JP2000205792A - 地雷処理ロボット - Google Patents

地雷処理ロボット

Info

Publication number
JP2000205792A
JP2000205792A JP11009072A JP907299A JP2000205792A JP 2000205792 A JP2000205792 A JP 2000205792A JP 11009072 A JP11009072 A JP 11009072A JP 907299 A JP907299 A JP 907299A JP 2000205792 A JP2000205792 A JP 2000205792A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
attachment
mine
robot body
weeds
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11009072A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Takasugi
正則 高杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP11009072A priority Critical patent/JP2000205792A/ja
Publication of JP2000205792A publication Critical patent/JP2000205792A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41HARMOUR; ARMOURED TURRETS; ARMOURED OR ARMED VEHICLES; MEANS OF ATTACK OR DEFENCE, e.g. CAMOUFLAGE, IN GENERAL
    • F41H11/00Defence installations; Defence devices
    • F41H11/12Means for clearing land minefields; Systems specially adapted for detection of landmines
    • F41H11/16Self-propelled mine-clearing vehicles; Mine-clearing devices attachable to vehicles
    • F41H11/28Self-propelled mine-clearing vehicles; Mine-clearing devices attachable to vehicles using brushing or sweeping means or dozers to push mines lying on a surface aside; using means for removing mines intact from a surface
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41HARMOUR; ARMOURED TURRETS; ARMOURED OR ARMED VEHICLES; MEANS OF ATTACK OR DEFENCE, e.g. CAMOUFLAGE, IN GENERAL
    • F41H11/00Defence installations; Defence devices
    • F41H11/12Means for clearing land minefields; Systems specially adapted for detection of landmines
    • F41H11/16Self-propelled mine-clearing vehicles; Mine-clearing devices attachable to vehicles
    • F41H11/20Self-propelled mine-clearing vehicles; Mine-clearing devices attachable to vehicles with ground-penetrating elements, e.g. with means for removing buried landmines from the soil
