の容器の外表
面から放射される赤外エネルギーを測定し、得られたデ
ータを容器の肉厚についての情報を推察するのに利用す
ることが開示されている。一旦容器が冷却し始めると、
容器の厚い部分は薄い部分よりも長い間高温のままであ
り、したがって外表面の温度は容器の厚い部分で最も高
温となる。したがって、肉厚についての情報を、容器の
温度プロファイルから推察することができる。
術文献には、容器の肉厚の絶対的な測定を製造プロセス
のホットエンドで行なうことについての技術は開示され
ていない。したがって、本発明は、このような技術を提
供することを広く目的とする。
び内壁表面を有する成形されたガラス容器などの中空の
ガラス物品の肉厚を測定する方法は、物品により放射さ
れる輻射線の強度を、強度が物品表面での温度と該表面
間の肉厚の両方の関数として変化する第1の波長、及び
強度が物品表面での温度の関数として、かつ実質的に該
表面間の肉厚によらず変化する第2の波長において、測
定する工程を含む。第1の強度測定値が温度と肉厚の両
方の関数である一方、第2の強度測定値は温度のみの関
数であるため、表面間の肉厚を第1の強度測定及び第2
の強度測定値の結合関数として決定することが可能とな
る。なお、センサが特定の波長のみに感応するものでな
いことから、「波長」の語は、言うまでもなく、通常波
長領域を包含するものと理解されるであろう。本発明の
いくつかの好ましい態様においては、第1及び第2の強
度測定値を、物品の表面上の1点から放射される輻射線
から得る。物品表面上のこの点での肉厚と表面温度との
間の関係を、これらの強度測定値から創出する。次い
で、強度が表面温度のみの関数として変化する赤外波長
において、物品表面上の他の点から放射される輻射線を
測定することができ、物品表面上の該他の点における肉
厚を、前記強度測定値及び創出しておいた肉厚と表面温
度との間の関係の結合関数として、決定することができ
る。
て、センサは、多重の検出素子を有するエリアアレイセ
ンサ及び容器表面上の異なる点から放射される(可視及
び/または赤外)光エネルギーの焦点を該素子に合わせ
る手段、及び容器表面の単一の点から放射されるエネル
ギーに感応する第2のセンサを含む。容器の肉厚の絶対
的な測定値が、第1の波長での表面の単一の点から放射
されるエネルギーに感応する第2のセンサの出力から、
また同一の点に合焦され、第2の波長で放射されるエネ
ルギーに感応するエリアアレイセンサ上の素子の出力か
ら、得られる。この容器の肉厚の絶対的な測定値が得ら
れ、結果として容器表面上のこの1点での肉厚と表面温
度との間の関係が得られると、次いで容器表面上の他の
点での肉厚を、エリアアレイセンサの他の素子に入射す
る外表面温度を示すエネルギーの関数として決定するこ
とができる。本発明の他の好ましい態様では、リフレク
タを、検出器が容器の表面において一致する視野を有す
るように監視しながら、2個の赤外センサと容器あるい
は他の物品との間に配置する。かくして、検出器は、第
1及び第2の波長での強度を表す関連信号を創出するた
め、容器の表面における単一の点または領域からの輻射
線を同時に受け取ることになる。リフレクタは、前記検
出器の一致する視野が物品の表面を有効に掃引するよう
にリフレクタを動かすため、モータあるいは他の好適な
機構に接続される。このようにして、検出器の出力を、
リフレクタの動きの増分で走査して、容器の表面に沿っ
た連続する点での肉厚を決定するための比較信号データ
を得てもよい。最も好ましくは、本発明のこの態様で
は、容器の動きの増分で、リフレクタを動かし、検出器
の出力を走査して、容器の全表面に沿った厚さのデータ
を得るようにする。成形プロセスから得られた高温の容
器を監視する場合、成形が行なわれる機械とガラス焼き
なまし炉との間のリニアコンベアに沿って容器が移動す
る間に、コンベアの両側に監視システムを配置して、容
器の両側からの厚さデータを得るにより、監視を行なっ
てもよい。
該表面間の厚さの両方の関数として測定される波長であ
るが、物品あるいは容器の壁が実質的に透明な波長であ
る。第2の波長は、強度が表面での温度の関数として、
かつ該表面間の厚さによらないものとして測定される波
