JP2000205809A - 電気機械変換素子を使用したアクチエ―タにおける移動部材の位置検出機構及び位置検出方法 - Google Patents

電気機械変換素子を使用したアクチエ―タにおける移動部材の位置検出機構及び位置検出方法

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JP2000205809A
JP2000205809A JP11002951A JP295199A JP2000205809A JP 2000205809 A JP2000205809 A JP 2000205809A JP 11002951 A JP11002951 A JP 11002951A JP 295199 A JP295199 A JP 295199A JP 2000205809 A JP2000205809 A JP 2000205809A
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Takayuki Hoshino
隆之 干野
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で正確に移動部材の位置を検出で
きる圧電素子を使用したアクチエータにおける移動部材
の位置検出機構及び位置検出方法を提供する。 【解決手段】 圧電素子12の一方の端は固定部材11
の壁面に接着により固定され、他端は駆動軸13に接着
固定される。駆動軸13は導電性材料で構成され、スラ
イダ14の位置を検出する際の基準位置に第1及び第2
の電極を形成し、駆動軸13に摩擦結合するスライダ1
4には駆動軸13に電気的に接触する摺動電極を形成す
る。第1及び第2の電極と摺動電極との間の電気抵抗に
基づいて駆動軸13上のスライダ14の位置を検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気機械変換素
子を使用したアクチエータに関し、特に走査型顕微鏡、
情報記録再生装置、精密測定用XYステージ、カメラの
撮影レンズ、オーバーヘツドプロジエクタの投影レン
ズ、双眼鏡のレンズなどの駆動に適した電気機械変換素
子を使用したアクチエータにおける移動部材の位置検出
機構及び位置検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電気機械変換素子、例えば圧電素子に緩
やかな立ち上がり部とこれに続く急速な立ち下がり部か
らなる波形の駆動パルスを印加すると、駆動パルスの緩
やかな立ち上がり部では圧電素子が緩やかに厚み方向の
伸び変位を生じ、急速な立ち下がり部では急速に縮み変
位を生じる。そこで、この特性を利用し、圧電素子に対
して上記したような波形の駆動パルスを印加して異なる
速度で充放電を繰り返し、圧電素子に速度の異なる厚み
方向の振動を発生させて圧電素子に固着された駆動部材
を異なる速度で往復移動させ、駆動部材に摩擦結合した
移動体を所定方向に移動させるアクチエータが知られて
いる。
【0003】図6及び図7は、上記した圧電素子を使用
したアクチエータの構成の一例を示す図で、図6はアク
チエータを分解した状態を示す斜視図、図7は組み立て
た状態を示す斜視図である。
【0004】図6及び図7において、アクチエータ10
0は、固定部材101、圧電素子110、駆動軸11
1、スライダ112、その他の部材から構成される。
【0005】固定部材101は、全体が略円柱状に形成
され、直径方向(図6で上下方向)に貫通する第1の穴
102と第2の穴103が形成され、穴102と穴10
3との間の壁部104には駆動軸111を支承する軸受
104aが形成されている。また、固定部材101の端
面であつて穴103の壁部105を構成する部分には、
駆動軸111を支承する軸受105aが形成されてい
る。なお、固定部材の部分106は、このアクチエータ
を装置へ取り付けるための取付部である。
【0006】第1の穴102には圧電素子110が配置
され、圧電素子110の一方の端は固定部材101の取
付部106側の壁面に接着により固定され、圧電素子1
10の他方の端には駆動軸111が接着により固定され
る。駆動軸111は壁部104の軸受104aと壁部1
05の軸受105aとにより支持されるので、圧電素子
110に厚み方向の伸縮変位が発生すると、圧電素子1
10に接着固定された駆動軸111は軸方向に往復移動
することができる。
【0007】112はスライダで、固定部材101の穴
103の中に配置され、穴103を構成する長手方向の