    • F41H11/26Self-propelled mine-clearing vehicles; Mine-clearing devices attachable to vehicles with ground-penetrating elements, e.g. with means for removing buried landmines from the soil the elements being rotary ground-penetrating elements

Abstract

(57)【要約】 【目的】 地雷源が雑草地帯である場合や、地雷が土中
に埋まっている場合にも、地雷を無人で安全かつ確実に
爆破処理する。 【構成】 地雷源を自走するロボット本体100に草刈
り用のアタッチメント200や土堀り用のアタッチメン
トを取付ける。ロボット本体100は、円筒形状をした
両側一対の枠体111,111を備え、枠体111,1
11をリモートコントロールにより独立に回転させるこ
とにより、地雷源を走破する。草刈り用のアタッチメン
ト200は、ロボット本体100を走行駆動源として前
進し、前部の切断部230で前方の雑草を刈り取り、後
部の収容部240へ搬送する。土堀り用のアタッチメン
トは、ロボット本体100を走行駆動源とし、ロボット
本体100の前方に連結される掻き取りローラにより前
方の地面を掘りながら前進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土中に埋設された
地雷を無人で安全に爆破処理する地雷処理ロボットに関
する。
【0002】
【従来の技術】東西冷戦の終結に伴い地域的な紛争が増
加し、その紛争後も紛争で使われた対人地雷による人的
被害が大きな国際問題になっている。この問題を解決す
るために、土中に埋設された対人地雷を国際的規模で処
理することが行われているが、従来の処理方法は安全
性、経済性の点から問題の多いものであった。
【0003】従来の代表的な地雷処理方法は、作業員が
金属探知器等で地雷を捜し出して信管を抜き取るかその
地雷を爆破するというものであるが、作業効率が低い上
に極めて危険である。安全な方法としては、ワイヤが取
付けられたロケットを地雷源に向けて発射し、そのワイ
ヤを地面に接触させて爆破処理するものが知られている
が、全ての地雷を処理するには非常に多くのロケットを
用いなければならず、経済性が極めて悪いものであっ
た。
【0004】このような状況に鑑みて、本出願人は安全
で効率が高く経済性も良好な無人自走式の地雷処理ロボ
ットを先に開発し、既に特許権も取得した(特許第25
16534号)。
【0005】この地雷処理ロボットは、円筒形状をした
両側一対の枠体を回転自在に同軸連結して構成された外
枠と、外枠の内部に設けられ、両側の枠体をリモートコ
ントロールにより独立に回転駆動して外枠を走行させる
本体とを基本構成要件とする一軸構造の自走ロボットで
ある。そして、円筒形状の両側の枠体を安全な場所から
遠隔操作して独立に回転駆動することにより、このロボ
ットは広い接地面積を確保しつつ地雷源を縦横無尽に自
走し、これにより地雷を効率よく安全確実に爆破処理す
ることができる。
【0006】かかる工夫により、地雷源の地形に関係な
く安全確実に地雷を爆破処理することが可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
工夫にもかかわらず、爆破処理の確実性は依然として不
十分であることが判明した。
【0008】即ち、地雷源が雑草地帯である場合、その
雑草により地雷処理ロボットの前進が阻まれるため、確
実な爆破処理が困難となる。事前に雑草を刈り取れば、
地雷処理ロボットは機能するが、その作業は危険この上
ない。雑草を刈り取るために作業者が地雷源に侵入した
のでは、地雷処理ロボットを使用することが無意味とな
る。従って、地雷源が雑草地帯である場合も、無人のま
ま安全確実に爆破処理を行うことが望まれる。
【0009】また、埋設されて何年も経た地雷は土中に
沈み込み、地雷処理ロボットによる地面のローリングだ
けでは爆破されさないものもある。従って、土中に沈み
込んだ地雷についても、無人のまま安全確実に爆破処理
を行うことが望まれる。
【0010】本発明はかかる事情に鑑みて創案されたも
のであり、爆破処理の確実性に一層優れ、しかも、経済
性に依然優れた地雷処理ロボットを提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る第1の地雷処理ロボットは、回転自在
に同軸連結された両側一対の円筒形状の枠体をリモート
コントロールにより独立に回転駆動することにより自走
する地雷処理用のロボット本体と、該ロボット本体に着
脱可能に取付けられ、該ロボット本体を走行駆動源とし
て前進しつつ、前部の切断部により進行方向前方の雑草
等を刈り取る草刈り用のアタッチメントとを具備してい
る。
【0012】また、本発明に係る第2の地雷処理ロボッ