長であるが、物品あるいは容器の壁が実質的に不透明な
波長である。透明度及び不透明度は、言うまでもなく、
相対的な用語である。本発明では、容器壁のガラス組成
物は、壁の透過度が5%以上である場合には、エネルギ
ーに対し実質的に透明である。本発明では、容器壁は、
赤外エネルギーに対する壁の透過度が1%未満である場
合には、エネルギーに対し実質的に不透明である。本発
明の好ましい実施態様においては、ガラス温度及び肉厚
を示すエネルギーは、0.4〜1.1ミクロンの可視及
び赤外領域に存在する。壁が実質的に不透明であり、し
たがって強度が表面温度の関数として、かつ実質的に肉
厚によらず変化するエネルギーは、好ましくは4.8〜
5.0ミクロンの赤外領域、最も好ましくは約5.0ミ
クロンに存在する。これらの領域内に感応特性を有する
標準的な市販のセンサを得ることができる。本発明は、
その上記以外の目的、構成及び効果とともに、本願明細
書及び図面の記載から十分に理解されるものと考えられ
る。
よる、中空のガラス容器12の肉厚を測定する装置10
を示す。容器12の外表面上の1点14から放射される
輻射エネルギーは、レンズ16により第1のセンサ18
に向けられ、かつビームスプリッタ20及びレンズ22
により第2のセンサ24に向けられる。ビームスプリッ
タ20は、センサ18へのエネルギーを放射するのと同
じ容器12上の点14から放射されるエネルギーの焦点
がセンサ24に合うようにレンズ22が配置されている
場合には、除去してもよい。すなわち、センサ18、2
4は、ともに容器12の外表面上の実質的に同じ点14
から放射されるエネルギーを受け取る。センサ18、2
4は、各々の電気的出力信号を情報処理装置26に提供
し、該装置は、ディスプレイ28を駆動して、システム
オペレータまたはユーザに肉厚の情報を提供し、また場
合により、容器12を製造プロセスから選り分けるため
の適切な手段に、不合格の信号を提供する。表示情報
を、成形プロセスの制御に使用してもよい。
てもよく、その電気的出力信号を、容器12が実質的に
透明である第1の波長での輻射線の強度の関数として提
供する。したがって、センサ18に入射するこの波長で
の輻射線は、容器12の表面12aと表面12bとの間
のガラス部分、ならびに表面12cと表面12dとの間
のガラス部分から放射される。センサ18に入射するエ
ネルギーの量、及びセンサ出力信号は、様々な壁表面で
の容器ガラスの温度と、2つ(近い側と遠い側)の容器
の肉厚、すなわち、表面12a、12b間の厚さと表面
12c、12d間の厚さの合計との、両方の関数であ
る。容器製造に従来使用されているガラスは、0.4〜
1.1ミクロンの波長領域におけるエネルギーに対して
透明であり、センサ18についてはこの領域内にある波
長が好ましい。センサ24は、同様に適切なフィルタを
含んでいてもよく、容器12の壁が実質的に不透明であ
る第2の波長でのエネルギーに対して感応し、かくして
該エネルギーの関数として出力を提供する。すなわち、
センサ24に入射するエネルギーの強度は、容器12の
外表面における点14での温度の関数として、かつ実質
的に外壁表面と内壁表面との間の肉厚によらず、変化す
る。容器製造に従来使用されているガラスは、4.8〜
5ミクロンの波長領域におけるエネルギーに対して不透
明であり、実質的に5ミクロンの波長がこの表面温度測
定値を得るのに好ましい。センサ18の出力が容器壁表
面での温度と該表面間の肉厚の両方の関数として変化す
るのに対し、センサ24の出力は容器外表面での温度の
関数として、かつ実質的に該表面間の肉厚によらず変化
するため、情報処理装置26は、表面12aと表面12
bの間及び表面12cと12dの間の絶対的な肉厚を、
上記のような強度測定信号の結合関数として決定するこ
とができる。
30を示す。この態様では、センサ18、24並びに関
連するレンズ16、22を、容器12の正反対の側に配
置する。装置32は、台座などであって、監視ステーシ
ョン30において容器12と機能的に接続されており、
容器をその中心軸の周りに回転させ、容器の回転の増分
を表す信号を、エンコーダ34を介して情報処理装置2