内側壁面を回転止め兼ガイドとして、穴103の内部を
円柱軸方向に移動可能に構成されている。なお、スライ
ダ112の下側には、このアクチエータ100により駆
動される移動体、例えば、レンズ装置であれば可動のレ
ンズ鏡筒などを取り付ける取付部112cが設けられて
いる。
【0008】スライダ112は、その本体部分に形成さ
れた穴112aに駆動軸111が貫通し、駆動軸111
が貫通している上部には開口部112bが形成され、駆
動軸111の上半分が露出している。また、この開口部
112bには駆動軸111の上半分に当接するパツド1
13が嵌挿され、パツド113には、その上部に突起1
13a、下面には駆動軸111の上半分に当接する溝1
13bが設けられている。パツド113の突起113a
が板ばね114により押し下げられることにより、パツ
ド113の溝113bが駆動軸111に当接し、下向き
の付勢力Fが与えられる。なお、115は板ばね114
をスライダ112に固定するためのねじである。また、
図示されていないが、スライダ112には移動体、例え
ばレンズ鏡筒が固定される。
【0009】この構成により、駆動軸111とパツド1
13及びスライダ112は適当な摩擦結合力で摩擦結合
する。摩擦結合力を決定する付勢力Fの調整は、ねじ1
15の締め付け加減により調整することができる。
【0010】駆動軸111は、前記したとおり、壁部1
04の軸受104aと壁部105の軸受105aにより
支持されており、圧電素子110の側と反対側の端部1
11aは、軸受105aの穴から僅かに突出している。
【0011】壁部104の外側には板ばね117がねじ
118により固定されており、駆動軸111の端部11
1aを軸方向に押圧している。押圧力はねじ118の締
め加減で調整することができる。
【0012】次に、その動作を説明する。まず、圧電素
子110に図8の(a)に示すような緩やかな立上り部
分と急速な立下り部分を持つ鋸歯状波駆動パルスを印加
すると、駆動パルスの緩やかな立上り部分では、圧電素
子110が緩やかに厚み方向に伸び変位し、圧電素子1
10に結合する駆動軸111も正方向(矢印a方向)に
緩やかに変位する。このとき、駆動軸111に摩擦結合
したスライダ112は摩擦結合力により駆動軸111と
共に正方向に移動する。
【0013】駆動パルスの急速な立下り部分では、圧電
素子110が急速に厚み方向に縮み変位し、圧電素子1
10に結合する駆動軸111も負方向(矢印aと反対方
向)に急速に変位する。このとき、駆動軸111に摩擦
結合したスライダ112は慣性力により摩擦結合力に打
ち勝つて実質的にその位置に留まり移動しない。
【0014】圧電素子110に前記駆動パルスを連続的
に印加することにより、駆動軸111に速度の異なる往
復振動を発生させ、駆動軸111に摩擦結合したスライ
ダ112、及びスライダ112に固定された図示されて
いない移動体を連続的に正方向に移動させることができ
る。
【0015】なお、ここでいう実質的とは、正方向とこ
れと反対方向のいずれにおいてもスライダ112と駆動
軸111との間の摩擦結合面に滑りを生じつつ追動し、
駆動時間の差によつて全体として矢印a方向に移動する
ものも含まれる。
【0016】スライダ112及びスライダ112に固定
された図示しない移動体を先と反対方向(矢印aと反対
方向)に移動させるには、圧電素子110に印加する鋸
歯状波駆動パルスの波形を変え、図8の(b)に示すよ
うな急速な立上り部分と緩やかな立下り部分からなる駆
動パルスを印加すれば達成することができる。
【0017】このようなアクチエータでは、所望の位置
にスライダ、即ち移動体を精密に位置決めするため、上
記した鋸歯状波駆動パルスにより所望の位置にスライダ
及びスライダに固定された移動体を高速で移動する粗動
モードのほか、圧電素子に所定の電圧を印加して所定の
大きさの伸び変位、或いは縮み変位を発生させて精密に
位置決めできる微動モードを備え、適宜切り換えて作動
させる駆動手段が提案されている。
【0018】図9は粗動モードと微動モードとを切り換
えることができるアクチエータ駆動回路のブロツク図で
ある。図9において、アクチエータ100は、図6、図
7に示した構成の要部を示したもので、同一部材には同
一符号を付してある。即ち、101は固定部材、110
は圧電素子、111は駆動軸、112はスライダを示
す。
【0019】スライダ112には基準位置(例えば固定
部材の端部など)に対する現在位置を検出するため、公
知の位置センサ126が設けられている。位置センサと
しては一定間隔で着磁された磁気ロツド126aと磁気