トは、回転自在に同軸連結された両側一対の円筒形状の
枠体をリモートコントロールにより独立に回転駆動する
ことにより自走する地雷処理用のロボット本体と、該ロ
ボット本体に着脱可能に取付けられ、該ロボット本体を
走行駆動源として前進しつつ、前部の掻き取り部により
進行方向前方の地面を掘り起こす土堀り用のアタッチメ
ントとを具備している。
【0013】本発明に係る第1の地雷処理ロボットで
は、ロボット本体に草刈り用のアタッチメントを取付
け、自走させることにより、その進行の障害となる前方
の雑草等が自動的に刈り取られる。従って、地雷源が雑
草地帯である場合もロボットがスムーズに前進し、地雷
の爆破処理が行われる。ここにおけるアタッチメント
は、ロボット本体を走行駆動源として用いるので、安価
である。
【0014】アタッチメントの切断部としては、隣接す
る回転カッター間で雑草等を切断するよう、ロボット幅
方向に配列された複数の回転カッターと、前方へ鋸歯状
に突出して、隣接する回転カッター間に雑草等を集める
ガイドとを有するものが好ましい。これによれば、ロボ
ットの進行に伴って前方の雑草等が隣接する回転カッタ
ー間に集められ、切断されるので、効率よく刈り取りが
行われる。
【0015】アタッチメントは又、前部の切断部で刈り
取った雑草等を収容する収容部を後部に有し、切断部と
収容部の間に、刈り取った雑草等を後方へ搬送する搬送
部を有するものが好ましい。これによれば、刈り取った
雑草等が後部の収容部に搬送されるので、その雑草等が
ロボットの走行の障害となることがない。
【0016】また、本発明に係る第2の地雷処理ロボッ
トでは、ロボット本体に土堀り用のアタッチメントを取
付け、自走させることにより、ロボット本体の走行方向
前方で地面が掘り起こされ、その掘り起こされた部分を
ロボット本体が走行することになるので、土中に埋まっ
た地雷についても、これを確実に爆破処理することが可
能となる。ここにおけるアタッチメントは、ロボット本
体を走行駆動源として用いるので、安価である。
【0017】アタッチメントの掻き取り部としては、回
転軸の外面に多数の突起を植設した掻き取りローラが効
率的で好ましい。
【0018】言うまでもないが、草刈り用のアタッチメ
ントと土堀り用のアタッチメントは、ロボット本体に対
して共用され、付け替え可能である。この付け替えによ
り、ロボット本体は雑草地帯に対しても、また土中に埋
まった地雷に対しても適用可能となり、その大幅な機能
アップが図られる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係る地雷
処理ロボットの斜視図、図2は同地雷処理ロボットの模
式縦断側面図、図3は同地雷処理ロボットのロボット本
体の一部破断斜視図、図4は同ロボット本体の外枠の横
断平面図、図5は同ロボット本体の本体部の概略構成図
で平面図、図6は同ロボット本体の登坂状態を説明する
ための側面図である。
【0020】本実施形態に係る地雷処理ロボットは、図
1及び図2に示すように、ロボット本体100に草刈り
用のアタッチメント200を取付けたもので、本発明に
係る第1の地雷処理ロボットの具体例である。
【0021】ロボット本体100は、図3に示すよう
に、円筒形状の外枠110と、外枠110の内部に設け
られて当該外枠110を走行させる本体120と、本体
120の両側面に取付けられた両側一対のガイドバー1
30,130とを備えている。外枠110は、図4に示
すように、円筒形状をした両側一対の枠体111,11
1を、互いに独立して両方向に回転することができるよ
う、ジョイント部115により同軸連結した構造になっ
ている。
【0022】両側一対の枠体111,111は例えばF
RP等の樹脂からなり、それぞれの外周面には軸方向に
延びる多数のリブ112,112・・が周方向に等間隔
で形成されている。また、枠体111,111の各内周
面には、周方向に連続する3つのガイド溝113,11
3、114が軸方向に所定の間隔をあけて形成されてい
る。ジョイント部115は、両側に袖部を有するフラン
ジ状の本体116と、その両側の袖部に外嵌された両側
のベアリング117,117とを有しており、ベアリン
グ117,117を枠体111,111の各端部内に内
嵌させることにより、枠体111,111は回転自在に
同軸連結されて1つの外枠100を構成する。
【0023】外枠110の内面側に設けられた本体12
0は、図5に示すように、枠体111,111内に跨が
って配設されたケース121、及びケース121の両側
部に組み込まれた両側一対の駆動部122,122等か
らなる。各駆動部122は、ケース121に内蔵さたモ
ータ123と、モータ123によって同期駆動される4
つの駆動輪124,124・・と、ケース21の天井面