6に提供する。あるいは、容器12を、一定の各速度で
回転させて、容器の回転の増分を等量の時間の増分で得
てもよい。図1及び図2のいずれの態様においても、セ
ンサ18、24が、容器外表面上の実質的に同じ点14
を監視することが重要である。図2の態様では、点14
は、容器を通ってセンサ18により監視されている。肉
厚にいくらかでも不均一性があると、センサ18の視野
は点14から屈折してはずれる。同様に、センサ18に
おける強度信号は2つの肉厚の関数として変化するた
め、各態様において、これらの肉厚は同一であると仮定
する。図2の態様では、容器12をその軸の周りに回転
させて、所望の容器回転の増分で肉厚の測定値を得ても
よい。
す。センサ24e(4.8〜5ミクロン)を容器12の
各側に配置し、センサ18e(0.4〜1.1ミクロ
ン)を左側のみに配置する。センサ24eから受け取っ
た信号が異なる場合には、それらを平均化する。センサ
18eからの信号及びセンサ24eからの平均信号を使
用して、平均二重肉厚を決定する。ガラスの側壁は、壁
の厚さに比例して冷却する。したがって、平均二重肉厚
を、左側の壁及び右側の壁でのセンサ24eからの信号
を使用して、左側の壁及び右側の壁の厚さに変換するこ
とができる。一旦一の点を計算すると、ガラスが厚さに
比例して冷却する関係を利用し、センサ24eからの信
号(温度のみに比例する)を用いて、容器上の他の全て
の点についてのガラスの厚さを決定することができる。
単一の点での較正は、センサ18eが、容器の左側を通
して容器の右側を、センサ24eが監視しているのと同
一の点で監視していることが判っている点で行なうべき
である。図7A及び7Bが正しい較正点を示しているの
に対し、図7Cは正しくない較正点を示している。図7
A及び7Bは、センサ24eを使用して、信号の垂直方
向及び水平方向の変化が、左側の厚さが変化していない
ことを示す点を見つけ出すことにより、図7Cと区別す
ることができる。
厚を測定する、本発明による第3の態様40を示す。4
個のエリアアレイセンサ24a、24b、24c及び2
4dを、90°の増分で容器12の外周の周りに直交ア
レイとして配置する。各エリアアレイセンサ24a、2
4b、24c及び24dは、容器12の周囲の1つの四
分円から放射されるエネルギーの焦点をアレイ上に合わ
せるための関連するレンズ22a、22b、22c及び
22dを有し、これによりアレイ24a、24b、24
c及び24dは、容器の周囲を集合的に監視する。各エ
リアアレイセンサ24a、24b、24c及び24d
は、N×Mの方形エリアアレイとして配置された多重の
独立したCCD検出素子を含み、各アレイ中の各検出素
子は、容器の外表面上の対応する点または小領域から放
射されるエネルギーを受け取る。ビームスプリッタ20
は、容器の外表面上の1個の特定の点14から放射され
るエネルギーの一部を抽出するように、また該エネルギ
ーをセンサ18に向けるように、配置する。エリアアレ
イ24a、24b、24c及び24dの様々な素子が、
エネルギーが外表面温度の関数として、かつ肉厚によら
ず変化する波長(例えば、好ましい波長は5ミクロンで
ある)でのエネルギーに対して感応する。一方、センサ
18は、エネルギーが容器12の様々な表面での温度と
該表面間の肉厚の両方の関数として変化する波長(例え
ば、好ましい範囲は0.4〜1.1ミクロンである)で
のエネルギーに対して感応する。センサ18の出力、及
び容器の外表面の点14からのエネルギーを受け取るア
レイ24a中の特定のセンサ素子の出力を、情報処理装
置26により使用して、点14での肉厚の絶対的な測定
値を得、かくして肉厚と外表面温度の間の関係を創出す
る。次いで、この容器の点14での温度/厚さの関係
を、容器外周の周りの全ての他の点において、センサア
レイ24a、24b、24c及び24d上の様々な他の
素子により創出された容器の外表面温度と組み合わせて
使用して、センサアレイにより監視した他の点の各々で
の容器の肉厚を決定してもよい。
する、本発明の他の変形の態様50を示す。単一の側壁
のみが含まれているため、容器底部の厚さの測定値は、