抵抗素子126bからなる公知のMRセンサなどを利用
することができる。
【0020】駆動回路は、CPU120、CPU120
の入力ポートに接続された信号処理回路121、出力ポ
ートに接続された粗動駆動回路122、微動駆動回路1
23、粗動モードと微動モードを切り換える切換スイツ
チ124、電圧増幅回路125から構成される。切換ス
イツチ124はCPU120から出力される切換信号に
より切り換えられる。
【0021】位置センサ126で検出されたスライダ1
12の位置信号は、信号処理回路121で処理されてC
PU120に入力され、また、電圧増幅回路125から
出力される駆動信号は圧電素子110に印加されるよう
に構成されている。このほか、図示を省略してあるが、
CPU120の入力ポートには、スライダ112、即ち
移動体の目標位置を示す信号が図示しないキーボードそ
の他の入力装置から入力されるように構成されている。
【0022】次に、その動作を説明する。スライダ11
2の目標位置信号がCPU120に入力されると、CP
U120では目標位置信号と、位置センサ126で検出
され、信号処理回路121で処理されたスライダ112
の現在位置信号とに基づいて、スライダ112を移動さ
せる距離、即ち移動距離が演算される。
【0023】CPU120は、演算された移動距離に基
づいて高速移動が必要と判断したときは、切換スイツチ
124を粗動モードに切換えると共に、粗動駆動回路1
22を作動させて鋸歯状波駆動パルスを発生させ、電圧
増幅回路125を経て圧電素子110に印加する。圧電
素子110には厚み方向の伸縮変位が生じて駆動軸11
1に速度の異なる往復振動を発生させ、駆動軸111に
摩擦結合したスライダ112を連続的に所定方向に移動
させる。
【0024】スライダ112の位置は位置センサ126
で連続的に検出されている。スライダ112が目標位置
に接近してその位置信号がCPU120に入力され、所
定距離以内に接近したことが検出されると、CPU12
0は、切換スイツチ124を微動モード側に切換えると
共に、微動駆動回路123を作動させてスライダ112
の目標位置と現在位置の差に対応する所定の電圧の駆動
信号を発生させ、電圧増幅回路125を経て圧電素子1
10に印加する。これにより、圧電素子110には駆動
信号の電圧に応じた厚み方向の変位が生じ、スライダ1
12を目標位置に移動させることができる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したような構
成の電気機械変換素子を使用したアクチエータにおいて
は、スライダと駆動軸とを摩擦結合させ、その摩擦力を
利用して駆動軸上の任意の位置にスライダ及びスライダ
に固定された移動体を移動させている。ところが、スラ
イダと駆動軸との間に作用する摩擦力は、気温や湿度な
どの環境の変化に対して変動するので、スライダを正確
に所望の位置に設定するために、前記したように、スラ
イダの位置を検出し、検出された位置信号を駆動回路に
フィードバックするサーボ制御を行う必要がある。
【0026】また、アクチエータの負荷の変動や、外部
からの振動・衝撃に対してもスライダが予定しない移動
をすることがあるので、スライダを正確に所望の位置に
設定するためにはスライダの位置を検出し、検出された
位置信号を駆動回路にフィードバックするサーボ制御を
行う必要がある。
【0027】このため、従来の装置では、スライダ位置
を検出する装置として、前記した一定間隔で着磁された
磁気ロツドと磁気抵抗素子からなる公知のMRセンサ、
光学的位置センサ、その他のものが利用されている。
【0028】しかしながら、MRセンサは、磁気ロツド
と磁気抵抗素子など複雑な部品を多数使用し、光学的位
置センサ等も同様に複雑な構成を必要として、価格も高
くなる。この発明は、上記課題を解決することを目的と
するものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するもので、請求項1の発明は、電気機械変換素子
と、電気機械変換素子に固着結合されて電気機械変換素
子と共に変位する駆動部材と、該駆動部材に摩擦結合す
る移動部材とを備えた電気機械変換素子を使用したアク
チエータにおける移動部材の位置検出機構であつて、移
動部材の位置を検出するための第1及び第2の基準位置
にそれぞれ第1及び第2の電極が形成された導電性材料
で構成された駆動部材と、前記駆動部材に電気的に接触
する摺動電極が形成された移動部材と、前記第1及び第
2の電極と摺動電極との間の電気抵抗に基づいて前記駆