から上方へ突出して設けられた1つの保持輪125と、
モータ123をリモートコントロールするための受信部
126と、モータ123を駆動するためのバッテリー1
27とを有している。
【0024】4つの駆動輪124,124・・はゴム付
き車輪で、ケース121の底面4位置から下方に突出し
ている。左側の2つの駆動輪124,124は、枠体1
11の内周面に設けられた3つのガイド溝113,11
3,114のうちの左側のガイド溝113に嵌合してい
る。右側の2つの駆動輪124,124は、3つのガイ
ド溝113,113,114のうちの右側のガイド溝1
13に嵌合している。一方、保持輪125は駆動輪12
4,124・・と同様のゴム付き車輪で、中央のガイド
溝114に嵌合することにより、駆動輪124,124
・・をガイド溝113,113の底面に押し付ける。
【0025】また、4つの駆動輪124,124・・の
うち前側の2つの駆動輪124,124は車軸124′
により連結され、後側の2つの駆動輪124,124も
車軸124′により連結されている。そして、モータ2
3の回転が減速機128及びチェーン129を介して前
後の車軸124′,124′に伝達されることにより、
4つの駆動輪124,124は同方向に回転し、枠体1
11を回転させる。
【0026】本体120の両側面に取付けられた両側一
対のガイドバー130,130は、いずれも外枠110
の側方に位置し、且つ枠体111の中心軸に直角な水平
棒である。各ガイドバー130は、枠体111の外径よ
り十分に大きい長さを有し、中央部が枠体111のほぼ
軸心部に位置するように、その中央部が本体120のケ
ース121の側面に支持部材131を介して着脱可能に
ねじ止めされている。これにより、各ガイドバー130
の両端部は、枠体111の外面位置から外枠110の進
行方向前後に同じ長さだけ突出している。
【0027】ロボット本体100に取付けられる草刈り
用のアタッチメント200は、前面及び上面が開放した
箱型の車両である。車両の下面には前後の車輪210,
210が取付けられると共に、ロボット本体100が嵌
合する凹部220が、車輪210,210の間に位置し
て設けられている。
【0028】アタッチメント200をロボット本体10
0に載せると、両者は合体する。アタッチメント200
の凹部220内でロボット本体100が自走することに
より、アタッチメント200はロボット本体100に押
されて前後に走行する。アタッチメント200の横幅と
ロボット本体100の横幅はほぼ等しい。これにより、
両側のガイドバー130,130はアタッチメント20
0の両側に突出することになる。
【0029】アタッチメント200の最前部は、地面に
生えた雑草等を切断する切断部230である。アタッチ
メント200の凹部220より後方は、切断された雑草
等を収容する収容部240である。切断部230と収容
部240の間には、切断された雑草等を収容部240へ
搬送する搬送部250が設けられている。
【0030】切断部230は、アタッチメント200の
車幅方向に等間隔で配置された複数の回転カッター23
1,321・・と、アタッチメント200の底板を前方
へ鋸歯状に突出させて形成したガイド232とを備えて
いる。複数の回転カッター231,321・・は、ガイ
ド232の複数の突出部233、233・・の付け根部
上に取付けられ、同方向に回転する。複数の回転カッタ
ー231,321・・によれば、隣接する突出部23
3,233の間で隣接する2つの回転カッター231,
231により雑草等が切断される。
【0031】各回転カッター231はモータ付きで、そ
のモータはロボット本体100と共にリモートコントロ
ールされる。モータを駆動するバッテリーはアタッチメ
ント200に搭載されているが、ロボット本体100内
のバッテリー127を利用することも可能である。
【0032】搬送部250は、切断部230の後方から
凹部220上にかけて張設された無端ベルト251を備
えている。無端ベルト251を支持する複数のローラ2
52,252・・の少なくとも一つは駆動ローラであ
る。駆動ローラは両端部内にモータを内蔵している。各
モータは駆動ローラ内に固定され、出力軸に取付けられ
た弾性ローラを駆動ローラの内面に押し付けることによ
り、外側の駆動ローラを回転させる。各モータは、回転
カッター231の駆動モータと共にリモートコントロー
ルされる。モータを駆動するバッテリーはアタッチメン
ト200に搭載されているが、ロボット本体100内の
バッテリー127を利用することも可能である。
【0033】次に、本実施形態に係る地雷処理ロボット
の使用方法について説明する。
【0034】地雷源が雑草地帯でない場合は、ロボット
本体100に草刈り用のアタッチメント200を取付け