側壁の厚さよりも高い信頼性で得られる。エリアアレイ
センサ24aは、レンズ22aと関連付けられ、容器の
底部52の全領域を監視する。ビームスプリッタ20
は、容器底部上の小領域もしくは点14aから放射され
るエネルギーのみをセンサ18に向ける。かくして、セ
ンサ18の出力は、点14aでの表面温度と内表面と外
表面の間の肉厚の両方の関数として変化する。一方、エ
リアアレイセンサ24の各素子は、底部52の内表面上
の各々対応する点もしくは領域での温度の関数として、
かつ底部の厚さによらず変化する強度で、エネルギーを
受け取る。センサ18の出力、及び容器の底部52上の
点14aを監視するセンサアレイ24a中の素子の出力
を使用して、点14aでの絶対的な肉厚を決定し、かく
して肉厚と表面温度の間の関係を創出する。この関係
を、情報処理装置26(図1)により、アレイセンサ2
4a上の他の素子の出力と組み合わせて利用して、容器
底部の周囲の他の点での肉厚を決定する。
ステム53を示す。システム53において、レンズ1
6、22を通した検出器18、24の視野が容器12の
近接表面で一致するように、反射表面56、58を有す
るプリズム54を配置する。情報処理装置26による制
御の下に鏡面プリズム56を回転させるためにモータあ
るいは他の好適なアクチュエータに接続されたピボット
60上に、鏡面プリズム54をマウントする。鏡面プリ
ズム56がピボット60の周りに回転するにしたがっ
て、該鏡面プリズムは、同時に、容器12の表面に渡っ
て両方の検出器を走査する一方、一致する視野を維持す
るように作用する。容器の搬送について従来行なわれて
いたように、成形プロセスから得られた容器が高温であ
る間に、容器成形機械からガラス焼きなまし炉へ、容器
12をリニアコンベア64で搬送する。コンベア64の
線形運動を32aで監視し、34でエンコードして、情
報処理装置26に供給する。かくして、情報処理装置2
6により、鏡面プリズムモータ62の操作を制御し、コ
ンベア64に沿った容器の動きの増分で検出器18、2
4の出力を走査して、容器の反対側の面の領域全体を動
きにしたがって有効に走査するようにしてもよい。同一
のシステム53をコンベア64の反対側に用意して、容
器の表面領域を走査するようにしてもよい。このように
して、容器が成形機からガラス焼きなまし炉へ移動する
にしたがって、容器の表面領域全体を走査し、情報処理
装置26により、容器の厚さ対容器の軸方向及び周方向
の位置の完全な二次元マップをコンパイルし、表示させ
てもよい。2つ以上のシステム53を使用してもよく、
例えば図3では4つのシステムを使用している。
ット60上にマウントされた平面リフレクタもしくはミ
ラー68で、図5中の鏡面プリズム54を置換したこと
を除き、図5のものと同様の態様66を示す。ここでも
また、ミラー68は、平面、凹面または他の適切な幾何
学的形状であってよく、検出器18、24の視野が容器
12の近接表面上に反射するように作用して、視野を容
器表面で一致させる。情報処理装置26の制御の下でミ
ラー68をピボットして、既述のように、本発明にした
がって厚さのデータを得る。ガラスが極めて不透明であ
る場合には、4.8〜5ミクロンの信号を較正するのに
0.4〜1.1ミクロンの範囲内の信号を使用すること
はできない。しかしながら、別の技術を採用して、表面
温度に比例する信号(4.8〜5.0ミクロン)を較正
することができる。容器中のガラスの分布は様々である
としても、ガラスの総量はほぼ一定である。したがっ
て、容器全体についての平均肉厚は一定であってかつ既
知であるはずである。このことを利用して、センサ24
についての平均信号(4.8〜5.0ミクロン)を較正
できるはずである。この平均厚さが既知であることによ
り、センサ18(0.4〜1.1ミクロン)からの単一
点較正が不要となる。好ましくは、表面温度対位置のマ
ップを容器全体について得、次いでこのマップを既知の
平均肉厚との関係で使用して、容器の周りの実際の肉厚
を決定する。
定する、本発明の態様の概略図である。
概略図である。
する装置の概略図である。
の態様を説明する概略図である。
説明する概略図である。
Claims (24)