動部材上の移動部材の位置を検出する検出手段とを備え
たことを特徴とする電気機械変換素子を使用したアクチ
エータにおける移動部材の位置検出機構である。
【0030】請求項2の発明は、電気機械変換素子と、
電気機械変換素子に固着結合されて電気機械変換素子と
共に変位する駆動部材と、該駆動部材に摩擦結合する移
動部材とを備えた電気機械変換素子を使用したアクチエ
ータにおける移動部材位置検出機構であつて、移動部材
の位置を検出するための基準位置に第1の電極が形成さ
れた導電性材料で構成された駆動部材と、前記駆動部材
に電気的に接触する摺動電極が形成された移動部材と、
前記第1電極と摺動電極との間の電気抵抗に基づいて前
記駆動部材上の移動部材の位置を検出する検出手段とを
備えたことを特徴とする電気機械変換素子を使用したア
クチエータにおける移動部材位置の検出機構である。
【0031】そして、前記駆動部材はカーボン、又はカ
ーボンを含有する合成樹脂で構成するとよい。
【0032】請求項5の発明は、電気機械変換素子と、
電気機械変換素子に固着結合されて電気機械変換素子と
ともに変位する駆動部材と、該駆動部材に摩擦結合する
移動部材とを備えた電気機械変換素子を使用したアクチ
エータにおける移動部材の位置検出方法において、前記
駆動部材は導電性材料で構成すると共に、移動部材の位
置を検出するための第1及び第2の基準位置にそれぞれ
第1及び第2の電極を形成し、前記移動部材には駆動部
材に電気的に接触する摺動電極を形成し、前記第1電極
及び第2電極と摺動電極の間の電気抵抗を測定すること
により前記駆動部材上の移動部材の位置を検出すること
を特徴とする電気機械変換素子を使用したアクチエータ
における移動部材の位置検出方法である。
【0033】請求項6の発明は、電気機械変換素子と、
電気機械変換素子に固着結合されて電気機械変換素子と
ともに変位する駆動部材と、該駆動部材に摩擦結合する
移動部材とを備えた電気機械変換素子を使用したアクチ
エータにおける移動部材の位置検出方法において、前記
駆動部材は導電性材料で構成すると共に、移動部材の位
置を検出するための基準位置に第1の電極を形成し、前
記移動部材には駆動部材に電気的に接触する摺動電極を
形成し、前記第1電極と摺動電極の間の電気抵抗を測定
することにより前記駆動部材上の移動部材の位置を検出
することを特徴とする電気機械変換素子を使用したアク
チエータにおける移動部材の位置検出方法である。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を説
明する。実施の形態のアクチエータは、先に従来技術と
して説明した図6、図7に示す構成と同様であるので、
以下、特徴部分であるスライダの位置検出機構と位置検
出方法についてのみ説明し、その他の部分の説明は省略
する。なお、以下の説明では、電気機械変換素子として
圧電素子を使用するものとして説明する。
【0035】[第1の実施の形態]図1は、この発明の
第1の実施の形態のアクチエータの構成を説明する正面
図で、スライダの位置検出機構に関連する構成部分が示
されている。図1において、アクチエータ10は、固定
部材11、圧電素子12、駆動軸13、スライダ14、
その他の部材から構成される。また、図示されていない
がスライダ14には移動体、例えばレンズ鏡筒等が固定
されることは、従来技術で説明したものと同じである。
【0036】駆動軸13は、ここには図示されていない
が、従来技術において説明したものと同じく、その一端
は圧電素子12に接着固定されると共に、固定部材11
に設けられた軸受により軸方向に移動可能に支持されて
いる。そして駆動軸13には、後述するようにスライダ
14が適当な摩擦結合力で摩擦結合している。
【0037】駆動軸13は、カーボン、又はカーボンを
含有した合成樹脂で形成された導電性の軸であつて、圧
電素子12側に第1電極15が設けられ、自由端側(圧
電素子12から最も遠い端)に第2電極16が設けられ
ている。第1電極15及び第2電極16の位置は、スラ
イダ14の位置を検出する際の基準位置となる。
【0038】スライダ14は、ここには図示されていな
いが、従来技術において説明したものと同じく、本体部
分に形成された穴に駆動軸13が貫通し、駆動軸13が
貫通している上部の開口部に駆動軸に当接するパツドが
嵌挿され、パツドが板ばねにより駆動軸に押圧されるこ
とで、駆動軸13とスライダ14とは適当な摩擦結合力
で摩擦結合している。また、図示されていないが、スラ
イダ14には移動体、例えばレンズ鏡筒が固定される。