ない。即ち、ロボット本体100を単独で使用する。こ
の場合のロボット本体100の使用方法は以下の通りで
ある。
【0035】ロボット本体100を地雷源の手前の安全
な場所に置き、オペレータがその安全な場所からリモー
トコントロールを行うことにより、ロボット本体100
を地雷源に進入させる。
【0036】ここで、本体120に設けられた両側の駆
動部122,122を同時に正方向に作動させると、外
枠110を構成する両側の枠体111,111は正方向
に同期回転する。従って、ロボット本体100(外枠1
10)は前進する。両側の駆動部122,122を同時
に逆方向に作動させると、両側の枠体111,111は
逆方向に同期回転する。従って、ロボット本体100
(外枠110)は後退する。
【0037】一方の駆動部122を正方向に作動させ、
他方の駆動部122を停止した場合は、ロボット本体1
00(外枠110)は停止側へ大回りする。一方の駆動
部122を正方向に作動させ、他方の駆動部122を逆
方向に作動させた場合は、ロボット本体100(外枠1
10)は逆転側へ小回りする。
【0038】これらの組合せにより、ロボット本体10
0は単独で地雷源を縦横無尽に自走し、地雷を踏んで爆
破させる。
【0039】地雷源の地形が比較的水平な場合は、両側
のガイドバー130,130はほぼ水平となり、両端部
を地面から十分に浮かせた状態となる。このため、ガイ
ドバー130,130がロボット本体100の走行の障
害になることはない。ロボット本体100が急な上り坂
を走行するときは、図6に示すように、本体120は空
転しようとして後方に傾斜する。このため、ガイドバー
130,130の後端部が傾斜した地面に接触する。そ
の結果、本体120の空転が阻止される。しかも、ロボ
ット本体100(外枠110)の上り坂での後退が阻止
されると共に、ガイドバー130,130を介して地面
から受ける反力により、枠体111,111の接地力が
増大し、登坂力が大きくなる。従って、起伏の急な荒れ
地でも自在な走行が可能になる。
【0040】地雷源が雑草地帯である場合は、その雑草
が行く手を阻むため、ロボット本体100の単独走行は
困難になる。そこで、ロボット本体100に草刈り用の
アタッチメント200を取付ける。この取付け操作は、
ロボット本体100にアタッチメント200を載せるだ
けであるので非常に簡単である。
【0041】アタッチメント200の取付けが終わる
と、複数の回転カッター231,231・・及び無端ベ
ルト251を作動させながら、ロボット本体100を上
記と同様に自走させる。ロボット本体100が自走する
と、これに押されてアタッチメント200も走行する。
即ち、ロボット本体100及びアタッチメント200は
一体となって自走する。
【0042】走行方向前方に雑草があると、アタッチメ
ント200の最前部に設けられたガイド232がその雑
草に当たる。ガイド232は前方へ鋸歯状に突出してい
る。このため、前方の雑草は、ガイド232の隣接する
突出部233,233間に侵入し、小さく束ねられて隣
接する回転カッター231,231間へ送られる。従っ
て、前方の雑草はアタッチメント200の車幅方向に配
列された複数の回転カッター231,231・・により
殆ど残りなく刈り取られる。
【0043】刈り取られた雑草は、無端ベルト251に
より凹部220の上を越えて後方の収容部240に逐次
搬送される。
【0044】このように、アタッチメント200を取付
けることにより、走行方向前方の雑草が刈り取られる。
このため、地雷源が雑草地帯である場合も、ロボット本
体100がスムーズに走行し、その走行中にロボット本
体100が地雷を踏むことにより、その地雷が爆破処理
される。
【0045】地雷の爆破に伴いアタッチメント200は
ロボット本体100と共に破壊されるが、アタッチメン
ト200は走行駆動源を持たず、安価であるので、アタ
ッチメント200の使用による処理コストの増大は僅か
である。アタッチメント200のコストを抑えるため
に、アタッチメント200内のモータを駆動するバッテ
リーやリモートコントロール機構は、ロボット本体10
0内のものを利用するのが有利である。
【0046】また、アタッチメント200を取付けた状
態でも、ロボット本体100がガイドバー130,13
0を備えているため、急坂での登坂が可能である。
【0047】図7は本発明の他の実施形態に係る地雷処
理ロボットの斜視図、図8は同地雷処理ロボットの模式
縦断側面図である。
【0048】本実施形態に係る地雷処理ロボットは、ロ
ボット本体100に土堀り用のアタッチメント300を
取付けたもので、本発明に係る第2の地雷処理ロボット
の具体例である。ロボット本体100は、先の実施形態
に係る地雷処理ロボットに使用されているロボット本体