- 【請求項1】輻射線を放射する高温成形されたガラス物
品(12)の表面間の厚さを測定する方法であって、次
の工程: (a)(18において)物品の両方の表面から輻射線が
放射される第1の波長での輻射線の第1の強度を測定す
る工程、(b)(24において)物品の一方の表面のみ
から輻射線が実質的に完全に放射される第2の波長での
輻射線の第2の強度を測定する工程、及び(c)(26
において)工程(a)及び(b)で測定された第1及び
第2の強度の結合関数として、物品の表面間の厚さを決
定する工程、を含む、前記方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の方法であって、前記工程
(a)及び(b)を、次の工程: (d)それぞれ前記第1及び第2の波長での輻射線に感
応する第1及び第2の検出手段(18、24)を準備す
る工程、(e)反射手段(54または68)を前記検出
手段と物品との間に配置して、前記検出手段が物品にお
いて一致する視野を有するようにする工程、及び(f)
前記反射手段を動かして、前記一致する視野が物品を掃
引するようにする工程、によって行なう、前記方法。 - 【請求項3】請求項2に記載の方法であって、追加の工
程: (g)前記第1及び第2の検出手段(18、24)を、
前記反射手段での動きの増分で走査する工程、を含む、
前記方法。 - 【請求項4】請求項3に記載の方法であって、追加の工
程: (h)前記工程(f)及び(g)を、前記反射手段に対
する物品の動きの増分で行なう工程、を含む、前記方
法。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法
であって、該方法が、外壁表面及び内壁表面を有する成
形された中空のガラス物品(12)の肉厚を、成形プロ
セスから得られた物品が高温である間に測定する方法で
あり、次の工程: (a)(18において)第1の波長での物品により放射
される輻射線の第1の強度を測定する工程であって、該
第1の波長では、物品の壁は実質的に透明であり、前記
第1の強度が物品表面での温度と該表面間の肉厚の両方
の関数として変化する、前記工程、(b)(24におい
て)第2の波長での物品により放射される輻射線の第2
の強度を測定する工程であって、該第2の波長では、物
品の壁は実質的に不透明であり、前記第2の強度が物品
表面での温度の関数として、かつ該表面間の肉厚によら
ず変化する、前記工程、及び(c)(26において)前
記工程(a)で測定された第1の強度及び前記工程
(b)で測定された第2の強度の結合関数として、物品
表面間の肉厚を決定する工程、を含む、前記方法。 - 【請求項6】請求項5に記載の方法であって、追加の工
程: (d)前記工程(a)及び(b)で測定された第1及び
第2の強度から、物品上の1点における表面温度と肉厚
との間の関係を創出する工程、(e)前記第2の波長で
の物品上の少なくとも他の1点から放射される輻射線の
強度を測定する工程、及び(f)前記工程(e)で測定
された前記強度及び前記工程(d)で創出された前記関
係の結合関数として、前記物品上の少なくとも他の1点
における肉厚を決定する工程、を含む、前記方法。 - 【請求項7】前記第1の波長が0.4〜1.1ミクロン
の範囲内にある、請求項5または6に記載の方法。 - 【請求項8】前記第2の波長が4.8〜5ミクロンの範
囲内にある、請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】前記第2の波長が実質的に5ミクロンであ
る、請求項8に記載の方法。 - 【請求項10】請求項5〜9のいずれか1項に記載の方
法であって、前記工程(a)及び(b)を、次の工程: (d)それぞれ前記第1及び第2の波長での輻射線に感
応する第1及び第2の検出手段(18、24)を準備す
る工程、(e)反射手段(54または68)を前記検出
手段と物品との間に配置して、前記検出手段が物品にお
いて一致する視野を有するようにする工程、及び(f)
前記反射手段を動かして、前記一致する視野が物品を掃
引するようにする工程、によって行なう、前記方法。 - 【請求項11】請求項10に記載の方法であって、追加