【0039】スライダ14は、駆動軸13に摩擦結合す
ると共に、スライダ14と駆動軸13とが接触している
位置を示す電気信号を取り出す摺動電極17が設けられ
ている。なお、図1では、摺動電極17の位置はスライ
ダ14の中央部にあるが、スライダ14の左右いずれか
の位置にあつてもよい。また、その構成は、公知の摺動
可能な適宜の電極構造を採用することができる。
【0040】図2は第1の実施の形態の、駆動軸13上
のスライダ14の位置を検出するスライダ位置検出回路
21の構成を説明する図である。駆動軸13上における
スライダ14の位置は、基準位置である駆動軸13上の
第1電極15又は第2電極16からの距離として検出さ
れる。
【0041】図2においては、駆動軸13は電気的には
抵抗体であるから抵抗値Rの抵抗体13として示され、
また、スライダ14は抵抗体13に接触して移動する摺
動電極17として示されている。一定電圧Eを出力する
電源18の正極が駆動軸、即ち抵抗体13の第1電極1
5に、電源18の負極が抵抗体13の第2電極16に接
続されている。
【0042】以下の説明では、第1電極15と第2電極
16の間の距離をLとし、また、スライダ14は基準位
置である第2電極16から距離Sの位置にあるものとし
て説明する。
【0043】抵抗体13の第1電極15と第2電極16
との間に一定電圧Eを印加したとき、スライダ14の摺
動電極17と第2電極16との間に電圧Vが現れるもの
とすると、電圧Vは第1電極15と第2電極16の間の
抵抗Rと、摺動電極17と第2電極16との間の抵抗R
1 との比で決定され、V=E×(R1 /R)で表すこと
ができる。
【0044】駆動軸、即ち抵抗体13の抵抗値は長さに
比例するものとすれば、(R1 /R)=(S/L)とな
るから、電圧Vは、以下の式(1)で表すことができ
る。
【0045】 V=E×(S/L) ・・・・・・・・・・・・・(1) 従つて、スライダ14の基準位置(第2電極16の位
置)からの距離Sは、以下の式(2)で表すことができ
る。
【0046】 S=L×(V/E) ・・・・・・・・・・・・・(2) このように、図2に示すスライダ位置検出回路におい
て、摺動電極17と第2電極16との間の電圧Vを検出
することで、スライダ14の駆動軸上13の位置を簡単
に、しかも正確に検出することができる。
【0047】図3は、先に説明したスライダ位置検出回
路21を備え、粗動モードと微動モードとを切り換える
ことができるアクチエータ駆動回路のブロツク図であ
る。図3において、アクチエータ10は、固定部材1
1、圧電素子12、駆動軸(抵抗体)13、スライダ1
4、駆動軸13上の第1電極15及び第2電極16、ス
ライダ14の摺動電極17などから構成されることは先
に説明した通りである。
【0048】駆動回路は、CPU20、CPU20の入
力ポートに接続されたスライダ位置検出回路21、出力
ポートに接続された粗動駆動回路22、微動駆動回路2
3、粗動モードと微動モードを切り換える切換スイツチ
24、電圧増幅回路25から構成される。切換スイツチ
24はCPU20から出力される切換信号により切り換
えられる。
【0049】スライダ位置検出回路21は、駆動軸13
上の第1電極15及び第2電極16の間に定電圧Eを供
給すると共に、摺動電極17と第2電極16との間の電
圧Vを検出し、検出された電圧Vを駆動軸13の上にお
けるスライダ14の位置情報に変換し、位置情報信号を
CPU20に入力する。
【0050】このほか、図示を省略してあるが、CPU
20の入力ポートには、スライダ14、即ち移動体の目
標位置を示す信号が図示しないキーボードその他の入力
装置から入力されるように構成されている。
【0051】次に、その動作を説明する。スライダ14
の目標位置信号がCPU20に入力されると、CPU2
0では目標位置信号と、スライダ位置検出回路21で検
出され入力されたスライダ14の現在位置信号とに基づ
いて、スライダ14を移動させる距離、即ち移動距離が
演算される。
【0052】CPU20は、演算された移動距離に基づ
いて高速移動が必要と判断したときは、切換スイツチ2
4を粗動モードに切換えると共に、粗動駆動回路22を
作動させて鋸歯状波駆動パルスを発生させ、電圧増幅回
路25を経て圧電素子12に印加する。
【0053】圧電素子12に鋸歯状波駆動パルスが印加
されると厚み方向の伸縮変位が生じ、圧電素子12に固
定結合された駆動軸13には速度の異なる往復振動が発
生する。駆動軸13に摩擦結合したスライダ14は、駆
動軸13の低速移動では駆動軸13に摩擦結合して共に