100からガイドバー130,130を取り外したもの
であり、ガイドバー130,130の有無を除けば、両
方のロボット本体は同一である。
【0049】土堀り用のアタッチメント300は、ロボ
ット本体100の前方に連結される掻き取りローラ31
0と、掻き取りローラ310をロボット本体100の前
方に連結するための両側一対の連結バー320,320
と、掻き取りローラ310を上方から覆うカバー330
とを備えている。
【0050】掻き取りローラ310は、連結バー32
0,320の先端部間に回転自在に支持された円筒形状
の回転軸311の外面に多数本の細棒からなる突起31
2,312・・を植設した構造になっている。回転軸3
11の両端部内にはモータが内蔵されている。モータは
回転軸311内に固定され、出力軸に取付けられた弾性
ローラを回転軸311の内面に押し付けることにより、
円筒形状の回転軸311を回転させる。モータは、ロボ
ット本体100と共にリモートコントロールされる。モ
ータを駆動するバッテリーはアタッチメント300に搭
載することも可能であるが、ここではロボット本体10
0のバッテリー127を利用する。
【0051】連結バー320,320は、先端部間に円
筒形状の回転軸311を回転自在に支持する。連結バー
320,320の後端部は、ロボット本体100の本体
120両側面に着脱可能に結合される。これにより、ア
タッチメント300は、ロボット本体100に簡単に取
付けることができ、またロボット本体100から取り外
すことができる。
【0052】本実施形態に係る地雷処理ロボットの使用
方法は以下の通りである。
【0053】埋設されて何年も経た地雷は土中に沈み込
み、ロボット本体100による地面のローリングだけで
は爆破されない場合がある。このような場合、ロボット
本体100に土堀り用のアタッチメント300を取付け
る。そして、掻き取りローラ310を回転させながらロ
ボット本体100を自走させる。
【0054】ロボット本体100を自走させることによ
り、掻き取りローラ310はロボット本体100に押さ
れ、回転しながらロボット本体100の前方を走行す
る。掻き取りローラ310が回転すると、地面が所定深
さ掘り下げられる。その掘り下げられた地面の上をロボ
ット本体100が走行することにより、土中に沈み込ん
だ地雷についても、無人のまま安全確実に爆破処理を行
うことが可能となる。
【0055】地雷の爆破に伴いアタッチメント300は
ロボット本体100と共に破壊されるが、アタッチメン
ト300は走行駆動源を持たず、安価であるので、アタ
ッチメント300の使用による処理コストの増大は僅か
である。アタッチメント300のコストを抑えるため
に、アタッチメント300内のモータを駆動するバッテ
リーやリモートコントロール機構は、ロボット本体10
0内のものを利用するのが有利である。
【0056】アタッチメント300は又、ロボット本体
100の本体120に連結され、本体120の空転を阻
止することにより、ガイドバー130,130として機
能する。従って、アタッチメント300を使用する場合
は、ガイドバー130,130は不用となる。
【0057】草刈り用のアタッチメント200と土堀り
用のアタッチメント300は、ロボット本体100に対
して共用され、付け替え可能である。この付け替えによ
り、ロボット本体100は雑草地帯に対しても、また土
中に埋まった地雷に対しても適用可能となり、その大幅
な機能アップが図られる。また、ガイドバー130,1
30もロボット本体100に必要に応じて取付けること
ができ、その取付けにより、地形を問わず爆破処理が可
能となる。
【0058】
【発明の効果】以上に説明の通り、本発明に係る第1の
地雷処理ロボットは、ロボット本体に草刈り用のアタッ
チメントを取付ける構成としたことにより、地雷源が雑
草地帯である場合もロボットがスムーズに前進するの
で、地雷を確実に爆破処理することができる。
【0059】また、本発明に係る第2の地雷処理ロボッ
トは、ロボット本体に土堀り用のアタッチメントを取付
ける構成としたことにより、ロボット本体の走行方向前
方で地面が掘り起こされ、その掘り起こされた部分をロ
ボット本体が走行することになるので、土中に埋まった
地雷についても、これを確実に爆破処理することができ
る。
【0060】いずれの地雷処理ロボットにおいても、ア
タッチメントはロボット本体を走行駆動源として用いる
ので、安価である。従って、アタッチメントを使用する
ことによるコスト増は僅かである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る地雷処理ロボットの斜
視図である。
【図2】同地雷処理ロボットの模式縦断側面図である。