の工程: (g)前記第1及び第2の検出手段を、前記反射手段で
の動きの増分で走査する工程、を含む、前記方法。 - 【請求項12】請求項11に記載の方法であって、追加
の工程: (h)前記工程(f)及び(g)を、前記反射手段に対
する物品の動きの増分で行なう工程、を含む、前記方
法。 - 【請求項13】外壁表面及び内壁表面(12b、12c
及び12a、12d)を有する成形された中空のガラス
物品(12)の肉厚を、成形プロセスから得られた物品
が高温である間に測定する装置であって、 物品の外部に配置する、第1の波長での物品により放射
される輻射線の第1の強度を測定する手段(18)であ
って、該第1の波長では、強度が前記表面の温度と該表
面間の肉厚の両方の関数として変化する、前記手段、 物品の外部に配置する、第2の波長での物品により放射
される輻射線の第2の強度を測定する手段(24)であ
って、該第2の波長では、強度が前記表面の温度の関数
として、かつ該表面間の肉厚によらず変化する、前記手
段、及び前記第1の強度及び前記第2の強度の結合関数
として、前記表面間の肉厚を決定する手段(26)、を
有する、前記装置。 - 【請求項14】請求項13に記載の装置であって、さら
に、前記第1及び第2の強度から、物品の表面温度と肉
厚との間の関係を創出する手段(24a、26)、 前記第2の波長での物品の表面上の他の点から放射され
る輻射線の強度を測定する手段(24b、24c、24
d)、及び前記他の点から放射される前記強度及び前記
表面温度と肉厚との間の関係の結合関数として、前記物
品上の他の点における肉厚を決定する手段(26)、を
有する、前記装置。 - 【請求項15】請求項14に記載の装置であって、前記
第2の波長での強度を測定する前記手段(24)が、い
ずれも、多重の検出素子を有するエリアアレイセンサ、
及び物品の表面上の異なる点から放射される赤外エネル
ギーの焦点を該素子に合わせる手段を有する、前記装
置。 - 【請求項16】請求項15に記載の装置であって、物品
の異なる表面領域を同時に監視するように配置された複
数の前記エリアアレイセンサ(24a、24b、24
c、24d)を有する、前記装置。 - 【請求項17】前記第1の波長が0.4〜1.1ミクロ
ンの範囲内にある、請求項13に記載の装置。 - 【請求項18】前記第2の波長が4.8〜5ミクロンの
範囲内にある、請求項17に記載の装置。 - 【請求項19】前記第2の波長が実質的に5ミクロンで
ある、請求項18に記載の装置。 - 【請求項20】請求項13に記載の装置であって、さら
に、物品と前記第1及び第2の強度を測定する手段(1
8、24または18、24a)との間に配置され、該第
1及び第2の強度を測定する手段が物品において一致す
る視野を有するようにする手段(54または68)、及
び前記配置された手段を動かして、前記一致する視野が
物品を掃引するようにする手段(62)を有する、前記
装置。 - 【請求項21】請求項20に記載の装置であって、さら
に、前記強度を測定する手段における前記波長でのエネ
ルギーの強度を示すデータを走査する手段(26)を有
する、前記装置。 - 【請求項22】請求項21に記載の装置であって、さら
に、前記動かす手段及び前記走査する手段を制御して、
物品の掃引及びデータの走査を物品の動きの増分で行な
う手段(26)を有する、前記装置。 - 【請求項23】予め決められた平均肉厚を有する成形さ
れた中空のガラス物品の肉厚を、成形プロセスから得ら
れた物品が高温である間に測定する方法であって、次の
工程: (a)表面温度を示す物品により放射される輻射線の強
度を測定する工程、及び(b)前記工程(a)で測定さ
れた強度及び前記予め決められた平均肉厚の結合関数と
して、物品の肉厚を決定する工程、を含む、前記方法。 - 【請求項24】請求項23に記載の方法であって、前記
工程(a)が表面温度対物品の周囲の位置のマップを創
出する工程を含み、前記工程(b)が前記マップ及び前
記平均肉厚の結合関数として肉厚を決定する工程を含
む、前記方法。
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