移動し、駆動軸13の高速移動では慣性力により駆動軸
13の上を滑り、速度の異なる往復振動を繰り返しなが
ら連続的に所定方向に移動する。
【0054】スライダ14の位置はスライダ位置検出回
路21で連続的に検出されている。スライダ14が目標
位置に接近してその位置信号がCPU20に入力され、
所定距離以内に接近したことが検出されると、CPU2
0は、切換スイツチ24を微動モード側に切換えると共
に、微動駆動回路23を作動させてスライダ14の目標
位置と現在位置の差に対応する所定の電圧の駆動信号を
発生させ、電圧増幅回路25を経て圧電素子12に印加
するフィードバック制御が行われる。
【0055】圧電素子12には駆動信号の電圧に応じた
厚み方向の変位が生じ、スライダ14を目標位置に正確
に移動させることができる。
【0056】[第2の実施の形態]図4は、この発明の
第2の実施の形態のアクチエータの構成を説明する正面
図で、スライダの位置検出機構に関連する構成部分が示
されている。
【0057】第1の実施の形態のアクチエータとの相違
点は、カーボン、又はカーボンを含有した合成樹脂で形
成された導電性の軸である駆動軸13上の電極が、圧電
素子12側の第1電極15のみで、自由端側(圧電素子
12から最も遠い端)の第2電極16が省かれている点
であり、これに伴い、スライダ位置検出回路の構成も異
なる。第1電極15の位置は、スライダ14の位置を検
出する際の基準位置となる。
【0058】スライダ14は、第1の実施の形態のアク
チエータのものと同じく、駆動軸13に摩擦結合すると
共に、スライダ14と駆動軸13とが接触している位置
を示す電気信号を取り出す摺動電極17が設けられてい
る。摺動電極17の構成は、第1の実施の形態のものと
変わらない。
【0059】その他の構成は、第1の実施の形態のアク
チエータの構成と変わらないので、説明を省略する。
【0060】図5は、第2の実施の形態の、駆動軸13
上のスライダ14の位置を検出するスライダ位置検出回
路31の構成を説明する図である。駆動軸13上におけ
るスライダ14の位置は、基準位置である駆動軸13上
の第1電極15からの距離として検出される。
【0061】図5において、駆動軸13は電気的には抵
抗体であるから抵抗体13として示され、また、スライ
ダ14は抵抗体13に接触して移動する摺動電極17と
して示されている。一定電圧Eを出力する電源18の正
極が駆動軸、即ち抵抗体13の第1電極15に接続さ
れ、電源18の負極が抵抗値Rr の検出用抵抗19の一
端である点Aに接続されている。また、スライダ14の
摺動電極17は検出用抵抗19の他端である点Bに接続
され、点Bは接地されている。
【0062】以下の説明では、スライダ14が基準位置
である第1電極15から距離Sの位置にあり、抵抗体1
3の第1電極15とスライダ14の摺動電極17との間
の抵抗値がRa であるものとして説明する。
【0063】この状態は、言い換えれば、一定電圧Eを
出力する電源18には抵抗値Ra の抵抗体13と抵抗値
Rr の検出用抵抗19が直列に接続されていることにな
る。従つて、回路に流れる電流Iは、I=E/(Ra +
Rr )であるから、検出用抵抗19の両端(A点とB点
の間)で生ずる降下電圧をVとすれば、電圧Vは、以下
の式(3)で表すことができる。
【0064】 V=E×Rr /(Ra +Rr ) ・・・・・・・・(3) 式(1)をRa で解けば、以下の式(4)で表すことが
できる。
【0065】 Ra ={(E×Rr )/V}−Rr ・・・・・・(4) 前記したとおり、スライダ14が基準位置である第1電
極15から距離Sの位置にあるとき、第1電極15とス
ライダ14の摺動電極17との間の抵抗値がRa である
から、距離Sは抵抗値Ra に比例し、Ra の一次関数で
表すことができる。即ち、距離Sは、以下の式(5)で
表すことができる。
【0066】 S=f(Ra ) =f[{(E×Rr )/V}−Rr ] ・・・・・(5) このように、図5に示すスライダ位置検出回路31にお
いては、検出用抵抗19の両端の電圧Vを検出すること
で、スライダ14の駆動軸上13の位置を簡単に、しか
も正確に検出することができる。
【0067】第2の実施の形態のアクチエータ駆動回路
は、先に説明した第1の実施の形態のアクチエータ駆動
回路において、スライダ位置検出回路21を図5に示す
スライダ位置検出回路31に置き換えたものとなる。そ
の他の部分の構成と駆動回路の動作は、第1の実施の形
態のアクチエータ駆動回路と同じであるから、説明を省
略する。