【図3】同地雷処理ロボットのロボット本体の一部破断
斜視図である。
【図4】同ロボット本体の外枠の横断平面図である。
【図5】同ロボット本体の本体部の概略構成図で平面図
である。
【図6】同ロボット本体の登坂状態を説明するための側
面図である。
【図7】本発明の他の実施形態に係る地雷処理ロボット
の斜視図である。
【図8】同地雷処理ロボットの模式縦断側面図である。
【符号の説明】
100 ロボット本体 110 外枠 111 枠体 115 ジョイント部 120 本体 130 ガイドバー 200 草刈り用のアタッチメント 230 切断部 321 回転カッター 322 ガイド 240 収容部 250 搬送部 251 無端ベルト 300 土堀り用のアタッチメント 310 掻き取りローラ 320 連結バー 330 カバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に同軸連結された両側一対の円
    筒形状の枠体をリモートコントロールにより独立に回転
    駆動することにより自走する地雷処理用のロボット本体
    と、該ロボット本体に着脱可能に取付けられ、該ロボッ
    ト本体を走行駆動源として前進しつつ、前部の切断部に
    より進行方向前方の雑草等を刈り取る草刈り用のアタッ
    チメントとを具備することを特徴とする地雷処理ロボッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記アタッチメントの切断部は、隣接す
    る回転カッター間で雑草等を切断するよう、ロボット幅
    方向に配列された複数の回転カッターと、前方へ鋸歯状
    に突出して、隣接する回転カッター間に雑草等を集める
    ガイドとを有することを特徴とする請求項1に記載の地
    雷処理ロボット。
  3. 【請求項3】 前記アタッチメントは、前部の切断部で
    刈り取った雑草等を収容する収容部を後部に有し、切断
    部と収容部の間に、刈り取った雑草等を後方へ搬送する
    搬送部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載
    の地雷処理ロボット。
  4. 【請求項4】 回転自在に同軸連結された両側一対の円
    筒形状の枠体をリモートコントロールにより独立に回転
    駆動することにより自走する地雷処理用のロボット本体
    と、該ロボット本体に着脱可能に取付けられ、該ロボッ
    ト本体を走行駆動源として前進しつつ、前部の掻き取り
    部により進行方向前方の地面を掘り起こす土堀り用のア
    タッチメントとを具備することを特徴とする地雷処理ロ
    ボット。
  5. 【請求項5】 前記アタッチメントの掻き取り部は、回
    転軸の外面に多数の突起を植設した掻き取りローラであ
    ることを特徴とする請求項4に記載の地雷処理ロボッ
    ト。
JP11009072A 1999-01-18 1999-01-18 地雷処理ロボット Pending JP2000205792A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11009072A JP2000205792A (ja) 1999-01-18 1999-01-18 地雷処理ロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11009072A JP2000205792A (ja) 1999-01-18 1999-01-18 地雷処理ロボット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000205792A true JP2000205792A (ja) 2000-07-28

Family

ID=11710416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11009072A Pending JP2000205792A (ja) 1999-01-18 1999-01-18 地雷処理ロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000205792A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100390829B1 (ko) * 2001-05-21 2003-07-12 아세아종합기계 주식회사 보행형 습지 예취장치
JP2005329745A (ja) * 2004-05-18 2005-12-02 Fuji Heavy Ind Ltd 地雷処理装置の車体構造