【0068】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、請求項1
の発明に係る電気機械変換素子を使用したアクチエータ
における移動部材の位置検出機構では、駆動部材を導電
性材料で構成すると共に、移動部材の位置を検出する際
の基準位置に第1及び第2の電極を形成した駆動部材
と、駆動部材に電気的に接触する摺動電極を形成した移
動部材と、第1及び第2の電極と摺動電極との間の電気
抵抗に基づいて駆動部材上の移動部材の位置を検出する
検出手段とを備えたものであるから、従来の位置検出装
置のように複雑な部品を多数使用することなく、簡単な
構成で正確に、しかもコストを増加させることなく、移
動部材の位置を検出する位置検出機構を提供することが
できる。
【0069】請求項2の発明に係る電気機械変換素子を
使用したアクチエータにおける移動部材の位置検出機構
では、駆動部材を導電性材料で構成すると共に、移動部
材の位置を検出する際の基準位置に第1の電極を形成し
た駆動部材と、駆動部材に電気的に接触する摺動電極を
形成した移動部材と、第1電極と摺動電極との間の電気
抵抗に基づいて駆動部材上の移動部材の位置を検出する
検出手段とを備えたものであるから、従来の位置検出装
置のように複雑な部品を多数使用することなく、簡単な
構成で正確に、しかもコストを増加させることなく、移
動部材の位置を検出する位置検出機構を提供することが
できる。
【0070】請求項5の発明に係る電気機械変換素子を
使用したアクチエータにおける移動部材の位置検出方法
では、駆動部材を導電性材料で構成すると共に、移動部
材の位置を検出する際の基準位置に第1及び第2の電極
を形成し、移動部材には駆動部材に電気的に接触する摺
動電極を形成し、第1及び第2の電極と摺動電極との間
の電気抵抗に基づいて駆動部材上の移動部材の位置を検
出する検出方法であるから、従来の位置検出方法のよう
に複雑な部品を多数使用することなく、簡単な構成で正
確に、しかもコストを増加させることなく、移動部材の
位置を検出することができる。
【0071】請求項6の発明に係る電気機械変換素子を
使用したアクチエータにおける移動部材の位置検出方法
では、駆動部材を導電性材料で構成すると共に、移動部
材の位置を検出する際の基準位置に第1の電極を形成
し、移動部材には駆動部材に電気的に接触する摺動電極
を形成し、第1電極と摺動電極との間の電気抵抗に基づ
いて駆動部材上の移動部材の位置を検出する検出方法で
あるから、従来の位置検出方法のように複雑な部品を多
数使用することなく、簡単な構成で正確に、しかもコス
トを増加させることなく、移動部材の位置を検出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態のアクチエータの
構成を示す正面図。
【図2】図1に示すアクチエータのスライダ位置検出回
路の構成を説明する図。
【図3】図1に示すアクチエータの駆動回路のブロツク
図。
【図4】この発明の第2の実施の形態のアクチエータの
構成を示す正面図。
【図5】図4に示すアクチエータのスライダ位置検出回
路の構成を説明する図。
【図6】従来のアクチエータを分解した状態を示す斜視
図。
【図7】図6に示す従来のアクチエータの組み立てた状
態を示す斜視図。
【図8】アクチエータの圧電素子に印加する駆動パルス
の波形を説明する図。
【図9】従来のアクチエータの駆動回路のブロツク図。
【符号の説明】
10 アクチエータ 11 固定部材 12 圧電素子(電気機械変換素子) 13 駆動軸(駆動部材) 14 スライダ(移動部材) 15 第1電極 16 第2電極 17 摺動電極 18 電源 19 検出用抵抗 20 CPU 21 スライダ位置検出回路 22 粗動駆動回路 23 微動駆動回路 24 切換スイツチ 25 電圧増幅回路 31 スライダ位置検出回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機械変換素子と、電気機械変換素子
    に固着結合されて電気機械変換素子と共に変位する駆動
    部材と、該駆動部材に摩擦結合する移動部材とを備えた
    電気機械変換素子を使用したアクチエータにおける移動
    部材の位置検出機構であつて、 移動部材の位置を検出するための第1及び第2の基準位
    置にそれぞれ第1及び第2の電極が形成された導電性材
    料で構成された駆動部材と、 前記駆動部材に電気的に接触する摺動電極が形成された
    移動部材と、 前記第1及び第2の電極と摺動電極との間の電気抵抗に
    基づいて前記駆動部材上の移動部材の位置を検出する検
    出手段とを備えたことを特徴とする電気機械変換素子を
    使用したアクチエータにおける移動部材の位置検出機
    構。
  2. 【請求項2】 電気機械変換素子と、電気機械変換素子
    に固着結合されて電気機械変換素子と共に変位する駆動
    部材と、該駆動部材に摩擦結合する移動部材とを備えた
    電気機械変換素子を使用したアクチエータにおける移動
    部材の位置検出機構であつて、 移動部材の位置を検出するための基準位置に第1の電極
    が形成された導電性材料で構成された駆動部材と、 前記駆動部材に電気的に接触する摺動電極が形成された
    移動部材と、 前記第1電極と摺動電極との間の電気抵抗に基づいて前
    記駆動部材上の移動部材の位置を検出する検出手段とを
    備えたことを特徴とする電気機械変換素子を使用したア
    クチエータにおける移動部材の位置検出機構。
  3. 【請求項3】 前記駆動部材はカーボンで構成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電気機
    械変換素子を使用したアクチエータにおける移動部材の
    位置検出機構。
  4. 【請求項4】 前記駆動部材はカーボンを含有する合成
    樹脂で構成されていることを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の電気機械変換素子を使用したアクチエータ
    における移動部材の位置検出機構。
  5. 【請求項5】 電気機械変換素子と、電気機械変換素子
    に固着結合されて電気機械変換素子とともに変位する駆
    動部材と、該駆動部材に摩擦結合する移動部材とを備え
    た電気機械変換素子を使用したアクチエータにおける移
    動部材の位置検出方法において、 前記駆動部材は導電性材料で構成すると共に、移動部材
    の位置を検出するための第1及び第2の基準位置にそれ
    ぞれ第1及び第2の電極を形成し、 前記移動部材には駆動部材に電気的に接触する摺動電極
    を形成し、 前記第1電極及び第2電極と摺動電極の間の電気抵抗を
    測定することにより前記駆動部材上の移動部材の位置を
    検出することを特徴とする電気機械変換素子を使用した
    アクチエータにおける移動部材の位置検出方法。
  6. 【請求項6】 電気機械変換素子と、電気機械変換素子
    に固着結合されて電気機械変換素子とともに変位する駆
    動部材と、該駆動部材に摩擦結合する移動部材とを備え
    た電気機械変換素子を使用したアクチエータにおける移
    動部材の位置検出方法において、 前記駆動部材は導電性材料で構成すると共に、移動部材
    の位置を検出するための基準位置に第1の電極を形成
    し、 前記移動部材には駆動部材に電気的に接触する摺動電極
    を形成し、 前記第1電極と摺動電極の間の電気抵抗を測定すること
    により前記駆動部材上の移動部材の位置を検出すること
    を特徴とする電気機械変換素子を使用したアクチエータ
    における移動部材の位置検出方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6778482B1 (en) * 1999-03-02 2004-08-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Moving position detecting apparatus of a mobile element and a disk apparatus using the same
US7315164B2 (en) 2005-02-01 2008-01-01 Konica Minolta Opto, Inc. Drive unit provided with position detecting device
US20100295488A1 (en) * 2009-05-20 2010-11-25 Kazuhiro Shibatani Vibratory driving device
US8269397B2 (en) 2009-07-27 2012-09-18 Konica Minolta Opto, Inc. Vibratory driving device

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