JP2006029688A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Nec Network & Sensor Systems Ltd 地雷除去装置
DE10215220B4 (de) * 2002-04-06 2006-09-07 Rheinmetall Landsysteme Gmbh Minensuch- und Räumsystem für Landminen
JP2017532094A (ja) * 2014-09-30 2017-11-02 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd 銃弾収集ロボット及びその銃弾収集装置、及び射撃ゲームシステム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100390829B1 (ko) * 2001-05-21 2003-07-12 아세아종합기계 주식회사 보행형 습지 예취장치
DE10215220B4 (de) * 2002-04-06 2006-09-07 Rheinmetall Landsysteme Gmbh Minensuch- und Räumsystem für Landminen
JP2005329745A (ja) * 2004-05-18 2005-12-02 Fuji Heavy Ind Ltd 地雷処理装置の車体構造
JP2006029688A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Nec Network & Sensor Systems Ltd 地雷除去装置
JP4511887B2 (ja) * 2004-07-16 2010-07-28 Necネットワーク・センサ株式会社 地雷除去装置
JP2017532094A (ja) * 2014-09-30 2017-11-02 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd 銃弾収集ロボット及びその銃弾収集装置、及び射撃ゲームシステム
US10209039B2 (en) 2014-09-30 2019-02-19 SZ DJI Technology Co., Ltd. Bullet collecting robot, bullet collecting device thereof and shooting game system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6774597B1 (en) Apparatus for obstacle traversion
KR100270446B1 (ko) 결구야채 수확기
JP2000205792A (ja) 地雷処理ロボット
US6481326B2 (en) Cutting assembly and related apparatuses
CN113243275B (zh) 一种竹子采伐机器人
US4237681A (en) Multiple-row tobacco harvesting machine
US2688224A (en) Self-propelled rotary type mowing machine
JP2862861B1 (ja) 地雷処理ロボット
KR102378861B1 (ko) 유압 제어로 구동되는 지중 작물 수확장치
US7174660B2 (en) Snow removing machine
JP3683771B2 (ja) 地雷・灌木等処理装置
KR20160004308U (ko) 제초기 및 관리기가 결합과 분리가 가능한 무한궤도 운반기
SE9501898L (sv) Minröjningssystem
CN216034744U (zh) 便于在丘陵山地下行进的履带车用防卷杂物阻碍的履带
JP3192590B2 (ja) 移動農機のトレッド調整装置
JPH0748029Y2 (ja) 茶葉全面摘採機における茶葉搬送装置
JP2681052B2 (ja) 農作物用収穫機
JP4248702B2 (ja) マルチフィルム回収機能のある茎葉引抜機
JP4532882B2 (ja) 刈取装置
KR200220820Y1 (ko) 전복 주행이 가능한 방사형 바퀴 배열 자주차
JP2001269003A (ja) 残幹処理装置
CN113511277A (zh) 便于在丘陵山地下行进的履带车用防卷杂物阻碍的履带
BR102022013833A2 (pt) Equipamento encarregado de recolher e direcionar cachos de palma de óleo
JPH0137402Y2 (ja)
JPH0563565B2 (ja)